JP2006202226A - プラント運転支援方法、プラント運転支援装置及びプラント運転支援システム - Google Patents

プラント運転支援方法、プラント運転支援装置及びプラント運転支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】 制御パラメータ調整の信頼性を評価する手法を提供する。
【解決手段】 プラント運転支援装置700は、プラント制御に係る制御パラメータの設定値の設定経緯情報に基づいて前記設定値の信頼度を評価する評価手段720と、該評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段730とをコンピュータを用いて構成し、設定経緯情報として設定者の識別情報、設定した自動調整ツールの識別情報、設定日時の情報、仮設定か否かの情報、過去の実績に基づくか否かの情報、ステップ応答試験の有無情報、運転条件の情報、他の制御パラメータとの干渉を考慮したか否かの情報、自動調整ツールによる更新回数情報などの情報を用いて信頼度を評価するとともに、プラント制御調整を安全に行うガイダンス760,770を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラント運転支援方法、プラント運転支援装置及びプラント運転支援システムに係り、具体的には、プラント制御の調整を支援する技術に関する。
先行制御やフィードバック制御の制御系には、制御の応答性などの制御特性を設定又は調整する制御パラメータが含まれている。制御パラメータは、試運転等の過程で判明した実際の発電プラントの特性を考慮して、所望の制御性能が得られるように調整される。例えば、試運転において、燃料流量や給水流量をステップ状に変化させるステップ試験を実施して蒸気温度変化などのプラント制御特性を把握し、その試験結果に基づいて先行制御やフィードバック制御の制御パラメータを調整する。次いで、発電出力を負荷指令値に追従させて運転する負荷変化試験を運転条件を変化させて実施し、各運転条件における蒸気温度変化などのプラント制御特性を把握して先行制御やフィードバック制御の制御パラメータを段階的に調整することが行われている。
この制御パラメータの調整作業は、熟練運転員が行ったり、試験により得られたプラント制御特性に基づいて調整するプログラム化された自動調整ツールにより行われる。先行制御パラメータの自動調整ツールとしては、例えば特許文献1、2に記載されている技術が知られている。特許文献1によれば、負荷指令信号の変化時における蒸気温度の変動を抑制するために、負荷指令信号の変化時の主蒸気温度と目標温度との偏差を蒸気温度の特徴量とし、その特徴量を基にファジー推論によって最適な先行制御信号のパターンを求め、これに基づいて制御パラメータを自動調整するようにしている。
特開平7−4420号公報
ところで、設定した制御パラメータが適切でない場合、その状態で負荷変化試験を実施すると、運転条件によっては蒸気温度の変動が制限範囲を大きく超えて保護回路が動作し、プラントが停止する可能性がある。そのために、試運転工程が遅れたり、機器に損傷を与えるおそれがある。また、制御パラメータの調整が適切に行われたか否かは、制御パラメータの値からは判断することができない。
そこで、制御パラメータの調整が、負荷変化試験などにおける運転条件の変化に対応できる程度に、適切に行われた信頼性を有するか否かについて評価する手法を確立することが要望される。
本発明は、制御パラメータ調整の信頼性を評価する手法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のプラント運転支援装置は、プラント制御に係る制御パラメータの設定値の設定経緯情報に基づいて前記設定値の信頼度を評価する評価手段と、該評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段とをコンピュータを用いて構成したことを特徴とする。
本発明によれば、制御パラメータ調整の信頼性を合理的に評価することができる。
本発明のプラント運転支援装置は、プラント制御に係る制御パラメータの設定値及び該設定値の設定経緯情報の入力画面を有する入力手段と、前記入力画面に入力された前記設定経緯情報に基づいて前記設定値の信頼度を評価する評価手段と、この評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段とをコンピュータを用いて構成することができる。
すなわち、制御パラメータの設定値の信頼度を評価するために重要な情報は、その設定値が設定された経緯情報、言い換えれば設定根拠などの情報である。例えば、用手法的に設定された場合は設定者の経験度合、自動調整ツールを用いて設定された場合はその自動調整ツールの信頼度合などによって、信頼度の評価が大きく異なる現実がある。したがって、制御パラメータの設定経緯情報に基づいて、設定値の信頼度を評価することが合理的であり、制御パラメータの調整が十分に且つ適切に行われたか否かを的確に評価できる。その結果、必要な制御パラメータの調整が十分に実施されたかどうかを合理的に判断できる。
