JP2006192999A - 覚醒照明装置 - Google Patents

覚醒照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006192999A
JP2006192999A JP2005004910A JP2005004910A JP2006192999A JP 2006192999 A JP2006192999 A JP 2006192999A JP 2005004910 A JP2005004910 A JP 2005004910A JP 2005004910 A JP2005004910 A JP 2005004910A JP 2006192999 A JP2006192999 A JP 2006192999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
rail
awakening
vehicle body
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005004910A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Muramatsu
美希 村松
Toshihiro Tsuemoto
敏浩 津江本
Tsuneji Hattori
恒司 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005004910A priority Critical patent/JP2006192999A/ja
Publication of JP2006192999A publication Critical patent/JP2006192999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】 乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源で車両乗員の顔面に覚醒光を照射する。
【解決手段】 覚醒光を照射する光源50が、車体10の天井部に取付けたレール24に沿って、運転席に着座した乗員の顔面に覚醒光を照射できる位置や、後席に着座した乗員の顔面に覚醒光を照射できる位置へ移動可能となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電球、LED、蛍光灯等の光源からの光を車両に乗車した乗員(車両乗員)の顔面に照射することで覚醒させる照明を車両に搭載した覚醒照明装置に関する。
顔面へ2500ルックス(lx)程度の光を5〜10分程度照射することで、覚醒効果があることが知られており、家電製品や医療製品等では、これを利用した覚醒照明装置が提案されている。
また、車両に搭載した覚醒照明装置の一例としては、例えば、特許文献1に記載の技術などが提案されている。
特許文献1に記載の技術では、居眠り運転を有効に防止する覚醒照明装置が提案されており、車室内の運転者の視界内に位置するサンバイザ、オートマチックチェンジのインジケータ、メータパネル等に、適当な緊張感を与える覚醒照明部を設けて、運転者に適当な緊張感を与えることが提案されている。
実開平6−50988号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、車両に搭載した覚醒照明装置では、車室内の運転者の視界内に位置する光源から運転者の顔面に向かって覚醒光を照射する構成になっている。この結果、運転席以外となる他の乗員着座用シートに着座した車両乗員の眠気を防止しようとする場合には、運転席以外となる他の乗員着座用シートに着座した車両乗員の顔面に、覚醒光を照射するための光源を別途設ける必要がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、車両乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源で車両乗員の顔面に覚醒光を照射できる覚醒照明装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、車両乗員の顔面に覚醒光を照射する光源と、該光源を車体の天井に沿って移動するための光源移動手段と、を備えたことを特徴とする。
光源移動手段によって、覚醒光を照射する光源を車体の天井に沿って移動し、車室内の異なる乗員着座用シートに着座した車両乗員の顔面に向けて覚醒光を照射できる位置へ光源を移動する。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の覚醒照明装置において、前記光源移動手段は、車体の天井部に取付けられたレールと、該レールに移動可能に配置され前記光源を支持する光源支持部材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の内容に加えて、車体の天井部に取付けられたレールに沿って、レールに移動可能に取付けられた光源支持部材を移動することで、光源支持部材に支持された光源が車体の天井部の面方向に沿って移動する。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の覚醒照明装置において、前記レールは車体のルーフ部に取付けられたルーフ補強部材に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の内容に加えて、レールが車体のルーフ部に取付けられたルーフ補強部材に設けられているため、レールの支持剛性が向上し、光源支持部材を介してレールに支持された光源の支持剛性が向上する。
