JP4410257B2 - データ変換装置及びデータ変換方法及びデータ変換システム - Google Patents

データ変換装置及びデータ変換方法及びデータ変換システム Download PDF

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Description

本発明は、データ変換装置及びデータ変換方法及びデータ変換システムに関するものである。
従来の電子透かしなどの情報抽出技術は、画像中に微小なノイズレベルの別のデータをもぐりこませることによって、画像に大きなダメージを与えることなく情報を埋め込んだり、取り出したりするものである。また、特許文献1では、画像中に電子透かしなどの他のデータが入っていないときでも、画像そのもののヒストグラム分布や周波数変換を用いて、画像自体の特徴を抽出し、それをその画像の唯一無二のキーとしてサーバから必要な情報を取り出す方式が示されている。同方式では、画像がバーコードや電子透かしなどの場合にはそれに対応した方式でID(IDentification)を読み取り、それをキーとして同様の処理を行っている。
特開2004−179783号公報
人間には読み取りにくいかも知れないが、機械にとっては、文字などに比べはるかに読み取り易く、しかも誤認識率の低い正確な自動認識の方法として、バーコードが利用されている(印刷文字に対する機械の誤認識率は1万字に1文字といわれているが、バーコードでは300万文字に1文字といわれている)。バーコードを読み取るのは通常、レーザーとその反射光を使って直線的にスキャンすることで行われる。これは2次元バーコードでも同様である。2次元バーコードの場合、縦と横の2方向から情報を読み取るため、埋め込める情報量が増大する。近年、携帯電話に組み込まれたカメラを用いて読み取る2次元バーコードも普及している。携帯電話のカメラ機能などを使ってバーコードを読み取る場合、直線的ではなく平面的に読み取ることになる。
バーコードは1次元の場合は白と黒のストライプ模様、2次元バーコードは白と黒のドットパターンで構成されており、どちらも人間にとっては無味乾燥な幾何学模様である(ドットパターンなのでバーコードと言うのは相応しくなく、「2次元シンボル」と呼ぶこともある。但しここではイメージのし易さから以降も2次元バーコードという言葉を用いる)。従って、人間にとって複数のバーコードを区別することは容易ではない。
また、2次元バーコードでは取り出せる情報量が1次元バーコードより大きく、その量は1次元バーコードの10倍から100倍程度(例えば、1キロバイト)である。それでも、抽出可能な情報量には制限がある。
また、バーコードに代えて電子透かしを利用して画像から情報を抽出する場合、事前に画像を加工しておく(つまり、電子透かしを埋め込んでおく)必要がある。
特許文献1では、画像自体の特徴量をキーとしてサーバにアクセスし、サーバから情報を得ている。このように従来の情報抽出方法では、その画像自体からは必要な情報は得られず、サーバにアクセスして初めて意味のあるデータが得られる。
本発明は、画像、音声、動画などのデータから情報を抽出する際に、抽出のために加工されていないデータから情報を抽出すること、同一のデータからも用途などに応じて様々な異なる情報を抽出すること、また、抽出できる情報量を多くすることを目的とする。
本発明のデータ変換装置は、
データの解析を行うために、前記データのうち前記解析の対象とする解析範囲と前記解析を行う解析方法とを定義する解析定義情報を取得する解析定義取得部と、
前記解析の結果を符号化する符号化方法を定義する符号定義情報を取得する符号定義取得部と、
第1のデータを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部が取得した前記第1のデータにおける前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析範囲で示された部分を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析するデータ解析部と、
前記データ解析部が前記第1のデータにおける前記部分を解析した結果を、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義された前記符号化方法により符号化し、第2のデータに変換するデータ変換部とを備えることを特徴とする。
前記データ取得部は、
前記第1のデータとして画像を取得することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析範囲として複数の点が位置する座標を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析することを特徴とする。
前記データ取得部は、
前記画像として動画を取得することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析範囲として複数の点が位置する座標と複数の時点とを定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記動画における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点における前記座標で示された複数の点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析方法として輝度を測定する方法を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点の前記輝度を測定することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析方法として色彩を測定する方法を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された前記複数の点の前記色彩を測定することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記色彩としてRGB(Red−Green−Blue)成分のR(赤)成分とG(緑)成分とB(青)成分とのうち少なくともいずれか1つを測定する方法を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された前記複数の点の前記R成分とG成分とB成分とのうち少なくともいずれか1つを測定することを特徴とする。
前記データ取得部は、
前記第1のデータとして音声を取得することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析範囲として複数の時点を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記音声における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析することを特徴とする。
前記解析定義情報は、前記解析方法として周波数を測定する方法を定義し、
前記データ解析部は、
前記データ取得部が取得した前記音声における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点の前記周波数を測定することを特徴とする。
前記データ変換装置は、
前記画像を撮影する撮影部を備え、
前記データ取得部は、
前記撮影部が撮影した前記画像を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記解析定義情報を記憶する定義記憶部を備え、
前記解析定義取得部は、
前記定義記憶部に記憶された前記解析定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記符号定義情報を記憶する定義記憶部を備え、
前記符号定義取得部は、
前記定義記憶部に記憶された前記符号定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記解析定義情報を受信する定義受信部を備え、
前記解析定義取得部は、
前記定義受信部が受信した前記解析定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記符号定義情報を受信する定義受信部を備え、
前記符号定義取得部は、
前記定義受信部が受信した前記符号定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記解析定義情報を選択する定義選択部を備え、
