JP2006203281A - パッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システム - Google Patents

パッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システム Download PDF

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Abstract

【課題】色再現性の判定に用いた場合に信頼性の高い判定が可能なパッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システムを提供する
【解決手段】画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分において色の出現頻度を求める頻度解析部と、その複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成してその画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、これら複数のカラーパッチそれぞれの色を、デバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、画像に対応付けて保存する色データ保存部と、カラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色値を非依存色空間で表した測定色データを取得し、測定色データを参照色データと比較する色データ比較部とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、カラーパッチの色の比較を行うパッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システムに関する。
近年、デジタルカメラを中心とする撮影装置の技術の発展とともに、撮影装置のユーザが、撮影したカラー画像を、撮影装置の専門家に現像を依頼することなく自分でカラープリンタを用いて紙の上に出力できるようになり、カラープリンタを中心とする画像形成装置に関する技術が広く普及している。
カラープリンタから紙の上に出力されるカラー画像の色合いが出力時によらず安定していることが望ましいが、カラープリンタの性能が経時変化の影響を受けるのは避けられない。そこでカラープリンタが出力する色合いの基準となるカラーパッチを、過去のある時点であらかじめ作成しておき、このカラーパッチによって実現される色合いを参照してこの色合いを再現するように経時変化に伴うカラープリンタの出力を補正する工夫が試みられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平10‐6562号公報 特開2001‐245171号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2記載の方法では、色合いの基準となるカラーパッチの持つ色合いは再現していても、本来の出力対象である一般的なカラー画像が実際に出力されると、色合いの再現性が不充分である場合があることが知られており、この方法で色合いの基準として用いられるカラーパッチは、カラープリンタの色再現性を判定する上で信頼性に欠ける。また、色合いの基準となるカラーパッチは、時間の経過とともに色合いが変化することがあるため、色合いの基準としても信頼性に欠ける面がある。
本発明は、上記事情に鑑み、色再現性の判定に用いた場合に信頼性の高い判定が可能なパッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のパッチ色比較装置は、
画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、
上記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、上記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、
上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、上記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、
上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を上記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを上記参照色データと比較する色データ比較部とを備えたことを特徴とする。
ここで、カラーパッチ列作成部は、カラーパッチ列としてカラーパッチデータを作成するものであってもよい。
本発明のパッチ色比較装置は、画像中の色の出現頻度に基づくカラーパッチ列から取得される参照色データを色合いの基準とするため、比較の基準となる参照色データと出力対象の一般的な画像との間の相関が深い。また、この参照色データは、デバイスに非依存の非依存色空間の座標値が用いられて数値化されているため、出力されたカラーパッチのように経時変化の影響を受けることがなく、カラーパッチを比較するための基準としての信頼性が高い。
また、本発明のパッチ色比較装置において、「上記色データ比較部による比較結果に基づいて上記カラーパッチ列の色再現度合いを評価する再現評価部を備えた」という形態は、好ましい形態である。
このような再現評価部を用いることで、出力されたカラーパッチ列の色再現度合いを評価することができ、この色再現度合いの評価を通じて、出力される画像が実際にユーザが目標としている色合いの画像であるかどうかのチェックを行うことができる。
また、本発明のパッチ色比較装置において、「上記色データ保存部が、複数の画像それぞれに対応付けて複数の参照色データを保存するものであり、
