JP4756877B2 - 発電システム - Google Patents

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本発明は、コージェネレーションシステムなどに用いられ、回転型原動機に駆動連結された交流発電機や燃料電池などの発電装置からの発電電力と、商用電源からの交流電力とを電力負荷へ供給する発電システムに関する。
従来より、回転型原動機に駆動連結された交流発電機や燃料電池などの発電装置からの発電電力と、商用電源からの交流電力とを電力負荷へ供給する発電システムが知られており、この発電システムは、効率的なエネルギー利用の実現に向けて関心が高まっているコージェネレーションシステムなどに利用されている。
この発電システムは、発電装置と、発電装置からの発電電力を所定の交流電力に変換するための電力変換装置と、電力変換装置を作動制御するための制御手段とを備えており、電力変換装置からの交流電力は商用電源と系統連系され、電力変換装置及び商用電源からの交流電力が電力負荷に供給される(例えば、特許文献1参照)。発電装置の発電電圧を商用電源の交流電圧よりも高く設定することにより、発電装置からの発電電力を優先的に電力負荷に供給することが可能となる。また、制御手段は、整流手段を介して電力変換装置の出力側に接続されており、発電装置の電力供給状態において発電装置からの発電電力の一部が整流手段により所定の直流電力に変換され、さらにこの直流電力が制御手段に供給され、この直流電力により制御手段が駆動される。
特開平8−202192号公報
しかしながら、上述のような従来の発電システムでは、次のような問題がある。例えば一般家庭用の1〜2kW程度の小規模な発電装置を用いた場合には、発電装置からの発電電力のうち制御手段に供給される電力の割合が比較的大きくなる。これにより、制御手段の駆動状態が電力変換装置の交流電圧波形に影響を及ぼしてこの交流電圧波形に歪みが生じるようになり、所望の交流電圧波形を有する交流電力を電力負荷に供給することができなくなる恐れがある。また、電力変換装置における発電装置からの発電電力の電力損失は比較的大きなものとなるため、制御手段に所望の電力を供給することができず、発電システム全体としての運転効率が低下してしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、電力変換装置における電力損失などの影響を受けることなく、制御手段に所望の電力を供給することができる発電システムを提供することである。
本発明の請求項1に記載の発電システムは、発電装置と、前記発電装置からの発電電力を所定の交流電力に変換するための電力変換装置と、前記電力変換装置を作動制御するための制御手段と、を具備し、前記電力変換装置からの交流電力は商用電源と系統連系され、前記電力変換装置及び前記商用電源からの交流電力が電力負荷に供給される発電システムであって、
前記発電装置は、回転型原動機と、前記回転型原動機により駆動される交流発電機とを備え、前記制御手段に関連して、交流電力を整流するための整流手段が設けられており、
前記整流手段は、前記商用電源からの交流電力を整流するための第1整流手段と、前記交流発電機からの発電交流電力を整流するための第2整流手段とから構成され、前記第1整流手段の上流側は前記電力変換装置の出力側に接続され、その下流側は前記制御手段に接続され、また前記第2整流手段の上流側は前記電力変換装置の入力側に接続され、その下流側は前記制御手段に接続されており、
前記発電装置の発電電圧が所定値よりも低下すると、前記商用電源からの交流電力が前記第1整流手段を介して前記制御手段に供給され、前記商用電力からの電力によって前記制御手段が駆動され、また前記発電装置の発電電圧が前記所定値を超えると、前記発電装置からの発電電力が前記第2整流手段を介して前記制御手段に供給され、前記発電装置からの電力によって前記制御手段が駆動されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発電システムによれば、整流手段は、商用電源からの交流電力を整流するための第1整流手段と、発電装置からの発電電力を整流するための第2整流手段とから構成されているので、発電装置の発電電圧が所定値よりも低下すると、商用電源からの交流電力が第1整流手段を介して制御手段に供給され、また発電装置の発電電圧が所定値を超えると、発電装置からの発電電力が第2整流手段を介して制御手段に供給され、これによって、電力変換装置における電力損失の影響を受けることなく、制御手段に所望の電力を供給することができ、発電システム全体の運転効率を高めることが可能となる。