JP2006201230A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープ状のスペーサによる現像ギャップを現像ローラの全周面にわたって均一に保持でき、しかも、スペーサを剥がれ難くする。
【解決手段】テープ状のスペーサ11がトナー非搬送面5bに巻かれて固定されている。その場合、スペーサ11の両端面11a,11bはそれぞれ同じ傾斜角で、同じ径方向かつ周方向につまりスペーサ11の外周面から内周面に向かって現像ローラ5の設定された回転方向αに傾斜する傾斜面とされている。そして、両端面11a,11bの傾斜面が互いに重ね合わされて接着され、スペーサ11の継ぎ目11cが形成されている。また、両端面11a,11bの傾斜面の接合部の厚みもスペーサ11の他の部分の厚みと同じにされて、一定の現像ギャップgが確保されている。
【選択図】 図3
【解決手段】テープ状のスペーサ11がトナー非搬送面5bに巻かれて固定されている。その場合、スペーサ11の両端面11a,11bはそれぞれ同じ傾斜角で、同じ径方向かつ周方向につまりスペーサ11の外周面から内周面に向かって現像ローラ5の設定された回転方向αに傾斜する傾斜面とされている。そして、両端面11a,11bの傾斜面が互いに重ね合わされて接着され、スペーサ11の継ぎ目11cが形成されている。また、両端面11a,11bの傾斜面の接合部の厚みもスペーサ11の他の部分の厚みと同じにされて、一定の現像ギャップgが確保されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電子写真、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の技術分野に関し、特に、像担持体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の画像形成装置の技術分野に関する。
従来、画像形成装置として、非接触ジャンピング現像方式を用いた画像形成装置が多々知られている。この非接触ジャンピング現像方式は、像担持体である感光体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを設けるとともに、現像ローラ上のトナーを感光体にジャンピングさせて感光体上の静電潜像を現像する方式である。この非接触ジャンピング現像方式では、感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持することが良好な現像を行う上で求められる。
そこで、従来、現像ギャップ調整部材としてシート状部材を用い、このシート状部材を現像ローラの両端部外周面と感光体の両端部外周面との間に介在させることで、現像ローラと感光体との間に適正な現像ギャップを容易に確保できるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示の現像ギャップ調整部材によれば、感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持することができる。
しかしながら、特許文献1に開示の現像ギャップ調整部材では、感光体および現像ローラとは別の場所に現像ギャップ調整部材を設けているので、感光体、現像ローラおよび現像ギャップ調整部材の組付けが面倒であるばかりでなく、組付け状態によっては高精度に現像ギャップを設定することが難しい。しかも、現像ギャップ調整部材は固定しているのに対して感光体および現像ローラは回転するため、現像ギャップ調整部材と感光体との間および現像ギャップ調整部材と現像ローラとの間が擦られて、感光体および現像ローラに摩耗が発生し、正確な現像ギャップを維持することが難しい。
一方、帯電ローラの両端部の外周面にフィルム部材(本発明のテープ状のスペーサに相当)を巻き付けかつ固定し、これらのフィルム部材に像担持体を当接させて、帯電ローラと像担持体との間に所定の帯電ギャップを設けることにより、近接帯電を行うことが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示の帯電ギャップ調整では、フィルム部材の周方向の両端部をそれぞれ斜めにカットするとともに、斜めにカットした両端縁をそれらの間に隙間を形成するようにして互いに対向させ、帯電ローラの1周すべての位置で帯電ローラの軸方向にフィルム部材を存在させるようにして、一定の帯電ギャップを確保している。
したがって、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整によれば、フィルム部材が帯電ローラに固定されるので、感光体、帯電ローラおよびフィルム部材の組付けが容易であるとともに、帯電ギャップを簡単にかつ高精度に設定することができる。
