JP2006200663A - 電動式コントロールバルブ - Google Patents

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英樹 関口
Michiaki Ono
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Abstract

【課題】 組み立てのとき、治具を用いることなく回動力伝達部材のストッパーピンのマグネットの磁極に対する相対的な位置合わせを行うことができること。
【解決手段】 弁体の周囲に回動可能に支持され、弁体に直接または間接に連結され、回動力を伝達する回動力伝達部材(24,72)と、弁体を流路に対し昇降動させる昇降機構部と、回動力伝達部材(24,72)にマグネット部材を含み、昇降機構部に、磁力により弁体を昇降動させる電気駆動部とを備え、マグネット部材及び回動力伝達部材(24,72)は共に回転角制限部材に対する相対位置を位置決め用の平坦面(22S1〜22S4、24S1〜24S4)を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体の流量を制御する電動式コントロールバルブに関する。
冷凍機等においては、冷凍サイクルにおける冷媒量を制御する電動式コントロールバルブを備えている。電動式コントロールバルブは、例えば、特許文献1乃至3にも示されるように、流路に連通する弁室を有する弁本体部と、その弁室の周縁に流路の一部として設けられる弁ポートを通過する流体の流量を制御する弁体としてのニードル部材と、そのニードル部材をその軸線方向に沿って昇降動させる昇降機構部と、昇降機構部に、ニードル部材についての上述の動作を行わせる電磁駆動部と、を主な要素として含んで構成されている。
昇降機構部は、その内周面に雌ねじを有する雌ねじ部材と、弁本体部に一端が固定され雌ねじ部材の雌ねじに嵌めあう雄ねじを有する雄ねじ部材と、ニードル部材の一端が直接的または間接的に連結され後述する電磁駆動部による回動力を雌ねじ部材に伝達する円筒状の回動力伝達部材(ロータ)とを含んで構成されている。
また、雄ねじ部材の内側に配されるニードル部材のニードル弁部を上述の弁本体部の弁ポートに向けて付勢する付勢部材(コイルバネ)が、ニードル部材における中間部の外周部に巻装されている。
円筒状の回動力伝達部材は、後述する円筒状のマグネットの内側に配置され、雌ねじ部材が圧入される貫通孔を軸線方向に沿って有している。また、回動力伝達部材における一方の端部には、例えばニードル部材のニードル弁部における最上端位置または最下端位置に対応した所定の回転角度位置に回動力伝達部材を停止させるために回転角制限部材としてのストッパーピンが設けられている。
これにより、回動力伝達部材および雌ねじ部材が雄ねじ部材の回りを順方向または逆方向に所定角度、回動せしめられる場合、ニードル部材のニードル弁部と上述の弁ポートとの隙間(絞り面積)が増減することとなる。その結果、通過する流体の流量が変化することとなる。
回動力伝達部材の外周部には、電磁駆動部の一部を構成する円筒状のマグネットが配されている。電磁駆動部は、例えば、回動力伝達部材の外周部に配され互いに連結されるマグネット(永久磁石)と、マグネットの外周部を包囲するように配され、マグネットに形成される各磁極に対応し選択的に励磁される複数の電磁石を有する電磁石/コイル部とを含んで構成される。
そのマグネットは、円周方向に沿って複数の磁極を有している。複数の磁極は、互いに隣接する磁極が互いに異なるN極およびS極となるように形成されている。
このような構成において、電磁石/コイル部に駆動パルス信号が供給される場合、所謂、ステッピングモータの動作原理と同様に、例えば、電磁石/コイル部における複数の電磁石のうちの所定数の電磁石が選択的に同期して励磁され、そのマグネットの各磁極に対向する電磁石の各磁極がN極からS極、あるいはS極からN極となるように極性が変化せしめられる。従って、マグネットは、回動力伝達部材を伴って順方向または逆方向に回転せしめられることとなる。その結果、回動力伝達部材および雌ねじ部材が雄ねじ部材の回りを順方向または逆方向に所定角度、回動せしめられ、また、上述の絞り面積が増減するので弁本体部の流路内を流れる流体の流量が所定の値に制御されることとなる。