また、発電装置は、回転型原動機と、この回転型原動機により駆動される交流発電機とを備え、第1整流手段の上流側は電力変換装置の出力側に接続され、その下流側は制御手段に接続され、また第2整流手段の上流側は電力変換装置の入力側に接続され、その出力側は制御手段に接続されているので、発電装置の運転状態に応じて、発電装置からの発電電力を第2整流手段を介して又は商用電源からの交流電力を第1整流手段を介して制御手段へ供給することができ、制御手段を確実に且つ安定して駆動させることが可能となる。
また、例えば一般家庭用の1〜2kW程度の比較的小規模な発電装置を用いた場合であっても、制御手段の駆動状態が電力変換装置の交流電圧波形に影響を及ぼすことがないため、歪みのない所望の交流電圧波形を有する交流電力を電力負荷に供給することができ、信頼性の高い発電システムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う発電システムの各種実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1及び図2を参照して、第1の実施形態の発電システムについて説明する。図1は、第1の実施形態による発電システムを示す概略構成図であり、図2は、図1の切替制御手段の制御の流れを示すフローチャートである。
図1において、この実施形態の発電システム2は、発電装置4と、発電装置4からの発電電力を所定の交流電力に変換するための電力変換装置6と、電力変換装置6を作動制御するための制御手段8と、発電装置4からの発電電力及び商用電源10からの交流電力を整流するための整流手段12と、整流手段12に関連して設けられた接続切替手段14とを備えている。以下、この発電システム2の各構成要素について詳細に説明する。
発電装置4は、ガスエンジン、ディーゼルエンジン、ガスタービン又はスターリングエンジン等の回転型原動機16と、この回転型原動機16に駆動軸18を介して駆動連結された交流発電機20とから構成されている。この交流発電機20は、回転型原動機16の駆動軸18によって所定方向に回転駆動されることにより、例えば3相交流電力である発電電力を出力する。交流発電機20は、その発電電圧が所定値(例えば、400V)を超えると、電力負荷22に対して必要な電力を供給することができる電力供給状態となり、またその発電電圧が所定値より低下すると、電力負荷22に対して必要な電力を供給することができない電力供給待機状態となる。この電力供給待機状態には、交流発電機20の運転が完全に停止された状態も含まれる。商用電源10は、例えば200Vの3相交流電力を供給し、この交流電力は例えば電力会社から供給される。
電力変換装置6は、コンバータ24及びインバータ26から構成される。コンバータ24は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータであり、コンバータ24の入力側は第2電力ライン28を介して交流発電機20に接続され、交流発電機20からの発電電力を所定の直流電力に変換する。インバータ26は、例えば半導体素子(図示せず)で構成されており、その入力側はコンバータ24の出力側に接続され、コンバータ24からの直流電力を所定の交流電力(商用電源10からの交流電力と同様の交流電力であって、例えば200Vの3相交流電力)に変換する。インバータ26の出力側は、第1電力ライン30を介して商用電源10と接続されており、このインバータ26からの交流電力は商用電源10と系統連系され、インバータ26及び商用電源10からの交流電力が電力負荷22に供給され、これら交流電力が電力負荷22(例えば空調装置、各種機械装置及び照明装置など)において消費される。
制御手段8は、整流手段12(後述する)より供給される直流電力により駆動され、例えばインバータ26を構成する半導体素子に駆動信号を送給し、この駆動信号によりインバータ26を作動制御する。
