JP2006200262A - ドア施解錠制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 事前認証方式のキーレスオペレーションによる不必要なドアの施解錠を防止する。
【解決手段】 ドア施解錠制御装置の事前認証機能部の中央処理装置は、事前認証方式のキーレスオペレーションに係る禁止条件が成立すると起動信号の出力を停止し(S12、S16)、これにより事前認証方式のキーレスオペレーションが禁止され、不必要なドアの施解錠が防止される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ドア施解錠制御装置に関し、特に、事前認証方式のキーレスオペレーションによる不必要なドアの施解錠を防止するようにしたドア施解錠制御装置に関する。
従来、車両側から常に電波を車外に送信し、これに応じて携帯機から返信信号が送信されたことを検知した場合にID認証を開始する自動施解錠方式のキーレスオペレーションシステムが実用化されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2001−40921号公報
上記特許文献1に記載されているような自動施解錠方式のキーレスオペレーションシステムでは、一般に、携帯機を持って降車した乗員が車両側からの送信電波が届く検出エリアを出たり或いは検出エリア内に所定時間以上留まった場合、ドアが自動的に施錠されると共に施錠直後の解錠が禁止される。しかしながら、給油や自動販売機での商品購入などのために一旦降車したときにドアが自動的に施錠されることは乗員にとってかえって不便を感じるおそれがある。
すなわち、降車後に車両から離れた給油所や自動販売機まで歩くような場合はともかく、給油所や自動販売機の近くに止めた車両から降りて車両近くに立ったまま給油を依頼したり給油機や自動販売機を操作する場合、降車する前に携帯機をポケットなどから取り出して車内に置くといった特別な動作を意識的に行うことは乗員には煩わしく、また、失念し易い。この点、従来の事前認証方式のキーレスオペレーションシステムでは、携帯機を持って降車した乗員が例えば自動販売機から商品を購入する場合、検出エリアから出たり所定時間以上検出エリア内に留まると不必要なドア施錠が自動的に行われ、しかも施錠直後(たとえば施錠後の数秒間)はドアが自動的に解錠されないので、ドアが解錠されるまで待機する必要があり、車両に再び乗車する際の解錠に不便を感じることがある。
本発明の目的は、事前認証方式のキーレスオペレーションによる不必要なドアの施解錠を防止するようにしたドア施解錠制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、携帯機を携帯した乗員が車両の近くにいるときにID照合を行ってドア施解錠を制御するドア施解錠制御部を有したドア施解錠制御装置において、操作者により所定の操作が行われたことが検出されると共にドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されたとき、ドア施解錠制御部によるドア施解錠をドア施解錠禁止手段により禁止することを特徴とする。
請求項2記載の発明では、携帯機はID情報を含む送信信号を常に送信し、ドア施解錠制御部は、車両側に設けられた受信機が受信した送信信号に基づいてID照合を行ってドア施解錠を制御する。
請求項3記載の発明では、車外に返信要求信号を送信する送信機と、送信機からの返信要求信号を受信したときID情報を含む返信信号を出力する携帯機と、携帯機からの返信信号を受信する受信機と、受信機により受信された返信信号に基づいてID照合を行ってドア施解錠を制御するドア施解錠制御部とを有するドア施解錠制御装置において、操作者による所定の操作およびドアの開状態が検出されたとき、ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止する。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の送信機、携帯機、受信機およびドア施解錠制御部に加えて、操作者によるドア解錠要求操作を検知する検知手段と、検知手段により操作者のドア解錠要求操作を検知したとき送信機から返信要求信号を送信させる第1送信制御部と、操作者のドア解錠要求操作に拘わらず送信機から返信要求信号を送信させる第2送信制御部とを有するドア施解錠制御装置において、所定の操作及びドア開状態が検出されたとき、ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止する。