上記色データ比較部が、上記測定色データを、上記複数の参照色データそれぞれと比較するものであって、
上記色データ比較部による比較結果に基づいて、上記測定色データに対応するべき画像を特定する画像特定部を備えた」という形態も、好ましい形態である。
このような形態により、画像中の色の出現頻度に基づくカラーパッチ列から得られる色データを、画像を特定するためのIDとして用いることができる。
また、本発明のパッチ色比較装置において、「上記色データ保存部が、上記参照色データを、上記複数のカラーパッチそれぞれの色を測色した測色器から取得するものである」という形態も、好ましい形態である。
このように、参照色データとしてカラーパッチ列の色の測色値を用いることにより、直接ユーザによって視認されたカラーパッチから、経時変化の影響を受けない比較の基準を得ることができる。
また、本発明のパッチ色比較装置において、「上記カラーパッチ列作成部が、上記カラーパッチ列を作成するに当たり、該カラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を上記デバイス色空間で表現したカラーパッチデータを作成するものであり、
上記参照色データを、上記デバイス色空間と上記非依存色空間との間の色変換を定義した色変換定義と上記カラーパッチデータとに基づいて作成する参照色データ作成部を備え、
上記色データ保存部が、上記参照色データ作成部から参照色データを取得するものである」という形態も、好ましい形態である。
このようにカラーパッチ列から算出することにより求められる参照色データを用いることにより、画像の数が多い場合でもそれぞれの画像に対応する参照色データを効率良く作成することができる。
上記目的を達成するための本発明のパッチ色比較プログラムは、コンピュータシステムに組み込まれ、そのコンピュータシステム上に、
画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、
上記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、上記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、
上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、上記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、
上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を上記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを上記参照色データと比較する色データ比較部とを構築することを特徴とする。
この本発明のパッチ色比較プログラムをコンピュータシステム内で実行することによって、本発明のパッチ色比較装置を容易に実現することができる。
なお、本発明にいうパッチ色比較プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいうパッチ色比較プログラムには、上記の基本形態のみでなく、前述したパッチ色比較装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
さらに、本発明のパッチ色比較プログラムがコンピュータシステム上に構築する頻度解析部などといった要素は、1つの要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよく、1つの要素が複数のプログラム部品によって構築されるものであってもよく、複数の要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよい。また、これらの要素は、そのような作用を自分自身で実行するものとして構築されていてもよく、あるいは、コンピュータシステムに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行するものとして構築されていてもよい。
上記目的を達成するための本発明のパッチ色比較システムは、
画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、上記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、上記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、上記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、上記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を上記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを上記参照色データと比較する色データ比較部とを備えたパッチ色比較装置と、
画像データに基づき画像を出力するとともに、上記パッチ色比較装置のカラーパッチ列作成部によって該画像データに対応づけられたカラーパッチ列を出力する画像出力装置と、
上記画像出力装置によって出力されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を測色することにより、それらの色が上記非依存色空間で表された測定色データを得、その測定色データを上記パッチ色比較装置の色データ比較部に与える測色器とを備えたことを特徴とする。
本発明のパッチ色比較システムは、画像中の色の出現頻度に基づくカラーパッチ列から取得される参照色データを色合いの基準とするため、比較の基準となる参照色データと出力対象の一般的な画像との間の相関が深い。また、この参照色データは、デバイスに非依存の非依存色空間の座標値が用いられて数値化されているため、出力されたカラーパッチのように経時変化の影響を受けることがなく、カラーパッチを比較するための基準としての信頼性が高い。
