JP2006199112A - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させる自動二輪車用空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】自動二輪車用空気入りタイヤは、トレッド部3に、傾斜主ラグ溝と、傾斜主ラグ溝間に複数の傾斜副ラグ溝とを有する。傾斜主ラグ溝は、一対の周方向溝に開口せず、トレッドの中央領域からショルダー領域に向けて延在する。又、傾斜主ラグ溝は、タイヤ赤道面に対する傾斜角が1〜10°である急傾斜中央部S1から、タイヤ赤道面に対する傾斜角が15〜50°である緩傾斜中間部S2を経て、タイヤ赤道面に対する傾斜角が55〜90°である微傾斜側部S3よりなる。急傾斜中央部S1に相当する領域の踏面側のトレッドゴムは、40〜55度の硬度を有し、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S3に相当する領域のトレッドゴムは、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車用空気入りタイヤに関し、特に、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させる自動二輪車用空気入りタイヤに関する。
近年のレース用自動二輪車は、高馬力、高トルク化の方向にある。このため、雨天時など高トラクションにおいての排水性能の確保が大きな課題である。
従来は、接地面内での排水性、接地圧を確保するため、クラウンセンターに周方向溝を有するタイヤが多くあった(例えば、特許文献1参照。)。一方、周方向溝から微小距離を隔てて存在する主ラグ溝については、図3に示すように、径方向への排水性を確保するため、タイヤ赤道面に対する角度が大きいものが主流であった。
特開2000−142031号公報
このように主ラグ溝のタイヤ赤道面に対する角度が大きいため、直立付近では排水性能に優れるものの、偏摩耗が発生するという問題があった。
又、直立時のブロック剛性不足から、直立加速時の安定性と、コーナー走行中の旋回性とを両立させることが困難であった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させる自動二輪車用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、1対のビード部にそれぞれ埋設したビードコア間でトロイド状に延び、ビードコアの周りでその周面に沿わせてタイヤ幅方向内側から外側に、又は外側から内側に向けて巻き回して構成され、タイヤ赤道面に対して70〜90°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、カーカス及びトレッド間に配置され、タイヤ赤道面に対して20〜40°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも2枚のベルトプライからなるベルト層とを備える自動二輪車用空気入りタイヤであって、トレッドに、方向性のあるパターンを有し、当該パターンのネガティブ率は、20〜40%であり、トレッドの中央領域に、一対の周方向溝により形成される中央陸部を有し、トレッドに、一対の周方向溝に開口せず、中央領域からショルダー領域に向けて延在し、タイヤ赤道面に対する傾斜角が1〜10°である急傾斜中央部から、タイヤ赤道面に対する傾斜角が15〜50°である緩傾斜中間部を経て、タイヤ赤道面に対する傾斜角が55〜90°である微傾斜側部よりなる傾斜主ラグ溝と、傾斜主ラグ溝間に複数の傾斜副ラグ溝とを有し、傾斜主ラグ溝の配設ピッチは、タイヤ周長×10〜20%であり、かつ、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重を負荷した状態において接地する周方向接地長×1.5〜2.5倍であり、傾斜主ラグ溝の溝幅は、トレッド幅の半分をTrとすると、Tr×3〜6%であり、傾斜主ラグ溝の急傾斜中央部は、周方向溝からTr×5〜15%の領域から始まり、Tr×20〜40%の領域で終わり、傾斜主ラグ溝の緩傾斜中間部は、周方向溝からTr×45〜75%の領域内に配置され、傾斜主ラグ溝の急傾斜中央部は、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重2000N、キャンパー角0°としたときの接地点の両側縁を、走行中実質上常時含み、急傾斜中央部に相当する領域の踏面側のトレッドゴムは、40〜55度の硬度を有し、緩傾斜中間部及び微傾斜側部に相当する領域のトレッドゴムは、当該急傾斜中央部に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有する自動二輪車用空気入りタイヤであることを要旨とする。ここで、「硬度」とは、デュロメータ硬さ試験、タイプA試験機を用い、JIS K6253−1993に準拠して、試験温度24℃にて測定した値である。
本発明の特徴に係る自動二輪車用空気入りタイヤによると、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させることができる。