請求項5記載の発明では、ドア施解錠禁止手段は、送信機からの返信要求信号の送信を禁止することにより、ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止する。
請求項6記載の発明では、ドア施解錠制御部によるID照合を禁止することにより、ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止する。
請求項1記載の発明は、ドア施解錠制御装置(事前認証方式のキーレスオペレーションシステム)において、操作者(携帯機を携帯した乗員、または同乗員の非乗車時におけるその他の乗員)による所定の操作とドアの開状態とが検出されたときにドア施解錠制御部による自動的なドア施解錠を禁止するので、操作者が一時的に車両から出るときなどに、操作者の意思とは無関係にドアが自動的に施錠されることを、操作者が比較的簡単な所定の操作を行うことにより防止することができ、車両に再び乗り込む際のドアの解錠に煩わしさを感じることがなくなる。また、ドアが開いていることをドア施解錠の禁止条件の一つとしているため、操作者は、禁止条件を成立させるための操作を降車動作に連動して行うことができ、便宜である。
請求項2記載の発明では、携帯機から送信される送信信号を車両側の受信機で受信した際にドア施解錠制御部がID照合に続いてドア施解錠を制御するので、操作者は携帯機を携帯するだけでドアの施解錠を行わせることができ、ドア開閉操作が容易となる。また、携帯機から送信信号を常に送信するので車両側から送信信号の送信を要求する必要がなく、その分、車両側の構成が簡易になる。
請求項3記載の発明では、送信機からの返信要求信号を受信したときID情報を含む返信信号を出力する携帯機と、送信機および受信機と共に車両に設けられ受信機により受信された携帯機からの返信信号に基づいてID照合を行ってドア施解錠を制御するドア施解錠制御部とを有するドア施解錠制御装置(事前認証方式のキーレスオペレーションシステム)において、所定の操作およびドア開状態が検出されたときドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するので、操作者が一時的に車両から出るときなどに、操作者の意思とは無関係にドアが自動的に施錠されることを比較的簡単な操作により防止することができ、車両に再び乗り込む際のドアの解錠に煩わしさを感じることがない。また、ドアが開いていることをドア施解錠の禁止条件の一つとしているため、操作者の降車動作に連動して禁止条件成立のための操作を行うことができる。また、携帯機は返信要求信号を受信したときにのみ返信信号を返信するので電力消費を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の送信機、携帯機、受信機およびドア施解錠制御部に加えて、操作者によるドア解錠要求操作を検知する検知手段と、ドア解錠要求操作が検知されたとき送信機から返信要求信号を送信させる第1送信制御部と、ドア解錠要求操作に拘わらず送信機から返信要求信号を送信させる第2送信制御部とを有するドア施解錠制御装置(直接入力・事前認証方式のキーレスオペレーションシステム)において、所定の操作およびドア開状態が検出されたときドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するので、操作者が一時的に車両から出るときなどに、操作者の意思とは無関係にドアが自動的に施錠されることを比較的簡単な操作により防止することができ、車両に再び乗り込む際のドアの解錠に煩わしさを感じることがなく、また、ドア開状態をドア施解錠の禁止条件の一つとしているため、操作者の降車動作に連動し且つ車外から禁止条件成立のための操作を行うことができ、操作性が向上する。また、禁止条件(ドア開状態)成立の有無の検出にキーレスオペレーションシステムで広く用いられているドア開閉状態検出手段を用いるので、部品点数を削減でき、装置構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
請求項5に記載の発明では、送信機からの返信要求信号の送信を禁止することによりドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するので、不要なドア施解錠を確実且つ容易に防止することができ、また、無駄な電力消費を抑制することができる。
