JP2006197397A - 記録装置 - Google Patents

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JP2006197397A JP2005008216A JP2005008216A JP2006197397A JP 2006197397 A JP2006197397 A JP 2006197397A JP 2005008216 A JP2005008216 A JP 2005008216A JP 2005008216 A JP2005008216 A JP 2005008216A JP 2006197397 A JP2006197397 A JP 2006197397A
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Abstract

【課題】駆動源であるモータの回転エネルギーで発生する振動を打ち消すことができる記録装置を提供すること。
【解決手段】モータと、モータの回転を制御する制御手段とを有する記録装置において、モータとの回転軸方向を略一致させると共に、モータの回転方向と逆回転方向に同時駆動する回転体を有することを特徴とする。又、記録手段を主走査方向に移動させ記録を行う記録部と、記録手段を駆動する第1のモータと、読取手段を走査させて、原稿等を読み取る読取部と、読取手段を駆動する第2のモータと、第1と第2のモータを駆動制御する制御手段と、を備えた記録装置において、第1のモータと第2のモータの回転軸方向を一致させると共に、互いのモータの回転方向が逆方向同時駆動させることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、モータを駆動源とするプリンタ、複写機、印刷装置、ファクシミリ、スキャナ等の記録装置、画像形成装置、画像読取装置に関する。
従来から、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する方向に記録ヘッドを往復移動(その移動方向を主走査方向と言う)することにより、記録媒体に画像を記録するシリアルタイプの記録装置においては、キャリッジに搭載した記録ヘッドによって画像を記録し、その1走査分(1行分)の記録を終了する度ごとに所定量だけ記録媒体を搬送し、その後に搬送を停止した記録媒体に対して、次の走査分の画像を記録するという動作を繰り返すことにより、記録媒体全体に対して記録が行われる。
そして、キャリッジが往復運動する際のキャリッジの反転運動に起因して記録装置が振動が発生するという問題がある。キャリッジの反転運動に際に生じる振動を抑える方法としては、キャリッジの移動方向とは逆方向に走査する重りや、別のキャリッジを駆動させることによる、キャリッジの反転時の振動を打ち消すようにした吸振方法が一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−254759号公報
しかしながら、上記従来例において、往復走査するキャリッジの加減速時の加速エネルギーに対する吸振方法であるが、反転時に振動が発生する要因は、それだけではなく、キャリッジを駆動するモータの回転エネルギーによって生じる記録装置の振動が含まれている。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、駆動源であるモータの回転エネルギーで発生する振動を打ち消すことができる記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、モータと、モータの回転を制御する制御手段とを有する記録装置において、モータとの回転軸方向を略一致させると共に、モータの回転方向と逆回転方向に同時駆動する回転体を有することを特徴とするものである。
又、本発明は、記録手段を主走査方向に移動させ記録を行う記録部と、記録手段を駆動する第1のモータと、読取手段を走査させて、原稿等を読み取る読取部と、読取手段を駆動する第2のモータと、第1と第2のモータを駆動制御する制御手段と、を備えた記録装置において、第1のモータと第2のモータの回転軸方向を一致させると共に、互いのモータの回転方向が逆方向同時駆動させることを特徴とするものである。
本発明によれば、モータの回転によって発生する記録装置の振動を低減することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態を図1〜図6に沿って説明する。図1及び図2は本発明の実施の形態1における記録装置の斜視図、図3及び図4は本発明の実施の形態1における記録装置の機構部の斜視図、図5は本発明の実施の形態1における断面図、図6は振動低減構成の簡略図である。
本発明の記録装置1は、給紙装置2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、記録ヘッド7、電気部5から構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べていく。
(A)給紙部