整流手段12は、例えばコンバータやダイオードなどで構成され、交流発電機20からの発電電力及び商用電源10からの交流電力をそれぞれ所定の直流電力に変換して整流し、この直流電力を制御手段8へ供給する。整流手段12の下流側(すなわち、直流側)は制御手段8に接続され、またその上流側(すなわち、交流側)は、接続切替手段14(後述する)に接続されている。なお、この整流手段12に、その下流側における直流電圧値を調整するための電圧調整手段(図示せず)を設け、後述するように制御手段8に所望の直流電力を供給できるように構成することも可能である。
接続切替手段14は、整流手段12の上流側に対して、電力変換装置6の入力側とその出力側とに切替自在に接続するように構成されている。この接続切替手段14は、整流手段12の上流側を第1電力ライン30より分岐した第1分岐電力ライン32を介して電力変換装置6の出力側(すなわち、インバータ26の出力側)に接続する第1切替状態と、整流手段12の上流側を第2電力ライン28より分岐した第2分岐電力ラインを介して電力変換装置6の入力側(すなわち、コンバータ24の入力側)に接続する第2切替状態(図1参照)とにそれぞれ保持され、この第1切替状態と第2切替状態とに接続状態を自在に切り替えることができる。
この接続切替手段14に関連して、本実施形態の発電システム2では、電圧検知手段36及び切替制御手段38が設けられている。電圧検知手段36は、第2電力ライン28に設けられており、交流発電機20の発電電圧を検知し、この検知電圧信号を切替制御手段38に送給する。切替制御手段38は、記憶手段40、運転状態判定手段42及び切替信号生成手段44を含んでいる。記憶手段40には、交流発電機20が電力供給待機状態から電力供給状態(又は電力供給状態から電力供給待機状態)に変化する際の発電電圧である所定値(例えば、400V)が記憶されている。この所定値は、交流発電機20の定格などに応じて適宜設定することが可能である。運転状態判定手段42は、電圧検知手段36の検知電圧と記憶手段40の所定値とを比較し、検知電圧が所定値を超えると電力供給状態と判定し、また検知電圧が所定値より低下すると電力供給待機状態と判定する。切替信号生成手段44は、運転状態判定手段42が電力供給状態と判定すると第1切替信号を生成し、また電力供給待機状態と判定すると第2切替信号を生成し、これら第1及び第2切替信号を接続切替手段14へと送給する。接続切替手段14は、第1切替信号が送給されると第1切替状態に保持され、また第2切替信号が送給されると第2切替状態に保持される。
この発電システム2の動作を説明すると、次の通りである。交流発電機20が運転を開始すると(ステップS1)、回転型原動機16により交流発電機20が回転駆動され、交流発電機20にて発生した発電電圧が0Vから所定値まで上昇する。交流発電機20からの発電電力はコンバータ24へと送給され、このコンバータ24にて直流電力に変換された後にインバータ26に送給される。このようにインバータ26に送給された直流電力は、例えば3相交流の200V,60Hzの交流電力に変換された後に電力負荷22に送給され、この電力負荷22にて消費される。また、商用電源10からも同様に、例えば3相交流の200V,60Hzの交流電力が電力負荷22に供給される。このような電力供給状態又は電力供給待機状態においては、電圧検知手段36は交流発電機20の発電電圧(すなわち、第2電力ライン28における交流電力の電圧)を検知し(ステップS2)、この検知電圧が切替制御手段38の運転状態判定手段42に送給される。
ステップS3において、交流発電機20の発電電圧が所定値を超えると、運転状態判定手段42は電力供給状態であると判定し(ステップS4)、切替信号生成手段44は第2切替信号を生成してこれを接続切替手段14へと送給し(ステップS5,S6)、この第2切替信号に基づき接続切替手段14は第1切替状態から第2切替状態へと接続状態を切り替えて、この第2切替状態に保持される(ステップS7)。このように接続切替手段14が第2切替状態に保持されると、交流発電機20からの発電電力の一部が第2電力ライン28、第2分岐電力ライン34及び接続切替手段14を介して整流手段12に送給され、この整流手段12にて所定の直流電力に変換された後にこの直流電力(すなわち、交流発電機20からの発電電力の一部)が制御手段8へと供給される(ステップS8)。このように直流電力が制御手段8へ供給されると制御手段8が駆動され、制御手段8はインバータ26へ駆動信号を送給してインバータ26を作動制御する。
