JP2006201547A - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006201547A JP2006201547A JP2005013811A JP2005013811A JP2006201547A JP 2006201547 A JP2006201547 A JP 2006201547A JP 2005013811 A JP2005013811 A JP 2005013811A JP 2005013811 A JP2005013811 A JP 2005013811A JP 2006201547 A JP2006201547 A JP 2006201547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- substrate
- manufacturing
- display element
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】表示面積の利用効率を向上させ、かつ汚染を生じることなく液晶注入を行なえる液晶表示素子の製造方法を提供する。
【解決手段】予め表示部3がマトリクス状に複数形成された基板1の表示部3の外周に沿ってシール材3を塗布した後、シール材3を介し、所定の間隔を有して光透明性基板4を基板1上に貼り合わせ、次に、光透明性基板4の一部に微小孔4Aを形成した後、この微小孔4Aから液晶15を注入し、次に、隣接するシール材3間をマトリクス状に切断して得られる液晶表示素子の製造方法において、シール材3は、一部に間隙3Aを有し、微小孔4Aは、間隙3Aに対応する光透明性基板4の位置に形成し、液晶15の注入は、ディスペンサ14を用いて行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】予め表示部3がマトリクス状に複数形成された基板1の表示部3の外周に沿ってシール材3を塗布した後、シール材3を介し、所定の間隔を有して光透明性基板4を基板1上に貼り合わせ、次に、光透明性基板4の一部に微小孔4Aを形成した後、この微小孔4Aから液晶15を注入し、次に、隣接するシール材3間をマトリクス状に切断して得られる液晶表示素子の製造方法において、シール材3は、一部に間隙3Aを有し、微小孔4Aは、間隙3Aに対応する光透明性基板4の位置に形成し、液晶15の注入は、ディスペンサ14を用いて行なう。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶表示素子の製造方法に関する。
液晶表示素子の製造方法については、特許文献1に記載されている方法がある。
即ち、表面にマトリクス状に形成された複数個の表示部を有する第1ガラス基板の前記複数個の表示部のそれぞれの外周に沿ってシール材を形成し、前記シール材上に第2ガラス基板を重ねて一体化し、前記シール材で囲まれた前記各表示部に対応する前記第2ガラス基板上からレーザ加工により液晶注入口を形成した後、予め液晶が導入されている真空容器内に前記液晶注入口の前記第2ガラス基板が前記液晶側に浸るようにして一体化した前記第1、第2ガラス基板を入れて真空状態にする。次に、大気圧に戻して前記液晶を前記液晶注入口から導入して前記表示部領域内に注入する。
この結果、液晶注入の際、複数の表示部を分割することなく一括して行えることができ、かつ品質の低下も防ぐことができることが記載されている。
特開平2−282217号公報
即ち、表面にマトリクス状に形成された複数個の表示部を有する第1ガラス基板の前記複数個の表示部のそれぞれの外周に沿ってシール材を形成し、前記シール材上に第2ガラス基板を重ねて一体化し、前記シール材で囲まれた前記各表示部に対応する前記第2ガラス基板上からレーザ加工により液晶注入口を形成した後、予め液晶が導入されている真空容器内に前記液晶注入口の前記第2ガラス基板が前記液晶側に浸るようにして一体化した前記第1、第2ガラス基板を入れて真空状態にする。次に、大気圧に戻して前記液晶を前記液晶注入口から導入して前記表示部領域内に注入する。
この結果、液晶注入の際、複数の表示部を分割することなく一括して行えることができ、かつ品質の低下も防ぐことができることが記載されている。
しかしながら、前記液晶注入口部分は画像表示に寄与しなくなるので、十分な表示面積を得ることができない。また、前記液晶に前記第2ガラス基板を浸すので、前記第2ガラス基板の表面に付着している塵等の汚染源が前記液晶中に混入する恐れがあり、表示品質を低下させるといった問題があった。
そこで、本発明は、前述の課題に鑑みて提案されるものであって、表示面積の利用効率を向上させ、かつ汚染を生じることなく液晶注入を行なう液晶表示素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、予め表示部がマトリクス状に複数形成された基板の前記表示部の外周に沿ってシール材を塗布した後、前記シール材を介し、所定の間隔を有して光透明性基板を前記基板上に貼り合わせ、次に、前記光透明性基板の一部に微小孔を形成した後、前記微小孔から液晶を注入し、次に、隣接する前記シール材間をマトリクス状に切断して得られる液晶表示素子の製造方法において、前記シール材は、一部に間隙を有し、前記微小孔は、前記間隙に対応する前記光透明性基板の位置に形成し、前記液晶の注入は、ディスペンサを用いて行なうことを特徴とする液晶表示素子の製造方法を提供する。