請求項6記載の発明では、ドア施解錠制御部によるID照合を禁止することにより、ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するので、不要なドア施解錠を確実且つ容易に防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態によるドア施解錠制御装置を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のドア施解錠制御装置は、車載ユニット10と運転者等の乗員が携帯可能な携帯機30とを備え、事前認証方式のキーレスオペレーションおよびスイッチングによる直接入力機能を有する直接入力方式のキーレスオペレーションを行うものとなっている。
このドア施解錠制御装置は、ドア開状態で所定の操作が操作者により行われた場合には自動施解錠方式のキーレスオペレーションによる不要なドアの施解錠を禁止する点に特徴があり、また、所定の操作が行われずに不要なドア施解錠が自動的に行われた場合にも、直接入力方式のキーレスオペレーションによりドア施解錠を自動的に行えるものになっている。更に、構成上の特徴として、本実施形態のドア施解錠制御装置は、直接入力方式(トリガ入力方式)のキーレスオペレーションシステムに事前認証機能部を付加した構成になっている。すなわち、車載ユニット10は、トリガ入力方式の自動暗号照合機構部10Aと事前認証機能部10Bとを備えている。
先ず、トリガ入力方式の自動暗号照合機構部10Aについて説明すると、この自動暗号照合機構部10Aは、車室内に設けられたメインECU(電子制御ユニット)11と、運転席側、助手席側およびテールゲート側のアウタドアハンドルにそれぞれ設けられたドアハンドルスイッチ(アンロックスイッチ)12と、各ドアハンドル付近のドアアウタパネルに設けられたロックスイッチ13と、インストルメントパネル内およびサードシート下にそれぞれ配設され返信要求信号(LF信号)を車室内に送信するフロント側およびリヤ側の車室内送信用LFアンテナ(以下、車室内送信アンテナという)14と、左右のBピラーおよびテールゲートにそれぞれ設けられ返信要求信号を車室外に送信する左側ドア用、右側ドア用およびリアエンド用の車室外送信用LFアンテナ(以下、車室外送信アンテナという)15と、ステアリングハンドル付近に設けられたステアリングロックアッセンブリ16とを備えている。
ドアハンドルスイッチ12は、例えば、ドア解錠要求操作(アウタドアハンドルへのドア操作者の手指の接触)が行われるとオンになる静電容量式タッチセンサやその他の近接スイッチからなり、ドア解錠要求操作を検知する検知手段を構成している。
ステアリングロックアッセンブリ16は、ステアリングハンドルをロックするためのステアリングロックユニット17と、運転者などが操作可能なプッシュスイッチ(イグニッションノブ)18と、携帯機30に内蔵されたメカニカルキー(図示略)が車両の図示しないキーシリンダ(鍵穴)に挿入されたことを検知するキー挿入スイッチ19とを有している。
メインECU11には、上記のドアハンドルスイッチ12、ロックスイッチ13、車室内送信アンテナ14、車室外送信アンテナ15、ならびに、ステアリングロックアッセンブリ16のステアリングロックユニット17およびプッシュスイッチ18の他、車載ユニット10の作動電源としての車載バッテリ20、警報用のアウタブザー21、ドアの開閉を検知しドアが開いたときに例えばオンになるドアスイッチ(ドア開閉状態検出手段)22が接続されている。
また、メインECU11には、受信用のRFアンテナ111を介してRF信号(返信信号(広義には送信信号)など)を受信するRF受信回路112と、上述の車室内送信アンテナ14および車室外送信アンテナ15を介して車室内および車室外へLF信号(返信要求信号)を送信するLF送信回路113とが接続されている。
更に、メインECU11には車両用多重通信システムを介して車両ECU40が接続され、車両ECU40にはドアロックアクチュエータ41、エンジン42などが接続されている。
ドア施解錠制御装置は、車載ユニット10に加えて携帯機30を備えている。この携帯機30は、図2に示すように、ECU301、RFアンテナ302、同RFアンテナ302を介してRF信号を送信するRF送信回路303、LFアンテナ304、同LFアンテナ304を介してLF信号を受信するLF受信回路305、作動電源としてのバッテリ306、ロックスイッチ307およびアンロックスイッチ308を有している。RF送信回路303、LF受信回路305、バッテリ306、ロックスイッチ307およびアンロックスイッチ308は、ECU301に接続されている。
以下、図3を参照して、上記構成のトリガ入力方式の自動暗号照合機構10Aおよび携帯機30の作用を説明する。