本発明のパッチ色比較装置、パッチ色比較プログラムおよびパッチ色比較システムによれば、色再現性の判定に用いた場合に信頼性の高い判定ができる。
以下、本発明のパッチ色比較装置の一実施形態、および本発明のパッチ色比較システムの一実施形態について説明する。
図1は、本発明のパッチ色比較装置の一実施形態が適用された、本発明のパッチ色比較システムの一実施形態の全体構成図である。
このパッチ色比較システム1000は、大きく分けて、カラーパッチの比較を行うサーバ側システムと、カラーパッチを出力し、その出力されたカラーパッチを測色するクライアント側システムに分かれている。
サーバ側システムは、画像データ、およびカラーパッチを表すカラーパッチデータをクライアント側システムに送るとともに、クライアント側システムからカラーパッチの測色色データを受け取り、色の再現性や画像の特定を行ってその結果をクライアント側システムに送るサーバ用パーソナルコンピュータ(以下、単にサーバPCと呼ぶ)100と、カラーパッチの比較の際に比較の基準となるカラーパッチ参照色データを作成する参照色データ作成用カラープリンタ7cと、この参照色データ作成用カラープリンタ7cから出力されるカラーパッチを測色するための参照色データ作成用測色器7bとから構成されている。参照色データ作成用カラープリンタ7cと参照色データ作成用測色器7bとは、いずれもこのサーバPC100に接続され、このサーバPC100によりそれらの動作が制御される。このサーバPC100は、本実施形態のパッチ色比較システム1000におけるサーバ用パーソナルコンピュータであるとともに、本発明のパッチ色比較装置の一実施形態としても動作する。
一方、クライアント側システムは、カラーパッチを出力する測定色データ作成用カラープリンタ2170と、出力されたカラーパッチを測色する測定色データ作成用測色器2160と、サーバ側システムから送られた画像データ、およびカラーパッチデータを受け取り、測定色データ作成用カラープリンタ2170にその画像データに基づく画像とそのカラーパッチデータに基づくカラーパッチを出力させ、さらに出力されたカラーパッチを測定色データ作成用測色器2160に測色させて、その測定結果から得られる測定色データをサーバ側システムに送るクライアント用のパーソナルコンピュータ3000(以下クライアントPCと呼ぶ)とを構成要素としている。本実施形態のパッチ色比較システム1000は、このような測定色データ作成用カラープリンタ2170、測定色データ作成用測色器2160、およびクライアントPC3000を有するクライアントが、図1に示すように複数存在し、LAN(Local Area Network)によりサーバPC100と接続されているシステムである。
以下では、このようなサーバ側システムとクライアント側システムからなるパッチ色比較システム1000において、サーバ用コンピュータとしての役割を果たすとともに、本実施形態のパッチ色比較装置として動作するサーバPC100について説明する。
図2は、本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作するサーバPCの外観斜視図、図3は、そのハードウェア構成図である。
このサーバPC100は、後述するCPU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体部110、本体部110からの指示により表示画面121に画面表示を行なう画像表示装置120、このサーバPC100内にユーザの指示や文字情報を入力するためのキーボード130、表示画面121上の任意の位置を指定することによりその位置に応じた指示を入力するマウス140を備えている。
本体部110は、さらにフレキシブルディスク(以下FDと略す)が装填されるFD装填口111、CD−ROMが装填されるCD−ROM装填口112を有しており、その内部には、装填されたFDやCD−ROMをドライブする、後述するFDドライブ、CD−ROMドライブも内蔵されている。
本体部110の内部には、図3に示すように、各種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU211での実行のために展開される主メモリ212、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置213、FD2140が装填され、その装填されたFD2140にアクセスするFDドライブ214、CD−ROM2150が装填され、その装填されたCD−ROM2150にアクセスするCD−ROMドライブ215が内蔵されている。これらの各種要素と、さらに、図2にも示す画像表示装置120、キーボード130、マウス140は、バス1200を介して相互に接続されている。また、サーバPC100の外部には、カラーパッチの色を比較する際に色の基準となる参照用のカラーパッチを出力するための参照色データ作成用カラープリンタ7cと、比較対象となる測定用のカラーパッチを出力するための測定色データ作成用カラープリンタ2170とが備えられており、それぞれに向けてサーバPC100から出力データを送るために、サーバPC100には出力インタフェース217が内蔵されている。これら参照色データ作成用カラープリンタ7cおよび測定色データ作成用カラープリンタ2170に加えてサーバPC100の外部にはさらに、参照用のカラーパッチを測色するための参照色データ作成用測色器7bと、比較対象となるカラーパッチを測色するための測定色データ作成用測色器2160とが備えられており、それぞれからカラーパッチの測色データをサーバPC100に入力するために、サーバPC100には入力インタフェース216が内蔵されている。また、この入力インタフェース216を用いて不図示のスキャナーなどの外部機器を接続することにより、カラーパッチを作成する際のカラーパッチデータのもとになる画像データを入力することもできる。これら出力インタフェース217および入力インタフェース216には、図1に示すように本来は複数台数の測定色データ作成用カラープリンタ2170および測定色データ作成用測色器2160がクライアントPC3000を介して接続されているが、図3では、これらを代表させて、一台の測定色データ作成用カラープリンタ2170および一台の測定色データ作成用測色器2160が図示されている。出力インタフェース217および入力インタフェース216も、サーバPC100のハードウェアを構成する上述の各種要素と、バス1200を介して相互に接続されている。
