JP2006192626A - キャップ移動型筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
筆記具を筆記のために握るだけでキャップを軸に対して移動させ、ペン先をキャップから出すことのできる筆記具を提供する。
【解決手段】
キャップ11はケーシング3に軸芯方向に移動可能に取付けられ、その先端にペン先9が出入りできる孔17が明いている。キャップのアーム15a、bには傾斜した長孔19a、bが形成されている。筆記具1を筆記のために握ったときに指の当たる位置にノックボタン25が配置され、ノックボタンの両側面部29の下方に設けられた延長部31a、bには短い軸33a、bが設けられ、この軸は長孔に相対移動可能に嵌っている。筆記部1を握るとノックボタンがケーシング内へ押し込まれ、キャップが移動しペン先が孔17から突出し、離すとキャップが元に戻る。
【選択図】図3
筆記具を筆記のために握るだけでキャップを軸に対して移動させ、ペン先をキャップから出すことのできる筆記具を提供する。
【解決手段】
キャップ11はケーシング3に軸芯方向に移動可能に取付けられ、その先端にペン先9が出入りできる孔17が明いている。キャップのアーム15a、bには傾斜した長孔19a、bが形成されている。筆記具1を筆記のために握ったときに指の当たる位置にノックボタン25が配置され、ノックボタンの両側面部29の下方に設けられた延長部31a、bには短い軸33a、bが設けられ、この軸は長孔に相対移動可能に嵌っている。筆記部1を握るとノックボタンがケーシング内へ押し込まれ、キャップが移動しペン先が孔17から突出し、離すとキャップが元に戻る。
【選択図】図3
Description
本発明は、キャップを備えた筆記具に関する。特に、キャップを外さず軸に対して移動させることにより筆記することが可能な筆記具に関する。
野外活動等で筆記具を使用する場合、筆記する度にキャップを外し、筆記後、またキャップを付けることは面倒であり、また、キャップをなくしてしまう心配がある。このような問題を解決するために、キャップを付けたまま、そのキャップの先端からペン先を出し、筆記できる筆記具が存在する。その従来例の1つが実開昭59−53985に開示されている。この従来例では、筆記具の先端にキャップが付いていて、筆記の際にそのキャップを指で軸筒側へ引き寄せ、クリップの係止部を軸筒側の係止爪に引っ掛けることによりペン先がキャップ先端の孔から出て、その状態で筆記ができる。ペン先をしまう時には、係止体を押すと係止爪が係止部から外れ、キャップ環状筒と軸筒との間に配置されたスプリングの付勢力によりキャップが押し戻され、ペン先を覆うようになっている。
しかし上記の従来例では、ペン先を出す際に片手で軸筒を持ち、もう片方の手でキャップを引き寄せてキャップをロックし、筆記のために筆記具を握りなおさなければならない。また、筆記後、ペン先をしまうために係止体を押さなければならず、手間がかかる。さらにキャップを戻すのを忘れるとペン先が突出したままで保護されず、また、突出したペン先により被服を汚してしまう場合もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、移動式のキャップを備えた筆記具において、従来に比して手間がかからず簡単な操作でキャップの移動を行なえる筆記具を提供することをその課題とする。より具体的に言うならば、握るだけでキャップを移動できる筆記具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係るキャップ移動型筆記具においては、筆記時に筆記具を握る手の指が当たる位置においてケーシングに少なくともその一部がケーシングの外部に露出した状態で押しボタンを取付け、この押しボタンはケーシングの内方へ向かって移動可能であり、且つ元の位置へ復帰可能に設ける。そしてこの押しボタンをケーシングの外方へ向けて付勢する付勢部材を設ける。さらに、前述のキャップのケーシングに対する運動をキャップのケーシングに対する芯の軸芯方向の運動に変換する運動伝達機構とを設ける。これにより筆記具を握るとキャップが移動し、芯の筆記用先端がキャップから突出する。
ある実施の形態では、その運動伝達機構は、キャップと押しボタンのいずれか一方に設けられた、芯の軸芯方向に対して傾斜した傾斜部と、キャップと押しボタンのうち他方に設けられた、傾斜部に摺動可能に当接する当接部材とで構成されている。
