JP4606895B2 - コジェネレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コジェネレーション装置に関し、特に、都市ガスを燃料とするガスエンジン等、エンジンを動力源として発電および給湯を行うコジェネレーション装置に関し、特に発電電力を連系させた商用電力系統の停電時等、非常時に系統から解列して単独で運転(自立運転)することができるコジェネレーション装置に関する。
近年、地球環境保護の必要性が喧伝され、都市ガス等を燃料とするガスエンジン等のエンジンを動力源として発電および給湯等を行う自家発電設備としてのコジェネレーション装置が注目されている。この種のコジェネレーション装置では、発電に伴う熱出力を同時に消費できない場合も多いため、エネルギを無駄なく使用する観点で、消費できない熱量を発生させないようにした熱需要優先型の装置が提案されている。例えば、特開2000−87801号公報に記載されているコジェネレーション装置では、熱負荷からの熱要求があったときにだけ運転することによって、運転効率を上げるようにしている。また、特開2000−297963号公報には、熱需要優先型でありながら、さらに熱出力および熱需要の緩衝器としての給湯タンクを備え、熱出力と熱需要とが一致していないときに、給湯タンク内の温水として熱量を一旦蓄えるようにした装置が提案されている。この装置によれば、コジェネレーション装置の運転時以外でも熱需要に応じて温水を通じて熱量を利用できるようにしているので熱エネルギの無駄が生じないようにすることができる。
特開2000−87801号公報 特開2000−297963号公報
上記コジェネレーション装置は小型化して家庭用にも使用されるようになってきたが、系統連系との兼ね合いから、停電時にはコジェネレーション装置の運転を停止させてコジェネレーション装置が単独で運転されることがないように、つまり自立運転させないように構成されていた。したがって、せっかく所有しているコジェネレーション装置の発電機能を、停電という非常時に活用できないという不便さが生じる。
そこで、停電時に自立運転することも検討されているが、家庭用等の上記小型コジェネレーション装置は、系統との連系を前提にして、発電電力をなるべく余らせない出力仕様に設定されているので、家庭内負荷に対して出力がかなり不足してしまう。
本発明は、上記不都合を解消し、要望に応えるためになされたものであり、その目的は停電などの非常時に家庭内負荷に対して大きい発電エネルギを供給することができるコジェネレーション装置を提供することにある。
本発明は、エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、該発電機の発電出力を系統に連系させる運転と自立運転とを切り替え制御する系統連系制御部と、前記エンジンの排熱を回収して外部熱負荷に供給する熱搬送媒体の循環路と、前記外部熱負荷から熱要求が入力された時に前記エンジンを運転可能にする運転制御部とを有するコジェネレーション装置において、前記循環路から分岐し、分岐後に再び循環路に合流する分岐路と、前記分岐路上に設けられた放熱器と、前記循環路と前記分岐路との分岐点に設けられた切替弁と、自立運転時に、前記切替弁を前記分岐路側へ切り替える制御手段とを具備した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記分岐路側への切替後も前記循環路が前記外部熱負荷を通る経路を維持するように前記分岐路が配置されている点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記分岐路側への切替後は前記循環路が前記外部熱負荷を迂回する経路を形成するように配置され、かつ迂回された前記経路上に熱搬送媒体の循環用ポンプを設けた点に第3の特徴がある。
さらに、本発明は、自立運転モード時では、前記エンジンの回転数の上限を系統連系時よりも上方に移動して前記発電機の最大出力点を高くして運転できるように構成した点に第4の特徴がある。