請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の覚醒照明装置において、前記光源は車体の天井部内に収納可能であることを特徴とする。
請求項1〜3の何れか1項に記載の内容に加えて、光源を使用しない場合には、光源を車体の天井部内に収納する。
請求項1記載の本発明は、上記の構成とすることで、車両乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源で車両乗員の顔面に覚醒光を照射できる。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の覚醒照明装置において、光源移動手段は、車体の天井部に取付けられたレールと、レールに移動可能に配置され光源を支持する光源支持部材と、を有するため、請求項1に記載の効果に加えて、レールを延長することで光源の移動範囲を広くできる。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の覚醒照明装置において、レールは車体のルーフ部に取付けられたルーフ補強部材に設けられているため、請求項2に記載の効果に加えて光源の支持剛性を向上できる。
請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の覚醒照明装置において、光源は車体の天井部内に収納可能であるため、請求項1〜3の何れか1項に記載の効果に加えて、光源を使用しない場合に光源が邪魔にならない。
本発明における覚醒照明装置の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
図1に示される如く、本実施形態では、自動車の車体10における屋根部となるルーフ部の上面を構成するルーフパネル12の下面側の前端部12Aに、ルーフ部を補強する部材であるルーフ補強部材としてのウインドシールドヘッダパネル14が配置されている。また、ウインドシールドヘッダパネル14は、その長手方向を車幅方向に沿って配置されている。
ルーフパネル12の下面側の略前後方向中央部12Bには、ルーフ補強部材としてのルーフパネルリインフォースメントセンタ18がその長手方向を車幅方向に沿って配置されている。また、ルーフパネル12の下面側には、ウインドシールドヘッダパネル14の車幅方向中央とルーフパネルリインフォースメントセンタ18の車幅方向中央とを連結するルーフ補強部材としてのセンタリインフォースメント20がその長手方向を車体前後方向に沿って配置されている。
図2に示される如く、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18の長手方向から見た断面形状は開口部を車体上方へ向けたハット断面形状、即ち、上方が開口した矩形断面形状において開口端部に前後に突出したフランジ18Aを有する断面形状となっている。また、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18のフランジ18Aは、ルーフパネル12の下面12Dに溶着されており、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18とルーフパネル12とでその長手方向が車幅方向に延びる閉断面構造を形成している。
図1に示される如く、ウインドシールドヘッダパネル14もルーフパネルリインフォースメントセンタ18と略同じ断面構造なっており、それぞれルーフパネル12とでその長手方向が車幅方向に延びる閉断面構造を形成している。また、センタリインフォースメント20もルーフパネルリインフォースメントセンタ18と略同じ断面構造なっており、センタリインフォースメント20とルーフパネル12とでその長手方向が車体前後方向に延びる閉断面構造を形成している。
図2に示される如く、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18の下面18B側は、車体10におけるルーフ部の車室側となる部位である天井部となっており、天井部であるルーフパネルリインフォースメントセンタ18の下面18Bには、光源移動手段としてのレール24が取付けられている。
図1に示される如く、レール24は、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18の下面に加えて、天井部ウインドシールドヘッダパネル14の下面とセンタリインフォースメント20の下面にも連続して取付けられている。
