JP6964888B2 - 流量調整弁およびその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ヒートポンプ式冷暖房システム等において冷媒の流量調整に用いられる流量調整弁および流量調整弁の組立方法に関する。
従来の流量調整弁が特許文献1に開示されている。図2に示すように、特許文献1の流量調整弁901は、弁室914とオリフィス931とが設けられた本体911と、弁室914にオリフィス931と対向して配設される弁体940と、有底筒状の整流部材920と、を有している。整流部材920は、筒状部921と、筒状部921の下端を塞ぐように設けられた平板状の整流部922と、を一体に有している。筒状部921は、オリフィス931に連なるように配置されており、冷媒が流れる流体流路である弁口930をオリフィス931とともに構成している。整流部922には、複数の小孔924が設けられている。複数の小孔924を冷媒が通過することにより、液相および気相を含む二相流状態の冷媒中の気泡を細分化して、冷媒の流動に伴う流動音を低減できる。
特開2007−107623号公報
流量調整弁901は、弁口930に接続されるパイプ919を有している。パイプ919は、径方向内方に突き出る突部919aが設けられている。整流部材920は、本体911とパイプ919の突部919aとの間に挟まれている。パイプ919は、上端919bが本体911に突き当てられた状態で本体911に固着されている。そして、整流部材920のがたつきを防ぐためには、パイプ919における突部919aから上端919bまでの長さを、整流部材920の軸線L方向の長さと適切に合わせなければならない。そのため、高い精度の加工が必要となり、製造コストの上昇を招いていた。
そこで、本発明は、製造コストの上昇を抑制しつつ流動音を効果的に低減できる流量調整弁および流量調整弁の組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る流量調整弁は、弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、前記弁本体に取り付けられるパイプと、を有する流量調整弁であって、前記弁本体が、前記弁室に通じる弁口を構成する円筒部が設けられた本体部材と、孔を有する円板状に形成され、前記円筒部の先端を塞ぐように配置された整流部材と、を有し、前記パイプが、径方向内方に突き出るように設けられた突部を有し、前記円筒部が、前記パイプに挿入されており、前記整流部材が、前記突部と前記円筒部の先端との間に挟まれており、前記パイプの一端と前記本体部材との間に挿入方向にあく隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、本体部材に設けられた円筒部が、パイプに挿入されている。整流部材が、径方向内方に突出するようにパイプに設けられた突部と円筒部の先端との間に挟まれている。そして、パイプの一端と本体部材との間に挿入方向にあく隙間が設けられている。このようにしたことから、パイプの一端が本体部材に突き当たることを回避できる。そのため、本体部材やパイプの寸法に多少のばらつきがあっても、整流部材をがたつきなく確実に固定できる。
本発明において、前記突部から前記パイプの一端までの長さが、前記円筒部の軸方向の長さより短い。このようにすることで、パイプの一端が本体部材に突き当たることをより確実に回避できる。
本発明において、前記本体部材には、前記円筒部の外周面を内周面とする環状溝が設けられており、前記パイプが、前記環状溝に圧入されている。このようにすることで、パイプが圧入により環状溝に保持されるため、ろう付けなどによってパイプを弁本体に取り付ける際にパイプを支える必要がなくなる。そのため、組立性を向上させることができる。
本発明において、前記突部が、環状に形成されており、前記整流部材の周縁部には、環状の曲面または環状の傾斜面が形成され、前記周縁部に前記突部が当接していることが好ましい。このようにすることで、整流部材が自動的に調心されてパイプと整流部材とを容易に同軸に配置できる。
本発明において、前記孔が複数設けられ、複数の前記孔のうちの一部の孔が前記円筒部の内周面をまたいで配置されていることが好ましい。このようにすることで、整流部材の開口率を効果的に高めることができる。
本発明において、前記一部の孔が複数設けられ、複数の前記一部の孔のうちの2つの孔が前記整流部材の中心を挟んで対向するように配置されていることが好ましい。このようにすることで、整流部材が2つの孔の対向方向にずれて配置された場合でも、整流部材の開口率が減少してしまうことを抑制できる。
