JP2006197426A - 固体撮像装置および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から電源供給を受ける内部回路の動作によって発生する電圧降下を抑制し、内部回路の動作安定化を図ること。
【解決手段】本発明は、半導体基板(チップ)上に形成され、外部のレギュレータ5から電源の供給を受けるA/D変換器3等の画像信号処理回路と、半導体基板(チップ)上に設けられ、A/D変換器3等の画像信号処理回路の動作による外部のレギュレータ5の電圧降下を補うようA/D変換器3等の画像信号処理回路に電源を供給する電源補助回路4とを備える固体撮像装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部から電源の供給を受けて動作する画像信号処理回路もしくは内部回路を備えた固体撮像装置および半導体装置に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)に代わるイメージセンサとして、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが注目を集めている。これは、CCDがその製造に専用プロセスを必要とし、また、動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要があるため、システムが非常に複雑化するといった処々の問題を、CMOSイメージセンサが克服しているからである。
CMOSイメージセンサは、その製造には世界中で生産されている一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いることが可能であり、また単一電源での駆動が可能であること、さらにはCMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができるため、周辺ICの数を減らすことができる、といった非常に大きなメリットを複数持ち合わせている。
また、CCDの出力回路が、FD(Floating Diffusion)アンプを用いた1ch出力が主流であるのに対し、CMOSイメージセンサは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。
この並列出力型CMOSイメージセンサの信号出力回路については実に様々なものが考案されているが、その最も進んだ形態のひとつが列毎にA/D変換器を備え、デジタル信号として画素信号を取り出すタイプである。このような、列並列型のアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog≡digital converter)と略す。)を搭載したCMOSイメージセンサは、非特許文献1により報告されている。
図9に従来例の構成を説明する列並列ADC搭載COMSイメージセンサのブロック図を示す。このイメージセンサは、フォトダイオードと画素内アンプとから単位画素12が構成され、それらがマトリックス状に配置されて画素アレイ11となっている。
ADC21は、デジタル−アナログ変換装置(以下、DAC(Digital-Analog converter)と略す。)19から生成される参照電圧RAMPと、行線H0,H1…毎に単位画素12から列線V0,V1…を経由し得られるアナログ信号とを比較する比較器13と、比較時間をカウントするカウンタ52のカウント結果を保持するメモリ装置51とからなり、nビットデジタル信号変換機能を有し、各列線V0,V1…毎に配置され、列並列ADCブロック54が構成される。
水平出力線55は2nビット幅の水平出力線と、それぞれの出力線に対応した2n個のセンス回路、減算回路53および出力回路とから構成される。また、画素アレイ11の信号を順次読み出すための制御回路として、内部クロックを生成するタイミング制御回路20、行アドレスや行走査を制御する行走査回路18、そして列アドレスや列走査を制御する列走査回路17が配置される。
本従来例のCMOSイメージセンサの動作を、図10のタイミングチャートと図9のブロック図とで説明する。先ず、任意の行Hxの単位画素12から列線V0,V1…への1回目の読み出しが安定した後、DAC19によりRAMPに参照電圧を時間変化させた階段状の波形を入力し、任意の列線Vxの電圧との比較を比較器13にて行う。
次に、RAMPへの階段波入力と同時に,カウンタ52で1回目のカウントがなされる。RAMPとVxの電圧が等しくなったとき比較器13の出力は反転し、同時にメモリ装置51に比較期間に応じたカウントが保持される。