特開平5−27571号公報。
特開2001−296723号公報。
したがって、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整によれば、フィルム部材が帯電ローラに固定されるので、感光体、帯電ローラおよびフィルム部材の組付けが容易であるとともに、帯電ギャップを簡単にかつ高精度に設定することができる。
ところで、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整を現像ギャップ調整に適用して、この現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うことが考えられる。しかしながら、現像ギャップ調整の場合、現像ローラに固定されたフィルム部材が像担持体である感光体に当接する当接圧が帯電ローラに固定されたフィルム部材の感光体への当接圧より高く設定されている。このため、図5に示すように現像ローラaの端部に巻かれたフィルム部材bの両端縁b1,b2の間に隙間Sがあると、フィルム部材bの両端縁b1,b2以外の隙間Sのない位置Aで感光体に接触する場合と、フィルム部材bの両端縁b1,b2の隙間Sのある位置Bで感光体に接触する場合とでは、フィルム部材bの感光体への当接圧により、このフィルム部材bにかかる線圧は、位置Bでの線圧の方が位置Aでの線圧より大きくなる(位置Aでの線圧<位置Bでの線圧)。したがって、現像ギャップは位置Aでの現像ギャップの方が位置Bでの現像ギャップより大きくなる(位置Aでの現像ギャップ>位置Bでの現像ギャップ)。このため、位置Bの部分、つまりフィルム部材bのつなぎ目部分が画像に横縞となって現れてしまう。
また、フィルム部材bの両端縁b1,b2を斜めにカットしかつそれらの間に隙間Sを形成すると、フィルム部材bが両端縁b1,b2、特に両端縁b1,b2の尖端から剥がれてめくれ上がってしまうという問題もある。その場合、現像ローラaではトナーが現像ローラaの端から漏出するのを防止するために、周面シールcが現像ローラaの端部の外周面に当接するようにして配設されているため、周面シールの必要のない帯電ローラに比べて、フィルム部材bが両端縁b1,b2から剥がれてめくれ上がり易くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、テープ状のスペーサにより現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うができるようにしても、現像ギャップを現像ローラの全周面にわたって均一に保持でき、しかも、スペーサを剥がれ難くすることのできる非接触現像の画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられて前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、この現像ローラの両端部に設けられて前記像担持体に当接することで前記現像ギャップを設定するギャップ調整部材とを少なくとも備え、非接触ジャンピング現像を行う画像形成装置において、前記ギャップ調整部材がテープ状のスペーサで構成されており、前記スペーサ前記現像ローラの両端部の外周面に巻かれて固定されているとともに、前記スペーサの両端面が、それぞれ同じ傾斜角で径方向かつ周方向に傾斜する傾斜面とされ、これらの傾斜面が重ね合わされて接着されていることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記傾斜面が、前記スペーサの外周面から内周面に向かって前記現像ローラの設定された回転方向に傾斜する傾斜面であることを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、前記現像ローラの両端部に配設されたシール部材を備え、前記シール部材は、前記現像ローラの前記スペーサより軸方向中央側の外周面と前記スペーサの外周面とに跨って配設されていることを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、前記現像ローラの両端部に配設されたシール部材を備え、前記シール部材は、前記現像ローラの前記スペーサより軸方向中央側の外周面と前記スペーサの外周面とに跨って配設されていることを特徴としている。
更に、請求項4の発明は、前記傾斜面の接着により形成される前記スペーサの継ぎ目が前記現像ローラの軸方向と平行に延設されていることを特徴としている。