図3に示される如く、車体10の前後方向を左右方向にしてレール24を車体上方から見ると、レール24の形状はH形状に配置されており、レール24の前部24Aは、車体上方から見て、運転席28に着座した車両乗員30の顔面30Aの前方と、助手席32に着座した車両乗員34の顔面34Aの前方となる位置に、その長手方向を車幅方向に沿って配置されている。また、レール24の後部24Bは、車体上方から見て、後席35に着座した車両乗員36、37の顔面36A、37Aの前方となる位置に、その長手方向を車幅方向に沿って配置されており、レール24の中間部24Cは、運転席28と助手席32との間になる位置に、その長手方向を車体前後方向に沿って配置されている。
図2に示される如く、レール24の長手方向から見た断面形状は、下部の幅方向中央に開口部40が形成された矩形枠状となっている。レール24の内部には、光源移動手段の光源支持部材としての2個の連結軸44の頭部44Aがそれぞれ挿入されている。連結軸44の頭部44Aは軸部44Bに比べて大径の円板状になっており、開口部40の幅は連結軸44の頭部44Aの直径より小さく、軸部44Bの軸径よりは大きくなっている。従って、連結軸44はレール24に、レール24に沿って移動可能で、且つ垂直軸回りに回転可能に収納配置されている。また、連結軸44の下端は取付部44Bとなっており、この取付部44Bは円筒状のケース46の上部46Aに固定されている。
図4に示される如く、連結軸44はケース46における長手方向両端部46Bの近傍の上部にそれぞれ固定されている。
図2に示される如く、ケース46の内部には、覚醒光を照射する光源50が収納されている。光源50は長尺状のシート状の面光源であり、ケース46の中心に回転可能に取付けられた回転軸52に巻き取られた状態(ロールスクリーン状態)で収納されている。また、ケース46は車体の天井部の車室側壁部を構成する成形天井54より車体上方の天井部内に取付けられている。
ケース46の下部には、開口部58がケース46の長手方向に沿って形成されており、この開口部58の下方となる成形天井54の部位には、スリット60が形成されている。
図5に示される如く、スリット60は成形天井54における、レール24の下方となる位置にレール24に沿ってH形状に形成されている。即ち、スリット60の前部60Aと後部60Bとは、その長手方向を車幅方向に沿って形成されており、スリット60の中間部60Cは、前部60Aの車幅方向中央部と後部60Bの車幅方向中央部との間に、その長手方向を車体前後方向に沿って形成されている。
図4に示される如く、光源50の下端部50Bの長手方向中央部には、上下方向の長さが短く且つ幅も狭い帯状の取っ手62が取付けられており、この取っ手62のみが、スリット60から車室56内へ突出している。
従って、取っ手62を把持して、下方(図2の矢印A方向)へ移動すると、図2に2点鎖線で示される如く、光源50がケース46の内部から車室56内に引き出されるようになっている。また、図2に2点鎖線で示される如く、光源50を車室56内に引き出した状態で車体後方側の面50Aが覚醒光照射面となる。
なお、図示を省略したがケース46内には、光源50を引き出した場合に、任意の位置で光源50を停止することができると共に、収納時には光源50を自動的に回転軸52に巻き取ることができる巻取り装置が取付けられている。なお、このような巻取り装置はシートベルト巻取り装置や住宅用ロールカーテン等に使用されており周知の構造であるため説明を省略する。
図4に示される如く、レール24の後部24Bにおける前壁部61の後面には電極64がレール24の後部24Bの長手方向に沿って取付けられており、レール24の後部24Bにおける後壁部63の前面には電極65が電極64と並行にレール24の後部24Bの長手方向に沿って取付けられている。これらの電極64、65はそれぞれ制御回路53に電気的に接続されている。また、ケース46に取付けられた2本の連結軸44における一方の連結軸44の頭部44Aには互いに反対側となる一対の電極67、69が取付けられており、これらの電極67、69がそれぞれ電極64、65と接触するようになっている。
なお、レール24の前部24Aにも同様に電極64、65がレール24の前部24Aの長手方向に沿って取付けられている。また、レール24の中間部24Cには電極64、65は取付けられていない。
図2に示される如く、連結軸44、ケース46及び回転軸52には、電極64、65と光源50とを接続する配線66が形成されている。即ち、配線66は電極64、65から連結軸44の内部を通りケース46に達し、ケース46と回転軸52との軸受け部から回転軸52に達し、回転軸52と光源50との連結部から光源50に達している。
また、ケース46の開口部58には近接スイッチ70が取付けられており、回転軸52の近傍に巻き取られた光源50の基部には磁石72が取付けられている。従って、図2に二点鎖線で示すように、光源50が所定長さ引き出され、光源50に取付けられた磁石72が、近接スイッチ70に接近すると、近接スイッチ70がオンするようになっており、近接スイッチ70がオンすると、光源50に電流が流れ光源50が覚醒光を照射するようになっている。
なお、レール24の中間部24Cには、電極64、65は取付けられていないため、光源50が、レール24の中間部24Cにある場合には、ケース46から引き出された光源50が覚醒光を照射しないようになっている。
