JP2006201709A - 映像表示装置、映像合成配信装置、プログラム、システム及び方法 - Google Patents

映像表示装置、映像合成配信装置、プログラム、システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 合成映像における映像ソースの配置を端末側からの操作によって簡易に且つ自由に変更する。
【解決手段】 本発明の一態様としての映像表示装置は、複数の映像ソースから生成された合成映像を受信及び表示し、前記合成映像上の位置を指定し、前記合成映像上における所定の領域の位置情報とサイズ情報報と識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段内に、指定された位置を含む前記所定の領域が記憶されている場合は、前記合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示し、表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更し、変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換え、更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ネットワーク接続された映像合成配信装置と映像表示装置間において、表示装置側から映像合成配信装置に対して合成映像の制御を行う技術に関するものであり、例えば、画像合成(映像合成)サーバを利用する多地点テレビ会議システムにおいて用いられる。
ネットワークを介してデータの送受信が可能な情報機器同士が、映像や音声を交換することで多地点テレビ会議システム(あるいは、多地点ビデオ会議システム)を構築することが可能である。
複数の会議端末から構成される多地点テレビ会議システムを構築する際、各会議端末同士が映像をお互いに交換する方法と、会議サーバを利用し、各会議端末は映像を会議サーバに送信し、会議サーバでは複数の会議端末から受信した映像を1つの映像に合成(ミキシング)した後に、各端末へと配信する方法がある。特に後者では、単一の会議サーバから映像を受信するだけでよいため、前者に比べてネットワーク負荷を低減することが可能である。前者は分散型多地点会議と呼ばれ、後者は集中型多地点会議と呼ばれることもある。
また、ここで言う会議サーバは、MCU(Multipoint Control Unit)と呼ばれることもある。
各端末から受信した映像をそれぞれ映像ソースと呼ぶと、合成映像において各映像ソースを配置する位置については、会議サーバ側が自動的に決めてしまう方法と、各端末から制御する方法がある。例えば、映像ソース数が4の場合、映像ソースの配置位置については、合成画像を4分割するように配置する場合や、1つの映像に対して残りの3つをピクチャーインピクチャーのように配置する場合など、いろいろな合成パターンが存在する。各端末から制御する場合は、予め決められているパターンの中から1つ選択し、それを会議サーバへ通知することで合成映像を変更する方法がある。また、パターンを指示することで映像の配置を変更する方法以外に、映像ソースの配置位置を端末側から指定する方法も考えられる。
一方、多地点テレビ会議システムとは異なるが、遠隔の機器から画面情報を受け取り、また、その遠隔の機器に画面情報を更新するための制御信号を送るというシステムは、パーソナルコンピュータ(PC)の遠隔制御においても利用されている。
例えば、遠隔のPCを操作する方法として「リモートデスクトップ」という概念が提案されており、マイクロソフト社のOSであるWindowsXPを搭載したPCには、このリモートデスクトップ機能が標準で搭載されている。「リモートデスクトップ」では、手元の機器で発生するマウスクリック等の操作情報を遠隔の機器へ送信し、操作情報を受け取った遠隔の機器側で処理を行った結果の画面情報を作成し、それ手元の機器へと送信することで、ネットワークで接続されている遠隔にあるPCをあたかも手元にあるように操作することが可能となる。画面情報の送信の際には、画面の差分情報のみの送信や、送信する画像情報の圧縮等により、ネットワーク負荷を下げる工夫がなされている。
また、上記の「リモートデスクトップ」では、画面情報を構築する遠隔の機器から、手元の機器へは画面情報、すなわち、画像データ自体を送信するとしているが、描画命令だけを送信し、描画命令を受信した機器側で描画命令にもとづいて表示処理を行うという方法(特開平8−297617号公報)も提案されている。同種の概念として、VNC(Virtual Networks Computing)呼ばれて実現されているものもある。
以下、説明にあたり、会議サーバを利用し1つの合成映像を会議サーバから端末へ送信する多地点テレビ会議システムにおいて、合成映像を提供する側の装置である会議サーバを単に「サーバ」、合成映像を受信し表示する側の装置である端末を「クライアント」と表現する。また、リモートデスクトップにおいても、一般にはターミナルと呼ばれる画面を作成し提供する装置を「サーバ」、ビューワーとも呼ばれる画面を表示する側の装置を「クライアント」と表現する。また、サーバからクライアントへ送信する映像あるいは画面は、動画系(MPEG4,MPEG2,H.263,H.264等)であることや、静止画系(Motion JPEG,JEPG画像の連続送信、その他静止画で変更のあった差分情報のみを送信等々)があるが、以下説明では単に「合成映像」と表現する。
例えば、多地点テレビ会議システムにおいて、サーバが端末B,C,D,Eそれぞれから受信した参加者B,C,D,Eの映像を1つに合成し、端末Aであるクライアントへ合成映像を送信する場合を考える。この場合において、クライアント自体は4つの映像を個別には認識しておらず、4つの映像を個別に認識しているのはサーバ側のみである。
一方、例えば、WindowsXPを搭載したPCにおけるリモートデスクトップにおいて、クライアントが受信する合成映像には、ウィンドウなどが表示されている。クライアントを操作するユーザは、ウィンドウをそのクライアントの表示画面内において自由に移動させたり、大きさを変えたりすることができる。また、描画アプリケーションが起動しているウィンドウであれば、そのウィンドウに例えば矩形図形が描かれていた場合に、その矩形図形の位置を移動させたり、大きさを変えたりすることも可能である。クライアント側でウィンドウや矩形図形をマウスでクリックすると、それが選択されたことを示す表示に変化し、変化した図形を更にマウス操作によって位置の変更や大きさの変更が可能となる。但し、これらの操作において、クライアントではウィンドウや矩形図形自体を認識しているのではなく、ウィンドウや矩形図形を認識しているのはあくまでサーバ側であり、ウィンドウや矩形図形の表示が変化することについても、マウスクリック時にクライアントからマウスの位置情報のみをサーバに伝え、サーバ側でマウス操作の処理を判断しウィンドウや矩形図形を変化させた合成映像を作成し、クライアントはサーバから受信した合成映像を表示しているに過ぎない。
特開平5−103324号公報 特開平9−149396号公報
サーバ側が作成した合成映像を受信して単に表示する機能を備えたクライアントにおいては、合成映像はあくまで一つの映像に過ぎず、その合成映像が複数の映像ソースから成り立っていることも、また、各映像ソースの境界も不明である。
多地点テレビ会議システムにおいて、先に示したパターン切り替えの方法は、各オブジェクトが合成映像内のどこの部分に配置されているかという詳細な配置情報に関しては管理していない。一方、特開平5−103324号公報(特許文献1)、特開平9−149396号公報(特許文献2)では、オブジェクトの配置情報をサーバへ送信することで合成画像を変更させるという概念は示されていることから、クライアント側でオブジェクトの配置情報を管理しているものと想像される。但し、特開平5−103324号公報(特許文献1)、特開平9−149396号公報(特許文献2)ではサーバ側の構成が示されているのみであり、クライアント側でオブジェクトの配置情報をどのようにして知るのかは全く述べられていない。オブジェクトの配置情報を知る方法として、例えば、サーバからオブジェクトの配置情報を通知する方法も考えられるが、制御信号のためにクライアントとサーバ間で双方向の情報を交換可能な仕組みが必要となる。なお、サーバ側での合成画像の変更は、会議参加者の増減等により自動的に変更される可能性があり、変更の度にサーバ側からクライアントへ通知する仕組みや、あるいは、クライアントから随時確認する仕組みが必要である。更に、クライアントからの制御信号を送信するタイミングと、サーバからの配置情報を通知するタイミングが重なった場合の処理などを考慮する必要があり、処理が複雑化する。
本発明は、クライアントが、サーバ側から合成映像における各映像ソースの配置情報を取得することなく合成映像に含まれている複数の映像ソースの境界検出を可能とするものであり、合成映像における映像ソースの配置をクライアント側からの操作によって簡易に且つ自由に変更できる映像表示装置、映像合成配信装置、映像表示プログラム、映像合成配信プログラム、映像配信システムおよび映像配信方法を提供する。
本発明の一態様としての映像表示装置は、複数の映像ソースから生成された合成映像を受信する受信手段と、前記合成映像を表示する表示手段と、前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、前記領域管理手段によって記憶された更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する制御信号送信手段と、を備える。
本発明の一態様としての映像合成配信装置は、複数の映像ソースから合成映像を生成し、前記合成映像を配信する機能を備えた映像合成配信装置であって、前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、前記合成映像の配信先から、前記合成映像上における任意の領域の位置およびサイズを示す領域位置情報および領域サイズ情報と、前記任意の領域を識別する識別子とを含む更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、を備える。
本発明の一態様としての映像表示プログラムは、コンピュータに実行させるための映像表示プログラムであって、複数の映像ソースから生成された合成映像を受信する受信手段と、前記合成映像を表示する表示手段と、前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する制御信号送信手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の一態様としての映像合成配信プログラムは、複数の映像ソースから合成映像を生成し、前記合成映像を配信する手段としてコンピュータを機能させる映像合成配信プログラムであって、前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、前記合成映像の配信先から、前記合成映像上における任意の領域の位置およびサイズを示す領域位置情報および領域サイズ情報と、前記任意の領域を識別する識別子とを含む更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の一態様としての映像配信システムは、複数の映像ソースから合成映像を生成し前記合成映像を配信する映像合成配信装置と、前記映像合成配信装置から前記合成映像を受信して表示する映像表示装置とを備えた映像配信システムであって、前記映像表示装置は、前記合成映像を受信する受信手段と、前記合成映像を表示する表示手段と、前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、前記領域管理手段によって記憶された更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記映像合成配信装置へ送信する制御信号送信手段と、前記映像合成配信装置は、前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、前記映像表示装置から前記更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、を備える。
本発明の一態様としての映像配信方法は、複数の映像ソースから合成映像を生成する映像合成配信装置が、生成した前記合成映像を、前記合成映像を表示する映像表示装置に配信する映像配信方法であって、前記映像表示装置が、前記合成映像を受信し、前記合成映像を表示し、前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置の指定を受け付け、前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段内に、指定された位置を含む前記所定の領域が記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示し、表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更し、変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換え、更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記映像合成配信装置に送信し、前記映像合成配信装置が、各前記映像ソースを受信し、各前記映像ソースの配置情報に基づいて、前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成し、前記合成映像の配信先から前記更新制御信号を受信し、前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段に基づき、前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する、ことを特徴とする。
本発明により、合成映像における映像ソースの配置を端末側からの操作によって簡易に且つ自由に変更できる。
まず、本発明の実施の形態に対する理解を容易にするため、本発明者らが本発明をなす以前から知っていた、会議サーバを利用する多地点テレビ会議システムについて簡単に説明しておく。なお、本発明の実施の形態では、会議サーバの利用を前提としており、以後、単に多地点テレビ会議システムと表現する。
図1は、多地点テレビ会議システムの概略図である。会議サーバsは複数のテレビ会議端末装置と同時に接続し、それぞれの会議端末から受信した映像を一つの映像に合成し、合成した映像を各会議端末へ送信する機能を備えている。図1においては、会議サーバsは、5台のテレビ会議端末装置a、b、c、d、eと接続している様子を示している。
図2は、会議サーバsの構成の一部を示す図である。図2において、映像合成処理部50は、多地点から受信した映像データを利用して一つの合成映像データを作成する機能を備える。また、制御情報処理部70は、テレビ会議端末装置から受信した制御信号を解析し、その解析結果から、映像合成処理部50に多地点から受信した映像データの合成画像における配置を指定する制御信号を入力する機能を備える。図2の映像合成処理部50の内部構成についてはいくつかの構成例があるが、その一例として、各映像のサイズを変換するサイズ変更回路31,32,33,34とサイズ変換された各映像を合成する合成回路40とから構成されている場合を示している。なお、全ての多地点テレビ会議システムの会議サーバが制御情報処理部70を備えているとは限らないが、本発明の実施の形態が対象とする会議サーバsは制御情報処理部70を構成要素を備えているものとする。
図1に示した多地点テレビ会議システムが動作している状況において、映像合成処理部50は、テレビ会議端末装置b、c、d、eから受信した映像データ20B、20C、20D、20Eが入力されると、それぞれの映像の縦横比を1/2にしたものを、右上、左上、右下、左下の4箇所に、それぞれが重ならないように配置した合成映像60Aを作成し、テレビ会議端末装置aに送信するために出力している。
制御情報処理部70については、例えば、各テレビ端末装置から自身の端末装置に表示する縮小拡大率と表示位置等の指定を行う指定信号が入力されると、それを解析し、映像合成処理部50に対する制御信号を作成し、映像合成処理部50へ出力する。
なお、図2の会議サーバsの構成において、本発明の実施の形態の特徴を説明する上で直接影響を及ぼすことがない構成要素(例えばCPU、メモリ、ネットワークデバイス等)は省略している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について更に詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図3から図26を参照して説明する。
図3に、本発明を適用した多地点テレビ会議システムのシステム構成を示す。図3では、多地点テレビ会議システムでは5地点でテレビ会議を行う場合を例としており、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eと、会議サーバ2とから構成されており、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eそれぞれは、ネットワーク3を介して会議サーバ2と接続された状態である。
