JP2006196146A - 光ディスク及び光ディスク製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくともDVD−ROM規格およびBD−ROM規格の反射率を同時に満たす、2層のDVD記録層と単層のBD記録層とを有する光ディスクを提供する。
【解決手段】基板12は一方の面に、DVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる記録層11と反射膜11aが形成されている。基板15は一方の面に、DVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列からなる記録層13と反射膜13aとを有し、他方の面に、BD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる記録層14と反射膜14aを有する。反射膜11aと反射膜13aとが向かいあうように接着層16で貼り合わされ、反射膜14a上に光透過層17が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の情報層が形成された光ディスク及び光ディスクの製造方法に係り、特に異なる規格に準拠した複数の情報層が形成された、光ディスク及び光ディスク製造方法に関する。
光ディスクは記録容量が大きく、非接触で再生できることから、CD(コンパクトディスク)、LD(レーザーディスク)、DVD−ROM(DVD-Read Only Memory)等の再生専用型ディスク、または、CD−R、DVD−R等の追記型ディスク、さらに、CD−RW、DVD−RAM、DVD−RW等の書換型ディスク等に幅広く利用されている。
ところで、現在はDVD-Read Only Memory規格(以下、DVD−ROM規格)に準拠した光ディスク(DVD)が一般的に普及しており、次世代の高密度ディスクであるブルーレイディスク(Blu-ray Disc Read-Only Format)規格(以下、BD−ROM規格)に準拠した光ディスク(BD)がこれから普及していくであろうという状況である。そして、おそらく今後は、DVDとBDが共存する時期がしばらく続くことが予想される。
このような状況においては、ディスクの製造会社は一つの映画等のコンテンツに対して、DVDとBDの2種類のディスクを製造しなければならず、コスト的に非効率的である。また消費者にとっても、例えば、見たい映画のDVDソフトを今購入すべきか、あるいはBDプレーヤを購入し、BDソフトとして発売されるまで待つべきか、というような心理的な迷いを引き起こすことになる。
このような問題は、DVDとBDとを一つにした光ディスクがあれば解決できる。図4〜図6はそのようなディスクの例を示したものである。
図4は、DVD−ROM規格に準拠して情報が記録された記録層36が形成され、DVD記録層36上に反射膜44が形成された厚さ0.6mmの基板37と、BD−ROM規格に準拠して情報が記録された記録層38が形成され、BD記録層38上に反射膜45と厚さ約0.1mmの光透過層40とが形成された厚さ約0.5mmの基板39とを接着層43で貼り合わせた構造のディスクである。
再生用レーザLを光透過層40側から照射して、DVD記録層36に記録されている情報とBD記録層38に記録されている情報の両方を読み取ることができても良い。あるいは、再生用レーザLをディスクの一方の面から照射して、DVD記録層36に記録されている情報を、他方の面から再生用レーザLを照射してBD記録層38に記録されている情報をそれぞれ読み取ることができても良い。
図5、図6は、DVD記録層36とDVD記録層41とよりなる2層のDVD記録層を有し、更に1層のBD記録層38を有するディスクの例を示す。DVD記録層36上は、図4と同様に反射膜44が形成され、DVD記録層41上は、半透明反射膜42が形成されている。半透明反射膜42が形成されたDVD記録層41は、図5に示すように基板37に形成してもよいし、図6に示すようにBD記録層38を有する基板39に形成してもよい。
図5に示すディスクは、再生用レーザLが基板37側と光透過層40側からそれぞれ照射され、図6に示すディスクは、再生用レーザLが光透過層40側からのみ照射される。
図4〜図6に示すように、DVD記録層とBD記録層とを共に備えるディスクはいくつかの構造が知られている。しかしながら、現在発売されているDVDのほとんどが記録層を2層有する記録容量の大きいタイプ(いわゆる、デュアルレイヤディスク)であることから、このようなディスクにおいても図5、図6に示すように、DVD記録層が2層構造であることが望ましい。
