JP2006192758A - インク供給装置およびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インク交換の際、攪拌機構とタンク流路の両方を外すことなくインクの顔料沈降を攪拌可能なインク供給装置およびインクジェット記録装置の提供。
【解決手段】 ヘッドに供給する顔料インクを貯蔵し、2系統の流路を備えた接続口が設けられている着脱自在のインク容器と、ヘッドにインクを供給する第1の流路と、大気連通室および大気連通口を備えた第2の流路とを備え、ヘッドから第1の流路、インク容器、第2の流路を結んだインク経路が1本のインク経路となっているインク供給装置であって、ヘッドから第1の流路、インク容器を結んだインク経路が大気に対して密閉された構成となっており、第1の流路内に内容積を可変とする小室を備え、小室の内容積を駆動手段によって増加または減少させることによって容器内の顔料インクを攪拌することを特徴としたインク供給装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インク供給装置およびインク供給装置を用いたインクジェット記録装置に関する。
近年、高速・連続プリントの要求から、インクタンク内になるべく多くの容量のインクを保持するタンク機構が提案されている。特許文献1に記載のインクタンク機構では、メインタンク下部に2本の中空管が連通され、一方の中空管からタンク内へ大気の導入が行なわれ、他の中空管からタンク内のインクをヘッドへ供給する構成となっている。このような構成のインクタンクでは、タンク容積分のインクを使用することが可能である。
また、高画質プリントの要求から、耐候性に優れた顔料インクの使用が行なわれるようになっている。顔料インクは放置するとインクタンク内で顔料が沈降し、タンク内の顔料濃度が不均一になり、印字品質の低下を招いていた。インクタンク内のインクを攪拌する機構として特許文献2のようにインクタンクにインクが循環する流路を形成し、直結したポンプによりインクの流れを発生させ攪拌し、顔料沈降を防止する機構が提案されている。
特開2002−234180号公報 特開2003−080727号公報
しかしながら、インクを消費した後インクタンクの交換をする際、特許文献2のような攪拌機構を備えた構成では、攪拌機構を取り外す必要があり煩雑であった。また、特許文献1のタンク構成のように、多数の流路が接続している場合、攪拌機構とタンク流路の両方を取り外さなければならず交換作業が困難になるという課題があった。
さらにインクとの接液性からインクと接触する部分に使用される材料が限定されたものとなるため、ポンプを形成する部品がコストの高い材料を使わざるをえず、装置のコスト高の要因となっていた。
高速・連続プリントを行なう場合、使用するインクタンクの容量が大きなものになるが、印字を行わない時間が続いた場合、インクタンク内で大量の顔料沈降が発生することになる。沈降した顔料を攪拌するためには充分な攪拌動作が必要になり使用するポンプや駆動源も大型になってしまうという課題があった。
このような課題に鑑み本発明の目的は、インク交換の際インクの攪拌機構やタンク流路を取り外す必要のない、インクの攪拌機構を備えたインク供給装置とインクジェット記録装置の提供である。
さらなる本発明の目的は、画像品質に影響を及ぼすような量の顔料沈降が発生した場合であっても、充分な攪拌効果を得られるインク供給装置およびインクジェット記録装置の提供である。
上記目的を達成するために、本発明は記録ヘッドに供給する顔料インクを貯蔵し、2系統の流路を備えた接続口が設けられているインク容器を装着可能なインク容器受け部と、前記記録ヘッドにインクを供給する第1の流路と、大気連通室および大気連通口を備えた第2の流路とを備え、前記インク容器を装着することによって、前記記録ヘッドから前記第1の流路、前記第2の流路を結んだインク経路が1本のインク経路となっているインク供給装置において、前記記録ヘッドから前記第1の流路、前記インク容器を結んだインク経路が大気に対して密閉された構成となっており、該第1の流路内に内容積を可変とする小室を備え、該小室の内容積を変化させる駆動手段を備えたことを特徴とするインク供給装置である。
以上説明した用に、本発明によれば顔料の攪拌機構を取り外す必要のないインク供給装置およびインクジェット記録装置を得ることができる。また、インクタンク内で沈降した顔料を充分に攪拌可能なインク供給装置およびインクジェット記録装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のインクジェット記録装置斜視図、図2はインク供給装置の詳細図、図3、図4はインクタンク内のインク攪拌作用説明図である。