本実施の形態では、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eについては、会議サーバ2との間のそれぞれの通信路3−1B、3−1C、3−1D、3−1Eを利用して、映像データを会議サーバ2に送信する機能を備えているものとする。また、会議サーバ2は、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eと同時に接続している状態において、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eから受信した映像を一つの映像に合成した後、合成映像をテレビ会議端末装置1へ送信する機能を備えているものとする。ここで、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eが送信する映像データは、それぞれのカメラ装置4B、4C、4D、4Eを利用して作成された映像データであってもよく、また、各テレビ会議端末装置内に保存されている映像データであってもよい。一方、テレビ会議端末装置1は、会議サーバ2との間の通信路3−11を利用して、会議サーバ2が送信する映像データを受信する機能、および、通信路3−12を利用して、会議サーバ2に制御信号を送信する機能を備えているものとする。なお、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eと同様にテレビ会議端末装置1が映像データを会議サーバ2に送信する機能を備えていてもよく、また、テレビ会議端末装置1と同様にテレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eが映像データを会議サーバ2から受信する機能を備えていてもよい。また、本実施の形態では映像データについてのみ説明を行うため、本来、多地点テレビ会議システムにとって必須の機能である音声データの送受信についての説明は省略する。
テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eの例としては、ネットワークを介して通信を行う機能を備えたパーソナルコンピュータ(以後、PCと呼ぶ)や、PDA(Personal Digital Assistant)等であり、会議サーバ2から受信した映像データを表示する機能をそなえているとする。本実施の形態では、テレビ会議端末装置1をマイクロソフト社のWindowsOSが搭載されたノートブックタイプのPCとして説明する。
図4はテレビ会議端末装置1のディスプレイユニットを開いた状態における外観斜視図である。本テレビ会議端末装置1は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には表示パネルを構成するLCD(Liquid Crystal Display)13が組み込まれており、そのLCD13はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
このディスプレイユニット12の画面表示部(LCD13の表示画面上)にデスクトップ画面100が表示され、そのデスクトップ画面(以下単に表示画面と称す)100上に、会議サーバ2から受信した映像データを表示領域1000に表示する機能を備えたアプリケーションのウィンドウ101、ポインタ200等が表示される。なお、ウィンドウ101の表示機能や、ポインタ200の表示機能並びに操作機能については通常のPCに既に実装されているため、ここではその説明を省略する。
コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面には上述したポインタ200に関する操作を行うためのポインティングデバイス14が配置されている。さらに、コンピュータ本体11にはネットワーク通信デバイス15が内蔵されている。なお、ポインティングデバイス14はコンピュータ本体11上に配置されているとしたが、例えば、外付けのマウスを利用するPCにおいては、マウスがポインティングデバイス14に相当する。ネットワーク通信デバイス15は、ネットワーク通信を実行するデバイスであり、例えば、ネットワークへ接続するための物理的なコネクタを備え、コンピュータ本体11内のCPU等から入力されるコマンドに応じて、データの転送等を実行し、その制御は、コンピュータ本体11内のメモリに格納されている通信プロトコルに従って行われる。
図5に、図4に示したテレビ会議端末装置1において本発明に関わる内部構成要素を示す。なお、図4、および、図5では、本発明による機能改善を実現する上で直接影響を及ぼすことがない構成要素(例えばCPU等)の表記は省略している。図5に示す構成により表される機能は、通常のプログラミング技法を用いて生成したプログラムをコンピュータに実行させることにより実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
テレビ会議端末装置1は、その構成要素として会議映像表示処理部400と、本実施の形態の大きな特徴の1つとなる合成映像制御命令生成部300とを備える。テレビ会議端末装置1はPCを想定しており、会議映像表示処理部400と合成映像制御命令生成部300とは、PCに実装されている描画機能を利用し、それぞれの内部で作成した描画データを図4でも示した表示画面100に表示させることが可能である。また、会議映像表示処理部400は、ネットワーク通信処理部500の機能を利用し、図3で示した通信路3−11を利用しての映像データの受信が可能であり、一方、合成映像制御命令生成部300は、ネットワーク通信処理部500の機能を利用し、図3で示した通信路3−12を利用して制御データの送信が可能である。
会議映像表示処理部400は、映像表示部401、映像データ解析処理部402、データ受信制御部403とから構成されている。データ受信制御部403は、ネットワーク通信処理部500から受信データを取得し、ネットワークを介して送受信されるエンコードされた状態の映像データを構築し、それを映像データ解析処理部402へ出力する。映像データ解析処理部402は、入力されたエンコードされた状態の映像データをデコードすることで、表示可能な映像データを構築し、それを映像表示部401へ出力する。映像表示部401は、アプリケーションとしてのウィンドウ101を作成し表示する機能を備えており、表示可能な映像データが入力されると、ウィンドウ101内の表示領域1000に映像データを「映像」として表示する。
ネットワーク通信処理部500は、通信路3−11を利用しリアルタイム転送、あるいは、ストリーミング対応のデータの転送が可能であり、通信プロトコルとして、例えば、UDP/IP,RTP等をサポートしているものとする。ネットワーク通信処理部500を介し、会議映像表示処理部400は会議サーバ2から受信した映像データを受信することが可能である。
一方、本実施の形態の特徴となる合成映像制御命令生成部300は、ポインタ検出部301、領域検出部302、枠表示部303、テーブル管理部304、制御データ生成部305、制御データ送信処理部306とから構成されている。
ポインタ検出部301は、ポインタ200が表示画面100におけるウィンドウ101内の表示領域1000上にあることを検出し、さらに、その位置にて操作イベントが発生した場合にそのイベントを検出する。操作イベントは、マウス操作によるクリックや、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップ等により発生する。なお、図5に示すように、表示画面100をX’Y’座標で管理することで、ポインタ検出部301は表示画面100上におけるポインタ200の位置およびウィンドウ101位置を管理することができる。ポインタ検出部301は、表示領域1000上にて操作イベントが発生したことを検出すると、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)と操作イベント情報(左クリックのON、左クリックのOFFや、右クリックのON等)を領域検出部302へ出力する。
領域検出部302は、図5に示すように、ウィンドウ101内の表示領域1000についてXY座標で管理し、ポインタ検出部301から入力されたポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)をXY座標に変換し、変換した値をポインタ200の位置情報として一時的に記憶する。また、領域検出部302は、ポインタ検出部301から入力された操作イベント情報についても、ポインタ200の位置情報と関連づけて一時的に記憶する。なお、領域検出部302は、自身の動作に関係ない操作イベントの場合には、ポインタ200の位置情報および操作イベントを一時的に記憶せずに破棄する。例えば、操作イベントとして左クリックのONと左クリックのOFFのみを有効とすると、左クリックのONと左クリックのOFFの場合にのみ、ポインタ200の位置情報と関連づけて一時的に記憶する。図6を用いて、領域検出部302が管理するXY座標と表示領域1000の関係を説明する。XY座標の点を(x,y)として表現すると、領域検出部302は、表示領域1000の左上の頂点を(0,0)、右上の頂点を(100,0)、左下の頂点を(0,100)、右下の頂点を(100,100)というように管理している。つまり、領域検出部302は、表示領域1000の横方向、縦方向を100という値に正規化して表示領域1000上における位置を管理する。例えば、図6(a)に示す、(x1,y1)の位置で左クリックのONが発生した場合に、領域検出部302は{x1,y1,イベントA}という情報を一時的に記憶する。ここで、イベントAは、左クリックのON操作が行われたこと示し、内部処理として{x1,y1,イベントA}という情報を「位置確認」信号と定義する。領域検出部302は位置確認信号{x1,y1,イベントA}を一時的に記憶した後、位置確認信号{x1,y1,イベントA}をテーブル管理部304へ出力する。位置確認信号{x1,y1,イベントA}をテーブル管理部304へ出力した後、テーブル管理部304から関連した結果が入力されると、その結果に応じて、領域検出部302は枠表示部303、および、制御データ生成部305に対して制御信号を作成し、それぞれに出力する。領域検出部302が位置確認信号{x1,y1,イベントA}をテーブル管理部304へ出力した後の動作については、テーブル管理部304
の機能を説明した後に改めて説明する。
テーブル管理部304は、図7に示す領域管理テーブルを内部に作成し保持している。図7(a)は初期化時の領域管理テーブルであり、値はなにも記載されていないが、項目として、ID番号と、XY座標における矩形領域を示すパラメータx、y、w、h、Layerが記載できる。ID番号は矩形領域を識別するための番号である。x、y、w、hについては、図6(b)に示した矩形領域を例として説明すると、x = x1、y = y1、w = w1、h = h1となる。また、Layerは、領域管理テーブルにて複数の矩形領域を管理する場合に、それぞれの矩形領域の階層位置を表すために用いており、例えば、第k層に位置する場合は、Layer = kである。なお、第k層の矩形領域は、第k+1層の矩形領域より上位に位置するとする。図7(b)は、ID1からIDkまで、k個の矩形領域が登録されている状態を示している。テーブル管理部304は、領域検出部302から位置確認信号{x1,y1,イベントA}が入力されると、これを「位置確認」信号と認識して、領域管理テーブルの登録情報を確認する。x1,y1という位置情報が、領域管理テーブルが管理するいずれの矩形領域にも属さない点である場合には、テーブル管理部304は領域検出部302に「未登録」という情報と、そのパラメータとして領域管理テーブルで未使用のID番号を出力する。一方、x1,y1という位置情報が、領域管理テーブルが管理する複数の矩形領域に属する点である場合には、Layerを確認し、テーブル管理部304は領域検出部302に、最上位に位置する矩形領域のID番号と、それに関連する情報(x 、y 、w 、h 、Layer)を矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}として出力する。
領域検出部302は、位置確認信号{x1,y1,イベントA}をテーブル管理部304へ出力した後、テーブル管理部304から結果が入力されるのを待つ。結果として、「未登録」という情報とそのパラメータが入力されると、領域検出部302は矩形領域の登録処理を開始する。登録処理として、領域検出部302は、{ID, x, y, w, h, Layer, イベントB}のフォーマットで表現される「矩形登録」信号を作成しテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力する。ここで、IDは、「未登録」という情報に付随するパラメータである。例えば、領域管理テーブルが初期化状態であり、パラメータがID=1であった場合に、領域検出部302が矩形登録信号{1,0,0,100,100,1, イベントB}を作成しテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力する。なお、領域検出部302が矩形登録信号を制御データ生成部305へ出力する際には、位置確認信号{x1,y1,イベントA}も一緒に出力するものとする。
テーブル管理部304は、領域検出部302から矩形登録信号が入力されると、矩形登録信号に含まれる情報を領域管理テーブルに新規登録を行う。図8(a)は、領域管理テーブルが初期化状態時に、矩形登録信号{1,0,0,100,100,1, イベントB}が入力された場合に、テーブル管理部304が領域管理テーブルに新規登録作業を行った結果を示している。テーブル管理部304は新規登録作業が完了すると、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}を領域検出部302へ出力する。図8(a)の場合は、テーブル管理部304は矩形領域情報{ ID = 1,x = 0,y = 0,w = 100,h = 100,Layer = 1 }を領域検出部302へ出力する。また、図8(b)は、領域管理テーブルが初期化状態でない時に、矩形登録信号{2,0,0,100,100,1, イベントB}が入力された場合に、テーブル管理部304が領域管理テーブルに新規登録作業を行った結果を示している。本実施例では、テーブル管理部304は、領域管理テーブルへの新規登録作業を行う際、階層情報を確認し、領域管理テーブルの登録済みの情報にその階層が存在した場合には、その階層の値を1大きくする。この結果、更に別の登録済みの情報と重なった場合には、その別の登録済みの階層の値を1大きくする。すなわち、新規登録する情報の階層の値を優先し、登録済みの階層の値を他と重ならないように変更する。図8(b)では、図8(a)の領域管理テーブルに矩形登録信号{2,0,0,100,100,1, イベントB}の情報を新規登録した結果を示しており、ID=1のLayer値が1から2へ変更されたことを示している。
領域検出部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}がテーブル管理部304から入力されると、入力された矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}を記憶した後、枠表示部303へ出力する。
枠表示部303は、領域検出部302から矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}が入力されると、x,y,w,hの値を利用し、XY座標で管理される表示画面100におけるウィンドウ101内の表示領域1000上に矩形の枠2000を表示させる。図9は、矩形領域情報{ ID = ID1,x = x1,y = y1,w = w1,h = h1,Layer = l1 }が入力された場合に、それに対応した矩形の枠2000が表示領域1000上に表示されている様子を示している。なお、矩形の枠2000は、図9に示した破線や点線以外にも、実線であってもよく、また、枠の表示色をID番号に応じて変化させても良い。なお、先に領域検出部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}を記憶するとしたが、領域検出部302は、記憶している矩形領域情報を削除した際には、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}の削除命令を枠表示部303へ出力する。枠表示部303は削除命令が入力されると、指定された矩形の枠の表示を行わないように処理を実行する。領域検出部302は、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}については、その値が、所定の時間変更されなかった場合に記憶している矩形領域情報を削除するものとする。なお、領域検出部302は、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}については、次に示す「矩形の枠の変更処理」によって、その値を変更することができる。