この電力供給状態においては、制御手段8には、電力変換装置6の入力側より交流発電機20からの発電電力の一部が供給されるので、電力変換装置6における電力損失の影響を受けることなく、所望の電力を制御手段8に供給することが可能となる。また、制御手段8の駆動状態がインバータ26の出力に影響を及ぼすことがなく、インバータ26の交流電圧波形に歪みが生じることがないため、電力負荷22に対して所望の交流電圧波形を有する交流電力を供給することができ、信頼性の高い発電システム2を提供することが可能となる。
この電力供給状態において、例えば交流発電機20の運転が停止されるなどして交流発電機20の発電電圧が所定値より低下すると、ステップS3からステップS9に移り、運転状態判定手段42は電力供給待機状態と判定し、切替信号生成手段44は第1切替信号を生成してこれを接続切替手段14へと送給する(ステップS10,S11)。接続切替手段14は、この第1切替信号に基づき第2切替状態から第1切替状態へと接続状態を切り替え、この第1切替状態に保持される(ステップS12)。このように接続切替手段14が第1切替状態に保持されると、商用電源10からの交流電力の一部が第1電力ライン30、第1分岐電力ライン32及び接続切替手段14を介して整流手段12に送給され、この整流手段12にて所定の直流電力に変換された後にこの直流電力(すなわち、商用電源10からの交流電力の一部)が制御手段8へと供給される(ステップS13)。整流手段12より直流電力が制御手段8へ供給されると制御手段8が駆動され、制御手段8はインバータ26に駆動信号を送給し(あるいは送給待機され)、インバータ26を作動待機状態に保持させる。したがって、例えば交流発電機20の運転が完全に停止している場合でも制御手段8に直流電力が供給されることとなり、交流発電機20の運転を再び開始する際に、インバータ26に対して瞬時に駆動信号を送出することができ、インバータ26の作動を安定して開始させることが可能となる。なお、この電力供給待機状態においては、交流発電機20からは電力負荷22に供給するのに必要な発電電力が出力されないため、主として商用電源10からの交流電力が電力負荷22に供給されることとなる。
以上のようにして、交流発電機20の発電電圧が所定値よりも低下すると、商用電源10からの交流電力の一部が整流手段12を介して制御手段8へ供給され、また交流発電機20の発電電圧が所定値を超えると、交流発電機20からの発電電圧の一部が整流手段12を介して制御手段8へと送給され、これにより上述した作用効果を達成することが可能となる。
第2の実施形態
次に、図3を参照して、第2の実施形態の発電システムについて説明する。図3は、第2の実施形態による発電システムを示す概略図である。なお、以下の実施形態において、第1の実施形態と実質上同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態の発電システム2Aでは、電力変換手段6Aは、交流電力を交流電力に変換するマトリクスコンバータ46から構成されており、このマトリクスコンバータ46の入力側は第2電力ライン28を介して交流発電機20に接続され、その出力側は第1電力ライン30を介して商用電源10に接続されている。このマトリクスコンバータ46は、制御手段8によって作動制御され、交流発電機20からの発電電力を例えば3相交流の200V,60Hzの交流電力に変換し、この変換された交流電力を電力負荷22へと供給する。
また、第2の実施形態の発電システム2Aでは、上述した第1の実施形態のように切替制御手段は設けられておらず、電圧検知手段36からの電圧検知信号が接続切替手段14Aに直接送給され、この電圧検知信号に基づき接続切替手段14Aが第1切替状態又は第2切替状態に保持されるように構成されている。すなわち、接続切替手段14Aは、電圧検知手段36の検知電圧が所定値(例えば、400V)よりも低下すると第1切替状態に保持され、また電圧検知手段36の検知電圧が所定値を超えると第2切替状態に保持される。したがって、交流発電機20の発電電圧が所定値よりも低下すると、商用電源10からの交流電力の一部が整流手段12を介して制御手段8へ供給され、また交流発電機20の発電電圧が所定値を超えると、交流発電機20からの発電電圧の一部が整流手段12を介して制御手段8へと送給されることとなり、この第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の作用効果を達成することが可能となる。
