JP2006198885A - スクリーン印刷装置における版のクリーニング方法 - Google Patents

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慎一 坂本
Shoji Nagumo
昭二 南雲
Hiroyuki Ebe
博之 江部
Yusuke Nishino
裕介 西野
Masaki Yamashita
正樹 山下
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Abstract

【課題】 粘着フィルムを進行方向に分割することによってフィルムの撓み及び皺の発生を抑制し、粘着フィルムが幅広になった場合でも良好なクリーニング効果が得られるスクリーン版のクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】 粘着フィルムをスクリーンの裏面に押し当てて裏面に滲み出たインキ並びに汚れを移し替えてスクリーンの汚れを除去する方法である。粘着フィルム1は、第1の分割フィルム11と第2の分割フィルム12を長手方向に接合して1枚のシート状に形成する。粘着フィルム1は未使用ロールから引出されて回収ロールに巻き取られる。粘着フィルムはフィルム折返しローラによってスクリーン31の下面に引出され、次いでクリーニングローラがスキージとともにスクリーン31を挟持した状態で移動し当該スクリーンの裏面の汚れを除去する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、スクリーン印刷装置における版のクリーニング方法に関しており、さらに詳しくは、印刷後にスクリーン版の裏面に生じるインキの滲み等を除去するクリーニング方法に関している。
スクリーン印刷装置において、印刷を繰り返して行うとスクリーン版の裏面にインキが滲み出てしまい、この状態のまま印刷を続けると印刷不良の問題が発生するので、従来から版の裏面に生じたインキの滲み等を除去するためのクリーニング方法が下記の特許文献1ないし3によって提案されている。
特開平6−297681号公報 特開2002−347222号公報 特開2004−284188号公報
上記特許文献によって提案されたクリーニング方法は、いずれも巻き取られたクリーニング用粘着フィルムをスクリーン版の下面に引き出し、粘着面を版裏面に押し当てて滲み出たインキを当該粘着フィルムに転写してスクリーン版の裏面からインキを除去するものである。
ここで、「クリーニング用粘着フィルム」は、特許文献1では、軟粘着フィルム11であって、ローラ10に巻き取られており、該ローラ10から引き出してスクリーン5に粘着し、印刷終了後、スクリーン5に粘着させたまま印刷ヘッド6を持ち上げ、これとともに、テーブル2を給排位置A側に移動させてスクリーン5から剥離して当該スクリーン5の汚れを移し替えてスクリーン5の裏面の汚れを除去するものであり(段落番号0018,0019)、特許文献2では、ロール状に構成された粘着シート11であって、にじみ取りローラ6と固定ローラ2との間にあり、シートにテンションを与えるローラ7と該ローラ7にシート11への押圧力を与えるバネ12を有し、シート11をスクリーン9の下方に引き出し、にじみ取ローラ6とスキージ5とでスクリーン9及びシート11を挟み、当該にじみ取ローラ6とスキージ5を移動してスクリーン9の裏面の残留ペーストをシート11に移し取ってスクリーン9の裏面をクリーニングするものである(段落番号0016,0006,0007)。また、特許文献3では、ロール状の粘着シート1であって、にじみ取りローラ6と固定ローラ2との間にあり、粘着シート1をスクリーン11の下方に引き出し、特許文献2と同様の要領でスクリーン11の裏面をクリーニングするものである(段落番号0027)。
特許文献1によってクリーニング用粘着フィルムによるクリーニング方法が提案された後に、特許文献2及び3に記載の方法が提案された。これらのクリーニング方法は、いずれも粘着シートが大型になるのに伴い、テンションの緩みや自重による撓みが原因でスクリーンから剥がれることを防止したものである。
特許文献2及び3に記載のクリーニング方法は、粘着シートが大型スクリーンに対応できるものであるが、大型基板の代表的なものであるプラズマディスプレーをはじめとするFPD(FLAT PANEL DISPLAY)の印刷においては、基板の大きさが2000×2000mm以上のものが出現しているので、クリーニング用の粘着フィルム幅が2000mm以上になっている。このため、フィルム自体の品質を安定させることが難しくなっているだけでなく、フィルム幅が2000mm以上になると、フィルムや接着剤の厚みのバラつきにより、フィルムメーカーにおいてフィルムを均等に巻くことが困難な状況になっている。また、巻皺によりフィルム自体が変形し、スクリーンの下面に引出した際にも皺が残るのでクリーニング作業が良好に行われないといった問題がある。一方、いったん発生した皺はテンションを掛けても完全に解消できず、さらに、皺が発生したままフィルムを巻き取ると、皺による歪みのためにフィルムが蛇行して巻取り径が増大するなど、フィルム幅の増大はクリーニング効果を損なう原因になっている。