ここで、設定経緯情報は、具体的には、設定者の識別情報、設定した自動調整ツールの識別情報、設定日時の情報、仮設定か否かの情報、過去の実績に基づくか否かの情報、ステップ応答試験の有無情報、運転条件の情報、他の制御パラメータとの干渉を考慮したか否かの情報、自動調整ツールによる更新回数情報の少なくとも1つを適用することができる。
また、評価手段は、設定経緯情報に対応させて評価値が設定された評価値テーブルから入力された前記設定経緯情報に対応する評価値を読み出し、信頼値計算手段は、評価手段により読み出された評価値と信頼度の評価基準が設定された評価基準テーブルに設定された評価基準と比較して、設定値の信頼値を求めるようにすることができる。
さらに、評価基準テーブルは、入力されるプラント運転条件を加味した信頼度の評価基準を設定することが好ましい。すなわち、設定されている制御パラメータが、急激な負荷変化に対応できる信頼性を有するか否か、プラント運転条件との関係で評価すべきだからである。
また、上記の場合において、設定値に対応させて当該制御パラメータのプラント制御に関わる重要度に基づいた重み係数を定義してなる重み付けテーブルを設け、信頼値計算手段は、重み係数を加味した評価値と評価基準と比較して信頼値を計算することができる。この場合に、評価基準テーブルは、入力されるプラント運転条件を加味して評価基準を設定されてなるものとすることができ、また、重み係数は、プラント運転条件を加味して定義されてなるものとすることができる。
さらに、いずれの場合においても、評価値が評価基準値を満たさない場合は、その旨を運転員等にガイダンス表示することが好ましい。これによれば、仮設定のままで、次の試運転に進むなどの見落としを防止できるなどの効果がある。その結果、プラント停止による工程の遅れや機器の損傷を防ぐことができ、試運転を効率的に進めることが可能となる。
また、信頼値計算手段により計算された信頼値に基づいて、プラント運転条件による運転の可否を判断する判断手段を設けることにより、プラント制御調整を安全に行うガイダンスを提供することができる。さらに、信頼度の評価が向上する制御パラメータの設定方法ないし調整方法を策定してガイダンス表示する手段を備えることができる。
また、本発明のプラント運転支援システムは、プラント制御に係る制御ロジックを作成する制御ロジック作成手段と、前記制御ロジックに係る制御パラメータを設定する制御パラメータ設定手段と、プラントの運転スケジュールを管理するテーブルデータを設定するテーブルデータ設定手段とを有してなる保守ツールと、 前記制御パラメータ設定手段により設定された制御パラメータの設定経緯情報に基づいて、前記制御パラメータの設定値の信頼度を評価する評価手段と、該評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段とを有して構成できる。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明の運転支援装置を火力発電プラントに適用した場合を例に説明するが、本発明は種々のプラントの運転支援装置に適用することができる。
図1は、火力発電プラント100と、火力発電プラント100を制御する制御装置200と、保守ツール300と、本発明に係る運転支援装置700の全体構成を表すブロック図である。制御装置200は、火力発電プラント100で計測した計測値等を用いて、火力発電プラント100の制御指令値を生成する。保守ツール300は、制御ロジック図を作成したり、改造する機能、及び、制御パラメータ値を設定する機能を有する。運転支援装置700は、本発明の特徴部を構成するものであり、運転者の要求する運転スケジュールを管理するとともに、運転支援の機能を有する。なお、本実施形態では、制御装置200、保守ツール300、運転支援装置700をそれぞれ異なる装置に区分して記載したが、単一の装置によってそれぞれの機能を構成することができる。
火力発電プラント100は、例えば、図2に示す一実施形態のように構成されている。火力発電プラント100においては、石炭やバイオマス等の燃料と燃料搬送用の1次空気をバーナ120、121、122から、燃焼調整用の2次空気を空気ポート123からボイラ101の火炉部へ供給し、それらを火炉で燃焼し、高温のガスを発生させるようになっている。給水ポンプ118によりボイラ101を循環する供給水は、その一部がスプレ水として引き抜かれた後、火炉水壁119にて加熱されて蒸発する。この蒸気は、1次過熱器102、2次過熱器103、3次過熱器104を通過する間にボイラ101の煙道部を通過するガスによりさらに加熱されて高温高圧の蒸気となる。この高温高圧の蒸気は、タービン加減弁131を介して、タービン111に導かれ、タービン111を駆動して発電機112により発電する。タービン111を通過した蒸気は、冷却水114により復水器113で冷却される。復水器113を通過した水は、給水ポンプ118により、再度ボイラ101内を循環する。