図7に示される如く、運転席28の前方となる成形天井54の部位に形成されたスリット60の前部60Aから車室56内へ突出した取っ手62を把持し、取っ手62をスリット60に沿って移動することで、光源50をレール24に沿って天井部の面方向へ移動できるようになっている。なお、天井部の面方向とは成形天井54の上面54Aまたは下面54Bに沿った略水平の方向である。
即ち、図7に二点鎖線で示すように光源50をケース46内に収納した状態で移動すると、光源50は成形天井54の上面54A側において、天井部の面方向となる車幅方向と車体前後方向へ移動するようになっている。また、図7に実線で示すように光源50をケース46から引出した状態で移動すると、光源50は成形天井54の下面54B側において、天井部の面方向となる車幅方向と車体前後方向へ移動するようになっている。
例えば、図6に示される如く、運転席の前方となる成形天井54の部位に形成されたスリット60の前部60Aから突出した取っ手62を、矢印Bで示すようにスリット60の前部60Aから中間部60Cへ移動し、矢印Cで示すように中間部60Cから後部60Bへ移動することで、2個の連結軸44の頭部44Aが順番に、レール24の前部24Aから中間部24Cへ移動し、中間部24Cから後部24Bへ移動できるため、光源をレール24の前部24Aから後部24Bへ移動できるようになっている。
また、スリット60の前部60Aから突出した取っ手62を、図6に矢印Dで示すように車幅方向へ移動することで、光源50をレール24の前部24Aに沿って運転席の前方から助手席の前方へ移動できるようになっている。また、スリット60の後部60Bから突出した取っ手62を、図6に矢印Eで示すように車幅方向へ移動することで、光源50をレール24の後部24Bに沿って構成の左側の前方から右側の前方へ移動できるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、図7に示される如く、運転席28の前方となる成形天井54の部位に形成されたスリット60の前部60Aから車室56G内へ突出した取っ手62を把持し、例えば、図6に矢印Bで示すようにスリット60の前部60Aから中間部60Cへ移動し、図6に矢印Cで示すように中間部60Cから後部60Bの左側へ移動することで、2個の連結軸44の頭部44Aが順番に、レール24の前部24Aから中間部24Cへ移動し、中間部24Cから後部24Bへ移動できるため、光源50をレール24の前部24A、中間部24C、後部24Dに沿って、運転席28に着座した車両乗員30の顔面30Aに覚醒光を照射できる位置から、後席35に着座した車両乗員36の顔面36Aに覚醒光を照射できる位置へ移動でる。
また、取っ手62を把持して、下方(図2の矢印A方向)へ移動すると、図2に2点鎖線で示される如く、光源50がケース46の内部から車室56内に引き出される。この時、図2に二点鎖線で示すように、光源50が所定長さ引き出され、光源50に取付けられた磁石72が、ケース46の開口部58に取付けた近接スイッチ70に接近すると、近接スイッチ70がオンし、光源50に電流が流れ光源50が覚醒光を照射する。
この結果、図7に示される如く、運転席28に着座した車両乗員30の顔面30Aに覚醒光を照射した光源50によって、後席35に着座した車両乗員36の顔面36Aに覚醒光を照射できる。
同様に、取っ手62を把持し、スリット60に沿って移動することで、光源50をレール24に沿って、助手席32に着座した車両乗員34の顔面34Aの前方や、図3に示される後席35の右側に着座した車両乗員37の顔面37Aの前方に移動することができる。
このため、車両乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源50で車両乗員の顔面に覚醒光を照射できる。
また、図2に実線で示される如く、光源50を使用しない場合には、光源50を回転軸52に巻取り、ケース46内に収納できる。また、ケース46がレール24とともに成形天井54とルーフパネル12との間の天井部内に取付けられている。この結果、光源50を使用しない場合には、光源50が邪魔にならない。また、光源50を使用しない場合には、成形天井54に形成したスリット60と、スリット60から僅かに突出した取っ手62のみが車室56内から見える。このため、車室56の天井部の見栄えも良い。
また、図2に二点鎖線で示すように、光源50が所定長さ引き出されると、近接スイッチ70がオンして光源50が自動的に覚醒光を照射するため操作性が良い。
また、光源50を運転席28と助手席32との間になるレール24の中間部24Cへ移動し、光源50をケース46から車室56内へ引き出した状態とすることで、ケース46から引き出された光源50を運転席28と助手席32との仕切りとしても使用できる。この際、レール24の中間部24Cには、電極64、65は取付けられていないため、ケース46から引き出された光源50は覚醒光を照射しない。