ここで、ユーザが、ポインタ200の表示位置を移動させ、枠表示部303が表示した矩形の枠の大きさや位置を変化させる方法について述べる。ポインタ200の位置については、先に示したとおり、ポインタ検出部301が検出し、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)と操作イベント情報(左クリックのON、左クリックのOFFや、右クリックのON等)を領域検出部302へ出力する。領域検出部302は、入力された操作イベント情報が有効であれば、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)をXY座標に変換したものと、操作イベント情報を一時的に記憶する。このとき、領域検出部302は検出したXY座標の位置が、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}の領域に属する点か否かを検出し、領域に属さない場合は、先に示した「位置確認」信号に関する処理を行うが、領域に属すること検出した場合には、次に示す、「矩形の枠の変更処理」を実行する。なお、先に示した「位置確認」信号に関する処理の説明は、領域検出部302内部に矩形領域情報が記憶されていない場合の説明である。
以下、「矩形の枠の変更処理」について図9を用いて説明する。
まず、矩形の枠2000の頂点にポインタ200を移動させ、そこで左クリックし、左クリックした状態のままポインタ200を移動させ、移動後に左クリックを離した場合を考える。この場合、最初の左クリックをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302にて、矩形の枠2000の頂点を指定された「矩形の枠の変更処理」の開始と認識する。次に、ポインタの移動を、ポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理と認識することができる。また、左クリックが解除されたことをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理が確定したこと、すわなち、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識することができる。領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理と認識した場合には、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,w,hの値を必要に応じて変更し、変更した矩形領域情報を枠表示部303へ出力する。例えば、左クリックした頂点の位置を変更することで枠の大きさを変更する処理においては、クリックした頂点の対角の位置が固定されるようにx,y,w,hの値を適宜変更する。また、領域検出部302は、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識すると、その際に内部に記憶している矩形領域情報を「矩形領域」信号としてテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力する。矩形の枠2000の大きさを変更する処理の途中においては、枠表示部303は、矩形領域情報が随時領域検出部302から入力され、表示領域1000上における矩形の枠の表示の変更処理を行う。なお、本実施の形態において矩形の枠は縦横のアスペクト比一定を保つものとし、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識した際のポインタの位置がアスペクト比一定を満たさない場合は、ポインタ検出部301においてポインタの位置がアスペクト比一定を満たす点に自動的に補正されるものとする。
次に、矩形の枠2000内の領域ではあるが頂点以外の位置にポインタ200を移動させ、そこで左クリックし、左クリックした状態のままポインタ200を移動させ、移動後に左クリックを離した場合を考える。この場合、最初の左クリックをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302にて、矩形の枠2000の頂点以外を指定された「矩形の枠の変更処理」の開始と認識する。次に、ポインタの移動を、ポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理と認識することができる。また、左クリックが解除されたことをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理が確定したこと、すわなち、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識することができる。領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理と認識した場合には、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,の値を変更し、変更した矩形領域情報を枠表示部303へ出力する。例えば、位置を変更する処理においては、枠の大きさは変化しないとすると、「矩形の枠の変更処理」の開始時に認識したポインタの位置と移動中のポインタの位置との差分値を利用してx,y,の値を適宜変更する。また、領域検出部302は、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識すると、その際に内部に記憶している矩形領域情報を「矩形領域」信号としてテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力する。矩形の枠2000の位置を変更する処理の途中においては、枠表示部303は、矩形領域情報が随時領域検出部302から入力され、表示領域1000上における矩形の枠の表示の変更処理を行う。
「矩形の枠の変更処理」が完了した際に、領域検出部302からテーブル管理部304へ上述のとおり「矩形領域」信号が出力される。矩形領域信号は、矩形領域信号{ID,x,y,w,h,Layer,イベントC}として表す。テーブル管理部304は、矩形領域信号{ID,x,y,w,h,Layer,イベントC}が入力されると、領域管理テーブルにおいて、ID番号を利用し対応する登録内容を更新する。図10に、矩形の枠の大きさや位置を変更させる「矩形の枠の変更処理」を行う前の状態と、行った後の状態(枠の大きさの変更と枠の位置の移動との両方を行った後の状態)を示し、図11に図10の処理の結果、領域管理テーブルの内容が更新された様子を示す。
さて、制御データ生成部305は、領域検出部302から矩形登録信号{ID, x, y, w, h, Layer, イベントB}と一緒に位置確認信号{x1,y1,イベントA}が入力されると、その矩形登録に関する情報を会議サーバ2へ伝えるための矩形登録パケットのペイロード部分を構築する。図12に矩形登録信号{ID = 1, x = 0, y = 0, w = 100, h = 100, Layer =1, イベントB}と位置確認信号{x1 = 15,y1 = 20,イベントA}が入力された場合に、制御データ生成部305が作成する矩形登録パケットのペイロード部分の一例を示す。また、制御データ生成部305は、領域検出部302から矩形領域信号{ID, x, y, w, h, Layer, イベントC}が入力されると、その矩形領域に関する情報を会議サーバへ伝えるための矩形領域パケットを構築する。図13に矩形領域信号{ID = 2, x = 10, y = 20, w = 50, h = 50, Layer =3, イベントC}が入力された場合に、制御データ生成部305が作成する矩形領域パケットのペイロード部分の一例を示す。制御データ生成部305は、矩形登録パケット、あるいは、矩形領域パケットを作成すると、制御データ送信処理部306へ出力する。
制御データ送信処理部306は、制御データ生成部305から矩形登録パケット、あるいは、矩形領域パケットが入力されると、この制御パケットを会議サーバ2へ送信するために必要となるネットワークのあて先アドレス情報などの付加情報と共にネットワーク通信処理部500へ出力する。ネットワーク通信処理部500は、制御データ送信処理部306から付加情報が付された制御パケット(以下単に制御パケットと称する)が入力されると、通信路3−12を介してこの制御パケットを会議サーバ2へ送信する。
会議サーバ2は、通信路3−12を介してテレビ会議端末装置1から制御パケットを受信し、矩形登録パケット、あるいは、矩形領域パケットであることを認識すると、会議サーバ2における制御情報処理部70が、それらを解析し、映像合成処理部50に対する制御信号を作成し、映像合成処理部50へ出力することで、合成映像の変更を行う。なお、ここでは会議サーバ2側で管理している各受信映像20B,20C,20D,20Eと、矩形登録パケットおよび矩形領域パケットに含まれるID番号が1対1に対応づけられるものとする。また、会議サーバ2においても合成映像60A内における位置を、テレビ会議端末装置1におけるウィンドウ101内の表示領域1000と同様に、横方向、縦方向を100という値に正規化したXY座標で管理するものとし、ID番号に対応する各受信信号を、矩形登録パケットおよび矩形領域パケットで指定した位置、大きさ、階層に配置できるものとする。会議サーバ2についての詳細は後述する。
以下、会議サーバ2から受信した映像を会議映像表示処理部400が表示画面100に表示させている状態で、本実施の形態の特徴となる合成映像制御命令生成部300が動作する様子をいくつか例として示す。
(例1)
会議サーバ2から受信し、表示領域1000に表示されている合成映像が図14(a)である場合を考える。このとき、テーブル管理部304の管理する領域管理テーブルは初期化状態であるとする。ここで、ポインタ200を表示領域1000の(15,20)の位置に移動させ、左クリック操作を行う。結果、合成映像制御命令生成部300内にて例えば矩形登録信号{1,0,0,100,100,1, イベントB}が発生し、領域管理テーブルは図14(d)のように更新される。また、合成映像制御命令生成部300は、表示領域1000において、図14(b)に示している矩形の枠2000を表示させると共に、図14(c)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信する。会議サーバ2は、図14(a)の(15,20)の位置に表示されていた映像をx = 0, y = 0を基準とし、 w = 100, h = 100の大きさで階層を1として合成映像を作成し、テレビ会議端末装置1へ送信する。結果、図14(b)に示すとおり、図14(a)において合成画像の一部1001として表示されていた部分と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。なお、このとき、登録作業が完了したことを通知するようなダイアログ3000を合成映像制御命令生成部300が作成し表示領域1000上に表示しても良い。
例1では、合成映像が表示されている表示領域1000において、本発明の合成映像制御命令生成部300が矩形領域を登録し、登録した矩形領域と表示領域1000上で指定した点に配置されていた映像の表示位置を一致させる方法について示した。
(例2)
図15(a)は、例1の操作後、所定の時間が経過し、矩形の枠2000の表示が消えた状態である。ここで、図15(b)に示すように、ポインタ200を表示領域表示領域1000内のある点に移動させ、左クリック操作を行うと、領域管理テーブルは図14(d)であることから、合成映像制御命令生成部300の内で矩形領域情報が発生する。矩形領域情報が発生した結果、合成映像制御命令生成部300は図15(b)に示すとおり、表示領域1000に矩形の枠2000を表示する。次に、図15(b)の矩形の枠2000の右下の頂点へポインタ200を移動させ、その位置で左クリックを行い、図15(c)に示す位置までポインタを移動させると、合成映像制御命令生成部300にて「矩形の枠の変更処理」が実行される。「矩形の枠の変更処理」の結果、領域管理テーブルが図16(a)のとおりに更新され、合成映像制御命令生成部300は、図15(d)に示す矩形領域パケットを作成し会議サーバ2へと送信する。会議サーバ2は、ID番号1に対応する映像をx = 0, y = 0を基準とし、w = 50, y = 50の大きさで階層を1とした合成映像を作成し、テレビ会議端末装置1へ送信する。結果、図16(b)に示すとおり、合成画像の一部として表示されているID番号1に対応する映像と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。
例2では、登録した矩形領域と表示領域1000上で指定した点に配置されていた映像の表示位置を一致させた後に、表示領域1000上に表示される登録されている矩形領域を示す矩形の枠を変化させることで、合成映像も変化することを示した。
(例3)
例1において、矩形登録信号{1,0,0,100,100,1, イベントB}から図17(a)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信するとしているため、結果として図14(b)に示すとおり領域管理テーブルに登録した情報に対応する映像が最大化されて表示領域1000上に表示される。ここで、矩形登録信号は、例えば、{1,25,25,50,50,1, イベントB}、あるいは、{1,15,20,50,50,1, イベントB}等でもよく、その場合の矩形登録パケットは図17(b)、あるいは、図17(c)に示す矩形登録パケットとなる。結果として図14(b)とは異なり、図17(b)の場合は、領域管理テーブルに登録した情報に対応する映像は表示領域1000上の中央部分に表示され、図17(c)の場合は、領域管理テーブルに登録した情報に対応する映像は表示領域1000上で、ポインタ200で示した点を基準として表示される。
(例4)
例1では、テーブル管理部304の管理する領域管理テーブルが初期化状態の際、表示領域1000に表示されている合成映像が図14(a)であり、また、矩形登録信号は最大化を指示するものであった。例4では、領域管理テーブルが初期化状態の際の合成映像が図18 (a)であり、矩形登録信号が「中央部分に表示」を指示する場合について説明する。まず、ポインタ200を表示領域1000の(90,70)の位置に移動させ、左クリック操作を行う。結果、合成映像制御命令生成部300内にて矩形登録信号{1,25,25,50,50,1, イベントB}が発生し、領域管理テーブルは図18(d)のように更新される。また、合成映像制御命令生成部300は、表示領域1000において、図18(b)に示している矩形の枠2000を表示させると共に、図18(c)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信する。会議サーバ2は、図18(a)の(90,70)の位置に表示されていた映像をx = 25, y = 25を基準とし、 w = 50, y = 50の大きさで階層を1とした合成映像を作成し、テレビ会議端末装置1へ送信する。結果、図18(b)に示すとおり、図18(a)において合成画像の一部1003として表示されていた部分と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。なお、このとき、登録作業が完了したことを通知するようなダイアログ3000を合成映像制御命令生成部300が作成し表示領域1000上に表示しても良い。
(例5)
図19(a)は、例4の操作後、所定の時間が経過し、矩形の枠2000の表示が消えた状態である。ここで、図19(b)に示すように、ポインタ200を表示領域表示領域1003内のある点に移動させ、左クリック操作を行うと、領域管理テーブルは図18(d)であることから、合成映像制御命令生成部300の内で矩形領域情報が発生する。矩形領域情報が発生した結果、合成映像制御命令生成部300は図19(b)に示すとおり、表示領域1000に矩形の枠2000を表示する。一方、図19(a)に示すように、ポインタ200を表示領域表示領域1004内のある点に移動させ、左クリック操作を行った場合については例6に示す。
(例6)
図20(a)は、例4の操作後、所定の時間が経過し、矩形の枠2000の表示が消えた状態である。ポインタ200を表示領域1000の(90,45)の位置に移動させ、左クリック操作を行う。結果、領域管理テーブルは図18(d)であることから、合成映像制御命令生成部300内にて矩形登録信号{2,25,25,50,50,1, イベントB}が発生し、領域管理テーブルは図20(d)のように更新される。また、合成映像制御命令生成部300は、表示領域1000において、図20(b)に示している矩形の枠2000を表示させると共に、図20(c)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信する。会議サーバ2は、図20(a)の(90,45)の位置に表示されていた映像をx = 25, y = 25を基準とし、 w = 50, y = 50の大きさで階層を1とした合成映像を作成し、テレビ会議端末装置1へ送信する。結果、図20(b)に示すとおり、図20(a)において合成画像の一部1004として表示されていた部分と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。なお、このとき、登録作業が完了したことを通知するようなダイアログ3000を合成映像制御命令生成部300が作成し表示領域1000上に表示しても良い。