給紙部2は、シート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラ28、シート材Pを分離する分離ローラ241、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22等がベース20に取り付けられる構成となっている。
積載されたシート材Pを保持するための給紙トレイ26が、ベース20又は外装に取り付けられている。給紙トレイ26は多段式で使用時は引出して用いる。
給紙ローラー28は、断面円弧の棒状をしている。用紙基準よりに1つの分離ローラゴムが設けられており、これによってシート材を給紙する。給紙ローラ28への駆動は、給紙部2に設けられた専用給紙モータ273から駆動伝達ギア271、遊星ギア272によって伝達される。
前記圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、シート材Pの積載位置を規制している。圧板21は、ベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ212により給紙ローラ28に付勢される。給紙ローラ28と対向する圧板21の部位には、積載最終近くのシート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離シート213が設けられている。圧板21は、圧板カム241によって給紙ローラ28に、当接/離間できるように構成されている。
更に、ベース20には、シート材Pを1枚ずつ分離するための分離ローラ241を取り付けた分離ローラーホルダ24が分離ベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能で、分離ローラバネ242により給紙ローラ28に付勢される。分離ローラ241は、クラッチバネ243が取り付けられ、所定以上の負荷が掛かると、分離ローラ241が取り付けられた部分が回転できる構成になっている。分離ローラー241は、分離ローラリリースシャフト242とコントロールカム25によって、給紙ローラ28に、当接/離間できるように構成されている。これらの圧板21、戻しレバー22、分離ローラ241の位置は、ASFセンサー29によって検知されている。
又、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー25は、回転可能にベース20に取り付けられ、解除方向に戻しレバーバネ221で付勢されている。シート材Pを戻す時は、前記コントロールカム25によって回転するように構成されている。
以上の構成を用いて給紙する状態を以下に説明する。
通常の待機状態では、圧板28は圧板カム214でリリースされ、分離ローラ241はコントロールカム25でリリースされ、戻しレバー22はシート材Pを戻し、積載時にシート材Pが奥に入らないように、積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この状態から、給紙が始まると、モータ駆動によって、先ず、分離ローラ241が給紙ローラ28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材Pはベース20に設けられた前段分離部201で制限され、シート材Pの所定枚数のみが給紙ローラ28と分離ローラ241から構成されるニップ部に送られる。送られたシート材Pは、このニップ部で分離され、最上位のシート材のみが搬送される。
シート材が後述の搬送ローラ36、ピンチローラ37まで到達すると、圧板21は、圧板カム213によって、分離ローラ28はコントロールカム25によって、リリースされる。戻しレバー22はコントロールカム25によって、積載位置に戻る。このとき、給紙ローラ28と分離ローラー241から構成されるニップ部に到達していたシート材Pを積載位置まで、戻すことができる。
(B)送紙部
曲げ起こした板金から成るシャーシ11に送紙部3が取り付けられている。送紙部3は、シート材Pを搬送する搬送ローラ36とPEセンサ32を有している。搬送ローラ36は、金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成であり、両軸の金属部分を軸受け38で受け、シャーシ11に取り付けられている。搬送ローラ36には回転時の負荷を与え安定した搬送が行えるために軸受け38と搬送ローラ36の間に搬送ローラテンションバネ381が設けられて、搬送ローラ36を付勢することで所定の負荷を与えている。
搬送ローラ36には従動する複数のピンチローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ37は、ピンチローラホルダ30に保持され、ピンチロラバネ31で付勢することで、ピンチローラ37が搬送ローラ36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出している。このとき、ピンチローラホルダ30の回転軸がシャーシ11の軸受けに取り付けられ、そこを中心に回転する。