このような電動式コントロールバルブを組み立てる場合、回動力伝達部材とマグネットとを連結する工程においては、特許文献3にも示されるように、所謂、「8パルスずれ」現象を回避すべく、回動力伝達部材のストッパーピンのマグネットの磁極に対する相対位置合わせが行われる。
回動力伝達部材のストッパーピンのマグネットの磁極に対する相対位置合わせは、例えば、図10に示されるように、帯磁された治具8が用いられて行われる。
図10において、円筒状の治具8は、後述する回動力伝達部材4およびマグネット2が挿入される所定深さの孔8aを有している。治具8は、図11に示されるように、その円周方向に沿って複数のN磁極8GNi,S磁極8GSi(i=1〜n,nは整数)を有している。複数のN磁極8GNi,S磁極8GSiの個数は、後述するマグネット2の極数と同数とされる。1つのS磁極8GSiが、隣接する二つのN磁極8GNiの相互間に形成されている。
また、その孔8aの底部を形成する底壁8Bには、後述するストッパーピン6が嵌合される1つの孔8hが設けられている。孔8hは、図11に示されるように、一つのN磁極8GNiに対向しつつ、中心軸線から所定距離、離隔した位置に設けられている。
ストッパーピン6を有する回動力伝達部材4は、大径部4Bと、大径部4Bに連なる小径部4Aとからなる。大径部4Bは、その中央に貫通孔4bを有し円筒状に形成されている。また、大径部4Bの一方の端部には、大径部4Bの直径よりも大なる直径を有するフランジ部4Cが形成されている。さらに、フランジ部4Cにおける中心位置から所定距離、離隔した位置には、ストッパーピン6がフランジ部4Cの表面に対して略垂直に突出するように設けられている。
円筒状のマグネット2は、図10および図12に示されるように、回動力伝達部材4の大径部4Bが所定の隙間をもって嵌合される孔2aを有している。また、マグネット2には、その円周方向に沿って複数のN磁極2GNiおよびS磁極2GSi(i=1〜n,nは正の整数)が形成されている。隣接する二つのN磁極2GNi相互間には、1つのS磁極2GSiが形成されている。なお、S磁極2GSiおよびN磁極2GNiにおける円周方向の間隔は、上述の治具8におけるN磁極8GNi,S磁極8GSiの間隔に対応している。
回動力伝達部材4のストッパーピン6のマグネット2の磁極に対する相対的な位置合わせを行うにあたり、先ず、回動力伝達部材4の大径部4Bが、小径部4A側からマグネット2の孔2aに挿入される。その際、回動力伝達部材4のフランジ部4Cがマグネット2の一方の端部に当接される。
次に、回動力伝達部材4は、マグネット2とともに、ストッパーピン6の先端が孔8hに嵌合されるように治具8の孔8aに挿入される。これにより、挿入されたマグネット2におけるS磁極2GSiは、磁力により、治具8におけるN磁極8GNiに対し引き寄せられることとなる。従って、マグネット2におけるストッパーピン6に対向する位置の磁極は、治具8におけるN磁極8GNiに対向するS磁極2GSiとなる。
そして、回動力伝達部材4の小径部4Aに、ウェーブワッシャを介して止め輪が固定される。これにより、マグネット2の磁極の回動力伝達部材4のストッパーピン6に対する相対位置が所定の関係をもって保持されるので位置合わせが完了することとなる。
特公平3−30750号公報 実公平3−9566号公報 特開2001−304445号公報 特開2004−270853号公報
しかしながら、回動力伝達部材4のストッパーピン6のマグネット2の磁極に対する相対的な位置合わせにおいて、組立て作業効率、治具の品質管理および設備費の節減の観点からは、治具を使用しないことが望ましい。
以上の問題点を考慮し、本発明は、流体の流量を制御する電動式コントロールバルブであって、組み立てのとき、治具を用いることなく回動力伝達部材の回転角制限部材のマグネット部材の磁極に対する相対的な位置合わせを行うことができる電動式コントロールバルブを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る電動式コントロールバルブは、流路を通過する流体の流量を制御する弁体の周囲に回動可能に支持されるとともに、弁体に直接的または間接的に連結され、回動力を伝達する回動力伝達部材と、回動力伝達部材とともに弁体を流路に対し昇降動させる昇降機構部と、回動力伝達部材に係合され複数の磁極を円周方