JP2006203694A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓄積先ディレクトリ内のファイル数が増加した場合であっても、ファイル名が重複することなく外部装置に確実に送信するとともに、装置自体のメモリ及び処理時間への影響が少ない通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る通信装置の一例であるINFAX(例えば1A)からファイルをファイルサーバ3へ転送する場合に、転送したいファイルのファイル名を指定したRNFRコマンドをファイルサーバ3に対して実行する。RNFRコマンドは、オペランドであるファイル名がファイルサーバ3に存在する場合には正常終了するが、ファイル名が存在しない場合にはエラー終了することから、ファイルサーバ3からのレスポンスによって、ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3にすでに存在するか否かを判定することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係る通信装置の一例であるINFAX(例えば1A)からファイルをファイルサーバ3へ転送する場合に、転送したいファイルのファイル名を指定したRNFRコマンドをファイルサーバ3に対して実行する。RNFRコマンドは、オペランドであるファイル名がファイルサーバ3に存在する場合には正常終了するが、ファイル名が存在しない場合にはエラー終了することから、ファイルサーバ3からのレスポンスによって、ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3にすでに存在するか否かを判定することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファイルをインターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信網を介してサーバのような外部装置へ送信する通信装置に関する。
近年、独自に構築されてきた種々のネットワークを相互に接続した大規模ネットワーク(以下、インターネット)が種々の分野で利用されている。インターネットは、電話網などと異なり、インターネットに接続するまでの費用を負担すれば、日本国内だけでなく外国のコンピュータなどと通信することができる。そこで、画像データのようなファイルを通信網を介してサーバに送信(転送)し、サーバにてファイルを管理する管理システムが実用化されている。
ところで、サーバにファイルを蓄積(記憶)する場合、蓄積先ディレクトリ内に同名のファイルがすでに存在しているときにはファイルが上書きされてしまうため、指定したファイル名と同名のファイルがサーバに存在しているか否かをチェックする必要がある。そこで、同名のファイルがすでに存在しているときに、上書きとデータの追加とを選択自在にした文書管理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−192500号公報
従来の通信装置100は、図5に示すように、FTPサーバ110のファイル・ディレクトリ名の一覧(リスト)101Aを取得してメモリ101に記憶し、メモリ101に記憶したファイル・ディレクトリ名のリスト101Aを検索して、送信対象のファイルと同名のファイルが存在していないか否かを判定する必要があった。したがって、蓄積先ディレクトリ内のファイル数の増加にともなって、リスト101Aを格納するメモリ101のサイズを確保する必要があり、さらにファイル名の検索にも多大の時間を要してしまう。また、確保すべきメモリサイズを予め予測することは極めて困難である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、蓄積先ディレクトリ内のファイル数が増加した場合であっても、ファイル名が重複することなく確実にファイルを送信できるとともに、装置自体のメモリ及び処理時間への影響が少ない通信装置の提供を目的とする。
第1発明に係る通信装置は、ファイルを外部装置へ送信する送信手段を備える通信装置において、前記ファイルのファイル名を受け付け、受け付けたファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在する場合には該ファイルが指定され、存在しない場合にはエラーが返答される指定コマンドを前記外部装置に対して実行する手段を備え、前記送信手段は、前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答された場合に、前記ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
第1発明にあっては、ファイルを外部装置へ送信するに際して、送信しようとするファイルのファイル名を受け付け、受け付けたファイル名と同名のファイルが外部装置に存在しない場合にはエラーが返答される指定コマンド(例えば、FTPのRNFRコマンド)を外部装置に対して実行する。そして、指定コマンドに対して外部装置からエラーが返答された場合は、送信対象のファイルと同名のファイルが外部装置に存在しないことになるので、そのファイル名で外部装置へファイルを送信する。このように、通信装置は、指定コマンドを外部装置に対して実行し、その返答に基づいて、送信対象のファイルと同名のファイルが外部装置に存在するか否かを判定することができるので、外部装置に蓄積されているファイルのファイル名一覧の取得、及び検索の実行が不必要となり、通信装置側での処理が極めて簡単になる。指定コマンドは、例えばFTPの場合、オペランドで指定されたファイル名(ここでは、送信対象のファイル名)と同名のファイルが外部装置に存在する場合には正常終了するが、送信対象のファイル名と同名のファイルが存在しない場合にはエラー終了するRNFRコマンドのことである。