上記目的を達成するために、本発明に係る流量調整弁の組立方法は、弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、前記弁本体に取り付けられるパイプと、を有し、前記弁本体が、前記弁室に通じる弁口を構成する円筒部が設けられた本体部材と、孔を有する円板状に形成され、前記円筒部の先端を塞ぐように配置された整流部材と、を有する流量調整弁の組立方法であって、前記パイプにおける当該パイプの一端までの長さが前記円筒部の軸方向の長さより短くなる位置に、径方向内方に突き出る突部を設け、前記円筒部の先端を塞ぐように前記整流部材を配置するとともに前記円筒部を前記パイプの一端側に挿入して、前記整流部材を前記突部と前記円筒部の先端との間に挟み、前記パイプを前記本体部材に取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、パイプにおける当該パイプの一端までの長さが円筒部の軸方向の長さより短くなる位置に、径方向内方に突き出る突部を設ける。円筒部の先端を塞ぐように整流部材を配置するとともに円筒部をパイプの一端側に挿入して、整流部材を突部と円筒部の先端との間に挟む。そして、パイプを本体部材に取り付ける。このようにしたことから、整流部材をパイプの突部と円筒部の先端との間に挟んだ状態において、パイプの一端と本体部材との間に挿入方向にあく隙間を設けることができる。これにより、パイプの一端が本体部材に突き当たることを回避できる。そのため、本体部材やパイプの寸法に多少のばらつきがあっても、整流部材をがたつきなく確実に固定できる。
本発明によれば、製造コストの上昇を抑制しつつ流動音を効果的に低減できる。
本発明の一実施例に係る流量調整弁の構成を示す断面図である。 従来の流量調整弁を示す図である。
以下、本発明の一実施例に係る流量調整弁について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る流量調整弁の構成を示す断面図である。図1(a)は軸線Lに沿う縦断面図(弁開状態)である。図1(b)は、整流部材の底面図(図1(a)において下方から見た図)である。図1(c)は、図1(b)の整流部材の変形例の構成を示す底面図である。
本実施例の流量調整弁1は、例えば、ヒートポンプ式冷暖房システム等において流体としての冷媒の流量を調整するのに用いられる電動弁である。
図1に示すように、流量調整弁1は、弁本体10と、弁体40と、を有している。
弁本体10は、本体部材としてのシート部材11と、ケース部材18と、管継手としてのパイプ19と、整流部材20と、を有している。
シート部材11は、例えば、ステンレスなどの金属材を切削加工することにより作製されている。シート部材11は、底壁部12と周壁部13とを一体に有している。底壁部12は円板状に形成されている。周壁部13は円筒状に形成されている。周壁部13は、底壁部12の上面12aから上方に延びている。周壁部13は、円筒状のケース部材18の下端部に挿入されている。周壁部13とケース部材18とはろう付けにより固着されている。底壁部12の上面12aと周壁部13とケース部材18とで、弁室14を形成している。すなわち、底壁部12の上面12aは弁室14側の面であり、底壁部12の下面12bは弁室14と反対側の面である。ケース部材18には、横方向に貫通して弁室14に接続された図示しないパイプが固着されている。なお、本実施例では、シート部材11とケース部材18とが別部材であり、これらを組み付けて互いに固着するものであるが、シート部材11とケース部材18とが本体部材として一体に作製されていてもよい。
底壁部12の下面12bには、環状溝15が設けられている。環状溝15の外径は、パイプ19の外径よりわずかに小さい。環状溝15には、パイプ19の上端部が圧入される。底壁部12とパイプ19とはろう付けにより固着される。底壁部12における環状溝15の内側には、弁室14から離れるように下方に延びる円筒部16が設けられている。円筒部16は、弁室14に通じる後述の弁口30を部分的に構成する。環状溝15の内周面は円筒部16の外周面となる。円筒部16の軸は、図1の軸線Lに一致する。すなわち、軸線L方向は円筒部16の軸方向である。円筒部16は、環状溝15へのパイプ19の圧入に伴い、軸線L方向(挿入方向)に沿ってパイプ19の上端19b側に挿入される。円筒部16の先端16aは下方を向く環状平面である。底壁部12の上面12aには、後述の弁口30を囲む弁座17が設けられている。弁座17は、径方向内方を向き、弁室14から離れるにしたがって径が小さくなる環状テーパー面である。弁座17には、後述の弁体40が接離される。
