JP2006191767A - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 交流発電機の発電電力を遮断することなく、インバータの入力側の直流電力の電圧を一定に制御することができるコージェネレーションシステムを提供する。
【解決手段】 インバータ10の入力側の直流電力の電圧を検知するための電圧検知手段34と、コンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の一部を消費する発熱手段36と、発熱手段36を作動制御するためのスイッチング手段38と、スイッチング手段38を導通制御するための制御手段40とを備えたコージェネレーションシステム。電圧検知手段34の検知電圧が第1設定電圧値を超えると、制御手段40はスイッチング作動信号を生成し、このスイッチング作動信号に基づきスイッチング手段38を導通状態にし、コンバータ8からインバータ10への直流電力の一部が発熱手段36にて消費され、これにより、インバータ10の入力側の直流電圧が一定に保たれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱電併給装置からの発電電力を電力負荷に供給するとともに、熱電併給装置の排熱を回収して温水として貯えるコージェネレーションシステムに関する。
近年、エネルギーを有効に利用してその効率を高めるために、電力と熱を利用したコージェネレーションシステムが提案され実用に供されている。このコージェネレーションシステムは、電力及び熱を発生する熱電併給装置と、熱電併給装置からの発電電力を所定の直流電力に変換するためのコンバータと、コンバータからの直流電力を交流電力に変換するためのインバータとを備えている。インバータからの交流電力は商用電源と系統連系されており、インバータ及び商用電源からの交流電力は電力負荷に供給される。
熱電併給装置は、例えば、エンジンと、このエンジンによって駆動される交流発電機とから構成され、交流発電機により発生される発電出力は、エンジンの出力軸の回転数が大きくなると大きくなり、その出力軸の回転数が小さくなると小さくなり、その出力軸の回転数により変動する。このように交流発電機の発電出力が変動すると、インバータの入力側の直流電圧が変動し、この入力側電圧の変動によってインバータの出力側の交流電圧も変動し、商用電源に系統連系されるインバータの出力電圧が不安定になる。
そこで、コンバータをサイリスタなどの半導体整流素子から構成したコージェネレーションシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このコージェネレーションシステムでは、交流発電機の発電出力に応じて半導体整流素子が導通制御され、発電出力が大きいときには、半導体整流素子が非導通状態となって交流発電機の出力電流を遮断し、このようにしてインバータの入力側の直流電圧が一定となるように制御される。
特開2002−204596号公報
しかしながら、上述のような従来のコージェネレーションシステムでは、次のような問題がある。インバータの入力側における直流電圧を一定に維持するために、コンバータを構成する半導体整流素子を導通制御して交流発電機の出力電流を遮断すると、この出力電流に高調波成分が発生し、この高調波成分により交流発電機の鉄損が増加し、その結果、交流発電機の総合力率が低下してその発電効率が著しく低下してしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、交流発電機の出力電流を遮断することなく、インバータの入力側における直流電圧を一定に制御することができるコージェネレーションシステムを提供することである。
本発明の他の目的は、システム全体の運転効率を高めることができるコージェネレーションシステムを提供することである。
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムは、電力及び熱を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置からの発電電力を所定の直流電力に変換するためのコンバータと、前記コンバータからの直流電力を交流電力に変換するためのインバータとを具備し、前記インバータからの交流電力は商用電源と系統連系され、前記インバータ及び前記商用電源からの交流電力が電力負荷に供給されるコージェネレーションシステムであって、
前記インバータの入力側の直流電圧を検知するための電圧検知手段と、前記コンバータから前記インバータに送給される直流電力の一部を消費する発熱手段と、前記発熱手段を制御するためのスイッチング手段と、前記スイッチング手段を導通制御するための制御手段とが設けられており、