本発明の課題は、粘着フィルムを進行方向に分割することによって単位当たりのフィルム幅を狭めることでフィルムの撓み及び皺の発生を抑制し、粘着フィルムが幅広になった場合でも良好なクリーニング効果が得られるスクリーン版のクリーニング方法を提供するものであって、特に、スクリーンが大型で印刷パターンが多面取りのスクリーン印刷に最適なクリーニング方法を提供するものである。
解決手段の第1は、粘着フィルムをスクリーン版の裏面に引出し、引出した粘着フィルムをスクリーンの裏面に押し当てて裏面に滲み出たインキ並びに汚れを転写してスクリーンの汚れを除去するクリーニング方法であって、粘着フィルムは、複数枚の分割フィルムを長手方向に接合して1枚のシート状部材に形成されており、未使用ロールからスクリーン版の下面に引出されて回収ロールに巻き取られ、上記未使用ロールと上記回収ロールとの間にはスクリーン版の下面を往復移動するフィルム折返しローラとスクリーン版の下面を往復移動するとともに上下方向に移動可能なクリーニングローラが設けられ、上記粘着フィルムを上記フィルム折返しローラによってスクリーン版の下面に引出し、次いで上記クリーニングローラとスキージによってスクリーンを挟持した状態で当該クリーニングローラとスキージを空印刷運転し、スクリーン裏面の汚れを上記粘着フィルムに転写してクリーニングすることを特徴とするものである。
解決手段の第2は、解決手段の第1において、粘着フィルムが、第1の分割フィルムと第2の分割フィルムによって形成され、該第1の分割フィルムと第2の分割フィルムがフィルム取付けコアにロール状に巻き取られたものであって、当該フィルム取付けコアの接合部にセンターリングが装着されていることを特徴とするものである。
解決手段の第3は、解決手段の第2において、フィルム取付けコアが、センターリングを介して接合し、第1の分割フィルム及び第2の分割フィルムを一体構造に形成したことを特徴とするものである。
解決手段の第4は、解決手段の第2又は3において、センターリングが、筒状のリング胴部の外周面に形成したフランジ部により対称に形成されており、該フランジ部がフィルム取付けコアの端縁に接合するように2つのリング胴部130を当該各フィルム取付けコアに挿入して第1の分割フィルムと第2の分割フィルムを一体構造に形成したことを特徴とするものである。
解決手段の第5は、押圧リングが、筒状のリング筒部と該リング筒部の端部に形成したフランジ部とからなり、上記リング筒部をセンターリングにより接合されたフィルム取付コアに挿入し、該リング筒部にフィルム中央方向の押圧力を加えて第1の分割フィルムと第2の分割フィルムを一体構造に形成したことを特徴とするものである。
解決手段の第6は、解決手段の第2から5のいずれかにおいて、フィルム取付コアに回転駆動軸が挿入されており、押圧リングが、該押圧リングにフィルム中央方向に向う押圧力を加えた状態で締付けバンドにより上記回転駆動軸に固定されていることを特徴とするものである。
解決手段の第7は、解決手段の第2から6のいずれかにおいて、未使用ロールと回収ロールのいずれもが移動可能であって、クリーニングローラ及びフィルム折返しローラの間隔を短く保ったまま粘着フィルムの巻取り及び巻戻しができるようにしたことを特徴とするものである。
請求項1は、粘着フィルムが、複数枚の分割フィルムを長手方向に接合して1枚のシート状部材を形成したものであるから、粘着フィルムを幅広のシート状部材に形成できることは勿論のこと、単位当たりのフィルム幅を狭めることが可能であるから、フィルムの撓み及び皺の発生を抑制でき、このため粘着フィルムがスクリーンから剥がれたりすることがないので、スクリーンが大型で印刷パターンが多面取りスクリーンのクリーニングが良好に行える効果がある。
請求項2は、粘着フィルムを形成する第1の分割フィルムと第2の分割フィルムがフィルム取付コアの接合部にセンターリングを装着したものであるから、各分割フィルムの端縁が接触しないようになっているので、フィルムの巻取り及び巻戻し作業がスムーズに行える効果がある。
請求項3は、フィルム取付コアの接合部にセンターリングが装着され、両端に押圧リングが装着され、各押圧リングにセンターリングに向う方向の押圧力を加えたものであるから、分割フィルムが一体構造となり、フィルムの巻取り巻戻しの際にフィルムが蛇行することがない効果がある。
