JP2006191172A - 撮像装置及びモニタ一体型撮像装置における画像表示方法 - Google Patents

撮像装置及びモニタ一体型撮像装置における画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 モニタ一体型撮像装置において、表示画像の拡大に伴い、原寸大の表示を超えたところで報知することによって、これ以上拡大すると画質が粗くなることを知らせることができるようにする。
【解決手段】 撮像手段と画像表示部とを備え、撮像手段で撮像した画像をメモリに保存する画像データ保存制御手段を有し、メモリに保存した画像を再生してモニタに表示する画像表示制御手段を有するモニタ一体型撮像装置であって、画像表示制御手段はメモリに保存された画像データによる画像を縮小又は拡大して液晶モニタ140などの画像表示部に表示するものであり、この画像表示制御手段が、画像表示部に表示される画像が所定サイズより大きいときは画像表示部に警告記号149を表示させる撮像装置とする。
【選択図】 図11

Description

本発明はデジタルカメラなどの撮像装置に関し、特に、モニタ一体型デジタルカメラにおいて、モニタに表示する画像を拡大表示する際の技術に関する。
モニタ一体型デジタルカメラにおいては、撮影した画像を画像表示部とされるモニタに表示させることができる。また、モニタ上で表示された画像を更に拡大表示することもできる。
なお、従来のモニタ一体型デジタルカメラでは、例えばデジタルカメラの背面などに設けられた画像表示部などに拡大率を示す指標を表示することができるようにするものもあった。
このモニタ画面に表示された画像を拡大すると一般に画質は低下するが、モニタ一体型デジタルカメラの場合はモニタの画素数が少ないので、実際は記憶された画像を画像データの間引きにより縮小して表示している。そして拡大するに際しては縮小率を低下させ、縮小率がゼロになると原寸大となるが、それまでは画質が低下することはない。
そして、原寸大以上に拡大するときは補間などの電子ズーム処理を行うので、画質が低下することになる。
この画像の再生時に拡大表示する技術については例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1の技術は、画像再生時、原画像データから縮小率の異なる複数の縮小画像データを生成し、メモリに記憶しておくものである。そして、ユーザにより、モニタ画面に表示される画像の拡大指示が行われると、制御部は、画像の拡大率とモニタ画面に出力する表示用画像データのサイズとに基づいて、メモリに記憶した原画像データ及び複数の縮小画像データの中から1つを選択し、選択した原画像データ又は縮小画像データに縮小処理を施して表示用画像データを生成し、その表示用画像データを画像表示部であるモニタ画面に出力するというものである。
特開2004−343200
しかしながら、従来の技術にあっては、モニタ画面の隅部などに拡大率を表示するのみなので、実際に表示されている画像が原画像の画質を保っているのか、補間などの処理により画質が低下しているのかわからないという課題があった。
また、特許文献1記載の技術には、拡大表示されている画像が原画質の品質を保っているのか劣化しているのかを表示することは開示されていない。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、再生時にモニタ画面に拡大表示が可能なデジタルカメラにおいて、通常は原画像を縮小してモニタ画面に表示しているが、表示の拡大に伴い、原寸大を超えたところで報知することによって、これ以上拡大すると画質が粗くなることを知らせることができるようにしたものである。
本発明は、撮像手段と画像表示部とを備え、撮像手段で撮像した画像をメモリに保存する画像データ保存制御手段を有し、メモリに保存した画像を再生してモニタに表示する画像表示制御手段を有するモニタ一体型撮像装置であって、画像表示制御手段はメモリに保存された画像データによる画像を縮小又は拡大して液晶モニタなどの画像表示部に表示するものであり、この画像表示制御手段が、画像表示部に表示される画像が所定サイズより大きいときは画像表示部に警告記号を表示させる撮像装置とする。
そして、本発明は、画像表示制御手段が、メモリに保存された原画像データにより拡大縮小を行って画像表示部に画像表示をするものとする。
また、画像表示制御手段が画像表示部に警告記号を表示させる画像の所定サイズを、原画像のサイズと同じサイズとするものである。