前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定電圧値を超えると、前記制御手段はスイッチング作動信号を生成し、前記スイッチング作動信号に基づき前記スイッチング手段を導通状態にし、前記コンバータから前記インバータへの直流電力の一部が前記発熱手段に送給さて消費されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムでは、前記制御手段は、前記スイッチング手段の導通時間が設定時間を超えると出力低下信号を生成し、前記出力低下信号に基づいて前記熱電併給装置の発電出力を低下させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムでは、前記熱電併給装置は、エンジンと、このエンジンによって駆動される交流発電機とから構成され、前記エンジンには、その吸気流路を通して送給される空気の供給量を制御するためのスロットル弁が設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記スロットル弁の開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のコージェネレーションシステムでは、前記熱電併給装置は、エンジンと、このエンジンによって駆動される交流発電機とから構成され、前記エンジンには、前記エンジンに供給される燃料の供給量を制御するための燃料供給バルブが設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載のコージェネレーションシステムでは、前記熱電併給装置は燃料電池から構成されており、前記燃料電池には、前記燃料電池に供給される燃料量を制御するための燃料供給バルブが設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載のコージェネレーションシステムでは、前記熱電併給装置から発生する熱を回収して温水として貯えるための熱回収貯湯装置が設けられ、前記発熱手段は前記熱回収貯湯装置に関連して設けられており、前記スイッチング手段が導通状態になって前記コンバータから前記インバータへの直流電力の一部が前記発熱手段に送給されると、前記発熱手段にて発生する熱が前記熱回収貯湯装置に温水として回収されることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載のコージェネレーションシステムでは、前記制御手段は、前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定電圧値より小さい第2設定電圧値より低下すると出力上昇信号を生成し、前記出力上昇信号に基づいて前記熱電併給装置の出力を上昇させることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載のコージェネレーションシステムでは、前記電力負荷の負荷変動を吸収するための負荷変動吸収手段が設けられており、前記負荷変動吸収手段は、前記熱電併給装置から前記電力負荷に送給される電力の一部を消費する電力消費手段と、前記電力消費手段を作動制御するための開閉手段と、前記開閉手段を導通制御するための駆動制御手段と、前記電力負荷の負荷変動を検知するための負荷変動検知手段とから構成されており、
前記負荷変動検知手段が前記電力負荷の負荷低下を検知すると、前記駆動制御手段は負荷低下信号を生成し、前記負荷低下信号に基づき前記開閉手段を導通状態にし、前記熱電併給装置の発電電力の一部が前記電力消費手段に送給されて消費されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムによれば、電力を消費するための発熱手段と、この発熱手段を制御するためのスイッチング手段と、スイッチング手段を導通制御するための制御手段が設けられる。そして、電圧検知手段の検知電圧が第1設定電圧値を超えると、制御手段はスイッチング作動信号を生成し、このスイッチング作動信号に基づきスイッチング手段を導通状態にし、コンバータからインバータへの直流電力の一部が発熱手段に送給されるので、交流発電機の出力電流を遮断することなくインバータの入力側の直流電圧を一定に制御することができ、これによって、インバータの出力電圧も一定に維持することができる。したがって、交流発電機の出力電流に高調波成分が発生することがなく、交流発電機の発電効率が低下するのを防止することが可能となる。尚、このようなスイッチング手段として半導体スイッチング素子、例えばMOSFETを用いることができる。
また、本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムによれば、制御手段は、スイッチング手段の導通時間が設定時間を超えると熱電併給装置の発電出力を低下させるので、熱電併給装置の発電出力の大きい運転状態が継続しているときには、その発電出力を低下させてインバータの入力側に過大な電圧が印加されるのを防止することが可能となる。
また、本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムによれば、熱電併給装置はエンジン及びこれにより駆動される交流発電機の組合せから構成され、このエンジンに関連して、エンジンの吸気流路を通して送給されるする空気の送給量を制御するためのスロットル弁が設けられている。このようなシステムでは、制御手段は出力低下信号に基づいてスロットル弁の開度が小さくなるように制御するので、熱電併給装置の発電出力を低下させることができる。
また、本発明の請求項4に記載のコージェネレーションシステムによれば、熱電併給装置はエンジン及びこれにより駆動される交流発電機の組合せから構成され、このエンジンに関連して、エンジンに供給される燃料の供給量を制御するための燃料供給バルブが設けられている。このようなシステムでは、制御手段は出力低下信号に基づいて燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御するので、熱電併給装置の発電出力を低下させることができる。