ここで、2次過熱器103の出口蒸気温度と、3次過熱器104の出口蒸気温度を制御するため、2次過熱器103の入口と3次過熱器104の入口には、2次過熱器減温器107、3次過熱器減温器108が配置されている。2次過熱器減温器107、3次過熱器減温器108から噴出されるスプレ水と、蒸気管を通過する蒸気を混合することにより、蒸気温度を下げることができる。ボイラ101を通過したガスは、排ガス処理装置105で排ガスに含まれている有害物質が除去された後、煙突106から大気に放出される。
なお、図2では、過熱器系のみを記載したが、タービン111を通過した蒸気を再びボイラ101へ導き、ボイラ101にてこの蒸気を再加熱し、この再加熱した蒸気で低圧タービンを駆動する再熱系を有する場合もある。また、図2では、減温器を2次過熱器103と3次過熱器104の入口に配置したが、1次過熱器102の入口など、他の場所に配置する場合もある。
このように構成される火力発電プラント100の運転状態は、蒸気温度計測器115、116、蒸気圧力計測器132、133、発電機出力計測器117等のデータ測定装置で計測され、制御装置200へ伝送される。火力発電プラント100には、この他にも種々のプロセス値を計測するための計測器が取り付けられており、それらによる計測値も制御装置200で取り込んでいる。
制御装置200は、これらの計測値を基にして火力発電プラント100の運転状態を把握し、火力発電プラント100が望ましい状態になるように燃料流量調節弁124、125、126、空気流量調節弁127、128、129、130、スプレ流量調節弁109、110、タービン加減弁131、給水ポンプ118などの機器に対する制御指令値を作成し、火力発電プラント100へ伝送する。
すなわち、制御装置200は、図1に示すように、外部入力インターフェイス210を介して、キーボード291やマウス292等から構成される外部入力装置290からの信号、火力発電プラント100で計測したプロセス値、及び、運転支援装置700からの信号を受信する。演算部220では、受信した信号を必要に応じて記憶部230に記憶しながら、各種の制御指令信号を演算により生成する。生成された制御指令信号は外部出力インターフェイス240を介して、対応の制御機器へ出力される。外部出力インターフェイス240には、画像表示装置293と磁気ディスク294が接続されており、運転者とのインターフェイスとして機能する。火力発電プラントの運転者は、外部入力装置290を用いてプラントの運転スケジュールを設定する。その内容は画像表示装置293で確認できる。
保守ツール300は、図1に示すように、外部入力インターフェイス310を介してキーボード291やマウス292等から構成される外部入力装置290からの信号、運転支援装置700からの信号を受信する。制御ロジックの設計者は、制御ロジック図面や制御パラメータ設定値を画像表示装置293で確認しながら、外部入力装置290を用いて制御ロジック図面を作成したり改造するとともに、制御パラメータ設定のための情報を入力する。
制御ロジック作成部320、制御パラメータ設定部321、テーブルデータ設定部322では、受信した信号を基に制御ロジック図面を作成したり改造し、さらに制御パラメータの設定、及び、テーブルデータの設定を実施する。作成された制御ロジック図面や制御パラメータ設定値、テーブルデータはデータベース330に保存される。
データベース330には、制御装置200と運転支援装置700からもアクセスすることが可能であり、必要に応じてデータを参照できる。例えば、制御装置200の演算部220では、データベース330に保存されている制御ロジック図面と制御パラメータ値を参照して制御演算を実行する。
図3に、データベース330に保存されている制御ロジック図面の一例を示す。データベース330には、図3に示した制御ロジック以外にも、火力発電プラント100を制御するのに必要な制御ロジック図面が保存されている。これらの制御ロジック図面は、制御ロジック作成部320で作成される図面である。同図にに示すように、ロジック図面331には、図面番号を記入する欄332がある。データベース330に保存されているロジック図面には、その全てに異なる図面番号が割り振られている。また、制御ロジックは、図3に示すPI(比例積分)要素333、335、FG(非線形関数)要素334、先行制御信号発生器336等のモジュールで構成される。モジュールを動作させるのに制御パラメータを必要とする要素には、要素を識別するための要素認識番号が、モジュールの右下に記載される。例えば、PI要素では、入力信号X(j)に対して、出力信号Y(j)を数1に基づいて生成する。ただし、DTはサンプリング時間、jはステップ数であり、Gは比例ゲイン、TIは積分時間である。