更に、画像データ保存制御手段は、原画像データと合わせて縮小画像データを形成することにより原画像データと縮小画像データとをメモリに保存するものとすることが好ましい。
また、画像表示制御手段は、縮小画像データにより拡大縮小を行って画像表示部に画像を表示するとき、縮小画像データの補間を行ったときは予備警告の表示を画像表示部に表示するものとすることが好ましい。
更に、本発明としては、画像表示制御手段は、縮小画像データにより画像を拡大縮小して画像表示部に画像を表示し、拡大縮小処理が終了したときに原画像データによる画像表示を行うものすることが好ましい。
そして、画像表示制御手段は、画像表示部に表示している画像の縮小画像に対する拡大率を表示するものとする。
また、本発明は、メモリに記憶された縮小画像データを読み出し、この縮小画像データに基づいてズーム処理をした画像を画像表示部に表示するに際し、画像表示部に表示した画像が所定の大きさよりも拡大されたとき、画像表示部に警告の表示を行うモニタ一体型撮像装置における画像表示方法とするものである。
なお、画像表示部に警告を表示する表示画像の前記所定の大きさは、原画像のサイズと同じサイズの大きさの方法とするものである。
そして、メモリに記憶された画像データにより画像を表示するに際し、縮小画像データを読み出してズーム処理を行って画像表示部に画像を表示し、ズーム操作入力がされなくなったとき、メモリに記憶された原画像データを読み出し、この原画像データを用いてズーム操作終了時の画像と同じ画像を画像表示部に表示するモニタ一体型撮像装置における画像表示方法とすることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置は、再生時にモニタ画面に拡大表示が可能なデジタルカメラにおいて、通常は原画像を縮小してモニタに表示しているが、表示の拡大(ズーム)に伴い、ある大きさ以上に拡大すると画質が粗くなることを知らせることができるものである。
更に、本発明にかかる方法は、表示の拡大(ズーム)に伴い、ある大きさ以上に拡大すると画質が粗くなることを知らせることができると共に、迅速なズーム処理を行うことができ、ズーム結果として原画像データによる表示を行うとき、高画質の画像を表示することができる。
本発明の実施の形態は、撮像手段により撮像した画像から原画像データと合わせて縮小画像データを形成してメモリに保存する画像データ保存制御手段を有し、メモリに保存した画像を再生して画像表示部に表示する画像表示制御手段を有するモニタ一体型撮像装置であって、画像表示制御手段は、メモリに保存された縮小画像データにより画像を拡大縮小して画像表示部に画像を表示し、拡大縮小処理が終了したときに原画像データによる画像表示を液晶モニタなどの画像表示部に表示すると共に、画像表示部に表示している画像の縮小画像に対する拡大率を表示するものとし、この画像表示制御手段は、画像表示部に表示される画像が原画像のサイズより大きいときは画像表示部に警告記号を表示させる撮像装置とするものである。
図1は本発明に係る撮像装置としてのデジタルカメラ100の正面図であり、図2は背面図であって、図3はデジタルカメラ100の底面側斜視図である。
この図1及び図2において、撮像装置であるデジタルカメラ100は、箱形のボディの前面に沈胴式のレンズ鏡筒120、ストロボ発光窓122、ファインダ前面窓124及び収音穴132などを有すると共に、ボディの上面に電源スイッチ102及びシャッターボタン104などを有し、さらに、ボディの背面にファインダ後面窓126、撮影ボタン105、再生ボタン106、ズーム切り換えスイッチ108、メニューボタン114、上下左右方向移動ボタン110、SETボタン112、DISPボタン116、拡声穴134及び画像表示部とする液晶モニタ140などを有している。
そして、図3に示すように、ボディの底面にはUSB端子150と記憶媒体収納部の蓋160を有し、この蓋160を開くことによってボディの内部に実装されたバッテリー161や大容量の記憶媒体165(たとえば、カード型フラッシュメモリやカード型ハードディスクなど)を着脱できるようになっている。
なお、SETボタン112は、メニュー画面などでカーソル枠の表示がされたとき、上下左右方向移動ボタン110によりカーソル枠の移動を操作してメニュー画面に表示されたメニューを選択する場合に用いるものであり、メニューボタン114が各種メニューを表示させるためのものであって、撮影モード時に操作すると撮影画素数の設定、撮影画質として圧縮率の異なるファインモード、ノーマルモード、エコノミーモードの設定、静止画と動画や音声録音の切り換え、セルフタイマー、ストロボ、ホワイトバランスなどの各種撮影条件の設定を行うことができ、再生モード時に操作すると、画面の自動送り、プロテクトの設定、印刷枚数の設定、画像の回転、トリミング、リサイズなどの設定を行うことができる。