前記解析定義取得部は、
前記定義選択部が選択した前記解析定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記符号定義情報を選択する定義選択部を備え、
前記符号定義取得部は、
前記定義選択部が選択した前記符号定義情報を取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記データ変換部が変換した前記第2のデータを出力する出力部を備えることを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記第1のデータを記憶するデータ記憶部を備え、
前記データ取得部は、
前記データ記憶部に記憶された前記第1のデータを取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記第1のデータを受信するデータ受信部を備え、
前記データ取得部は、
前記データ受信部が受信した前記第1のデータを取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記第1のデータを選択するデータ選択部を備え、
前記データ取得部は、
前記データ選択部が選択した前記第1のデータを取得することを特徴とする。
前記データ変換装置は、さらに、
前記第1のデータの前記解析を行うために、前記データ取得部が取得した前記第1のデータを調整するデータ調整部を備え、
前記データ解析部は、
前記データ調整部が調整した前記第1のデータを解析することを特徴とする。
本発明のデータ変換方法は、
データの解析を行うために、前記データのうち前記解析の対象とする解析範囲と前記解析を行う解析方法とを定義する解析定義情報を取得し、
前記解析の結果を符号化する符号化方法を定義する符号定義情報を取得し、
第1のデータを取得し、
前記第1のデータにおける前記解析定義情報に定義された前記解析範囲で示された部分を、前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析し、
前記第1のデータにおける前記部分を解析した結果を、前記符号定義情報に定義された前記符号化方法により符号化し、第2のデータに変換することを特徴とする。
本発明のデータ変換システムは、
情報を送信するサーバ装置と、第1のデータを第2のデータに変換するデータ変換装置とを備えるデータ変換システムにおいて、
前記サーバ装置は、
データの解析を行うために前記データのうち前記解析の対象とする解析範囲と前記解析を行う解析方法とを定義する解析定義情報と、前記解析の結果を符号化する符号化方法を定義する符号定義情報とを記憶する定義情報記憶部と、
前記定義情報記憶部に記憶された前記解析定義情報と前記符号定義情報とを前記データ変換装置に送信する定義情報送信部とを備え、
前記データ変換装置は、
前記定義情報送信部が送信した前記解析定義情報と前記符号定義情報とを受信する定義受信部と、
前記定義受信部が受信した前記解析定義情報を取得する解析定義取得部と、
前記定義受信部が受信した前記符号定義情報を取得する符号定義取得部と、
前記第1のデータを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部が取得した前記第1のデータにおける前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析範囲で示された部分を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析するデータ解析部と、
前記データ解析部が前記第1のデータにおける前記部分を解析した結果を、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義された前記符号化方法により符号化し、前記第2のデータに変換するデータ変換部とを備えることを特徴とする。
本発明では、画像、音声、動画などのデータから情報を抽出するために、データを解析する方法などを定義する解析定義情報と、解析結果を符号化する方法などを定義する符号定義情報とを用いることにより、抽出のために加工されていないデータから情報を抽出すること、同一のデータからも用途などに応じて様々な異なる情報を抽出すること、また、抽出できる情報量を多くすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、下記の各実施の形態では、第1のデータの例として主に画像を用い、第2のデータ(以下、情報という。)の例として主にビット列を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るデータ変換システムの構成を示す概念図である。
本実施の形態において、カメラ付携帯電話機101は、データ変換装置の一例である。カメラ付携帯電話機101は、内蔵されたカメラで画像102を撮影する。また、カメラ付携帯電話機101は、画像102のどの位置のデータを読み出し、その読み出したデータに対してどのような演算を施すかなどを記述した定義ファイル103を保持する。画像102から定義ファイル103の内容に基づいて計算され出力された情報104は、カメラ付携帯電話機101において利用される。あるいは、図1のように、カメラ付携帯電話機101がサーバ装置105に情報104を送信してもよい。この場合、サーバ装置105はカメラ付携帯電話機101から受信した情報104を利用し、必要に応じてその情報104に対して返信する。カメラ付携帯電話機101とサーバ装置105は、赤外線などにより直接通信を行ってもよいし、移動通信ネットワーク、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク又はネットワークの組合せを介して通信を行ってもよい。
図2は、カメラ付携帯電話機101の構成を示すブロック図である。
定義記憶部201は不揮発性メモリであり、定義ファイル103を記憶する。定義ファイル103には、解析定義情報と符号定義情報が記述されている。解析定義情報は、画像102から情報104を抽出する際に、どの箇所のデータを、どういう順番でどれだけ読み込むかを決める。符号定義情報は、解析定義情報に従って切り出されたデータを演算する方法を決める。
解析定義取得部202、符号定義取得部203、データ取得部205、データ調整部206、データ解析部207、データ変換部208は、プログラムであり、このプログラムはCPU(Central Processing Unit)がメモリなどを利用して実行する。
撮影部204はカメラ付携帯電話機101に内蔵されたカメラであり、画像102を撮影する。出力部209は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105にデータを送信する。また、出力部209はLCD(Liquid Crystal Display)などを有し、画面を表示する。
図3は、カメラ付携帯電話機101の動作を示すフロー図である。カメラ付携帯電話機101が画像102から情報104を抽出する際のカメラ付携帯電話機101の動作を以下に示す。
まず、解析定義取得部202が定義記憶部201から定義ファイル103に含まれる解析定義情報を取得する(S301)。また、符号定義取得部203が定義記憶部201から定義ファイル103に含まれる符号定義情報を取得する(S302)。
次に、撮影部204が画像102を撮影し(S303)、データ取得部205が画像102を撮影部204から取得する(S304)。ここで、撮影部204が同じ画像102を撮影した場合、データ解析部207が画像102を解析した結果は毎回同じでなければならないが、撮影時の環境や画像102の向き、位置などが毎回同じとは限らない。そこで、同じ画像102がいつでも同じデータとしてデータ解析部207に入力されるように、データ調整部206が画像102を一定の基準に従って調整する(S305)。画像102の調整方法としては、例えば、画像102を正立像にする(画像102の方向を調整する)方法、画像102のサイズを一般的な画像処理手法を用いて正規化する(画像102のサイズを調整する)方法などがある。
データ解析部207に画像102のデータが入力されると、データ解析部207は解析定義取得部202が取得した解析定義情報に基づいて画像102を解析する(S306)。データ変換部208は符号定義取得部203が取得した符号定義情報に基づいてデータ解析部207の解析結果から情報104を抽出する(S307)。