次に、本発明の覚醒照明装置の第2実施形態を図8に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示される如く、第1実施形態と異なり、本実施形態では、車体10が車体前方から3列目のシート76を備えている。また、レール24の中間部24Cの車体後方への延長線上には、レール24の縦延長部24Dがその長手方向を車体前後方向に沿って取付けられており、車体上方から見て縦延長部24Dは後席35の車幅方向中央部に取付けられている。また、縦延長部24Dの後端部には、横延長部24Eがその長手方向を車幅方向に沿って取付けられており、車体上方から見て、横延長部24Eは3列目のシート76に着座した車両乗員78の顔面78Aの前方となる位置に車幅方向に沿って取付けられている。
更に、レール24の前部24Aの車幅方向両端部と、後部24Bの車幅方向両端部と、横延長部24Eの車幅方向両端部と、を連結する左右の側部延長部24F、24Gが設けられている。これらの側部延長部24F、24Gはその長手方向を車体前後方向に沿って配置されており、車体上方から見て車室56の側面56A、56Bに沿って取付けられている。
なお、成形天井54のスリット60も全レール24の下方にレール24に沿って形成されている。
従って、レール24の横延長部24Eに光源50を移動することによって、3列目のシート76に着座した車両乗員78の顔面78Aに覚醒光を照射できるようになっている。
また、レール24の縦延長部24Dに光源50を移動することによって、ケース46から引き出された光源50を後席35の左右を分ける仕切りとしても使用できるようになっている。更に、左右の側部延長部24F、24Gに光源50を移動することによって、ケース46から引き出された光源50を日よけとしても使用できるようになっている。
なお、レール24の縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとには、電極64、65が取付けられていない。このため、レール24の縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとに光源50がある場合には、ケース46から引き出された光源50が覚醒光を照射しないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、レール24を延長して、レール24の中間部24Cの後方への延長線上の縦延長部24Dと、車体上方から見て3列目のシート76に着座した車両乗員78の顔面78Aの前方となる横延長部24Eと、車体上方から見て車室56の側面56A、56Bに沿った側部延長部24F、24Gと、を設けた。このため、レール24の横延長部24Eに光源50を移動することによって、3列目のシート76に着座した車両乗員78の顔面78Aに光源50から覚醒光を照射できる。この結果、車両乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源50で車両乗員の顔面に覚醒光を照射できる。
また、レール24の縦延長部24Dに光源50を移動することによって、ケース46から引き出された光源50を後席35の左右を分ける仕切りとしても使用できる。更に、左右の側部延長部24F、24Gに光源50を移動することによって、ケース46から引き出された光源50を日よけとしても使用できる。この際、レール24の縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとには、電極64、65は取付けられていないため、ケース46から引き出された光源50は覚醒光を照射しない。
また、第1実施形態に比べて、レール24を延長することで光源50の移動範囲を広くできる。
その他の構成作用は前記第1実施形態と同様である。
次に、本発明の覚醒照明装置の第3実施形態を図9及び図10に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示される如く、第1実施形態と異なり、本実施形態では、成形天井54のスリット60と同じ高さの位置にレール24が取付けられており、スリット60内にレール24を嵌め込んだ状態になっている。このため、光源80は成形天井54の下面54B側となる車室56内に取付けられている。また、光源80は上光源82と下光源84との二つ折り可能なパネル形状となっている。上光源82は長方形のパネル状となっており、その長手方向をレール24の長手方向に沿って配置されている。また、上光源82の上端部82Aの長手方向両端部近傍には連結軸44の取付部44Bが取付けられている。
光源80の下光源84も上光源82と略同じ長方形のパネル状となっており、その長手方向を上光源82の長手方向に沿って配置されている。下光源84の上端部84Aは、上光源82の下端部82Bにヒンジ86によって連結されている。
図10に示される如く、下光源84はヒンジ86を中心に上方(図10の矢印D方向)と下方(図10の矢印E方向)へ回転可能となっており、下光源84を上光源82の下方となる展開位置(図10の実線の位置)から上方へ回転させることで、下光源84を折り畳み位置(図10の二点鎖線の位置)へ移動できようになっている。また、光源80が二つ折りとなると、上光源82の覚醒光照射面82Cと下光源84の覚醒光照射面84Bとが互いに重なり合うようになっている。