上記特徴を有する本発明によれば、例えば、系統連系時には長寿命化と経済性を優先させた比較的低出力の運転を行う一方、非常時等に単独で運転を行う自立運転をするときには、運転に伴って発生する排熱量が増えても放熱器で放熱できるので、熱需要の有無にかかわらず発電能力範囲内で電気負荷に応じた出力を発生することができる。放熱器は切替弁を介して循環路に容易に取り付けることができる。
特に第3の特徴によれば、放熱器は外部熱負荷を通らないように切り替えられた循環路の分岐路に配置されるので、放熱器を使用することによる圧力損失を少なくできる。したがって、循環ポンプの容量が大型化することもなく、また、放熱器自体も小型化できる。
また、第4の特徴によれば、エンジンの回転数を上方に移動させることができるので、自立運転時に系統連系運転時よりも大きい出力を得ることが可能である。したがって、自立運転によって系統側から電力が供給されなくなったとしても、その分をある程度まで補完することが可能になる。
以下に図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図2はエンジン発電機を商用電力系統に連系させたコジェネレーション装置の構成を示すブロック図である。同図において、発電機1は、例えば、エンジンEによってロータが駆動される3相の多極磁石式エンジン発電機であり、エンジン回転数に応じた交流電力を発生する。発電機1は、エンジン始動用電動機として動作することもできる電動機兼用発電機である。エンジンEは、例えば、都市ガスを燃料とするガスエンジンであり、回転数を目標回転数に収斂させる電子ガバナを備える。
整流回路2は、ブリッジ接続された複数の整流素子(図示せず)を有し、この整流素子によって発電機1の出力を全波整流する。整流素子には、FETなどのスイッチング素子(図示せず)が並列接続され、エンジンEを始動する際には、これらのスイッチング素子を制御して発電機1を電動機として駆動する。整流回路2のスイッチング素子のオン、オフにより、双方向DC−DCコンバータ4を介して印加されるバッテリ5の直流電圧を3相のAC電圧に変換して発電機1に供給することができる。つまり、整流回路2は、電動機の駆動用インバータとしての機能を有する。
逆変換部3は、DCレギュレータ(スイッチング・コンバータ)3−1とインバータ3−2とを有し、整流回路2の出力を所定周波数の交流電力に変換して出力する。このスイッチング・コンバータ3−1は、発電機1やバッテリ5の出力変動がインバータ3−2の入力電圧に影響を及ばないようにする機能を有する。インバータ3−2は、発電機1の出力交流を系統9と同じ品質(電圧、周波数、ノイズ等に関して)の交流に変換し、系統9の位相と同期をとって連系させる機能を有する系統連系制御部を含む。系統連系機能を有する電力変換装置の一例は特公平4−10302号公報に開示されている。
インバータ3−2の出力は、運転モードを選択するモードスイッチ6と連系スイッチ7とからなる切替装置(ATS)8を介して商用電力系統9に連系されるとともに、電気負荷10に接続される。
連系スイッチ7は、発電機1を系統に連系させる場合は、ライン11側に切り替えられ、発電機1を系統から独立して動作する自立運転モードの場合は、ライン12側に切り替えられる。また、モードスイッチ6は、発電機1を系統9と連系して運転する場合、ライン11側に切り替えられ、自立運転モードの場合、ライン12側に切り替えられる。
バッテリ5は、発電機1の電力による直流電源に対して必要に応じて補助電力を供給する外部直流電源である。バッテリ5の電圧を昇圧して逆変換部3に供給するための手段として、整流回路2の出力側つまり逆変換部3の入力側に昇圧型の双方向DC−DCコンバータ4が接続される。双方向DC−DCコンバータ4は、発電機出力が十分であり、かつバッテリ5の残量が少ないときに、整流回路2の出力でバッテリ5を充電する機能を有する。以下では、双方向DC−DCコンバータ4のバッテリ5側を一次側、整流回路2側を二次側と呼ぶことがある。バッテリ5は、例えば、エンジン始動用電動機の電源として一般的に使用されている12Vのバッテリである。