本実施例のインクジェット記録装置は、記録ヘッド201の往復移動(主走査)と、一般記録紙、特殊紙、OHPフィルム等各種記録用シートSが、所定ピッチごとに搬送(副走査)を繰り返しつつ、これらの動きと同期させながら記録ヘッド201から選択的にインクを吐出させ、記録用シートSに付着させることで、文字や記号、画像等を形成するシリアル型の記録装置である。
図1において、記録ヘッド201は、2本のガイドレールに摺動自在に支持され不図示のモータ等の駆動手段によりガイドレールに沿って往復移動されるキャリッジ202に着脱可能に搭載されている。記録用シートSは、搬送ローラ203により、記録ヘッド201のインク吐出面に対面し、かつ、インク吐出面との距離を一定に維持するように、キャリッジ202の移動方向と交差する方向(例えば、直交する方向である矢印A方向)に搬送される。
記録ヘッド201は、それぞれ異なる色のインクを吐出するための複数のノズル列を有する。記録ヘッド201から吐出されるインクの色に対応して、複数の独立したメインタンク204が、インク供給ユニット205に着脱可能に装着される。インク供給ユニット205と記録ヘッド201とは、それぞれインクの色に対応した複数のインク供給チューブ206によって接続され、メインタンク204をインク供給ユニット205に装着することで、メインタンク204内に収納された各色のインクを、記録ヘッド201の各ノズル列に独立して供給することが可能となる。
記録ヘッド201の往復移動範囲内で、かつ、記録用シートSの通過範囲外の領域である非記録領域には、回復ユニット207が、記録ヘッド201のインク吐出面と対面するように配置されている。
次にインク供給装置部分について図2を用いて説明する。
説明を簡単にするため、図2では1色分のインク供給経路についてのみ説明している。
記録ヘッド201の吐出ノズル201gは微細な穴であり、ノズルに特に弁機構はなく、ノズル内部を負圧に保つことによりインクのメニスカスを張らせ、ノズルからのインクの漏れ、大気からの空気の進入をなくしている。インクの吐出は吐出ノズル201g近傍に配置されたヒータの膜沸騰エネルギにより吐出ノズル201gのインクを押し出すことにより行われ、吐出後吐出ノズル201gの毛細管力により再びノズル内にインクを満たすサイクルが繰り返され、インクはチューブ206を介して随時メインタンク204から吸い上げられる。
記録ヘッド201の内部には、微細な穴である吐出ノズル201gにごみが詰まるのを防止するための微細なメッシュ構造のフィルタ201cと、フィルタ201cと吐出ノズル201gとを結ぶ流路201fと、フィルタ201cの上流で、インクジェット記録装置本体に設置されたメインタンク204からチューブ206を介して供給されるインクを一定量蓄えるサブタンク201bとが配置されている。
メインタンク204、および供給ベース205は特許文献1に開示されているような構造であり、供給ベース205に固定された2本の中空針205a、205bにメインタンク204の底面の液体コネクタ204a、204bが取り付けられる。
供給ベース205の内部には、大気口205gにより大気に開放されたインク室205fが設けられており、中空針205a、205bは、中空針205aに対して中空針205bの下端の高さを変えてインク室205fの中のインクに浸されている。インク室205fは、インク室205fの底部から中空針205bへと連通する構造となっており、インクの消費によりインク室205fのインクが減ってインク室205fの液面が下がることで、中空針205bの下端がインク室205fの液面上に現れると、中空針205b下端からメインタンク204内に空気が入り、メインタンク204内のインクがインク室205fへ流れ出し、インク室205f内のインクの液面を上げ、中空管205bの下端を再びインク内に浸けるという具合に、徐々にメインタンク204内のインクを取り出す構成となっている。
中空針205aと中空針205bとにはインクの電気抵抗を測定する回路205hが接続されており、メインタンク204内のインクの有無を検出可能となっている。この回路205hは、メインタンク204内にインクが存在している状態では、メインタンク204内のインクを介して回路205hに電流が流れるため電気的クローズを検出し、インクが存在しないまたはメインタンク204が装着されていない状態では回路205hに電流が流れないため電気的オープンを検出する。