また、本発明の請求項5に記載のコージェネレーションシステムによれば、熱電併給装置は燃料電池から構成され、この燃料電池に関連して、燃料電池に供給される燃料の供給量を制御するための燃料供給バルブが設けられている。このようなシステムでは、制御手段は出力低下信号に基づいて燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御するので、熱電併給装置の発電出力を低下させることができる。
また、本発明の請求項6に記載のコージェネレーションシステムによれば、スイッチング手段が導通状態となって発熱手段が発熱すると、発生する熱は温水として熱回収貯湯装置に回収されるので、この発熱手段からの熱を有効に利用することができ、その結果、コージェネレーションシステム全体での熱利用効率を向上させることが可能となる。
また、本発明の請求項7に記載のコージェネレーションシステムによれば、制御手段は、電圧検知手段の検知電圧が第2設定電圧値より低下すると出力上昇信号を生成するので、熱電併給装置の発電出力が小さい運転状態になったときは、その発電出力を上昇させてインバータの入力側の電圧を所定電圧に維持することができる。
また、本発明の請求項8に記載のコージェネレーションシステムによれば、電力負荷の負荷変動を吸収するための負荷変動吸収手段が設けられ、この負荷変動吸収手段は電力消費手段、開閉手段、駆動制御手段及び負荷変動検知手段を備えている。電力負荷が低下すると、負荷変動検知手段による負荷変動の検知に基づいて駆動制御手段は負荷低下信号を生成し、この負荷低下信号に基づき開閉手段を導通状態にするので、熱電併給装置の発電出力の一部(例えば、コンバータからインバータに送給される直流電力の一部、又はインバータから電力負荷に送給される交流電力の一部)が電力消費手段に送給されて消費され、したがって、負荷変動を瞬時に吸収することができ、インバータの入力側に過大な電圧が印加されるのを防止することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従うコージェネレーションシステムの各種実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1〜図3を参照して、第1の実施形態のコージェネレーションシステムについて説明する。図1は、本発明によるコージェネレーションシステムの全体を示す概略構成図であり、図2は、図1のコージェネレーションシステムの制御系を示すブロック図であり、図3は、図1のコージェネレーションシステムの制御の流れを示すフローチャートである。
図1において、本発明によるコージェネレーションシステム2は、電力及び熱を発生する熱電併給装置4と、熱電併給装置4から発生する熱を回収して温水として貯えるための熱回収貯湯装置6と、熱電併給装置4からの発電電力を所定の直流電力に変換するためのコンバータ8と、コンバータ8からの直流電力を交流電力に変換するためのインバータ10とを具備している。以下、このコージェネレーションシステム2の各構成要素について詳細に説明する。
熱電併給装置4は、エンジン12及びこのエンジン12によって駆動される交流発電機14の組合せから構成されており、この熱電併給装置4からは電力及び熱が発生される。エンジン12には、その吸気流路(図示せず)を通してエンジン12の燃焼室(図示せず)に送給される空気の送給量を制御するためのスロットル弁16が設けられており、このスロットル弁16は、例えばステッピングモータなどの電動モータ18によって回転駆動される。すなわち、スロットル弁16は、電動モータ18に供給されるパルス信号によってその開度が制御され、例えば出力上昇信号(後述する)が1パルス送給されると、このスロットル弁16の開度が出力増加側(すなわち、開度大側)に一段階大きくなり、また例えば出力低下信号(後述する)が1パルス送給されると、このスロットル弁16の開度が出力低下側(すなわち、開度小側)に一段階小さくなり、このようにスロットル弁16の開度を調整することによって、エンジン12の軸出力(すなわち、エンジン12の回転数)が制御される。
また、エンジン12には、その吸気流路へ供給する燃料の送給量を制御するための燃料供給バルブ(図示せず)が設けられており、この燃料供給バルブは、駆動手段(例えば、電動モータ、電磁ソレノイドなどから構成される)に供給される駆動信号によってその開度が制御され、燃料供給バルブを通して供給される燃料、例えば燃料ガス(都市ガスなど)が空気流路を流れる空気流に送給されて混合される。
熱電併給装置4は、さらに、エンジン12からの冷却水を循環するための冷却水循環流路20を含み、この冷却水循環流路20に冷却水循環ポンプ(図示せず)が配設され、冷却水循環ポンプの作用によって、冷却水が冷却水循環流路20を通して循環される。
交流発電機14は、例えば同期発電機などから構成され、エンジン12の出力軸22に駆動連結されている。したがって、エンジン12が稼働すると、その出力軸22が所定方向に回転駆動され、この出力軸22を介して交流発電機14が作動して交流電力(すなわち、発電電力)を発生する。