Figure 2006202226

PI要素には、比例ゲインGと積分時間TIに加えて、出力信号Y(j)の上限値HLと下限値LLの制御パラメータがある。このPI要素を動作させるには、これら4つの制御パラメータを設定する必要がある。制御パラメータは、制御パラメータ設定部321で設定する。また、これらの制御パラメータは、例えば、プラントの主に試運転の段階で調整する。
図4に、試運転における制御パラメータ設定値の調整手順の一例のフローチャートを示す。図示のように、制御パラメータ設定値の調整は、ステップ応答試験350や負荷変化試験352、354の後に、それぞれの試験結果に基づいて実施する。これは熟練の運転員が調整する場合や、自動調整ツールを用いて調整する場合がある。このように、試験結果に基づいて制御パラメータの設定値を段階的に調整し、負荷変化運転などの運転条件を実際の運転に段階的に近付けることにより、蒸気温度の変動を抑制し、発電出力の出力目標値への追従性能を向上させている。つまり、制御パラメータの設定値が適切か否かの信頼度に応じて、例えば、蒸気温度の変動を抑制し得る運転条件が制限されるから、運転条件変更の各段階で設定値の信頼度を評価することが重要である。
図5に、制御パラメータ設定画面400の一例を示す。制御パラメータ設定画面400は、画像表示装置293に表示される制御ロジック図面331のPI要素333を選択した時に表示される画面である。図に示すように、制御パラメータ設定画面400は、ロジック図面番号の記入欄410、要素認識番号の記入欄420、設定方法の記入欄430、パラメータ値の記入欄440、パラメータ設定方法の詳細の記入欄450で構成される。
ロジック図面番号の記入欄410には、図面番号記入欄332に記載されている文字列が記入される。要素認識番号420には、PI要素333の右下に記載されている文字列が記入される。設定方法記入欄430には、パラメータを設定する担当者の名前、あるいは自動調整ツールを適用する場合には、そのツール名称を入力する。この設定方法は、制御パラメータの設定値に係る設定経緯情報の一つである。適用するツールの例としては、特許文献1に述べられているファジー推論による自動調整ツール等を適用することができる。
図6に、パラメータ設定方法の詳細の記入欄450に表示される画面の一例である。設定方法の記入欄430にパラメータを設定する担当者の名前が記入された場合には、画面451がパラメータ設定方法の詳細の記入欄450に表示される。また、設定方法の記入欄430に自動調整ツールの名称が記入された場合には、画面452がパラメータ設定方法の詳細の記入欄450に表示される。
図6の画面451は、設定者を記入する欄460、設定根拠を記入する欄461、パスワードを入力する欄462とで構成される。パラメータ設定の担当者は、自分の名前を欄460に、設定の根拠を欄461に入力する。設定根拠記入欄には、仮設定、ステップ変化試験結果を考慮、等、制御パラメータをその値に設定した理由を選択方式で入力できるようになっている。本人確認のためのパスワードを入力することで、制御パラメータの設定が完了する。画面452は、適用ツールを記入する欄470、パスワードを入力する欄471とで構成される。適用ツールを表示された項目の中から選択し、そのツールを使うのに必要なパスワードを入力欄471に入力することで、制御パラメータの値が設定される。
すなわち、パラメータ設定方法の詳細の記入欄450には、設定値の設定経緯情報として、設定者の識別情報、設定した自動調整ツールの識別情報、設定日時の情報、仮設定か否かの情報、過去の実績に基づくか否かの情報、ステップ応答試験の有無情報、運転条件の情報、他の制御パラメータとの干渉を考慮したか否かの情報、自動調整ツールによる更新回数情報等の情報が、事実に基づいて記入される。
制御パラメータ設定値に関する設定経緯情報は、例えば、図7に示す情報一覧500として図面化されてデータベース330に保存される。同図に示すように、情報一覧500には、設定番号510、ロジック図面番号520、要素認識番号530、設定方法540、パラメータ番号550、設定値560、備考570、設定日時580などで構成される。ここで、設定番号510は、個々の制御パラメータを識別するために与えられた通し番号であり、1つの番号に対して、1つの制御パラメータが対応する。また、ロジック図面番号520と、要素認識番号530、設定方法540、パラメータ番号550は、それぞれ図5で入力された情報である。設定値560は、パラメータの値、備考570には設定方法及び設定の根拠、日時580にはパラメータを設定した日時が記入される。テーブルデータ設定部322では、運転支援装置700で運転スケジュールを管理するのに必要なテーブルデータを作成する。