遮断弁210は、ゴム材からなる開閉部210aを有し、この開閉部210aを変位させることにより2つの液路205c、205d間の開閉を行う。開閉部210aの上面には、押圧ばね210cを内部に保持する筒状のばねホルダ210bが取り付けられており、この押圧ばね210cにより開閉部210aを押し潰すことにより、液路205c、205d間が遮断される。ばねホルダ210bは、後述する回復ユニット207のリンク207eにより動作されるレバー210dが係合するフランジを有する。レバー210dを動作させて、押圧ばね210cのばね力に抗してばねホルダ210bを持ち上げることで、液路205c、205d間が連通する。遮断弁210は、記録ヘッド201がインクを吐出している状態では開かれ、待機中および休止中は閉じられる。
上述したインク供給ユニット205の構成は、メインタンク204ごと、すなわちインクの色ごとに設けられている。
以上の構成により、記録ヘッド201内のインクが消費されると、その負圧により、インクが随時メインタンク204からインク供給ユニット205およびインク供給チューブ206を介して記録ヘッド201へ供給される。その際、メインタンク204から供給されたインクと同量の空気が、大気連通口205gからバッファ室205f、大気導入針205bを経て、メインタンク204内に導入される。
また、吐出ノズル201gにインクの増粘物が詰まった場合や、インク吐出時に発生する余分な泡が詰まった場合は、回復ユニット207の吸引キャップ207a吸引ポンプにて吐出ノズル201gからインクを勢いよく引き出すことでインク吐出特性の回復がなされる。
回復ユニット207は、ノズル201gからのインクや空気の吸引と、遮断弁210の開閉を行うものであり、記録ヘッド201のインク吐出面(ノズル201gが開口した面)をキャッピングする吸引キャップ207aと、遮断面210のレバー210dを動作させるリンク207eとを有する。
吸引キャップ207aは、少なくともインク吐出面と接触する部分がゴム等の弾性部材で構成され、インク吐出面を密閉する位置と記録ヘッド201から退避した位置との間を移動可能に設けられている。吸引キャップ207aには、中間部位にチューブポンプ式の吸引ポンプ207cを有するチューブが接続されており、ポンプモータ207dによって吸引ポンプ207cを駆動することで、連続吸引が可能である。
カム207bは吸引キャップ207aを動作させるものであり、カム制御モータ207gにより、リンク207eを動作させるカム207fと同期して回転される。カム207bのa〜cの位置がそれぞれ吸引キャップ201gと接触するタイミングは、カム207fのa〜cの位置がそれぞれリンク207eと接触するタイミングと一致している。aの位置では、カム207bは吸引キャップ201gを記録ヘッド201のインク吐出面から離間させ、カム207fはリンク207eを押しつけてレバー210dを押し上げ、遮断弁210を開かせる。bの位置では、カム207bは吸引キャップ201gをインク吐出面に密着させ、カム207fはリンク207eを引き戻して遮断弁を閉じさせる。cの位置では、カム207bは吸引キャップ207aをインク吐出面に密着させ、カム207fはリンク207eを押しつけて遮断弁210を開かせる。
記録動作の際は、カム207b、207fをaの位置とし、ノズル201gからのインクの吐出、およびメインタンク204から記録ヘッド201へのインクの供給を可能とする。待機中および休止中を含む非動作時は、カム207b、207fをbの位置とし、ノズル201gの乾燥を防止するとともに、記録ヘッド201からのインクの流出を防止する。
300は、ダイヤフラムで形成された小室であり、その上面部で中空針205aと接続し、その下面部でインク供給路205cと接続している。ダイヤフラム300の下部はダイヤフラムホルダ301に対し固定されている。ダイヤフラムホルダ301の勘合穴301aと、供給ベース205上に固定された勘合軸205k、205lとは上下方向に摺動可能に勘合し、支持されている。
ダイヤフラムホルダ301の側面にはラック部301bが形成されており、駆動モータ305のピニオンギア305aと係合しており、駆動モータの正逆転に従ってダイヤフラムホルダ301が昇降するように構成されている。
図3及び図4は、このダイヤフラムホルダ301の昇降動作によるインク攪拌作用を示す。
攪拌動作によるインク流路内の圧変化によるヘッドへの影響を防ぐために、まずカム制御モータ207gを動作させ、カム207fを回転させてbの位相に移動し、遮断弁210を閉じさせておく。