第3の実施形態
次に、図4を参照して、第3の実施形態の発電システムについて説明する。図4は、第3の実施形態による発電システムを示す概略図である。
第3の実施形態の発電システム2Bでは、電力変換装置6はコンバータ24及びインバータ26から構成され、また整流手段12Bは、商用電源10からの交流電力の一部を整流するための第1整流手段48と、交流発電機20からの発電電力の一部を整流するための第2整流手段50とから構成されている。第1整流手段48の上流側は第1分岐電力ライン32及び第1電力ライン30を介してインバータ26の出力側に接続され、また第2整流手段50の上流側は第2分岐電力ライン34及び第2電力ライン28を介してコンバータ24の入力側に接続され、第1及び第2整流手段48,50の各々の下流側は制御手段8に接続されている。
交流発電機20の発電電圧が所定値(例えば、400V)よりも低い電力供給待機状態では、第2整流手段50の下流側における直流電圧(以下、第2直流電圧という)は、第1整流手段48の下流側における直流電圧(以下、第1直流電圧という)よりも低い電圧値となる。このように第2直流電圧が第1直流電圧よりも低下している場合には、交流発電機20からの発電電力の一部は第2整流手段50を介して制御手段8へ供給されず、商用電源10からの交流電力の一部が第1整流手段48を介して制御手段8へと供給されるようになる。
この電力供給待機状態より交流発電機20の発電電圧が所定値を超えて電力供給状態となると、第2直流電圧は第1直流電圧よりも高い電圧値となる。このように第2直流電圧が第1直流電圧を超える場合には、商用電源10からの交流電力の一部は第1整流手段48を介して制御手段8に供給されず、交流発電機20からの発電電力の一部が第2整流手段50を介して制御手段8へと供給されるようになる。したがって、交流発電機20の発電電圧が所定値を超えると、制御手段8に供給される電力は、商用電源10からの交流電力から交流発電機20からの発電電力へと自動的に切り替わる。
さらに、この電力供給状態より交流発電機20の発電電圧が所定値より低下して電力供給待機状態となると、第2直流電圧が第1直流電圧よりも低い電圧値となり、制御手段8に供給される電力は、交流発電機20からの発電電力から商用電源10からの交流電力に自動的に切り替わる。
以上のようにして、交流発電機20の発電電圧が所定値よりも低下すると、商用電源10からの交流電力が第1整流手段48を介して制御手段8へ供給され、また交流発電機20の発電電圧が所定値を超えると、交流発電機20からの発電電力が第2整流手段50を介して制御手段8へと供給されるので、上述した第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を達成することが可能となる。
なお、本実施形態において、上述した第2の実施形態と同様に、電力変換装置6をマトリクスコンバータで構成することも可能であり、また第1及び第2整流手段48,50に、それらの下流側における第1及び第2直流電圧を調整するための電圧調整手段(図示せず)を設け、制御手段8に所望の直流電力を供給できるように構成することも可能である。
第4の実施形態
次に、図5を参照して、第4の実施形態の発電システムについて説明する。図5は、第4の実施形態による発電システムを示す概略図である。
第4の実施形態の発電システム2Cでは、発電装置4Cは燃料電池52から構成されており、また電力変換装置6Cを構成するコンバータ24Cは、直流電力を直流電力に変換するDC/DCコンバータから構成されている。また、整流手段12Cは、第1及び第2整流手段48,50Cから構成されており、このうち第2整流手段50Cはコンバータ54及び整流ダイオード56から構成され、このコンバータ54はDC/DCコンバータから構成されている。第2整流手段50Cのコンバータ54の入力側は第2分岐電力ライン34及び第2電力ライン28を介して電力変換装置6Cの入力側に接続され、その出力側は整流ダイオード56の上流側に接続されており、また整流ダイオード56の下流側は第1整流手段48の下流側とともに制御手段8に接続されている。この第4の実施形態におけるその他の構成は、上述した第3の実施形態と実質上同一である。