向に沿って有するマグネット部材を含み、昇降機構部に、磁力により弁体を昇降動させる動作を行わせる電磁駆動部と、を備え、マグネット部材および回動力伝達部材は、それぞれ、磁極の回動力伝達部材における回転角制限部材に対する相対位置を位置決めするための平坦面を有することを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る電動式コントロールバルブによれば、マグネット部材および回動力伝達部材は、それぞれ、磁極の回動力伝達部材における回転角制限部材に対する相対位置を位置決めするための平坦面を有するので組み立てのとき、治具を用いることなく回動力伝達部材の回転角制限部材のマグネット部材の磁極に対する相対的な位置合わせを行うことができる。
図3は、本発明に係る電動式コントロールバルブの一例を示す。
図3において、電動式コントロールバルブは、所定の流路に接続される継手用パイプ54および56、および、弁室20Rを有し、所定の流体が通過する流路を形成する弁本体部20と、弁本体部20に支持されるロアケース34と、ロアケース34に結合され、後述する昇降機構部およびニードル部材42を収容するアッパケース32と、その弁室20Rおよび弁座58の弁ポート58aを通過する流体の流量を制御する弁体としてのニードル部材42と、そのニードル部材42をその軸線方向に沿って昇降動させる昇降機構部と、その昇降機構部に、ニードル部材42についての上述の動作を行わせる電磁駆動部と、を主な要素として含んで構成されている。
金属製、例えば、ステンレス鋼材料等で作られる弁本体部20の内部における弁室20Rの一方の開口端部には、銅合金製の継手用パイプ54の一端が溶接またはろう付けにより結合されている。また、弁本体部20における弁室20Rの他方の開口端部には、銅合金製の継手用パイプ54の軸線の延長線と直交するように継手用パイプ56の一端が溶接またはろう付けにより結合されている。また、継手用パイプ56の一端と弁室20Rとの間には、弁ポート58aを有する弁座58が設けられている。これにより、弁室20Rと継手用パイプ56の一端とは、弁ポート58aを通じて連通することとなる。なお、弁座58の弁ポート58aにおける絞り面積は、挿入されるニードル部材42のニードル弁部42aの進退制御により、増減される。
弁本体部20における弁室20Rの周縁部には、ニードル部材42がその軸線方向に沿って摺動可能に挿入される孔20aが形成されている。孔20aは、ロアケース34およびアッパケース32により形成される閉空間に向かって延びるように継手用パイプ56の中心軸線と同一直線上に形成されている。孔20aの周囲には、後述する雄ねじ部材44の一端を支持する突起部が形成されている。その突起部における内周部には、孔20aの一方の端部が開口している。
ロアケース34は、その中央の孔34aに弁本体部20における突起部が係合された状態で、溶接により弁本体部20に固定されている。
アッパケース32は、円筒体の上部に略円球状の頭部を有する形状とされる。アッパケース32の下端は、ロアケース34に溶接により結合されている。アッパケース32の略円球状部の外面には、その円周方向に沿って所定の角度で位置決め用の複数個の凹部32aが形成されている。
後述する電磁駆動部の各電磁石の極性の変化に応じて回動される円筒状のマグネット22が、アッパケース32の内周面に対向して配されている。また、マグネット22の回動力を後述する雌ねじ部材46およびニードル部材42に伝達する回動力伝達部材24が、マグネット22の内側に連結されている。
マグネット22は、永久磁石で作られ、図1および図5に示されるように、例えば、内周部に90°間隔で位置決め用の平坦面部22S1、22S2、22S3、および22S4を内周部22aに有している。また、マグネット22は、その円周方向に沿って複数のN磁極22GNi,S磁極22GSi(i=1〜n,nは正の整数)を有している。複数のN磁極22GNi,S磁極22GSiは、互いに隣接する磁極が互いに異なるN磁極およびS磁極となるように、例えば、一個のS磁極22GSiが二個のN磁極22GNi相互間に形成されている。また、平坦面部22S1、22S2、22S3、および22S4に対応する部分の中心位置には、それぞれ、例えば、N磁極22GNiが形成されている。各平坦面部22S1〜22S4には、後述する回動力伝達部材24の平坦面部24S1〜24S4がそれぞれ、嵌合され当接される。