次に駆動モータ305を時計回りに回転させるとダイヤフラムホルダ301は矢印D方向に下降し、ダイヤフラム300は引き伸ばされる。このダイヤフラムの体積増加に従って大気連通孔205gから流入した空気はインク針205bからインク内へと入る。この際に発生する泡によりインクタンク204内部のインクは攪拌される。次に駆動モータ305が反時計回りに回転すると、図4のようにダイヤフラムホルダ301は矢印U方向に上昇し、ダイヤフラム300は圧縮される。このダイヤフラム300の体積減少に従ってインク針205先端から矢印Aで示す強いインク流が発生する。これに従い、インクタンク内部に矢印Bで示すインク流も発生し、インクタンク内部のインクは攪拌される。
この攪拌動作が終了すると、カム制御モータ207gを動作させ、カム207fを回転させてaの位相に移動し、遮断弁210を開いて印字可能な状態へと戻す。
この沈降という現象は、顔料である色材の分子量が染料などに比べて大きいため、色材が重力の影響を受けて沈降し、これを分散させる液媒体とを含有するインクタンク内インク中において、色材濃度が不均一になる現象である。時間の経過とともにインクタンク204底部の顔料濃度が高くなる現象として観察されるが、色材の分子量は各色ごとによって異なるため、各色ごとに単位時間あたりの沈降する量が異なってくる。印字によってインクタンク204の底部にあるインク針205aから、インクがヘッドへと供給されて、インクタンク204から次第に排出される。タンク内の顔料沈降量よりもタンク外へと供給されるインク供給量が少ない場合、インクタンク内に顔料が堆積する現象が生じてくる。従って、タンク内でこのような現象が生じた場合に攪拌動作を行えばよい。
図5で攪拌制御方法について説明する。
ヘッド制御手段は、吐出駆動信号をヘッドに送りヘッドを駆動するが、一方で吐出情報を印字履歴記憶手段へと送る。吐出情報とは、印字するドット数をカウントするドットカウントデータやあるいは印字する画像情報のデータ量を算出あるいは認知するものでも構わない。吐出駆動素子のON−OFF状態をカウントしても良い。一方、計時手段は前回攪拌してからの経過時間を計時する。攪拌後の経過時間が長くなるほど顔料の沈降量も増えてくる。一定時間tにおける顔料沈降量は、使用する顔料の色材ごとの分子量やインク溶媒の種類によってそれぞれ異なってくる。図7で示すように、使用するインク溶媒における色材ごとの顔料沈降量を、予め実験データで入手することができる。
これらの印字履歴記憶手段からの吐出履歴と計時手段からの攪拌履歴とを参照して、一定の経過時間での印字量が経過時間内での顔料沈降量よりも少ないと判断された場合に、攪拌機構制御手段が攪拌駆動モータを駆動し、前記小室を膨張、収縮させて攪拌動作を行うことを特徴とする。
この攪拌動作によって小室300の体積変化分に見合うインク量が、インク針205bを通り、バッファタンク205fへと排出される。この状態から印字を再開すると、印字によるインク消費に従ってヘッド201へとインクが供給され、バッファタンク205fに移動したインクは再びインク針205bを介してインクタンク204へと戻って行く。
次にインクタンク204の着脱の動作について図6を用いて説明する。
着脱レバー404の軸部404aは、供給ベース205上に固定された支持部205mで軸支されている。タンク挿抜アーム405の軸405aは、着脱レバーの係合部404bと回転可能に軸支されている。
インクタンク204内部のインクが減少し、インクタンクの電気抵抗を検出する回路205hが電気的オープンを検出すると、インクタンクの交換作業に入る。
図6は、着脱レバー404の動作によるインクタンク204の取り外し操作を示す。着脱レバー404を操作し、反時計回りに回転させる。この時、着脱レバー404の係合穴404bを介して回転可能に係合するタンク挿抜アーム405は、内側レバー404の反時計回りの回転に従い上方向へと移動する。タンク挿抜アームのタンク突き当て部405bがインクタンク204と突き当たり、インクタンクを上方へと押し上げる事でインク針205a、205bがインクタンク204より離脱する。
(実施例2)
本発明のインクジェット記録装置の第2の実施例について,説明する。
図7で説明したように、一定時間内におけるインクタンク内の顔料沈降量は、使用するインク溶媒や色材の分子量によって異なることがわかっている。