燃料電池52からの発電電力は、例えば30〜75V程度の直流電圧を有する直流電力であり、この直流電力はコンバータ24Cに送給される。そして、このコンバータ24Cにて所定の直流電圧(例えば、180〜210V程度)に昇圧され、コンバータ24Cからの直流電力はインバータ26へと送給され、このインバータ26にて所定周波数の交流電力に変換された後に電力負荷22に送給される。また、燃料電池52からの発電電力の一部は、第2整流手段50Cのコンバータ54へと送給され、このコンバータ54にて所定の直流電圧(例えば、180〜210V程度)に昇圧される。
燃料電池52の発電電圧が所定値よりも低い電力供給待機状態では、第2直流電圧(すなわち、整流ダイオード56の下流側における直流電圧)は、第1直流電圧よりも低い電圧値となっており、これにより燃料電池52からの発電電力の一部は第2整流手段50Cを介して制御手段8へ供給されず、商用電源10からの交流電力の一部が第1整流手段48を介して制御手段8へと供給される。この電力供給待機状態より燃料電池52の発電電圧が所定値を超えて電力供給状態となると、第2直流電圧が第1直流電圧を超えるようになり、これにより制御手段8に供給される電力は、商用電源10からの交流電力から燃料電池52からの発電電力へと自動的に切り替わり、燃料電池52からの発電電力の一部が第2整流手段50Cのコンバータ54及び整流ダイオード56を介して制御手段8へと供給されるようになる。
また、この電力供給状態より燃料電池52の発電電圧が所定値より低下して電力供給待機状態となると、第2直流電圧が第1直流電圧よりも低下するようになり、これにより制御手段8に供給される電力は、燃料電池52からの発電電力から商用電源10からの交流電力へと自動的に切り替わり、商用電源10からの交流電力の一部が第1整流手段48を介して制御手段8へと供給されるようになる。このように発電装置4Cとして燃料電池52を用いた場合であっても、第3の実施形態と同様の作用効果を達成することが可能となる。
以上、本発明に従う種々の発電システムの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
第1の実施形態による発電システムを示す概略構成図である。 図1の切替制御手段の制御の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態による発電システムを示す概略構成図である。 第3の実施形態による発電システムを示す概略構成図である。 第4の実施形態による発電システムを示す概略構成図である。
符号の説明
2,2A,2B,2C 発電システム
4,4C 発電装置
6,6A,6C 電力変換装置
8 制御手段
10 商用電源
12,12B,12C 整流手段
14,14A 接続切替手段
22 電力負荷
38 切替制御手段
48 第1整流手段
50,50C 第2整流手段

Claims (1)

  1. 発電装置と、前記発電装置からの発電電力を所定の交流電力に変換するための電力変換装置と、前記電力変換装置を作動制御するための制御手段と、を具備し、前記電力変換装置からの交流電力は商用電源と系統連系され、前記電力変換装置及び前記商用電源からの交流電力が電力負荷に供給される発電システムであって、
    前記発電装置は、回転型原動機と、前記回転型原動機により駆動される交流発電機とを備え、前記制御手段に関連して、交流電力を整流するための整流手段が設けられており、
    前記整流手段は、前記商用電源からの交流電力を整流するための第1整流手段と、前記交流発電機からの発電交流電力を整流するための第2整流手段とから構成され、前記第1整流手段の上流側は前記電力変換装置の出力側に接続され、その下流側は前記制御手段に接続され、また前記第2整流手段の上流側は前記電力変換装置の入力側に接続され、その下流側は前記制御手段に接続されており、
    前記発電装置の発電電圧が所定値よりも低下すると、前記商用電源からの交流電力が前記第1整流手段を介して前記制御手段に供給され、前記商用電力からの電力によって前記制御手段が駆動され、また前記発電装置の発電電圧が前記所定値を超えると、前記発電装置からの発電電力が前記第2整流手段を介して前記制御手段に供給され、前記発電装置からの電力によって前記制御手段が駆動されることを特徴とする発電システム。
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