この1回目の読み出し時は、単位画素12のリセット成分ΔVを読み出しており、ΔV内には,単位画素12毎にばらつく雑音がオフセットとして含まれている。しかし、このΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通なため、任意の列線Vxの出力はおおよそ既知である。したがって、1回目のΔV読み出し時には、RAMP電圧を調整することにより比較期間を短くすることが可能であり、本従来例では7ビット分のカウント期間(128クロック)でΔVの比較を行っている。
2回目の読み出しは、ΔVに加え単位画素12毎の入射光量に応じた信号成分を読み出し、1回目の読み出しと同様の動作を行う。すなわち、任意の行Hxの単位画素12から列線V0,V1…への2回目の読み出しが安定した後、DAC19によりRAMPに参照電圧を時間変化させた階段状の波形を入力し、任意の列線Vxの電圧との比較を比較器13にて行う。RAMPへの階段波入力と同時に、カウンタ52で2回目のカウントがなされる。RAMPとVxの電圧が等しくなったとき比較器13の出力は反転し、同時にメモリ装置51内に比較期間に応じたカウントが保持される。
この時、1回目のカウントと2回目のカウントとでは、メモリ装置51内の異なった場所に保持される。以上のA/D変換期間終了後、列走査回路17により、メモリ装置51に保持された1回目と2回目のそれぞれnビットのデジタル信号が2n本の水平出力線55を経て、順次減算器53で(2回目の信号)−(1回目の信号)がなされた後外部出力され、その後、順次行毎に同様の動作が繰り返され、2次元画像が生成される。
本従来例では、A/D変換器の構成要素として、カウンタやメモリといったデジタル回路が多く用いられている。また、A/D変換にはCK0、CK1、、といった高速のクロックが必要になる。一般にデジタル回路の消費電流は、クロックスピード×回路規模に比例して大きくなっていく。多数のデジタル回路と、高速なクロックが必要であることから、A/D変換中は消費電流が非常に大きくなることが容易に予想される。
一方、これらデジタル回路が動作するのは主にA/D変換期間中のみであり、その後メモリから信号を水平転送する期間においては、CK0、CK1、、といった高速クロックが必要ないことからも想像できるように、消費電流は小さくて済む。これは、A/D変換期間と水平転送期間で消費電流値が大きく変化する、すなわち電流パルスが発生することを意味している。
通常、これらイメージセンサの電源は外部の電源レギュレータから供給される。一般的に電源レギュレータは大量の電流を供給できる代わりに、急激な消費電流の変化には追従できないという特徴がある。
図11(a)〜(c)に、各々仕様の異なる一般的な電源レギュレータの特性を示す。ここには出力電流変化に対する出力電圧の応答が示されており、出力に0.1μFのデカップコンデンサが備えられた場合の特性である。電流変化が起きると出力電圧が変動する様子がわかる。注目すべきはその復帰時間である。横軸の1メモリが500μSecなので、出力電圧が復帰するまでに約100μSec程度要していることが読み取れる。イメージセンサのA/D変換サイクルは通常数μSec〜数十μSecなので、レギュレータ自身は発生する電流パルスにはほとんど応答できないことがわかる。
W.Yang et. al.,"An Integrated 800x600 CMOS Image System," ISSCC Digest of Technical Papers, pp.304-305,Feb.,1999)
こうした電圧変化を少しでも抑えるために、通常レギュレータ出力にはデカップコンデンサが備えられるが、イメージセンサを携帯電話といった小型モバイル機器向けに実装する場合は、そのサイズ制限から大型のデカップコンデンサは搭載できないのが実情である。よって、このように大きな電流パルスが発生するイメージセンサにおいては、常に電源電圧の変動が問題となる。この変動は回路の動作マージンを圧迫し、場合によっては誤動作の原因となる。また、周期的に発生する電源変動は、イメージセンサの場合、画像データの歪み(シェーディング)といった現象として現れ、画質の劣化につながる場合がある。このため、安定した電源電圧を得るためには、電流パルスを極力発生させないことが求められる。
本発明はこのような問題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、半導体基板上に形成され、外部から電源の供給を受ける画像信号処理回路と、半導体基板上に設けられ、画像信号処理回路の動作による外部の電源の電圧降下を補うよう画像信号処理回路に電源を供給する電源補助回路とを備える固体撮像装置である。
このような本発明では、画像信号処理回路が形成される半導体基板上に電源補助回路が設けられているため、画像信号処理回路の動作による外部の電源の電圧降下を電源補助回路で補うことができ、これにより外部の電源に対する動作安定性の要求を緩和することができるようになる。
また、本発明は、半導体基板上に形成され、外部から電源の供給を受ける内部回路と、半導体基板上に設けられ、内部回路の動作による外部の電源の電圧降下を補うよう内部回路に電源を供給する電源補助回路とを備える半導体装置である。
