JP2006200639A - オートテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ねじりコイルばね、またはこれを保持するばね座を有する部材の摩耗が少なく、プーリの揺動減衰作用を安定して維持することのできる寿命の長いオートテンショナを提供する。
【解決手段】 テンションプーリ9を揺動自在に支持する揺動部材(ブラケット2)のばね座2dと、テンションプーリ9を一定方向に付勢しつつ、このプーリ9の揺動動作によって縮径するねじりコイルばね3との間に、環状の樹脂部材11を介在配置する。以上の構成によって、ばね3とばね座2dの直接接触が防止されるとともに、樹脂部材11の表面すべりにより、ねじりコイルばね3の縮径・拡径が容易となる。従って、本発明のオートテンショナは、プーリ9の揺動に起因するばね3およびばね座2dの摩耗が低減され、プーリ9の揺動減衰作用を安定して維持することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルト駆動機構におけるベルトの張力を適度に維持するためのオートテンショナに関する。
例えば、自動車のエアコンディショナ用コンプレッサやオルタネータ等の補機類に対してエンジンの動力を伝達するベルト伝達機構には、ベルトに作用する張力を適度に保つためにオートテンショナが用いられている。
このオートテンショナには、一般に、エンジンの回転変動によって生じるベルトの張力変化に応じて、テンションプーリの動きを許容しつつ、このテンションプーリの揺動を減衰させるために、ねじりコイルばねおよび摩擦板等を用いた揺動減衰機構(ダンパー機構)が設けられている(例えば、特許文献1〜2等を参照。)。
図3は、従来のオートテンショナにおけるテンションプーリの揺動を説明する軸方向正面図であり、図4は図3のX−X線矢視断面図である。また、図5はテンションプーリの揺動によるねじりコイルばねの縮径の様子を説明する図である。
このオートテンショナは、ベルト20が掛け回されるテンションプーリ9と、このプーリ9を回転自在に支持する揺動アーム部2aおよび筒状のボス部2bとこれらの間に形成された環状の鍔部2cを有する揺動部材(ブラケット2)と、このブラケット2を揺動自在に支承する支軸部1aを有する支持部材(ケース1)と、これらケース1の支軸部1aとブラケット2のボス部2bとの間に介在配置されたブシュ4と、ブラケット2とケース1との間に介装されたねじりコイルばね3等を主要部品として構成されている。なお、このオートテンショナのケース1およびブラケット2は、その耐水性や重量等を考慮して、アルミニウム合金などを用いたダイカスト成形により製作されている。
ねじりコイルばね3は、ブラケット2のボス部2bとケース1の外筒部1bとの間に非接触の状態で配置されているとともに、その両端部3aおよび3bが、ばね座となるケース1の底部1c近傍に設けられた係止穴1kおよびブラケット2の鍔部2c近傍に設けられた係止穴2kに係止され、ねじり圧縮された状態で収容されている。そのため、プーリ9のテンション変化により揺動アーム部2aが揺動した場合は、図5のように、ねじりコイルばね3がねじられて内径収縮を起こし、そのねじり復元力によって揺動アーム部2aおよびテンションプーリ9を一定方向(図3においては矢印A方向)に付勢する。
また、このオートテンショナのケース1の支軸部1aの先端には、円環状の押え板(摩擦板ガイド)7が回転不能に固定されており、この押え板7とブラケット2の鍔部2cとの間には、摩擦板6が介在配置されている(プーリの揺動減衰機構)。従って、この摩擦板6が、ねじりコイルばね3の伸張復元力によって鍔部2cと押え板7とに対して押し付けられることにより、揺動アーム部2aの揺動が、これらの間で発生する摺動摩擦抵抗によって減衰されることとなる(ダンピング作用)。
なお、このオートテンショナのテンションプーリ9は、揺動アーム部2aの基端(ボス部2b)に対して軸方向にオフセットされた状態で配置されており、ベルト20にかかる荷重によって揺動アーム部2aを傾けようとするモーメントが働く。そのため、このようなオフセットタイプのオートテンショナには、支軸部1aの底部1c近傍(図4における左方)に、ブラケット2のボス部外周面2xに沿った形状の樹脂製サポート部材(樹脂サポート15)が配置されており、前記モーメント荷重が作用する領域のねじりコイルばね3の内周が、このサポート部材15の外周面に当接することによって、揺動アーム部2aが支軸部1aの軸線(揺動軸)に対して傾くことが抑制され、ブシュ4の偏摩耗が防止されている。