(例7)
例7では、4つの領域の登録が完了し、それぞれの領域に対し合成映像制御命令生成部300において、ID1、ID2,ID3,ID4が割り当てられた状態で、合成映像の配置を変更していく様子を示す。図21(a)の状態において、領域管理テーブルの登録内容が図23(a)であるとする。図21(b)は、図21(a)の状態から「矩形の枠の変更処理」が実行された結果である。この際、図22(a)に示す矩形領域パケットが作成され、領域管理テーブルの登録内容が図23(b)となる。更に、図21(c)は、図21(b)の状態から「矩形の枠の変更処理」が実行された結果である。この際、図22(b)に示す矩形領域パケットが作成され、領域管理テーブルの登録内容が図23(c)となる。
(例8)
先に説明を行った「矩形の枠の変更処理」では、領域検出部302は、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識すると、その際に内部に記憶している矩形領域情報を矩形領域信号としてテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力するとした。一方、矩形の枠2000の大きさ、あるいは、位置を変更する処理の途中においては、枠表示部303は、矩形領域情報が随時領域検出部302から入力され、表示領域1000上における矩形の枠の表示の変更処理を行うとした。しかし、領域検出部302が矩形領域信号をテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力するのを「矩形の枠の変更処理」の終了を認識した時に限らず、枠表示部303への矩形領域情報の出力と同様に随時出力するものとしても良い。例えば、図24(a)の状態から図24(b)になるようにポインタ200を移動させ、矩形の枠2000の大きさを変更する場合に、図24(c)から図24(g)に示す矩形領域パケットを作成し会議サーバ2へと送信しても良い。このように随時矩形領域パケットを送信することで、「矩形の枠の変更処理」を行っている最中にも合成映像における映像の配置が変更され続け、矩形の枠2000の変更操作に追従しての合成映像の変更が期待できる。
なお、以上の本実施の形態において、合成映像制御命令生成部300のポインタ検出部301が検出する操作イベント情報として左クリックを例に説明を行ってきたが、必ずしもそれに限るものではない。例えば、合成映像が表示されている表示領域1000において、合成映像制御命令生成部300が矩形領域を登録するように動作させる際の操作イベント情報はダブルクリックを有効とし、登録された状態で「矩形の枠の変更処理」を行う場合には左クリックを有効とするというように、別々の操作イベント情報で実行できるようにしても良い。また、テレビ会議端末装置1がキーボードを備えるのであれば、キー操作により発生する操作イベント情報を利用しても良い。操作イベントを別々にすることで、ユーザが意図しない誤動作を防ぐことができる。また、以上の本実施の形態では、矩形の枠2000を表示させた状態での操作については「矩形の枠の変更処理」しか説明していないが、例えば、右クリックでメニューを表示させ、メニューから「削除」という項目を選択すると、現在表示されている矩形の枠2000の表示を消すと共に、領域管理テーブルに登録されているその矩形領域に対する登録情報を削除するような処理を追加することも可能である。また、登録情報を削除した際には、会議サーバ2へ対しても、登録情報を削除することを指示する制御パケットを送信する必要がある。登録情報を削除する制御パケットを矩形登録削除パケットと呼び、別途定義を行っても良いが、例えば、先に示した矩形登録パケットを利用し、図12に示したペイロード部分にて、x,y,w,h,IDの値は0とし、ID番号とx1,y1のみを有効としたものを矩形登録削除パケットとして利用しても良い。ここで、ID番号とx1,y1は、削除を指定した際にポインタ検出部301、および、領域検出部302が検出した位置の情報を利用し、領域管理テーブルに登録されている情報から検出可能である。
なお、上述のとおり、矩形領域を登録するように動作させる際の操作イベント情報と、登録された状態で「矩形の枠の変更処理」を行う際の操作イベント情報を別々とした場合には、例えば、既に登録済みの矩形領域に対して、再登録を行うという操作も可能となる。例えば、矩形領域を登録した際に表示画面にて最大化されるとする。その後、「矩形の枠の変更処理」により、矩形領域を小さく変更した後に、その矩形領域上にて再度登録のための操作イベント情報を発生させることにより、その矩形領域に対する再登録処理が行われ表示画面にて最大化されることになる。
また、以上の本実施の形態において、テレビ会議端末装置1から会議サーバ2への制御信号を送信する通信路として通信路3−12を利用して説明を行ったが、もし、テレビ会議端末装置1および会議サーバ2間において、別途呼制御を行うための通信路が設定されている場合には、その既存の通信路を利用してテレビ会議端末装置1から会議サーバ2へ制御信号を送信するようにしてもよい。
以下、会議サーバ2の構成および動作について説明する。
図25に本発明の実施の形態に従った会議サーバ2の構成を示す。会議サーバ2は、図2で示した会議サーバsにおける映像合成処理部50と制御情報処理部70といった構成要素に加え、配置情報記憶部80と登録映像管理部90を備える。また、制御情報処理部70については、本実施の形態で機能拡張を行っている。図25に示す構成により表される機能は、通常のプログラミング技法を用いて生成したプログラムをコンピュータに実行させることにより実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
図25では、4つの映像ソース(20B、20C、20D、20E)から一つの合成映像60Aを作成する構成を示しているが、映像合成処理部50は5つ以上の映像ソースの合成も可能な構成であってもよい。また、図25では、合成画像を1つしか作成しない場合の構成を示しているが、複数の合成画像を作成し、それぞれの合成画像を異なるテレビ会議端末装置に配信できる構成であってもよい。
会議サーバ2は、通信路3−12を介してテレビ会議端末装置1から制御パケットを受信すると、受信した制御パケットが制御信号として制御情報処理部70に入力される。制御情報処理部70は、入力された制御信号を解析し、矩形登録パケット、あるいは、矩形領域パケットであることを認識すると、それらを解析し、映像合成処理部50に対する制御信号を作成し、映像合成処理部50へ出力することで、合成映像の変更を行う。なお、本実施の形態において、映像ソース(20B、20C、20D、20E)と合成映像60Aの大きさおよびアスペクト比は等しいと仮定する。
配置情報記憶部80は、合成映像における各映像ソースの配置位置を管理している。配置位置は、図26に示すように合成映像の横方向、縦方向を100という値に正規化したXY座標を利用して管理する。また、配置情報記憶部80は、例えば、図27に示す配置情報管理テーブルを保持しており、図26のXY座標を利用して各映像ソースの配置位置を管理する。本実施の形態の配置情報管理テーブルでは、各映像ソースのIDを映像合成処理部50の構成要素であるサイズ変更回路(31,32,33,34)の番号としており、サイズ変更回路による一辺の長さに対する縮小情報(1 / n)と、縮小した映像ソースの左上を基準とした配置位置(x,y)と大きさ(w,h)と階層(Layer)が記載されている。
配置情報記憶部80が記憶管理する各映像ソースの配置位置は、制御情報処理部70が制御信号を受けた結果、制御情報処理部70からの指示で更新されるものとするが、配置情報記憶部80は各映像ソースの配置に関するデフォルト値を管理しており、初期化時等に制御情報処理部70が配置情報記憶部80からデフォルトの配置情報を取得して、映像合成処理部50へ合成方法を指示する。なお、図27はデフォルトの配置情報の例でもあり、4つの映像ソースの配置に重なりがないように配置されており、各映像ソースの階層はデフォルト値として決まっているものとする。
制御情報処理部70は、テレビ会議端末装置1から制御パケットである制御信号が入力されると、フォーマット解析を行い、図12のフォーマットであれば矩形登録パケット、図13のフォーマットであれば矩形領域パケットであることを認識する。矩形登録パケットであると認識した場合、制御情報処理部70はフォーマット解析結果として矩形登録パケットに含まれている{ID, x, y, w, h, layer, x1, y1}の情報を矩形登録情報として登録映像管理部90へ出力する。また、矩形領域パケットであると認識した場合、制御情報処理部70はフォーマット解析結果として矩形領域パケットに含まれている{ID, x, y, w, h, layer }の情報を矩形領域情報として登録映像管理部90へ出力する。
登録映像管理部90は、矩形登録情報{ID, x, y, w, h, layer, x1, y1}が入力されると、配置情報記憶部80が管理する配置情報管理テーブルを参照し、x1, y1が含まれる領域にある映像ソースのID番号(図26では31,32,33,34)を1つ検出する。なお、x1, y1が複数の映像領域に含まれる場合は、階層の一番上であるもの(本実施の形態ではLayerの番号が一番小さいもの)のID番号を選択するものとする。登録映像管理部90は矩形登録情報の入力に対して、映像ソースのID番号の検出に成功すると、登録情報に含まれていたIDの値と、選択した映像ソースのID番号とを対にして記憶した後、選択した映像ソースのID番号を制御情報処理部70へ出力する。一方、登録映像管理部90は、矩形領域情報{ID, x, y, w, h, layer}が入力されると、矩形領域情報に含まれるIDの値に対応して記憶している映像ソースのID番号を制御情報処理部70へ出力する。
制御情報処理部70は、矩形登録情報、あるいは、矩形領域情報を登録映像管理部90へ出力した結果、映像ソースのID番号が登録映像管理部90から入力される。更に、制御情報処理部70は、矩形登録情報、あるいは、矩形領域情報に含まれる{x, y, w, h}の値を解析し、映像ソースの縮小率(1/n)の値を計算する。これらの処理の結果、制御情報処理部70は、入力された制御信号であるテレビ会議端末装置1からの制御パケットに含まれている情報から、配置情報管理テーブルの登録に必要な情報{ID, n, x, y, w, h, Layer}を作成し、配置情報記憶部80が管理する配置情報管理テーブルの内容を更新する。配置情報管理テーブルの内容を更新の際、対応する映像ソースのID番号の階層(Layer)の値を変更した場合に、配置情報管理テーブルの登録済みの情報にその階層が存在した場合には、その階層の値を1大きくする。この結果、更に別の登録済みの情報と重なった場合には、その別の登録済みの階層の値を1大きくする。制御情報処理部70は配置情報管理テーブルの更新が完了すると、配置情報管理テーブルに記載された内容で映像合成処理部50へ指示を与え、合成映像の配置を変更させる。
以上、本発明の第1の実施の形態として、テレビ会議端末装置1および会議サーバ2の詳細構成と動作について示した。
会議サーバ2から受信した合成映像を単に表示する機能を備えたテレビ会議端末装置においては、合成映像はあくまで一つの映像に過ぎず、その合成映像が複数の映像ソースから成り立っていることも、また、各映像ソースの境界も不明であるが、本実施の形態の大きな特徴の1つである合成映像制御命令生成部300を組み込むことにより、合成映像に含まれている複数の映像ソースの境界検出が可能となる。
例えば、合成映像内の一点にポインタを合わせクリック等の単純な操作を行うだけで、そこに表示されていた映像に対して矩形の枠を重ねて表示させることが可能である。この矩形の枠が、合成映像内における映像ソースの境界を表す。そして、矩形の枠が表示された後は、矩形の枠の大きさや位置をポインタとクリックの操作の組み合わせにより変更することで、合成映像内における境界検出した映像ソースの大きさや位置を自由に変更することが可能となる。
画像解析等の複雑な処理を行うことなく合成映像における複数の映像ソースの境界を検出する方法として、会議サーバ2側から合成情報を別途通知する方法、あるいは、テレビ会議端末装置が会議サーバ2へ合成情報の取得要求を行って合成情報を取得する方法が考えられるが、合成映像制御命令生成部300を組み込んだテレビ会議端末装置1においては、テレビ会議端末装置1から会議サーバ2に対して制御信号を送信するだけの片方向通信路にて、複数の映像ソースの境界検出と、合成映像内における境界検出した映像ソースの大きさや位置を自由に変更が実現できる。すなわち、合成情報を受信するための処理を実装しなくても良い。
また、合成映像制御命令生成部300を組み込んだテレビ会議端末装置1においては、テレビ会議端末装置1側で映像ソースの境界を示す矩形の枠を生成していることから、その矩形の枠自体の大きさや位置の変更はリアルタイムにて実現でき、それを操作するユーザに遅延等を感じさせない操作感を提供することが可能である。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態を図28から図34を参照して説明する。
第1の実施の形態では、合成映像が表示されている表示領域1000において、点を指定することで、そこに表示されていた映像に対して矩形の枠を重ねて表示する方法について示したが、本実施の形態では、表示領域1000において領域を指定することで、そこに表示されていた映像に対して矩形の枠を重ねて表示する方法について説明する。本実施の形態においては、テレビ会議端末装置1および会議サーバ2の構成は第1の実施の形態と同じであるが、領域検出部302の動作が異なる。
図28に領域指定を行っている様子を示す。図28は、ポインタ200で最初に指定した点が表示領域1000のXY座標における(xa,ya)であり、そこから、横方向にwa分、縦方向にha分、ポインタ200を移動させた場合であり、この操作により指定された領域が指定領域4000となる。
領域指定操作を行った場合に、その後、矩形の枠を表示させる位置に制限を加える。本実施の形態では、矩形の枠を表示させる位置を図29において、矩形の枠の中心の位置が▲印をつけた点のみになるようにする。ここで、図29の▲は、X軸、Y軸の0から100をそれぞれ8等分する線の交点であり、49箇所ある。例えば、▲1011は(12.5, 125)、▲1077は(87.5, 87.5)、▲1036は(37.5, 75.0)に位置する。
また、領域指定操作を行った場合に、その後、表示させる矩形の大きさに制限を加える。本実施の形態では、矩形の枠の大きさを図30に示す4つとする。例えば、図30(a)は正規化されたXY座標において、w = 25, h = 25の大きさである。
ポインタ検出部301は、例えば、図28に示したようなポインタ200の移動と操作イベントを検出すると、随時、その情報を領域検出部302へ出力する。領域検出部302は、ポインタ検出部301から最初に入力されたポインタの位置情報に対して、テーブル管理部304に登録されているか否かを確認する。登録済みであれば、領域検出部302は第1の実施の形態で説明したとおりの動作を行う。一方、テーブル管理部304から「未登録」との情報が通知された場合、第1の実施の形態ではすぐに矩形領域の登録処理を開始したが、本実施の形態では、引き続きポインタ検出部301から入力される情報を利用することで、領域検出部302は領域指定操作か否かを検出する。ここで、領域指定操作でないと判断した場合は、第1の実施の形態で示した矩形領域の登録処理を実行しても良い。一方、領域指定操作であると判断した場合、ポインタ検出部301から入力された情報を解析し、指定領域4000{xa, ya, wa, ha}の情報を認識する。但し、指定領域4000は表示領域1000内においてのみ有効であるとするため、ポインタ200の位置が表示領域1000以外になれば指定領域4000は無効とする。
領域検出部302は指定領域4000{xa, ya, wa, ha}の情報を認識すると、以下の条件式にしたがって、{xa, ya, wa, ha}を{xb, yb, wb, hb}へ変換する。
・waからwbへの変換
0 < wa ≦ 25.0ならwb = 25.0とする。
25.0 < wa ≦ 50.0ならwb = 50.0とする。
50.0 < wa ≦ 75.0ならwb = 75.0とする。
75.0 < wa ≦ 100.0ならwb = 100.0とする。
・haからhbへの変換
0 < ha ≦ 25.0ならhb = 25.0とする。
25.0 < ha ≦ 50.0ならhb = 50.0とする。
50.0 < ha ≦ 75.0ならhb = 75.0とする。