最後に、出力部209が情報104を画面に表示する(S308)。情報104を利用してさらに別の情報を引き出したいときには、ステップS308において、出力部209が情報104をサーバ装置105に送信し、情報104をサーバ装置105から認証を受ける際の認証情報として使用し、認証が成功した場合、カメラ付携帯電話機101がサーバ装置105の提供する情報サービスを利用するといった形態が可能である。
上記の各ステップは必ずしも図3に示したような順番で処理されなくてもよい。例えば、解析定義取得部202が解析定義情報を取得するステップS301は、データ解析部207が解析定義情報に基づいて画像102を解析するステップS306の前であればどこで処理されてもよい。
ここで、解析定義情報と符号定義情報の詳細について説明する。
解析定義情報には、画像102の解析を行うために、画像102において解析の対象とする解析範囲と、解析を行う(画像102の汎用的な性質を抽出する所謂画像処理方法ではなく、ユーザが任意に解析する)方法(解析方法又は解析方式ともいう。)が定義される。例えば、解析範囲として画像102における複数の点の座標を、解析方法としてそれぞれの点の輝度や色を測定する方法を指定することができる。
図4は、画像102の例である。図4において、異なるハッチングが施された部分は、その部分の色が異なることを示している。定義ファイル103で、点A、B、C、D、Eの座標と、それぞれの点で色を測定することが指定されている場合、データ解析部207はデータ解析の結果として、5つの異なる測定値を得ることになる。
符号定義情報には、データ解析部207が行ったデータ解析の結果をデータ変換部208において符号化する方法(符号化方法又は符号化方式ともいう。)に関する定義が含まれる。上記の例では、データ解析の結果は、点A、B、C、D、Eの色の測定値である。例えば、符号化の方法として、色の測定値をRGB(Red−Green−Blue)形式で示したとき、Rの数値がGの数値より大きい場合は1、その他の場合は0を出力するように定義した場合、データ変換部208は点A、B、C、D、Eに対応する5つのビット値を出力することになる。
図5は、定義ファイル103の例である。定義ファイル103には、解析定義情報と符号定義情報が記述される。
図5の1行目から6行目までは、解析定義情報の記述例である。例えば2行目の、
A = I(80,60)
という記述は、画像102の平面座標(80,60)の点の輝度値Iを読み込み、それを変数Aに代入せよという指示である。また4行目の
C = R(55,92)
という記述は、座標(55,92)の点のRGB成分のR成分のみを読み込み、それをCという変数に代入せよという意味である。このように、図5の解析定義情報の例では、AからEまでの5点の輝度値や、カラー情報の1つの成分を読み込むように定義されている。ここで、例えばカラー情報の1つの成分を読み込むだけでなく、カラー情報をRGBのベクトルとみなして、演算を定義してもよい。また、他の様々な記述方法を用いて、上記の解析定義情報と同一の定義をすることが可能である。
図5の8行目から24行目までは、符号定義情報の記述例であり、ここでは読み込んだデータに対する加工法が定義されている。例えば9行目及び10行目の、
If (A−B) > 0 then X(1) = 1,
otherwise X(1) = 0.
という記述は、AからBを引いた値が0以上かそうでないかに従って、出力X(1)が1、もしくは0となることを示している。ここで、X(1)はビット列の1ビット目の値を示している。また15行目及び16行目の、
If (E+B−C) > 0 then X(4) = 1,
otherwise X(4)=0.
という記述は、E+B−Cの値が0以上ならばX(4)には1が入り、そうでなければ0が入る。その他、24行目のように関数を定義し、19行目と21行目のように定義した関数を用いて同様の定義をすることができる。
様々なユーザが遭遇する環境下では、通常の画像102に比べてA点もB点も同じように明るかったり、暗かったりするが、2行目及び3行目の輝度値A、Bと9行目及び10行目の情報抽出アルゴリズムのように輝度値の差分情報を用いることにより、画像102に対する照度の異なる様々な環境下でも安定した情報抽出が行える。なぜなら、差分を取ることにより、画像102全体としての輝度の変化を相殺することができるからである。
また、カラー情報は、RGB表現で例えば一般に赤なら(255,0,0)、緑は(0,255,0)、青は(0,0,255)であり、それ以外の色も全てこの3成分のベクトルとして表せる。従って、これらを適当に組み合わせれば、様々な情報を定義することができる。
以上、定義ファイル103を1つのファイルとして説明したが、これを2つ以上の異なるファイルに分割してもよい。この場合、ユーザは画像102と必要な定義ファイル103(マスク情報を含む。)を複数個用意して初めて必要な情報104を抽出できる仕組みを提供することができる。
このようにして図5の例ではX(1)からX(7)までの7ビットの情報104が得られる。これをディスプレイ上に表示したり、ファイルに書き込んだりして、ユーザが利用する。上述の例では、画像102上の5ヶ所の画像データから7ビットの情報104が得られるが、定義ファイル103に様々な演算を定義すれば、より多くのビットからなるビット列を生成することができる。また、読み込む点も任意に増やすことができ、これによっても生成する情報量を必要なだけ増やすことができる。従って、同じ画像102から異なる情報104が抽出されるように、用途に応じて異なる定義ファイル103を作成するといった利用方法が実現できる。
定義ファイル103を変更すれば同じ画像102からでも異なる情報104を抽出できる一方、画像102を変更することで同じ定義ファイル103を用いた場合でも異なる情報104を抽出することが可能になる。以下にそのような例を示す。
図6は、同じ定義ファイル103を用いて異なる画像102から異なる情報104を抽出する例である。図6において、異なるハッチングが施された部分は、その部分の色が異なることを示している。
図6の左側の画像102aと右側の画像102bは、お互いに形は同じであるが、色や輝度だけが異なっている。図6の例では、同じ定義ファイル103を使って、左側の画像102aからは1010が抽出され、右側の画像102bからは0100が抽出されている。定義ファイル103の記述中、例えば、R(b)は点bのRGBのR成分を表し、I(c)は点cの輝度を表している。
このように画像102のカラー情報や輝度情報を操作することで適当なビットを反転したりすることができる。従って、2次元バーコードのような使用法が例えば画像102の色を変更するだけでも可能となる。
以上のように、本実施の形態では、通常の画像102とその定義ファイル103を組み合わせることで、全く異なる情報104を引き出せるようになっており、これを利用すれば2次元バーコードなどの代替となる情報抽出方法を実現することができる。
また、本実施の形態では、従来の携帯電話などと同様に平面に対してランダムアクセスすることで画像データから情報を抽出する際に、画像データとして2次元バーコードのように無味乾燥な白黒ドットパターンを用いる必要がなく、図4の例のように、人間にとって意味を持つ“美しい画像”など、識別が容易なデータを用いることが可能となる。
また、本実施の形態では、定義ファイル103の記述内容しだいで、取り出せる情報量をほとんど制限無く増やすことが可能となる。
また、本実施の形態では、定義ファイル103を用いることにより、バーコードなどと違って基本的に何も加工されていない画像データから、必要な情報104を抽出することが可能となる。
また、本実施の形態では、画像102から情報104を抽出する方法を記述した定義ファイル103を利用して、定義ファイル103の違いにより同じ画像102からでも異なる情報104を抽出し、サーバ装置105へのアクセスに用いるキーやIDだけでなく、様々な用途に応じた情報104を抽出することが可能となる。従って、サーバにアクセスせずに局所的にも情報104が取り出せる。
また、本実施の形態では、定義ファイル103に記述された定義情報に応じて、個々の記憶装置に関係なく、汎用的な情報104の抽出を行うことが可能となる。
本実施の形態では、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象を主に2次元の画像102として説明したが、3次元の画像から情報104を抽出してもよい。この場合、図5に示したような定義ファイル103において、縦方向と横方向の座標以外に、高さ方向の座標を指定する。そして、定義ファイル103で指定された空間座標の輝度値やRGB成分を読み込んで、読み込んだデータを定義ファイル103で定義された方法で加工(符号化)し、情報104を取得する。