本発明によれば、前記シール材は、一部に間隙を有し、前記微小孔は、前記間隙に対応する前記光透明性基板の位置に形成し、前記液晶の注入は、ディスペンサを用いて行なうので、表示面積の利用効率を向上させ、かつ汚染を生じることなく液晶注入を行なうことができる。
以下、本発明に係る液晶表示素子の製造方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(微小孔形成工程)を示す図であり、(A)は貼り合せ基板のガラス基板側から見た平面図、(B)は(A)におけるM部の拡大断面図、(C)はNN断面図である。図2は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(セルギャップ領域形成工程)を示す断面図である。図3は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(液晶注入工程)を示す断面図である。図4は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(封止工程)を示す断面図である。
図1は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(微小孔形成工程)を示す図であり、(A)は貼り合せ基板のガラス基板側から見た平面図、(B)は(A)におけるM部の拡大断面図、(C)はNN断面図である。図2は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(セルギャップ領域形成工程)を示す断面図である。図3は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(液晶注入工程)を示す断面図である。図4は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法における(封止工程)を示す断面図である。
(微小孔形成工程)
図1(A)〜(C)に示すように、予め複数個の表示部2がマトリクス状に形成されているSiからなる基板1上に各表示部2の外周に沿って一部に間隙3Aを有した紫外線硬化型樹脂からなるシール材3を塗布した後、シール材3上にガラス基板4を重ね合わせて基板1とガラス基板4とが所定の間隙を有した貼り合せ基板5を作製する。
そして、各シール材3の間隙3Aに対応するガラス基板4の位置に微小孔4Aを形成する。
図1(A)〜(C)に示すように、予め複数個の表示部2がマトリクス状に形成されているSiからなる基板1上に各表示部2の外周に沿って一部に間隙3Aを有した紫外線硬化型樹脂からなるシール材3を塗布した後、シール材3上にガラス基板4を重ね合わせて基板1とガラス基板4とが所定の間隙を有した貼り合せ基板5を作製する。
そして、各シール材3の間隙3Aに対応するガラス基板4の位置に微小孔4Aを形成する。
(セルギャップ領域形成工程)
図2に示すように、 基板1、ガラス基板4及びシール材3とで囲まれた空間領域はセルギャップ領域6となり、貼り合せ基板5のガラス基板4に形成されている微小孔4Aに中空な吸着パッド7の一端を取り付ける。吸着パッド7の他端は、開閉バルブ8、真空圧力制御部9を介して真空ポンプ10に接続されている。更に、ガラス基板4の上方近傍に紫外線照射装置11及びセルギャップ計測器12を配置する。そして、真空ポンプ10を稼動させ、開閉バルブ8を開き、真空圧力制御部9により所定の真空度を有するようにして、セルギャップ領域6を減圧し、基板1とガラス基板4との間が所定厚さになるようにシール材3を押圧する。次に、紫外線照射装置11によりガラス基板4側から紫外線照射して、シール材3を硬化させる。
図2に示すように、 基板1、ガラス基板4及びシール材3とで囲まれた空間領域はセルギャップ領域6となり、貼り合せ基板5のガラス基板4に形成されている微小孔4Aに中空な吸着パッド7の一端を取り付ける。吸着パッド7の他端は、開閉バルブ8、真空圧力制御部9を介して真空ポンプ10に接続されている。更に、ガラス基板4の上方近傍に紫外線照射装置11及びセルギャップ計測器12を配置する。そして、真空ポンプ10を稼動させ、開閉バルブ8を開き、真空圧力制御部9により所定の真空度を有するようにして、セルギャップ領域6を減圧し、基板1とガラス基板4との間が所定厚さになるようにシール材3を押圧する。次に、紫外線照射装置11によりガラス基板4側から紫外線照射して、シール材3を硬化させる。
(液晶注入工程)
図3に示すように、貼り合せ基板5を真空装置の真空チャンバ13内に導入した後、微小孔4Aからセルギャップ領域6に液晶ディスペンサ14を用いて、液晶15を注入する。液晶ディスペンサ14は開閉バルブ16を介して液晶15を収納した収納容器17に接続されている。そして、液晶15は、開閉バルブ16を開くことによって供給される。次に、真空チャンバ13内を徐々に大気圧に戻す。