更に、シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口には、シート材Pをガイドするペーパーガイドフラッパー33及びプラテン34が配設されている。又、ピンチローラホルダ30には、シートPの先端、後端検出をPEセンサ32に伝えるPEセンサレバー321が設けられている。プラテン34は、シャーシ11に取り付けられ、位置決めされる。ペーパーガイドフラッパ33は、搬送ローラ36と勘合し、摺動する軸受け部331を中心に回転可能で、シャーシ11に当接することで位置決めされる。
又、プラテン34の紙基準側にはシート材Pの端部を覆う紙押さえ341が設けられている。これによって、端部か変形、又はカールしたシート材Pにおいても端部が浮き上がってキャリッジ50、又は記録ヘッド7と干渉しないようにしている。更に、搬送ローラ36のシート材搬送方向における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7が設けられている。
上記構成において、送紙部3に送られたシート材Pは、ピンチローラホルダ30及びペーパーガイドフラッパ33に案内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37とのローラ対に送られる。このとき、PEセンサレバー35搬送されてきたシート材Pの先端を検知して、これによりシート材Pの印字位置を求めている。又、シート材Pは、搬送モータ35によりローラ対36,37が回転することでプラテン34上を搬送される。プラテン34上には、搬送基準面になるリブが形成されており、記録ヘッド7とのギャップを管理しているのと、後述の排紙部と合わせて、シート材Pの浪打を制御することで、浪打が大きくならないように構成されている。
搬送ローラ36への駆動は、DCモータから成る搬送モータ35の回転力をタイミングベルト351で搬送ローラ36の軸上に設けたプーリ361に伝達している。又、搬送ローラ36の軸上には、搬送ローラ36による搬送量を検出するための150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードホイール362が設けられており、それを読み取るエンコーダーセンサ363がコードホイール362の隣接する位置のシャーシ11に取り付けられている。
尚、記録ヘッド7は各色インクタンク別体の交換可能なインクタンクが搭載されたインクジェット記録ヘッドが用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズル70からインクが吐出されてシート材P上に画像が形成される。
(C)キャリッジ部
キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッジ50を有している。そして、キャリッジ50は、シート材Pの搬送方向に対して直角方向に往復走査させるためのガイドシャフト52及びキャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイドレール111によって支持されている。尚、このガイドシャフト52は、シャーシ11に取り付けられている。ガイドレール111は、シャーシ11に一体に形成されている。ガイドレール111のキャリッジ50との摺動側には、SUS等の薄板の摺動シート53が張設され、摺動音の低減を行っている。
又、キャリッジ50はシャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541は、アイドルプーリー542によって張設、支持されている。タイミングベルト542は、キャリッジ50とゴム等から成るダンパ55を介して結合されており、キャリッジモータ54等の振動を減衰することで、画像ムラ等を低減している。そして、キャリッジ50の位置を検出するための150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に設けられている。
更に、それを読み取るエンコーダーセンサ56がキャリッジ50に搭載したキャリッジ基板92に設けられている。このキャリッジ基板92には、記録ヘッド7と電気的な接続を行うためのコンタクト921も設けられている。又、キャリッジ50には、電気基板9から記録ヘッド7ヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板57を備えている。
記録ヘッド7をキャリッジ50に固定するために、キャリッジ50には、位置決めのための突き当て部501と押し付け、固定するための押圧手段511が設けられている。押圧手段511は、ヘッドセットレバー51に搭載され、ヘッドセットレバー51を回転支点中心に回して、セットする際に、記録ヘッド7に作用する構成になっている。
又、ガイドシャフト52の両端には偏心カム(R)521、偏心カム(L)522が設けられており、キャリッジ昇降モータ59の駆動により、ギア列591を介し、偏心カム(R)521まで駆動を伝達することによってガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。このことによって、キャリッジ50を昇降させ、厚みの異なるシート材Pに対しても最適なギャップを構成することができる。