このような本発明では、内部回路が形成される半導体基板上に電源補助回路が設けられているため、内部回路の動作による外部の電源の電圧降下を電源補助回路で補うことができ、これにより外部の電源に対する動作安定性の要求を緩和することができるようになる。
したがって、本発明を用いることで、例えば列毎にA/D変換器を持っているような固体撮像装置や内部回路を有する半導体装置で、その動作電流が電流パルスを形成してしまうような場合においても、その瞬時電流を緩和し、電源電圧を安定させることが可能となる。これにより、例えばA/D変換器を形成しているようなデジタル回路の動作マージンを適切に確保し、安定した動作を保証できるようになる。また、電源レギュレータの性能や、外付けコンデンサの大きさに依存せず、その電源電圧を安定に保つことができるので、携帯機器向けに小型モジュールを形成する時など、そのサイズ、コスト等に大きなメリットを得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。すなわち、本実施形態においては、列毎にA/D変換器のような信号処理回路(画像信号処理回路)を備え、その動作時間の割合が全体の時間に対して十分短いためにパルス状の電流変化が発生してしまうようなイメージセンサにおいても、その電流パルス量を著しく緩和し、外部に備えられる電源レギュレータの応答速度によらず、その電源電圧を安定に保つことができる点を特徴としている。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置を説明するブロック図である。すなわち、本実施形態の固体撮像装置は、2次元画素アレイから成るセンサ部1、センサ部1から画素信号を出力する画素信号線2、メモリやカウンタから構成されるA/D変換器(画像信号処理回路)3を同一チップ(半導体基板)内に搭載している。
A/D変換器3には電源VDD1が外部(チップ外)のレギュレータ5から供給され、電源VDD1の安定化のためにデカップコンデンサ6がチップ外部に備えられる。これは小型モバイル機器用途でも実装できる小型サイズのもの(例えば、10V耐圧のセラミックコンデンサ1μFでL×W=1.0mm×0.5mm)を想定する。
さらに、本実施形態では、センサ部1等が形成される同一チップ内に電源補助回路4が備えられ、ここからA/D変換器3が発生する電流パルスを緩和するための電流(補助電流)を供給する。なお、電源補助回路4は一部チップ外の部品を使用する場合もある。
図2は、電源補助回路の内部構成を説明するブロック図である。電源補助回路4には、チャージポンプのような昇圧回路4が設けられ、A/D変換器3の動作電圧であるVDD1よりも高い電圧を内部で発生する。その出力電圧をCPOとする。
発生した電圧はコンデンサ16に供給され、保持される。CPOはトランジスタTr1を介してVDD1へと接続され、A/D変換器3に対して電流を供給する。その供給量はTr1のON抵抗によって決まるが、Tr1のON抵抗は差動アンプ8によってそのゲート電圧を供給することによって制御される。差動アンプ8はVDD1が常に基準電圧Refと同じになるように負帰還制御をかける。Refは定常状態のVDD1と同じ電圧で、かつ安定したものが望ましい。
図3は、電源補助回路の他の例を説明するブロック図である。ここではA/D変換器3内の一部で使われるアナログ回路9や、画素用にVDD1より高い電圧の専用電源VDD2が用意されている場合の例である。VDD2はA/D変換器3内のアナログ回路9やセンサ部1に供給される一方、図2のCPOの代わりに抵抗素子R1を介してCPOへと供給される。この例では、図2に示す昇圧回路7は必要ない。その他は図2と同じである。
ここで、図2、図3に示す例においては、従来必要としなかったコンデンサ16を追加しているが、これはデカップコンデンサ6だけで電圧降下分を補うようにすると大容量が必要となって実装サイズが増大してしまうため、これを回避するためである。例えば、通常1μF(10V耐圧のセラミックコンデンサでL×W=1.0mm×0.5mm)程度のデカップコンデンサ6を用いているが、電圧降下分を補うために例えば10μFが必要となると、部品サイズで約4倍の2.0mm×1.2mmサイズとなってしまう。本実施形態では、デカップコンデンサ6としては通常の容量(例えば、1μF(部品サイズ1.0mm×0.5mm))を用いながら、追加のコンデンサ16としては電圧降下分を補うだけの容量(例えば、同じ1μF(部品サイズ1.0mm×0.5mm))で済むことから、大きな容量(大きな部品サイズ)のコンデンサを1つ設けるよりも実装面積を小さくできるようになる。
また、本実施形態で用いられる電源補助回路4は、昇圧回路7や差動アンプ8、トランジスタTr1といった簡単な構成であるため、チップ内の空いている箇所でも十分設けることができ、また、例えばCMOSイメージセンサの製造で形成されているものの実際には使用されていなかった素子を利用しても構成できるため、実質上のチップサイズ増大にはつながらない。