第2発明に係る通信装置は、第1発明において、前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名と異なる別ファイル名を受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在しない場合には前記指定コマンドで指定したファイルのファイル名が前記別ファイル名に変更され、存在する場合にはエラーが返答される変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段と、前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記指定コマンドで指定したファイルに対して、前記別ファイル名から前記ファイル名へ変更する変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段とを備え、前記別ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
第2発明にあっては、指定コマンドに対して外部装置からエラーが返答されなかった場合は、受け付けたファイル名と同名のファイルが外部装置に存在していることになるので、そのファイル名で外部装置に送信すれば、すでに外部装置に存在しているファイルが上書きされてしまうことから、受け付けたファイル名と異なる別ファイル名をさらに受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが外部装置に存在しない場合には指定コマンドで指定した外部装置側のファイルのファイル名が別ファイル名に変更され、受け付けたファイル名と同名のファイルが外部装置に存在する場合にはエラーが返答される変名コマンド(例えば、FTPのRNTOコマンド)を外部装置に対して実行する。変名コマンドに対して外部装置からエラーが返答されなかった場合は、外部装置に存在していたファイルのファイル名が別ファイル名に変更されたことになるので、変名コマンドの実行前の状態では、外部装置には別ファイル名のファイルが存在していなかったと判断することができる。そこで、指定コマンドで指定した外部装置のファイルに対して変名コマンドを実行してファイル名を元に戻し、送信対象のファイルを別ファイル名で外部装置へ送信する。
第3発明に係る通信装置は、第1発明において、前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名と異なる別ファイル名を受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在しない場合には前記指定コマンドで指定したファイルのファイル名が前記別ファイル名に変更され、存在する場合にはエラーが返答される変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段と、前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
第3発明にあっては、指定コマンドに対して外部装置からエラーが返答されなかった場合は、受け付けたファイル名と同名のファイルが外部装置に存在していることになるので、そのファイル名で外部装置に送信すれば、すでに外部装置に存在しているファイルが上書きされてしまうことから、受け付けたファイル名と異なる別ファイル名をさらに受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが外部装置に存在しない場合には指定コマンドで指定した外部装置側のファイルのファイル名が別ファイル名に変更され、受け付けたファイル名と同名のファイルが外部装置に存在する場合にはエラーが返答される変名コマンド(例えば、FTPのRNTOコマンド)を外部装置に対して実行する。変名コマンドに対して外部装置からエラーが返答されなかった場合は、外部装置に存在していたファイルのファイル名が別ファイル名に変更されたことになるので、変名コマンドの実行後の状態では、外部装置にはファイル名が空きになる、つまり、ファイル名と同名のファイルが存在しないと判断することができ、送信対象のファイルを当初のファイル名で外部装置へ送信する。
第4発明に係る通信装置は、第2発明又は第3発明において、前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答された場合に、前記指定コマンドで指定したファイルに対して、前記ファイル名及び前記別ファイル名と異なるファイル名へ変更する変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段を備えることを特徴とする。
第4発明にあっては、変名コマンドに対して外部装置からエラーが返答された場合は、変名しようとした別ファイル名と同名のファイルが外部装置に存在していることになるので、この別ファイル名で外部装置に送信すれば、すでに外部装置に存在している別ファイル名のファイルが上書きされてしまうことから、指定コマンドで指定したファイルに対して、さらに異なるファイル名へ変更する変名コマンドを外部装置に対して実行する。このようにして、外部装置に存在しないファイル名の検索を繰り返することで、ファイル名が重複することなく確実にファイルを外部装置に送信することができる。
