JP2006199188A - 椅子及び船酔い防止椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】船酔いを防止できると共に、乗員が座部から滑り落ちる危険性を回避できる椅子を提供することにある。
【解決手段】座部3と背凭れ部4とからなる椅子本体1の座部3の少なくとも前後及び左右のそれぞれに独立して上下方向に伸縮自在でフロア6に対して椅子本体1を支持する複数の伸縮支持脚8を設けるとともに、これら複数の伸縮支持脚8を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構20a〜20dを設け、さらに、フロア6の傾斜を検知する傾斜センサー26,27を設け、これら傾斜センサー26,27によってフロア6の傾斜を検知したとき、そのフロア6の傾斜角度に応じて伸縮駆動機構20a〜20dを駆動して椅子本体1の座部3を水平状態に保つことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、船舶、潜水艦あるいは陸上特殊車両のフロアに設置される椅子及び船酔い防止椅子に関する。
船室、甲板等に設置される椅子は、波によって揺動する船舶のフロアと一体的に揺動する。従って、椅子の座部に着座した乗員は、椅子の揺動に伴って身体全体が揺れることになり、船酔いして気分が悪くなる場合がある。また、船酔いにならなくても、椅子の座部に着座した乗員が座部から滑り落ちたりする虞があり、シートベルト等で身体を椅子に固定する必要が生じる。
また、船舶に限らず、潜水艦においても同様であり、また工事用車両、人命救助用車両等の特殊車両においても、傾斜した悪路を走行する際に、車両のフロアが前後・左右に大きく傾くため、椅子の座部に着座した乗員は、椅子の傾きに伴って椅子の座部から滑り落ちたりする虞があり、シートベルト等で身体を椅子に固定する必要が生じる。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、船舶、潜水艦あるいは陸上特殊車両のフロアに設置される椅子おいて、フロアがいずれの方向に傾斜しても椅子本体を支持する伸縮支持脚が伸縮して椅子本体の座部を常に水平に保つことができ、船酔い等で気分が悪くなったり、乗員が座部から滑り落ちる危険性を回避できる椅子及び船酔い防止椅子を提供することにある。
この発明は、前記の目的を達成するために、請求項1は、座部と背凭れ部とからなる椅子本体と、前記座部の少なくとも前後及び左右のそれぞれに独立して上下方向に伸縮自在に設けられフロアに対して前記椅子本体を支持する複数の伸縮支持脚と、前記複数の伸縮支持脚を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構と、前記フロアの傾斜を検知する傾斜センサーと、前記傾斜センサーによって前記フロアの傾斜を検知したとき、そのフロアの傾斜角度に応じて前記複数の伸縮駆動機構を駆動して前記椅子本体の座部を水平状態に保つ駆動制御部とを具備したことを特徴とする椅子にある。
請求項2は、請求項1の前記伸縮支持脚は、好ましくはボールねじ機構であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記伸縮支持脚は、好ましくは空気圧または油圧等の流体シリンダ機構であることを特徴とする。
請求項4は、請求項1の前記複数の伸縮支持脚は、好ましくは前記フロアに対して固定された台座を更に備え、前記台座にX軸方向の傾斜を検知するX軸傾斜センサーと、Y軸方向の傾斜を検知するY軸傾斜センサーが設けられていることを特徴とする。
請求項5は、座部と背凭れ部とからなる椅子本体と、前記座部の少なくとも前後及び左右のそれぞれに独立して上下方向に伸縮自在に設けられ前記椅子本体を支持する複数の伸縮支持脚と、船舶のフロアに対して固定され前記複数の伸縮支持脚を支持する台座と、前記台座に設けられ、前記複数の伸縮支持脚を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構と、前記台座に設けられ、船舶のフロアの傾斜を検知する傾斜センサーと、前記傾斜センサーによって前記台座の傾斜を検知したとき、その傾斜角度に応じて前記複数の伸縮駆動機構を駆動して前記椅子本体の座部を水平状態に保つ駆動制御部とを具備したことを特徴とする船酔い防止椅子にある。
船舶のフロアに設置される椅子に採用した場合、波によって揺動する船舶と一体的にフロアが傾斜するが、その傾斜方向及び傾斜角度を傾斜センサーが検知して駆動制御部に検知信号が入力される。駆動制御部は傾斜センサーからの検知信号に基づいて複数の伸縮支持脚に独立して設けられた伸縮駆動機構を独立して駆動し、伸縮支持脚を伸縮する。従って、フロアが前後・左右方向に傾斜しても、その傾斜方向及び傾斜角度に基づいて伸縮支持脚が伸縮して椅子本体の座部を常時水平状態に保つことができ、椅子本体の座部に着座している乗員の身体の揺れ及び位置ずれを防止できる。