請求項4は、センターリングに形成したリング胴部をフィルム取付コアに挿入したものであるから、フィルム取付コアとセンターリングの結合が強固になり、分割フィルムがより一体構造となることの効果がある。
請求項5は、押圧リングに形成したリング筒部をフィルム取付コアに挿入したものであるから、フィルム取付コアと押圧リングの結合が強固になり、分割フィルムがより一体構造となることの効果がある。
請求項6は、押圧リングをフィルム取付コアに装着して押圧力を加えた状態で締付けバンドにより回転駆動軸に固定したものであるから、フィルム取付コアが回転駆動軸に強固に固定され、分割フィルムがより一体構造となることの効果がある。
請求項7は、未使用ロールと回収ロールを、いずれも移動可能にしたものであるから、クリーニングローラ及びフィルム折返しローラの距離を短く保ったままクリーニング作業ができるので、粘着フィルムに対し撓み並びに皺の発生を防止する効果が高いものとなっている。
図1は粘着フィルムを使用して版の下面をクリーニングする方法を示す概略説明図であり、図2は粘着フィルムの全体を示す斜視図であり、図3はクリーニング装置の各部品を示す斜視図であり、図4は粘着フィルムを駆動軸に取付け状態を示す断面図、図5はセンターリングと押圧リングの斜視図であり、図6はスクリーンに形成したパターンの一例を示す平面図であり、図7は他の実施形態によりクリーニングをする方法を示す概略説明図である。
図1において、粘着フィルム1は、後に詳しく説明するように、第1の分割フィルム11と第2の分割フィルム12を長手方向に接合して1枚のシート状部材を形成したものであって、未使用ロール2から版3の下面に引出されて回収ロール4に巻き取られるものである。また、未使用ロール2と回収ロール4の間には、フィルム折返しローラ5とクリーニングローラ6が設けられている。7は粘着フィルム1を引出す方向を誘導する誘導ローラである。また、版3は、版枠30にスクリーン31が貼着されており、スクリーン31の上面をスキージ32が往復移動できるようになっている。なお、スクレーパーは図示していない。
実施形態において、粘着フィルム1は、特許文献1ないし特許文献3に開示されたフィルム又はシートと同じものであって、粘着力を有しており、スクリーンの裏面に押し当てて当該裏面に滲み出たインキ並びに汚れを移し替えてスクリーンのクリーニングを行うものである。また、粘着フィルム1は、第1の分割フィルム11と第2の分割フィルム12を長手方向に接合して1枚のシート状部材を形成したものであるが、実施形態に限定されるものでなく、複数枚の分割フィルムを接合してシート状部材に形成することができる。
上記フィルム折返しローラ5とクリーニングローラ6は、版3の下面において図中左右方向に移動可能であり、また、クリーニングローラ6は、図1中、上下方向にも移動可能であって、スクリーン31の下面に当接しスキージ32とともにスクリーン31を挟持して左右方向に移動する時、スクリーン31の裏面に滲みでたインキを粘着フィルム1に転写して当該スクリーン31のクリーニングを行うものである。また、未使用ロール2と回収ロール4を回転させる図示しない回転駆動装置は、いずれも回転装置とブレーキ装置を備えている。図1(a)はフィルム折返しローラ5とクリーニングローラ6が左端から右端へ移動する直前を示し、図1(b)は粘着フィルム1が引出されてスクリーン31に密着された状態を示し、図1(c)はクリーニングローラ6とスキージ32がスクリーン31をクリーニングしている状態を示している。
図2及び図3において、粘着フィルム1は、長手方向の中央部に形成された接合切り目10により、第1の分割フィルム11及び第2の分割フィルム12の2つのシート状フィルムによって構成されているものである。第1及び第2の分割フィルム11,12は、フィルム取付けコア11a,12aにロール状に巻き取られており、該フィルム取付けコア11a,12aの接合部にセンターリング13が装着されたものである。
また、図4及び図5において、フィルム取付けコア11a,12aは、第1の分割フィルム11では左端に、第2の分割フィルム12では右端に、それぞれセンターリング13に向う押圧力を加える押圧リング14が装着されており、該押圧リング14にセンターリング13方向の押圧力を加えることにより、第1及び第2の分割フィルム11,12が一体構造になる。なお、フィルム取付けコア11a,12aは、印刷装置に軸架された回転駆動軸15が挿入されており、該回転駆動軸15は、図示しない駆動装置によって回転駆動されるものである。
センターリング13を使用して第1及び第2の分割フィルム11,12を一体構造に形成する手段は、未使用ロール2及び回収ロール4とも同じ構成である。