エンジンEには、エンジンEの排熱を回収する排熱回収部としての水冷装置13が設けられ、この水冷装置13を循環する熱搬送媒体としての冷却水の管路14は貯湯タンクを含むボイラユニット200内を経由するように配管される。エンジンEはその運転に伴って熱を発生し、この熱はエンジンEの水冷装置13で熱交換により回収されてボイラユニット200に供給される。エンジンEからの熱回収はエンジンEのシリンダヘッド、オイルパン、およびマフラー等の高温部分全てを対象とすることが好ましい。
上記コジェネレーション装置の動作を説明する。双方向DC−DCコンバータ4は、一次側と二次側とが完全同期するように同一の駆動信号で駆動する。この駆動形態により双方向DC−DCコンバータ4は、双方向で電力変換を行う。
エンジンの始動時、双方向DC−DCコンバータ4のトランスの巻線比による一次側と二次側との相対電圧差に基づいて、バッテリ5のDC電圧が双方向DC−DCコンバータ4で昇圧され、昇圧されたDC電圧が駆動用インバータ(整流回路)2に与えられる。駆動用インバータ2は、図示しない制御部からの始動指令によってスイッチング駆動され、このDC電圧を3相のAC電圧に変換して発電機1に与え、発電機1をエンジン始動用電動機として起動する。
エンジンEが始動されると、発電機1はこのエンジンにより駆動され、駆動用インバータ2のスイッチング動作は停止される。発電機1の出力は、整流回路(駆動用インバータ)2で整流され、逆変換部3のスイッチング・コンバータ3−1で電圧調整され、さらにインバータ3−2で所定周波数の交流電力に変換されて出力される。
バッテリ5の残量が少なければ、双方向DC−DCコンバータ4を通して整流回路2の出力によりバッテリ5は充電される。すなわち、バッテリ5の変換出力が整流回路2の出力電圧より低ければ、双方向DC−DCコンバータ4のトランスの巻線比による一次側と二次側の相対電圧差に基づいて、バッテリ5が整流回路2の出力で充電されるように電力変換が行われる。
このコジェネレーション装置を、自立運転モードで非常用電源として運転することができる。自立運転では、系統9から電力供給を受けることができない。そこで、自立運転モードでは、負荷に対してできるだけ出力不足を生じさせないように、エンジンEの回転数の上限を系統9との連系時より上方へ移動可能にして、発電機1の最大出力点を高くして運転できるようにしている。
図3は、本発明に係るコジェネレーション装置の一実施形態に係る機能の要部を示すブロック図である。同図において、電子ガバナ16は、発電機1の回転数つまりエンジンEの回転数Nを目標回転数Ntgtに収斂させるようにスロットル開度を制御する。電子ガバナ16はスロットルバルブ18を駆動するステッピングモータ17に回転数Nと目標回転数Ntgtとの差に応じたパルスを供給する。目標回転数Ntgtは、例えば、系統9との連系時は2000rpmに制限する。そして、電気負荷10に供給される電流が増大したときには、インバータ3−2の出力を調整して負荷に対応する。負荷がさらに増大したときには系統9によって不足分の電力が補われる。
これに対して、自立運転モードでは、系統9から電力供給を受けることができないので、インバータ3−2の出力調整のみでは、大きい電気負荷に対応できないことが想定される。そこで、目標回転数Ntgtの上限値を上方へ移動して系統連系時よりも高い値に設定する。そこで、電気負荷が増大して系統連系時の設定上限回転数2000rpmで出力が不足するときには、負荷に応じて目標回転数Ntgtを上昇させる。例えば、回転目標値Ntgtを3000rpmまで上昇させることができるように上限値を設定する。例えば、インバータ3−2を構成するスイッチング素子のデューティ比が所定値より大きくなったことによってインバータ3−2の制御が負荷に対応できなくなるおそれがあると判断することができる。
運転モード判別部19は、発電機1に設けられる操作スイッチ20から入力された選択信号によって運転モードを判別する。そして、自立運転モードが選択されたと判断した場合には、回転目標値Ntgtの上限値を自立運転モード用に切り替える。
運転モード判別部19は、系統9との連系時には、モードスイッチ6および連系スイッチ7をともにライン11側に切り替え、自立運転モード時にはモードスイッチ6および連系スイッチ7をともにライン12側に切り替える。モードスイッチ6や連系スイッチ7を切り替えて系統9から発電機1を解列する。