上記構成において、シート材Pに画像形成する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向の位置)にローラ対36,37がシート材Pを搬送すると共にキャリッジモータ80によりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させる。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッド7がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成される。
(D)排紙部
排紙部4は、2本の排紙ローラ40,41、排紙ローラ40,41に所定圧で当設、従動して回転可能なように構成された拍車42、搬送ローラの駆動を排紙ローラ40,41伝達するためのギア列、等から構成されている。
排紙ローラ40,41は、プラテン34に取り付けられている。上流側の排紙ローラ40は、金属軸に、複数のゴム部401を設けている。搬送ローラからの駆動がアイドラギアを介し、排紙ローラ40に伝達されることによって駆動される。排紙ローラ41は、樹脂の軸にエラストマーの弾性体411を複数取り付けた構成になっている。排紙ローラ41への駆動は、排紙ローラ40からアイドラギアを介して伝達される。
拍車42は、SUSの薄板で周囲に凸形状を複数設けたものを樹脂部と一体成型され、拍車ホルダ43に取り付けられている。コイルバネを棒状に設けた拍車バネ44によって、拍車42は拍車ホルダ43への取り付けと、排紙ローラ40,41等への押圧を行っている。拍車は前記排紙ローラ40,41のゴム部、弾性体部に対応する位置に設けられ、主にシート材Pの搬送力を生み出す役割のものと、その間の前記排紙ローラ40,41のゴム部401、弾性体部411が無い位置に設け、主にシート材Pが印字されるときの浮き上がりを抑える役割のものがある。
前記排紙ローラ40,41の間には、シート材Pの両端を持ち上げ、前記排紙ローラ40,41の先でシート材Pを保持し、先出のシート材P上の印字を擦ることでダメージを与えないための紙端サポート45が設けられている。先端にコロ451が設けられた樹脂部材が紙端サポートバネ452によって付勢され、コロ451を所定圧で、シート材Pに押し付けることで、シート材Pの両端を持ち上げ、こしを作ることで、保持できるように構成されている。
以上の構成によって、キャリッジ部5で画像形成されたシート材Pは、前記排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれ、搬送されて排紙トレイ46に排出される。排紙トレイ46は、複数に分割され、後述の下ケース99の下部に収納できる構成になっている。使用時は、引出して使用する。排紙トレイ46は先端に向けて高さが上がり、更にその両端は高さが高く構成され、排出されたシート材Pの積載性向上、印字面の擦れ防止を可能としている。
(E)クリ−ニング部
クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプ60と記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ61、記録ヘッド7のノズル周辺のフェイス面をクリーニングするブレード62等から構成されている。
専用のクリーニングモータ69を有し、一方向の回転でポンプが作動し、別のもう一方向の回転でブレード62動作、キャップ61昇降動作が作用するようにワンウェークラッチ691が設けられている。
ポンプ60は、2本のチューブ67をポンプコロ68でしごくことで負圧を発生させるように構成され、キャップ61から、ポンプ60へは、途中弁65等を介して接続されている。キャップ61を記録ヘッド7密着させた状態でポンプ60を作用させると記録ヘッド7から不要なインク等を吸引するように構成されている。キャップ61部分には、吸引後のヘッド7のフェース面のインク残りを削減するために、キャップ吸収体611が設けられている。そのため、ここにインクが残り固着して弊害が出ないように、キャップ61を開けた状態で、キャップ61に残っているインクを吸引するようにしている。前記ポンプ60で吸引された廃インクは、後述の下ケース99に設けられた廃インク吸収体991に吸収・保持される。
ブレード62動作、キャップ61昇降動作、弁65の開閉等の一連の動作は、軸上に複数のカムを設けたメインカム63で制御される。それぞれの部位のカム、アームがメインカムに作用され、所定の動作を行う。メインカム63の位置は、フォトインタラプタ等の位置検出センサー64で検出することができる。キャップ61の降時に、ブレード62がキャリッジ5走査方向に垂直に移動し、記録ヘッド7のフェース面をクリーニングする。ブレード62は、記録ヘッド7のノズル近傍をクリーニングするものと、フェース面全体をクリーニングするものと、複数設けられている。そして、一番奥に移動した際に、ブレードクリーナ66へ当接することで、ブレード62自身へ付着したインク等を除去することができる。
(F)外装部