また、記録されている情報をディスクの両面から読み取る構造のディスクでは、読み取り用(再生用)レーザ光をディスクの両面から入射させるため、印刷レーベルを施す場所がない。そのためDVD面とBD面との区別が難しく、そのうえ美観に欠けたディスクになってしまう。
従って、理想的には片側から読み取り用レーザ光を照射することでDVD記録層とBD記録層の両方を読み取れ、かつDVD記録層が2層構造である、図6に示すような構造のディスクが好ましい。
図6に示すような構造のディスクの場合、DVDプレーヤで再生すればDVD品質の映像が再生され、BDプレーヤではBD品質(ハイビジョンレベル)の映像が再生されなければならないので、当然ながらDVD規格とBD規格の両方を満たすように製造しなければならない。特に、DVD記録層36に記録されている情報を読み取るには、光透過層40側から照射された再生用レーザ光Lが、基板39上に形成されたBD記録層38と反射膜45と光透過層40とを有するBD層を透過する必要がある。このため、DVD規格とBD規格の反射率の規格を同時に満たすことが非常に難しい。
例えば、BD層の反射膜45の反射率を上げすぎるとDVD記録層36、41からの反射率が小さくなりすぎてDVD記録層36、41の再生に支障をきたす。一方DVD記録層36、41を読み取り易くするためにBD層の反射膜45の反射率を下げすぎると、BD記録層38が再生できなくなる。
更にBD記録層38を構成するピットは、反射膜45の膜厚によってピットの大きさが変わることになり、それに伴い例えばジッタ等の信号品質も変化する。つまり、BD層の反射膜45には、信号品質を良好なものとする最適膜厚と反射率の規格を満たす最適膜厚とが存在する。
光透過層40側から信号を読み取るBDのような形態のディスクの反射膜に関しては、国際公開第00/65584号パンフレット(特許文献1)に反射膜の膜厚が8nm以上、20nm以下との記載があるが、これは記録層が単層のBDにおける反射膜の適切な膜厚であり、当然ながらDVD記録層からの反射率などを考慮したものではない。
国際公開第00/65584号パンフレット
上記したように、少なくとも2層のDVD記録層と単層のBD記録層とを有する光ディスクにおいて、読み取り用レーザ光が入射する光透過層とBD記録層との間に形成された反射膜は、DVD規格及びBD規格の反射率を同時に満たすことが必要である。
そこで本発明は、少なくとも2層のDVD記録層と単層のBD記録層とを有する光ディスクにおいて、DVD−ROM規格およびBD−ROM規格の反射率を同時に満たし、それぞれの映像品質にて再生が可能となる、光ディスク及び光ディスクの製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、次の(a)〜(f)の光ディスク及び光ディスク製造方法を提供する。
(a)一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる第1の記録層11を有する、厚さが0.6mm±30μmの第1の基板12と、前記第1の記録層上に形成された第1の反射膜11aと、一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列からなる第2の記録層13を有し、他方の面に、同心円状またはスパイラル状のBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる第3の記録層14を有する、厚さが0.5mm±30μmの第2の基板15と、前記第2の記録層上に形成された半透過性の第2の反射膜13aと、前記第3の記録層上に形成された半透過性で厚さが5nm〜20nmの第3の反射膜14aと、前記第1の反射膜と第2の反射膜とを対向させて貼り合わせる接着層16と、前記第3の反射膜上に形成された厚さ100μm±3μmの光透過層17とを備え、前記光透過層の前記第3の反射膜と接する面に対向する面は、前記第1の記録層、第2の記録層及び第3の記録層の前記第1の情報ピット列、第2情報ピット列及び第3の情報ピット列からなる情報を再生する再生用レーザ光Lが入射する入射面であることを特徴とする光ディスク。
(b)前記第3の情報ピット列に含まれる8Tピットの一つのピットは、前記第2の基板の厚み方向の頂面から底面までの深さの1/2である中点におけるピット幅Pwが0.12μm〜0.2μmの範囲にあることを特徴とする(a)記載の光ディスク。
(c)前記第3の情報ピット列を構成するピットの深さが40nm〜85nmの範囲にあることを特徴とする(a)または(b)記載の光ディスク。