このように構成することにより、例えば、エンジン起動スイッチを設けて、このスイッチからエンジンEの始動が指示されれば、エンジンEは発電機1の最大出力点を高くした設定で運転することができる。
操作スイッチ20を設けて、自立運転モードと連系運転とを選択できるようにするのに限らず、外部からのリモコン信号で自立運転モードと連系運転とを選択できるようにしてもよい。
また、停電検出器21を設けて、系統9の停電を検出した場合に、エンジンEが停止していれば自動的にエンジンEを始動させて自立運転を可能にすることもできる。停電検出器21は、周知のものを使用することができる。例えば、停電は系統9の位相の跳躍の有無によって判断できる。また、発電機1の出力電圧と出力周波数とを監視し、これらが所定値から外れているような異常時も停電時と同様に単独モードによる運転に切り替えてもよい。停電検出や異常検出、ならびに商用電力系統から解列に関しては、例えば、特開2002−70606号公報に記載した技術を使用することができる。
図4は、自立運転モード時および連系運転モード時のエンジン回転数可変域の例を示す図である。同図に示すように、連系時には、目標回転数Ntgtの上限を2000rpmに固定し、自立運転モードでは、目標回転数Ntgtの上限値を3000rpmまで変更できるようにする。したがって、自立運転モードでは目標回転数Ntgtは電気負荷に応じて3000rpmまで連続して変化させることができる。図示のように、連系時には、エンジン回転数Nの上限が固定されるので、出力の上限は1.2KVAに制限され、自立運転モードではエンジン回転数Nの目標回転数Ntgtの上昇につれてエンジン回転数Nは上昇可能であり、最大出力として2.0KVAまで使用可能である。
このように、エンジン回転数の上限を高くして系統連系時よりも最大出力点を高くできるのは次のような技術背景がある。つまり、コジェネレーション装置では、例えば10年以上という長期に亘って安定した運転を継続可能であること、および運転経済性を重視しなければならないという必要不可欠な要望がある。そこで、これを満足させるために、低回転/低負荷率でエンジンEを使用するように設定している。
一方、自立運転モードは、停電時など非常用に使用される、ごく短時間の運転であることを前提としておけばよい。したがって、このような非常時には、高回転/高負荷で運転したり、多少効率の悪い運転をしたりしても、寿命等に大きな影響を与えることはない。
そして、本発明によれば、家庭用等の小型コジェネレーション装置を停電時等の非常用電源として有効活用することができる
図1は、ボイラユニットを詳細に示したコジェネレーション装置のブロック図であり、図2と同符号は同一または同等部分を示す。図1において、コジェネレーション装置は、コジェネレーション装置本体(以下、単に「本体」という)100と、本体100に管路14で接続されたボイラユニット200と、本体100およびボイラユニット200を制御するコントローラ300とからなる。本体100のエンジンEは発電機1の運転に伴って熱を発生し、この熱は水冷装置13で回収されてボイラユニット200に供給される。
ボイラユニット200は、貯湯タンク22と、貯湯タンク22内を通る水(以下、「媒体」という)を加温するための熱交換器23および補助熱源機としての追い焚きボイラ24を備える。熱媒体の循環管路(熱供給回路)25上には、温度上昇した熱媒体つまり温水の利用機設備である風呂追い焚き装置26、暖房装置27,28が設けられる。
図示しない水供給源と貯湯タンク22との間には給水管29が設けられ、給水管29には給水バルブ30が設けられる。給水バルブ30は、貯湯タンク22内の水量が基準値以下になったときに開かれて給水を可能にする。また、貯湯タンク22の上部からは、貯湯タンク22内で熱媒体によって加温された温水を外部の給湯器(図示しない)に引き出す温水経路31が接続される。この温水経路31には、温水を給湯器または排水に導く三方弁32が設けられる。貯湯タンク22内には、貯湯タンク22内の水の温度を検出する水温センサ33と、貯湯タンク内22の水位が設定水位以下かどうかを検出する水位センサ34とが設けられる。