ここでは、ドア施解錠制御装置は、直接入力方式のキーレスオペレーションシステムとして機能しており、携帯機30を携帯した運転者などのドア操作者が車両に近づき、図1に破線の円で示す車室外検出エリア(ドアハンドルから半径約1m)に入ってアウタドアハンドル(直接入力部)に触れると、起動入力スイッチとしてのドアハンドルスイッチ12がオンとなり、ドア解錠要求操作検知信号(照合確認ルーチン起動信号)がメインECU11の起動入力端子に入力される。この結果、起動信号が入力されたことが、図3に示す照合確認ルーチンのステップS1において判別される。
この場合、メインECU(直接入力方式のキーレスオペレーション用の第1送信制御部)11によりLF送信回路(送信機)113が駆動され、車室内送信アンテナ14および車室外送信アンテナ15から返信要求信号が送信される(ステップS2)。この返信要求信号は、携帯機30を携帯した乗員が車両の近く(例えば車室外検出エリア内)にいるときに、携帯機30のLFアンテナ304を介してLF受信回路305により受信される。返信要求信号を受信すると、携帯機30のECU301は、携帯機30に固有のIDコード(ID情報)をECU301が有するメモリから読み出し、このIDコードを含むRF信号(返信信号)をRF送信回路303およびRFアンテナ302を介して送信する。
そして、携帯機30からの返信信号がRFアンテナ111を介してRF受信回路(受信機)112により受信されると(ステップS3)、返信信号に含まれているIDコードが復調され、メインECU11のメモリに記憶されているIDコードと一致するか否かがメインECU11により判別される(ステップS4)。
また、双方のIDコードが一致すると、メインECU(ドア施解錠制御部)11から車両ECU40を介してドアロックアクチュエータ41にドアロック解除信号(ドア解錠制御信号)が送出され(ステップS4)、これにより全てのドアのロックが解除される(ドア解錠制御)。
このように、トリガ方式の自動暗号照合機構部10Aは、ドア施解錠制御装置の直接入力方式のキーレスオペレーションを担うものになっている。
また、携帯機30を携帯した運転者がドアを開いて車室内に入り、ステアリングロックアッセンブリ16のイグニッションノブ(プッシュスイッチ)18を押すと、携帯機30とメインECU11が双方向通信を行い、IDコードが一致すればイグニッションノブ18のロックが解除される。そして、運転者がイグニッションノブ18を回すと、メインECU11から車両ECU40に制御信号が送出され、車両ECU40の制御下でエンジン42がスタートする。すなわち、メカニカルキーをキーシリンダに差し込まなくとも、イグニッションノブ18の操作によりエンジンを始動することができる。なお、イグニッションノブ18をACC位置に戻すと、エンジンが停止する。その後、携帯機30を携帯した運転者などがイグニッションノブ18をロックしてから降車してドアを閉じ、次いでドアアウタパネルのロックスイッチ13を押すと、車載ユニット10との間で自動照合が行われ、照合が取れればドアがロックされる。
ドア施解錠制御装置において、自動暗号照合機構部10Aの主要部(メインECU11、アンテナ14、15、111および回路112、113)は、自動暗号照合機構部10Aに付加された事前認証機能部10Bおよびドア施解錠制御装置が備える携帯機30と共に、ドア施解錠制御装置の自動施解錠方式のキーレスオペレーションを担うようになっている。すなわち、車載ユニット10の事前認証機能部10Bは、自動暗号照合機構部10Aの主要部および携帯機30と共に、自動施解錠方式のキーレスオペレーションシステムを構成している。
事前認証機能部10Bは、図2に示すように、自動暗号照合機構部10AのメインECU11の制御出力端子に接続されたCPU(中央処理装置)121と、CPU121のタイマ信号入力端子に接続されたタイマ122と、CPU121の出力端子に接続されたスイッチ素子123とを備え、スイッチ素子123の出力端子はメインECU11の起動入力端子に接続されている。この事前認証機能部10Bは、CPU121の制御下でスイッチ素子123により起動入力(起動信号)を所定周期で生成し、自動暗号照合機構部10AのメインECU11の起動入力端子に供給するようになっている。
自動施解錠方式のキーレスオペレーションによる不要なドアの施解錠を防止するため、本発明では、自動施解錠方式のキーレスオペレーションに係る禁止条件が成立している場合に自動施解錠方式のキーレスオペレーションを禁止するようにしている。