また、本実施の形態では、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象を主に静止画として説明したが、動画から情報104を抽出してもよい。動画データから情報104を抽出する場合の定義ファイル103の例を図18に示す。
静止画の場合、解析範囲が縦方向、横方向、高さ方向といった空間軸方向に広がっていたが、動画の場合は、解析範囲がさらに時間軸方向に拡張される。即ち、動画データでは、ある点における輝度値やカラー情報(RGB成分など)が時間によって変化する。図18の例では、定義ファイル103において、変数Aに時刻tにおける座標(80,60)の点の輝度値を入力し、変数Bに時刻tにおける座標(70,90)の点のカラー情報(この例では、R成分)を入力するように定義している。そして、静止画の場合と同様に、AとBの値の差分などを利用して出力するビット情報を求めるように定義している。例えば、8行目では時刻“0”でのAとBの差を基に出力する値を決定しており、10行目では時刻“1”でのAとBの差を基に出力する値を決定している。また、12行目では同じ座標(80,60)の点における違う時刻(時刻“1”と時刻“2”)の輝度値の差を基に出力する値を決定している。このように、動画データから情報104を抽出する場合には、定義ファイル103において、時刻や時間を指定し、指定した時点(時刻)における輝度や色彩の測定値、あるいは指定した期間(時間)における輝度や色彩の測定値の差を符号化する方法を定義することにより、空間軸方向だけでなく時間軸方向でのデータの違いを利用して、静止画よりもさらに多様なデータ解析が可能となる。
また、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象として、上記以外の種類のデータを用いてもよい。例えば、音声は1次元のデータであるが、時間軸方向への自由度がある。従って、時刻又は時間によって異なるデータを読み込むことが可能である。この場合、定義ファイル103において、時刻や時間を指定し、さらに、指定した時点(時刻)における周波数特性やパワー(振幅)、あるいは指定した期間(時間)における周波数やパワーの差を数値化する方法を記述しておく。そして、定義ファイル103で指定された時点又は期間の音声の周波数やパワーを測定して得られた測定値又はその差を符号化して情報104を取得する。
実施の形態2.
図7は、本実施の形態に係るデータ変換システムの構成を示す概念図である。
本実施の形態において、カメラ付携帯電話機101は、データ変換装置の一例である。カメラ付携帯電話機101は、内蔵されたカメラで画像102を撮影する。サーバ装置105は、画像102のどの位置のデータを読み出し、その読み出したデータに対してどのような演算を施すかなどを記述した定義ファイル103を保持する。カメラ付携帯電話機101は、サーバ装置105から定義ファイル103を受信する。画像102から定義ファイル103の内容に基づいて計算され出力された情報104は、カメラ付携帯電話機101において利用される。あるいは、図7のように、カメラ付携帯電話機101がサーバ装置105に情報104を送信してもよい。この場合、サーバ装置105はカメラ付携帯電話機101から受信した情報104を利用し、必要に応じてその情報104に対して返信する。カメラ付携帯電話機101とサーバ装置105は、赤外線などにより直接通信を行ってもよいし、移動通信ネットワーク、インターネット、LAN、WANなどのネットワーク又はネットワークの組合せを介して通信を行ってもよい。
図8は、カメラ付携帯電話機101及びサーバ装置105の構成を示すブロック図である。
サーバ装置105において、定義情報記憶部302は不揮発性メモリであり、定義ファイル103を記憶する。定義ファイル103には、解析定義情報と符号定義情報が記述されている。解析定義情報は、画像102から情報104を抽出する際に、どの箇所のデータを、どういう順番でどれだけ読み込むかを決める。符号定義情報は、解析定義情報に従って切り出されたデータを演算する方法を決める。定義情報送信部301は通信モジュールなどで構成され、カメラ付携帯電話機101に定義ファイル103を送信する。
カメラ付携帯電話機101において、定義受信部210は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105から定義ファイル103を受信する。
解析定義取得部202、符号定義取得部203、データ取得部205、データ調整部206、データ解析部207、データ変換部208は、プログラムであり、このプログラムはCPUがメモリなどを利用して実行する。
撮影部204はカメラ付携帯電話機101に内蔵されたカメラであり、画像102を撮影する。出力部209は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105にデータを送信する。また、出力部209はLCDなどを有し、画面を表示する。
図9は、カメラ付携帯電話機101の動作を示すフロー図である。カメラ付携帯電話機101が画像102から情報104を抽出する際のカメラ付携帯電話機101の動作を以下に示す。
まず、定義受信部210がサーバ装置105の定義情報送信部301から定義ファイル103を受信する(S401)。
次に、解析定義取得部202が定義受信部210から定義ファイル103に含まれる解析定義情報を取得する(S402)。また、符号定義取得部203が定義受信部210から定義ファイル103に含まれる符号定義情報を取得する(S403)。
続いて、撮影部204が画像102を撮影し(S404)、データ取得部205が画像102を撮影部204から取得する(S405)。ここで、撮影部204が同じ画像102を撮影した場合、データ解析部207が画像102を解析した結果は毎回同じでなければならないが、撮影時の環境や画像102の向き、位置などが毎回同じとは限らない。そこで、同じ画像102がいつでも同じデータとしてデータ解析部207に入力されるように、データ調整部206が画像102を一定の基準に従って調整する(S406)。画像102の調整方法としては、例えば、画像102を正立像にする方法、画像のサイズを一般的な画像処理手法を用いて正規化する方法などがある。
データ解析部207に画像102のデータが入力されると、データ解析部207は解析定義取得部202が取得した解析定義情報に基づいて画像102を解析する(S407)。データ変換部208は符号定義取得部203が取得した符号定義情報に基づいてデータ解析部207の解析結果から情報104を抽出する(S408)。
最後に、出力部209が情報104を画面に表示する(S409)。情報104を利用してさらに別の情報を引き出したいときには、ステップS409において、出力部209が情報104をサーバ装置105に送信し、情報104をサーバ装置105から認証を受ける際の認証情報として使用し、認証が成功した場合、カメラ付携帯電話機101がサーバ装置105の提供する情報サービスを利用するといった形態が可能である。
上記の各ステップは必ずしも図9に示したような順番で処理されなくてもよい。例えば、符号定義取得部203が符号定義情報を取得するステップS403は、データ変換部208が符号定義情報に基づいて情報を抽出するステップS408の前であればどこで処理されてもよい。また、例えば、ステップS409において出力部209が情報104を出力する処理を省略してもよい。
解析定義情報と符号定義情報の詳細については、実施の形態1で説明したものと同様である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、定義ファイル103を変更すれば同じ画像102からでも異なる情報104を抽出できるし、画像102を変更することで同じ定義ファイル103を用いた場合でも異なる情報104を抽出することが可能である。
本実施の形態では、カメラ付携帯電話機101が定義ファイル103をサーバ装置105からダウンロードすることで、同じ画像102から抽出される情報104を、例えばサーバ装置105が提供するサービスの管理者が操作することができる。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象として3次元の画像、動画、音声など、2次元の画像以外のデータを用いることができる。
実施の形態3.