(d)厚さが0.6mm±30μmの第1の基板12に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる第1の記録層11を形成する工程と、前記第1の記録層に第1の反射膜11aを積層する工程と、厚さが0.5mm±30μmの第2の基板15の一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列からなる第2の記録層13を形成し、前記第2の基板の他方の面に、同心円状またはスパイラル状のBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる第3の記録層14を形成する工程と、前記第2の記録層に半透過性の第2の反射膜13aを積層する工程と、前記第3の記録層に半透過性で厚さが5nm〜20nmの第3の反射膜14aを積層する工程と、前記第1の反射膜と第2の反射膜とを対向させて接着層16で貼り合わせる工程と、前記第3の反射膜に厚さが100μm±3μmの光透過層17を形成する工程とを含むことを特徴とする光ディスク製造方法。
(e)前記第3の記録層を形成する工程は、前記第3の情報ピット列に含まれる8Tピットの一つのピットの、前記第2の基板の厚み方向の頂面から底面までの深さの1/2である中点におけるピット幅Pwが0.12μm〜0.2μmの範囲となるように形成することを特徴とする(d)記載の光ディスク製造方法。
(f)前記第3の記録層を形成する工程は、前記第3の情報ピット列を構成するピットの深さが40nm〜85nmの範囲となるように形成することを特徴とする(d)または(e)記載の光ディスク製造方法。
本発明によれば、2層のDVD−ROM規格に準拠した記録層と単層のBD−ROM規格に準拠した記録層とを有する光ディスクにおいて、DVD−ROM規格及びBD−ROM規格の反射率規格を同時に満たし、DVDプレーヤとBDプレーヤのいずれにおいてもそれぞれの映像品質にて再生が可能である。それゆえ、例えば一つの映像コンテンツをDVD−ROM、BD−ROMそれぞれの規格に合わせて2種類の光ディスクを製造する必要がなくなるので、省資源、省エネルギーにも貢献できる効果がある。また、消費者にとっても利便性が大きい。
図1は、本発明の一実施形態である光ディスクDの積層構造を示す図である。
第1の基板12の一方の面には、第1の記録層11、第1の反射膜11a、接着層16、第2の反射膜13a、第2の記録層13、第2の基板15、第3の記録層14、第3の反射膜14a、光透過性カバー層17の順序で各層が積層形成されている。光透過性カバー層17は、第1の記録層11及び第2の記録層13に記録されている情報を再生する第1の再生用レーザ光L1及び、第3の記録層14に記録されている情報を再生する第2の再生用レーザ光L2の入射面である。
なお本実施形態では、第1の再生用レーザ光L1の波長は630nm〜650nm、第2の再生用レーザ光L2の波長は360nm〜440nmであり、第1の再生用レーザ光L1及び第2の再生用レーザ光L2を総称して、再生用レーザ光Lという。第1の基板12の他方の面には、タイトルレーベル面が設けられている。
本実施形態において第1の基板12の厚さは0.6mmで、一方の面に、記録する情報に基づいて同心円状またはスパイラル状に、DVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列(情報ピットパターン)が記録層11として形成されている。記録層11上には反射膜11aが形成されている。
また、第2の基板15の厚さは0.5mmで、一方の面に記録する情報に基づいて同心円状またはスパイラル状に、DVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列が記録層13として形成されている。基板15の他方の面には、同心円状またはスパイラル状にBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列が記録層14として形成されている。更に、記録層13上には半透過性の反射層13aが形成され、記録層14上には半透過性の厚さが5nm〜20nmの反射膜14aが形成されている。
反射膜11aと反射膜13aとが接着剤層(接着層)16で貼り合わされ、反射膜14a上にBD−ROM規格に準拠した厚さ0.1mmの光透過層(光透過性カバー層)17が形成されて、図1に示す光ディスクDとなる。
本実施形態において、再生用レーザ光Lは光透過性カバー層17側から照射される。従って、光ディスクDが有する記録層11、記録層13、記録層14に記録された情報は、光透過性カバー層17側から照射された再生用レーザLによって読み出される。