前述までの各ユニットはシャーシ11に組み込まれ、プリンタの機構部分を形成している。その周りを覆うように外装を取り付けている。外装は、主に、下ケース99、上ケース98、アクセスカバー97、コネクタカバー96、フロントカバー95から構成されている。
下ケース99の下部には、排紙トレイレール992が設けられ、分割された排紙トレイ46が収納可能に構成されている。又、フロントカバー95は非使用時に排紙口を塞ぐ構成になっている。
上ケース98には、アクセスカバー97が取り付けられ、回動可能に構成されている。上ケースの上面の一部は開口部を有しており、この位置で、インクタンク71及び記録ヘッド7を交換可能に構成されている。更に、アクセスカバーの開閉を検知するための、ドアスイッチレバー981、LEDの光を伝達・表示するLEDガイド982、基板のSWに作用するキースイッチ983等が上ケース98に設けられている。更に、上ケース98には、多段式の給紙トレイ26が回動可能に取り付けられている。給紙部が使われない時は、給紙トレイ26は収納すれば、給紙部のカバーにもなるように構成されている。
又、上ケース98と下ケース99は、弾性を持った嵌合爪で取り付けられている。その間のコネクタ部分が設けられている部分をコネクタカバー96が覆っている。
次に、本発明に係るモータの回転によって生じる記録装置の振動低減構成の詳細について図6を用いて説明する。
図6はキャリッジモータを駆動源とした駆動構成のみを抜き出した簡略図であり、(A)は上面図、(B)は正面図である。
同図において、543は回転部材である。回転部材543は、アイドルプーリ542の同軸上に設けられたギア5421と回転部材に設けられたギア部5431との駆動伝達によりアイドルプーリの回転と一緒に回転する構成となっている。
又、回転部材543は不図示のシャーシ11に軸支されており、本構成においては、キャリッジモータ54と回転部材543は同一部材(シャーシ)に回転軸方向を同一としながらも、キャリッジモータ54の回転方向に対して回転部材543の回転方向が逆方向に回転するように構成されている。即ち、キャリッジモータが54A方向に回転すると、その回転は、タイミングベルト541を介して、アイドルプーリに伝達し、542A方向に回転する。そして、回転部材は、アイドルプーリギア5421を介して回転が伝達され543A方向に回転する。
従って、キャリッジを往復走査するために、キャリッジモータ54を回転させると、回転部材543は、常にキャリッジモータの回転方向とは逆方向に回転する。
本構成では、シャーシ11は、キャリッジモータ54を固定していることで、モータが回転すると、その回転力でシャーシ自身にも回転力が加わる。そのため、キャリッジ5の往復走査によってモータを正逆転する度に、シャーシ11には、モータの回転力に伴うシャーシの振動が加わっていることになる。
しかしながら、同一シャーシ面に、回転可能に固定され、キャリッジモータ54の回転補方向と常に逆方向に回転する回転部材543が設けられていることで、モータの回転によって生じるシャーシの回転力は、回転部材の回転によって生じる、シャーシに回転力によって打ち消され、モータの回転によって発生する振動を低減させることが可能となる。
本説明においては、回転部材の重さ及び減速比の調整により、回転部材の回転トルクの調整をすることで、最適なシャーシの振動低減効果を得ることが可能となる。
又、本構成での回転部材は、モータでも良い。その場合、キャリッジモータからの駆動伝達は不要である。又、そのときの回転力はモータの回転速度を制御することで調整可能である。
<実施の形態2>
図7を参照して本発明の実施の形態2を説明する。
図7(a)は同一シャーシに2つのモータが取り付けられた、記録部と読取部を往復走査する装置の簡略図、図7(B)はシャーシを除いた簡略図である。
同図において、記録部は、記録ヘッドを及びインクタンクを搭載したキャリッジ5がキャリッジモータ54を駆動源として、往復走査をしながら画像を形成していく。
又、読取部は、読取ユニット8が読取モータ81を駆動源として、往復走査しながら、画像を読み取っていく。
キャリッジ50及び読取ユニット8は、シート材の搬送方向に対して直角方向に往復走査可能なようにガイドシャフト52及びガイドレール111によって支持されている。
そして、キャリッジ50は、シャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541は、アイドルプーリ542によって張設、支持されている。
又、読取ユニット8はシャーシ11に取り付けられた読取モータ81 よりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルトは、記録部と同様にアイドルプーリ542によって張設、支持されている。
本構成においては、キャリッジモータ54と読取モータ81の回転軸方向にシャーシ11に取り付けられた構成になっている。
本構成においては、キャリッジが往復走査して記録を行うためにキャリッジモータ54を回転させているときに、読取モータ81を、キャリッジモータの回転方向(54A)とは逆方向に読取モータを回転(81A)させながら同時駆動を行う。このことで、キャリッジモータ54の回転力よるシャーシに振動が、読取モータ1001の回転力によって打ち消され、シャーシに振動を低減させることが可能である。