75.0 < ha ≦ 100.0ならhb = 100.0とする。
但し、本実施の形態では、wbとhbの値が異なる場合には、ha = waとする。
・xaからxbへの変換
0 ≦ xa < 12.5ならxtmp = 0
12.5 ≦xa < 25.0ならxtmp = 12.5
25.0 ≦xa < 37.5ならxtmp = 25
37.5 ≦xa < 50.0ならxtmp = 37.5
50.0 ≦xa < 62.5ならxtmp = 50
62.5 ≦xa < 75.0ならxtmp = 62.5
75.0 ≦xa < 87.5ならxtmp = 75
87.5 ≦xa ≦ 100ならxtmp = 87.5

0 < xtmp+wb/2 ≦ 18.75ならx c= 12.5
18.75< xtmp+wb/2 ≦ 31.25ならxc = 25.0
31.25 < xtmp+wb/2 ≦ 43.75ならxc= 37.5
43.75 < xtmp+wb/2 ≦ 56.25ならxc = 50.0
56.25 < xtmp+wb/2 ≦ 68.75ならxc = 62.5
68.75 < xtmp+wb/2 ≦ 81.25ならxc = 75.0
81.25 < xtmp+wb/2 ≦ 100.0ならxc = 87.5

xb = xc - wb/2
・yaからybへの変換
0 ≦ ya < 12.5ならytmp = 0
12.5 ≦ya < 25.0ならytmp = 12.5
25.0 ≦ya < 37.5ならytmp = 25
37.5 ≦ya < 50.0ならytmp = 37.5
50.0 ≦ya < 62.5ならytmp = 50
62.5 ≦ya < 75.0ならytmp = 62.5
75.0 ≦ya < 87.5ならytmp = 75
87.5 ≦ya ≦ 100ならytmp = 87.5

0 < ytmp+hb/2 ≦ 18.75ならy c= 12.5
18.75< ytm+hb/2 ≦ 31.25ならyc = 25.0
31.25 < ytm+hb/2 ≦ 43.75ならyc= 37.5
43.75 < ytm+hb/2 ≦ 56.25ならyc = 50.0
56.25 < ytm+hb/2 ≦ 68.75ならyc = 62.5
68.75 < ytm+hb/2 ≦ 81.25ならyc = 75.0
81.25 < ytm+hb/2 ≦ 100.0ならyc = 87.5

yb = yc - hb/2
領域検出部302は{xb, yb, wb, hb}へ変換処理が完了すると、矩形登録信号{IDa, xb, yb, wb, hb, 1, イベントB}を作成し、テーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力する。ここで、IDaは、先に(xa,ya)に対しテーブル管理部304から入力された「未登録」という情報のパラメータであり、領域管理テーブルで未使用のID番号である。また、領域検出部302が矩形登録信号を制御データ生成部305へ出力する際には、位置確認信号{xc,yc,イベントA}を一緒に出力する。ここで、xc,ycは、{xb, yb, wb, hb}で表される領域の中心の位置の値である。また、領域検出部302が矩形登録信号を制御データ生成部305へ出力する際には、{xc',yc',イベントA}を一緒に出力してもよい。xc',yc'は、{xa, ya, wa, ha}で表される領域の中心の位置の値である。なお、領域検出部302が矩形登録信号をテーブル管理部304と、制御データ生成部305へ出力した後の動作は第1の実施の形態で示したとおりである。
図31(a)は、領域管理テーブルが初期化状態において、領域指定xa = 6、ya = 9、wa = 38、ha = 37を行った場合の様子を示している。この場合、xb = 0、yb = 0、wb = 50、hb = 50、 xc = 25、yc = 25となる。すなわち、合成映像制御命令生成部300内にて矩形登録信号{1,0,0,50,50,1, イベントB}が発生し、領域管理テーブルは図31(c)のように更新される。また、合成映像制御命令生成部300は、表示領域1000において、図32に示している矩形の枠2000を表示させると共に、図31(b)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信する。結果、図32に示すとおり、図31(a)において領域指定した位置に表示されていた部分と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。なお、このとき、登録作業が完了したことを通知するようなダイアログ3000を合成映像制御命令生成部300が作成し表示領域1000上の(xc、yc)の位置を中心として表示しても良い。
図33(a)は、領域管理テーブルが初期化状態において、領域指定xa = 16、ya = 16、wa = 31、ha = 31を行った場合の様子を示している。この場合、xb = 12.5、yb = 12.5、wb = 50、hb = 50、 xc = 37.5、yc = 37.5となる。すなわち、合成映像制御命令生成部300内にて矩形登録信号{1,12.5,12.5,50,50,1, イベントB}が発生し、領域管理テーブルは図33(c)のように更新される。また、合成映像制御命令生成部300は、表示領域1000において、図34に示している矩形の枠2000を表示させると共に、図33(b)に示す矩形登録パケットを生成し、会議サーバ2へ送信する。結果、図34に示すとおり、図33(a)において領域指定した位置に表示されていた部分と矩形の枠2000とが一致して表示領域1000上に表示される。なお、このとき、登録作業が完了したことを通知するようなダイアログ3000を合成映像制御命令生成部300が作成し表示領域1000上の(xc、yc)の位置を中心として表示しても良い。
第1の実施の形態では、表示領域1000において、点を指定することで、そこに表示されていた映像に対して矩形の枠を重ねて表示する方法について示したが、その場合に、矩形の枠と映像は一致するものの、表示される位置が、表示領域1000に対して全画面表示、表示領域1000における中央付近等、点を指定する前に表示されていた位置から大きくずれてしまっていた。これに対し、第2の実施の形態で示したように点を指定する代わりに領域指定をすることで、領域指定をする前に表示されていた位置から大きくずれることなく矩形の枠を表示した上で、映像を一致させることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態を図35から図37を参照して説明する。
第1の実施の形態、および第2の実施の形態において、会議サーバ2は4つの映像を受信してそれらを合成する場合を例に説明を行った。但し、第1の実施の形態でも述べたとおり、映像合成処理部50は5つ以上の映像ソースの合成も可能な構成であってもよい。図35に9個の映像ソースを合成可能な会議サーバ2の構成を示す。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態、および第2の実施の形態で説明した会議サーバ2の構成との差分のみを説明する。
本実施の形態の会議サーバ2は、入力映像検出部10を備える。入力画像検出部10は、複数の入力ソースを映像合成処理部50へ出力する機能に加え、入力映像ソースの有無を検知し、その情報を利用して、制御情報処理部70に対して制御信号を作成し出力する機能を備えるものとする。例えば、入力映像検出部10は、図35に示すように入力映像ソースとして20B、20C、20D、20Eの4つのみが有効と判断すると、図36(a)に示すようなB,C,D,Eより成る合成映像60Aを作成するような制御信号を作成し制御情報処理部70へ出力するとする。ここで制御信号は、{映像ソース番号,x,y,w,h,layer}という情報であり、図36(a)の場合は、{31,0,0,50,50,1}、{32,50,0,50,50,2}、{31,50,0,50,50,3}、{34,50,50,50,50,4}の4つの情報より構成される。また、例えば、入力映像ソースとして20B、20C、20D、20E、20F、20G、20H、20I、20Jの9個が有効と判断すると、図36(b)に示すようなB,C,D,E,F,G,H,I,Jより成る合成映像60Aを作成するような制御信号を作成し制御情報処理部70へ出力するとする。入力画像検出部10が作成し制御情報処理部70へ出力した制御信号は、制御情報処理部70によって解析された結果、配置情報記憶部80が合成映像における各映像ソースの配置位置を管理するために利用する配置情報管理テーブルの内容が更新されるものとする。制御情報処理部70は配置情報管理テーブルの更新が完了すると、配置情報管理テーブルに記載された内容で映像合成処理部50へ指示を与え、合成映像の配置を変更させる。
ここで、最初は、入力映像検出部10が、入力映像ソースとして20B、20C、20D、20Eの4つのみが有効と判断している状況において、途中で20Fが追加で有効になった場合を考える。その場合、例えば、入力映像検出部10は、図36(c)に示すようなB,C,D,E,Fより成る合成映像60Aを作成するような制御信号を作成し制御情報処理部70へ出力するとする。このような制御を行うことで、合成画像60Aを受信し表示しているテレビ会議端末装置1のユーザは、入力映像ソース20Fが増えたこと、すなわち、多地点テレビ会議システムにおいては、会議へ新規参加者が加わったことを映像として知ることができる。
但し、本実施の形態では、入力映像検出部10からの制御信号が入力された際に、制御情報処理部70は、制御信号に含まれている内容を解析した結果をすぐに配置情報記憶部80へ出力し配置情報管理テーブルを更新するのではなく、登録映像管理部90に対して、登録映像ソースID番号確認信号を出力する。登録映像管理部90は、登録映像ソースID番号確認信号が入力されると、第1の実施の形態で示したように矩形登録情報に含まれるID値と映像ソースのID番号とを対にして記憶している情報を確認し、ここに対として記憶されている全映像ソース番号を登録済みの映像ソース番号として制御情報処理部70へ出力する。制御情報処理部70は登録済みの映像ソース番号が入力されると、それらの映像ソースはテレビ会議端末装置1により既に登録されていると判断する。一方、登録映像ソースID番号確認信号を出力した結果として、登録映像管理部90から登録済みの映像ソース番号が存在しない旨が通知された場合、制御情報処理部70はテレビ会議端末装置1により登録されている映像ソースは存在しないと判断する。例えば、図37(a)は、入力映像ソースとして20B、20C、20D、20Eの4つのみが有効と判断している状況においての合成画像60Aを示しているが、このうち、20Bと20Eに対応する映像B,Eについてはその配置位置が登録されているとする。この場合、制御情報処理部70は、登録映像管理部90から20B、20Eに対する映像ソース番号31と映像ソース番号34が登録済みの映像ソース番号としてとして通知され、それらの映像ソースがテレビ会議端末装置1により現在登録されていると判断する。
制御情報処理部70は、入力映像検出部10からの制御信号に対して解析を行い、登録映像管理部90を利用し、それぞれの映像ソースがテレビ会議端末装置1により登録済みか否かを判断した後、登録済みの映像ソースに対しては、配置情報記憶部80が管理する配置情報管理テーブルのうち対応する内容については更新しない。一方、制御情報処理部70は登録されていない映像ソースに対しては、配置情報記憶部80が管理する配置情報管理テーブルのうち対応する内容を更新するものとするが、その際に、それらを配置する位置を御情報処理部70で変更しても良い。例えば、本実施の形態にて示した様に映像ソースが登録済みか否かを検出しない場合は、図36(c)に示した通りの合成画像となるが、図37(b)は、映像ソース20Bと20Eが登録済みと判定したため、20C、20D、20Fを合成画像60Aの左上から右上に詰めて配置した場合を示している。また、図34(c)は、映像ソース20Bと20Eが登録済みと判定したため、20C、20D、20Fについては、入力映像検出部10から指示された配置位置にしようとした場合である。但し、図37(c)では、20Fを本来の位置、すなわち、図36(b)のFの位置に配置したのでは登録済みのBの裏に隠れる可能性があり、また、その右横のGの位置においても、登録済みのEの裏に隠れる可能性があるため、Hの位置に配置するというように、登録済みの映像ソースとの「重なり度」を検知して配置位置を自動修正するアルゴリズムを制御情報処理部70あるいは配置情報記憶部80に実装した場合を示している。「重なり度」を検知して配置位置を自動修正するアルゴリズムとして、例えば、まずは、登録済みの映像ソースとの重なりが面積比で30%以下となる配置位置が検出可能であればそこに配置し、不可能であれば、次に50%以下となる配置位置を検出していくというように、「重なり度」を考慮して配置位置を探す方法が考えられる。
以上では、入力映像ソースが増加した場合を説明したが、入力映像ソースが減少した場合も処理はほぼ同様である。例えば、入力映像検出部10が、入力映像ソースとして20B、20C、20D、20Eの4つのみが有効と判断している状況において、途中で20Eが無効になった場合を考える。この場合、入力映像検出部10は、B,C,Dより成る合成映像を作成するような制御信号を作成し制御情報処理部70へ出力する。入力映像ソースが減少した場合において、以降の処理は、入力映像ソースが増加した場合で説明したものと同じである。なお、制御情報処理部70に有効な映像ソース番号と無効な映像ソース番号を管理する機能を持たせることで入力映像ソースが減少した場合、配置情報管理テーブルに対し、減少した入力映像ソースに対応する情報を無効に設定する処理を行うことが可能となる。
以上、本実施の形態で示した会議サーバ2を利用した多地点テレビ会議システムにおいては、会議への新規ユーザが追加された場合等、会議サーバ2内部で発生した制御信号により合成映像における各映像ソースの配置が自動で変更される場合においても、テレビ会議端末装置1側から登録されている映像ソースについてはその配置を固定としたままにすることができる。すなわち、テレビ会議端末装置1側のユーザは登録操作により映像の位置を固定し、予期せぬ配置位置の変更を防ぐことができる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態を図2から図6と、図9、図26、および図38から図42を参照して説明する。
本実施の形態においては、テレビ会議端末装置および会議サーバの構成は第1の実施の形態と同じである(但し後述するように本実施の形態における会議サーバは第1の実施の形態と異なり登録映像管理部は備えない)が、各構成要素の挙動が異なる。第1の実施形態にての説明の繰り返しになる部分もあるが、再度説明する。
図3に、本発明を適用した多地点テレビ会議システムのシステム構成を示す。図3では、多地点テレビ会議システムでは5地点でテレビ会議を行う場合を例としており、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eと、会議サーバ2とから構成されており、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eそれぞれは、ネットワーク3を介して会議サーバ2と接続された状態である。
本実施の形態では、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eについては、会議サーバ2との間のそれぞれの通信路3−1B、3−1C、3−1D、3−1Eを利用して、映像データを会議サーバ2に送信する機能を備えているものとする。また、会議サーバ2は、テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eと同時に接続している状態において、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eから受信した映像を一つの映像に合成した後、合成映像をテレビ会議端末装置1へ送信する機能を備えているものとする。ここで、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eが送信する映像データは、それぞれのカメラ装置4B、4C、4D、4Eを利用して作成された映像データであってもよく、また、各テレビ会議端末装置内に保存されている映像データであってもよい。一方、テレビ会議端末装置1は、会議サーバ2との間の通信路3−11を利用して、会議サーバ2が送信する映像データを受信する機能、および、通信路3−12を利用して、会議サーバ2に制御信号を送信する機能を備えているものとする。なお、テレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eと同様にテレビ会議端末装置1が映像データを会議サーバ2に送信する機能を備えていてもよく、また、テレビ会議端末装置1と同様にテレビ会議端末装置1B、1C、1D、1Eが映像データを会議サーバ2から受信する機能を備えていてもよい。また、本実施の形態では映像データについてのみ説明を行うため、本来、多地点テレビ会議システムにとって必須の機能である音声データの送受信についての説明は省略する。