図3に示すように、貼り合せ基板5を真空装置の真空チャンバ13内に導入した後、微小孔4Aからセルギャップ領域6に液晶ディスペンサ14を用いて、液晶15を注入する。液晶ディスペンサ14は開閉バルブ16を介して液晶15を収納した収納容器17に接続されている。そして、液晶15は、開閉バルブ16を開くことによって供給される。次に、真空チャンバ13内を徐々に大気圧に戻す。
(封止工程)
図4に示すように、吸着孔18Aを有する吸着ヘッド18上に基板1が吸着ヘッド18と対向配置するようにして貼り合せ基板5を載置し、吸着孔18Aから真空引きをすることにより、貼り合せ基板5を吸着ヘッド18に吸着させる。そして、ガラス基板4近傍にセルギャップ計測器12、カメラ19及び紫外線照射装置11を配置しておく。
次に、図示しない封止ディスペンサを用いて、微小孔4A内に適量の紫外線硬化型樹脂からなる封止材20を滴下する。この際、カメラ19により封止材20の微小孔4Aの滴下状態及びセルギャップ計測器12により基板1とガラス基板4との間が所定厚さが変化していないことを確認しながら行なう。更に、紫外線照射装置11により紫外線を照射して封止材20を硬化させる。
図4に示すように、吸着孔18Aを有する吸着ヘッド18上に基板1が吸着ヘッド18と対向配置するようにして貼り合せ基板5を載置し、吸着孔18Aから真空引きをすることにより、貼り合せ基板5を吸着ヘッド18に吸着させる。そして、ガラス基板4近傍にセルギャップ計測器12、カメラ19及び紫外線照射装置11を配置しておく。
次に、図示しない封止ディスペンサを用いて、微小孔4A内に適量の紫外線硬化型樹脂からなる封止材20を滴下する。この際、カメラ19により封止材20の微小孔4Aの滴下状態及びセルギャップ計測器12により基板1とガラス基板4との間が所定厚さが変化していないことを確認しながら行なう。更に、紫外線照射装置11により紫外線を照射して封止材20を硬化させる。
この後、互いに隣接するシール材3間をマトリクス状に切断することによって液晶表示素子が得られる。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、予め表示部2がマトリクス状に複数形成された基板1の各表示部3の外周に沿って一部に間隙3Aを有した紫外線硬化型樹脂からなるシール材3を塗布した後、このシール材3上にガラス基板4を重ね合わせて基板1とガラス基板4とが所定の間隙を有した貼り合せ基板5を作製し、次に、シール材3の間隙3Aに対応するガラス基板4の位置に微小孔4Aを形成し、この貼り合せ基板5を真空装置の真空チャンバ13内に導入して、液晶ディスペンサ14を用いて、微小孔4Aから基板1、ガラス基板4及びシール材3とで囲まれたセルギャップ領域6に液晶15を注入するようにしているので、表示部3の表示面積の利用効率が向上し、かつ汚染を生じることなく液晶注入を行なうことができる。
なお、(セルギャップ領域形成工程)でガラス基板4側を大気圧とし、基板1側を大気圧よりも高圧にすることによる差圧プレスして押圧しても良い。また、シール材3の硬化は、加熱硬化することにより十分な状態にすることができる。
1…基板、2…表示部、3…シール材、3A…間隙、4…ガラス基板(光透過性基板)、4A…微小孔、5…貼り合せ基板、6…セルギャップ領域、7…吸着パッド、8…開閉バルブ、9…真空圧力制御部、10…真空ポンプ、11…紫外線照射装置、12…セルギャップ計測器、13…真空チャンバ、14…液晶ディスペンサ(ディスペンサ)、15…液晶、16…開閉バルブ、17…収納容器、18…吸着ヘッド、18A…吸着孔、19…カメラ、20…封止材
Claims (1)
- 予め表示部がマトリクス状に複数形成された基板の前記表示部の外周に沿ってシール材を塗布した後、前記シール材を介し、所定の間隔を有して光透明性基板を前記基板上に貼り合わせ、次に、前記光透明性基板の一部に微小孔を形成した後、前記微小孔から液晶を注入し、次に、隣接する前記シール材間をマトリクス状に切断して得られる液晶表示素子の製造方法において、
前記シール材は、一部に間隙を有し、前記微小孔は、前記間隙に対応する前記光透明性基板の位置に形成し、前記液晶の注入は、ディスペンサを用いて行なうことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005013811A JP2006201547A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 液晶表示素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005013811A JP2006201547A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 液晶表示素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006201547A true JP2006201547A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36959587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005013811A Pending JP2006201547A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 液晶表示素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006201547A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9304351B2 (en) | 2014-04-14 | 2016-04-05 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device and manufacturing method thereof |