熱回収貯湯装置6は、温水を貯える貯湯タンク24と、貯湯タンク24の温水を循環する温水循環流路26とを含み、熱電併給装置4の冷却水循環流路20と熱回収貯湯装置温水循環流路26との間には熱交換器28が配設されている。この熱交換器28は、冷却水循環流路20を流れる冷却水と温水循環流路26を流れる温水(又は水)との間で熱交換を行い、エンジン12の排熱(冷却水の熱)が冷却水循環流路20を流れる冷却水及び温水循環流路26を流れる温水(又は水)を介して温水として貯湯タンク24に貯えられ、このように貯えられる温水は、給湯用の温水として利用される。
交流発電機14にで発電された交流電力はコンバータ8に送給される。コンバータ8は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であり、いわゆるAC/DCコンバータから構成されている。このコンバータ8の入力側は、熱電併給装置4の交流発電機14に接続され、またその出力側は電力ライン30を介してインバータ10の入力側に接続されている。インバータ10は、直流電力を交流電力(商用電源32の交流電力と同様の交流電力であって、例えば200Vの3相交流電力)に変換する電力変換装置であり、例えばIGBTなどの半導体素子から構成される。このインバータ10からの交流電力は、商用電源32と系統連系され、商用電源32及びインバータ10からの交流電力が電力負荷66に送給され、これら交流電力が電力負荷66、例えば空調装置、各種機械装置、照明装置などにおいて消費される。
図1とともに図2を参照して、このコージェネレーションシステム2においては、インバータ10の入力側における直流電圧を検知するための電圧検知手段34が設けられており、この電圧検知手段34の検知電圧が上昇すると、コンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の一部が消費されるように構成されている。即ち、電圧検知手段34に関連して、直流電力を消費するための発熱手段36と、この発熱手段36を制御するためのスイッチング手段38と、スイッチング手段38を導通制御するための制御手段40とが設けられている。電圧検知手段34は電力ライン30に設けられており、コンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の電圧を検知し、この検知電力信号が制御手段40に送給される。発熱手段36は例えば電気ヒータから構成され、この発熱手段36に電流が流れると発熱する。この発熱手段36はスイッチング手段38と直列的に接続され、このスイッチング手段38が導通状態になると、コンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の一部がスイッチング手段を介して発熱手段36に送給される。このスイッチング手段38は、例えばMOSFETなどの半導体素子から構成される。
この実施形態では、発熱手段36は熱電併給装置4の冷却水循環流路20に配設され、発熱手段36により発生される熱によって冷却水が加熱されるように構成されている。したがって、この発熱手段36による発生熱は、熱交換器28における熱交換によって、冷却水循環流路20を流れる温水及び温水循環流路26を流れる温水(又は水)を介して温水として貯湯タンク24に貯えられる。なお、発熱手段36は、熱回収貯湯装置6の温水循環流路26又は貯湯タンク24に設けるようにしてもよい。
制御手段40は、例えばマイクロプロセッサなどから構成され、電圧上昇判定手段44、スイッチング作動信号生成手段46、導通時間演算手段50、導通時間判定手段52、開度ダウン信号生成手段54、作動制御手段56及び記憶手段58を含んでいる。記憶手段58には、電圧上昇の基準となる第1設定電圧値(例えば、400V)及び導通時間の基準となる設定時間(例えば、50ms)が記憶されている。電圧上昇判定手段44は、電圧検知手段34の検知電圧と記憶手段54の第1設定電圧値(例えば、400V)とを比較し、検知電圧が第1設定電圧値を超えると電圧上昇と判定し、スイッチング作動信号生成手段46は、電圧上昇判定手段44が電圧上昇と判定するとスイッチング作動信号を生成し、このスイッチング作動信号に基づいてスイッチング手段38が導通状態となる。また、導通時間演算手段50は、スイッチング手段38が導通状態に保持されている時間を演算し、導通時間判定手段52は、導通時間演算手段50による演算導通時間と記憶手段58の設定時間(例えば、50ms)とを比較し、演算導通時間が設定時間を超えると継続電圧上昇と判定し、開度ダウン信号生成手段54は出力低下信号としての開度ダウン信号を生成し、この開度ダウン信号に基づいてスロットル弁16の開度が小さくなるように制御される。なお、第1設定電圧値は、インバータ10の出力側における交流電圧(例えば、200V)よりも高く、且つインバータ10を構成する半導体素子の耐電圧(例えば、600V)よりも小さい値であれば、その値を適宜設定することが可能であり、また設定時間についても、100msなどの適宜の時間に設定可能である。
