JP2006197759A - ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱 - Google Patents

ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2006197759A
JP2006197759A JP2005008401A JP2005008401A JP2006197759A JP 2006197759 A JP2006197759 A JP 2006197759A JP 2005008401 A JP2005008401 A JP 2005008401A JP 2005008401 A JP2005008401 A JP 2005008401A JP 2006197759 A JP2006197759 A JP 2006197759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
flat plate
plate portion
fixing member
wiring harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2005008401A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Makino
匡宏 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2005008401A priority Critical patent/JP2006197759A/ja
Publication of JP2006197759A publication Critical patent/JP2006197759A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤハーネスとの間の隙間を抑制して、該ワイヤハーネスの保持力を向上できるワイヤハーネス固定部材と該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は箱本体とワイヤハーネス固定部材としての電線固定片9を備えている。箱本体にはワイヤハーネス7の端末が取り付けられる。電線固定片9は箱本体に一体に形成されている。電線固定片9は平板状の平板部15と規制突起17とを備えている。平板部15は表面上にワイヤハーネス7を位置付ける。規制突起17は平板部15から凸である。規制突起17には凹み21が設けられている。凹み21はワイヤハーネス7の長手方向に交差する方向に沿って互いに間隔をあけて設けられている。電線固定片9はワイヤハーネス7とともに外周にテープ20が巻き付けられて該ワイヤハーネス7と固定される。平板部15がワイヤハーネス7の外形に沿って変形する。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載されるワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱100(図10に一部を示す)と呼ぶ。
図10に例示された電気接続箱100は、外郭を形成する箱本体と、配線盤と、箱本体に取り付けられるカバー部材などを備えている。箱本体には、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。また、箱本体には、ワイヤハーネスのコネクタなどが嵌合する。
配線盤は、箱本体内に収容されており、前述したヒューズやリレーなどの電気部品と、ワイヤハーネスのコネクタの端子とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。カバー部材は、箱本体に取り付けられると、前述したワイヤハーネスのコネクタなどを覆う。
また、前述した箱本体には、ワイヤハーネス固定部材としての電線固定片101が一体に設けられている。電線固定片101は、箱本体とカバー部材とが互いに取り付けられる際に、これらが互いに近づく方向に沿って、箱本体からカバー部材に向かって延在している。電線固定片101は、平板状に形成された平板部102と、この平板部102のカバー部材寄りの縁に設けられたリブ103とを一体に備えている。
平板部102は、表面上にワイヤハーネス104(図11に示す)が位置付けられ、該ワイヤハーネス104とともに外周にテープなどの巻き付け部材105(図11に示す)が巻き付けられる。リブ103は、平板部102の表面から凸に形成されて、前記巻き付け部材105がワイヤハーネス104の長手方向に沿って移動して、前記平板部102から脱落することを規制する。
前述した電線固定片101は、平板部102上にワイヤハーネス104を位置付け、該ワイヤハーネス104とともに外周にテープなどの巻き付け部材105が巻き付けられることで、該ワイヤハーネス104と固定される。
前述した従来のワイヤハーネス固定部材としての電線固定片101は、平板部102が平板状に形成されているので、該平板部102の外周にテープなどの巻き付け部材105が巻き付けられると、図11に示すように、ワイヤハーネス104と平板部102との間に断面三角状の隙間106が生じてしまう。このため、従来のワイヤハーネス固定部材としての電線固定片101は、ワイヤハーネス104の保持力が弱く、該ワイヤハーネス104が平板部102上で移動する虞があった。最悪の場合には、ワイヤハーネス固定部材としての電線固定片101は、ワイヤハーネス104が平板部102から脱落してしまうことも考えられる。
また、ワイヤハーネス固定部材としての電線固定片101は、リブ103が平板部102の端から凸に形成されているので、前述した箱本体と一体に成形される際に、反ってしまうこともあった。電線固定片101は、反ってしまうと、前述した平板部102とワイヤハーネス104との間により隙間106が生じ易くなる。このため、電線固定片101は、ワイヤハーネス104の保持力がより弱くなってしまうことが考えられる。