整流部材20は、円筒部16と同一径の円板状に形成されている。整流部材20は、円筒部16の先端16aの開口を塞ぐように当該先端16aに重ねて配置されている。整流部材20は、円筒部16の先端16aと、パイプ19の内周面に径方向内方に突き出るように設けられた環状の突部19aとの間に挟まれている。整流部材20が円筒部16の先端16aとパイプ19の突部19aとの間に挟まれた状態において、パイプ19の一端である上端19bと底壁部12(具体的には環状溝15の底面15a)との間には挿入方向である軸線L方向にあく隙間Sが設けられている。パイプ19における突部19aから上端19bまでの長さAが、円筒部16の軸線L方向の長さBより短い。このようにすることで、上記状態においてパイプ19の上端19bが底壁部12に突き当たってしまうことを回避できる。そのため、シート部材11やパイプ19などの寸法に多少のばらつきがあっても、整流部材20をがたつきなく確実に固定できる。パイプ19は、円筒部16および整流部材20を内側に収容する。円筒部16と整流部材20とパイプ19とは同軸に配置される。
整流部材20は、複数の小孔24が設けられている。複数の小孔24を冷媒が通過することにより、液相および気相を含む二相流状態の冷媒中の気泡を細分化して、流動音を低減できる。
図1(a)、(b)に示すように、複数の小孔24のうちの最も径方向外寄りに配置された小孔24(24a)は、その内面の一部が円筒部16の内周面(後述の第3周面35)と段差無く連なる(面一となる)ように配置されることが望ましい。このようにすることで、小孔24を通過する際の冷媒の流れの乱れを軽減できる。
また、図1(c)に示すように、複数の小孔24のうちの一部の小孔24(24b)を、円筒部16の内周面(後述の第3周面35)をまたぐように配置してもよい。例えば、図2に示す従来の有底筒状の整流部材920では、筒状部921に重なってしまうため周縁部の近くに小孔924を設けることができなかったが、整流部材20を板状とすることで、周縁部近くにも小孔24を設けることができる。そのため、小孔24(24b)を円筒部16の内周面をまたぐように配置して開口率を効果的に高めることができる。本実施例では、2つの小孔24bを1組としてこれら小孔24bを整流部材20の中心Oを挟んで対向するように配置している。図1(c)の例では4組設けられている。このようにすることで、整流部材20が2つの小孔24bの対向方向にずれて配置された場合でも、開口率が減少してしまうことを抑制できる。
本実施例において、整流部材20の下方を向く面の周縁部25は全周にわたって径方向断面が円弧状となる環状の曲面が形成されている。例えば、板金をパンチで打ち抜くことにより整流部材20を作製した場合には、整流部材20のパンチ側の面の周縁部25に環状の曲面が形成される。面取り加工により環状の曲面(R面取り)を形成してもよい。整流部材20は、パンチ側の面を下方に向けて配置する。周縁部25には、環状の曲面に代えて、環状の傾斜面が形成されていてもよい。
パイプ19の突部19aは、ロールカシメ加工機により全周にわたって縮径されることにより形成されている。突部19aの軸線L方向の断面は円弧状となっている。そのため、パイプ19の突部19aが整流部材20の周縁部25に当接すると、整流部材20が環状平面である円筒部16の先端16a上で自動的に調心されて、パイプ19と整流部材20とが同軸に配置される。なお、ポンチを用いて、突部19aを周方向に間隔をあけて複数個設けてもよい。
弁本体10は、弁座17の内側から円筒部16を通り整流部材20に至る流体流路としての弁口30が形成されている。
弁口30は、シート部材11に円筒部16と同軸に設けられている。弁口30は、弁室14側から順に連なる、第1周面31と、第1テーパー面32と、第2周面33と、第2テーパー面34と、第3周面35と、を有している。
第1周面31、第2周面33および第3周面35は、径方向内方を向く円筒状の周面である。第1周面31の口径(内径)をD1とし、第2周面33の口径(内径)をD2とし、第3周面35の口径(内径)をD3とすると、D1<D2<D3となる。第1テーパー面32および第2テーパー面34は、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。すなわち、弁口30は、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。また弁口30は、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。本実施例において、第1テーパー面32のテーパー角(角度θ1)と、第2テーパー面34のテーパー角(角度θ2)とは同一(θ1=θ2)である。本発明の目的に反しない限り、角度θ1および角度θ2は任意である。