本実施形態では、操作者が直接入力方式によるドア施錠条件を故意に満たさないような所定の操作を行ってエラーを発生させたときに、禁止条件が成立するようにしている。直接入力方式によるドア施錠条件は、例えば、「ID照合成立」、「全ドア閉」、「イグニッションノブ18がロック位置にあり、メカニカルキーがセットされていない」、「携帯機30が車内にない」という4つの要件が同時に成立したときに成立するが、本実施形態では、操作者がドアを半ドア状態(広義にはドア開状態)にすると共にロックスイッチ13を押圧操作した場合に、自動施解錠方式のキーレスオペレーションに係る禁止条件の成立(直接入力方式によるドア施錠条件の不成立)を判別するものになっている。そして、禁止条件が成立すると、スイッチ素子123からの起動信号の出力(ひいては事前認証方式のキーレスオペレーション)を停止させ、これにより自動施解錠方式のキーレスオペレーションによる不要なドアの施解錠を禁止する。
具体的には、事前認証機能部10BのCPU121は、メインECU11からの制御出力(ドア施錠信号またはドア解錠信号)を入力すると、図4に示す起動信号出力ルーチンの実行を開始する。この起動信号出力ルーチンでは、先ず、CPU121は、これに内蔵のタイマカウンタの計時時間tを0にリセットした後でこのタイマカウンタをスタートさせ(ステップS11)、次に、全てのドアスイッチ22およびロックスイッチ13のオンオフ状態をメインECU11および車両用多重通信システムを介して検出し、これらのスイッチのオンオフ状態に基づいて自動施解錠方式のキーレスオペレーションに係る禁止条件が成立しているか否かを判別する(ステップS12)。
そして、全ドアスイッチ22およびロックスイッチ13が全てオンでなければ、禁止条件が成立しておらず、従って、ステップS12での判別結果が否定(No)になる。この場合、タイマカウンタによる計時時間tが起動信号出力間隔の整数倍に等しいか否かが判別され、これにより起動信号出力タイミングが到来したか否かが判別される(ステップS13)。ステップS13での判別結果が否定、すなわち、起動信号出力タイミングが到来していなければ、ステップS12に移行して禁止条件が成立しているか否かを再度判別する。一方、ステップS13での判別結果が肯定(Yes)、すなわち起動信号出力タイミングが到来したならば、スイッチ素子123を駆動してスイッチ素子123からメインECU11の起動入力端子に起動信号を供給する(ステップS14)。
ここで、メインECU(自動施解錠方式のキーレスオペレーション用の第2送信制御部)11は、図3に示した照合確認ルーチンを所定周期で実行しており、事前認証機能部10Bのスイッチ素子123からメインECU11の起動入力端子に起動信号が供給されたことを判別すると、LF送信回路113を駆動して返信要求信号を送信し、この返信要求信号に応じて携帯機30から送信された返信信号がLF受信回路305により受信されたことを判別すると、ID認証を開始する。そして、ID認証がとれた場合には制御出力を出力する。
すなわち、携帯機30を携帯した運転者などが図1に示した車室外検出エリア内に入ったことが検出されると、ドアハンドルスイッチ12を操作しなくても制御出力としてのドア解錠信号が出力されてドアが解錠される。一方、携帯機30を携帯した運転者などが降車して車室内検出エリア(図1に破線の円で示す)から車室外検出エリア(図1に破線の半円で示す)へ移動し、更に、車室外検出エリアの外へ移動したことが検出されると、ロックスイッチ13を操作しなくても制御出力としてのドア施錠信号が出力されてドアが施錠される。
図4の起動信号出力ルーチンの説明に戻ると、事前認証機構部10BのCPU121は、ステップS14で起動信号を出力した後、同起動信号に応じてメインECU11から制御出力が出力されたか否かを判別する(ステップS15)。なお、この判別は、起動信号の出力時点から所定時間(起動信号に応じて制御出力を出力するまでに通常必要な時間)が経過した後に行われる。
そして、ステップS15での判別結果が否定、すなわちステップS14で出力された起動信号に応じた制御出力が出力されなかった場合には、ステップS12に移行して禁止条件が成立しているか否かを判別し、その後、禁止条件不成立中に起動信号出力タイミングが到来すると起動信号を出力する。一方、ステップS15での判別結果が肯定、すなわち制御出力が出力された場合には、ステップS11に移行してCPU121内のタイマカウンタをリスタートさせ、次にステップS12以降の処理を実行する。
さて、ステップS12での判別結果が肯定(Yes)、すなわちドアスイッチ22およびロックスイッチ13の全てがオンであって、自動施解錠方式のキーレスオペレーションに係る禁止条件が成立したことが判別された場合には、スイッチ素子123からの起動信号の出力が停止され(ステップS16)、これにより自動施解錠方式のキーレスオペレーションが停止され、自動施解錠方式のキーレスオペレーションによる不必要なドア施解錠が禁止される。