特開2000−320628号公報 特開2002−98206号公報
ところで、以上のような構成のオートテンショナにおいては、プーリの揺動動作に伴うねじりコイルばねの縮径・拡径によって、このねじりコイルばねの端部、あるいはその摺動相手となるブラケット側のばね座またはケース側のばね座に異常摩耗が発生する場合があった。
この問題は特に、前述のようなプーリがオフセット配置されたオートテンショナで発生する可能性があり、プーリに対するダンピング作用の低下や異音等の不具合の発生によって、その寿命を縮めてしまう恐れがある。
本発明は、上記する課題に対処するためになされたものであり、ねじりコイルばね、またはこれを保持するばね座を有する部材の摩耗が少なく、プーリの揺動減衰作用を安定して維持することのできる寿命の長いオートテンショナを提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、テンションプーリを回転自在に支持する揺動アーム部と筒状のボス部およびこれらの間に形成された環状の鍔部を有する揺動部材と、前記ボス部の内周に嵌合してこの揺動部材を揺動自在に支承する支軸部と前記ボス部の周囲に形成された外筒部およびこれらの間に一体に形成された底部を有する支持部材とを備えるとともに、両端部がこれら揺動部材と支持部材にそれぞれ係止された状態で、前記揺動部材の鍔部に設けられた一方のばね座と前記支持部材の底部に設けられた他方のばね座との間に介装されたねじりコイルばねによって、前記テンションプーリを一定方向に付勢してなるオートテンショナにおいて、前記揺動部材のばね座と前記ねじりコイルばねとの間に、樹脂部材が介在配置されていることを特徴とする。
本発明は、プーリの揺動によって移動するねじりコイルばねの揺動部材側端部と、このばね端部を受ける揺動部材のばね座との間に、これらの間の摩耗を防止し、すべりを容易にする部材を配置することにより、所期の目的を達成しようとするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、前記揺動部材のばね座と前記ねじりコイルばねとの間に樹脂部材を介在配置することにより、ばねとばね座の直接接触が防止されるとともに、樹脂部材の表面すべりによって、ねじりコイルばねの縮径・拡径が容易となる。従って、本発明のオートテンショナは、プーリの揺動に起因するばね端部およびばね座の摩耗が低減され、プーリの揺動減衰作用を安定して維持することが可能になる。
なお、前記樹脂部材には、ねじりコイルばねの揺動部材側端部の動きを容易にすると同時に、このばねの反対側(支持部材側)端部にかかる負荷を軽減するというメリットもある。従って、本発明のオートテンショナは、ねじりコイルばねの支持部材側端部と支持部材底部に設けられたばね座との間の摩耗量も低減される。
また、前記揺動部材のばね座が、前記ねじりコイルばねのリード角に略沿ったスロープ形状に形成されたオートテンショナの場合は、前記樹脂部材を、このばね座の形状に沿った円環形状に形成することが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、樹脂部材がばねとばね座の間に介在する面積を大きくとることが可能で、より効果的に、ばね端部およびばね座の摩耗を低減することができる。
以上のように、本発明のオートテンショナは、ねじりコイルばねおよびそのばね座に、プーリの揺動に起因する異常摩耗の発生がなく、このプーリの揺動減衰作用を長期にわたり安定して維持することが可能となる。
以下、図面を参照しつつこの発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるオートテンショナの構造を示す軸方向断面図である。なお、従来例と同様の機能を有する構成部材には、同じ符号を付記する。
このオートテンショナも、従来例と同様、プーリがオフセット配置されたタイプのオートテンショナであり、テンションプーリ9と、このプーリ9を回転自在に支持する揺動アーム部2aおよび筒状のボス部2bとこれらの間に形成された環状の鍔部2cを有する揺動部材(ブラケット2)と、ブラケット2を揺動自在に支承する支軸部1aを有する支持部材(ケース1)と、これら支軸部1aとボス部2bとの間に介在配置されたブシュ4と、ブラケット2とケース1との間に介装されたねじりコイルばね3等を主要部品として構成されている。また、ケース1の支軸部1aの先端には、円環状の押え板(摩擦板ガイド)7と摩擦板6とからなるプーリ9の揺動減衰機構が形成されている。