なお、本実施形態では、比較対象となるカラーパッチが出力されて測色される場所が、サーバPC100、参照色データ作成用測色器7b、および参照色データ作成用カラープリンタ7cの備えられている位置から遠距離にあるため、参照色データ作成用測色器7bと測定色データ作成用測色器2160の別々の測色器を用いる必要性があることを前提として説明を進めるが、比較対象となるカラーパッチが出力されて測色される場所が近距離にある場合には、測定色データ作成用測色器2160が、参照色データ作成用測色器7bの役割を兼ねていてもよい。また、本実施形態は、測定色データ作成用カラープリンタ2170からの出力時期が異なるカラーパッチ同士を比較することにより、カラープリンタ2170の色の再現能力の経時的変化を調べるという用途に応用することができ、このように応用される場合には、測定色データ作成用カラープリンタ2170が参照色データ作成用カラープリンタ7cの役割を兼ねることとなる。
このサーバPC100では、サーバPC100のユーザは、カラーパッチを作成する際のカラーパッチデータのもとになる画像データを、入力インタフェース216から入力してハードディスク装置213に保存することができ、また画像データが記録されているFD2140やCD−ROM2150から、それぞれFDドライブ214、CD−ROMドライブ215を介してハードディスク装置213に保存することもできる。本実施形態のパッチ色比較装置として動作するサーバPC100では、カラーパッチを作成する際にカラーパッチデータのもとになる画像データは、このようにしてハードディスク装置213に保存された画像データであるが、本発明のパッチ色比較装置は、ハードディスク装置213に限定せず、FDドライブ214、CD−ROMドライブ215にそれぞれ装填されたFD2140やCD−ROM2150に保存された画像データを用いるパッチ色比較装置であってもよい。
次に本発明のパッチ色比較プログラムの一実施形態について説明する。
本発明のパッチ色比較プログラムの一実施形態が、例えばCD−ROM2150に記憶されている場合には、このCD−ROM2150がCD−ROM装填口112から本体110内に装填されると、そのCD−ROM2150に記憶されたパッチ色比較プログラムがCD−ROMドライブ215によりこのサーバPC100のハードディスク装置213内にインストールされる。そして、このハードディスク装置213内にインストールされたパッチ色比較プログラムが起動されると、このサーバPC100は、本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作する。
図4は、本発明のパッチ色比較プログラムの一実施形態を示す図である。
ここでは、このパッチ色比較プログラム900は、CD−ROM2150に記憶されている。なお、本発明にいうパッチ色比較プログラム900が記憶される記憶媒体としては、CD−ROM2150やハードディスク装置213のみならず、FD2150や、図3には不図示のDVDやMO等といった種々の記憶媒体が採用されうる。
このパッチ色比較プログラム900は、図2および図3に示すサーバPC100内で実行され、上述したように、そのサーバPC100を本発明の一実施形態として動作させるものであり、頻度解析部21、カラーパッチ列作成部22、色データ保存部23、色データ比較部24、再現評価部25、画像特定部26、および参照色データ作成部27aを有している。
このパッチ色比較プログラム900の各要素の詳細な内容については後述する。
図5は、図2および図3に示すサーバPC100を本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作させるためにサーバPC100上に構築される要素と、それらの要素による作用の概略を表す図である。
図4に示すパッチ色比較プログラム900が図2および図3に示すサーバPC100にインストールされると、図5に示す頻度解析部1、カラーパッチ列作成部2、色データ保存部3、色データ比較部4、再現評価部5、画像特定部6、および参照色データ作成部7aの各要素がサーバPC100上に構築され、サーバPC100を本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作させる。これら頻度解析部1、カラーパッチ列作成部2、色データ保存部3、色データ比較部4、再現評価部5、画像特定部6、および参照色データ作成部7aは、図4に示すパッチ色比較プログラム900における、頻度解析部21、カラーパッチ列作成部22、色データ保存部23、色データ比較部24、再現評価部25、画像特定部26、および参照色データ作成部27aそれぞれによってサーバPC100上に構築されるものである。従って図4の各要素は図5の各要素に対応するが、この図5の各要素は、図1および図2に示すサーバPC100のハードウェアとそのサーバPC100で実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図4に示すパッチ色比較プログラム900の各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