本発明によれば、蓄積先ディレクトリ内のファイル数が増加した場合であっても、従来のように、ファイル・ディレクトリ名のリストを取得してメモリに記憶し、メモリに記憶したファイル・ディレクトリ名のリストを検索する必要がなく、ファイル名が重複することなく確実にファイルを送信できるとともに、リストを格納するためのメモリは不要であるとともに、装置自体の処理が極めて簡単になるなど、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る通信装置の一例であるインターネットファクシミリ装置が接続された態様の通信ネットワーク構成を示す模式図である。1A,1B,1Cは、本発明に係る通信装置の一例であるインターネットファクシミリ装置(以下、INFAX)である。
図1は本発明に係る通信装置の一例であるインターネットファクシミリ装置が接続された態様の通信ネットワーク構成を示す模式図である。1A,1B,1Cは、本発明に係る通信装置の一例であるインターネットファクシミリ装置(以下、INFAX)である。
LAN2Aには、INFAX1A,1B、ファイルサーバ3、パーソナルコンピュータ(以下、PC)4A、メールサーバ5A、ルータ6Aなどが接続されており、INFAX1A,1B、PC4Aは、メールサーバ5Aを介して相互に電子メールによる通信(送信、受信)が可能なように構成されている。また、INFAX1A,1Bは、LAN2Aを通じてファイルサーバ3にデータを転送(送信、受信)できるように構成されている。さらに、LAN2Aはルータ6Aを介してインターネットINに接続されており、INFAX1A,1B、ファイルサーバ3、PC4Aは、インターネットINに接続された後述の各種機器との通信が可能である。
インターネットINには、LAN2Aと同様に、ルータ6Bを介してLAN2Bが接続されている。LAN2Bには、INFAX1C、PC4B、メールサーバ5B、ルータ6Bなどが接続されており、INFAX1C、PC4Bは、メールサーバ5Bを介して相互に電子メールによる通信が可能なように構成されている。また、INFAX1Cは、インターネットINを通じてファイルサーバ3にデータを転送(送信、受信)できるように構成されている。
さらに、INFAX1A,1B,1C(以下、区別が不要な場合にはINFAX1とすることもある)は、公衆電話回線網PSTNを通じて相互に接続されており、公衆電話回線網PSTNを用いた従来のファクシミリ装置としても利用可能であり、図1においては、従来のファクシミリ装置であるG3FAX7が公衆電話回線網PSTNにさらに接続されている態様を示している。
図2は本発明に係る通信装置の一例であるインターネットファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。本発明に係る通信装置であるINFAX1は、CPUで構成された制御部10を備えている。制御部10はROM11、RAM12、読取部13、コーデック14、画像メモリ15、記録部16、操作部17、表示部18、LANインターフェイス(以下、LANIF)19、モデム20、回線制御部(以下、NCU)21と接続され、これら各部を制御し、ROM11に予め格納されているコンピュータプログラムに従って種々の機能を実行し、各部と連携して又は単独で本発明における各種の手段として機能する。RAM12は、制御部10によるコンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶するもので、例えばDRAM、フラッシュメモリなどにより構成される。
読取部13はCCDなどを利用したスキャナであり、原稿台にセットされた原稿を読み取ってデータ化を行う。原稿読み取り時のスキャナ方式としてはADF(Automatic Document Feeder)方式,FBS(Flat Bed Scanner)方式があるがいずれでもよい。コーデック14は、読取部13にて読み取ったデータを所定形式の画像データに変換(符号化)し、画像メモリ15に記憶する。コーデック14の符号化方式として、例えば、1次元符号化方式であるMH(Modified Huffman),2次元符号化方式であるMR(Modified READ),又はMRを一部改良したMMR(Modified Modified READ)などの符号化方式がファクシミリ通信の規格により定められている。
記録部16は、電子写真方式のようなプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信した画像データ、及び通信ネットワークにより受信した画像データをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。
操作部17は、INFAX1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキーなどを備え、利用者による各種操作及び設定は、この操作部17から行われる。表示部18は、液晶表示装置(LCD)のような表示装置であり、INFAX1の動作状態を表示し、さらには、送信する原稿の画像データ、受信した画像データなどの表示を行う。なお、表示部18をタッチパネル方式とすることにより、操作部17の各種キーの内の一部又は全部を代用することも可能である。