この発明の椅子及び船酔い防止椅子は、船舶等のフロアがいずれの方向に傾斜しても椅子本体を支持する伸縮支持脚が伸縮して椅子本体の座部を常に水平に保つことができ、船酔い等で気分が悪くなったり、乗員が座部から滑り落ちる危険性を回避できるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態を図面に従い具体的に説明する。
図1〜図4は、この発明の第1の実施形態を示す。図1は船酔い防止椅子を示し、(a)は一部断面した正面図、(b)は一部断面した側面図、(c)はA−A線に沿う断面図、図2は伸縮駆動機構を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、図3は制御ブロック図、図4は船酔い防止椅子の作用を示し、(a)は一部断面した正面図、(b)は一部断面した側面図である。
図1に示すように、乗員が着座する椅子本体1は、座部プレート2を有し、この座部プレート2の上部には座部3と、この座部3に対して略直角に背凭れ部4が設けられている。そして、座部3及び背凭れ部4はクッション材を革、合成革等の表皮5によって覆うことにより構成されている。
椅子本体1には船舶のフロア6に吸盤等によって固定される矩形状パネルからなる台座7が設けられ、この台座7には椅子本体1を支持する複数の伸縮支持脚8と1本の支柱9が設けられている。すなわち、複数の伸縮支持脚8は、台座7と椅子本体1の座部プレート2との間に鉛直方向に設けられる前支持脚8a、後支持脚8b、左支持脚8c及び右支持脚8dからなり、それぞれ独立して上下方向に伸縮するようになっている。支柱9は台座7の中央部と椅子本体1の座部プレート2の中央部との間に鉛直方向に設けられ、椅子本体1は台座7に対して1本の支柱9と4本の伸縮支持脚8によって支持されている。
支柱9の上端部は座部プレート2に対して固定されており、下端部は台座7に対してボールジョイント等の自在継手10によって少なくとも前後・左右方向に回動自在に連結され、台座7が傾斜しても支柱9は鉛直方向に保たれるように構成されている。
前記複数の伸縮支持脚8は同一構造であるため、前支持脚8aについて説明すると、円筒状の下部支持軸11と円柱状の上部支持軸12とに2分割されている。下部支持軸11の内周面には雌ねじ部13が設けられ、上部支持軸12の外周面には雌ねじ部13に螺合される雄ねじ部14が設けられている。そして、下部支持軸11を固定した状態で、上部支持軸12を回転すると、上部支持軸12の回転運動が直線運動に変換されるボールねじ機構15が構成されている。
さらに、下部支持軸11の下端部はフレキシブルベアリング等の自在軸受16によって台座7に前後・左右方向に回動自在に連結され、台座7が前後・左右方向に傾斜しても下部支持軸11は鉛直方向に保たれるように構成されている。また、上部支持軸12の上端部は座部プレート2に対して軸受17によって回転自在に支持されている。
また、支柱9には1枚の軸受プレート18が水平状態に固定され、この軸受プレート18には複数の軸受孔19が設けられている。そして、これら軸受孔19には伸縮支持脚8を構成する前支持脚8a、後支持脚8b、左支持脚8c及び右支持脚8dの上部支持軸12の略中間部が回転自在に支持されている。
軸受プレート18には複数の伸縮支持脚8を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構20a〜20dが設けられている。これら複数の伸縮駆動機構20a〜20dは同一構造であるため、伸縮駆動機構20aについて説明すると、図2及び図3に示すように構成されている。
すなわち、軸受プレート18には回転軸21を鉛直方向に向けたサーボモータまたはステッピングモータ等のモータ22が固定されている。回転軸21は軸受プレート18を貫通して上部に突出しており、この回転軸21には駆動プーリ23が固定されている。また、伸縮支持脚8の上部支持軸12には駆動プーリ23と隣り合って従動プーリ24が固定されている。そして、駆動プーリ23と従動プーリ24との間にはタイミングベルト25が掛け渡され、駆動プーリ23の回転がタイミングベルト25を介して従動プーリ24に伝達されるようになっている。
さらに、前記台座7の上面で、支柱9の近傍にはX軸傾斜センサー26とY軸傾斜センサー27が配置されている。X軸傾斜センサー26は台座7がX軸方向に傾斜したとき、その傾斜角度を検知して駆動制御部28に入力し、Y軸傾斜センサー27は台座7がY軸方向に傾斜したとき、その傾斜角度を検知して駆動制御部28に入力するようになっている。そして、駆動制御部28はX軸傾斜センサー26及びY軸傾斜センサー27からの入力信号に基づいて複数の伸縮支持脚8を伸縮駆動するモータ22に選択的に駆動信号を出力するようになっている。
次に、前述のように構成された船酔い防止椅子の作用について説明する。