波長360nm〜440nmの第2の再生用レーザ光L2が記録層14上に照射されると、BD−ROM規格に準拠して形成された第3の情報ピット列から、記録された情報が読み出し可能となる。波長630nm〜650nmの第1の再生用レーザ光L1が記録層11上または、記録層13上にそれぞれ照射されると、DVD−ROM規格に準拠して形成された第1及び第2の情報ピット列から、記録された情報が読み出し可能となる。
なお、本実施形態の光ディスクDにおいて、記録層11と反射膜11aをDVD−L1層、記録層13と反射膜13aをDVD−L0層、記録層14と反射膜14aをBD層とする。
次に、本実施形態の光ディスクDを製造する方法の一実施例を述べる。図2(a)〜(p)に示すのは、光ディスクの作製工程の概略である。
まず、DVDスタンパ及びBDスタンパの作製方法について図2(a)〜(h)を用いて説明する。
図2(a)において、表面を研磨洗浄したガラス基盤18にスピンコート法等によりフォトレジスト層19を形成し、ブランクマスタを作製する。
次に図2(b)に示すように、記録する情報を示すピットをDVD−ROM規格あるいはBD−ROM規格に準拠したサイズに形成するのに適当な波長を有するレーザービーム20を対物レンズ21によって集光し、微小スポットをフォトレジスト層19の形成されたガラス基盤18に照射する。DVDスタンパを作成する場合は波長350nm〜450nmの紫外レーザを主に用いる。紫外レーザの光源には、Ar、Kr、He−Cd等を用いる。BDスタンパを作成する場合は、波長200nm〜300nmの遠紫外レーザを主に用いる。
ガラス基盤18を回転させ、かつ一定速度で移動させながらレーザービーム20の照射をオンまたはオフさせたり、あるいは連続的に照射する。このようにして、DVD−ROM規格あるいはBD−ROM規格に従った変調信号のピットを示す潜像22を同心円状またはスパイラル状に形成する。
次に、アルカリ溶液による現像処理を施すことにより、図2(c)に示すようなピット列23の形成されたガラス原盤を作製する。
以上のようにして作製したガラス原盤の表面に、スパッタあるいは無電解メッキ等の方法により、図2(d)に示すようなニッケル等の導電性膜24を成膜する。
導電性膜24を陰極とするとともに陽極側にニッケルを配置し、スルファミン酸ニッケル溶液中で通電させることによって、図2(e)に示すようにガラス原盤上にニッケル25を析出させる。
そして、析出させたニッケル25を図2(f)に示すようにガラス原盤から剥離することにより、記録する情報信号に基づいた凹凸パターンの形成された金属原盤、すなわちスタンパ26が作製される。
以上がガラス原盤作製工程の概略であり、作製されたスタンパ26を利用して、続くディスク化工程で光ディスクの量産が行われる。スタンパ26は内外径加工あるいは裏面研磨等の後処理が施された後、成形機に設置される成形金型に組み込まれる。
そして、図2(g)に示すようにスタンパ26を雌型とし、光透過性を有するアクリル、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を材料として、雄型のモールド基板27を作製する。作製には、コンプレッション(圧縮成形)法、インジェクション(射出成形)法あるいはフォトポリマー(2P)法等を用いる。図2(g)において、作製するモールド基板27の厚みを光ディスクの種類に応じて変更する。
2P法を用いる場合、モールド基板27は液状の紫外線硬化樹脂等の光重合性高分子を材料とする。また、2P法に用いるスタンパ26は、一般的なスタンパとして用いられるNi等の金属スタンパの他に、モールド基板27と同様な透明樹脂などから成るソフトスタンパ(樹脂スタンパ)と呼ばれるものがある。金属スタンパを使用する場合、モールド基板27を形成する樹脂を硬化させるUV光は樹脂(モールド基板27)側から照射する必要があるが、ソフトスタンパを使用する場合はUV光がソフトスタンパ及び樹脂のいずれからも透過するので、UV光の照射方向を選ばない。
ソフトスタンパは、モールド基板27と似た材質の樹脂を用いることが好ましい。しかしその場合、図2(g)と同様に樹脂を硬化させ、ソフトスタンパの凹凸パターンに基づいた情報ピット列が形成されたモールド基板27をソフトスタンパより剥離する際には、モールド基板27とソフトスタンパとの密着性が均衡しているので、ピットの欠損などの問題が生じることが考えられる。このため、ソフトスタンパは剥離性の良い樹脂を材料として選ぶことや、スタンパ信号面の表面に剥離性の良い材料からなる薄膜を形成することなどが好ましい。