テレビ会議端末装置1、1B、1C、1D、1Eの例としては、ネットワークを介して通信を行う機能を備えたパーソナルコンピュータ(以後、PCと呼ぶ)や、PDA(Personal Digital Assistant)等であり、会議サーバ2から受信した映像データを表示する機能をそなえているとする。本実施の形態では、テレビ会議端末装置1をマイクロソフト社のWindowsOSが搭載されたノートブックタイプのPCとして説明する。
なお、本実施の形態では、会議サーバ2は最大8個の映像データをテレビ会議端末装置から受信し、8個の映像データから合成映像を作成する機能を有するとする。
図4はテレビ会議端末装置1のディスプレイユニットを開いた状態における外観斜視図である。本テレビ会議端末装置1は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には表示パネルを構成するLCD(Liquid Crystal Display)13が組み込まれており、そのLCD13はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
このディスプレイユニット12の画面表示部(LCD13の表示画面上)にデスクトップ画面100が表示され、そのデスクトップ画面(以下単に表示画面と称す)100上に、会議サーバ2から受信した映像データを表示領域1000に表示する機能を備えたアプリケーションのウィンドウ101、ポインタ200等が表示される。なお、ウィンドウ101の表示機能や、ポインタ200の表示機能並びに操作機能については通常のPCに既に実装されているため、ここではその説明を省略する。
コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面には上述したポインタ200に関する操作を行うためのポインティングデバイス14が配置されている。さらに、コンピュータ本体11にはネットワーク通信デバイス15が内蔵されている。なお、ポインティングデバイス14はコンピュータ本体11上に配置されているとしたが、例えば、外付けのマウスを利用するPCにおいては、マウスがポインティングデバイス14に相当する。ネットワーク通信デバイス15は、ネットワーク通信を実行するデバイスであり、例えば、ネットワークへ接続するための物理的なコネクタを備え、コンピュータ本体11内のCPU等から入力されるコマンドに応じて、データの転送等を実行し、その制御は、コンピュータ本体11内のメモリに格納されている通信プロトコルに従って行われる。
図5に、図4に示したテレビ会議端末装置1において本発明に関わる内部構成要素を示す。なお、図4、および、図5では、本発明による機能改善を実現する上で直接影響を及ぼすことがない構成要素(例えばCPU等)の表記は省略している。図5に示す構成により表される機能は、通常のプログラミング技法を用いて生成したプログラムをコンピュータに実行させることにより実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
テレビ会議端末装置1は、その構成要素として会議映像表示処理部400と、本実施の形態の大きな特徴の1つとなる合成映像制御命令生成部300とを備える。テレビ会議端末装置1はPCを想定しており、会議映像表示処理部400と合成映像制御命令生成部300とは、PCに実装されている描画機能を利用し、それぞれの内部で作成した描画データを図4でも示した表示画面100に表示させることが可能である。また、会議映像表示処理部400は、ネットワーク通信処理部500の機能を利用し、図3で示した通信路3−11を利用しての映像データの受信が可能であり、一方、合成映像制御命令生成部300は、ネットワーク通信処理部500の機能を利用し、図3で示した通信路3−12を利用して制御データの送信が可能である。
会議映像表示処理部400は、映像表示部401、映像データ解析処理部402、データ受信制御部403とから構成されている。データ受信制御部403は、ネットワーク通信処理部500から受信データを取得し、ネットワークを介して送受信されるエンコードされた状態の映像データを構築し、それを映像データ解析処理部402へ出力する。映像データ解析処理部402は、入力されたエンコードされた状態の映像データをデコードすることで、表示可能な映像データを構築し、それを映像表示部401へ出力する。映像表示部401は、アプリケーションとしてのウィンドウ101を作成し表示する機能を備えており、表示可能な映像データが入力されると、ウィンドウ101内の表示領域1000に映像データを「映像」として表示する。
ネットワーク通信処理部500は、通信路3−11を利用しリアルタイム転送、あるいは、ストリーミング対応のデータの転送が可能であり、通信プロトコルとして、例えば、UDP/IP,RTP等をサポートしているものとする。ネットワーク通信処理部500を介し、会議映像表示処理部400は会議サーバ2から受信した映像データを受信することが可能である。
一方、本実施の形態の特徴となる合成映像制御命令生成部300は、ポインタ検出部301、領域検出部302、枠表示部303、テーブル管理部304、制御データ生成部305、制御データ送信処理部306とから構成されている。
まず、合成映像制御命令生成部300が起動、あるいは、初期化された場合の動作について説明する。
テーブル管理部304は、図38に示す領域管理テーブルを内部に作成し保持している。図38は初期化時の領域管理テーブルであり、会議サーバ2が合成可能な8種類の映像ソースに対しそれらを識別するID(1,2,3,4,5,6,7,8)を独自で割り当て、それぞれの配置位置を示すパラメータ情報x、y、w、h、Layerを含んでいる。x、y、w、hは、IDで識別する映像ソースを合成画像内に配置する位置と、映像ソースを矩形とした場合のサイズを示すものであり、位置矩形領域図6(b)に示した矩形領域を例として説明すると、x = x1、y = y1、w = w1、h = h1となる。また、Layerは、会議サーバが合成映像を作成する際に各映像ソースの上下関係を識別するための階層情報を示すものであり、例えば、第k層に位置する場合は、Layer = kであり、k層の映像ソースは、k-1層の映像ソースより1つ背面に位置し、もしk層とk-1層の映像ソースが重なった合成映像が作成さえた場合には、k層の映像ソースはk-1層の映像ソースによって隠れる部分が存在することになる。合成映像制御命令生成部300が起動、あるいは、初期化された場合には、テーブル管理部304の管理する領域管理テーブルは図38の初期化時の状態になるものとする。
合成映像制御命令生成部300が起動、あるいは、初期化された場合は、領域検出部302はテーブル管理部304から初期化状態の領域管理テーブル情報を取得し、領域管理テーブル情報を制御データ生成部305へ出力する。
制御データ生成部305は、領域検出部302から領域管理テーブル情報が入力されると、領域管理テーブル情報を会議サーバ2へ伝えるための合成映像制御パケットのペイロード部分を構築する。図39に領域管理テーブル情報が初期化時の場合の合成映像制御パケットのペイロード部の例を示す。図39では、それぞれのブロックを8ビットで構成しており、ビット列を10進数で表現している。制御データ生成部305は、合成映像制御パケットを作成すると、制御データ送信処理部306へ出力する。
制御データ送信処理部306は、制御データ生成部305から合成映像制御パケットが入力されると、この制御パケットを会議サーバ2へ送信するために必要となるネットワークのあて先アドレス情報などの付加情報と共にネットワーク通信処理部500へ出力する。ネットワーク通信処理部500は、制御データ送信処理部306から付加情報が付された合成映像制御パケットが入力されると、通信路3−12を介してこの合成映像制御パケットを会議サーバ2へ送信する。
図40に構成を示す会議サーバ2は、通信路3−12を介してテレビ会議端末装置1から合成映像制御パケットを受信すると、会議サーバ2における制御情報処理部70が、合成映像制御パケットから領域管理テーブル情報を解析する。制御情報処理部70は解析した領域管理テーブル情報に従い映像合成処理部50に対する制御信号を作成し、映像合成処理部50へ出力することで、領域管理テーブル情報に記述された合成映像となるように合成映像の変更を行う。この際、会議サーバ2側で管理している各受信映像(図40では20B,20C,20D,20E)と、領域管理テーブル情報に含まれるID番号が1対1に対応づけられるものとする。具体的には、映像合成処理部50内の映像処理ブロックの識別子(31,32,33,34,35,36,37,38)を受信映像の識別子として用い、領域管理テーブル情報のID1と受信映像の識別子31、領域管理テーブル情報のID2と受信映像の識別子32、領域管理テーブル情報のID3と受信映像の識別子33、領域管理テーブル情報のID4と受信映像の識別子34、領域管理テーブル情報のID5と受信映像の識別子35、領域管理テーブル情報のID6と受信映像の識別子36、領域管理テーブル情報のID7と受信映像の識別子37、領域管理テーブル情報のID8と受信映像の識別子38を制御情報処理部70は対応づけて、映像合成処理部50に対する制御命令を行う。なお、会議サーバ2においても合成映像60A内における位置を、テレビ会議端末装置1におけるウィンドウ101内の表示領域1000と同様に、横方向、縦方向を100という値に正規化したXY座標で管理するものとし、ID番号に対応する各受信信号を、領域管理テーブル情報で指定した位置、大きさ、階層に配置できるものとする。会議サーバ2についての詳細は後述する。
次に、合成映像制御命令生成部300が起動後、あるいは、初期化後にユーザによる操作が伴った場合の動作について説明する。
ポインタ検出部301は、ポインタ200が表示画面100におけるウィンドウ101内の表示領域1000上にあることを検出し、さらに、その位置にて操作イベントが発生した場合にそのイベントを検出する。操作イベントは、マウス操作によるクリックや、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップ等により発生する。なお、図5に示すように、表示画面100をX’Y’座標で管理することで、ポインタ検出部301は表示画面100上におけるポインタ200の位置およびウィンドウ101位置を管理することができる。ポインタ検出部301は、表示領域1000上にて操作イベントが発生したことを検出すると、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)と操作イベント情報(左クリックのON、左クリックのOFFや、右クリックのON等)を領域検出部302へ出力する。
領域検出部302は、図5に示すように、ウィンドウ101内の表示領域1000についてXY座標で管理している。領域検出部302は、有効な操作イベントの場合には、ポインタ検出部301から入力されたポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)をXY座標に変換し、変換した値をポインタ200の位置情報として認識する。一方、領域検出部302は、無効な操作イベントの場合には、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)と操作イベント情報は無視する。例えば、操作イベントとして左クリックのONと左クリックのOFFのみを有効とすると、左クリックのONと左クリックのOFFの場合にのみ、ポインタ200の位置情報解析を行う。図6を用いて、領域検出部302が管理するXY座標と表示領域1000の関係を説明する。XY座標の点を(x,y)として表現すると、領域検出部302は、表示領域1000の左上の頂点を(0,0)、右上の頂点を(100,0)、左下の頂点を(0,100)、右下の頂点を(100,100)というように管理している。つまり、領域検出部302は、表示領域1000の横方向、縦方向を100という値に正規化して表示領域1000上における位置を管理する。例えば、図6(a)に示す、(x1,y1)の位置で左クリックのONが発生した場合に、領域検出部302は{x1,y1,イベントA}という情報を認識する。ここで、イベントAは、左クリックのON操作が行われたこと示しており、内部処理として{x1,y1,イベントA}という情報を「位置確認信号」と定義する。領域検出部302は位置確認信号{x1,y1,イベントA}を認識すると、テーブル管理部304から領域管理テーブル情報を取得し、領域管理テーブルの登録情報を確認する。x1,y1という位置情報が、領域管理テーブルで管理するいずれの矩形領域にも属さない点である場合には、領域検出部302は位置確認信号{x1,y1,イベントA}に関する処理を終了する。一方、x1,y1という位置情報が、領域管理テーブルが管理する複数の矩形領域に属する点である場合には、領域検出部302はLayerを確認し、最上位に位置する矩形領域のID番号と、それに関連する情報(x 、y 、w 、h 、Layer)を矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}として認識する。領域検出
部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}を認識するとその情報を内部に記憶すると共に、枠表示部303へ出力する。
枠表示部303は、領域検出部302から矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}が入力されると、x,y,w,hの値を利用し、XY座標で管理される表示画面100におけるウィンドウ101内の表示領域1000上に矩形の枠2000を表示させる。図9は、矩形領域情報{ ID = ID1,x = x1,y = y1,w = w1,h = h1,Layer = l1 }が入力された場合に、それに対応した矩形の枠2000が表示領域1000上に表示されている様子を示している。なお、矩形の枠2000は、図9に示した破線や点線以外にも、実線であってもよく、また、枠の表示色をID番号に応じて変化させても良い。なお、先に領域検出部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}を記憶するとしたが、領域検出部302は、記憶している矩形領域情報を削除した際には、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}の削除命令を枠表示部303へ出力する。枠表示部303は削除命令が入力されると、指定された矩形の枠の表示を行わないように処理を実行する。領域検出部302は、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}については、その値が、所定の時間変更されなかった場合に記憶している矩形領域情報を削除するものとする。領域検出部302は、内部に複数の矩形領域情報を記憶できるものとしてもよいが、内部には一つのみ記憶可能とし新たな矩形領域情報を記憶する際に古い矩形領域情報を削除するものとしてもよい。なお、領域検出部302は、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}については、後述の「矩形の枠の変更処理」によって、その値を変更することができる。
ここで、ユーザが、ポインタ200の表示位置を移動させ、枠表示部303が表示した矩形の枠の大きさや位置を変化させる方法について述べる。ポインタ200の位置については、先に示したとおり、ポインタ検出部301が検出し、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)と操作イベント情報(左クリックのON、左クリックのOFFや、右クリックのON等)を領域検出部302へ出力する。領域検出部302は、入力された操作イベント情報が有効であれば、ポインタ200の位置情報(X’Y’座標を利用して表現)をXY座標に変換したものと、操作イベント情報を一時的に記憶する。このとき、領域検出部302は検出したXY座標の位置が、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}の領域に属する点か否かを検出し、領域に属さない場合は、先に示した「位置確認信号」に関する処理を行うが、領域に属すること検出した場合には、「矩形の枠の変更処理」を実行する。なお、先に示した「位置確認信号」に関する処理の説明は、領域検出部302内部に矩形領域情報が記憶されていない場合の説明である。
以下、「矩形の枠の変更処理」について図9を用いて説明する。