したがって、本発明の目的は、ワイヤハーネスとの間の隙間を抑制して、該ワイヤハーネスの保持力を向上できるワイヤハーネス固定部材と該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハーネス固定部材は、ワイヤハーネスとともに外周に巻き付け部材が巻き付けられて、前記ワイヤハーネスと固定されるワイヤハーネス固定部材において、表面上に前記ワイヤハーネスが位置付けられる平板部と、この平板部から凸に形成されて、前記巻き付け部材が前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って移動して前記平板部から脱落することを規制する規制突起と、を備え、前記規制突起に、前記ワイヤハーネスの長手方向に交差する方向に沿って、互いに間隔をあけて複数の凹みが設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス固定部材は、請求項1記載のワイヤハーネス固定部材において、前記凹みの内面の一部は、前記平板部の表面と面一に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス固定部材は、請求項1又は請求項2記載のワイヤハーネス固定部材において、前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って延在したスリットが、前記平板部に前記ワイヤハーネスの長手方向に交差する方向に沿って、互いに間隔をあけて複数設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のワイヤハーネス固定部材は、請求項3記載のワイヤハーネス固定部材において、前記スリットは、前記凹み内に開口していることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明の電気接続箱は、電気部品が装着される箱本体と、請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス固定部材とを備えたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のワイヤハーネス固定部材によれば、規制突起にワイヤハーネスの長手方向に交差する方向に沿って、複数の凹みが並べられている。このように、規制突起が凹みによって分割された格好となっているので、成形される際に、平板部と規制突起とを合わせた厚肉となる部分を少なくでき、規制突起が平板部を引っ張りにくくなり、該平板部を反りにくくすることができる。
また、規制突起に凹みが設けられているので、巻き付け部材が巻かれると、該巻き付け部材により、ワイヤハーネスに密着するように変形し易くなっている。
請求項2に記載した本発明のワイヤハーネス固定部材によれば、凹みの内面の一部が平板部と面一に形成されているので、成形される際に平板部がより反りにくくなるとともに、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより変形し易くなる。
請求項3に記載した本発明のワイヤハーネス固定部材によれば、平板部にスリットが設けられているので、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより一層変形し易くなる。
請求項4に記載した本発明のワイヤハーネス固定部材によれば、スリットが凹み内に開口しているので、成形される際に平板部がより一層反りにくくなるとともに、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより一層変形し易くなる。
請求項5に記載した本発明の電気接続箱によれば、ワイヤハーネス固定部材の規制突起に複数の凹みが設けられているので、平板部を、反りにくくすることができるとともに、巻き付け部材によりワイヤハーネスに密着するように変形し易くできる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、平板部を反りにくくすることができるとともに、該平板部をワイヤハーネスに密着するように変形し易くできるので、ワイヤハーネスとともに巻き付け部材が巻き付けられると、平板部が変形して、該平板部とワイヤハーネスとの間に生じる隙間を小さくすることができる。したがって、平板部上でワイヤハーネスが移動しにくくなり、該ワイヤハーネスの保持力を向上することができ、該ワイヤハーネスが平板部から脱落することを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、凹みの内面の一部が平板部と面一に形成されているので、成形される際に平板部がより反りにくくなるとともに、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより変形し易くなる。
請求項3に記載の本発明は、平板部にスリットが設けられているので、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより一層変形し易くなる。
請求項4に記載の本発明は、スリットが凹み内に開口しているので、成形される際に平板部がより一層反りにくくなるとともに、巻き付け部材により平板部がワイヤハーネスに密着するようにより一層変形し易くなる。
請求項5に記載の本発明は、前述したワイヤハーネス固定部材を備えているので、ワイヤハーネスとの間に生じる隙間を抑制して、ワイヤハーネスの保持力を向上することができる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱を、図1ないし図4に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体2と、図示しない配線盤と、カバー部材としてのロアカバー3と、ワイヤハーネス固定部材としての電線固定片9とを備えている。箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁4により、筒状(箱状)に形成されている。
また、箱本体2の図1の上面(表面に相当する)2aには、リレー5及びヒューズ6などの電気部品が装着される装着部8が複数設けられている。