以下では、図5に示す各要素と、各要素による作用の概略について説明する。
まず、処理対象となる画像データに対し、頻度解析部1が、この画像データの表す画像について色の出現頻度を算出する。そしてカラーパッチ列作成部2が、算出された出現頻度の順番にこれらの色を表すRGB色空間の座標値を並べることにより、カラーパッチからなるカラーパッチ列を表したカラーパッチデータを作成し、さらにこのカラーパッチデータと、このカラーパッチデータのもとになった画像との対応づけを行う。このカラーパッチデータは、出力するデバイスに依存するRGB色空間で表現されているため、異なるデバイスから出力されるカラーパッチ列同士を比較する際でも便利なように、このカラーパッチデータが、出力するデバイスに依存しない色空間で表現された参照用の色データに変換されていると都合がよい。本実施形態のパッチ色比較装置として動作するサーバPC100では、カラーパッチデータを参照用の色データに変換する方法として2種類の方法gが備えられている。どちらの方法を選ぶかは、サーバPC100のユーザによって選択される。
1つの方法は、このカラーパッチデータを参照色データ作成用カラープリンタ7cを用いて出力し、出力されたカラーパッチ列を、参照色データ作成用測色器7bを用いて測色して、出力するデバイスに依存しないLab色空間で表現された測色値の列からなる参照色データを得る方法である。例えば図に示す出力用紙30では、その中で表された画像31の傍にこの画像31の中に現れる色の出現頻度の順に並んだカラ−パッチ32からなるカラーパッチ列33が画像31とともに出力されており、このカラーパッチ列33が測色されることにより、この画像31に対応した測色値の列からなる参照色データを得られる。この方法による参照色データは、直接ユーザによって視認されたカラーパッチから、経時変化の影響を受けない比較の基準を得ることができるという利点がある。
もう1つの方法は、このカラーパッチデータを参照色データ作成用カラープリンタ7cのプリンタプロファイルを用いて、Lab色空間で表現された座標値の列に変換する方法である。この方法では、サーバPC100上の変換作業で参照色データを算出されるため、画像の数が多い場合でもそれぞれの画像に対応する参照色データを効率良く作成することが可能になる。
このようにして得られた参照色データは、どちらの方法で得られた参照色データであっても色データ保存部3によって、この参照色データのもとになっていた画像と対応づけて保存される。
カラーパッチ列作成部2によって作成されたカラーパッチデータは、測定色データ作成用カラープリンタ2170に送られて、そこからそのカラーパッチデータに対応したカラーパッチ列が出力される。そして、この出力されたカラーパッチ列が、測定色データ作成用測色器2160によって測色されると、Lab色空間で表現された測色値の列からなる比較対象の測定色データが得られる。例えば図に示す出力用紙40では、その出力用紙40の中に表された画像41の傍に、この画像41の中に現れる色の出現頻度の順に並んだカラ−パッチ42からなるカラーパッチ列43が出力されており、このカラーパッチ列43が測定色データ作成用測色器2160によって測色されることにより、この画像41に対応する測定色データが得られる。このようにして得られた測定色データは色データ比較部4に送られ、この色データ比較部4において、この比較対象となる測定色データと、色データ保存部3によって画像と対応づけて保存されている参照色データとの比較が行われる。
この比較結果により、再現評価部5によって測定色データ作成用カラープリンタ2170から出力されたカラーパッチ列は、望ましい色を再現しているかどうか評価され、この評価を通じて測定色データ作成用カラープリンタ2170の色を再現する性能が調べられる。
また、画像や画像データが事故などが原因で紛失した場合などのように、測定色データからその測定色データに対応する画像を特定する必要がある場合には、色データ比較部4が、その測定色データと、色データ保存部3によって画像と対応づけて保存されている参照色データとの比較を行い、この比較結果を受けて、画像特定部6がその測定色データのもとになっている画像の特定を行う。
以上が、図5に示す各要素と、各要素による作用の概略について説明である。これらの要素による作用の具体的な詳細については、後述の本発明のパッチ色比較システムの一実施形態の説明において、そのパッチ色比較システムの動作のフロ−チャートの説明と合わせて詳述する。
以上の説明において、頻度解析部1、カラーパッチ列作成部2、参照色データ作成部7a、色データ保存部3、色データ比較部4、再現評価部5、および画像特定部6が、本発明のパッチ色比較装置の頻度解析部、カラーパッチ列作成部、参照色データ作成部、色データ保存部、色データ比較部、再現評価部、および画像特定部のそれぞれの一例に相当する。
以下では、図1に示すパッチ色比較システム1000において行われる動作の流れについてフローチャートを用いて説明する。この説明とともに、本実施形態のパッチ色比較装置の一実施形態として動作するサーバPC上に構築された前述の各要素による作用の詳細についても説明する。
図6は、図1に示すサーバPCにおいて行われる参照色データ作成のフローチャートを表す図である。