回動力伝達部材24は、例えば、略正方形の断面形状を有する金属製素材または合成樹脂製素材が機械加工されることにより、形成される。これにより、円形断面を有する素材を機械加工することにより回動力伝達部材24を得る場合に比して製造コストが低減されることとなる。
回動力伝達部材24は、図1、図2および図4に示されるように、大径部24Aと、大径部24Aに連なる小径部24Bとからなる。大径部24Aの外周面には、円周方向に沿って90°間隔で位置決め用の平坦面24S1、24S2、24S3、および、24S4が所定の幅で形成されている。大径部24Aの一方の端部には、大径部24Aの直径よりも大なる直径を有するフランジ部24Fが形成されている。フランジ部24Fの表面部における孔24dの周囲には、ストッパーピン26が設けられている。ストッパーピン26の一端は、図2に示されるように、中心軸線から所定距離、離隔した位置にある孔24hに挿入されている。従って、ストッパーピン26は、フランジ部24Fの表面に対して略垂直に突出するように設けられている。即ち、ストッパーピン26は、平坦面24S1の仮想の延長面と平坦面24S2の仮想の延長面とが交差する位置と交わる回動力伝達部材24の中心線上に設けられることとなる。
回動力伝達部材24の大径部24Aが上述のマグネット22の内周部22aに嵌め合わされる場合、各平坦面24S1〜24S4がそれぞれ、平坦面部22S1、22S2、22S3、および22S4に一致し当接するように嵌め合わされる。従って、ストッパーピン26は、治具等を要することなく、マグネット22におけるS磁極22GSiに対向する位置に位置決めされ配されることとなる。その際、マグネット22は、平坦面部22S1〜22S4により、回動力伝達部材24に対し空回りする虞もない。
そして、上述のマグネット22の内周部22aに嵌め合わされた回動力伝達部材24の小径部24Bの外周部に複数のウェーブワッシャ60および止め輪62(図2、図3参照)が固定される。
回動力伝達部材24の大径部24Aの内部には、図2に示されるように、同一の直径の孔24b、24dが同心上に形成されている。孔24bと孔24dとは、孔24bの直径よりも小なる直径を有する孔24cを通じて互いに連通している。孔24bには、図3に示されるように、スプリング受け48および雌ねじ部材46が圧入される。
また、上述の昇降機構部は、雌ねじを内周部に有し回動力伝達部材24の内周部に圧入される雌ねじ部材46と、雌ねじ部材46の雌ねじに嵌め合わされる雄ねじを有する雄ねじ部材44とを主な要素として含んで構成されている。
これにより、回動力伝達部材24が回動せしめられる場合、雌ねじ部材46は雄ねじ部材44の回りを回動力伝達部材24とともに回動されることとなる。従って、マグネット22、回動力伝達部材24、および雌ねじ部材46は、図3において、実線またはニ点鎖線で示されるように、雄ねじ部材44の中心軸線に沿って昇降動せしめられる。
ニードル部材42の一端は、固定金具を介して回動力伝達部材24に連結されている。
ニードル部材42の外周部における雄ねじ部材44に対向する部分には、ニードル部材42を弁座58に向けて付勢するコイルスプリング52が巻装されている。コイルスプリング52の一端と回動力伝達部材24との間には、カラー50が設けられている。なお、図3においては、ニードル部材42のニードル弁部42aの段部によって弁ポート58aがほぼ閉じられた状態を示す。
アッパケース32の内周面における回動力伝達部材24の上方となる位置には、ニードル部材42のニードル弁部42aの最大ストロークに応じて回動力伝達部材24およびマグネット22の回転角度範囲を制限する回転角制御機構部が設けられている。
回転角制御機構部は、その上端がアッパケース32の内周面に固定されるステム部材36と、ステム部材36の外周部に螺旋状に設けられストッパ38Sa,38Sbを備えるガイド部38と、一端がストッパーピン26に係合され、他端がガイド部38により案内され昇降動せしめられるスライダ部材40とを含んで構成されている。