そして、DISPボタン116は、モニタ画面上に各種情報を表示するためのボタンであり、画素数、画質、静止画か動画又は音声の区別、日付、時間、電池残量、メモリ残量などを表示し、又は表示を消去して画像だけの表示を行うように切り換えるものである。
図4は、デジタルカメラ100の内部ブロック図である。この図において、撮像装置としてのデジタルカメラ100は、機能別に、撮像系10、撮像補助系20、音声入力系30、操作系40、制御系50、画像ファイル記憶系60、表示系70、及び、音声出力系80などに分類することができる。
これらの系毎に説明すると、撮像手段を構成する撮像系10は、ボディ前面のレンズ鏡筒120に収められたズーム機能及びオートフォーカス機能付の撮影レンズ群11と、この撮影レンズ群11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなる電子撮像部13と、この電子撮像部13からの画像信号に対して所要の画像処理を施す映像信号処理部15と、画像処理後の画像信号を一時的に記臆する画像メモリ17と、電子撮像部13及び映像信号処理部15を制御するための撮影制御部19を備える。
そして、撮像補助系20としては、図示していないレンズ鏡筒120のフォーカス機構を駆動するフォーカス駆動部21と、図示していないズーム機構を駆動するズーム駆動部23と、ボディ前面のストロボ発光窓122に設けられたストロボ発光部25及びこのストロボ発光部25を駆動するストロボ駆動部27とを備え、これら撮像補助系20のフォーカス駆動部21、ズーム駆動部23、ストロボ駆動部27も撮像系10の撮影制御部19により制御されるものとしている。
音声入力系30は、ボディ前面の収音穴132の近くに配置されたマイク31と、このマイク31で拾った音を増幅するアンプ33と、アンプ33で増幅されたアナログの音声信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、デジタル変換された音声信号を一時的に記憶する音声メモリ37とを備える。
操作系40は、ボディの各部に設けられた様々な操作ボタン類、すなわち、シャッターボタン104、撮影ボタン105、再生ボタン106、ズーム切り換えスイッチ108、MENUボタン、上下左右方向移動ボタン110、SETボタン112、DISPボタン116を含む操作入力部41と、この操作入力部41からの操作信号をCPUに入力するための入力回路43とを備える。
制御系50は、上記の各系を制御してデジタルカメラ100の動作を集中的にコントロールする画像表示制御手段や画像データ保存制御手段、及び、画像調整手段や画像生成手段、データ配列手段として機能するCPUを含む制御回路51と、このCPUの動作に必要な各種プログラムやデータを不揮発的に記憶するプログラム・メモリ53と、画像データ記憶用の内蔵フラッシュメモリであるデータ・メモリ55とを備え、CPUは、クレードルなどに接続する入出力装置であるUSB端子150にも接続されるものである。
音声出力系80は、CPUから適宜に出力される音声データをアナログの音声信号に変換するD/A変換部81と、この音声信号を増幅するアンプ83と、増幅された音声信号を拡声するためにボディ背面の拡声穴134の近くに設けられたスピーカ85とを備える。
画像ファイル記憶系60は、インターフェース部61であるCFカードインターフェースと、このインターフェース部61に着脱可能に接続される大容量の記憶媒体165であるカード型ハードディスクとを備える。
表示系70は、CPUから適宜に出力される表示データを一時的に保持するビデオメモリ(VRAM)を含む表示制御部71と、表示制御部71の出力信号を表示する液晶モニタ140である画像表示部とを備える。
図5は、デジタルカメラ100における撮像素子から表示モニタまでのデータの流れを示す図である。前記撮像系10における電子撮像部13のCCD、CMOSなどの撮像素子は多数のフォトダイオードの前面にフィルターを備えることで色を得ている。このフィルターには「原色フィルター」と「補色フィルター」の2種類があり、原色フィルターはR(Red)、G(Green)、B(Blue)、補色フィルターはC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)からなる。一般に300万画素、500万画素、・・・と呼ばれる画素数は、フォトダイオードの数である。