このコージェネレーションシステム2では、さらに、電圧検知手段34の検知電圧が低下すると、交流発電機14の発電電力が大きくなってコンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の電圧が上昇するように構成されている。すなわち、制御手段40は、電圧低下判定手段60及び開度アップ信号生成手段62を含み、記憶手段58には、電圧低下の基準となる第2設定電圧値が記憶され、この第2設定電圧値は第1設定電圧値よりも小さい電圧値(例えば、398V)に設定される。電圧低下判定手段60は、電圧検知手段34の検知電圧と記憶手段58の第2設定電圧値(例えば、398V)とを比較し、この検知電圧が第2設定電圧値よりも低下すると電圧低下と判定し、開度アップ信号生成手段62は、電圧低下判定手段60の電圧低下の判定に基づいて、出力上昇信号としての開度アップ信号を生成し、この開度アップ信号に基づいてスロットル弁16の開度が大きくなるように制御される。
このコージェネレーションシステム2の動作を説明すると、次の通りである。熱電併給装置4の運転が行われる(ステップS1)と、エンジン12により交流発電機14が駆動され、交流発電機14にて発生した発電電力(交流電力)がコンバータ8に送給され、このコンバータ8にて直流電力に変換された後にインバータ10に送給される。インバータ10の入力側における直流電圧は、後述するように例えば400Vに維持される。このようにインバータ10に送給された直流電力は、例えば三相交流の200V,60Hzの交流電力に変換された後に電力負荷66に送給され、この電力負荷66にて消費される。また、商用電源32からも同様に、例えば三相交流の200V,60Hzの交流電力が電力負荷66に供給される。また、熱電併給装置4の冷却水循環流路20を流れる冷却水と、熱回収貯湯装置6の温水循環流路26を流れる温水との間で熱交換が行われ、エンジン12の排熱が冷却水循環流路20を流れる冷却水及び温水循環流路26を流れる温水を介して貯湯タンク24に温水として貯えられる。このような稼働状態においては、電圧検知手段34はインバータ10の入力側の直流電圧(すなわち、電力ライン30における直流電力の電圧)を検知し(ステップS2)、この検知電圧が制御手段40に送給される。
このような電力供給状態において、電圧検知手段34の検知電圧が第1設定電圧値(例えば、400V)を超えると、ステップS3からステップS4に進み、電圧上昇判定手段44は電圧上昇と判定し、スイッチング作動信号生成手段46はスイッチング作動信号を生成し、生成されたスイッチング作動信号がスイッチング手段38に送給され、このスイッチング手段38が導通状態となる(ステップS5)。かく導通状態になると、コンバータ8からインバータ10に送給される直流電力の一部がスイッチング手段38を介して発熱手段36に送給され、この発熱手段36が付勢されて発熱し(ステップS6)、この直流電力の一部が発熱手段36で消費される。このように発熱手段36が付勢されると、発熱手段36により冷却水循環流路20を流れる冷却水が加熱され、この加熱された温水と温水循環流路26を流れる温水(又は水)との間で熱交換され、発生した熱が温水として貯湯タンク24に貯えられ、発生した熱を有効に回収することができる。
このようにしてスイッチング手段38が導通状態になると、導通時間演算手段50はこの導通状態の時間を演算する(ステップS7)。電圧検知手段34は継続してインバータ10の入力側の直流電力の電圧を検知する(ステップS8)。インバータ10に供給される直流電力の一部が発熱手段36により消費されると、この直流電力の電圧が低下し、この電圧が上記第1設定電圧値まで低下すると、ステップS9からステップS10に進み、導通時間演算手段50による導通時間の演算が終了し、その導通時間がリセットされてステップS2に戻る。
一方、インバータ10に送給される直流電力の一部を発熱手段36で消費しても電圧検知手段34の検知電圧が第1設定電圧値まで低下しない場合には、スイッチング手段38が導通状態に保たれ、このような導通状態が所定時間(例えば、50ms)継続する、換言すると導通時間演算手段50が所定時間を演算すると、導通時間判定手段52は継続電圧上昇と判定し、開度ダウン信号生成手段54は開度ダウン信号を生成し(ステップS12)、また導通時間演算手段50による導通時間の演算が終了し、その演算導通時間がリセットされる(ステップS13)。開度ダウン信号が生成されると、この開度ダウン信号が電動モータ18に送給され、この開度ダウン信号に基づいて電動モータ18がスロットル弁16を出力低下方向(閉じる方向)に1段階回動させ(ステップS14)、これによって、エンジン2に送給される空気量が減少してエンジン2の出力が低下し、交流発電機14の発電出力も低下し、その後ステップS2に戻る。このように交流発電機14の発電出力が大きい場合には、スロットル弁16の開度を小さくしてその発電出力を低下させるので、電力負荷66に対して発電出力が大きくなるのを防止することができる。
電圧検知手段34の検知電圧が下がってステップS2に戻ると、ステップS3を経てステップS15に進み、スイッチング手段38が非導通状態となり、発熱手段36が除勢され(ステップS16)、ステップS17からステップS2に戻る。