剥離性の良い樹脂材料としては、ポリオレフィン系の樹脂がある。また、剥離性を高めるための薄膜としては、ポリオレフィン系の樹脂を有機溶媒に溶解して薄くスピンコートしたものや、Si、Auなどの金属をスパッタリング等の真空成膜法によって1nm〜100nm程度の厚さに成膜したものなどを使用する。
2P法の概要を説明する。DVD−ROM規格、あるいはBD−ROM規格に準拠した凹凸パターンが形成されたスタンパ26を回転させながら液状のUV硬化性樹脂を塗布し、その上から平滑な面を有する樹脂製基板を接着させて機械的に圧力をかけ、接着層を均一な厚さにする。その後UV光を照射し、UV硬化性樹脂を硬化させてからスタンパ26を剥離する。従って、スタンパ26の凹凸パターンに応じた情報ピット列が樹脂基板上に形成され、これがモールド基板27となる。
更に2P法は、スタンパ26と樹脂製基板の両面に液状のUV硬化性樹脂を塗布し、スタンパ26と樹脂製基板とを貼り合せ加圧した後、UV硬化性樹脂を硬化させ、スタンパ26を剥離する方法や、樹脂製基板に液状のUV硬化性樹脂を塗布してスタンパ26を貼り合せて加圧し、UV光を照射してスタンパ26を剥離し、樹脂製基板上に情報ピット列を形成する方法がある。
続いて、本実施形態における基板12の詳細な作製方法について述べる。上述のようにして作製したスタンパ26を使い、図2(i)に示すようにポリカーボネート等の光ディスク基板材料として用いられる樹脂を射出成型する。スタンパ26はDVD−ROM規格に準拠した凹凸パターンを有する。
従って、片面にDVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる記録層11を有する基板12が形成される。第1の情報ピット列は、DVD−ROM規格に準拠して記録された情報を示す。基板12の厚さはDVD−ROM規格に基づいて0.6mm(±30μm)とする。
次に図2(j)に示すように記録層11に、信号再生のために反射膜11aを形成する。反射膜11aは、Al、Ag、Au等のいずれかの金属や、いずれかの金属を主成分とする合金を材料として用い、スパッタリングや蒸着などの真空成膜法によって形成される。なお、本実施形態において主成分とは、最も多く含まれる成分をさす。
ここで、図1に示す光ディスクDにおいて記録層11は、再生用レーザ光Lの入射面となる光透過性カバー層17から見て最も奥に形成された記録層である。このため、反射膜11aの膜厚は再生光の透過を考慮することなく、最大の反射率が得られる膜厚とすればよい。従って、通常は100nm以上の膜厚として形成する。
次に基板15の作製方法を述べる。本実施形態において基板15は、両面に情報ピット列を形成する必要がある。このため基板15の作製方法は以下の二通りが考えられる。
一つは、DVD−ROM規格に準拠した凹凸パターンを形成したスタンパとBD−ROM規格に準拠した凹凸パターンを形成したスタンパとを、図2(a)〜(f)に示した手順のようにそれぞれ作製し、これらのスタンパを用いて射出成型法によって両面に情報ピット列を有する樹脂基板(基板15)を一度に形成する方法である。もう一つは、基板15の一方の情報ピット列形成面を金属スタンパを用いた射出成型法で形成した後、他方の平滑な盤面上に紫外線硬化型樹脂を用いたフォトポリマー法(2P法)にて情報ピット列を形成する方法である。
いずれかの方法によって作製された基板15の厚みは、各記録層を積層した記録媒体の形態で、媒体の最表面である再生用レーザ光Lが照射される光透過性カバー層17から、それぞれの記録層(記録層11、記録層13、記録層14)までの光路長が各種ディスク(DVD、BD)の規格に基づいた値に合致させるために、0.5mm(±30μm)となるようにする。
本実施形態では、射出成型法及び2P法を用いて以下のように基板15を作製した。
まず、上述したように作製したBD−ROM規格に基づいた凹凸パターンを有するスタンパ26を用いて、ポリカーボネート等の光ディスク基板材料として用いられる樹脂を射出成型する。図2(k)に示すように、基板15の片面にBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる記録層14が形成される。第3の情報ピット列はBD−ROM規格に準拠して記録された情報を示す。
続いて図2(l)に示すように、記録層14に反射膜14aを形成する。反射膜14aの材料としてはAu、Ag、Alなどの金属やこれらを主成分とする合金が適しているが、再生用レーザ光Lに対し高屈折率で透明な特性を有する誘電体、例えばZnS、TiO2、SiN、GeN、Si、SiC、SiHなども好ましい。