又、本発明の特徴に係る自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、緩傾斜中間部及び微傾斜側部に相当する領域のトレッドゴムは、30〜45度の硬度を有することが好ましい。
又、本発明の特徴に係る自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、急傾斜中央部に相当する領域のトレッドゴムは、内外二層のゴム層にて構成され、外側のゴム層は、40〜55度の硬度を有し、内側のゴム層は、当該外側のゴム層より大きい硬度を有することが好ましい。
又、本発明の特徴に係る自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、内側のゴム層は、50〜65度の硬度を有することが好ましい。
本発明によれば、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させる自動二輪車用空気入りタイヤを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(空気入りタイヤの構造)
本発明の実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤは、図1に示すように、タイヤ赤道面CLに対して、一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2相互間にわたりトロイド状に連なるトレッド部3とを備える。図1においては、右片側のみを示しているが、通常左右対称に構成されることは勿論である。
カーカス5は、1対のビード部1にそれぞれ埋設したビードコア4間でトロイド状に延び、ビードコアの周りでその周面に沿わせてタイヤ幅方向内側から外側に、巻き回して構成され、サイドウォール部2及びトレッド部3を補強するトロイド状ラジアルカーカスである。尚、カーカスは、外側から内側に向けて巻き回して構成されてもよい。又、カーカス5は、タイヤ赤道面に対して70〜90°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも1枚のカーカスプライからなる。又、カーカスに用いられるテキスタイルコードは、引っ張り破断強度が4.7cN・dtex以上の高弾性コードである。尚、「引っ張り破断強度」は、JIS3号ダンベル状試験片を用い、JIS K6251−1993に準拠して測定した値である。
ベルト層6a、6bは、カーカス5及びトレッド部3間に配置され、トレッド部3を強化する。又、ベルト層6a、6bは、タイヤ赤道面に対して20〜40°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも2枚のベルトプライからなる。又、ベルト層6a、6bに用いられるテキスタイルコードは、引っ張り破断強度が6.3cN・dtex以上の非伸張性高弾性コードである。又、ベルト層6a、6bの幅は、実質上トレッド幅に等しい幅である。
本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤは、図2に示すように、トレッドに、方向性のあるパターンを有する。当該パターンのネガティブ率は、20〜40%である。又、タイヤの回転方向は、矢印A方向である。
トレッドの中央領域に、一対の周方向溝14により形成される中央陸部19を有する。この中央陸部19は、図示していないが、1本の周方向溝を有してもよい。
又、トレッドは、傾斜主ラグ溝16と、傾斜主ラグ溝16間に複数の傾斜副ラグ溝17とを有する。
傾斜主ラグ溝16は、一対の周方向溝14に開口せず、トレッドの中央領域からショルダー領域に向けて延在する。又、傾斜主ラグ溝16は、タイヤ赤道面CLに対する傾斜角α1が1〜10°である急傾斜中央部S1から、タイヤ赤道面CLに対する傾斜角α2が15〜50°である緩傾斜中間部S2を経て、タイヤ赤道面CLに対する傾斜角α3が55〜90°である微傾斜側部S3よりなる。
又、傾斜主ラグ溝16の配設ピッチL(傾斜主ラグ溝16の周方向長さ)は、タイヤ周長×10〜20%であり、かつ、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重を負荷した状態において接地する周方向接地長×1.5〜2.5倍である。
又、傾斜主ラグ溝16の溝幅は、トレッド幅の半分をTrとすると、Tr×3〜6%である。
又、傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1は、周方向溝14からTr×5〜15%の領域から始まり、Tr×20〜40%の領域で終わる。又、傾斜主ラグ溝16の緩傾斜中間部S2は、周方向溝14からTr×45〜75%の領域内に配置される。又、傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1は、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重2000N、キャンパー角0°としたときの接地点の両側縁を、走行中実質上常時含む。
又、傾斜副ラグ溝17は、傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1のショルダー側端からTr×0〜15%の領域から始まり、ショルダー領域に至る。
(トレッドゴムの構造及び硬度)
次に、本実施形態に係るトレッドゴムの構造及び硬度について説明する。