弁体40は、全体的に円柱状に形成されている。弁体40は、胴部41と、着座面部42と、曲面部43と、を一体に有している。胴部41は、円柱状に形成されている。着座面部42は、胴部41の下端に連なっている。着座面部42の外周面は、径方向外方を向き、上方から下方に向かうに従って径が小さくなる環状テーパー面である。曲面部43は、着座面部42の下端に連なっている。曲面部43は、流量特性としてイコールパーセント特性に近似した特性を得るための形状を有している。本実施例において、曲面部43は、楕球面を疑似するように先端に近づくに従って制御角(弁体40の中心軸線(軸線L)と平行な線との交差角)が段階的に大きくされた複数段(ここでは5段)の円錐テーパー面部43A〜43Eを有している。最上段の円錐テーパー面部43Aの第1制御角θaは、通常、3°<θa<15°(ここでは5°)に設定される。最下段の円錐テーパー面部43Eは先の尖った円錐面となっている。
弁体40は、曲面部43が弁口30と対向しかつ弁体40の軸が軸線Lと一致するように弁室14に配置されている。弁体40は、例えば、雄ねじが設けられた弁軸、雌ねじが設けられたガイドステム、および、ステッピングモータなどで構成される図示しないねじ送り式昇降駆動機構により、弁座17に対して接離するように上下方向に移動される。着座面部42は、弁体40が着座した際に弁座17に接して弁口30を閉じる。弁体40は、弁座17からの距離(リフト量)に応じて弁口30を流れる冷媒の流量を変化させる。
次に、上述した流量調整弁1の組立方法について説明する。
板金をパンチで打ち抜くことにより、円筒部16と同一径でかつ複数の小孔24が設けられた円板状の整流部材20を作製する。
直線状の銅管材を適切な長さに切断するとともにロールカシメ加工機で加工して、径方向内方に突き出した環状の突部19aが設けられたパイプ19を作製する。具体的には、パイプ19における、上端19bまでの長さが円筒部16の軸線L方向の長さより短くなる位置に、径方向内方に突き出る突部19aを設ける。
そして、円筒部16の先端16aに整流部材20を重ねて配置する。このとき、整流部材20のパンチ側の面と反対側の面が円筒部16の先端16aに接するように配置する。軸線L方向に沿ってパイプ19をその上端19bから環状溝15に挿入し、同時に、パイプ19の上端19b側に円筒部16を挿入して、突部19aが整流部材20に当接するまで押し込む(圧入する)。これにより、突部19aと円筒部16の先端16aとの間に整流部材20が挟まれて固定される。このとき、突部19aが整流部材20の周縁部25に当接することにより整流部材20がパイプ19と同軸になるように調心される。また、パイプ19の上端19bとシート部材11との間に軸線L方向(挿入方向)にあく隙間Sが設けられる。シート部材11の周壁部13をケース部材18の下端部に挿入する。そして、シート部材11とパイプ19およびシート部材11とケース部材18のそれぞれのろう付け箇所にろう材を設置して炉に投入する。これにより、シート部材11、パイプ19およびケース部材18が固着され、パイプ19とケース部材18とが弁本体10に取り付けられる。
次に、図示しないねじ送り式昇降駆動機構に弁体40を取り付けたのち、ねじ送り式昇降駆動機構をパイプ19およびシート部材11がろう付けされているケース部材18に組み付ける。このようにして、流量調整弁1が完成する。
以上より、本実施例の流量調整弁1によれば、シート部材11に設けられた円筒部16が、パイプ19の上端19b側に挿入されている。整流部材20が、径方向内方に突出するようにパイプ19に設けられた突部19aと円筒部16の先端16aとの間に挟まれている。そして、パイプ19の上端19bとシート部材11との間に軸線L方向(挿入方向)にあく隙間Sが設けられている。このようにしたことから、パイプ19の上端19bがシート部材11に突き当たることを回避できる。そのため、シート部材11やパイプ19の寸法に多少のばらつきがあっても、整流部材20をがたつきなく確実に固定できる。
また、パイプ19における突部19aから上端19bまでの長さAが、円筒部16の軸線L方向の長さBより短い。このようにすることで、パイプ19の上端19bがシート部材11に突き当たることをより確実に回避できる。
また、シート部材11には、円筒部16の外周面を内周面とする環状溝15が設けられている。そして、パイプ19が、環状溝15に圧入されている。このようにすることで、パイプ19が圧入により環状溝15に保持されるため、ろう付けによってパイプ19をシート部材11に取り付ける際にパイプ19を支える必要がなくなる。そのため、組立性を向上させることができる。
また、パイプ19の突部19aが、環状に形成されている。整流部材20の周縁部25には、環状の曲面が形成されている。そして、周縁部25に環状の突部19aが当接している。このようにすることで、整流部材20が自動的に調心されてパイプ19と整流部材20とを容易に同軸に配置できる。