冷却水の循環経路つまりエンジンEの水冷装置13を通過する管路14には、冷却水を循環させるポンプP1が設けられる。ポンプP1は、ボイラユニット200側に設けても本体100側に設けてもよい。
管路14上に三方切替弁40を設け、この三方切替弁40で分岐された分岐路14A上に放熱器39を設ける。自立運転時に冷却水が放熱器39を通るように三方切替弁40は分岐路14A側に切り替えられる。管路14上には、管路14内を循環する冷却水の量を維持するための冷却水タンク41を設ける。冷却水タンク41には液面センサ41Aが設けられ、この液面センサ41Aによって冷却水タンク41内の液面が所定値以下に低下したことを感知したときに給水バルブ42を開き、図示しない給水源から冷却水タンク41へ給水するようにする。さらに、管路14上には、発電機の余剰電力で管路14を加熱する電気ヒータ43を設けることができる。
ポンプP1はエンジンEの運転に連動して起動する一方、エンジンEが停止されると、その時点から予定時間(タイマによって設定される)経過後に停止するようにするのがよい。ポンプP1は、エンジンE側の温度が貯湯タンク22側より高くなった時に起動してもよいし、気温が低いときにはエンジンEを貯湯タンク22の温水で暖めるために先行して起動してもよい。
エンジンEの水冷装置13を通過する冷却水は管路14内を循環する。エンジンEの熱を回収して温度が上がった冷却水は、熱交換器23で管路25を通る熱媒体と熱交換して熱媒体の温度を上昇させる。熱交換器23で熱交換されて温度が低下した冷却水は、暖房装置28を経てエンジンEの水冷装置13に戻る。
一方、熱交換器23で温度が上げられた熱媒体は、貯湯タンク22内に設けられた熱交換器36を通って貯湯タンク22内の水を加温する。ポンプP2の作用によって、熱媒体は風呂追い焚き装置26および暖房装置27に給送される。風呂追い焚き装置26および暖房装置27を通過して温度が低下した熱媒体は熱交換器23に戻る。
コントローラ300は熱需要に応じてエンジンEの制御を行う。すなわち、コントローラ300は、水温センサ33によって検出された水温Tが予め設定された設定温度T1以下のときに熱要求を出力してエンジンEを駆動し、熱量を発生させる。
また、大きい熱需要が発生したとき、例えば、エンジンEの連続運転で得られる熱量を超えたような場合や、システムの立上げ時には、貯湯タンク22内の温水の温度は低下し、給水された水の温度が熱需要に応じられる温度になっていないことがある。このような場合、熱媒体は、特別に駆動される追い焚きボイラ24で加温されて、熱媒体の温度は所望温度に維持される。
コントローラ300は、追い焚き指令部301、給水バルブ開閉部302、管路切替部303、および自立運転時制御部304を含む。
追い焚き指令部301は、水温センサ33によって検出された水温Tが水温T2(T1>T2)以下になったときに、追い焚きボイラ24に追い焚き指令を出力する。例えば、貯湯タンク22内の温水の温度をエンジンEからの回収熱のみでは基準温度に維持できないときに、コントローラ300は追い焚きボイラ24に運転を指示する。
給水バルブ開閉部302は、水位センサ34で検出された貯湯タンク22内の水位が設定水位より低い場合は、給水バルブ30を開いて給水する。さらに、給水バルブ開閉部302は、前記液面センサ41Aの感知結果で給水バルブ42を開閉する。管路切替部303は、三方弁32を切り替えて貯湯タンク22から排水するための排水制御機能を有する。
自立運転時制御部304は、自立運転モードが選択されたときに、冷却水が放熱器39を通るように三方切替弁40を切り替える。三方切替弁40を放熱器39側に切り替えるのは、自立運転モードに切り替えられのと同時であってもよいし、貯湯タンク22出口温度が設定温度(例えば70°C)以上であることを条件に加えてもよい。
また、三方切替弁40を放熱器39側へ切り替えた後に放熱器39の冷却ファンを駆動するが、この駆動の条件は切り替えと同時よりも熱媒体温度が所定値以上となったとき、例えば貯湯タンク22の出口温度が70°C以上となったとき等を条件とするのが好ましい。