回動力伝達部材24およびストッパーピン26がスライダ部材40の一端に係合しながら一方向に所定の最大角度だけ回転せしめられる場合、スライダ部材40の他端がストッパ38Sbに当接せしめられる。その際、ニードル部材42のニードル弁部42aは、弁ポート58aを完全閉状態とする。また、特許文献3において説明されるような「8パルスずれ」の現象の発生もストッパーピン26の中心軸線が凹部32aの位置に一致するように設定されているので回避される。
一方、回動力伝達部材24およびストッパーピン26がスライダ部材40の一端に係合しながら他方向に所定の最大角度だけ回転せしめられる場合、スライダ部材40の他端がストッパ38Saに当接せしめられる。その際、ニードル部材42のニードル弁部42aは、絞り面積を最大とするように上昇せしめられる。
電磁駆動部は、上述のマグネット22と、マグネット22の外周部をアッパケース32を介して包囲するように配され、マグネット22に形成される各磁極に対応し選択的に励磁される複数の電磁石を有する電磁石/コイル部28とを含んで構成される。
電磁石/コイル部28は、アッパケース32の外周面に支持されるコイルケース30内に配されている。コイルケース30は、アッパケース32の外周面に形成される凹部32aに係合され、電磁石のマグネット22の各磁極に対する相対位置を位置決める位置決め部材を有している。
斯かる構成において、継手用パイプ54および56、および、弁室20Rを通過する流体の流量を所定量に制御するにあたっては、絞り面積(流量)に対応するニードル部材42のニードル弁部42aのストローク量に基づく所定の駆動パルス信号が電磁石/コイル部28に供給される。
これにより、電磁石/コイル部28における複数の電磁石のうちの所定数の電磁石が順次、選択的に同期して励磁され、そのマグネット22の各磁極22GNiおよび22GSiに対向する電磁石の各磁極がN極からS極、あるいはS極からN極となるように極性が変化せしめられる。従って、マグネット22は、回動力伝達部材24を伴って順方向または逆方向に所定回転角だけ回転せしめられることとなる。
その結果、雌ねじ部材46が雄ねじ部材44の回りを順方向または逆方向に所定角度、回動せしめられ、また、絞り面積が増減するので流体の流量が所定の値に制御されることとなる。
図6、図7および図8は、それぞれ、本発明に係る電動式コントロールバルブの一例に用いられるマグネット72および回動力伝達部材74の他の一例を示す。なお、図6、図7および図8においては、図1に示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
マグネット72は、永久磁石で作られ、図9に示されるように、例えば、内周部に60°間隔で位置決め用の平坦面部72S1、72S2、72S3、72S4、72S5、および72S6を内周部72aに有している。また、マグネット72は、その円周方向に沿って複数のN磁極72GNi,S磁極72GSi(i=1〜n,nは正の整数)を有している。複数のN磁極72GNi,S磁極72GSiは、互いに隣接する磁極が互いに異なるN磁極およびS磁極となるように、例えば、一個のS磁極72GSiが二個のN磁極72GNi相互間に形成されている。また、マグネット72において、図9に示されるように、平坦面部72S1の半径方向に沿った中心線と平坦面部72S6の半径方向に沿った中心線とがなす中心角を均等に分割する直線と交差する部分には、S磁極72GSiが形成されている。平坦面部72S1と向かい合う平坦面部72S4との相互間距離D、平坦面72S3と向かい合う平坦面73S6との相互間距離Dは、互いに等しく、図6に示される回動力伝達部材74の対向する平坦面74S2と平坦面74S5との相互間距離D’よりも若干大に設定されている。
各平坦面部72S1〜72S6には、後述する回動力伝達部材74の平坦面部74S1〜74S6がそれぞれ、嵌合され当接される。
回動力伝達部材74は、例えば、略六角形の断面形状を有する金属製素材または合成樹脂素材が機械加工されることにより、形成される。これにより、円形断面を有する素材を機械加工することにより回動力伝達部材74を得る場合に比して製造コストが低減されることとなる。