センターリング13は、筒状に形成されたリング胴部130が、外周面に形成したフランジ部131から対称に形成されたものであり、該フランジ部131がフィルム取付けコア11a,12aの端縁に接合するように2つのリング胴部130を各フィルム取付けコア11a,12aに挿入する。また、押圧リング14は、筒状のリング筒部140と該リング筒部140の端部に形成したフランジ部141とからなり、リング筒部140を各フィルム取付けコア11a,12aに挿入するものであって、押圧リング14にフィルム中央方向の押圧力を加えた状態で回転駆動軸15に固定するための締付けバンド16を設けている。なお、締付けバンド16は、一例として、半円形に形成したバンド部材160を回転駆動軸15に装着し、端縁を締結ボルト161により締付け固定したものであり、巻取り巻戻しの際にフィルムの蛇行を防止するものである。
押圧リング14の押圧力が、フィルム取付けコア11a,12aとセンターリング13を一体に構築するので、第1及び第2の分割フィルム11,12は互いに同期して巻取り及び巻戻しされることになる。
実施形態では、センターリング13に形成するフランジ部131の高さとフィルム取付けコア11a,12aの厚みを一致させているが、フランジ部131の高さは実施形態に限定されない。また、センターリング13は、リング胴部130に回転駆動軸15を挿入して着脱自在とされているが、フランジ部131を回転駆動軸15に形成してと一体構造としたものであってもよい。
次に、本発明の作用を説明する。クリーニング作業に入る前工程として粘着フィルム1を印刷装置にセットする。版3に貼られたスクリーン31の下面は印刷作業が行われたためにインキが滲み出ており、クリーニングを要する状態になっているものとする。粘着フィルム1は、第1及び第2の分割フィルム11,12の各フィルム取付コア11a,12aを回転駆動軸15に装着するに際し、接合部のコア空洞にセンターリング13のリング胴部130を挿入し、次いで両端縁部に押圧リング14を挿入し、さらに挿入された各押圧リング14をセンターリング13に向って押圧状態にする。第1及び第2の分割フィルム11,12は、粘着フィルムを巻き取るフィルム取付コア11a,12aが一体構造となって回転するので、1枚のシート(粘着フィルム1)となって未使用ロール2から引出され、回収ロール4に巻き取られるものとなる。
なお、回収ロール4は未使用ロール2と同じ構成であるから、粘着フィルム1は、1枚のシート状を維持したまま当該回収ロール4に巻き取られる。
上記の前工程が終了して粘着フィルム1がセットされたら、図1(a)において、未使用ロール2を巻戻し方向に回転しながら、フィルム折返しローラ5及びクリーニングローラ6を前進(図中左側から右側に向って移動)させ、未使用の粘着フィルム1にテンションを加えて撓まない状態にして粘着フィルム1を図1(b)の位置まで版3の下面に引出す。この時、クリーニングローラ6は粘着フィルム1をスクリーン31に密着させながら前進する。粘着フィルム1が版3の下面に引出されたら、未使用ロール2の回転を停止し、図1(c)に示すように、スキージ32を下方に移動してクリーニングローラ6とともに粘着フィルム1とスクリーン31を挟持する。次に、スキージ32とクリーニングローラ6を空印刷状態で運転し、スキージ32は前進、クリーニングローラ6は後退(図中右側から左側に向って移動)させ、当該スクリーン31の下面に滲み出たインキを粘着フィルム1に転写して版のクリーニングを行う。
クリーニング終了時の図は省略しているが、クリーニングが終了したらクリーニングローラ6の位置を下げるとともにスキージ32を上げ、同時に回収ローラ4を回転しながらフィルム折返しローラ5を後退させてクリーニング済の粘着フィルム1を巻戻す。クリーニングローラ6とフィルム折返しローラ5が、図1(a)の位置に戻った時に、クリーニング作業の1工程が終了する。
実施形態において、第1及び第2の分割フィルム11,12の幅は、いずれも1000mm程度又はそれ以上のものを使用しているから、粘着フィルム1の幅は2000mm以上の幅広になるが、当該粘着フィルム1は長手方向に沿って接合切り目10が形成されたものになっている。そこで、実施形態では、図6に示すように、スクリーン31に形成する印刷パターン310を複数個に分割し、上記接合切り目10が印刷パターン310に当接することがないようにしている。
図7は、他の実施形態によりクリーニングをする方法を示しており、ここでは、未使用ロール2及び回収ロール4がともに移動可能なものとしたものであって、クリーニングローラ6とフィルム折返しローラ5の間隔を比較的短い距離に保ったまま粘着フィルム1の巻取り及び巻戻しができるようになっている。このため、粘着フィルム1に過度のテンションを加える必要がないだけでなく、フィルムの撓みによるスクリーンからの剥がれが防止できるものとなっている。