図1に示すように、少なくとも踏面側のトレッドゴム(図1のA及びB)は、30〜55度の硬度を有する。
又、急傾斜中央部S1に相当する領域の踏面側のトレッドゴムAは、40〜55度の硬度を有し、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S3に相当する領域のトレッドゴムBは、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有する。具体的には、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S3に相当する領域のトレッドゴムは、30〜45度の硬度を有することが好ましい。
又、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムは、内外二層のゴム層にて構成される。外側のゴム層A(以下において、「キャップゴム層」という。)は、40〜55度の硬度を有し、内側のゴム層C(以下において、「ベースゴム層」という。)は、外側のゴム層Aより大きい硬度を有する。具体的には、内側のゴム層Cは、50〜65度の硬度を有することが好ましい。
又、ベースゴム層Cのタイヤ径方向厚さは、キャップゴム層Aのタイヤ径方向厚さの5〜150%である。
尚、本実施形態は、これに限ることなく、緩傾斜中間部S2の領域におけるトレッドゴムが内外二層のゴム層で構成されてもよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る自動二輪車用空気入りタイヤによると、傾斜主ラグ溝16のタイヤ赤道面に対する角度をクラウンセンター付近では小さく、ショルダー付近では大きくすることにより、排水性と耐摩耗性とを両立することができる。
具体的には、傾斜主ラグ溝16は、タイヤ赤道面に対する傾斜角が1〜10°である急傾斜中央部S1から、タイヤ赤道面に対する傾斜角が15〜50°である緩傾斜中間部S2を経て、タイヤ赤道面に対する傾斜角が55〜90°である微傾斜側部S3よりなる。
又、カーカス5に用いられるテキスタイルコードとして、引っ張り破断強度が4.7cN・dtex以上の高弾性コードを用い、ベルト層6a、6bに用いられるテキスタイルコードとして、引っ張り破断強度が6.3cN・dtex以上の非伸張性高弾性コードを用いる。このように、所定の強さのコードを選択して適性構造に配置してタイヤケースを形成することにより、ケース部材量を抑制し、高剛性を確保し、耐摩耗性を向上させることができるとともに、過度の重量増加を防止することができる。
又、トレッドパターンのネガティブ率を20〜40%とすることにより、排水性等の耐WET操縦安定性と耐摩耗性との両立を可能にする。20%未満では耐WET性に劣り、40%を超えると耐摩耗性に劣ることとなる。
又、急傾斜中央部S1領域に、一対の周方向溝14により形成される中央陸部19が形成されることにより、中央陸部19がタイヤ周方向に対して緩い角度形成されるので、直立時のタイヤ剛性を確保するとともに、接地面内での排水性、接地圧を確保することができる。
又、傾斜主ラグ溝16は、タイヤ赤道面に対する傾斜角が1〜10°である急傾斜中央部S1から、タイヤ赤道面に対する傾斜角が15〜50°である緩傾斜中間部S2を経て、タイヤ赤道面に対する傾斜角が55〜90°である微傾斜側部S3よりなる。急傾斜中央部S1角度が1°未満では、斜め後方に排水する効果に劣り、10°を超えると、低キャンバー/高速直進走行時の後方排水効果に劣る。緩傾斜中間部S2角度が15°未満では、中キャンバー/高速コーナリング時のトラクション性に劣り、50°を超えると、中キャンバー/高速コーナリング時の排水性に劣る。微傾斜側部S3角度が55°未満では、周方向曲げ剛性が大き過ぎて、大キャンバー/コーナリング時のロードホールディング(接地性)に劣り、90°を超えると、側方/後方排水性に劣る。
又、傾斜主ラグ溝16の配設ピッチLは、タイヤ周長×10〜20%であり、かつ、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重を負荷した状態において接地する周方向接地長×1.5〜2.5倍である。配設ピッチLが、タイヤ周長の10%未満では、主として急傾斜部間に形成されるブロックが細かくなり過ぎて剛性が低下し、耐摩耗性、操縦安定性に劣り、20%を超えると、傾斜主ラグ溝間隔が広くなり過ぎて、排水性に劣る。
傾斜主ラグ溝16の溝幅は、トレッド幅の半分をTrとすると、Tr×3〜6%である。Tr×3%未満では、溝幅が細過ぎて排水性に劣り、Tr×6%を超えると、傾斜主ラグ溝間に形成されるブロック面積の確保が難しくなり耐摩耗性、操縦安定性に劣る。
傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1は、周方向溝14からTr×5〜15%の領域から始まり、Tr×20〜40%の領域で終わる。傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1の始端が、周方向溝14からTr×5%未満では、その間の陸部幅が細くなり過ぎて、耐摩耗性、操縦安定性に劣り、Tr×15%を超えると、その間の陸部幅が広くなり過ぎて、低キャンバー/高速直進時のトレッド中央領域の排水性に劣る。又、傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1の終端が、Tr×20%未満では、低キャンバー/高速直進時のトレッド中央領域の溝面積が不足して排水性に劣り、Tr×40%を超えると、トレッド中央領域の溝面積が過大となって、耐摩耗性、操縦安定性に劣る。