運転支援装置700は、外部入力インターフェイス701、外部出力インターフェイス702、制御パラメータ重み設定部710、制御パラメータ値評価部720、制御系信頼値計算部730、信頼性の評価基準である閾値を計算する閾値計算部740、運転実施判定部750、運転許可信号発生部760、パラメータ調整方法策定部770とを含んで構成される。
図8に、運転条件入力画面の一例を示す。運転者が外部入力装置290を用いて入力する発電プラントへの運転スケジュールの内容であり、画像表示装置293上に表示される運転スケジュール設定画面480の一例である。ここで、運転スケジュールとは、負荷変化運転などの運転条件の変更要領や要求仕様を定めた計画である。外部入力装置290から入力された運転スケジュール703は、外部入力インターフェイス701を介して運転支援装置700に取り込まれる。運転スケジュール設定画面480は、現時刻における発電出力481、運転者により設定された発電出力目標値482、負荷変化率483、制御要求仕様である出力偏差484、主蒸気温度偏差485で構成される。なお、図8には記載していないが、主蒸気圧力偏差、各熱交換器の入口出口蒸気温度の変動幅などの制御性能に関する項目を、運転スケジュール設定画面480及び運転スケジュール703に追加することも可能である。
制御パラメータ重み設定部710は、取得した運転スケジュール703に基づいて、個々の制御パラメータ設定値の重み係数を設定する。図9及び図10を用いて、制御パラメータ重み設定部710の機能を説明する。図9は、データベース330に保存されている運転スケジュール番号の定義表600である。例えば、運転スケジュール番号(1)は、出力偏差を±10MW以内、主蒸気温度偏差を±5℃以内で、発電出力を500MWから700MWまで変化率20MWで上昇させる運転スケジュールである。図10は、運転スケジュール番号から、制御パラメータ設定値の重みを設定するのに使われる参照テーブル711である。制御パラメータ重み設定部710では、運転スケジュール703と一致する運転スケジュールを図9の運転スケジュール番号から選択する。次に、選択した運転スケジュール番号に対応した制御パラメータの重みを、図10の参照テーブル711を参照して設定する。
制御パラメータ値評価部720では、制御パラメータそれぞれに信頼度の評価値であるポイントを与える。制御パラメータのポイントは、設定方法と内容に依存する基本ポイントと、調整員の経験年数等に依存する変動ポイントに分類される。図11に基本ポイント算出テーブル721を示し、図12に変動ポイント算出テーブル722を示す。図11に示すように、基本ポイント算出テーブル721には、設定方法に対応したポイントがテーブル参照形式で与えられている。変動ポイント算出テーブル722のポイント値は、調整員の経験年数等に応じて定められる値である。
まず、基本ポイント算出テーブル721について説明する。試運転の開始当初は、制御パラメータ値は仮の値が入力されている場合がある。このように仮設定となっている制御パラメータの基本ポイントは、基本ポイント算出テーブル721で「10」に設定されている。また、PI制御器の制御パラメータを定める方法として、例えば、「フィードバック制御の基礎:片山徹著:朝倉書店」に記載されている過渡応答法等が挙げられる。過渡応答法は、ステップ応答試験の結果を用いて、制御パラメータを調整する方法である。このようにして、ステップ応答試験を実施した結果に基づいて、制御パラメータを調整した場合の基本ポイントは、基本ポイント算出テーブル721で「70」に設定されている。
次に、変動ポイント算出テーブル722について説明する。一般に、経験を積むことにより、制御パラメータの調整に係る設定者のスキルが向上すると考えられる。そこで、経験年数が増えるに従って、基本ポイントに加算する変動ポイントを増加させる。また、他の制御パラメータ調整による影響、つまり制御特性に相互に干渉を与える影響を考慮して変動ポイントを設定したり、ボイラ性能の経年変化を考慮して変動ポイントを設定することができる。
ここで、図13を参照して、燃料先行制御に関する制御パラメータ調整が、スプレ先行制御に関する制御パラメータに影響を与えることを説明する。同図は、発電出力設定値、燃料先行制御信号、スプレ先行制御信号、主蒸気温度の経時変化を示している。発電出力設定値を上昇させる時に、燃料先行制御信号とスプレ先行制御信号を(A)のように設定すると、主蒸気温度が制御要求仕様を達成すると仮定する。スプレ先行制御信号を変化させずに、燃料先行制御信号を(B)のように減少させると、主蒸気温度が低下し、制御要求仕様を達成できなくなる。この主蒸気温度の低下は、燃料先行制御信号を(A)のように設定するか、あるいはスプレ先行制御信号を(C)のように減少することで抑制可能である。
このように、スプレ先行制御パラメータは、(A)、 (B)で同一であるが、図13に示すように主蒸気温度の制御性能は異なる。本実施形態では、スプレ先行制御パラメータを評価する際に、このような他の制御パラメータ調整の影響を変動ポイントで考慮する。つまり、制御パラメータ値評価部720には、燃料先行制御信号を変化すると、スプレ先行制御パラメータの変動ポイントが減少する機能が付加されている。