また、光源80を使用する場合には、下光源84を折り畳み位置(図10の二点鎖線の位置)からヒンジ86を中心に下方(図10の矢印E方向)へ回転し、展開位置にすることで、光源80の覚醒光照射面積を大きくできるようになっている。また、下光源84を折り畳み位置から展開位置にすると、上光源82に内蔵したスイッチ90がオンすることで自動的に光源80が覚醒光を照射するようになっている。
また、図10の二点鎖線で示すように、下光源84を上方へ回転させ、光源80を二つ折り状態にすると、スイッチ90がオフし、光源80が消灯するようになっている。また、図示を省略した係止部材によって、下光源84は折り畳み位置に係止されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、レール24に沿って光源80を移動することによって、運転席28に着座した車両乗員30の顔面30Aに覚醒光を照射した光源80を助手席に着座した車両乗員の顔面の前方や、後席に着座した車両乗員の顔面の前方に移動できる。このため、車両乗員が複数の乗員着座用シートのどのシートに着座しても、単一の光源80で車両乗員の顔面に覚醒光を照射できる。
また、光源80を使用しない場合には、図10の二点鎖線で示すように、下光源84を上方へ回転させ、光源80を二つ折り状態にできるため、使用しない場合に光源80が邪魔になり難い。
一方、光源80を使用する場合には、下光源84を折り畳み位置(図10の二点鎖線の位置)からヒンジ86を中心に下方(図10の矢印E方向)へ回転することで、光源80の覚醒光照射面積を大きくできるため、乗員着座用シートに着座した車両乗員の顔面に多くの覚醒光を照射できる。また、下光源84を折り畳み位置から展開位置にすると、上光源82に内蔵したスイッチ90がオンすることで自動的に光源80が覚醒光を照射するため、操作性が良い。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、ルーフパネルリインフォースメントセンタ18等のルーフ補強部材の下面にレール24を取付けたが、これに代えて、ルーフ補強部材とレール24とを一体構造としても良い。また、ルーフ補強部材が無い部位にレール24を取付けても良い。
また、レール24の取付け位置の車体上方から見た形状は、図3に示される第1実施形態の形状や、図8に示される第2実施形態の形状に限定されず、光源50、80を車体の天井部の面方向に沿って移動可能であれば、レール24の取付け位置の車体上方から見た形状を他の形状にしても良い。
また、上記各実施形態では、光源50、80を車室56内に引き出した状態で車体後方側となる光源50、80の各面50A、82C、84Bが覚醒光照射面となるようにしたが、これに代えて、光源50、80の両面を覚醒光照射面とし、使用状況に応じて両面のうち何れか一方又は双方から覚醒光を照射できる構成としても良い。
また、上記各実施形態では、レール24の中間部24Cと縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとに、電極64、65が取付けられていないが、これに代えて、レール24の中間部24Cと縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとに、電極64、65を取付け、光源50、80が、レール24の中間部24Cと縦延長部24Dと左右の側部延長部24F、24Gとにある場合にも、ケース46から引き出された光源50、80が覚醒光を照射する構成としても良い。
また、上記各実施形態では、光源50、80を使用状態にした場合に自動的に覚醒光を照射する構成にしたが、これに代えて、手動スイッチを操作することで光源50、80を使用状況に応じてオンオフする構成としても良い。
また、上記各実施形態において、光源50、80をレール24の使用位置に固定するためのブレーキを設け、光源50、80が車体の発進、停止、旋回等で移動するのを防止するようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る覚醒照明装置が適用された車体上部を示すルーフパネルとピラーを2点鎖線とした車体側斜め前方から見た概略斜視図である。 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る覚醒照明装置のレールの配置を示す車体上方から見た概略図である。 本発明の第1実施形態に係る覚醒照明装置の要部を示す車体外側斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る覚醒照明装置が適用された車体の天井部を示す車体斜め下方から見た概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る覚醒照明装置が適用された車体の天井部を示す車体斜め下方から見た概略斜視図である。 図3の7−7線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係る覚醒照明装置のレールの配置を示す車体上方から見た概略図である。 本発明の第3実施形態に係る覚醒照明装置の要部を示す車体内側斜め後方から見た斜視図である。 図9の10−10線に沿った断面図である。
符号の説明
10 車体
12 ルーフパネル
14 ウインドシールドヘッダパネル(ルーフ補強部材)