LANIF19は、INFAX1(例えば1A)がLAN(2A)を介して他のINFAX1(1B)、ファイルサーバ(3)、PC(4A)、メールサーバ(5A)と通信を行うためのインターフェイスであり、制御部10と協業して、電子メールの送受信処理を行ったり、ファイルサーバ3との間で画像データのようなファイルを転送する際の手段として動作する。またルータ(6A)を介してインターネットINとも接続され、他のINFAX1(1C)、PC(4B)、メールサーバ(5B)と通信を行うこともできる。
モデム20は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムにより構成されている。モデム20にはNCU21が直接的に接続されており、NCU21は、公衆電話回線網PSTNに対する接続又は切断を行い、必要に応じてモデム20を公衆電話回線網PSTNに接続し、INFAX1と外部のファクシミリ装置(例えばG3FAX7)との間のファクシミリ通信の制御を行う。
次に、本発明に係る通信装置が行う動作について説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る通信装置が行う処理手順を示すフローチャートである。
INFAX1は、ファイルをファイルサーバ3に転送(アーカイブ)する場合、アーカイブしたいファイルの名称(ファイル名)を受け付ける(ステップS1)。そして、INFAX1は、FTPコマンドである“RNFR ファイル名”コマンドを実行し(ステップS2)、RNFR ファイル名”コマンドに対してエラーが発生したか否かを判定する(ステップS3)。
RNFRコマンドは、ファイルサーバ3上のファイルのファイル名を変更する場合に実行して、受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在する場合には、そのファイルを指定して正常終了するが、受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在しない場合には異常(エラー)終了して、エラーをINFAX1に返答することから、ファイルサーバ3からのレスポンスによって、アーカイブしたいファイルのファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在しているか否かを判断することができる。
S3においてエラーが発生した場合(S3:YES)、S1にて受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在しないことになるので、INFAX1は、“STOR ファイル名”コマンドを実行して、S1にて受け付けたファイル名でファイルをファイルサーバ3にアーカイブする(ステップS4)。そして、INFAX1は、S1にて受け付けたファイル名でファイルサーバ3にアーカイブされたことを表示部18に表示して利用者に通知する(ステップS5)。
一方、S3においてエラーが発生しなかった場合(S3:NO)、S1にて受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在していることになるので、このファイル名でファイルをファイルサーバ3にアーカイブすれば、ファイルサーバ3にすでに存在しているファイルが上書きされることになる。そこで、INFAX1は、日時情報を取得して(ステップS6)、S1にて受け付けたファイル名に日時情報を付加した一時ファイル名を生成する(ステップS7)。そして、INFAX1は、“RNTO 一時ファイル名”コマンドを実行し(ステップS8)、“RNTO 一時ファイル名”コマンドに対してエラーが発生したか否かを判定する(ステップS9)。
RNTOコマンドは、RNFRコマンドとペアで用いられ、一時ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在いない場合には、RNFRコマンドで指定されたファイルのファイル名を一時ファイル名に変更して正常終了するが、一時ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在する場合には異常(エラー)終了して、エラーをINFAX1に返答することから、ファイルサーバ3からのレスポンスによって、一時ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在しているか否かを判断することができる。
S9においてエラーが発生しなかった場合(S9:NO)、ファイルサーバ3に存在していたファイルのファイル名が一時ファイル名に変更されたことになるので、RNTOコマンドの実行前の状態では、ファイルサーバ3には一時ファイル名のファイルが存在していなかったと判断することができる。そこで、INFAX1は、“RNFR 一時ファイル名”コマンド及び“RNTO ファイル名”コマンドを実行して、ファイルサーバ3のファイルを元のファイル名に変名する(ステップS10)。そして、INFAX1は、“STOR 一時ファイル名”コマンドを実行して、ファイルを一時ファイル名でファイルサーバ3にアーカイブする(ステップS11)。そして、INFAX1は、S7にて生成した一時ファイル名でファイルサーバ3にアーカイブされたことを表示部18に表示して利用者に通知する(ステップS12)。