傾斜主ラグ溝16の緩傾斜中間部S2は、周方向溝14からTr×45〜75%の領域内に配置される。緩傾斜中間部S2の配置位置が、Tr×15%未満では、主として高速〜低速コーナリング時に接地する領域の溝面積が不足して排水性に劣り、Tr×75%を超えると、高速〜低速コーナリング時に接地する領域の溝面積が大き過ぎて接地面積が不足して耐摩耗性、操縦安定性に劣る。
傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1は、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重2000N、キャンパー角0°としたときの接地点の両側縁を、走行中実質上常時含むことにより、高速直進走行時の排水性等WET路面走行性能に優れる。
又、傾斜副ラグ溝17は、傾斜主ラグ溝16の急傾斜中央部S1のショルダー側端からTr×0〜15%の領域から始まり、ショルダー領域に至る。傾斜副ラグ溝17の始点位置と、傾斜主ラグ溝16の終点位置との離間距離をTr×0%未満とした場合は、両溝間に形成される陸部が細くなり過ぎて耐摩耗性、操縦安定性に劣り、Tr×15%を超えると、この領域の溝面積が不足して排水性に劣る。
又、中央陸部19に1本の周方向溝を有することにより、接地面内での排水性、接地圧をより確保することができる。
上述したトレッドパターンの採用により、排水性等の耐WET操縦安定性と耐摩耗性との両立が可能となる。このように、湿潤なWET路面でもより一層ハードな走行が可能となった結果、湿潤WET路面走行においても、ある程度の耐摩耗性を確保した上で、更なる高度な操縦性能が要求されることとなる。このため、更なる性能向上ニーズに応え、当該トレッドパターンの性能を最大限に引き出せる最適化タイヤ構造の開発・採用も必要となり、本発明では、以下の特徴を有するトレッド構造を併せて採用する。
少なくとも踏面側のトレッドゴム(図1のA及びB)は、30〜55度の硬度を有する。30度未満では、柔らか過ぎて耐摩耗性に劣り、55度を超えると、特にWET路面では硬過ぎてグリップ性に劣る。
又、急傾斜中央部S1に相当する領域の踏面側トレッドゴムAは、40〜55度の硬度を有する。40度未満では、柔らか過ぎて、主として低キャンバー/高速直進走行時のトレッド中央領域の耐摩耗性に劣り、55度を超えると、硬過ぎて、同領域の特にWET路面でのグリップ性能に劣る。
又、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S3に相当する領域のトレッドゴムBは、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有する。具体的には、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S3に相当する領域のトレッドゴムは、30〜45度の硬度を有することが好ましい。30度未満では、柔らか過ぎて主として高速〜中速走行時に酷使される同領域の耐摩耗性に劣り、45度を超えると、硬過ぎて同領域のグリップ性に劣る。
上述したトレッド構造の併用により、広範囲は車種/排気量の自動二輪車に採用することが可能になり、多くの車種で使う場合、特に高馬力/高トルクの高性能系自動二輪車においては、更なる湿潤WET路面での耐摩耗性を確保した上での高速操縦安定性のより一層の向上が求められることが予想され、本発明では、更なる最適化トレッド構造として、以下の特徴を有するキャップ/ベーストレッド構造も併せて採用する。
急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムは、キャップゴム層Aとベースゴム層Cにて構成される。キャップゴム層Aは、40〜55度の硬度を有する。40度未満では、柔らか過ぎて耐摩耗性に劣り、55度を超えると、特にWET路面では硬過ぎてグリップ性に劣る。
又、ベースゴム層Cは、50〜65度の硬度を有する。50度未満では、柔らか過ぎてトレッドクラウン部の補強効果に劣り、当該車両におけるトレッドクラウン部の剛性が不足して操縦安定性に劣る。又、60度を超えると、硬過ぎて、トレッドクラウン部の柔軟性が不足して、特にWET路面でのグリップ性に劣る。
又、キャップ/ベーストレッド構造を急傾斜中央部S1に相当する領域のみに配置することにより、微小キャンバー/高速コーナリング時の操縦性(ハンドリング性)を向上させることができる。
本実施形態に係る自動二輪車用空気入りタイヤは、排水性及び耐摩耗性に優れるため、特に高性能系大排気量二輪ロードレース車両において、好適に使用される。又、雨天時においても好適に使用可能である。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
本発明の効果を確かめるため、実施例1〜2、比較例1及び従来例1に係る空気入りタイヤを試作した。尚、各供試タイヤのサイズは、190/650R16.5であった。各タイヤの構造は、表1及び表2に示すとおりである。