このような稼働状態において、電圧検知手段34の検知電圧が第2設定電圧値(例えば、398V)より低くなると、ステップS17からステップS18に進み、電圧低下判定手段60は電圧低下と判定し、開度アップ信号生成手段62は開度アップ信号を生成する(ステップS18)。このように開度アップ信号が生成されると、この開度アップ信号が電動モータ18に送給され、この開度アップ信号に基づいて電動モータ18がスロットル弁16を出力増加方向(開く方向)に1段階回動させ(ステップS19)、これによって、エンジン2に送給される空気量が増加してエンジン2の出力が上昇し、交流発電機14の発電出力も上昇し、その後ステップS2に戻る。このように交流発電機14の発電出力が小さい場合には、スロットル弁16の開度を大きくしてその発電出力を増大させるので、インバータ10に送給させる直流電力の電圧を一定に維持することができる。
以上のようにして、従来のように交流発電機14の出力電流を遮断することなく、インバータ10の入力側における直流電圧を一定に制御することができる。したがって、交流発電機14の出力電流の高調波成分の発生もなく、交流発電機14の発電効率の低下も抑えることができる。
なお、本実施形態では、制御手段40によってスロットル弁16の開度を制御するようにしているが、これに代えて、燃料供給バルブの開度を制御するようにしてもよい。この場合、開度アップ信号生成手段62が開度アップ信号(出力増加信号)を生成すると、この開度アップ信号に基づいて燃料供給バルブを出力増加方向(開く方向)に1段作動させて燃料の供給量を増加するようにし、また開度ダウン信号生成手段54が開度ダウン信号(出力低下信号)を生成すると、この開度ダウン信号に基づいて燃料供給バルブを出力低下方向(閉じる方向)に1段作動させて燃料の供給量を少なくするようにすればよい。
第2の実施形態
次に、図4を参照して、第2の実施形態のコージェネレーションシステムについて説明する。図4は、第2の実施形態によるコージェネレーションシステムを示す概略図である。なお、以下の実施形態において、第1の実施形態と実質上同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態のコージェネレーションシステム2Aでは、熱電併給装置4Aは燃料電池68から構成されており、コンバータ8Aは、いわゆるDC/DCコンバータから構成されている。燃料電池68からの発電電力は、例えば30〜75V程度の直流電力であり、この直流電力はコンバータ8Aに送給される。そして、このコンバータ8Aにて所定の直流電圧に昇圧され、コンバータ8Aからの直流電力はインバータ10へと送給され、このインバータ10にて所定周波数の交流電力に変換された後に電力負荷66に送給される。
燃料電池68には、原燃料を改質するための燃料改質装置70が設けられ、この燃料改質装置70に送給される燃料の送給量を制御するための燃料供給バルブ72が設けられる。原燃料として例えば都市ガスなどが用いられ、燃料改質装置70は原燃料を水素を主体とした燃料ガスに改質して、この改質燃料ガスを燃料電池68に供給して燃料電池反応を行って発電が行われる。制御手段42Aは、この燃料供給バルブ72の開度を制御することにより燃料電池68の発電電力(すなわち、熱電併給装置4Aの発電出力)を制御する。この第2の実施形態におけるその他の構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
このコージェネレーションシステム2Aにおいても、上述したと同様に制御される。すなわち、インバータ10の入力側の直流電力の電圧が第1設定電圧値を超えると、制御手段40Aがスイッチング手段38を導通状態にし、コンバータ8Aからインバータ10に送給される直流電力の一部がスイッチング手段38を介して発熱手段36に送給されて消費される。また、スイッチング手段38の導通状態が設定時間継続して行われると、上述したと同様に、制御手段40Aは出力低下信号(開度ダウン信号に相当する)を生成して燃料供給バルブ72の開度を出力低下方向(閉じる方向)に1段作動させ、これによって、熱電併給装置4Aの発電出力が低下する。また、電圧検知手段34の検知電圧が第2設定電圧値まで低下したときには、制御手段40Aは出力上昇信号(開度アップ信号に相当する)を生成して燃料供給バルブ72の開度を出力増加方向(開く方向)に1段作動させ、これによって、熱電併給装置4Aの発電出力が上昇する。このように、熱電併給装置4Aとして燃料電池68を用いた場合においても、第1の実施形態と同様の作用効果を達成することができる。
第3の実施形態
次に、図5を参照して、第3の実施形態のコージェネレーションシステムについて説明する。図5は、第3の実施形態によるコージェネレーションシステムの一部を示す概略図である。
図5において、第3の実施形態のコージェネレーションシステム2Bでは、第1実施形態のコージェネレーションシステム2の基本的構成に加えて、負荷変動吸収手段74が設けられている。この負荷変動吸収手段74は、電力負荷66の負荷変動を検知するための負荷変動検知手段76と、コンバータ8からインバータ10へ送給される直流電力の一部を消費するための電力消費手段78と、電力消費手段78を作動制御するための開閉手段80と、開閉手段80を導通制御するための駆動制御手段82とから構成されている。