18 ルーフパネルリインフォースメントセンタ(ルーフ補強部材)
20 センタリインフォースメント(ルーフ補強部材)
24 レール(光源移動手段)
24A レールの前部
24B レールの後部
24C レールの中間部
24D レールの縦延長部
24E レールの横延長部
24F レールの側部延長部
24G レールの側部延長部
28 運転席
32 助手席
35 後席
44 連結軸(光源移動手段、光源支持部材)
46 ケース
50 光源
52 回転軸
54 成形天井
60 スリット
62 取っ手
76 3列目のシート
80 光源
82 上光源
84 下光源
86 ヒンジ

Claims (4)

  1. 車両乗員の顔面に覚醒光を照射する光源と、
    該光源を車体の天井に沿って移動するための光源移動手段と、
    を備えたことを特徴とする覚醒照明装置。
  2. 前記光源移動手段は、車体の天井部に取付けられたレールと、該レールに移動可能に配置され前記光源を支持する光源支持部材と、を有することを特徴とする請求項1記載の覚醒照明装置。
  3. 前記レールは車体のルーフ部に取付けられたルーフ補強部材に設けられていることを特徴とする請求項2記載の覚醒照明装置。
  4. 前記光源は車体の天井部内に収納可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の覚醒照明装置。
JP2005004910A 2005-01-12 2005-01-12 覚醒照明装置 Pending JP2006192999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004910A JP2006192999A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 覚醒照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004910A JP2006192999A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 覚醒照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006192999A true JP2006192999A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36799411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004910A Pending JP2006192999A (ja) 2005-01-12 2005-01-12 覚醒照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006192999A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037895A (ja) * 2012-07-02 2015-02-26 長崎船舶装備株式会社 客室の仕切り構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037895A (ja) * 2012-07-02 2015-02-26 長崎船舶装備株式会社 客室の仕切り構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE19957448A1 (de) Kraftfahrzeugsitz mit einer Leuchte
US9623812B2 (en) Vehicle ceiling structure
JP2006192999A (ja) 覚醒照明装置
JP4296889B2 (ja) 車両用アームレスト
JP4780091B2 (ja) 車両の照明装置
JP2011068317A (ja) 車両のドア構造体
JP2006056433A (ja) 中折れ式ドア及び同ドアを取付けた自動車
JPH07149154A (ja) 後方へ折畳み可能な天覆いを備えた乗用車のための風防
JP4192673B2 (ja) 空気清浄機能を備えた車両用シート
JP4770824B2 (ja) 車両の照明装置
JP4780090B2 (ja) 車両の照明装置
JP4893599B2 (ja) 車両の照明装置
JP2008260460A (ja) 車両の車室内構造
JP2008100608A (ja) 車両用シート配置構造
JP2011093419A (ja) 車両
JP6117847B2 (ja) 車両
JP2008132804A (ja) アシストグリップ
JP2002283954A (ja) シート・ベルトのインナ・ベルト
JP2010099200A (ja) 自動車の車椅子乗降装置
JP2005238953A (ja) 車室内用照明装置
JP6068413B2 (ja) シート構造
JP2005112237A (ja) 車両用シート
JPH0370627A (ja) 車両用摺動屋根装置
JP2005306322A (ja) 車両用シート装置
JP2006044434A (ja) 覚醒照明装置