図10は、本実施の形態に係るデータ変換システムの構成を示す概念図である。
本実施の形態において、携帯電話機106は、データ変換装置の一例である。サーバ装置105は、画像ファイル107を保持する。携帯電話機106は、画像ファイル107のどの位置のデータを読み出し、その読み出したデータに対してどのような演算を施すかなどを記述した定義ファイル103を保持する。携帯電話機106は、サーバ装置105から画像ファイル107を受信する。画像ファイル107から定義ファイル103の内容に基づいて計算され出力された情報104は、携帯電話機106において利用される。あるいは、図10のように、携帯電話機106がサーバ装置105に情報104を送信してもよい。この場合、サーバ装置105は携帯電話機106から受信した情報104を利用し、必要に応じてその情報104に対して返信する。携帯電話機106とサーバ装置105は、赤外線などにより直接通信を行ってもよいし、移動通信ネットワーク、インターネット、LAN、WANなどのネットワーク又はネットワークの組合せを介して通信を行ってもよい。
図11は、携帯電話機106の構成を示すブロック図である。
定義記憶部201は不揮発性メモリであり、定義ファイル103を記憶する。定義ファイル103には、解析定義情報と符号定義情報が記述されている。解析定義情報は、画像ファイル107から情報104を抽出する際に、どの箇所のデータを、どういう順番でどれだけ読み込むかを決める。符号定義情報は、解析定義情報に従って切り出されたデータを演算する方法を決める。
データ受信部211は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105から画像ファイル107を受信する。
解析定義取得部202、符号定義取得部203、データ取得部205、データ解析部207、データ変換部208は、プログラムであり、このプログラムはCPUがメモリなどを利用して実行する。
出力部209は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105にデータを送信する。また、出力部209はLCDなどを有し、画面を表示する。
図12は、携帯電話機106の動作を示すフロー図である。携帯電話機106が画像ファイル107から情報104を抽出する際の携帯電話機106の動作を以下に示す。
まず、解析定義取得部202が定義記憶部201から定義ファイル103に含まれる解析定義情報を取得する(S501)。また、符号定義取得部203が定義記憶部201から定義ファイル103に含まれる符号定義情報を取得する(S502)。
次に、データ受信部211がサーバ装置105から画像ファイル107を受信し(S503)、データ取得部205が画像ファイル107の画像をデータ受信部211から取得し(S504)、データ解析部207に入力する。
データ解析部207に画像ファイル107の画像データが入力されると、データ解析部207は解析定義取得部202が取得した解析定義情報に基づいて画像を解析する(S505)。データ変換部208は符号定義取得部203が取得した符号定義情報に基づいてデータ解析部207の解析結果から情報104を抽出する(S506)。
最後に、出力部209が情報104を画面に表示する(S507)。情報104を利用してさらに別の情報を引き出したいときには、ステップS507において、出力部209が情報104をサーバ装置105に送信し、情報104をサーバ装置105から認証を受ける際の認証情報として使用し、認証が成功した場合、携帯電話機106がサーバ装置105の提供する情報サービスを利用するといった形態が可能である。
上記の各ステップは必ずしも図12に示したような順番で処理されなくてもよい。例えば、データ受信部211が画像ファイル107を受信するステップS503は、データ取得部205が画像を取得するステップS504の前であればどこで処理されてもよい。
解析定義情報と符号定義情報の詳細については、実施の形態1で説明したものと同様である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、定義ファイル103を変更すれば同じ画像102からでも異なる情報104を抽出できるし、画像102を変更することで同じ定義ファイル103を用いた場合でも異なる情報104を抽出することが可能である。
本実施の形態では、携帯電話機106が画像ファイル107をサーバ装置105からダウンロードすることで、携帯電話機106においてカメラなど画像を撮影する手段が必要ない。つまり、より安価で汎用的なデータ変換装置を利用できる。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象として3次元の画像、動画、音声など、2次元の画像以外のデータを用いることができる。
実施の形態4.