更に、請求項5の発明は、前記現像ローラの両端部にそれぞれ固定された前記スペーサの傾斜面の接着により形成されるそれぞれのスペーサの継ぎ目が、前記現像ローラの軸方向に関して異なる位置に配置されていることを特徴としている。
更に、請求項5の発明は、前記現像ローラの両端部にそれぞれ固定された前記スペーサの傾斜面の接着により形成されるそれぞれのスペーサの継ぎ目が、前記現像ローラの軸方向に関して異なる位置に配置されていることを特徴としている。
このように構成された本発明の画像形成装置によれば、現像ローラの両端部に固定されたテープ状のスペーサにより現像ギャップを設定しているので、現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うことができるようになる。
また、テープ状のスペーサの両端面をそれぞれ同じ傾斜角で同じ径方向かつ周方向に傾斜した傾斜面とするとともに、これらの傾斜面を密着させて、スペーサの継ぎ目における隙間をなくしているので、スペーサの全周面で、スペーサの像担持体への当接圧を等しく保持できる。したがって、所定の現像ギャップを常に均一に保持でき、得られる画像にスペーサの継ぎ目部による横縞の発生を防止できる。これにより、高品質の画像を得ることができる。
また、テープ状のスペーサの両端面をそれぞれ同じ傾斜角で同じ径方向かつ周方向に傾斜した傾斜面とするとともに、これらの傾斜面を密着させて、スペーサの継ぎ目における隙間をなくしているので、スペーサの全周面で、スペーサの像担持体への当接圧を等しく保持できる。したがって、所定の現像ギャップを常に均一に保持でき、得られる画像にスペーサの継ぎ目部による横縞の発生を防止できる。これにより、高品質の画像を得ることができる。
更に、スペーサの両端面の傾斜面を、スペーサの外周面から内周面に向かって現像ローラの設定された回転方向に傾斜させているので、スペーサの継ぎ目が像担持体およびシール部材を通過するとき、像担持体およびシール部材が、上に位置している端面側のスペーサから下に位置している端面側のスペーサに移動するようにして、像担持体およびシール部材による力をスペーサの各端面にこれらの端面が現像ローラから剥がれるようには作用させないので、像担持体をスペーサの外周面に当接させ、およびシール部材をスペーサの外周面に被せて当接させても、スペーサの各端面が像担持体およびシール部材によって現像ローラから剥がされてめくり上がることを防止できる。これにより、スペーサの耐久性を向上でき、所定の現像ギャップを長期にわたって均一に保持できる。
更に、現像ローラの両端部にそれぞれ固定されたスペーサの傾斜面の接着により形成されるそれぞれのスペーサの継ぎ目を、現像ローラの軸方向に関して異なる位置に配置することで、像担持体が現像ローラの両端部の各スペーサの継ぎ目に同時に当接することをなくすことができる。これにより、スペーサの継ぎ目が像担持体を通過するときの現像ギャップの変動を抑制でき、画像にスペーサの継ぎ目部による横縞の発生を更に効果的に防止できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例に用いられる、現像装置と感光体とが一体に形成された現像カートリッジを模式的に示し、(a)は横断面図、(b)はこの例の現像カートリッジの部分図である。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例に用いられる、現像装置と感光体とが一体に形成された現像カートリッジを模式的に示し、(a)は横断面図、(b)はこの例の現像カートリッジの部分図である。
図1(a)および(b)に示すように、この例の画像形成装置の現像カートリッジ1は、像担持体(この例では感光体2からなる;以下、感光体2として説明する)と現像装置3とが一体にされた像担持体−現像装置一体カートリッジ(この例では感光体−現像装置一体カートリッジ)として構成されている。
現像装置3は、感光体2にトナーTを搬送する現像ローラ5、現像ローラ5に圧接されてトナーTを供給する供給ローラ6、現像ローラ5に圧接されて感光体2に搬送するトナーTを規制する規制ブレード7、トナーTを攪拌して搬送するトナー攪拌搬送部材8、トナー攪拌搬送部材8によって搬送されたトナーTを受けて供給ローラ6の方へ案内するトナー受け部材9、および現像ローラ5に現像後残ったトナーTを回収する方向に当接しながらトナー漏れを防止するための上シール10を備えている。そして、感光体2、現像ローラ5、供給ローラ6、規制ブレード7、トナー攪拌搬送部材8およびトナー受け部材9はいずれも感光体−現像装置一体ケース4内に配設されている。