まず、矩形の枠2000の頂点にポインタ200を移動させ、そこで左クリックし、左クリックした状態のままポインタ200を移動させ、移動後に左クリックを離した場合を考える。この場合、最初の左クリックをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302にて、矩形の枠2000の頂点が指定された「矩形の枠の変更処理」の開始と認識する。次に、ポインタの移動を、ポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理と認識することができる。また、左クリックが解除されたことをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理が確定したこと、すわなち、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識することができる。領域検出部302は、矩形の枠2000の大きさを変更する処理と認識した場合には、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,w,hの値を必要に応じて変更し、変更した矩形領域情報を枠表示部303へ出力する。例えば、左クリックした頂点の位置を変更することで枠の大きさを変更する処理においては、クリックした頂点の対角の位置が固定されるようにx,y,w,hの値を適宜変更する。更に、領域検出部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,w,hの値を変更する際には、テーブル管理部304が管理する領域管理テーブルにおいて対応するIDのx,y,w,h,Layerの情報を変更すると共に、変更した領域管理テーブル情報を随時、制御データ生成部305へ出力する。あるいは、矩形の枠2000の大きさを変更する処理の途中においては、領域検出部302は枠表示部303に対してのみ随時矩形領域情報を出力することで表示領域1000上における矩形の枠の表示の変更処理が行われるようにし、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識した時点で、領域検出部302は、テーブル管理部304が管理する領域管理テーブルにおいて対応するIDのx,y,w,h,Layerの情報を変更すると共に、変更した領域管理テーブル情報を制御データ生成部305へ出力するものとしてもよい。なお、本実施の形態において矩形の枠は縦横のアスペクト比一定を保つものとし、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識した際のポインタの位置がアスペクト比一定を満たさない場合は、ポインタ検出部301においてポインタの位置がアスペクト比一定を満たす点に自動的に補正されるものとする。
次に、矩形の枠2000内の領域ではあるが頂点以外の位置にポインタ200を移動させ、そこで左クリックし、左クリックした状態のままポインタ200を移動させ、移動後に左クリックを離した場合を考える。この場合、最初の左クリックをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302にて、矩形の枠2000の頂点以外を指定された「矩形の枠の変更処理」の開始と認識する。次に、ポインタの移動を、ポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理と認識することができる。また、左クリックが解除されたことをポインタ検出部200が検出し、その情報を領域検出部302へ入力することで、領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理が確定したこと、すわなち、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識することができる。領域検出部302は、矩形の枠2000の位置を変更する処理と認識した場合には、内部に記憶している矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,の値を変更し、変更した矩形領域情報を枠表示部303へ出力する。例えば、位置を変更する処理においては、枠の大きさは変化しないとすると、「矩形の枠の変更処理」の開始時に認識したポインタの位置と移動中のポインタの位置との差分値を利用してx,y,の値を適宜変更する。また、領域検出部302は、矩形領域情報{ID,x,y,w,h,Layer}のx,y,w,hの値を変更する際には、テーブル管理部304が管理する領域管理テーブルにおいて対応するIDのx,y,w,h,Layerの情報を変更すると共に、変更した領域管理テーブル情報を随時、制御データ生成部305へ出力する。あるいは、矩形の枠2000の位置を変更する処理の途中においては、領域検出部302は枠表示部303に対してのみ随時矩形領域情報を出力することで表示領域1000上における矩形の枠の表示の変更処理が行われるようにし、「矩形の枠の変更処理」の終了を認識した時点で、領域検出部302は、テーブル管理部304が管理する領域管理テーブルにおいて対応するIDのx,y,w,h,Layerの情報を変更すると共に、変更した領域管理テーブル情報を制御データ生成部305へ出力するものとしてもよい。
矩形の枠2000の大きさ、あるいは、位置を変更する処理の際、領域検出部302はテーブル管理部304が管理する領域管理テーブルにおいて対応するIDのx,y,w,h,Layerの情報を変更するが、対応するIDのLayerを1に設定し、対応する映像ソースが最上位に配置されるような制御を行ってもよい。この場合、領域管理テーブルにおいて先に1であったものは、その階層の値を1大きくする。この結果、更に別の登録済みの情報と重なった場合には、その別の登録済みの階層の値を1大きくする。図41に初期化状態から矩形の枠2000の大きさが変更された場合の領域管理テーブルを示すが、この例では、ID=3に対応する情報が変更され、更に、階層については、ID=3のLayer値が1に、ID=1とID=2のLayer値がそれぞれ2と3に変更された様子を示している。
領域管理テーブル情報が入力された場合の制御データ生成部305と制御データ送信処理部306の処理は、先に合成映像制御命令生成部300が起動、あるいは、初期化された場合の動作として説明したとおりである。
以下、会議サーバ2の構成および動作について説明する。
図40に本発明の実施の形態に従った会議サーバ2の構成を示す。会議サーバ2は、図2で示した会議サーバsにおける映像合成処理部50と制御情報処理部70といった構成要素に加え、配置情報記憶部80を備える。また、制御情報処理部70については、本実施の形態で機能拡張を行っている。図40に示す構成により表される機能は、通常のプログラミング技法を用いて生成したプログラムをコンピュータに実行させることにより実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
図40では、4つの映像ソース(20B、20C、20D、20E)から一つの合成映像60Aを作成する構成を示しているが、本実施の形態では映像合成処理部50は8個の映像ソースの合成が可能である。また、図40では、合成画像を1つしか作成しない場合の構成を示しているが、複数の合成画像を作成し、それぞれの合成画像を異なるテレビ会議端末装置に配信できる構成であってもよい。
会議サーバ2は、通信路3−12を介してテレビ会議端末装置1から合成映像制御パケットを受信すると、受信した合成映像制御パケットは制御情報処理部70に入力される。制御情報処理部70は、入力された合成映像制御パケットから、領域管理テーブル情報を解析する。制御情報処理部70は解析した領域管理テーブル情報に従い映像合成処理部50に対する制御信号を作成し、映像合成処理部50へ出力することで、領域管理テーブル情報に記述された合成映像となるように、例えば、領域管理テーブル情報に含まれる{x, y, w, h}の値を解析し、映像ソースの縮小率(1/n)の値を計算するなどして、合成映像の変更を行う。
制御情報処理部70が映像合成処理部50へ出力する制御信号情報は、配置情報記憶部80にて記憶管理させるものとする。配置情報記憶部80は、合成映像における各映像ソースの配置位置を管理している。配置位置は、図26に示すように合成映像の横方向、縦方向を100という値に正規化したXY座標を利用して管理する。また、配置情報記憶部80は、例えば、図42に示す配置情報管理テーブルを保持しており、図26のXY座標を利用して各映像ソースの配置位置を管理する。本実施の形態の配置情報管理テーブルでは、各映像ソースのIDを映像合成処理部50の構成要素であるサイズ変更回路(31,32,33,34,35,36,37,38)の番号としており、サイズ変更回路による一辺の長さに対する縮小情報(1 / n)と、縮小した映像ソースの左上を基準とした配置位置(x,y)と大きさ(w,h)と階層(Layer)が記載されている。なお、本実施の形態において、映像ソース(20B、20C、20D、20E等)と合成映像60Aの大きさおよびアスペクト比は等しいと仮定する。
配置情報記憶部80が記憶管理する各映像ソースの配置位置は、制御情報処理部70が合成映像制御パケットを受けた結果、制御情報処理部70からの指示で更新されるものとするが、配置情報記憶部80は各映像ソースの配置に関するデフォルト値を管理しており、初期化時等に制御情報処理部70が配置情報記憶部80からデフォルトの配置情報を取得して、映像合成処理部50へ合成方法を指示する。なお、図42はデフォルトの配置情報の例でもあり、それぞれの映像ソースが重ならないように配置され、各映像ソースの階層はデフォルト値として決まっているものとする。
以上、本発明の第4の実施の形態として、第1の実施の形態とは異なるテレビ会議端末装置1および会議サーバ2の詳細構成と動作について示した。第4の実施の形態では、内部制御信号を簡略化することで、第1の実施の形態と同じ効果がより簡易に実現することが可能となる。
以上に説明した本発明の第1乃至第4の実施の形態による効果について説明すると以下のようになる。
会議サーバから受信した合成映像を単に表示する機能を備えたテレビ会議端末装置においては、合成映像はあくまで一つの映像に過ぎず、その合成映像が複数の映像ソースから成り立っていることも、また、各映像ソースの境界も不明であるが、本発明によれば、合成映像に含まれている複数の映像ソースの境界検出が可能となる。例えば、合成映像内の一点にポインタを合わせクリック等の単純な操作を行うだけで、そこに表示されていた映像に対して矩形の枠を重ねて表示させることが可能である。この矩形の枠が、合成映像内における映像ソースの境界を表す。そして、矩形の枠が表示された後は、矩形の枠の大きさや位置をポインタとクリックの操作の組み合わせにより変更することで、合成映像内における境界検出した映像ソースの大きさや位置を自由に変更することが可能となる。
また、テレビ会議端末装置から会議サーバに対して制御信号を送信するだけの片方向通信路にて、複数の映像ソースの境界検出と、合成映像内における境界検出した映像ソースの大きさや位置を自由に変更が実現できる。すなわち、合成情報を受信するための処理を実装しなくても良い。
また、テレビ会議端末装置側で映像ソースの境界を示す矩形の枠を生成していることから、その矩形の枠自体の大きさや位置の変更はリアルタイムにて実現でき、それを操作するユーザに遅延等を感じさせない操作感を提供することが可能である。
一般的な多地点テレビ会議システムの構成を示す概略図。 本発明らが本発明をなす以前から知っていた会議サーバの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係る多地点テレビ会議システムのシステム構成図。 本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議端末装置の外観を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議端末装置において表示領域の座標軸を説明する図。 本発明の第1の実施の形態に係る領域管理テーブルの記入例1を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る領域管理テーブルの記入例2を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る矩形の枠の変更処理を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る矩形の枠の変更処理例を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る矩形の枠の変更処理による領域管理テーブルの変更例を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る矩形登録パケットのペイロード部分を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る矩形領域パケットのペイロード部分を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例1を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例2を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例2を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例3を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例4を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例5を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例6を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例7を説明するための第一の図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例7を説明するための第二の図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例7を説明するための第三の図。 本発明の第1の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の例8を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態に係る会議サーバの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係る会議サーバにおいて合成映像の座標軸を説明する図。 本発明の第1の実施の形態に係る配置情報管理テーブルの例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る領域指定を行う様子を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る矩形の枠を表示させる位置の制限を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係る矩形の枠の大きさの制限を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の第一の例を説明するための図。 本発明の第2の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の第一の例を説明するための図。 本発明の第2の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の第二の例を説明するための図。 本発明の第2の実施の形態に係る合成映像制御命令部が動作する様子の第二の例を説明するための図。 本発明の第3の実施の形態に係る会議サーバの構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態に係る有効な入力映像ソースと合成画像の関係を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る登録済み映像と入力映像ソースと合成画像の関係の様子を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る領域管理テーブルの初期状態を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る合成映像制御パケットのペイロード部分を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る会議サーバの構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態に係る領域管理テーブルの変更状態を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る配置情報管理テーブルの例を示す図。
符号の説明
1、1B、1C、1D、1D、1E 通信機器
2 会議サーバ
3 ネットワーク
3−11、3−12、3−1B、3−1C、3−1D、3−1E 通信路
11 コンピュータ本体
12 ディスプレイユニット
13 LCD
14 ポインティングデバイス
15 ネットワーク通信デバイス
100 表示画面
101 ウィンドウ
200 ポインタ
300 合成映像制御命令生成部
400 会議映像表示処理部
500 ネットワーク通信処理部
301 ポインタ検出部
302 領域検出部
303 枠表示部