三方切替弁40を放熱器39側に切り替えることによって、水冷装置13から出た冷却水はボイラユニット200を経て三方切替弁40に至り、そこから放熱器39に給送される。放熱器39で熱放出された冷却水はエンジンEの水冷装置13に戻る。
こうして、自立運転時に電気負荷に応じた出力を生じるように運転して排熱量が増大しても、放熱器39で冷却水の熱を放出することができるので、熱需要の有無にかかわらず発電出力の増大要求に応えることができる。自立運転モードで、上述のようにエンジン回転数の上限を系統連系時より上に移動させて発電機1の最大出力点を高くした場合、エンジンEが発生する熱量は連系運転時より増大する。この熱量の増大時にも放熱器39による放熱により、継続したコジェネレーション装置の運転が可能になる。
放熱器39は、これを管路14に直列に接続して使用するのに限らない。図5は、放熱器39を管路14に並列に接続した例を示す構成図であり、図1と同符号は同一または同等部分を示す。なお、ボイラユニット200は簡略化して図示した。図5において、放熱器39には、冷却水を補給するためのリザーブタンク44を設ける。管路14に並列に接続された放熱器39の出口側には逆止弁45が接続される。放熱器39が設けられた分岐路14Aは、管路14のうちボイラユニット200を通る部分をショートカットするように配置される。したがって、三方切替弁40を切り替えると冷却水はボイラユニット200を経由しないので、冷却水給送用のポンプP1は本体100側に設ける。
この構成により、自立運転時に切替三方弁40が放熱器39側に切り替えられると、エンジンEの水冷装置13を出た冷却水は切替三方弁40を経て分岐路14A上の放熱器39に給送され、逆止弁45およびポンプP1を経て水冷装置13に戻る。この冷却水の循環経路によって、図1の例と同様、放熱効果によって自立運転時に電気負荷に応じた電力を出力できる。また、ボイラユニット200を迂回する短縮された管路14に冷却水を循環させることにより、管路長による圧損を小さくすることができる。圧損が小さいので、放熱器39を小型化できるし、ポンプP1を比較的小型にしても大きい流量を確保することができるので、設置スペースが小さくて済むうえ、消費電力を少なくすることもできる。
本発明の一実施形態に係るボイラユニットを含むコジェネレーション装置のシステムブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置の要部機能を示すブロック図である。 自立運転モード及び系統連系モードの最大出力点の上限を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るコジェネレーション装置のシステムブロック図である。
符号の説明
1…発電機、 3…逆変換部、 9…商用電力系統、 13…水冷装置、 14…管路(循環路)、 14A…分岐路、 22…貯湯タンク、 23,28…熱交換器、 33…水温センサ、 34…水位センサ、 38…流量調整弁、 39…放熱器、 40…三方切替弁、 41…冷却水タンク、 41A…液面センサ、 45…逆止弁、 100…コジェネレーション装置本体、 200…ボイラユニット、 300…コントローラ

Claims (1)

  1. エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、該発電機の発電出力を系統に連系させる運転と自立運転とを切り替え制御する系統連系制御部と、前記エンジンの排熱を回収して外部熱負荷に供給する熱搬送媒体の循環路と、前記外部熱負荷から熱要求が入力された時に前記エンジンを運転可能にする運転制御部とを有するコジェネレーション装置において、
    前記循環路から分岐し、分岐後に再び循環路に合流する分岐路と、
    前記分岐路上に設けられた放熱器と、
    前記循環路と前記分岐路との分岐点に設けられた切替弁と、
    自立運転時に、前記切替弁を前記分岐路側へ切り替える制御手段とを具備し
    自立運転時では、前記エンジンの回転数の上限を系統連系時よりも上方に移動して前記発電機の最大出力点を高くして運転できるように構成したことを特徴とするコジェネレーション装置。
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