図2に示すように、感光体2は、その中央部に像担持面2aが形成されているとともに、その両端部に像非担持面2b,2cが形成されている。また、現像ローラ5は、その中央部にトナー非搬送面5aが形成されているとともに、その両端部にトナー非搬送面5b,5cが形成されている。
現像ローラ5のトナー非搬送面5b,5cには、それぞれテープ状のスペーサ11,12がトナー非搬送面5b,5cの1周にわたり巻かれて固定されている。その場合、図3(a)および(b)に示すようにスペーサ11の両端面11a,11bはそれぞれ同じ傾斜角で、同じ径方向かつ周方向につまりスペーサ11の外周面から内周面に向かって現像ローラ5の設定された回転方向αに傾斜する傾斜面とされている。そして、両端面11a,11bの傾斜面が互いに重ね合わされて密に接着され、スペーサ11の継ぎ目11cが形成される。また、スペーサ11の継ぎ目11cは、現像ローラ5の軸方向と平行に延設されている。また、両端面11a,11bの傾斜面の接合部の厚みもスペーサ11の他の部分の厚みと同じにされて、一定の現像ギャップgが確保されている。
なお図示しないが、スペーサ12の両端面12a,12b(図面上には示されないが、説明の便宜上、スペーサ11の両端面11a,11bに対応して、それぞれこれらの符号12a,12bを用いる。他の場合も同じである)も、それぞれスペーサ11の両端面11a,11bと同じ傾斜角の傾斜面とされているとともに、これらの傾斜面が互いに重ね合わされて密着されかつ接合され、スペーサ12の継ぎ目12cが形成されている。その場合、スペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとは揃えられて、現像ローラ5の軸方向に沿う一直線上の同じ位置に配置されている。
これらのスペーサ11,12が感光体2の像非担持面2b,2cに圧接されることで、現像ローラ5のトナー搬送面5aとこのトナー搬送面5aに対向する感光体2の像担持面2aとの間に、現像ギャップgが形成されている。
そして、この現像ギャップgは、スペーサ11,12の厚みを適宜選択することで所望の大きさに正確に設定される。これにより、この現像装置3は非磁性一成分現像剤であるトナーTを用いた非磁性一成分現像剤非接触ジャンピング現像を行うようになっている。その場合、この例の像担持体−現像装置一体カートリッジ1では、図1(b)に示すように感光体2が時計回りに回転するとともに、現像ローラ5および供給ローラ6がともに反時計回りに回転するように設定されている。そして、感光体2の周速と現像ローラ5上のスペーサ11,12の周速とが同一または略同一に設定されている。
現像ローラ5には、応力収縮や熱収縮の極めて小さい例えば鉄等の金属ローラあるいはウレタン等の樹脂が用いられている。また、この現像ローラ5上に固定されるスペーサ11,12は弾性体で構成されており、この弾性体としては、好ましくは、ポリアミド、ポリアミドイミド、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、エポキシ、アセテート、シリコーン、アクリル、ゴム等のようなプラスチックやゴムが用いられる。その場合、スペーサ11,12に用いられる弾性体は絶縁体であることが好ましく、またスペーサ11,12としては、取り付け易さと公差の点で粘着テープを用いることが好ましい。
更に、周面シール13がこの周面シール13より内側(現像ローラ5の軸方向中央側)の現像ローラ5のトナー非搬送面5bに対向しかつこの部分のトナー非搬送面5bの半周にわたって配設されている。この周面シール13はトナー非搬送面5bおよびスペーサ11の外周面に接触して設けられていて、現像ローラ5上のトナーが現像ローラ5のトナー非搬送面5b側の端から漏出するのを防止している。
なお図示しないが、スペーサ12側にも、周面シール14(図3上には示されないが、説明の便宜上、スペーサ11側の周面シール13に対応してこの符号14を用いる)がスペーサ11に対する周面シール13と同様に設けられている。なお、周面シール14は、現像ローラ5の軸方向中心に関して周面シール13と左右対称に配設される。
このように構成された画像形成装置1においては、両端面11a,11b;12a,12bがそれぞれ同じ傾斜角で径方向かつ周方向に傾斜した傾斜面とされたテープ状のスペーサ11,12が現像ローラ5の両端部のトナー非搬送面5b,5cに巻かれかつ両端面11a,11b;12a,12bどうしをそれぞれ互いに重ね合わせて密着しかつ接合して固定されていて、スペーサ11,12の両端縁の間、つまりスペーサ11,12の継ぎ目11c,12cにおける隙間がないことから、スペーサ11,12の全周面で、スペーサ11,12の感光体2への当接圧が等しく保持される。したがって、画像形成時等に現像ローラ5が設定された回転方向αに回転すると、所定の現像ギャップgが常時均一に保持され、得られる画像にスペーサ11,12の継ぎ目部による横縞が現れなくなる。