以上により、本構成においては、装置を構成するモータに駆動方向に制御のみにより、振動の低減手段であるため、装置のコストをアップさせる必要がない。
本発明の実施の形態1に係る記録装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の機構部の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の機構部の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の簡略図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の簡略図である。
符号の説明
1 記録装置
2 給紙装置
3 送紙部
4 排紙部
5 キャリッジ部
6 クリーニング部
7 記録ヘッド
8 読取りユニット
9 電気部
11 シャーシ
111 ガイドレール
20 ベース
201 前段分離部
21 圧板
211 ローレット部
212 圧板バネ
213 分離シート
214 圧板カム
22 戻しレバー
221 戻しレバーバネ
23 可動サイドガイド
231 シートガイド部
232 ローレット対応部
233 操作部
24 分離ローラホルダ
241 分離ローラ
242 分離ローラバネ
243 分離ローラクラッチ
244 分離ローラリリースシャフト
245 分離ローラ軸
25 コントロールカム
26 給紙トレイ
27 駆動部
271 駆動伝達ギア
272 遊星ギア
273 給紙モータ
28 給紙ローラ
281 給紙ローラゴム
29 ASFセンサ
30 ピンチローラホルダ
31 ピンチローラバネ
32 PEセンサ
321 PEセンサレバー
33 ペーパーガイドフラッパ
331 軸受け部
34 プラテン
341 紙押さえ
342 搬送ローラ取り付け部
343 シャーシ取り付け軸
344 トレイガイド検出センサ
35 搬送モータ
36 搬送ローラ
361 プーリ
362 コードホイール
37 ピンチローラ
38 軸受け
381 ローラーテンションバネ
39 エンコーダセンサ
40 排紙ローラ1
41 排紙ローラ2
42 拍車
43 拍車ホルダ
44 拍車バネ
45 紙端サポート
451 紙端サポートコロ
452 紙端サポートバネ
46 排紙トレイ
50 キャリッジ
501 突き当て部
502 ガイドシャフトバネ
503 紙間調整板L
503a ガイドシャフト下面支持部
503b カム突き当て面
504 紙間調整板R
504a ガイドシャフト下面支持部
504b カム突き当て面
51 ヘッドセットレバー
511 ヘッド押圧手段
52 ガイドシャフト
521 偏心カムR
521a 回転規制部1
521b 回転規制部2
522 偏心カムL
522a 回転規制部L
523 カム回転位置センサ
524 偏心カム
525 シャーシ突き当て部
526 紙間調整板回転中心
53 摺動シート
54 キャリッジモータ
541 タイミングベルト
542 アイドルプーリ
5421 アイドルプーリギア
543 回転部材
5431 回転部材ギア部
55 キャリッジダンパ
56 エンコーダーセンサ
561 コードストリップ
57 フレキシブル基板
58 キャリッジ昇降モータ
581 駆動ギア列
59 トレイ位置検出センサ
60 ポンプ
61 キャップ
611 キャップ吸収体
62 ブレード
63 メインカム
64 位置検出センサ
65 弁
66 ブレードクリーナ
67 チューブ
68 ポンプコロ
69 クリーニングモータ
691 ワンウェイクラッチ
7 記録ヘッド
71 インクタンク
81 読取りモータ
91 メイン基板
92 キャリッジ基板
921 コンタクト
95 フロントカバー
96 コネクタカバー
97 アクセスカバー
98 上ケース
981 ドアスイッチレバー
982 LEDガイド
983 キースイッチ
99 下ケース
991 廃インク吸収体
992 排紙トレイレール

Claims (3)

  1. モータと、モータの回転を制御する制御手段とを有する記録装置において、
    モータとの回転軸方向を略一致させると共に、モータの回転方向と逆回転方向に同時駆動する回転体を有することを特徴とする記録装置。
  2. 回転体がモータであり、モータの回転を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 記録手段を主走査方向に移動させ記録を行う記録部と、記録手段を駆動する第1のモータと、読取手段を走査させて原稿等を読み取る読取部と、読取手段を駆動する第2のモータと、第1と第2のモータを駆動制御する制御手段と、を備えた記録装置において、第1のモータと第2のモータの回転軸方向を一致させると共に、互いのモータの回転方向が逆方向同時駆動させることを特徴とする請求項2記載の記録装置。
JP2005008216A 2005-01-14 2005-01-14 記録装置 Withdrawn JP2006197397A (ja)

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