次に図2(m)に示すように、反射膜14aの上にBD−ROM規格に基づいた光透過性カバー層17を形成する。光透過性カバー層17は、100μm±3μmの精度で形成する。光透過性カバー層17は、フィルム状のポリカーボネート製基板をUV硬化樹脂の接着剤やシート状の粘着接着剤を用いて貼り合せたものか、UV硬化樹脂のみで所望の厚さに形成したものとする。
次に図2(n)に示すように、BD−ROM規格に準拠した記録層14と反射膜14aと光透過性カバー層17とを形成した基板15の一方の面と反対の面に紫外線硬化樹脂を積層し、ソフトスタンパを用いた2P法によってDVD−ROM規格(二層型)に準拠した第2の情報ピット列からなる記録層13を形成する。UV光はソフトスタンパ側から照射される。
続けて図2(o)に示すように、記録層13に反射膜13aを形成する。反射膜13aは半透明で、Au、Ag、Alなどの金属やこれらを主成分とする合金を材料として用い、非常に薄い膜厚で形成する。具体的な膜厚としては5nm〜9nm程度が好ましい。また、先に述べた金属の他、再生用レーザ光Lに対し高屈折率で透明な特性を有する誘電体、例えばZnS、TiO2、SiN、GeN、Si、SiC、SiHなども材料として好適である。
最後に、図2(p)に示すように、反射膜13aと基板12上の反射膜11aとを対向させて接着層16を挟んで積層し、接着して光ディスクDを作製する。
接着は、アクリル系樹脂などのUV硬化樹脂を用い、一方の基板に硬化前の液状樹脂を塗布し、もう一方の基板を重ね合わせた後スピンコートして所望の厚さに調整し、その後UV光を照射して樹脂を硬化させる方法がある。本実施形態の場合は、基板12側からはUV光が透過しないので、基板15の光透過性カバー層17側から照射する。
もう一つの接着方法として、シート状になった接着剤を用い、基板12と基板15を圧着する方法がある。
いずれの方法でも、接着層16は二層型のDVD−ROM規格に基づき、層間を分けるギャップ層として機能させるので、その厚みは35μm〜75μmに制御し、更に好ましくは40μm〜70μmに制御する。
なお、本実施形態では、基板15上に射出成型によりBD−ROM規格に準拠した記録層14を形成し、2P法によりDVD−ROM規格に準拠した記録層13を形成したが、製造方法はこれに限るものではない。2P法(ソフトスタンパ使用)によりBD−ROM規格に準拠した記録層14を形成し、射出成型によりDVD−ROM規格に準拠した記録層13を形成してもよい。
また、基板15の両面、すなわち記録層13及び記録層14を射出成型により形成してもよい。なお、いずれの基板15の製造方法を採用した場合も、続く各反射膜の形成、基板12との接着、光透過性カバー層17の形成は上記した順序に限定されず、どのような順序で行ってもよい。
ところで、本実施形態の光ディスクDにおいて反射膜14aは、BD−ROM規格に準拠した波長を有する第2の再生用レーザ光L2を反射し、DVD−ROM規格に準拠した波長を有する第1の再生用レーザ光L1を透過する。このため反射膜14aは、DVD−ROM規格における反射率の規格とBD−ROM規格における反射率の規格とを同時に満たす必要がある。
各反射率の規格値は、記録層を2層有する2層DVDでは反射率18%〜30%、記録層を1層有する単層のBDが反射率35%〜70%、記録層を2層有する2層BDが反射率12%〜28%である。
本実施形態の光ディスクDは、2層のDVD−ROM規格に準拠した記録層と、1層のBD−ROM規格に準拠した記録層とを有するため、少なくとも、上述した2層BDの反射率と2層DVDの反射率の規格値を満たす必要がある。
また反射膜13aは、反射膜14aを介して記録層13を対象として照射された、DVD−ROM規格に準拠した波長を有する第1の再生用レーザ光L1を反射する。更に、反射膜14aを介して記録層11を対象として照射された、第1の再生用レーザ光L1を透過し、記録層11からの反射光を透過する。従って反射膜13aは、記録層13に記録された情報(信号)を再生するのに必要な反射率と、記録層11に記録された情報(信号)を再生するのに十分なレーザ光が透過するような透過率との両方を満たす必要がある。
反射膜11aは、反射膜14a及び反射膜13aを透過して照射される第1の再生用レーザ光L1を、所定の反射率範囲で反射する。
そこで、本実施形態の光ディスクDにおいて、BD層の反射膜である反射膜14aの膜厚が、DVD−ROMあるいはBD−ROM規格に準拠した記録層である第1の記録層11〜第3の記録層14(DVD記録層及びBD記録層)の読み取り(再生)に影響を与えると推測して、後述する表1〜表7に基づいてDVD記録層及びBD記録層の読み取りを良好にする反射膜14aの最適な膜厚を検討した。