既述のように、本実施形態のドア施解錠制御装置は、直接入力方式および自動施解錠方式のキーレスオペレーションの双方を実施可能であるので、操作者(乗員)がアウタドアハンドルに触れてドア解錠要求検知信号が発生すると直接入力方式のキーレスオペレーションが行われることになる。この様に、このドア施解錠制御装置は、自動施解錠方式のキーレスオペレーションによるドア施解錠を行えない場合にも直接入力方式のキーレスオペレーションによりドアの施解錠を行えるので、乗員はメカニカルキーを用いてドアを施解錠する必要はない。また、直接入力方式のキーレスオペレーションによるドア施解錠が行われると、事前認証機能部10BのCPU121による図4に示す起動信号出力ルーチンの実行が開始される。すなわち、禁止条件成立により禁止されていた自動施解錠方式によるキーレスオペレーションが再開される。
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々に変形可能である。
例えば、上記実施形態では、メインECU11、車両ECU40、ステアリングロックアッセンブリ16、ドアロックアクチュエータ41などを備え、ID認証がとれた場合にドアロックおよびステアリングロックを解除すると共にエンジンを始動可能なようにドア施解錠制御装置を構成したが、本発明のドア施解錠制御装置をこの様に構成することは必須ではない。例えば、メインECU11にドアロックアクチュエータ41を接続した構成とし、ID認証がとれた場合にメインECU11からのアンロック信号によりドアロックアクチュエータ41を作動させてドアロックを解除するようにしても良い。
また、上記実施形態では、禁止条件を成立させるために、ドア開状態においてロックスイッチ13を押圧操作するようにしたが、禁止条件成立のための操作はこれに限定されない。例えば、ドアを半ドア状態にするだけでも良い。或いは、イグニッションノブ18をロックせずに降車してから半ドア状態にするようにしても良い。いずれの場合にも、直接入力方式によるドア施錠条件にエラーが発生して事前認証方式に係る禁止条件が成立し、不要なドア施錠が禁止される。
そして、上記実施形態では、自動施解錠方式のキーレスオペレーションでのドア施解錠制御部(メインECU11)によるドア施解錠を禁止する際に、送信機(LF送信回路113)からの返信要求信号の送信を禁止するようにしたが、これに代えて、ドア施解錠制御部によるID照合を禁止するようにしても良い。例えば、送信機からの返信要求信号に応じて携帯機30から送信された返信信号が受信機(RF受信回路112)により受信された際のID照合を禁止する。この場合、例えば図3の照合確認ルーチンのステップS4でのID照合が禁止されるので、ステップS4での判別結果が否定となり、ドア施解錠制御装置の第2送信制御部(メインECU11)は次の起動信号入力に待機することになる。すなわち、ドア施解錠制御部(メインECU11)によるドア施解錠が禁止される。なお、返信要求信号の送信やID照合を禁止する代わりに、制御信号の出力を禁止するようにしても良い。例えば、図3のステップS5での制御信号出力を禁止する。この場合、制御出力(ドア施解錠信号)の出力が禁止され、ドアの施解錠が禁止される。
また、上記実施形態では、本発明を、直接入力方式および自動施解錠方式のキーレスオペレーションの双方を実施可能なドア施解錠制御装置に適用した場合について説明したが、本発明は、自動施解錠方式のキーレスオペレーションのみを実施するドア施解錠制御装置に適用して、同方式のキーレスオペレーションによる不要なドア施解錠を防止することができる。この場合にも、例えばドアを半ドア状態にして自動施解錠方式に係る禁止条件を成立させることができる。なお、その様な直接入力方式のドア施解錠制御装置は、携帯機からID情報を含む送信信号を常に送信するように構成することができ、あるいは、送信機からの返信要求信号に応じて携帯機からID情報を含む返信信号を返信するように構成することもできる。
また、上記実施形態の携帯機30は内蔵のバッテリ306から作動電源を得るものになっているが、車載ユニット10から非接触で電力伝送を受けるように携帯機30を構成可能である。その他の点についても種々に変形可能である。
本発明の一実施形態によるドア施解錠制御装置の主要要素の車両における配置を示す概略平面図である。 ドア施解錠制御装置が備える車載ユニットおよび携帯機の概略ブロック図である。 車載ユニットのメインECUにより実施される照合確認ルーチンのフローチャートである。 車載ユニットの事前認証機能部のCPUにより実施される起動信号出力ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 車載ユニット
10A トリガ入力方式の自動暗号照合機構部
10B 事前認証機能部
11 メインECU
12 ドアハンドルスイッチ