304 テーブル管理部
305 制御データ生成部
306 制御データ送信処理部
401 受信映像表示部
402 映像データ解析処理部
403 データ受信制御部
1000 表示領域
2000 矩形の枠
3000 ダイアログ
4000 指定領域
10 入力映像検出部
50 映像合成処理部
70 制御情報処理部
80 配置情報記憶部
90 登録映像管理部
20B、20C、20D、20E 入力映像ソース
60A 合成映像

Claims (17)

  1. 複数の映像ソースから生成された合成映像を受信する受信手段と、
    前記合成映像を表示する表示手段と、
    前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、
    前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、
    前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、
    変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、
    前記領域管理手段によって記憶された更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する制御信号送信手段と、
    を備えた映像表示装置。
  2. 前記制御信号送信手段は、初期化時に、予め与えられた、合成映像上の所定の領域を示す識別子と、前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方とを含む初期化制御信号を前記合成映像の生成元へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記領域生成表示手段は、前記指定された位置を含む所定の領域が前記領域管理手段に記憶されていない場合、前記表示された合成映像上に、予め指定されたデフォルト領域を示す情報を重ねて表示し、
    前記領域管理手段は、前記合成映像上における前記デフォルト領域の位置を示す位置情報と、前記デフォルト領域のサイズ情報と、前記デフォルト領域を識別する識別子とを関連づけて記憶し、
    前記制御信号送信手段は、前記領域管理手段によって記憶された前記デフォルト領域の位置情報、前記デフォルト領域のサイズ情報および前記デフォルト領域の識別子と、前記位置指定手段によって指定された位置を示す指定位置情報とを含む登録制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記表示手段によって表示された前記合成映像上の領域を指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段によって指定された領域における第1の既定位置を含む所定の領域が前記領域管理手段に記憶されていない場合は、前記指定された領域の位置およびサイズに基づき、予め与えられた複数の位置および複数のサイズのうちいずれかの位置およびサイズを選択する既定領域選択手段と、を備え、
    前記領域生成表示手段は、前記選択された位置およびサイズによる選択領域を示す情報を前記合成映像上に重ねて表示し、
    前記領域管理手段は、前記選択領域の位置情報とサイズ情報と当該選択領域を識別する識別子とを関連づけて記憶し、
    前記制御信号送信手段は、前記領域管理手段によって記憶された前記選択領域の位置情報、サイズ情報および識別子と、前記指定された領域又は前記選択領域における第2の既定位置を示す既定位置情報とを含む登録制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の映像表示装置。
  5. 前記領域指定手段は、ポインタをドラッグすることにより前記合成映像上の領域を指定し、
    前記第1の既定位置は、前記領域を指定する際の始点であることを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
  6. 前記第2の既定位置は、前記指定された領域又は前記選択領域における中心位置であることを特徴とする請求項4又は5に記載の映像表示装置。
  7. 複数の映像ソースから合成映像を生成し、前記合成映像を配信する機能を備えた映像合成配信装置であって、
    前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、
    各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、
    前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、
    前記合成映像の配信先から、前記合成映像上における任意の領域の位置およびサイズを示す領域位置情報および領域サイズ情報と、前記任意の領域を識別する識別子とを含む更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、
    前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、
    を備えた映像合成配信装置。
  8. 前記制御信号受信手段は、前記合成映像の配信先から、前記合成映像上の位置を示す位置情報と、前記合成映像上における任意の領域の位置およびサイズを示す領域位置情報および領域サイズ情報と、前記任意の領域を識別する識別子とを含む登録制御信号を受信し、
    前記映像管理手段は、前記登録制御信号に含まれる前記位置情報に示される位置上の前記映像ソースを特定し、特定した前記映像ソースと前記登録制御信号に含まれる識別子とを関連づけて前記映像管理手段に記憶し、
    前記配置情報更新手段は、前記登録制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の映像合成配信装置。
  9. 前記映像ソース受信手段によって受信される映像ソースの数を検出する検出手段をさらに備え、
    前記映像ソース受信手段によって受信される映像ソースの数が増加した場合は、前記配置情報更新手段は、前記映像ソースの数に基づいて、増加した前記映像ソースと、前記映像管理手段に記憶されている映像ソースおよび前記増加した映像ソース、以外の映像ソースとの縮小率および配置位置を決定し、決定した縮小率および配置位置に基づいて当該映像ソースの配置情報を更新するとともに前記増加した映像ソースの配置情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の映像合成配信装置。
  10. 前記映像ソース受信手段によって受信される映像ソースの数を検出する検出手段をさらに備え、
    前記映像ソース受信手段によって受信される映像ソースの数が減少した場合は、前記配置情報更新手段は、減少した前記映像ソースの配置情報を無効にするとともに前記受信された映像ソースの数に基づいて前記映像管理手段に記憶されている映像ソース以外の未登録映像ソースの縮小率および配置位置を決定し、決定した縮小率および配置位置によって前記未登録映像ソースの配置情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の映像合成配信装置。
  11. 前記配置情報更新手段は、前記映像ソースの配置情報を更新する場合、前記配置情報が更新される映像ソースの、前記配置情報が更新されない映像ソースに対する面積の重なり率が所定の比率以下になるように、前記映像ソースの配置位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の映像合成配信装置。
  12. コンピュータに実行させるための映像表示プログラムであって、
    複数の映像ソースから生成された合成映像を受信する受信手段と、
    前記合成映像を表示する表示手段と、
    前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、
    前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、
    前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、
    変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、
    更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信する制御信号送信手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする映像表示プログラム。
  13. 複数の映像ソースから合成映像を生成し、前記合成映像を配信する手段としてコンピュータを機能させる映像合成配信プログラムであって、
    前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、
    各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、
    前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、
    前記合成映像の配信先から、前記合成映像上における任意の領域の位置およびサイズを示す領域位置情報および領域サイズ情報と、前記任意の領域を識別する識別子とを含む更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、
    前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする映像合成配信プログラム。
  14. 複数の映像ソースから合成映像を生成し前記合成映像を配信する映像合成配信装置と、前記映像合成配信装置から前記合成映像を受信して表示する映像表示装置とを備えた映像配信システムであって、
    前記映像表示装置は、
    前記合成映像を受信する受信手段と、
    前記合成映像を表示する表示手段と、
    前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段と、
    前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定された位置を含む前記所定の領域が前記領域管理手段に記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示する領域生成表示手段と、
    前記領域生成表示手段によって表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更する領域変更手段と、
    変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換える領域更新手段と、
    前記領域管理手段によって記憶された更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記映像合成配信装置へ送信する制御信号送信手段と、を備え、
    前記映像合成配信装置は、
    前記映像ソースを受信する映像ソース受信手段と、
    各前記映像ソースの配置情報を管理する配置情報管理手段と、
    前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成する合成映像生成手段と、
    前記映像表示装置から前記更新制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段と、
    前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する配置情報更新手段と、
    を備えた映像配信システム。
  15. 前記映像表示装置における前記領域生成表示手段は、前記指定された位置を含む所定の領域が前記領域管理手段に記憶されていない場合、前記表示された合成映像上に、予め指定されたデフォルト領域を示す情報を重ねて表示し、
    前記映像表示装置における前記領域管理手段は、前記合成映像上における前記デフォルト領域の位置を示す位置情報と、前記デフォルト領域のサイズ情報と、前記デフォルト領域を識別する識別子とを関連づけて記憶し、
    前記映像表示装置における前記制御信号送信手段は、前記領域管理手段によって記憶された前記デフォルト領域の位置情報、前記デフォルト領域のサイズ情報および前記デフォルト領域の識別子と、前記位置指定手段によって指定された位置を示す指定位置情報とを含む登録制御信号を生成して前記映像合成配信装置へ送信し、
    一方、前記映像合成配信装置における前記制御信号受信手段は、前記映像表示装置から前記登録制御信号を受信し、
    前記映像合成配信装置における映像管理手段は、前記登録制御信号に含まれる前記位置情報に示される位置上の前記映像ソースを特定し、特定した前記映像ソースと前記登録制御信号に含まれる識別子とを関連づけて記憶し、
    前記映像合成配信装置における前記配置情報更新手段は、前記登録制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の映像配信システム。
  16. 前記映像表示装置は、
    前記表示手段によって表示された前記合成映像上の領域を指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段によって指定された領域における第1の既定位置を含む所定の領域が前記領域管理手段に登録されていない場合は、前記指定された領域の位置およびサイズに基づき、予め与えられた複数の位置および複数のサイズのうちいずれかの位置およびサイズを選択する既定領域選択手段と、を備え、
    前記映像表示装置における前記領域生成表示手段は、前記選択された位置およびサイズによる選択領域を示す情報を前記合成映像上に重ねて表示し、
    前記映像表示装置における前記領域管理手段は、前記選択領域の位置情報とサイズ情報と当該選択領域を識別する識別子とを関連づけて記憶し、
    前記映像表示装置における前記制御信号送信手段は、前記領域管理手段によって記憶された前記選択領域の位置情報、サイズ情報および識別子と、前記指定された領域又は前記選択領域における第2の既定位置を示す既定位置情報とを含む登録制御信号を生成して前記合成映像の生成元へ送信し、
    一方、前記映像合成配信装置における前記制御信号受信手段は、前記映像表示装置から前記登録制御信号を受信し、
    前記映像合成配信装置における映像管理手段は、前記登録制御信号に含まれる前記既定位置情報に示される位置上の前記映像ソースを特定し、特定した前記映像ソースと前記登録制御信号に含まれる識別子とを関連づけて記憶し、
    前記映像合成配信装置における前記配置情報更新手段は、前記登録制御信号に含まれる前記選択領域の位置情報およびサイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の映像配信システム。
  17. 複数の映像ソースから合成映像を生成する映像合成配信装置が、生成した前記合成映像を、前記合成映像を表示する映像表示装置に配信する映像配信方法であって、
    前記映像表示装置が、
    前記合成映像を受信し、
    前記合成映像を表示し、
    前記表示手段によって表示された前記合成映像上の位置の指定を受け付け、
    前記合成映像上における所定の領域の位置を示す位置情報と、前記所定の領域のサイズ情報と、前記所定の領域を識別する識別子とを関連づけて記憶する領域管理手段内に、指定された位置を含む前記所定の領域が記憶されている場合は、前記表示された合成映像上に、前記指定された位置を含む前記所定の領域を示す情報を重ねて表示し、
    表示された前記所定の領域の位置又はサイズ又はこれらの両方を変更し、
    変更後の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方によって、前記領域管理手段に記憶された前記所定の領域の位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方を書き換え、
    更新後の前記位置情報又はサイズ情報又はこれらの両方と、前記所定の領域の識別子とを含む更新制御信号を生成して前記映像合成配信装置に送信し、
    前記映像合成配信装置が、
    各前記映像ソースを受信し、
    各前記映像ソースの配置情報に基づいて、前記複数の映像ソースから前記合成映像を生成し、
    前記合成映像の配信先から前記更新制御信号を受信し、
    前記映像ソースの各々と識別子とを関連づけて記憶する映像管理手段に基づき、前記更新制御信号に含まれる識別子に関連づけられた映像ソースを特定し、
    前記更新制御信号に含まれる前記領域位置情報および領域サイズ情報によって、前記特定された映像ソースの配置情報を更新する、
    ことを特徴とする映像配信方法。
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