船舶が並みの影響を受けることなく、フロア6が水平状態にあるときには、台座7も水平状態で、X軸傾斜センサー26及びY軸傾斜センサー27はX軸及びY軸方向の傾斜を検知しない。従って、図1(a)(b)に示すように、椅子本体1の伸縮支持脚8を構成する前支持脚8a、後支持脚8b、左支持脚8c及び右支持脚8dは同一長さに保持され、座部3も水平状態に保たれている。
しかし、船舶が波によって揺動し、椅子本体1に対して正面視で、フロア6の左側が下がり、右側が上がると、図4(a)に示すように、台座7は支柱9の自在継手10を支点としてフロア6と同方向に傾斜する。台座7の傾斜角はX軸傾斜センサー26によって検知して駆動制御部28に検知信号が入力される。駆動制御部28はX軸傾斜センサー26からの入力信号に基づいて左支持脚8cのモータ22と右支持脚8dのモータ22に駆動信号を出力する。
ここで、左支持脚8cのモータ22を右方向に回転させると、駆動プーリ23、タイミングベルト25及び従動プーリ24の順に回転が伝達され、左支持脚8cの上部支持軸12が右回転する。従って、雄ねじ部14と雌ねじ部13とが螺合して回転運動が直線運動に変換され、下部支持軸11に対して上部支持軸12が上昇して長さが伸長する。
一方、X軸傾斜センサー26からの入力信号に基づいて左支持脚8cのモータ22を同時に左方向に回転させると、駆動プーリ23、タイミングベルト25及び従動プーリ24の順に回転が伝達され、右支持脚8cの上部支持軸12が左回転する。従って、雄ねじ部14と雌ねじ部13とが螺合して回転運動が直線運動に変換され、下部支持軸11に対して上部支持軸12が下降して長さが短縮する。つまり、台座7の傾斜角に応じて左支持脚8cが伸長し、右支持脚8dが短縮するため、台座7がX軸方向に傾斜しても伸縮支持脚8に支持された椅子本体1の座部3は水平状態に保たれる。なお、このとき、前支持脚8aと後支持脚8bのモータ22にはX軸傾斜センサー26及びY軸傾斜センサー27のいずれからも駆動信号が入力されないため、停止状態にあり、前支持脚8aと後支持脚8bの長さは一定である。
また、船舶が波によって揺動し、椅子本体1に対して側面視で、フロア6の前側が下がり、後側が上がると、図4(b)に示すように、台座7は支柱9の自在継手10を支点としてフロア6と同方向に傾斜する。台座7の傾斜角はY軸傾斜センサー27によって検知して駆動制御部28に検知信号が入力される。駆動制御部28はY軸傾斜センサー27からの入力信号に基づいて左支持脚8cのモータ22と右支持脚8dのモータ22に駆動信号を出力する。
ここで、前支持脚8aのモータ22を右方向に回転させると、駆動プーリ23、タイミングベルト25及び従動プーリ24の順に回転が伝達され、前支持脚8aの上部支持軸12が右回転する。従って、雄ねじ部14と雌ねじ部13とが螺合して回転運動が直線運動に変換され、下部支持軸11に対して上部支持軸12が上昇して長さが伸長する。
一方、Y軸傾斜センサー27からの入力信号に基づいて後支持脚8bのモータ22を同時に左方向に回転させると、駆動プーリ23、タイミングベルト25及び従動プーリ24の順に回転が伝達され、後支持脚8bの上部支持軸12が左回転する。従って、雄ねじ部14と雌ねじ部13とが螺合して回転運動が直線運動に変換され、下部支持軸11に対して上部支持軸12が下降して長さが短縮する。つまり、台座7の傾斜角に応じて前支持脚8aが伸長し、後支持脚8bが短縮するため、台座7がY軸方向に傾斜しても伸縮支持脚8に支持された椅子本体1の座部3は水平状態に保たれる。なお、このとき、左支持脚8cと右支持脚8dのモータ22にはX軸傾斜センサー26及びY軸傾斜センサー27のいずれからも駆動信号が入力されないため、停止状態にあり、左支持脚8cと右支持脚8dの長さは一定である。
前述したように、船舶のフロア6に椅子本体1を設置し、乗員が椅子本体1の座部3に着座した状態において、船舶が波の影響を受けて前後・左右方向に傾斜しても、その傾斜角を検知して複数の伸縮支持脚8のモータ22を選択的に駆動して伸縮支持脚8を伸縮することにより、座部3を水平状態に保つことができる。従って、船酔いを防止できると共に、乗員が座部から滑り落ちる危険性を回避できる。
図5はこの発明の第2の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。本実施形態は、伸縮支持脚8をボールねじ機構に代ってエアシリンダによって駆動するようにしたものである。
すなわち、椅子本体1には船舶のフロア6に固定される台座7が設けられ、この台座7には椅子本体1を支持する複数の伸縮支持脚32と1本の支柱9が設けられている。すなわち、複数の伸縮支持脚32は、台座7と椅子本体1の座部プレート2との間に鉛直方向に設けられる前支持脚33a、後支持脚33b、左支持脚33c及び右支持脚33dからなり、それぞれ独立して上下方向に伸縮するようになっている。