ある実施の形態では、傾斜部は細長い溝により形成され、当接部材はその溝に嵌る軸で構成されている。
さらに他の実施の形態では、溝はキャップに設けられ、軸は押しボタンに設けられている。
ある実施の形態では、その運動伝達機構は、キャップと押しボタンのいずれか一方に設けられた、芯の軸芯方向に対して傾斜した傾斜部と、キャップと押しボタンのうち他方に設けられた、傾斜部に摺動可能に当接する当接部材とで構成されている。
ある実施の形態では、傾斜部は細長い溝により形成され、当接部材はその溝に嵌る軸で構成されている。
さらに他の実施の形態では、溝はキャップに設けられ、軸は押しボタンに設けられている。
上記のような構成を備えた本発明に係る筆記具においては、筆記具を握るだけでペン先が突出するので、そのまま直ぐに筆記することができ、緊急な場合に容易に対応できる。また、手を離せばキャップが戻り筆記先端部が覆われるので、キャップの戻し忘れということが無く、そのままぶら下げていてもペン先は保護され、衣服を汚す心配もない。このような筆記具は特に野外活動などにおいて使用するのに便利である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に基づく筆記具の斜視図であり、図2はペン先がキャップに覆われた状態を示す正面図であり、図3はペン先がキャップ先端から突出した状態を示す正面図である。なおこれらの図においては筆記具1の内部構造を示すために、上側ケーシング3a及び下側ケーシング3bからなるケーシング3のうち上側ケーシング3aを取り外してある。
筆記具1には、先端にペン先9を備えた中芯7がその後端でケーシング3に固定されている。本発明においては、筆記具1のキャップ11がケーシング3に対して移動できるようになっており、以下詳細に説明する。
このキャップ11は円筒形で先の丸い中空部13と、その後端からケーシング3の側壁4a、4bに平行な面内で互いに向き合って平行に後方へ伸びる1対のアーム15a、bとで構成されている。中空部13の先端中央部には、ペン先9を出し入れするための孔17が設けられている。アーム15a、bにはそれぞれ、図2中、右上から左下に細長く伸び両端が丸い斜孔19a、bがお互いに向き合って設けられている。このキャップ11はケーシング3に設けられた円形の孔21に嵌められ、ペン先9を孔17から出し入れできるように中芯7の軸方向に移動可能に取り付けられている。また、このような軸方向の移動を容易にするために、上側及び下側ケーシング3a、bにはそれぞれ、その側壁4a、4bから内方へ垂直に、且つ図中左右方向に伸びる一対の案内板35a、b及び37a、bがキャップ11のアーム15a、bの、図中、上下側面に沿って設けられている。
キャップ11が取り付けられたケーシング3の先端付近、図中、上部には、通常筆記のために筆記具を握る際に指が当たる位置にもう1つの孔23が設けられていて、その孔にノックボタン25がその一部がケーシング3の外方へ出た状態で嵌め込まれている。したがって、使用者が筆記のためにこの筆記具1を握ると、ノックボタン25が容易にケーシング3の内方へ押し込まれるようになっている。このノックボタン25は図示しないが適宜な手段によりケーシング3から外れないようになっている。ノックボタン25は矩形の頂面部27とその両側から、図中、下方に伸びる側面部29a、bとで構成されている。この側面部29a、bには、その下方においてそれぞれ略三角形の延長部31a、bが設けられている。さらに、その延長部31a、bの外側面下部にはそれぞれ丈の短い円柱の軸33a、bが外向きに設けられ、前述のキャップ11のアーム15a、bに設けられた斜孔19a、bに相対移動可能にそれぞれ嵌まっている。
下側ケーシング3bの側壁4bの内面側には、ノックボタン25が嵌め込まれた孔23の近くにおいて軸39が設けられている。この軸39には捩りコイルバネ41が取り付けられ、この捩りコイルバネ41の一端がノックボタン25の両側面部29a、bの間に入って帳面部27の下面側に当たり、ノックボタン25を上方に付勢している。本実施形態の筆記具1は紐53付きであり、捩りコイルバネ41の他端は、筆記具1の内部に取り付けられている紐53を巻き取るための巻取り機構50のリール51に係合して巻取り方向の回転を阻止する係止版52の一端に取り付けられている。紐の巻取り機構50は本発明と直接の関連を有しないのでその説明は省略する。