サーバPC100では、図3に示すハードディスク装置213から画像データが読み込まれ、その画像データによって表される画像が参照色データ作成の対象として入力されて処理が開始される。まず、入力された処理対象の画像に対し、処理を短縮化するとともに人間の視覚で感知されやすい空間周波数が強調されるように、人間の視覚の周波数特性を近似したガウシアンフィルタをかけるフィルタリング処理が行われ(ステップS1)、画像を出力した際の解像度を25〜120dpi程度に下げる作業が行われる。次にフィルタリング処理が施された画像中の各画素のRGB色空間での座標値を調べる。そしてRGB色空間のR、G,Bの3色方向をそれぞれN個の領域に分割することによりRGB色空間全体をN×N×N個の領域に分け、これらN×N×N個の各領域に属する座標値を持つ画素の数を、各領域についてカウントする(ステップS2)。そして、図5に示す頻度解析部1が、画素数がm個以上の領域を、画素数が多い順に上位から抽出する(ステップS3)。従って、このように抽出された領域の数がM個である場合は、このM個の領域が画像中に現れる色の出現頻度の高いM色を表しているとともに、このMという値がこの画像中の画素数の分布の傾向を表すことになり、このように抽出されたM個の領域によって、この画像の特徴が反映される。次に、カラーパッチ列作成部2が、抽出された領域それぞれを代表するRGB色空間での座標値を、それぞれの領域に属する画素数の多い順に並べることでカラーパッチ作成用のカラーパッチデータの作成が行われて、この作成されたカラーパッチデータと、このカラ−パッチデータのもとになった画像との対応づけが行われる。続いて、作成されたカラーパッチデータに基づいて、Lab空間で表現された参照色データが作成される(ステップS4)。図5において説明したように、この参照色データを作成する方法には2通りあり、どちらの方法を選ぶかは、サーバPC100のユーザによって選択される。そして作成された参照色データは、色データ保存部3により画像に対応づけて記録される(ステップS5)。次にステップS6において、この参照色データが作成された画像が、処理すべき最後の画像であるかどうかが判定され、最後の画像でなければ、新たな画像が入力され(ステップS7)、ステップS1に戻り、この新たな画像に対して以上説明したステップS1〜ステップS5までの作業が行われる。ステップS6において、この参照色データが作成された画像が処理すべき画像のうちの最後の画像であると判定された場合は、参照色データの作成作業が終了する。
次に、このパッチ色比較システム1000において、図5において説明した参照色データを用いて行われるカラーパッチの比較作業の流れについて説明する。以下では、まずこの比較により色の再現性の評価を行う場合の作業の流れを図7のフローチャートを用いて説明し、続いてこの比較により画像の特定を行う場合の作業の流れを図8のフローチャートを用いて説明する。
図7は、クライアント側システムで作成されたカラーパッチを、サーバ側システムで色の再現性の評価が行われる場合の作業のフローチャートを表す図である。
まず、図6において説明したようにサーバPC100の有するカラーパッチ列作成部2により作成されたカラーパッチデータが、対応する画像とともにクライアント側システムに備えられている図1に示すクライアントPC3000に送られる(ステップS10)。そしてこのカラーパッチデータに基づきカラ―パッチが、クライアントPC3000を介して図1に示す測定色データ作成用カラープリンタ2170から、図5において説明したように画像とともに出力される(ステップS11)。そして、出力されたカラーパッチの測色がクライアント側システムに備えられている図1に示す測定色データ作成用測色器2160で行われることによって、Lab色空間で表現された測色値の列からなる比較対象の測定色データが得られる(ステップS12)。この測定色データが、クライアントPC3000を介してクライアント側システムからサーバ側システムのサーバPC100に送られる(ステップS13)。そしてサーバ側システムではこのカラーパッチの測定色データを受け、図5に示す色データ比較部4によりこの比較対象となる測定色データと、色データ保存部3によって画像と対応づけて保存されている参照色データとの差から色度値の差、すなわち色差からなる色差列が算出され、この色差列の中で最大の値をとる最大色差が求められる(ステップS14)。そして図4に示す再現評価部5により、求められた最大色差が10より小さいか否かが判定される(ステップS15)。最大色差が10より小さいと判定された場合には、再現評価部5は、クライアント側システムの測定色データ作成用カラープリンタ2170から出力された画像に対し、サーバ側システムに保存されている画像を基準として色の再現性が良好であるという評価を与え、その評価結果を画像と対応づけて色データ保存部に保存させ(ステップS16)、色再現性の評価を行う作業が終了する。ステップS15において最大色差が10より大きいと判定された場合には、再現評価部5は、クライアント側システムの測定色データ作成用カラープリンタ2170から出力された画像に対し、サーバ側システムに保存されている画像を基準として色の再現性が不良であるという評価を与え、その評価結果を画像と対応づけて色データ保存部に保存させ(ステップS17)、さらにこの評価結果をクライアント側システムに伝達して、色再現性の評価を行う作業が終了する。
以上が、クライアント側システムで作成されたカラーパッチを、サーバ側システムで色の再現性の評価を行う場合の作業の説明である。次に、画像の特定を行う場合の作業の流れを説明する。
図8は、クライアント側システムで作成されたカラーパッチの測定色データに基づき、サーバ側システムでこの測定色データに対応する画像が特定される作業のフローチャートを表す図である。