一方、S9においてエラーが発生した場合(S9:YES)、S7にて生成した一時ファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在していることになるので、この一時ファイル名でファイルサーバ3にアーカイブすれば、ファイルサーバ3にすでに存在しているファイルが上書きされることになる。そこで、エラーが発生した場合はファイル名が変更されずに終了することから、INFAX1は処理をS2に戻す。このように、処理を繰り返すことにより、日時情報が更新され、ファイルサーバ3に存在しない一時ファイル名をS7にて生成することができる。なお、日時情報としては、例えば通常1/100秒単位での情報を取得することが可能であり、上述した処理を繰り返すことによって処理時間が経過して日時情報が変更される。また、S9にてエラーが発生した場合、ウェイト処理を行って意図的に日時情報を変更するようにしてもよい。
以上詳述したように、本実施形態では、S1にて受け付けたファイル名、又はそのファイル名を含む一時ファイル名でアーカイブされることから、ファイルサーバ3に登録されている複数のファイルから、ファイル名をキーワードとして目的のファイルを容易に検索することができる。このように検索が容易であるとともに、ファイルが上書きされることがないので、控えを目的としたアーカイブに好適である。
また、INFAX1は、従来のように、ファイル・ディレクトリ名のリストを取得してメモリに記憶し、メモリに記憶したファイル・ディレクトリ名のリストを検索する必要はなく、ファイルサーバ3に対してRNFRコマンドを実行し、そのレスポンスに基づいて、登録したいファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在するか否かを判断することができるので、リストを格納するためのメモリは不要であるとともに、INFAX1自体の処理が極めて簡単になる。
(実施の形態2)
実施の形態1では登録しようとしたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在する場合、ファイル名に付加的情報を付加したファイル名でアーカイブするようにしたが、すでにファイルサーバ3に存在しているファイルの名称を変更することとし、登録しようとするファイル名でアーカイブするようにしてもよく、このようにしたものが実施の形態2である。
実施の形態1では登録しようとしたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在する場合、ファイル名に付加的情報を付加したファイル名でアーカイブするようにしたが、すでにファイルサーバ3に存在しているファイルの名称を変更することとし、登録しようとするファイル名でアーカイブするようにしてもよく、このようにしたものが実施の形態2である。
図4は本発明の実施の形態2に係る通信装置が行う処理手順を示すフローチャートである。
INFAX1は、ファイルをファイルサーバ3にアーカイブする場合、アーカイブしたいファイル名を受け付ける(ステップS21)。そして、INFAX1は、“RNFR ファイル名”コマンドを実行し(ステップS22)、RNFR ファイル名”コマンドに対してエラーが発生したか否かを判定する(ステップS23)。
INFAX1は、ファイルをファイルサーバ3にアーカイブする場合、アーカイブしたいファイル名を受け付ける(ステップS21)。そして、INFAX1は、“RNFR ファイル名”コマンドを実行し(ステップS22)、RNFR ファイル名”コマンドに対してエラーが発生したか否かを判定する(ステップS23)。
S23においてエラーが発生した場合(S23:YES)、S21にて受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在しないことになるので、INFAX1は、“STOR ファイル名”コマンドを実行して、S21にて受け付けたファイル名でファイルをファイルサーバ3にアーカイブする(ステップS24)。
一方、S23においてエラーが発生しなかった場合(S23:NO)、S21にて受け付けたファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在していることになるので、このファイル名でファイルをファイルサーバ3にアーカイブすれば、ファイルサーバ3にすでに存在しているファイルが上書きされることになる。そこで、INFAX1は、日時情報を取得して(ステップS25)、S21にて受け付けたファイル名に日時情報を付加した一時ファイル名を生成する(ステップS26)。そして、INFAX1は、“RNTO 一時ファイル名”コマンドを実行し(ステップS27)、“RNTO 一時ファイル名”コマンドに対してエラーが発生したか否かを判定する(ステップS28)。
S28においてエラーが発生しなかった場合(S28:NO)、ファイルサーバ3に存在していたファイルのファイル名が一時ファイル名に変更されたことになるので、S21にて受け付けたファイル名のファイルがファイルサーバ3に存在しなくなる。そこで、INFAX1は、“STOR ファイル名”コマンドを実行して、ファイルをS21にて受け付けたファイル名でファイルサーバ3にアーカイブする(ステップS29)。
一方、S28においてエラーが発生した場合(S28:YES)、ファイル名が変更されずに終了することから、INFAX1は処理をS22に戻す。このように、処理を繰り返すことにより、日時情報が更新され、ファイルサーバ3に存在しない一時ファイル名をS26にて生成することができる。