次にペン先9の出し入れの方法について説明する。まず、図2に示すペン先9がしまわれた状態から筆記のために筆記具1を握ると、握った手の指がノックボタン25に当たり、ノックボタン25がケーシング3内に向かって押し込まれ、キャップ11の斜孔19a、bが嵌め込まれた軸33a、bが下方に移動する。その作用によりキャップ11が、案内板35a、b及び37a、bによって案内され図中右方向に水平に移動し、ペン先9がキャップ11の先端の孔17から外方へ突出する(図3参照)。この状態のままで筆記ができる。
筆記が終わり、筆記具1から手を離すとノックボタン25が捩りコイルバネ41の付勢力により元の位置に押し上げられ、キャップ11が図中左方向に移動し、ペン先9がしまわれる。
1:筆記具 3:ケーシング 7:中芯 9:ペン先 11:キャップ
13:中空部 15a、b:アーム 19a、b:斜孔 25:ノックボタン
33:軸 35a、b:案内版 39:軸 41:捩りコイルバネ
50:巻取り機構 53:紐
13:中空部 15a、b:アーム 19a、b:斜孔 25:ノックボタン
33:軸 35a、b:案内版 39:軸 41:捩りコイルバネ
50:巻取り機構 53:紐
Claims (4)
- 一端側に筆記用先端部材を備えた芯が前記ケーシングに他端側において固定して取り付けられ、少なくとも前記先端部材が挿通可能な穴を先端に備え、前記芯の軸芯方向に移動可能に前記ケーシングに取付けられたキャップを備えたキャップ移動型筆記具において、筆記時に前記筆記具を握る手の指が当たる位置において前記ケーシングに少なくともその一部が前記ケーシングの外部に露出した状態で取付けられ、前記ケーシングの内方へ向かって移動可能且つ元の位置へ復帰可能に設けられたボタンと、前記ボタンを前記ケーシングの外方へ向けて付勢する付勢部材と、前記キャップの前記ケーシングに対する運動を前記キャップの前記ケーシングに対する前記芯の軸芯方向の運動に変換する運動伝達機構とを備えていることを特徴とする、キャップ移動型筆記具。
- 請求項1記載のキャップ移動型筆記具において、前記運動伝達機構は、前記キャップと前記押しボタンのいずれか一方に設けられた、前記芯の軸芯方向に対して傾斜した傾斜部と、前記キャップと前記キャップ用押しボタンの他方に設けられた、前記傾斜部に摺動可能に当接する当接部材とで構成されていることを特徴とする、紐付き筆記具。
- 請求項2記載のキャップ移動型筆記具において、前記傾斜部は細長い溝により形成され、前記当接部材は前記溝に嵌る軸で構成されていることを特徴とする、キャップ移動型筆記具。
- 請求項3記載のキャップ移動型筆記具において、前記溝は前記キャップに設けられ、前記軸は前記押しボタンに設けられていることを特徴とする、キャップ移動型筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004737A JP2006192626A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | キャップ移動型筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004737A JP2006192626A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | キャップ移動型筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006192626A true JP2006192626A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36799064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005004737A Pending JP2006192626A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | キャップ移動型筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006192626A (ja) |
-
2005
- 2005-01-12 JP JP2005004737A patent/JP2006192626A/ja active Pending
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