クライアント側システムにおいて画像や画像データが事故などが原因で紛失した場合などのように、測定色データからその測定色データに対応する画像を特定する必要がある場合には、以下に説明する画像を特定する作業が行われる。まずクライアント側システムのクライアントPC3000からサーバ側システムのサーバPC100に向けてカラーパッチの測定色データが送られる(ステップS20)。サーバ側システムのサーバPC100では、送られてきたカラーパッチの測定色データと比較するために、色データ比較部4が、図6において説明したように色データ保存部3によって画像と対応づけて保存されている参照色データの中から一つの参照色データを取り出す(ステップS21)。そして、カラーパッチの測定色データと、取り出された参照色データとの差から色差列とその色差列の中の最大色差が算出される(ステップS22)。次に算出された最大色差が10より小さく、かつカラーパッチ数、すなわちそれぞれの色データの色度値列の成分の数が等しいか否かが判定される(ステップS23)。最大色差が10より小さく、かつカラーパッチ数も同じであると判定された場合は、画像特定部6により、この測定色データに対応する画像は、取り出された参照色データに対応づけられている画像と同一である可能性が高いと判定され(ステップS24)、この判定結果が色データ保存部により記録される。最大色差が10以上であるか、あるいはカラーパッチ数が異なる場合は、画像特定部6により、この測定色データに対応する画像は、取り出された参照色データに対応づけられている画像と同一である可能性が低いと判定される(ステップS25)。続いて取り出された参照色データが、画像と対応づけて保存されている参照色データのうち、以上説明したステップS22〜ステップS25までの比較作業が行われていなかった最後の参照色データであるかどうかが判定される(ステップS26)。そして、取り出された参照色データが、画像と対応づけて保存されている参照色データのうち、比較作業が行われていなかった最後の参照色データであると判定された場合には、画像特定部6は、ステップS22〜ステップS24までの比較作業によって同一である可能性が高いと判定されたすべての画像について、それぞれ測定色データと参照色データを比較した際に用いた色差列から平均色差を算出し、それらの画像を平均色差の小さい順に並べて表示し(ステップS27)、さらに表示された画像についての情報をその表示された順番とともにクライアント側システムに伝達して、画像の特定作業が終了する。ステップS26において、取り出された参照色データが、画像と対応づけて保存されている参照色データのうち、比較作業が行われていなかった最後の参照色データではないと判定された場合には、さらにこの測定色データと比較するために別の参照色データが入力され(ステップS28)、ステップS22に戻りこの新たに入力された別の参照色データについて、以上説明したステップS22〜ステップS25までの比較作業が行われる。
以上が画像の特定を行う作業の流れの説明である。
図6、図7および図8において説明したように、本実施形態のパッチ色比較装置およびパッチ色比較システムでは、画像中の色の出現頻度に基づくカラーパッチ列から取得される参照色データを色合いの基準とするため、比較の基準となる参照色データと出力対象の画像との間の相関が深い。また、この参照色データは、デバイスに非依存の非依存色空間の座標値が用いられて数値化されているため、出力されたカラーパッチのように経時変化の影響を受けることがなく、カラーパッチを比較するための基準としての信頼性が高く、この比較を通じて、出力される画像の色の再現性のチェックや、画像の特定を行うことができる。
本実施形態のパッチ色比較装置およびパッチ色比較システムでは、色再現性の評価として、最大色差が10未満か否かによって出力された画像において色再現性が良好か不良かの2段階の評価を行ったが、本発明のパッチ色比較装置およびパッチ色比較システムは、さらなる評価基準を設けて、2段階より多い複数段階の色再現性の評価を与えるものであってもよい。例えば、最大色差が10未満であればA判定、最大色差が13未満かつ10以上であればB判定、最大色差が13以上であればその画像において色再現性が不良とみなすという評価を与えるものであってもよい。
また、本実施形態のパッチ色比較装置およびパッチ色比較システムでは、色再現性の評価や画像の特定のための基準として最大色差や平均色差を用いたが、このような色差の統計量以外にも、色差の分布に応じて重みをつけた重みつき色差であってもよい。例えば、
出現頻度が上位の色度値から得られる色差には、下位の色度値から得られる色差よりも大きな重みをかけることで、色の出現頻度を反映させた重みつき色差を色再現性の評価や画像の特定のための基準として用いるものであってもよい。
本発明のパッチ色比較装置の一実施形態が適用された、本発明のパッチ色比較システムの一実施形態の全体構成図である。 本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作するサーバPCの外観斜視図である。 図2に外観斜視図を示したサーバPCのハードウェア構成図である。 本発明のパッチ色比較プログラムの一実施形態を示す図である。 図1および図2に示すサーバPCを本発明のパッチ色比較装置の一実施形態として動作させるためにこのサーバPC上に構築される要素と、それらの要素による作用の概略を表す図である。 図1に示すサーバPCにおいて行われる参照色データ作成のフローチャートを表す図である。 クライアント側システムで作成されたカラーパッチを、サーバ側システムで色の再現性の評価が行われる場合の作業のフローチャートを表す図である。 クライアント側システムで作成されたカラーパッチの測定色データに基づき、サーバ側システムでこの測定色データに対応する画像を特定する作業のフローチャートを表す図である。
符号の説明
1 頻度解析部
2 カラーパッチ列作成部
3 色データ保存部
4 色データ比較部
5 再現評価部
6 画像特定部
7a 参照色データ作成部
7b 参照色データ作成用測色器
7c 参照色データ作成用カラープリンタ
21 頻度解析部
22 カラーパッチ列作成部
23 色データ保存部
24 色データ比較部
25 再現評価部
26 画像特定部
27a 参照色データ作成部
30 出力用紙
31 画像
32 カラ−パッチ
33 カラーパッチ列
40 出力用紙
41 画像
42 カラ−パッチ
43 カラーパッチ列
100 サーバPC
110 本体部
111 FD装填口
112 CD−ROM装填口
120 画像表示装置
121 表示画面
130 キーボード
140 マウス
1200 バス