また、箱本体2の図1の下方に位置する図示しない下面には、前述した自動車に配索されるワイヤハーネス7(図1及び図2中などに二点鎖線で示す)のコネクタが嵌合する。ワイヤハーネス7は、複数の電線と、該電線の端末などに取り付けられたコネクタとを備えている。コネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器や、前述した箱本体2に嵌合する。このため、箱本体2の下面には、ワイヤハーネス7の端末が取り付けられる。箱本体2の外壁4には、ロアカバー3と固定用の係止部11が複数設けられている。係止部11は、箱本体2の前述した下面寄りの縁部に設けられている。
配線盤は、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。バスバは、複数設けられている。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所で相互に電気的に接続すること則ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
配線盤は、箱本体2内に収容されると、バスバがワイヤハーネス7のコネクタと、装着部8に装着されたリレー5及びヒューズ6などの電気部品とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
ロアカバー3は、絶縁性の合成樹脂などからなり、周知の射出成形により成形される。ロアカバー3は、互いに連なる複数の外壁12を備えて、有底筒状に形成されている。ロアカバー3の外壁12には、前述した係止部11と係止する係止部13が複数設けられている。ロアカバー3は、係止部13が箱本体2の係止部11に係止して、箱本体2の前述した下面を覆うように、箱本体2に取り付けられる。
箱本体2とロアカバー3とが互いに組み付けられる際には、これらの箱本体2とロアカバー3とは前述した上面2a及び下面に対し直交する矢印Kに沿って、互いに近づけられる。なお、矢印Kは、箱本体2とロアカバー3とが互いに近づく方向をなしている。
また、ロアカバー3には、一つの外壁12から凸の一対のリブ14が設けられている。リブ14は、それぞれ、後述する矢印Kに沿って直線状に延びている。リブ14は、互いに平行である。リブ14は、互いの間に電線固定片9を位置付ける。
さらに、一対のリブ14間には、切欠き16が設けられている。切欠き16は、リブ14が設けられた外壁12の箱本体2寄りの一部を切り欠いて、ロアカバー3の内外を連通している。切欠き16は、外壁12の箱本体2寄りの縁から外壁12の矢印K方向の中央部とに亘って、設けられている。なお、図2には、前述した外壁12の箱本体2寄りの縁を二点鎖線で示す。
電線固定片9は、帯板状に形成されており、箱本体2に一体に設けられている。電線固定片9は、図3に示すように、箱本体2のロアカバー3に取り付けられるとリブ14が設けられた外壁12と連なる外壁4のロアカバー3寄りの縁からロアカバー3に向かって直線状に延在した平板部15と、規制突起17とを一体に備えている。平板部15は、平板状に形成されている。電線固定片9の平板部15の長手方向は、前述した矢印Kと平行である。電線固定片9の平板部15の表面と、箱本体2の外壁4の表面とは、略面一になっている。電線固定片9は、箱本体2とロアカバー3とが互いに組み付けられると、前述した平板部15がリブ14間を塞ぐ(覆う)位置に配されている。
平板部15は、幅広部18と、幅狭部19と、を一体に備えている。幅広部18は、箱本体2に連なっているとともに、幅が、前述した矢印Kに直交する方向のリブ14間の間隔と略等しく形成されている。幅狭部19は、幅広部18の箱本体2から離れた側の縁に連なっている。幅狭部19は、幅が、前述した矢印Kに直交する方向のリブ14間の間隔より狭く形成されている。幅広部18と幅狭部19とは、面一に形成されている。
規制突起17は、平板部15の幅狭部19の箱本体2から離れた側の縁に設けられている。規制突起17は、前述した縁から箱本体2即ち電気接続箱1の外側に向かって凸に形成されている。規制突起17は、矢印Kに直交(交差)する方向に沿って、直線状に延びている。規制突起17には、複数の凹み21が設けられている。
凹み21は、矢印Kに直交(交差)する方向に沿って、互いに間隔をあけて設けられている。図示例では、凹み21は、三つ設けられている。凹み21は、規制突起17の外表面から平板部15の幅狭部19に向かって凹に形成されている。凹み21の内面は、平板部15の表面と面一の底面(本明細書の一部に相当)22と、該底面22から立設した一対の側面23とを備えている。このため、凹み21の内面の一部は、平板部15の表面と面一に形成されている。前述した規制突起17は、凹み21により複数に分割された格好となっている。
電線固定片9は、前述した平板部15の箱本体2の内側に位置する表面上にワイヤハーネス7が重ねられ、該ワイヤハーネス7とともに幅狭部19の外周にテープ20が巻き付けられて、前述したワイヤハーネス7と固定される。このとき、ワイヤハーネス7の長手方向は、矢印Kと平行である。
このため、凹み21は、ワイヤハーネス7の長手方向に交差する方向に沿って、互いに間隔をあけて設けられている。また、テープ20は、規制突起17より箱本体2寄りに位置している。このため、規制突起17は、テープ20がワイヤハーネス7の長手方向即ち矢印Kに沿って移動して、ロアカバー3側に平板部15の幅狭部19から脱落することを規制する。なお、テープ20は、本明細書に記した巻き付け部材をなしている。
前述した電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、箱本体2内に配線盤を収容し、箱本体2の上面2aに設けられた装着部8にヒューズ6やリレー5などの電気部品が装着される。そして、電気接続箱1は、箱本体2の下面にワイヤハーネス7のコネクタを嵌合させる。
ワイヤハーネス7を電線固定片9の平板部15の表面上に重ね、幅狭部19とワイヤハーネス7の外周にテープ20を巻き、該テープ20で電線固定片9にワイヤハーネス7を取り付ける。すると、規制突起17に凹み21が複数設けられているので、図4に示すように、電線固定片9の平板部15はワイヤハーネス7に密着するように(の外形に沿って)変形する。