次に、図6、図7を用いて本発明の動作を説明する。図6は、本発明を用いなかった場合のVDD1電源状態を示している。A/D変換期間のみ、A/D変換器3を構成するデジタル回路が一斉動作するため、大きな電流を消費する。その電流変化に電源レギュレータは追従できないので、VDD1の電圧は降下する。その降下量は外付けのデカップコンデンサの容量でほぼ決定されるが、携帯機器等ではあまり大きなサイズを搭載できないのは前述した通りである。
図7は、本発明を用いた場合の動作を示している。図1〜図3に示す各例ともに動作形態は同じである。ここでは図2に示す構成を例にとって説明する。まず昇圧回路7はVDD1から昇圧し、VDD1より十分高い電圧を外部のコンデンサ16に充電する。この充電はA/D変換器が動作していない時間になされているものとする。また、差動アンプ8の入力Refには、定常時のVDD1と同等の電圧が入力されているものとする。
次に、この状態でA/D変換器3が動作をはじめ、やはり大きな電流を消費する。するとその電流パルスにより電圧VDD1が降下を開始するが、差動アンプ8がその降下を検出し、負帰還をかけてトランジスタTr1のゲートを導通状態にする。トランジスタTr1の先にはVDD1よりも電圧の高いCPOが接続されているため、その電位差でVDD1に向かって電流が供給される。
差動アンプ8によって常に負帰還制御がかけられているため、VDD1ができるだけRefと近い電圧になるようにTr1の導通状態が制御される。Refには定常時のVDD1と同じ電圧が入力されているため、VDD1が常に安定するように制御がかけられ、結果的にA/D変換器3の消費する電流はそのほとんどがTr1を介してCPOから供給されることになる。供給しきれない誤差分だけがVDD1の電源レギュレータから供給されるが、A/D変換器3で消費される電流に比べて大幅に少ない量で済むので、VDD1の電圧変動も大幅に抑えられる。
ここで、A/D変換器3が消費する電流はそのほとんどがTr1を介してCPOから供給されると説明したが、昇圧回路7自体もそれ程速い応答スピードを持っている訳ではないので、電流は殆んど全て外付けコンデンサ16から供給されることになり、CPOの電圧自体は大きく降下する。この降下分はA/D変換動作が終了して、消費電流量が下がった時間を利用してゆっくり充電することになる。通常、Hブランキング内でA/D変換を行うようなタイプの場合は、Hブランキングの時間に対して十分に長い信号出力時間を持っているので、その時間を使ってゆっくり充電していくことに問題はない。
以下、図3に示す構成での動作についても、上記図2に示す構成での動作の差分のみ説明する。図3に示す構成では、昇圧回路7(図2参照)の出力CPOの代わりに、VDD1よりも電圧の高い電源VDD2を使用する。VDD2の電圧を抵抗素子R1を介して外付けコンデンサ16に供給する。抵抗素子R1が入っている理由は、A/D変換器3が動作して外付けコンデンサ16の電圧(図7のCPO電圧波形にあたる)が大きく変動したときに、その影響がVDD2にまで及ぶのを防ぐためである。R1の抵抗値は高いほど良いが、コンデンサ16の電圧降下分を、信号出力期間に戻しきれる大きさをその上限とする。その他、差動アンプ8による制御等はすべて図2に示す構成の動作と同じである。
次に、差動アンプ8のRef電圧の作り方について図4、図5で説明する。Ref電圧は定常時のVDD1の電圧と同じであることが必要であると先に述べたが、VDD1そのものをつなぐことはできない。RefがVDD1と一緒に変動してしまうと制御にならないからである。よってVDD1の変動とは関係なく安定しているものが必要である。
図4の例ではバンドギャップリファレンスからRef電圧を発生させている。バンドギャップリファレンス10は通常GNDのみを基準として電圧を発生し、またその精度も非常に高い。ただし得られる電圧は1.25V付近と限定されているため、電圧変換アンプ14を用いてVDD1と同じ電圧に設定する。この回路では、もともとがGND基準であるため、VDD1が変動しても安定してRef電圧を出力できるメリットがある。
図5の例では、S/H(Sample/Hold)回路を用いてRef電圧を発生させている。その動作タイミングを図8に示す。基本的にはVDD1の電圧を直接Refに持ってくることになるが、直結してしまうと制御がかけられない。そこで、できるだけVDD1が定常状態に近づいたタイミング(図8ではA/D変換の始まる直前)にVDD1の電圧をスイッチ素子S2とS/H容量15でサンプリングして、A/D変換期間中はその安定性を確保する。この回路では、VDD1を利用しつつ、スイッチ素子S2とS/H容量15だけの簡単な構成でRef電圧を発生できるメリットがある。