Figure 2006199112
Figure 2006199112
試験は、各供試タイヤを実車に装着し、雨天時に、サーキットにおいて、テストライダーによるグリップ性及びハンドリング性のフィーリング評価と摩耗量の確認を行った。評点については、10点満点とし、値が大きい方がその性能に優れることを示す。
(結果)
結果を表3に示す。
Figure 2006199112
実施例1及び実施例2は、従来例1と比較すると、直進及び微小のキャンパー角を有する領域と、大キャンバー角を有する領域において、グリップ性、耐摩耗性、ハンドリング性に優れていた。従って、図2に示すトレッドパターンを有し、緩傾斜中間部S2及び微傾斜側部S1に相当する領域のトレッドゴムは、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有することにより、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させることが分かった。
又、実施例1及び実施例2は、比較例1と比較すると、直進及び微小のキャンパー角を有する領域と、大キャンバー角を有する領域において、グリップ性、耐摩耗性、ハンドリング性に優れていた。従って、急傾斜中央部S1に相当する領域のトレッドゴムは、内外二層のゴム層にて構成され、ベースゴム層Cは、キャップゴム層Aより大きい硬度を有することにより、更に、排水性と耐摩耗性とを両立し、操縦安定性を向上させることが分かった。
本実施形態に係る自動二輪車用空気入りタイヤのタイヤ回転軸心を含む断面図である。 本実施形態に係る自動二輪車用空気入りタイヤのトレッド平面図である。 従来の自動二輪車用空気入りタイヤのトレッド平面図である。
符号の説明
1…トレッド部、2…サイドウォール部、3…トレッド部、4…ビードコア、5…カーカス、6a、6b…ベルト層、14…周方向主溝、16…傾斜主ラグ溝、17…傾斜副ラグ溝、19…中央陸部、CL…タイヤ赤道面

Claims (4)

  1. 1対のビード部にそれぞれ埋設したビードコア間でトロイド状に延び、前記ビードコアの周りでその周面に沿わせてタイヤ幅方向内側から外側に、又は外側から内側に向けて巻き回して構成され、タイヤ赤道面に対して70〜90°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、
    前記カーカス及びトレッド間に配置され、タイヤ赤道面に対して20〜40°の範囲でゴム被覆してなるテキスタイルコードを平行に配列した、少なくとも2枚のベルトプライからなるベルト層とを備える自動二輪車用空気入りタイヤであって、
    前記トレッドに、方向性のあるパターンを有し、当該パターンのネガティブ率は、20〜40%であり、
    前記トレッドの中央領域に、一対の周方向溝により形成される中央陸部を有し、
    前記トレッドに、前記一対の周方向溝に開口せず、前記中央領域からショルダー領域に向けて延在し、タイヤ赤道面に対する傾斜角が1〜10°である急傾斜中央部から、タイヤ赤道面に対する傾斜角が15〜50°である緩傾斜中間部を経て、タイヤ赤道面に対する傾斜角が55〜90°である微傾斜側部よりなる傾斜主ラグ溝と、該傾斜主ラグ溝間に複数の傾斜副ラグ溝とを有し、
    前記傾斜主ラグ溝の配設ピッチは、タイヤ周長×10〜20%であり、かつ、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重を負荷した状態において接地する周方向接地長×1.5〜2.5倍であり、
    前記傾斜主ラグ溝の溝幅は、トレッド幅の半分をTrとすると、Tr×3〜6%であり、
    前記傾斜主ラグ溝の前記急傾斜中央部は、前記周方向溝からTr×5〜15%の領域から始まり、Tr×20〜40%の領域で終わり、
    前記傾斜主ラグ溝の前記緩傾斜中間部は、前記周方向溝からTr×45〜75%の領域内に配置され、
    前記傾斜主ラグ溝の前記急傾斜中央部は、タイヤを使用リムにリム組みし、使用空気圧、荷重2000N、キャンパー角0°としたときの接地点の両側縁を、走行中実質上常時含み、
    前記急傾斜中央部に相当する領域の踏面側のトレッドゴムは、40〜55度の硬度を有し、前記緩傾斜中間部及び前記微傾斜側部に相当する領域のトレッドゴムは、当該急傾斜中央部に相当する領域のトレッドゴムより小さい硬度を有することを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。
  2. 前記緩傾斜中間部及び前記微傾斜側部に相当する領域のトレッドゴムは、30〜45度の硬度を有することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記急傾斜中央部に相当する領域のトレッドゴムは、内外二層のゴム層にて構成され、外側のゴム層は、40〜55度の硬度を有し、内側のゴム層は、当該外側のゴム層より大きい硬度を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  4. 前記内側のゴム層は、50〜65度の硬度を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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