図8において、インクタンク内のある色がインク溶媒α+色材Aを使用している場合、顔料沈降量がある一定量aを越えると画像品質が劣化することがわかる。従ってこのインクを含んだインクタンクでは、顔料沈降量がaとなった時にタンク内の攪拌を行なえば良い。顔料沈降量がaとなる時間は、図7のように予め実験データでわかっているので、その時間毎にタンク内の攪拌動作を行なえば良い。このように各色ごとに最適な攪拌時間を決め、それぞれ異なったタイミングで攪拌動作を行なうことが可能である。また、最も少ない顔料沈降量で画像が劣化する色に合わせて、その他の色のインクタンクの攪拌動作を行なった場合でも効果がある。この場合、最も少ない顔料沈降量のインクタンクで攪拌動作を行なう際に一斉にその他のタンクの攪拌動作を行なっても構わないし、数色分のインクタンクのみの攪拌動作を行なっても構わない。あるいは、最も少ない顔料沈降量のインクタンクの攪拌タイミングをトリガーとして、その他のインクタンクの攪拌タイミングを決定する方法でも良い。
(実施例3)
本発明の図1および図2においては使用する色ごとに複数の異なったインクタンクを使用し、そのそれぞれが異なった駆動手段を備えた例を記載したが、1つの駆動手段を共有して各色タンクに作用させても構わない。
本発明のインクジェット記録装置全体図 本発明のインク供給装置の説明図 大気による攪拌動作の説明図 インク流による攪拌動作の説明図 攪拌動作シーケンス タンク着脱説明図 タンク内インク種類による顔料沈降量説明図 タンク内インク種類による顔料沈降量と画像品質説明図
符号の説明
201 記録ヘッド
202 キャリッジ
204 メインタンク
205 インク供給ユニット
205a インク供給針
205b 大気導入針
205c、205d、205e、205j 液路
205f バッファ室
206 インク供給チューブ
207 回復ユニット
209 インク
210 遮断弁
300 小室
305 駆動モータ

Claims (7)

  1. 記録ヘッドに供給する顔料インクを貯蔵し、2系統の流路を備えた接続口が設けられているインク容器を装着可能なインク容器受け部と、前記記録ヘッドにインクを供給する第1の流路と、大気連通室および大気連通口を備えた第2の流路とを備え、前記インク容器を装着することによって、前記記録ヘッドから前記第1の流路と第2の流路を結んだインク経路が1本のインク経路となっているインク供給装置において、前記記録ヘッドから前記第1の流路、前記インク容器を結んだインク経路が大気に対して密閉された構成となっており、該第1の流路内に内容積を可変とする小室を備え、該小室の内容積を変化させる駆動手段を備えたことを特徴とするインク供給装置。
  2. 前記駆動手段によって前記小室の体積を増加または減少させることによって、前記インク容器内の顔料インクが攪拌されることを特徴とした請求項1に記載されたインク供給装置。
  3. 前記インク容器内の顔料インク攪拌は、前記接続口のうち一方を介して前記インク容器内に顔料インクを流入させるか、または該接続口とは異なる他の接続口を介して前記インク容器内に大気を導入させることである請求項2に記載されたインク供給装置。
  4. 前記インク容器受け部が、異なった色の顔料インクをそれぞれ含んだ、複数のインク容器を装着可能な複数の受け部になっており、前記複数のインク容器内の顔料インクを攪拌するための駆動手段が1つであることを特徴とした請求項1から3に記載されたインク供給装置。
  5. インクを吐出して画像形成を行なうインクジェット記録ヘッドと、インクが付着して画像が形成される被記録媒体を搬送する搬送手段と、記録ヘッドに供給する顔料インクを貯蔵し、2系統の流路を備えた接続口が設けられているインク容器を装着可能なインク容器受け部と、前記記録ヘッドにインクを供給する第1の流路と、大気連通室および大気連通口を備えた第2の流路とを備え、前記インク容器を装着することによって、前記記録ヘッドから前記第1の流路と第2の流路を結んだインク経路が1本のインク経路となっており、前記第1の流路内に内容積を可変とする小室を備え、該小室の内容積を変化させる駆動手段を備えたインク供給機構と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記インクジェット記録装置が計時手段と印字履歴記憶手段とを備えており、前記計時手段と前記印字履歴記憶手段とを参照して前記小室の体積を変化させることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. インクジェット記録装置に装着されたインク容器内に貯蔵された顔料インクを攪拌するインクジェット記録装置であって、特定色のインク容器内に貯蔵された顔料インクの攪拌動作タイミングをトリガーとして、他の異なった色のインク容器内に貯蔵された顔料インクの攪拌動作を行なうことを特徴とした請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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