図13は、本実施の形態に係るデータ変換システムの構成を示す概念図である。
本実施の形態において、携帯電話機106は、データ変換装置の一例である。携帯電話機106は、画像ファイル107を複数保持する。また、画像ファイル107のどの位置のデータを読み出し、その読み出したデータに対してどのような演算を施すかなどを記述した定義ファイル103を複数保持する。画像ファイル107と定義ファイル103が選択され、その画像ファイル107から定義ファイル103の内容に基づいて計算され出力された情報104は、携帯電話機106において利用される。あるいは、図1のように、携帯電話機106がサーバ装置105に情報104を送信してもよい。この場合、サーバ装置105は携帯電話機106から受信した情報104を利用し、必要に応じてその情報104に対して返信する。携帯電話機106とサーバ装置105は、赤外線などにより直接通信を行ってもよいし、移動通信ネットワーク、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク又はネットワークの組合せを介して通信を行ってもよい。
図14は、携帯電話機106の構成を示すブロック図である。
定義記憶部201は不揮発性メモリであり、複数の定義ファイル103を記憶する。定義ファイル103には、解析定義情報と符号定義情報が記述されている。解析定義情報は、画像102から情報104を抽出する際に、どの箇所のデータを、どういう順番でどれだけ読み込むかを決める。符号定義情報は、解析定義情報に従って切り出されたデータを演算する方法を決める。
データ記憶部213は不揮発性メモリであり、複数の画像ファイル107を記憶する。
解析定義取得部202、符号定義取得部203、データ取得部205、データ解析部207、データ変換部208は、プログラムであり、このプログラムはCPUがメモリなどを利用して実行する。
出力部209は無線通信回路やアンテナなどで構成され、サーバ装置105にデータを送信する。また、出力部209はLCDなどを有し、画面を表示する。
定義選択部212、データ選択部214は例えば操作キーである。定義選択部212は定義記憶部201に記憶された定義ファイル103を選択する。データ選択部214はデータ記憶部213に記憶された画像ファイル107を選択する。
図15は、携帯電話機106の動作を示すフロー図である。携帯電話機106が画像ファイル107から情報104を抽出する際の携帯電話機106の動作を以下に示す。
まず、定義選択部212が定義記憶部201に記憶された複数の定義ファイル103から1つを選択する(S601)。このとき、例えば、出力部209が定義記憶部201に記憶されている定義ファイル103の一覧を画面などに表示し、携帯電話機106のユーザが操作キーを使って定義ファイル103を選択する。ここで、定義情報が複数の定義ファイル103に分割されている場合には、複数の定義ファイル103が選択される。
次に、解析定義取得部202が定義記憶部201から選択された定義ファイル103に含まれる解析定義情報を取得する(S602)。また、符号定義取得部203が定義記憶部201から選択された定義ファイル103に含まれる符号定義情報を取得する(S603)。
続いて、データ選択部214がデータ記憶部213に記憶された複数の画像ファイル107から1つを選択する(S604)。このとき、例えば、出力部209がデータ記憶部213に記憶されている画像ファイル107の一覧を画面などに表示し、携帯電話機106のユーザが操作キーを使って画像ファイル107を選択する。
次に、データ取得部205がデータ記憶部213から選択された画像ファイル107の画像を取得し(S605)、データ解析部207に入力する。
データ解析部207に画像ファイル107の画像データが入力されると、データ解析部207は解析定義取得部202が取得した解析定義情報に基づいて画像を解析する(S606)。データ変換部208は符号定義取得部203が取得した符号定義情報に基づいてデータ解析部207の解析結果から情報104を抽出する(S607)。
最後に、出力部209が情報104を画面に表示する(S609)。情報104を利用してさらに別の情報を引き出したいときには、ステップS609において、出力部209が情報104をサーバ装置105に送信し、情報104をサーバ装置105から認証を受ける際の認証情報として使用し、認証が成功した場合、携帯電話機106がサーバ装置105の提供する情報サービスを利用するといった形態が可能である。
上記の各ステップは必ずしも図15に示したような順番で処理されなくてもよい。例えば、データ選択部214が画像ファイル107を選択するステップS604は、データ取得部205が画像を取得するステップS605の前であればどこで処理されてもよい。
解析定義情報と符号定義情報の詳細については、実施の形態1で説明したものと同様である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、定義ファイル103を変更すれば同じ画像102からでも異なる情報104を抽出できるし、画像102を変更することで同じ定義ファイル103を用いた場合でも異なる情報104を抽出することが可能である。
本実施の形態では、携帯電話機106が複数の画像ファイル107と定義ファイル103を記憶し、携帯電話機106のユーザやプログラムが画像ファイル107と定義ファイル103を選択することができるため、携帯電話機106において独自に様々な情報104を抽出することが可能となる。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、定義ファイル103を用いて情報104を抽出する対象として3次元の画像、動画、音声など、2次元の画像以外のデータを用いることができる。
実施の形態5.