211 CPU
212 主メモリ
213 ハードディスク装置
214 FDドライブ
2140 FD
215 CD−ROMドライブ
2150 CD−ROM
216 入力インタフェース
217 出力インタフェース
2160 測定色データ作成用測色器
2170 測定色データ作成用カラープリンタ
900 パッチ色比較プログラム

Claims (7)

  1. 画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、
    前記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、前記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、
    前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、前記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、
    前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を前記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを前記参照色データと比較する色データ比較部とを備えたことを特徴とするパッチ色比較装置。
  2. 前記色データ比較部による比較結果に基づいて前記カラーパッチ列の色再現度合いを評価する再現評価部を備えたことを特徴とする請求項1記載のパッチ色比較装置。
  3. 前記色データ保存部が、複数の画像それぞれに対応付けて複数の参照色データを保存するものであり、
    前記色データ比較部が、前記測定色データを、前記複数の参照色データそれぞれと比較するものであって、
    前記色データ比較部による比較結果に基づいて、前記測定色データに対応するべき画像を特定する画像特定部を備えたことを特徴とする請求項1記載のパッチ色比較装置。
  4. 前記色データ保存部が、前記参照色データを、前記複数のカラーパッチそれぞれの色を測色した測色器から取得するものであることを特徴とする請求項1記載のパッチ色比較装置。
  5. 前記カラーパッチ列作成部が、前記カラーパッチ列を作成するに当たり、該カラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を前記デバイス色空間で表現したカラーパッチデータを作成するものであり、
    前記参照色データを、前記デバイス色空間と前記非依存色空間との間の色変換を定義した色変換定義と前記カラーパッチデータとに基づいて作成する参照色データ作成部を備え、
    前記色データ保存部が、前記参照色データ作成部から参照色データを取得するものであることを特徴とする請求項1記載のパッチ色比較装置。
  6. コンピュータシステムに組み込まれ、該コンピュータシステム上に、
    画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、
    前記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、前記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、
    前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、前記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、
    前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を前記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを前記参照色データと比較する色データ比較部とを構築することを特徴とするパッチ色比較プログラム。
  7. 画像と画像データとを媒介するデバイスに依存したデバイス色空間で表現された画像の各部分の色が該デバイス色空間内の複数の領域それぞれに現れる出現頻度を求める頻度解析部と、前記複数の領域それぞれを代表する代表色を有する複数のカラーパッチが、前記頻度解析部で求められた出現頻度に基づいた順序で並んでなるカラーパッチ列を作成して、その出現頻度が求められた画像に対応付けるカラーパッチ列作成部と、前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を、画像と画像データとを媒介するデバイスに非依存の非依存色空間で表した参照色データを取得し、前記出現頻度が求められた画像に対応付けて保存する色データ保存部と、前記カラーパッチ列作成部で作成されたカラーパッチ列が出力され、そのカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色が測色されて得られた、それらの色を前記非依存色空間で表した測定色データを取得し、該測定色データを前記参照色データと比較する色データ比較部と、前記色データ比較部による比較結果に基づいて前記カラーパッチ列の色再現度合いを評価する再現評価部とを備えたパッチ色比較装置と、
    画像データに基づき画像を出力するとともに、前記パッチ色比較装置のカラーパッチ列作成部によって該画像データに対応づけられたカラーパッチ列を出力する画像出力装置と、
    前記画像出力装置によって出力されたカラーパッチ列を構成する複数のカラーパッチそれぞれの色を測色することにより、それらの色が前記非依存色空間で表された測定色データを得、その測定色データを前記パッチ色比較装置の色データ比較部に与える測色器とを備えたことを特徴とするパッチ色比較システム。
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