13 ロックスイッチ
14 車室内送信アンテナ
15 車室外送信アンテナ
20、30 バッテリ
22 ドアスイッチ
30 携帯機
41 ドアロックアクチュエータ
111、302 RFアンテナ
112 RF受信回路
113 LF送信回路
121 CPU
122 タイマ
123 スイッチ素子
303 RF送信回路
304 LFアンテナ
305 LF受信回路

Claims (6)

  1. 携帯機を携帯した乗員が車両の近くにいるときにID照合を行ってドア施解錠を制御するドア施解錠制御部を有したドア施解錠制御装置において、
    ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
    操作者により所定の操作が行われたことが検出されると共に前記ドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されたとき、前記ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するドア施解錠禁止手段と
    を備えることを特徴とするドア施解錠制御装置。
  2. 前記携帯機はID情報を含む送信信号を常に送信し、前記送信信号を受信する受信機が車両側に設けられ、前記ドア施解錠制御部は、前記受信機により受信された前記送信信号に基づいてID照合を行うことを特徴とする請求項1に記載のドア施解錠制御装置。
  3. 車両に設けられ車外に返信要求信号を送信する送信機と、
    前記送信機からの前記返信要求信号を受信したとき、ID情報を含む返信信号を返信する携帯機と、
    車両に設けられ前記携帯機からの返信信号を受信する受信機と、
    前記受信機により受信された前記返信信号に基づいてID照合を行い、ドア施解錠を制御するドア施解錠制御部とを有するドア施解錠制御装置において、
    ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
    操作者により所定の操作が行われたことが検出されると共に前記ドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されたとき、前記ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するドア施解錠禁止手段と
    を備えることを特徴とするドア施解錠制御装置。
  4. 車両に設けられ車外に返信要求信号を送信する送信機と、
    車両に設けられ操作者によるドア解錠要求操作を検知する検知手段と、
    前記検知手段により操作者のドア解錠要求操作を検知したとき、前記送信機から返信要求信号を送信させる第1送信制御部と、
    前記操作者のドア解錠要求操作に拘わらず前記送信機から返信要求信号を送信させる第2送信制御部と、
    前記送信機からの前記返信要求信号を受信したとき、ID情報を含む返信信号を出力する携帯機と、
    車両に設けられ前記携帯機からの返信信号を受信する受信機と、
    前記受信機により受信された前記返信信号に基づいてID照合を行い、ドア施解錠を制御するドア施解錠制御部とを有するドア施解錠制御装置において、
    ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
    操作者により所定の操作が行われたことが検出されると共に前記ドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されたとき、前記ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止するドア施解錠禁止手段と
    を備えることを特徴とするドア施解錠制御装置。
  5. 前記ドア施解錠禁止手段は、前記送信機からの返信要求信号の送信を禁止することにより、前記ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止することを特徴とする請求項3または4に記載のドア施解錠制御装置。
  6. 前記ドア施解錠禁止手段は、前記ドア施解錠制御部によるID照合を禁止することにより、前記ドア施解錠制御部によるドア施解錠を禁止することを特徴とする請求項3または4に記載のドア施解錠制御装置。
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CN102087760B (zh) * 2009-12-04 2013-01-02 以勤科技股份有限公司 芯片认证干扰系统

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