また、燃料先行制御信号を変化させた場合に、スプレ先行制御パラメータの変動ポイントが減少しないように、制御パラメータの再調整を運転者に求める機能を備えることができる。この場合は、画像表示装置293に、図14に示す画面724を表示する。画面724において、「はい」ボタン725を運転者が選択すると、燃料先行制御信号変化に対応して、スプレ先行制御信号を設定する画面が画像表示装置293に表示される。制御パラメータの設定者は、この画面上で、制御パラメータを再設定する。このように、燃料先行制御信号が変化したことを考慮して、スプレ先行制御信号を再調整した場合は、スプレ先行制御パラメータの変動ポイントは減少しない。一方、「いいえ」ボタン726を選択した場合には、スプレ先行制御パラメータの変動ポイントが減少する。
次に、図15を参照して、ボイラ性能の変化が燃料先行制御に与える影響について説明する。同図は、発電出力設定値、発電出力、燃料先行制御信号の経時変化を示した図である。プラント運転の初期段階において、(D)に示す燃料先行制御信号により、発電出力が発電出力設定値に追従していたと仮定する。プラント運転時間が長くなるに従って、火炉壁面の汚れ等の影響により、火炉での熱吸収量が減少し、(E)に示すように発電出力が発電出力設定値に比べて少なくなる。出力を上昇させるには、(F)に示すように燃料先行制御信号を増加する必要がある。
このように、プラントの特性が変化すると、以前と同じ制御パラメータ値であっても、得られる制御性能が変わる。本実施形態では、このようにプラント特性が変化したことによる制御性能への影響を変動ポイントで考慮するようにしている。ここで、プラント特性の変化は、例えば特許文献2(特開2002−364311)に記載されている技術を応用することができる。同文献には、火力発電プラントの動特性モデルを構築し、動特性モデルの結果と実機データを比較評価し、動特性モデルと実機の特性が一致するように、動特性モデルのパラメータを調整するようにしている。つまり、プラント特性が変化すると、この動特性モデルのパラメータも変化するから、制御パラメータを設定した時刻の実機データを用いて算出した動特性モデルのパラメータの値と、プラント特性が変化した後の実機データを用いて算出した動特性モデルのパラメータの値は異なる。動特性モデルのパラメータ値が、制御パラメータ設定日時と現時刻で異なっていた場合には、その制御パラメータの変動ポイントは減少する。
変動パラメータの減少幅Dは、数2を用いて計算する。ここで、x(1≦i≦n)は制御パラメータを設定した時刻における動特性モデルのパラメータの値、y(1≦i≦n)は制御パラメータを設定した時刻における動特性モデルのパラメータの値、nは動特性モデルのパラメータの数、αは設計者が設定する係数である。この機能は、発電プラントの試運転時ではなく、通常運転時に効果を発揮する。
Figure 2006202226

図16は、制御パラメータのポイント一覧723の一例である。設定番号毎の基本ポイントと変動ポイントを加算したポイントが総合ポイントとなる。制御系信頼値計算部730では、調整パラメータ重み設定で設定された重み係数Wと、制御パラメータ値評価部720で計算されたポイントPを用いて、数3により制御系信頼値Qを計算する。
Figure 2006202226
閾値計算部740では、運転条件で指定された制御仕様を満足するのに必要な制御系信頼値である閾値Rの値を計算する。図17は、閾値Rの値を決定するために参照する閾値算出テーブル741である。閾値算出テーブル741には、図9に示した運転スケジュールに対して、その制御要求仕様を達成するのに必要な制御系信頼値Qの最小値が、テーブル参照形式で与えられている。ここでは、一例として閾値を用いたが、信頼値Qを評価するために基準であればよく、その評価基準を評価基準テーブルとして記憶する。
運転実施判定部750では、制御系信頼値Qが閾値R以上である場合には運転許可(YES)、制御系信頼値Qが閾値R以下である場合には運転不許可(NO)となる。運転実施判定部750でYESとなった場合には、運転許可信号発生図860に進み、NOの場合にはパラメータ調整方法策定部770に進む。
図18の画面761は、運転許可信号発生部760で運転許可信号が生成された時に、画像表示装置293に表示される画面である。図18に示すように、画面761は、運転条件表示欄762、必要な制御系信頼値表示欄763、現在の制御系信頼値表示欄764、メッセージ表示欄765とで構成される。
運転条件表示欄762には、運転者が運転スケジュール設定画面480で設定した運転スケジュールが表示され、必要な制御系信頼値表示欄763には、閾値計算部740で計算された閾値Rの値が表示され、現在の制御系信頼値表示欄764には、制御系信頼値計算部730で計算された制御系信頼値Qの値が表示される。また、メッセージ表示欄765に「インターロックを解除しました」と表示され、運転者の設定した運転が実施可能となることを運転者に通知する。