スクリーン版のクリーニング方法を示す概略説明図であり、(a)は粘着フィルムをスクリーン版の下面に引出す直前を示す側面摸式図、(b)は粘着フィルムをスクリーン版の下面に引出した状態を示す側面摸式図、(c)はスクリーンのクリーニングを行っている状態を示す側面摸式図。 粘着フィルムの全体を示す斜視図。 クリーニング装置の各部品を示す斜視図。 粘着フィルムを駆動軸に取付け状態を示す断面図。 分割フィルムの接合部に設けるセンターリング及び分割フィルムの端部に設ける押圧リングの斜視図。 スクリーンに形成したパターンの一例を示す平面図。 他の実施形態によりクリーニングをする方法を示す概略説明図。
符号の説明
1 粘着フィルム
10 接合切り目
11 第1の分割フィルム
11a フィルム取付けコア
12 第2の分割フィルム
12a フィルム取付けコア
13 センターリング
130 リング胴部
131 フランジ部
14 押圧リング
140 リング筒部
141 フランジ部
15 回転駆動軸
16 締付けバンド
160 バンド部材
161 締結ボルト
2 未使用ロール
3 スクリーン版
30 版枠
31 スクリーン
310 印刷パターン
32 スキージ
4 回収ロール
5 フィルム折返しローラ
6 クリーニングローラ

Claims (7)

  1. 粘着フィルムをスクリーンの裏面に引出し、引出した粘着フィルムをスクリーンの裏面に押し当てて裏面に滲み出たインキ並びに汚れを転写してスクリーンの汚れを除去するクリーニング方法であって、粘着フィルム(1)は、複数枚の分割フィルムを長手方向に接合して1枚のシート状部材に形成されており、未使用ロール(2)からスクリーン版の下面に引出されて回収ロール(4)に巻き取られ、上記未使用ロールと上記回収ロールとの間にはスクリーン版の下面を往復移動するフィルム折返しローラ(5)とスクリーン版の下面を往復移動するとともに上下方向に移動可能なクリーニングローラ(6)が設けられ、上記粘着フィルムを上記フィルム折返しローラによってスクリーン版の下面に引出し、次いで上記クリーニングローラとスキージによってスクリーンを挟持した状態で当該クリーニングローラとスキージを空印刷運転し、スクリーン裏面の汚れを上記粘着フィルムに転写してクリーニングすることを特徴とするスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  2. 粘着フィルム(1)は、第1の分割フィルム(11)と第2の分割フィルム(12)によって形成され、該第1の分割フィルムと第2の分割フィルムがフィルム取付けコア(11a,12a)にロール状に巻き取られたものであって、当該フィルム取付けコアの接合部にセンターリング(13)が装着されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  3. フィルム取付けコア(11a,12a)は、センターリング(13)を介して接合して第1の分割フィルム(11)及び第2の分割フィルム(12)を一体構造に形成したことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  4. センターリング(13)は、筒状のリング胴部(130)が外周面に形成したフランジ部(131)により対称に形成されており、該フランジ部がフィルム取付けコア(11a,12a)の端縁に接合するように2つのリング胴部130を当該各フィルム取付けコアに挿入して第1の分割フィルムと第2の分割フィルムを一体構造に形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  5. 押圧リング(14)は、筒状のリング筒部(140)と該リング筒部の端部に形成したフランジ部(141)とからなり、上記リング筒部をセンターリングにより接合されたフィルム取付コア(11a,12a)に挿入し、該リング筒部にフィルム中央方向の押圧力を加えて第1の分割フィルムと第2の分割フィルムを一体構造に形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  6. フィルム取付コア(11a,12a)には回転駆動軸(15)が挿入されており、押圧リング(14)は、該押圧リングにフィルム中央方向に向う押圧力を加えた状態で締付けバンド(16)により上記回転駆動軸に固定されていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
  7. 未使用ロール(2)と回収ロール(4)のいずれもが移動可能であって、クリーニングローラ(6)及びフィルム折返しローラ(5)の間隔を短く保ったまま粘着フィルム(1)の巻取り及び巻戻しができるようにしたことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のスクリーン印刷装置における版のクリーニング方法。
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