その後、図2に示すように、箱本体2とロアカバー3とを矢印Kに沿って、互いに間隔をあけて配置する。そして、箱本体2とロアカバー3とを互いに近づけて、電線固定片9を一対のリブ14間に位置付けるとともに、ワイヤハーネス7を電線固定片9と外壁12との間に位置付けて、係止部11,13同士を互いに係止する。こうして、図1に示すように、箱本体2とロアカバー3とが互いに組み付けられる。
こうして、前述した電気接続箱1は、組み立てられて、自動車に搭載される。そして、電気接続箱1は、自動車の電子機器と、ヒューズ6やリレー5などの電気部品などとを、予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
本実施形態によれば、電線固定片9の規制突起17にワイヤハーネス7の長手方向(矢印K)に交差する方向に沿って、複数の凹み21が並べられている。このように、規制突起17が凹み21によって分割された格好となっているので、成形される際に、平板部15と規制突起17とを合わせた厚肉となる部分を少なくでき、規制突起17が平板部15を引っ張りにくくなり、該平板部15を反りにくくすることができる。
また、規制突起17に凹み21が設けられているので、テープ20が巻かれると、該テープ20により、平板部15がワイヤハーネス7に密着するように変形し易くなっている。
このように、平板部15を反りにくくすることができるとともに、該平板部15をワイヤハーネス7に密着するように変形し易くできるので、電線固定片9は、ワイヤハーネス7とともにテープ20が巻き付けられると、平板部15が変形して、該平板部15とワイヤハーネス7との間に生じる隙間を小さくすることができる。したがって、電気接続箱1は、電線固定片9が平板部15上でワイヤハーネス7を移動しにくくでき、該ワイヤハーネス7の保持力を向上することができ、該ワイヤハーネス7が平板部15から脱落することを防止できる。
凹み21の内面の一部が平板部15の表面と面一に形成されているので、成形される際に平板部15がより反りにくくなるとともに、テープ20により平板部15がワイヤハーネス7に密着するようにより変形し易くなる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱を、図5ないし図8に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス固定部材としての電線固定片9には、図5ないし図8に示すように、複数のスリット24が設けられている。スリット24は、それぞれ、矢印K即ち平板部15上に位置付けられるワイヤハーネス7の長手方向に沿って、直線状に延びている。スリット24は、平板部15を貫通している。スリット24は、平板部15の箱本体2から離れた側の縁から該平板部15の矢印K方向の中央部に亘って設けられている。
複数のスリット24は、矢印K即ち平板部15上に位置付けられるワイヤハーネス7の長手方向に直交(交差)する方向に沿って、互いに間隔をあけて設けられている。図示例では、スリット24は、三つ設けられている。それぞれのスリット24は、凹み21の内面のうちの底面22に開口している。このため、スリット24と凹み21は、互いに連通している。なお、図示例では、スリット24が、底面22全体に開口しているため、底面22が設けられていない。
本実施形態の電線固定片9は、テープ20で電線固定片9にワイヤハーネス7を取り付けると、規制突起17に凹み21が複数設けられているとともに、平板部15に凹み21と連通したスリット24が複数設けられているので、図8に示すように、平板部15が、ワイヤハーネス7に密着するように(の外形に沿って)変形する。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、平板部15を反りにくくすることができるとともに、該平板部15をワイヤハーネス7に密着するように変形し易くできるので、電線固定片9は、ワイヤハーネス7とともにテープ20が巻き付けられると、平板部15が変形して、該平板部15とワイヤハーネス7との間に生じる隙間を小さくすることができる。したがって、電気接続箱1は、電線固定片9が平板部15上でワイヤハーネス7を移動しにくくでき、該ワイヤハーネス7の保持力を向上することができ、該ワイヤハーネス7が平板部15から脱落することを防止できる。
また、平板部15にスリット24が設けられているとともに、スリット24が凹み21内に開口しているので、成形される際に平板部15がより一層反りにくくなるとともに、テープ20により平板部15がワイヤハーネス7に密着するようにより一層変形し易くなる。
前述した第1の実施形態では、凹み21の内面のうち一部が、平板部15の表面と面一に形成されている。しかしながら、本発明では、凹み21の内面が、平板部15の表面と面一でなくても良い。
また、第2の実施形態では、スリット24を凹み21内に開口させている。しかしながら、本発明では、スリット24を凹み21内に開口させなくても良い。即ち、スリット24と凹み21とを連通させなくても良い。
さらに、本発明では、巻き付け部材としてテープ20の他に周知の結束バンドを用いても良い。
また、本発明の電線固定片9は、図9に示すハーネス用プロテクタ25に一体に形成しても良い。なお、図9において、前述した第1及び第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 図1に示された電気接続箱の箱本体とロアカバーとを分解して示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱の電線固定片を示す斜視図である。 図3に示された電線固定片とワイヤハーネスの外周にテープが巻き付けられた状態を模式的に示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 図5に示された電気接続箱の箱本体とロアカバーとを分解して示す斜視図である。 図5に示された電気接続箱の電線固定片を示す斜視図である。 図7に示された電線固定片とワイヤハーネスの外周にテープが巻き付けられた状態を模式的に示す説明図である。 本発明の電線固定片の変形例を示す斜視図である。 従来の電気接続箱の電線固定片を示す斜視図である。 図10に示された電線固定片とワイヤハーネスの外周にテープが巻き付けられた状態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 箱本体