また、現像ローラ5の設定された回転方向αの回転時、スペーサ11,12の継ぎ目11c,12cがスペーサ11,12に当接している感光体2および周面シール13,14を通過する時に、スペーサ11,12の両端面11a,11b;12a,12bはそれぞれ現像ローラ5に押圧されるようになるが、スペーサ11の両端面11a,11bがそれぞれスペーサ11の外周面から内周面に向かって現像ローラ5の回転方向αに傾斜する傾斜面とされていることから、感光体2および周面シール13,14は上に位置している端面11a,12a側のスペーサ11,12から下に位置している端面11b,12b側のスペーサ11,12に移動するようになり、スペーサ11,12の端面11a,12aをそれぞれ端面11b,12bおよび現像ローラ5から剥がすようには作用しない。これにより、周面シール13,14がスペーサ11,12の外周面に被せられて当接されても、現像ローラ5が回転方向αに回転したとき、スペーサ11,12の各端面11a,12aが周面シール13,14によって現像ローラ5から剥がされてめくり上がることはない。
この例の画像形成装置1によれば、現像ローラ5の両端部に固定されたテープ状のスペーサ11,12により現像ギャップgを設定しているので、現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うことができるようになる。
また、テープ状のスペーサ11,12の両端面11a,11b;12a,12bをそれぞれ同じ傾斜角で同じ径方向かつ周方向に傾斜した傾斜面とするとともに、これらの傾斜面を密着させて、スペーサ11,12の継ぎ目11c,12cにおける隙間をなくしているので、スペーサ11,12の全周面で、スペーサ11,12の感光体2への当接圧を等しく保持できる。したがって、所定の現像ギャップgを常に均一に保持でき、得られる画像にスペーサ11,12の継ぎ目部による横縞の発生を防止できる。これにより、高品質の画像を得ることができる。
また、テープ状のスペーサ11,12の両端面11a,11b;12a,12bをそれぞれ同じ傾斜角で同じ径方向かつ周方向に傾斜した傾斜面とするとともに、これらの傾斜面を密着させて、スペーサ11,12の継ぎ目11c,12cにおける隙間をなくしているので、スペーサ11,12の全周面で、スペーサ11,12の感光体2への当接圧を等しく保持できる。したがって、所定の現像ギャップgを常に均一に保持でき、得られる画像にスペーサ11,12の継ぎ目部による横縞の発生を防止できる。これにより、高品質の画像を得ることができる。
更に、スペーサ11,12の両端面11a,11b;12a,12bの傾斜面を、スペーサ11,12の外周面から内周面に向かって現像ローラ5の回転方向αに傾斜させているので、スペーサ11,12の継ぎ目11c,12cがそれぞれ感光体2および周面シール13,14を通過するとき、感光体2および周面シール13,14が、上に位置している端面11a,12a側のスペーサ11,12から下に位置している端面11b,12b側のスペーサ11,12に移動するようにして、感光体2および周面シール13,14による力をスペーサ11,12の各端面11a,12aにこれらの端面11a,12aが現像ローラ5から剥がれるようには作用させないので、感光体2をスペーサ11,12の外周面に当接させ、および周面シール13,14をスペーサ11,12の外周面に被せて当接させても、スペーサ11,12の各端面11a,12aが感光体2および周面シール13,14によって現像ローラ5から剥がされてめくり上がることを防止できる。これにより、スペーサ11,12の耐久性を向上でき、所定の現像ギャップgを長期にわたって均一に保持できる。
図4は、本発明に係る画像形成装置の実施の形態の他の例における現像ローラの両端部に固定されたテープ状のスペーサを模式的に示す図である。なお、前述の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
前述の例では、スペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとを現像ローラ5の軸方向において同じ位置に配置しているが、図4に示すように、この例の画像形成装置では、スペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとが現像ローラ5の軸方向に沿う一直線上にはなく、互いに異なる位置に配置されている。