パラメータ調整方法策定部770では、運転者が要求した運転が実施されないように設定するための信号を制御装置200へ伝送すると共に、制御系信頼値Qの値が上昇するように、制御パラメータの調整方法を策定する。パラメータ調整方法策定部770で策定した制御パラメータの調整方法は、図19に示す画面771を画像表示装置293に表示することで、運転者に通知する。図20に示すように、画面771は、運転条件表示欄772、必要な制御系信頼値表示欄773、現在の制御系信頼値表示欄774、パラメータ調整ガイダンス表示欄775とで構成される。運転条件表示欄772には、運転者が画面771で設定した運転条件が表示され、必要な制御系信頼値表示欄773には、閾値計算部740で計算された閾値Rの値が表示され、現在の制御系信頼値表示欄774には、制御系信頼値Qの値が表示される。パラメータ調整ガイダンス表示欄775には、パラメータ調整方法策定部770で策定した制御パラメータの調整方法が表示される。制御パラメータ調整の信頼性が十分でない段階では、例えば負荷変化試験等のプラントが停止する可能性がある運転条件の試験を実施しないようにガイダンスを行う。これにより、プラント制御調整を安全に行うガイダンスを提供することができる。
例えば、仮設定であった制御パラメータをステップ応答試験を考慮して調整すると、図12の変動ポイント参照テーブル722から、変動ポイントが70ポイント上昇することが分かる。したがって、この調整を実施すると制御系信頼値Qの値が向上する。このように、制御系信頼値Qの値が向上する制御パラメータの調整方法が、パラメータ調整ガイダンス表示欄775に表示され、この調整を実施した時の、制御系信頼値の上昇幅が、パラメータ調整ガイダンス表示欄775の効果の欄に記載される。パラメータ調整ガイダンス表示欄775には、効果の大きい順に制御パラメータの調整方法を表示させることも可能である。
ところで、閾値計算部740で参照する閾値算出テーブル830は、磁気ディスク294に保存されている運転実績を用いて更新することも可能である。図20は、閾値算出テーブル830を更新するフローの一例である。本フローは、運転実績取得800、運転条件取得810、閾値更新判定820、閾値算出テーブル更新830とからなる。運転実績取得800では、磁気ディスク294に保存されている過去のプラント運転データを取得する。運転条件取得810では、運転実績取得800で取得した運転が実施された時における、運転者によって図8の運転スケジュール設定画面480で設定された運転条件を取得する。閾値更新判定部820では、プラント運転の結果が、運転条件中の制御要求仕様を達成しなかった場合にYESとなり、閾値算出テーブル更新830に進む。閾値算出テーブル更新830では、制御要求仕様を達成できなかった運転スケジュールに対する閾値を増加するように作用する。
これにより、次に同じ運転を実施するためには、制御パラメータ調整を前回よりもより綿密に実施することが、運転者に要求されることとなり、蒸気温度の変動を前回より抑制することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の運転支援装置700によれば、次の効果を得ることができる。
(1)制御パラメータの調整不足により、蒸気温度が大きく変動し、これが原因でプラント停止に至る可能性を低減できる。
(2)大幅な負荷変化試験を実施するのに必要な制御パラメータの調整方法がガイダンスされるので、経験の少ない運転員でも制御パラメータを効果的に調整できる。
(3)ガイダンス表示を参考にしながら試運転の工程を策定することで、試運転を効率的に進めることが可能である。
(4)本実施形態によれば、通常の運転時においてボイラ特性が変化すると、変動ポイントが低下し、制御系信頼値が低下する。その結果、ボイラ特性の変化による制御性能の低下を抑制するための制御パラメータ調整の実施を促すガイダンスが表示される。このガイダンスに従って制御パラメータを調整することにより、制御性能低下を抑制することが可能となる。