実施の形態1から4まででは、データ変換装置の例として携帯電話機を用いたが、その他の電子機器を用いてもよい。本実施の形態では、データ変換装置としてコンピュータを用いる例について説明する。
本実施の形態に係るデータ変換装置の内部構成や動作は、実施の形態1から4までと同様である。
図16は、本実施の形態におけるデータ変換装置の外観の一例を示す図である。
図16において、データ変換装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。
また、データ変換装置100は、LAN942、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。LAN942又はインターネット940にはサーバ装置が接続される。サーバ装置はデータ変換装置と同様にコンピュータに実装される。
図17は、本実施の形態におけるデータ変換装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図17において、データ変換装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、データ記憶部、定義記憶部の一例である。サーバ装置の定義情報記憶部はこれらと同様のメモリに実装される。
通信ボード915は、LAN942などに接続されており、データ受信部、定義受信部の一例である。サーバ装置の定義情報送信部は同様の通信モジュールに実装される。
例えば、K/B902、FDD904などは、データ選択部、定義選択部の一例である。
また、例えば、CRT表示装置901、プリンタ装置906、通信ボード915などは、出力部の一例である。
また、例えば、スキャナ装置907などは、実施の形態1及び2で説明した撮影部に代用することが可能である。
ここで、通信ボード915は、LAN942に限らず、直接、インターネット940、あるいはISDNなどのWANに接続されていても構わない。直接、インターネット940、あるいはISDNなどのWANに接続されている場合、データ変換装置100は、インターネット940、あるいはISDNなどのWANに接続され、ゲートウェイ941は不要となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態1から4までで説明した「〜部」に相当する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1から4までで説明したフロー図の各ステップの処理結果が、ファイルとして記憶されている。
また、実施の形態1から4までで説明したブロック図の矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)などのその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、実施の形態1から4までで説明した「〜部」は、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組合せ、さらには、ファームウェアとの組合せで実施されても構わない。
また、実施の形態1から4までで説明したプログラムは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)などのその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
上記実施の形態1から5までで説明した方法及び装置は、
画像や音声などの本来の目的を持つ加工されていない1次データファイルと、その全てもしくは部分データを読み出し、加工、変換する方法を規定した定義ファイルを有し、この2つのファイルから、1次データとは異なる2次データとしての情報を生成、抽出することを特徴とする。
また、上記方法及び装置は、
1次データファイルとして加工されたファイルを用いても同様のデータ抽出が行えることを特徴とする。
また、上記方法及び装置は、
1次データファイルと、定義ファイルのどちらか片方、もしくは両方を、他のサーバなどからダウンロードして2次データとしての情報を抽出することを特徴とする。
また、上記方法及び装置は、
1次データファイルと、定義ファイルのどちらか片方、もしくは両方を、他のサーバなどからダウンロードして2次データとしての情報を抽出し、さらにその2次データを各種サービスを提供するサーバに送信し、必要な情報を取り出すことを特徴とする。
また、上記方法及び装置は、
定義ファイルのパラメータを変更したり、1次データファイルや定義ファイルを加工するより高次の定義ファイルを有することを特徴とする。
実施の形態1に係るデータ変換システムの構成を示す概念図。 実施の形態1に係るデータ変換装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るデータ変換装置の動作を示すフロー図。 情報を抽出する対象となる画像の例を示す図。 画像から情報を抽出する方法を記述した定義ファイルの例を示す図。 同じ定義ファイルを用いて異なる画像から異なる情報を抽出する例を示す図。 実施の形態2に係るデータ変換システムの構成を示す概念図。 実施の形態2に係るデータ変換装置及びサーバ装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係るデータ変換装置の動作を示すフロー図。 実施の形態3に係るデータ変換システムの構成を示す概念図。 実施の形態3に係るデータ変換装置の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係るデータ変換装置の動作を示すフロー図。 実施の形態4に係るデータ変換システムの構成を示す概念図。 実施の形態4に係るデータ変換装置の構成を示すブロック図。 実施の形態4に係るデータ変換装置の動作を示すフロー図。 実施の形態5におけるデータ変換装置の外観の一例を示す図。 実施の形態5におけるデータ変換装置のハードウェア構成の一例を示す図。 動画から情報を抽出する方法を記述した定義ファイルの例を示す図。
符号の説明
100 データ変換装置、101 カメラ付携帯電話機、102 画像、103 定義ファイル、104 情報、105 サーバ装置、106 携帯電話機、107 画像ファイル、201 定義記憶部、202 解析定義取得部、203 符号定義取得部、204 撮影部、205 データ取得部、206 データ調整部、207 データ解析部、208 データ変換部、209 出力部、210 定義受信部、211 データ受信部、212 定義選択部、213 データ記憶部、214 データ選択部、301 定義情報送信部、302 定義情報記憶部、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (21)

  1. 第2のデータに変換するための加工がなされていない第1のデータを前記第2のデータに変換するデータ変換装置であって、
    画像の解析を行うために、前記画像のうち前記解析の対象とする解析範囲として複数の点が位置する座標を定義するとともに、前記解析を行う解析方法を定義する解析定義情報を取得する解析定義取得部と、
    任意のビット数を定義するとともに、前記解析の結果を符号化する符号化方法として、前記複数の点の各点を解析した値を入力値とし前記ビット数のビット列を出力値とする演算式を定義する符号定義情報を取得する符号定義取得部と、
    前記第1のデータとして任意の画像を取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析するデータ解析部と、
    前記データ解析部が前記画像における前記複数の点の各点を解析したを、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義された前記演算式により、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義されたビット数のビット列に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力するデータ変換部とを備えることを特徴とするデータ変換装置。
  2. 前記符号定義情報は、前記符号化方法として、少なくとも前記複数の点に含まれる特定の2つの点を解析した値の差をビット値に符号化する演算式を含む複数の演算式であって前記ビット数のビット列を構成するビットごとに個別の演算式を定義し、
    前記データ変換部は、
    少なくとも前記データ解析部が前記画像における前記2つの点を解析した値の差を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる演算式によりビット値に符号化するとともに、前記データ解析部が前記画像における前記複数の点の各点を解析した値を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる他の演算式により前記ビット数のビット列を構成する当該ビット値以外のビット値に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力することを特徴とする請求項に記載のデータ変換装置。
  3. 前記解析定義情報は、前記解析方法として輝度を測定する方法を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点の前記輝度を測定することを特徴とする請求項又はに記載のデータ変換装置。
  4. 前記解析定義情報は、前記解析方法として色彩を測定する方法を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された前記複数の点の前記色彩を測定することを特徴とする請求項からまでのいずれかに記載のデータ変換装置。
  5. 前記解析定義情報は、前記色彩としてRGB(Red−Green−Blue)成分のR(赤)成分とG(緑)成分とB(青)成分とのうち少なくともいずれか1つを測定する方法を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された前記複数の点の前記R成分とG成分とB成分とのうち少なくともいずれか1つを測定することを特徴とする請求項に記載のデータ変換装置。
  6. 前記データ取得部は、
    前記画像として動画を取得することを特徴とする請求項からまでのいずれかに記載のデータ変換装置。
  7. 前記解析定義情報は、前記解析範囲として、さらに、複数の時点を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記動画における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点における前記座標で示された複数の点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析することを特徴とする請求項に記載のデータ変換装置。
  8. 前記符号定義情報は、前記符号化方法として、少なくとも前記複数の時点に含まれる特定の2つの時点における同一の点を解析した値の差、又は、同一の時点における前記複数の点に含まれる特定の2つの点を解析した値の差をビット値に符号化する演算式を含む複数の演算式であって前記ビット数のビット列を構成するビットごとに個別の演算式を定義し、