前述の例では、スペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとを現像ローラ5の軸方向において同じ位置に配置しているが、図4に示すように、この例の画像形成装置では、スペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとが現像ローラ5の軸方向に沿う一直線上にはなく、互いに異なる位置に配置されている。
この例の画像形成装置によれば、感光体2がスペーサ11の継ぎ目11cとスペーサ12の継ぎ目12cとに同時に当接することがないので、スペーサ11,12の継ぎ目11c,12cが感光体2を通過するときの現像ギャップgの変動を抑制でき、画像にスペーサ11,12の継ぎ目部による横縞の発生を更に効果的に防止できる。
この例の画像形成装置の他の構成および他の作用効果は、前述の例と同じである。
この例の画像形成装置の他の構成および他の作用効果は、前述の例と同じである。
なお、前述の各例では、いずれも継ぎ目11c,12cが現像ローラ5の軸方向と平行に延設されているが、これらの継ぎ目11c,12cは現像ローラ5の軸方向に対して斜交するように延設することもできる。
本発明の現像装置は、電子写真、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の像担持体に静電潜像を形成する画像形成装置において、像担持体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の現像装置に好適に利用することができる。
1…現像カートリッジ、2…感光体(像担持体)、3…現像装置、6…供給ローラ、11,12…スペーサ、11a,11b;12a,12b…スペーサ11,12の端面、11c,12c…スペーサの継ぎ目、13,14…周面シール、g…現像ギャップ
Claims (5)
- 像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられて前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、この現像ローラの両端部に設けられて前記像担持体に当接することで前記現像ギャップを設定するギャップ調整部材とを少なくとも備え、非接触ジャンピング現像を行う画像形成装置において、
前記ギャップ調整部材がテープ状のスペーサで構成されており、
前記スペーサは前記現像ローラの両端部の外周面に巻かれて固定されているとともに、前記スペーサの両端面は、それぞれ同じ傾斜角で径方向かつ周方向に傾斜する傾斜面とされ、これらの傾斜面が重ね合わされて接着されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記傾斜面は、前記スペーサの外周面から内周面に向かって前記現像ローラの設定された回転方向に傾斜する傾斜面であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記現像ローラの両端部に配設されたシール部材を備え、前記シール部材は、前記現像ローラの前記スペーサより軸方向中央側の外周面と前記スペーサの外周面とに跨って配設されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記傾斜面の接着により形成される前記スペーサの継ぎ目が前記現像ローラの軸方向と平行に延設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
- 前記現像ローラの両端部にそれぞれ固定された前記スペーサの傾斜面の接着により形成されるそれぞれのスペーサの継ぎ目が、前記現像ローラの軸方向に関して異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|---|
JPS6098069A (ja) * | 1983-11-03 | 1985-06-01 | 岩瀬 勝彦 | スイツチ付車輌用ドア−ハンドル |
JP2002322874A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-08 | Nissan Shatai Co Ltd | オートスライドドア制御装置 |
-
2005
- 2005-01-18 JP JP2005010011A patent/JP2006201230A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6098069A (ja) * | 1983-11-03 | 1985-06-01 | 岩瀬 勝彦 | スイツチ付車輌用ドア−ハンドル |
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