上述した実施例の流量調整弁1では、整流部材20が円筒部16とパイプ19の突部19aに挟まれることにより固定されているものであったが、例えば、プロジェクション溶接などにより整流部材20を円筒部16の先端16aに固着してもよい。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1…流量調整弁、10…弁本体、11…シート部材、12…底壁部、13…周壁部、14…弁室、15…環状溝、16…円筒部、16a…先端、17…弁座、18…ケース部材、19…パイプ、19a…突部、19b…上端、20…整流部材、24、24a、24b…小孔、30…弁口、31…第1周面、32…第1テーパー面、33…第2周面、34…第2テーパー面、35…第3周面、40…弁体、41…胴部、42…着座面部、43…曲面部、43A〜43E…円錐テーパー面部、S…隙間、A…パイプにおける突部から上端までの長さ、B…円筒部の軸方向の長さ

Claims (7)

  1. 弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、前記弁本体に取り付けられるパイプと、を有する流量調整弁であって、
    前記弁本体が、前記弁室に通じる弁口を構成する円筒部が設けられた本体部材と、孔を有する円板状に形成され、前記円筒部の先端を塞ぐように配置された整流部材と、を有し、
    前記パイプが、径方向内方に突き出るように設けられた突部を有し、
    前記円筒部が、前記パイプに挿入されており、
    前記整流部材が、前記突部と前記円筒部の先端との間に挟まれており、
    前記パイプの一端と前記本体部材との間に挿入方向にあく隙間が設けられ
    前記突部から前記パイプの一端までの長さが、前記円筒部の軸方向の長さより短いことを特徴とする流量調整弁。
  2. 弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、前記弁本体に取り付けられるパイプと、を有する流量調整弁であって、
    前記弁本体が、前記弁室に通じる弁口を構成する円筒部が設けられた本体部材と、孔を有する円板状に形成され、前記円筒部の先端を塞ぐように配置された整流部材と、を有し、
    前記パイプが、径方向内方に突き出るように設けられた突部を有し、
    前記円筒部が、前記パイプに挿入されており、
    前記整流部材が、前記突部と前記円筒部の先端との間に挟まれており、
    前記パイプの一端と前記本体部材との間に挿入方向にあく隙間が設けられ、
    前記本体部材には、前記円筒部の外周面を内周面とする環状溝が設けられており、
    前記パイプが、前記環状溝に圧入されていることを特徴とする流量調整弁。
  3. 前記突部から前記パイプの一端までの長さが、前記円筒部の軸方向の長さより短い、請求項に記載の流量調整弁。
  4. 前記突部が、環状に形成されており、
    前記整流部材の周縁部には、環状の曲面または環状の傾斜面が形成され、
    前記周縁部に前記突部が当接している、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  5. 前記孔が複数設けられ、
    複数の前記孔のうちの一部の孔が前記円筒部の内周面をまたいで配置されている、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  6. 前記一部の孔が複数設けられ、
    複数の前記一部の孔のうちの2つの孔が前記整流部材の中心を挟んで対向するように配置されている、請求項5に記載の流量調整弁。
  7. 弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、前記弁本体に取り付けられるパイプと、を有し、前記弁本体が、前記弁室に通じる弁口を構成する円筒部が設けられた本体部材と、孔を有する円板状に形成され、前記円筒部の先端を塞ぐように配置された整流部材と、を有する流量調整弁の組立方法であって、
    前記パイプにおける当該パイプの一端までの長さが前記円筒部の軸方向の長さより短くなる位置に、径方向内方に突き出る突部を設け、
    前記円筒部の先端を塞ぐように前記整流部材を配置するとともに前記円筒部を前記パイプの一端側に挿入して、前記整流部材を前記突部と前記円筒部の先端との間に挟み、
    前記パイプを前記本体部材に取り付けることを特徴とする流量調整弁の組立方法。
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