5 リレー(電気部品)
6 ヒューズ(電気部品)
7 ワイヤハーネス
9 電線固定片(ワイヤハーネス固定部材)
15 平板部
17 規制突起
20 テープ(巻き付け部材)
21 凹み
24 スリット

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスとともに外周に巻き付け部材が巻き付けられて、前記ワイヤハーネスと固定されるワイヤハーネス固定部材において、
    表面上に前記ワイヤハーネスが位置付けられる平板部と、
    この平板部から凸に形成されて、前記巻き付け部材が前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って移動して前記平板部から脱落することを規制する規制突起と、を備え、
    前記規制突起に、前記ワイヤハーネスの長手方向に交差する方向に沿って、互いに間隔をあけて複数の凹みが設けられていることを特徴とするワイヤハーネス固定部材。
  2. 前記凹みの内面の一部は、前記平板部の表面と面一に形成されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス固定部材。
  3. 前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って延在したスリットが、前記平板部に前記ワイヤハーネスの長手方向に交差する方向に沿って、互いに間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤハーネス固定部材。
  4. 前記スリットは、前記凹み内に開口していることを特徴とする請求項3記載のワイヤハーネス固定部材。
  5. 電気部品が装着される箱本体と、
    請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス固定部材とを備えたことを特徴とする電気接続箱。
JP2005008401A 2005-01-14 2005-01-14 ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱 Abandoned JP2006197759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008401A JP2006197759A (ja) 2005-01-14 2005-01-14 ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008401A JP2006197759A (ja) 2005-01-14 2005-01-14 ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006197759A true JP2006197759A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36803368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005008401A Abandoned JP2006197759A (ja) 2005-01-14 2005-01-14 ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006197759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001978A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 多摩川精機株式会社 Lanケーブル固定構造、lan接続仕様機器筐体、固定用グロメット、lanケーブル、lan接続仕様機器、およびlan接続仕様センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001978A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 多摩川精機株式会社 Lanケーブル固定構造、lan接続仕様機器筐体、固定用グロメット、lanケーブル、lan接続仕様機器、およびlan接続仕様センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5221255B2 (ja) 電気接続箱
JP5892505B2 (ja) 板金部材、バスバ及びこのバスバを備えた電気接続箱
JP5608447B2 (ja) コネクタカバー及び接続箱ユニット
US7132600B2 (en) Electric connection box
JP2006320147A (ja) 電気接続箱
JP4637730B2 (ja) ホルダ
JP5859228B2 (ja) 箱体
JP5654324B2 (ja) 電気接続箱
JP2006345616A (ja) 電気接続箱
JP4560439B2 (ja) 電気接続箱
JP5156499B2 (ja) 電気接続箱
JP5432611B2 (ja) 電気接続箱
JP4677286B2 (ja) 電気接続箱
JP2006197759A (ja) ワイヤハーネス固定部材及び該ワイヤハーネス固定部材を備えた電気接続箱
JP2005269860A (ja) 電気接続箱
JP4718925B2 (ja) 電気接続箱
JP2006149069A (ja) 電気接続箱
JP5805983B2 (ja) 板金部材、バスバ及びこのバスバを備えた電気接続箱
JP4344308B2 (ja) 電気接続箱
JP2006320131A (ja) 電気接続箱
JP5758170B2 (ja) 電気接続箱
JP2006320146A (ja) 電気接続箱
JP4754942B2 (ja) 電気接続箱
JP2006149165A (ja) 電気接続箱
JP4340222B2 (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090511