以上詳述したように、本実施形態では、S21にて受け付けたファイル名でアーカイブされることから、ファイルサーバ3に登録されている複数のファイルから、ファイル名を指定して目的のファイルを容易に検索することができる。このように検索が容易であるとともに、ファイルが上書きされることがないので、控えを目的としたアーカイブに好適である。また、この場合、ファイルサーバ3にすでに登録されているファイルが一時ファイル名に変名されることになるが、一時ファイル名は元のファイル名を含むことから、ファイル名をキーワードとして検索することができる。
また、実施の形態1と同様、INFAX1は、ファイルサーバ3に対してRNFRコマンドを実行し、そのレスポンスに基づいて、登録したいファイル名と同名のファイルがファイルサーバ3に存在するか否かを判断することができるので、リストを格納するためのメモリは不要であるとともに、INFAX1自体の処理が極めて簡単になる。
なお、各実施の形態では、一時ファイル名として、ファイル名に日時情報を付加するようにしたが、付加する情報について限定されるものではなく、例えばシリアル番号などを付加するようにしてもよく、受け付ける一時ファイルの名称について限定されるものではない。もちろん、利用者から一時ファイル名を受け付けるようにしてもよい。
1,1A,1B,1C 通信装置(INFAX)
2A,2B ローカルエリアネットワーク(LAN)
3 ファイルサーバ
4A,4B パーソナルコンピュータ(PC)
5A,5B メールサーバ
6A,6B ルータ
7 G3FAX
10 制御部
11 ROM
12 RAM
13 読取部
14 コーデック
15 画像メモリ
16 記録部
17 操作部
18 表示部
19 LANインターフェイス(LANIF)
20 モデム
21 回線制御部(NCU)
2A,2B ローカルエリアネットワーク(LAN)
3 ファイルサーバ
4A,4B パーソナルコンピュータ(PC)
5A,5B メールサーバ
6A,6B ルータ
7 G3FAX
10 制御部
11 ROM
12 RAM
13 読取部
14 コーデック
15 画像メモリ
16 記録部
17 操作部
18 表示部
19 LANインターフェイス(LANIF)
20 モデム
21 回線制御部(NCU)
Claims (4)
- ファイルを外部装置へ送信する送信手段を備える通信装置において、
前記ファイルのファイル名を受け付け、受け付けたファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在する場合には該ファイルが指定され、存在しない場合にはエラーが返答される指定コマンドを前記外部装置に対して実行する手段を備え、
前記送信手段は、前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答された場合に、前記ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあること
を特徴とする通信装置。 - 前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名と異なる別ファイル名を受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在しない場合には前記指定コマンドで指定したファイルのファイル名が前記別ファイル名に変更され、存在する場合にはエラーが返答される変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段と、
前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記指定コマンドで指定したファイルに対して、前記別ファイル名から前記ファイル名へ変更する変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段とを備え、
前記別ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記指定コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名と異なる別ファイル名を受け付け、受け付けた別ファイル名と同名のファイルが前記外部装置に存在しない場合には前記指定コマンドで指定したファイルのファイル名が前記別ファイル名に変更され、存在する場合にはエラーが返答される変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段と、
前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答されなかった場合に、前記ファイル名でファイルを前記外部装置へ送信するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記変名コマンドに対して前記外部装置からエラーが返答された場合に、前記指定コマンドで指定したファイルに対して、前記ファイル名及び前記別ファイル名と異なるファイル名へ変更する変名コマンドを前記外部装置に対して実行する手段を備えること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005014704A JP2006203694A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 通信装置 |
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