上記説明した実施形態では、主としてCMOSイメージセンサから成る固体撮像装置を例としているが、本発明はこれ以外のイメージセンサや半導体装置であっても適用可能である。すなわち、外部から電源の供給を受けて内部の回路を動作させる場合、その内部の回路の動作によって電圧降下が発生する場合、同一チップ内に電源補助回路を設けておくことでその電圧降下分を補い、安定した動作電圧の供給によって内部の回路の動作を安定させることが可能となる。
本実施形態に係る固体撮像装置を説明するブロック図である。 電源補助回路の内部構成を説明するブロック図である。 電源補助回路の他の例を説明するブロック図である。 Rrf電圧の作り方を説明するブロック図(その1)である。 Rrf電圧の作り方を説明するブロック図(その2)である。 本発明を用いなかった場合の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明を用いた場合の動作を説明するタイミングチャートである。 S/H回路でRef電圧を発生させる場合の動作を説明するタイミングチャートである。 従来例の構成を説明するブロック図である。 従来例の動作タイミングチャートである。 一般的な電源レギュレータの特性を示す図である。
符号の説明
1…センサ部、2…画素信号線、3…A/D変換器、4…電源補助回路、5…レギュレータ、6…デカップコンデンサ、7…昇圧回路、8…差動アンプ

Claims (13)

  1. 半導体基板上に形成され、外部から電源の供給を受ける画像信号処理回路と、
    前記半導体基板上に設けられ、前記画像信号処理回路の動作による前記外部の電源の電圧降下を補うよう前記画像信号処理回路に電源を供給する電源補助回路と
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記電源補助回路は、前記画像信号処理回路の動作電圧よりも高い電圧を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記電源補助回路は、前記画像信号処理回路に供給する電流量を調整する調整回路を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記調整回路は、前記画像信号処理回路に供給される電圧が基準電圧より低くなった場合に前記電源補助回路から前記画像信号処理回路に電源を供給するよう制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記基準電圧は、接地電位のみを基準として生成されたものから成る
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記基準電圧は、前記外部の電源の電圧が安定しているときにサンプリングした値から生成される
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  7. 前記画像信号処理回路は、複数の光電変換素子がマトリクス状に配置されたセンサ部の各カラムに対応して設けられるアナログ・デジタル変換回路から成る
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  8. 半導体基板上に形成され、外部から電源の供給を受ける内部回路と、
    前記半導体基板上に設けられ、前記内部回路の動作による前記外部の電源の電圧降下を補うよう前記内部回路に電源を供給する電源補助回路と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  9. 前記電源補助回路は、前記内部回路の動作電圧よりも高い電圧を出力する
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記電源補助回路は、前記内部回路に供給する電流量を調整する調整回路を備えている
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  11. 前記調整回路は、前記内部回路に供給される電圧が基準電圧より低くなった場合に前記電源補助回路から前記内部回路に電源を供給するよう制御する
    ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記基準電圧は、接地電位のみを基準として生成されたものから成る
    ことを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
  13. 前記基準電圧は、前記外部の電源の電圧が安定しているときにサンプリングした値から生成される
    ことを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
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