US9341877B2 (en) | 2013-08-19 | 2016-05-17 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US9429796B2 (en) | 2013-09-27 | 2016-08-30 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
-
2005
- 2005-01-21 JP JP2005013811A patent/JP2006201547A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9341877B2 (en) | 2013-08-19 | 2016-05-17 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US9429796B2 (en) | 2013-09-27 | 2016-08-30 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US9304351B2 (en) | 2014-04-14 | 2016-04-05 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device and manufacturing method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4841031B2 (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
TWI656571B (zh) | Substrate cutting method | |
JP2006201276A (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
JP3871983B2 (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
JP2006201547A (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
TWI543659B (zh) | Sealing method and device thereof | |
JP4190472B2 (ja) | 液晶表示素子の製造方法及び製造装置 | |
JP2008233720A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
US8827686B2 (en) | Imprinting apparatus and imprint transfer method | |
JP2008216780A (ja) | 表示素子の製造方法 | |
JP4923550B2 (ja) | 液晶素子の製造方法 | |
JP4911484B2 (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
JP2010096889A (ja) | 表示パネルの製造方法および表示パネル | |
JP2008176204A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JP2008292543A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JP2003114441A (ja) | 液晶表示素子の製造方法および製造装置 | |
JP2008275651A (ja) | 表示装置及びその製造方法 | |
JP4587242B2 (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
JP2012008395A (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
JP2002341359A (ja) | 液晶表示素子の製造方法及び製造装置 | |
JP2006303128A (ja) | 中空半導体パッケージの製造方法 | |
JP2019139182A (ja) | 液晶パネルの製造方法 | |
JP4113097B2 (ja) | 基板の組立て方法、基板の組立て装置、液状物質の滴下方法及び液状物質の滴下装置 | |
JP4648521B2 (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
JP2009282107A (ja) | 表示パネル及びその製造方法 |