上記したように作製した本実施形態の光ディスクDにおいて、BD層の反射膜14aの膜厚とディスク特性の関係を調べた結果を表1に示す。
表1〜表7中、BD層は反射膜14a、DVD−L0層は反射膜13a、DVD−L1層は反射膜12aをそれぞれ示す。また、表1〜表7の判定欄において、上述した2層BDの反射率規格12%〜28%と、2層DVDの反射率規格18%〜30%とを満たし、更にBDのジッタが規格値の6.5%以下となる条件には「可」を、いずれかを満たさないものについては「不可」を記した。なお、BDのジッタの数値はリミットイコライザを用いて測定した。
Figure 2006196146
表1より、反射膜14aの膜厚が5nm〜20nmの範囲において2層BD及び2層DVDの反射率規格をいずれも満たしていることが分かる。つまり、反射膜14aは5nm〜20nmの膜厚において、BD−ROM規格に準拠した波長を有する第2の再生用レーザ光L2を反射し、DVD−ROM規格に準拠した波長を有する第1の再生用レーザ光L1を透過する。なお、反射膜14aの膜厚が5nm〜12nmの範囲であると、更に好ましい。
続いて、反射膜14aの膜厚を5nmあるいは20nmに固定し、BD層の記録層14のピット幅を変えたときのディスク特性を調べた結果を表2と表3に示す。表2は反射膜14aの膜厚を5nmに、表3は反射膜14aの膜厚を20nmに固定した場合を示す。なお、本実施形態におけるピット幅Pwは8Tピットの幅であり、図3に示すように半値幅で定義した。
図3は、BD−ROM規格に準拠した記録層14が形成された基板15の一方の面の拡大断面図である。ピット深さHは、記録層14における第3の情報ピット列を構成する一つのピットの頂面14tから底面14bまでの深さ(高さ)であり、頂面14tから中点14cまでの深さH1と、中点14cから底面14bまでの深さH2が、H1=H2の関係となる中点14cにおけるピットの幅をピット幅Pwとした。すなわち、頂面14tから底面14bまでの深さの1/2である中点14cにおけるピット幅Pwである。なお、H1+H2=Hの関係にある。
Figure 2006196146
Figure 2006196146
表2、表3の結果より、ピット幅Pwによって反射膜14aの反射率はあまり変化しないものの、記録層14より再生される再生信号のジッタの値は大きく変化することが判明した。表2及び表3より、反射膜14aの膜厚が5nm、20nmいずれの場合においても8Tピットのピット幅Pwが0.12μm〜0.2μmの範囲において、2層BDと2層DVDの反射率規格及びBDのジッタ規格値を満足する光ディスクDが得られた。
さらに、表4〜表7に、図3に示すピット深さHとディスク特性の関係を示す。表4は反射膜14aの膜厚を5nm、ピット幅Pwを0.2μmとした場合、表5は反射膜14aの膜厚を5nm、ピット幅Pwを0.12μmとした場合、表6は反射膜14aの膜厚を20nm、ピット幅Pwを0.12μmとした場合、表7は反射膜14aの膜厚を20nm、ピット幅Pwを0.2μmとした場合を示す。
Figure 2006196146
Figure 2006196146
Figure 2006196146
Figure 2006196146
表4〜表7のいずれの表からもピット深さHによって、反射膜14aの反射率はあまり変化しないものの、記録層14より再生される再生信号のジッタ値が変化し、ピット深さHの最適範囲があることが分かった。表4〜表7のいずれにおいても、ピット深さHは40nm〜85nmにおいて2層BDの反射率規格と2層DVDの反射率規格及びBDのジッタ規格値を満足した。なお、ピット深さHの範囲は50nm〜85nmが、更に好ましい。
以上より、本実施形態の光ディスクDにおいてBD層の反射膜14aの膜厚を5nm〜20nmの範囲に設定することによって、2層DVDの反射率規格と2層BDの反射率規格とを同時に満たした。つまり、反射膜14aは5nm〜20nmの膜厚で形成すると、BD−ROM規格に準拠した波長を有する第2の再生用レーザ光L2を反射し、DVD−ROM規格に準拠した波長を有する第1の再生用レーザ光L1を透過する。更に、記録層14の再生信号のジッタが規格値の6.5%以下となる。
また本実施形態の光ディスクDは、上記した構成に加えて、BD−ROM規格に準拠して基板15上に形成された第3の情報ピット列からなる記録層14において、第3の情報ピット列を構成するピットのうち、8Tピットのピット幅Pwが、0.12μm〜0.2μmの範囲にあることを特徴とする。