負荷変動検知手段76は、電力負荷66の負荷状態を検知し、電力負荷66にて消費される電力が瞬間的に減少した場合に負荷変動(負荷低下)と判定する。電力消費手段78は例えば可変抵抗から構成されており、この電力消費手段78は開閉手段80と直列的に接続されている。開閉手段80は、例えば遮断器などから構成され、開閉制御手段88(後述する)からの負荷低下信号により閉状態(導通状態)となり、開閉制御手段88からの負荷増加信号により開状態(非導通状態)となる。開閉手段80が非導通状態のときには、電力消費手段78は付勢されず、導通状態となると、電力消費手段78が付勢されて、コンバータ8からインバータ10へ送給される直流電力の一部が電力消費手段78にて消費される。
駆動制御手段82は、例えばマイクロプロセッサなどで構成され、負荷低下信号生成手段84、負荷増加信号生成手段85、抵抗値調整手段86及び開閉制御手段88を含んでいる。負荷低下信号生成手段84は、負荷変動検知手段76からの検知信号に基づき電力負荷66の負荷状態が大きく低下したときに負荷低下信号を生成する。また、負荷増加信号生成手段85は、開閉手段80の導通状態において電力負荷66の負荷状態が増加して元の状態に戻ったときに負荷増加信号を生成する。抵抗値調整手段86は、生成された負荷低下信号に基づいて、電力消費手段78の抵抗値を調整する。また、開閉制御手段88は、生成された負荷低下信号及び負荷増加信号に基づいて開閉手段80を導通制御する。
次に、この負荷変動吸収手段74を備えたコージェネレーションシステム2Bの動作について説明する。電力負荷66が通常の負荷状態であるときには、開閉手段80は非導通状態となっている。したがって、熱電併給装置4からの発電電力と商用電源32からの商用電力とが電力負荷66に供給され、これら双方からの電力が電力負荷66で消費される。
この電力供給状態において、電力負荷66を構成する複数の負荷(図示せず)の一部が非作動状態となってこの一部の負荷に対するその電力供給が停止されると、電力負荷66にて瞬間的な負荷低下(すなわち、負荷変動)が発生し、電力負荷66で消費される電力が瞬間的に減少し、これにより負荷変動検知手段76は負荷低下を検知する。このように負荷低下を検知すると、負荷低下信号生成手段84は、負荷変動検知手段76からの検知信号に基づいて負荷低下信号を生成し、この負荷低下信号に基づいて、抵抗値調整手段86は電力消費手段78の抵抗値を調整し、電力消費手段78にて消費される電力と電力負荷66の遮断された負荷における電力とがほぼ等しくなるように調整するとともに、開閉制御手段88は開閉手段80を導通状態に切り替える。このように導通状態になると、コンバータ8からインバータ10へ送給される直流電力の一部が電力消費手段78に送給され、この電力消費手段78にて電力が消費され、このように電力を消費することによって、電力負荷66の変動によりインバータ10に送給される直流電力の電圧が急激に上昇するのを防止することができる。
開閉手段80の導通状態において、電力負荷66が元の状態に戻る、すなわち非作動状態となっていた負荷が再び作動されると、負荷変動検知手段76はこの負荷上昇を検知し、この負荷上昇に基づいて負荷増加信号生成手段85が負荷増加信号を生成し、この負荷増加信号に基づいて開閉制御手段88は開閉手段80を非導通状態に切り替え、電力消費手段78での電力消費が終了し、熱電併給装置4からの全発電電力はコンバータ8及びインバータ10を経て電力負荷66に送給され、この電力負荷66で消費される。
このように負荷変動を吸収することにより、次のような効果が得られる。熱電併給装置4がエンジン及び交流発電機(図示せず)から構成されている場合、このエンジン及び交流発電機は慣性力が大きく、電力負荷66の瞬間的な負荷変動に対して追従することができず、それ故に、電力負荷66にて負荷低下が発生した瞬間にエンジンの回転数が急上昇し、それに伴い熱電併給装置4の発電出力が上昇してインバータ10の入力側に過大な電圧が印加される恐れがある。そこで、上述したように、電力負荷66に負荷低下が発生した瞬間に開閉手段80を導通状態にして、コンバータ8からの直流電力の一部を電力消費手段78に送給してこの負荷変動を吸収することにより、エンジンの回転が急上昇するのを防止でき、その結果、インバータ10の入力側に過大な電圧が印加されるのを防止することができる。
なお、電力消費手段78は、コンバータ8の入力側に設けて、熱電併給装置4からの発電電力の一部を消費させるようにしてもよく、あるいは、インバータ10の出力側に設けて、インバータからの交流電力の一部を消費させるようにしてもよい。この場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。また、電力消費手段78を固定抵抗で構成し、抵抗値調整手段86を省略することも可能である。このような負荷変動吸収手段74は、第1及び第2の実施形態のコージェネレーションシステム2,2Aにも同様に適用することができる。
以上、本発明に従う種々のコージェネレーションシステムの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
本発明によるコージェネレーションシステムの第1の実施形態の全体を示す概略構成図。 図1のコージェネレーションシステムの制御系を示すブロック図。 図1のコージェネレーションシステムの制御の流れを示すフローチャート。 本発明に従うコージェネレーションシステムの第2の実施形態の全体を示す概略図。 本発明に従うコージェネレーションシステムの第3の実施形態の一部を簡略的に示す概略図。
符号の説明
2,2A,2B コージェネレーションシステム
4,4A 熱電併給装置