ねじりコイルばね3は、ブラケット2のボス部2bとケース1の外筒部1bとの間に非接触の状態で配置されているとともに、その両端部3aおよび3bが、ばね座となるケース1の底部1c近傍に設けられた係止穴1kおよびブラケット2の鍔部2c近傍に設けられた係止穴2kに係止され、ねじり圧縮された状態で収容されている。なお、ケース1の底部1c内面に設けられたばね座1dと、ブラケット2の鍔部2c内面に設けられたばね座2dとは、ねじりコイルばね3のリード角に沿った斜面状(スロープ状)に形成されている。
本実施形態におけるオートテンショナの特徴は、ブラケット2の鍔部2c内面に設けられたばね座2dとねじりコイルばね3との間に、環状の樹脂部材11が配置されている点である。
この樹脂部材11は、ポリアミド樹脂からなり、図2の斜視図に示すように、ブラケット2のばね座2dの座面に沿った形状の環状シート部11aと、その座面の段差に合わせた段部11bとから構成されている。なお、段部11bは、ばね座2d上における周方向の位置決めを行うとともに、この樹脂部材11の回り止めとして機能する。また、環状シート部11aの内周には、ブラケット2のボス部2bに対する径方向の位置決めを行う複数の突起11c,11c,・・・が形成されている。
以上の構成により、このオートテンショナは、ねじりコイルばね3とばね座2dの直接接触がなく、プーリ9の揺動に起因するばね3およびばね座2dの摩耗が防止される。また、この樹脂部材11の表面すべりによって、ねじりコイルばね3の縮径・拡径が容易となるとともに、このばね3の動きに起因する異音の発生等を未然に防止することができる。従って、本実施形態のオートテンショナは、プーリ9の揺動減衰作用を安定して維持することのできる長寿命なオートテンショナとすることが可能となる。
なお、本発明における樹脂部材11を構成する樹脂材料は、特に限定されたものではないが、ポリアミド樹脂あるいは繊維強化ポリアミド樹脂等が好適に採用される。また、この樹脂部材11の形状も、以上の実施形態での例に限定されることなく、ブラケット2のばね座2dの形状に合わせて適宜変更すれば良い。
また、本発明におけるオートテンショナの構成も、前記実施形態での例に限定されるものではなく、ねじりコイルばねを用いたプーリの揺動減衰機構を備えるオートテンショナに広く適用することが可能である。
本発明の実施形態におけるオートテンショナの構造を示す軸方向断面図である。 本発明の実施形態のオートテンショナに用いられている環状樹脂部材11の外観斜視図である。 オートテンショナにおけるテンションプーリの揺動を説明する軸方向正面図である。 図3のX−X線矢視断面図である。 テンションプーリの揺動によるねじりコイルばね3の縮径の様子を説明する図である。
符号の説明
1 ケース(支持部材)
1a 支軸部 1b 外筒部 1c 底部 1d ばね座
2 ブラケット(揺動部材)
2a 揺動アーム部 2b ボス部 2c 鍔部 2d ばね座
3 ねじりコイルばね
3a (ブラケット側)端部 3b (ケース側)端部
4 ブシュ
5 樹脂サポート(サポート部材)
6 摩擦板
7 押え板(摩擦板ガイド)
8 ボルト
9 テンションプーリ
10 軸受
11 樹脂部材
11a 環状シート部 11b 段部 11c 突起
20 ベルト

Claims (2)

  1. テンションプーリを回転自在に支持する揺動アーム部と筒状のボス部およびこれらの間に形成された環状の鍔部を有する揺動部材と、前記ボス部の内周に嵌合してこの揺動部材を揺動自在に支承する支軸部と前記ボス部の周囲に形成された外筒部およびこれらの間に一体に形成された底部を有する支持部材とを備えるとともに、
    両端部がこれら揺動部材と支持部材にそれぞれ係止された状態で、前記揺動部材の鍔部に設けられた一方のばね座と前記支持部材の底部に設けられた他方のばね座との間に介装されたねじりコイルばねによって、前記テンションプーリを一定方向に付勢してなるオートテンショナにおいて、
    前記揺動部材のばね座と前記ねじりコイルばねとの間に、樹脂部材が介在配置されていることを特徴とするオートテンショナ。
  2. 前記揺動部材のばね座が、前記ねじりコイルばねのリード角に略沿ったスロープ形状に形成されているとともに、前記樹脂部材が、このばね座の形状に沿った円環形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオートテンショナ。
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