前記複数の伸縮支持脚32は同一構造であるため、前支持脚33aについて説明すると、シリンダ34と、シリンダ34に対して伸縮自在なピストンロッド35とから構成されている。シリンダ34はピストン部35aによって上部室34aと下部室34bとに区画され、上部室34aと下部室34bはエアパイプ36を介してエア給排機構37に接続されている。
さらに、台座7には第1の実施形態と同様に、X軸傾斜センサー26とY軸傾斜センサー27が配置されている。X軸傾斜センサー26は台座7がX軸方向に傾斜したとき、その傾斜角度を検知して駆動制御部28に入力し、Y軸傾斜センサー27は台座7がY軸方向に傾斜したとき、その傾斜角度を検知して駆動制御部28に入力するようになっている。そして、駆動制御部28はX軸傾斜センサー26及びY軸傾斜センサー27からの入力信号に基づいて複数の伸縮支持脚32をエア圧によって伸縮駆動するエア給排機構37に出力するようになっている。
従って、船舶のフロア6に椅子本体1を設置し、乗員が椅子本体1の座部3に着座した状態において、船舶が波の影響を受けて前後・左右方向に傾斜しても、その傾斜角を検知して複数の伸縮支持脚32のエア給排機構37が選択的に駆動してエアシリンダからなる伸縮支持脚32を伸縮することにより、座部3を水平状態に保つことができる。従って、船酔いを防止できると共に、乗員が座部から滑り落ちる危険性を回避できる。なお、エアシリンダに限定されず、油圧シリンダを用いてもよい。
また、前記各実施形態において、椅子本体の前後・左右にそれぞれ1本ずつ伸縮支持脚を設けたが、椅子本体の前後に左右一対の伸縮支持脚を設けてもよく、伸縮支持脚の配置構造及び本数は限定されるものではない。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態の船酔い防止椅子を示し、(a)は一部断面した正面図、(b)は一部断面した側面図、(c)はA−A線に沿う断面図。 同実施形態の伸縮駆動機構を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 同実施形態の制御ブロック図。 同実施形態の船酔い防止椅子の作用を示し、(a)は一部断面した正面図、(b)は一部断面した側面図。 この発明の第2の実施形態の船酔い防止椅子の作用を示し、(a)は一部断面した正面図、(b)は一部断面した側面図。
試験管検知装置の構成図。
符号の説明
1…椅子本体、3…座部、4…背凭れ部、6…フロア、7…台座、8…伸縮支持脚、20a〜20d…伸縮駆動機構、26…X軸傾斜センサー、27…Y軸傾斜センサー、28…駆動制御部

Claims (5)

  1. 座部と背凭れ部とからなる椅子本体と、
    前記座部の少なくとも前後及び左右のそれぞれに独立して上下方向に伸縮自在に設けられフロアに対して前記椅子本体を支持する複数の伸縮支持脚と、
    前記複数の伸縮支持脚を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構と、
    前記フロアの傾斜を検知する傾斜センサーと、
    前記傾斜センサーによって前記フロアの傾斜を検知したとき、そのフロアの傾斜角度に応じて前記複数の伸縮駆動機構を駆動して前記椅子本体の座部を水平状態に保つ駆動制御部と、
    を具備したことを特徴とする椅子。
  2. 前記伸縮支持脚は、ボールねじ機構であることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 前記伸縮支持脚は、空気圧または油圧等の流体シリンダ機構であることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  4. 前記複数の伸縮支持脚は、前記フロアに対して固定された台座を更に備え、前記台座にX軸方向の傾斜を検知するX軸傾斜センサーと、Y軸方向の傾斜を検知するY軸傾斜センサーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  5. 座部と背凭れ部とからなる椅子本体と、
    前記座部の少なくとも前後及び左右のそれぞれに独立して上下方向に伸縮自在に設けられ前記椅子本体を支持する複数の伸縮支持脚と、
    船舶のフロアに対して固定され前記複数の伸縮支持脚を支持する台座と、
    前記台座に設けられ、前記複数の伸縮支持脚を独立して伸縮駆動する複数の伸縮駆動機構と、
    前記台座に設けられ、船舶のフロアの傾斜を検知する傾斜センサーと、
    前記傾斜センサーによって前記台座の傾斜を検知したとき、その傾斜角度に応じて前記複数の伸縮駆動機構を駆動して前記椅子本体の座部を水平状態に保つ駆動制御部と、
    を具備したことを特徴とする船酔い防止椅子。
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