6 熱回収貯湯装置
8,8A コンバータ
10 インバータ
12 エンジン
14 交流発電機
16 スロットル弁
32 商用電源
34 電圧検知手段
36 発熱手段
38 スイッチング手段
40,40A 制御手段
66 電力負荷
68 燃料電池
72 燃料供給バルブ
74 負荷変動吸収手段
76 負荷変動検知手段
78 電力消費手段

Claims (8)

  1. 電力及び熱を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置からの発電電力を所定の直流電力に変換するためのコンバータと、前記コンバータからの直流電力を交流電力に変換するためのインバータとを具備し、前記インバータからの交流電力は商用電源と系統連系され、前記インバータ及び前記商用電源からの交流電力が電力負荷に供給されるコージェネレーションシステムであって、
    前記インバータの入力側の直流電圧を検知するための電圧検知手段と、前記コンバータから前記インバータに送給される直流電力の一部を消費する発熱手段と、前記発熱手段を制御するためのスイッチング手段と、前記スイッチング手段を導通制御するための制御手段とが設けられており、
    前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定電圧値を超えると、前記制御手段はスイッチング作動信号を生成し、前記スイッチング作動信号に基づき前記スイッチング手段を導通状態にし、前記コンバータから前記インバータへの直流電力の一部が前記発熱手段に送給さて消費されることを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 前記制御手段は、前記スイッチング手段の導通時間が設定時間を超えると出力低下信号を生成し、前記出力低下信号に基づいて前記熱電併給装置の発電出力を低下させることを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
  3. 前記熱電併給装置は、エンジンと、このエンジンによって駆動される交流発電機とから構成され、前記エンジンには、その吸気流路を通して送給される空気の供給量を制御するためのスロットル弁が設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記スロットル弁の開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする請求項2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記熱電併給装置は、エンジンと、このエンジンによって駆動される交流発電機とから構成され、前記エンジンには、前記エンジンに供給される燃料の供給量を制御するための燃料供給バルブが設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする請求項2に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記熱電併給装置は燃料電池から構成されており、前記燃料電池には、前記燃料電池に供給される燃料量を制御するための燃料供給バルブが設けられており、前記制御手段は、前記出力低下信号に基づいて前記燃料供給バルブの開度が小さくなるように制御し、これによって、前記熱電併給装置の発電出力が低下することを特徴とする請求項2に記載のコージェネレーションシステム。
  6. 前記熱電併給装置から発生する熱を回収して温水として貯えるための熱回収貯湯装置が設けられ、前記発熱手段は前記熱回収貯湯装置に関連して設けられており、前記スイッチング手段が導通状態になって前記コンバータから前記インバータへの直流電力の一部が前記発熱手段に送給されると、前記発熱手段にて発生する熱が前記熱回収貯湯装置に温水として回収されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  7. 前記制御手段は、前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定電圧値より小さい第2設定電圧値より低下すると出力上昇信号を生成し、前記出力上昇信号に基づいて前記熱電併給装置の出力を上昇させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  8. 前記電力負荷の負荷変動を吸収するための負荷変動吸収手段が設けられており、前記負荷変動吸収手段は、前記熱電併給装置から前記電力負荷に送給される電力の一部を消費する電力消費手段と、前記電力消費手段を作動制御するための開閉手段と、前記開閉手段を導通制御するための駆動制御手段と、前記電力負荷の負荷変動を検知するための負荷変動検知手段とから構成されており、
    前記負荷変動検知手段が前記電力負荷の負荷低下を検知すると、前記駆動制御手段は負荷低下信号を生成し、前記負荷低下信号に基づき前記開閉手段を導通状態にし、前記熱電併給装置の発電電力の一部が前記電力消費手段に送給されて消費されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
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