    前記データ変換部は、
    少なくとも前記データ解析部が前記動画における前記2つの時点における同一の点を解析した値の差、又は、前記データ解析部が前記動画における同一の時点における前記2つの点を解析した値の差を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる演算式によりビット値に符号化するとともに、前記データ解析部が前記動画における前記複数の点の各点を解析した値を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる他の演算式により前記ビット数のビット列を構成する当該ビット値以外のビット値に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力することを特徴とする請求項に記載のデータ変換装置。
  9. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記画像を撮影する撮影部を備え、
    前記データ取得部は、
    前記撮影部が撮影した前記画像を取得することを特徴とする請求項からまでのいずれかに記載のデータ変換装置。
  10. 第2のデータに変換するための加工がなされていない第1のデータを前記第2のデータに変換するデータ変換装置であって、
    音声の解析を行うために、前記音声のうち前記解析の対象とする解析範囲として複数の時点を定義するとともに、前記解析を行う解析方法を定義する解析定義情報を取得する解析定義取得部と、
    任意のビット数を定義するとともに、前記解析の結果を符号化する符号化方法として、前記複数の時点の各時点を解析した値を入力値とし前記ビット数のビット列を出力値とする演算式を定義する符号定義情報を取得する符号定義取得部と、
    前記第1のデータとして任意の音声を取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した前記音声における前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記複数の時点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析するデータ解析部と、
    前記データ解析部が前記音声における前記複数の時点の各時点を解析したを、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義された前記演算式により、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義されたビット数のビット列に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力するデータ変換部とを備えることを特徴とするデータ変換装置。
  11. 前記符号定義情報は、前記符号化方法として、少なくとも前記複数の時点に含まれる特定の2つの時点を解析した値の差をビット値に符号化する演算式を含む複数の演算式であって前記ビット数のビット列を構成するビットごとに個別の演算式を定義し、
    前記データ変換部は、
    少なくとも前記データ解析部が前記音声における前記2つの時点を解析した値の差を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる演算式によりビット値に符号化するとともに、前記データ解析部が前記音声における前記複数の時点の各時点を解析した値を、前記符号定義情報に定義された前記複数の演算式に含まれる他の演算式により前記ビット数のビット列を構成する当該ビット値以外のビット値に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力することを特徴とする請求項10に記載のデータ変換装置。
  12. 前記解析定義情報は、前記解析方法として周波数を測定する方法を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記音声における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点の前記周波数を測定することを特徴とする請求項10又は11に記載のデータ変換装置。
  13. 前記解析定義情報は、前記解析方法として振幅を測定する方法を定義し、
    前記データ解析部は、
    前記データ取得部が取得した前記音声における前記解析定義情報に定義された前記複数の時点の前記振幅を測定することを特徴とする請求項10から12までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  14. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記解析定義取得部が取得する前記解析定義情報又は前記符号定義取得部が取得する符号定義情報を記憶する定義記憶部を備えることを特徴とする請求項1から13までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  15. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記解析定義取得部が取得する前記解析定義情報又は前記符号定義取得部が取得する符号定義情報を受信する定義受信部を備えることを特徴とする請求項1から13までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  16. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記解析定義取得部が取得する前記解析定義情報又は前記符号定義取得部が取得する符号定義情報を選択する定義選択部を備えることを特徴とする請求項1から13までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  17. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記データ変換部が出力した前記第2のデータを、サーバ装置から認証を受ける際の認証情報として出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1から16までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  18. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記データ取得部が取得する前記第1のデータを記憶するデータ記憶部、又は、前記データ取得部が取得する前記第1のデータを受信するデータ受信部、又は、前記データ取得部が取得する前記第1のデータを選択するデータ選択部を備えることを特徴とする請求項1から17までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  19. 前記データ変換装置は、さらに、
    前記第1のデータの前記解析を行うために、前記データ取得部が取得した前記第1のデータを調整するデータ調整部を備え、
    前記データ解析部は、
    前記データ調整部が調整した前記第1のデータを解析することを特徴とする請求項1から18までのいずれかに記載のデータ変換装置。
  20. 第2のデータに変換するための加工がなされていない第1のデータを前記第2のデータに変換するデータ変換方法であって、
    データ変換装置の解析定義取得部が、画像の解析を行うために、前記画像のうち前記解析の対象とする解析範囲として複数の点が位置する座標を定義するとともに、前記解析を行う解析方法を定義する解析定義情報を取得し、
    前記データ変換装置の符号定義取得部が、任意のビット数を定義するとともに、前記解析の結果を符号化する符号化方法として、前記複数の点の各点を解析した値を入力値とし前記ビット数のビット列を出力値とする演算式を定義する符号定義情報を取得し、
    前記データ変換装置のデータ取得部が、前記第1のデータとして任意の画像を取得し、
    前記データ変換装置のデータ解析部が、前記画像における前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点を、前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析し、
    前記データ変換装置のデータ変換部が、前記画像における前記複数の点の各点を解析したを、前記符号定義情報に定義された前記演算式により、前記符号定義情報に定義されたビット数のビット列に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力することを特徴とするデータ変換方法。
  21. 情報を送信するサーバ装置と、第2のデータに変換するための加工がなされていない第1のデータを前記第2のデータに変換するデータ変換装置とを備えるデータ変換システムであって、
    前記サーバ装置は、
    画像の解析を行うために前記画像のうち前記解析の対象とする解析範囲として複数の点が位置する座標を定義するとともに、前記解析を行う解析方法を定義する解析定義情報と、任意のビット数を定義するとともに、前記解析の結果を符号化する符号化方法として、前記複数の点の各点を解析した値を入力値とし前記ビット数のビット列を出力値とする演算式を定義する符号定義情報とを記憶する定義情報記憶部と、
    前記定義情報記憶部に記憶された前記解析定義情報と前記符号定義情報とを前記データ変換装置に送信する定義情報送信部とを備え、
    前記データ変換装置は、
    前記定義情報送信部が送信した前記解析定義情報と前記符号定義情報とを受信する定義受信部と、
    前記定義受信部が受信した前記解析定義情報を取得する解析定義取得部と、
    前記定義受信部が受信した前記符号定義情報を取得する符号定義取得部と、
    前記第1のデータとして任意の画像を取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した前記画像における前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記座標で示された複数の点を、前記解析定義取得部が取得した前記解析定義情報に定義された前記解析方法により解析するデータ解析部と、
    前記データ解析部が前記画像における前記複数の点の各点を解析したを、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義された前記演算式により、前記符号定義取得部が取得した前記符号定義情報に定義されたビット数のビット列に符号化し、当該ビット列を前記第2のデータとして出力するデータ変換部とを備えることを特徴とするデータ変換システム。
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