さらに本実施形態の光ディスクDは、上記した構成に加えて、BD−ROM規格に準拠して基板15上に形成された第3の情報ピット列からなる第3記録層14において、第3の情報ピット列を構成するピットの深さHは、40nm〜85nmの範囲にあることを特徴とする。
本発明の一実施形態である光ディスクDの積層構造を示す図である。 本発明の一実施形態である光ディスクDの作製手順の一例を示す図である。 第2の基板15の一方の面の拡大断面図である。 DVD記録層とBD記録層を有する光ディスクの構造例を示す図である。 2層のDVD記録層と1層のBD記録層を有する光ディスクの構造例を示す図である。 2層のDVD記録層と1層のBD記録層を有する光ディスクの他の構造例を示す図である。
符号の説明
11 第1の記録層
11a 第1の反射膜
12 第1の基板
13 第2の記録層
13a 第2の反射膜
14 第3の記録層
14a 第3の反射膜
15 第2の基板
16 接着層
17 光透過性カバー層

Claims (6)

  1. 一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる第1の記録層を有する、厚さが0.6mm±30μmの第1の基板と、
    前記第1の記録層上に形成された第1の反射膜と、
    一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列からなる第2の記録層を有し、他方の面に、同心円状またはスパイラル状のBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる第3の記録層を有する、厚さが0.5mm±30μmの第2の基板と、
    前記第2の記録層上に形成された半透過性の第2の反射膜と、
    前記第3の記録層上に形成された半透過性で厚さが5nm〜20nmの第3の反射膜と、
    前記第1の反射膜と第2の反射膜とを対向させて貼り合わせる接着層と、
    前記第3の反射膜上に形成された厚さ100μm±3μmの光透過層とを備え、
    前記光透過層の前記第3の反射膜と接する面に対向する面は、前記第1の記録層、第2の記録層及び第3の記録層の前記第1の情報ピット列、第2情報ピット列及び第3の情報ピット列からなる情報を再生する再生用レーザ光が入射する入射面であることを特徴とする光ディスク。
  2. 前記第3の情報ピット列に含まれる8Tピットの一つのピットは、前記第2の基板の厚み方向の頂面から底面までの深さの1/2である中点におけるピット幅が0.12μm〜0.2μmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 前記第3の情報ピット列を構成するピットの深さが40nm〜85nmの範囲にあることを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク。
  4. 厚さが0.6mm±30μmの第1の基板に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第1の情報ピット列からなる第1の記録層を形成する工程と、
    前記第1の記録層に第1の反射膜を積層する工程と、
    厚さが0.5mm±30μmの第2の基板の一方の面に、同心円状またはスパイラル状のDVD−ROM規格に準拠した第2の情報ピット列からなる第2の記録層を形成し、前記第2の基板の他方の面に、同心円状またはスパイラル状のBD−ROM規格に準拠した第3の情報ピット列からなる第3の記録層を形成する工程と、
    前記第2の記録層に半透過性の第2の反射膜を積層する工程と、
    前記第3の記録層に半透過性で厚さが5nm〜20nmの第3の反射膜を積層する工程と、
    前記第1の反射膜と第2の反射膜とを対向させて接着層で貼り合わせる工程と、
    前記第3の反射膜に厚さが100μm±3μmの光透過層を形成する工程とを含むことを特徴とする光ディスク製造方法。
  5. 前記第3の記録層を形成する工程は、前記第3の情報ピット列に含まれる8Tピットの一つのピットの、前記第2の基板の厚み方向の頂面から底面までの深さの1/2である中点におけるピット幅が0.12μm〜0.2μmの範囲となるように形成することを特徴とする請求項4記載の光ディスク製造方法。
  6. 前記第3の記録層を形成する工程は、前記第3の情報ピット列を構成するピットの深さが40nm〜85nmの範囲となるように形成することを特徴とする請求項4または5記載の光ディスク製造方法。

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