本発明のプラント運転支援装置の一実施形態を適用してなる火力発電プラント及び制御装置の全体構成図である。 図1の火力発電プラントの一実施形態の主要部構成図である。 制御ロジック図の一例である。 本発明の制御パラメータの一実施形態の調整手順を示すフローチャートである。 制御パラメータ設定画面の一例を示す図である。 制御パラメータ設定画面におけるパラメータ設定方法の詳細画面の一例を示す図である。 データベースに保存される制御パラメータに関する情報の一例を示す図である。 運転条件入力画面の一例を示す図である。 運転条件番号と運転条件の対応表の一例を示す図である。 運転条件番号から制御パラメータの重みを決定するテーブルの一例を示す図である。 設定方法から基本ポイントを算出するテーブルの一例を示す図である。 設定内容から変動ポイントを算出するテーブルの一例を示す図である。 燃料先行制御に関する制御パラメータ調整の影響を説明するグラフである。 燃料先行制御パラメータ設定値変更時に表示される画面の一例を示す図である。 ボイラ特性変化の影響を説明するグラフである。 制御パラメータ総合ポイントの表示画面の一例を示す図である。 運転条件番号から閾値を算出するテーブルの一例を示す図である。 運転実施許可時に表示される画面の一例を示す図である。 制御パラメータガイダンスの表示画面の一例を示す図である。 閾値算出テーブルの更新の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 火力発電プラント
200 制御装置
290 外部入力装置
293 画像表示装置
300 保守ツール
700 運転支援装置
701 外部入力インターフェイス
702 外部出力インターフェイス
710 制御パラメータ重み設定部
720 制御パラメータ値評価部
730 制御系信頼値計算部
740 閾値計算部
750 運転実施判定部
770 パラメータ調整方法策定部
760 運転許可信号発生部

Claims (12)

  1. プラント制御に係る制御パラメータの設定値の設定経緯情報に基づいて前記設定値の信頼度を評価する評価手段と、該評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段とをコンピュータを用いて構成してなるプラント運転支援装置。
  2. 前記設定値の設定経緯情報は、設定者の識別情報、設定した自動調整ツールの識別情報、設定日時の情報、仮設定か否かの情報、過去の実績に基づくか否かの情報、ステップ応答試験の有無情報、運転条件の情報、他の制御パラメータとの干渉を考慮したか否かの情報、自動調整ツールによる更新回数情報の少なくとも1つを含んでなることを特徴とする請求項1に記載のプラント運転支援装置。
  3. 前記評価手段は、前記設定経緯情報に対応させて評価値が設定された評価値テーブルから前記入力された前記設定経緯情報に対応する評価値を読み出し、
    前記信頼値計算手段は、前記評価手段により読み出された前記評価値と前記信頼度の評価基準が設定された評価基準テーブルに設定された評価基準と比較して前記設定値の信頼値を求めることを特徴とする請求項1に記載のプラント運転支援装置。
  4. 前記評価基準テーブルは、入力されるプラント運転条件を加味して前記信頼度の評価基準が設定されてなることを特徴とする請求項3に記載のプラント運転支援装置。
  5. 前記信頼値計算手段により計算した前記信頼値に基づいて前記プラント運転条件による運転の可否を判断する判断手段を有することを特徴とする請求項4に記載のプラント運転支援装置。
  6. 前記設定値に対応させて当該制御パラメータのプラント制御に関わる重要度に基づいた重み係数が定義されてなる重み付けテーブルを有し、
    前記信頼値計算手段は、前記読み出した評価値に前記重み係数を加味した評価値と前記評価基準と比較して前記信頼値を計算することを特徴とする請求項3に記載のプラント運転支援装置。
  7. 前記評価基準テーブルは、入力されるプラント運転条件を加味して前記信頼度の評価基準が設定されてなることを特徴とする請求項6に記載のプラント運転支援装置。
  8. 前記重み係数は、入力されるプラント運転条件を加味して定義されてなることを特徴とする請求項6に記載のプラント運転支援装置。
  9. 前記信頼値計算手段により計算した前記信頼値に基づいて前記プラント運転条件による運転の可否を判断する判断手段を有することを特徴とする請求項7に記載のプラント運転支援装置。
  10. 前記信頼度の評価が向上する前記制御パラメータの設定方法をガイダンス表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプラント運転支援装置。
  11. プラント制御に係る制御パラメータの設定値の設定経緯情報に基づいて前記設定値の信頼度を評価し、該評価値に基づいて前記設定値の信頼値を算出するプラント運転支援方法。
  12. プラント制御に係る制御ロジックを作成する制御ロジック作成手段と、前記制御ロジックに係る制御パラメータを設定する制御パラメータ設定手段と、プラントの運転スケジュールを管理するテーブルデータを設定するテーブルデータ設定手段とを有してなる保守ツールと、
    前記制御パラメータ設定手段により設定された制御パラメータの設定経緯情報に基づいて、前記制御パラメータの設定値の信頼度を評価する評価手段と、該評価手段により評価された評価値に基づいて前記設定値の信頼値を計算する信頼値計算手段とを有してなるプラント運転支援装置とを備えたプラント運転支援システム。
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