回動力伝達部材74は、図6および図8に示されるように、大径部74Aと、大径部74Aに連なる小径部74Bとからなる。大径部74Aの外周面には、円周方向に沿って60°間隔で位置決め用の平坦面74S1、74S2、74S3、74S4、74S5、および、74S6が所定の幅で形成されている。大径部74Aの一方の端部には、大径部74Aの直径よりも大なる直径を有するフランジ部74Fが形成されている。フランジ部74Fの表面部における孔74dの周囲には、ストッパーピン26が設けられている。ストッパーピン26の一端は、中心線上に設けられる孔74hに挿入されている。即ち、ストッパーピン26は、平坦面74S1と平坦面74S2とが交差する位置と交わる中心線上に設けられることとなる。
大径部74Aの内部には、図8に示されるように、同一の直径の孔74b、74dが同心上に形成されている。孔74bと孔74dとは、孔74bの直径よりも小なる直径を有する孔74cを通じて互いに連通している。孔74bには、スプリング受け48および雌ねじ部材46が圧入される。これにより、回動力伝達部材74が回動せしめられる場合、雌ねじ部材46は雄ねじ部材44の回りを回動力伝達部材74とともに回動されることとなる。
回動力伝達部材74の大径部74Aが上述のマグネット72の内周部72aに嵌め合わされる場合、各平坦面74S1〜74S6がそれぞれ、平坦面部72S1、72S2、72S3、72S4,72S5および72S6に一致し当接するように嵌め合わされる。従って、ストッパーピン26は、治具等を要することなく、マグネット72におけるS磁極72GSiに対向する位置に位置決めされ配されることとなる。
そして、上述のマグネット72の内周部72aに嵌め合わされた回動力伝達部材74の小径部74Bの外周部に複数のウェーブワッシャ60および止め輪62(図3、図8参照)が固定される。
本発明に係る電動式コントロールバルブの一例に用いられる回動力伝達部材およびマグネットを示す斜視図である。 図1に示される回動力伝達部材がマグネットに組み付けられた状態を図4におけるII−II線に沿って示す断面図である。 本発明に係る電動式コントロールバルブの一例の全体構成を示す断面図である。 図2に示される例における平面図である。 図1に示される例におけるマグネットの平面図である。 本発明に係る電動式コントロールバルブの一例に用いられる回動力伝達部材およびマグネットの他の例を示す斜視図である。 図6に示される回動力伝達部材がマグネットに組み付けられた状態を示す平面図である。 図7におけるVIII−VIII線に沿って示される断面図である。 図6に示されるマグネットの平面図である。 従来の電動式コントロールバルブに用いられる回動力伝達部材およびマグネットを治具とともに概略的に示す斜視図である。 図10に示される治具の平面図である。 図10に示されるマグネットの平面図である。
符号の説明
20R 弁室
22、72 マグネット
24、74 回動力伝達部材
28 電磁石/コイル部
42 ニードル部材
54、56 継手用パイプ

Claims (4)

  1. 流路を通過する流体の流量を制御する弁体の周囲に回動可能に支持されるとともに、該弁体に直接的または間接的に連結され、回動力を伝達する回動力伝達部材と、
    前記回動力伝達部材とともに前記弁体を前記流路に対し昇降動させる昇降機構部と、
    前記回動力伝達部材に係合され複数の磁極を円周方向に沿って有するマグネット部材を含み、前記昇降機構部に、磁力により前記弁体を昇降動させる動作を行わせる電磁駆動部と、を備え、
    前記マグネット部材および前記回動力伝達部材は、それぞれ、前記磁極の前記回動力伝達部材における回転角制限部材に対する相対位置を位置決めするための平坦面を有することを特徴とする電動式コントロールバルブ。
  2. 前記マグネット部材は、複数の前記平坦面を内周部に有し、前記回動力伝達部材は、該マグネット部材の平坦面にそれぞれ係合される平坦面を外周部に有することを特徴とする請求項1記載の電動式コントロールバルブ。
  3. 前記回動力伝達部材における回転角制限部材は、互いに隣接する二つの前記平坦面の各延長面と互いに交わる該回動力伝達部材の半径方向に延びる中心線上に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の電動式コントロールバルブ。
  4. 前記回動力伝達部材は、略正方形または略六角形の断面形状を有する素材が機械加工されることにより、形成されることを特徴とする請求項1、2、または3記載の電動式コントロールバルブ。
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