フォトダイオードがチャージした電荷は映像信号処理部15でA/D変換され、色フィルターアレイがベイヤーアレイの場合などは、電子撮像部13における撮像素子の画素に対応したベイヤーデータの形で一旦映像信号処理部15のメモリに保持し、信号処理により輝度、色差マルチプレクス信号(Y、Cb、Crデータ、又は、Y、U、Vともいう)を得る。そのYデータ、Uデータ、Vデータの画像データが画像メモリ17に記憶される。
画像メモリ17に記憶される画像データは、例えば輝度(Y)データが1600×1200画素で構成され、色差(U,V)データがそれぞれ800×600画素で構成される。これは輝度信号のほうが人間の目に捉えられやすいため色差信号の情報量を減らしているためであるが、もちろん同数でもよい。
このように構成された画像データは、制御回路51のCPUを介して表示制御部71に送られるものであり、表示系70における表示制御部71には液晶モニタ140の画素数に対応する表示バッファ(VRAM)が内蔵され、この表示バッファ(VRAM)にRGBデータを記憶させるものである。
従って撮像素子の画素数と液晶モニタ140の表示画素数は直接の対応関係はない。
また、制御回路51は、画像データ保存制御手段としてのCPUにより、画像メモリ17に記憶された画像データを原画像データとして、また、原画像データとこの原画像データを間引いた画像データとをデータ・メモリ55や大容量の記憶媒体165に記憶させるものである。
そして、LCDなどの液晶モニタ140は各表示画素にRGBのカラーフィルターが備えられており、図6の(A)に示すようなデルタ配列や図6の(B)に示すようなストライプ配列が一般的である。
液晶モニタ140の画素数が320×240画素とすると、ストライプ配列の場合は横方向に320×3(R、G、B)画素が配列され、縦方向に240画素が配列されている。また、デルタ配列の場合は横方向に320画素、縦方向に240画素配列されている。デルタ配列は表示画素数が1/3となるが、色再現性は高い。
そして、ストライプ配列の場合は、液晶モニタ140の画素数に対応して320×3画素×240画素用の表示バッファであるVRAMを表示制御部71は有し、この表示バッファは図7に示すようにそれぞれ320×240画素のRメモリ、Gメモリ、Bメモリに対応するものであって、画像表示制御手段としてのCPUにより、Y,U,Vデータによる画像データをRGBデータとして液晶モニタ140の画素数、即ち表示バッファの画素数に合わせて表示制御部71に入力するものである。
また、デルタ配列の場合は表示制御部71内には320画素×240画素の表示用画像メモリである表示バッファとしてのVRAMを有し、制御回路51はこの表示バッファの画素数及び液晶モニタ140の画素配列に合わせてRGBデータを順次間引いて表示バッファに記憶させるものである。
つまり液晶モニタ140はこの表示バッファのデータをそのまま表示するものであって、画像表示部である液晶モニタ140に表示される状態の表示データは、VRAMのデータの状態を示すものである。例えばズーム拡大、縮小などにおいては拡大若しくは縮小されたデータが表示制御部71の表示バッファに書き込まれる。
図8は、撮像系10の画像メモリ17から画像データ保存手段としてのCPUにより記憶媒体165などメモリに記憶する画像データの状態を示す図である。
画像1や画像2などの画像毎のフォルダ180にはJPEG圧縮された画像データが記憶されるものであり、原画像データ181と、それを縮小した縮小画像データ183及びサムネイルデータ185の各ファイルを記憶する。サムネイルデータ185は他のデジタルカメラと互換性を保つために共通の規格で定められた大きさに縮小された画像用データであり、縮小画像データ103は任意の縮小率で原画像を縮小した画像用データであって、一般的にサムネイルデータ105よりは大きく、例えば液晶モニタなどの画像表示部のサイズとなる画素数とほぼ一致させる画像データ量とされることが多い。また、サムネイルは画面を分割して複数画像をマルチ画面表示するときのサイズとほぼ一致させることが多く、サムネイルデータは60画素×80画素用のデータ量とされることが一般的である。
なお、縮小画像データ183とサムネイルデータ185の両方持つ必要は無く、本撮像装置における縮小画像の表示は、どちらのデータを用いても可能である。なおヘッダー187は、ファイル名、画素数、撮影日時、撮影条件等の情報が記憶される。
画像表示部には、通常は縮小画像データ183による画像を表示している。この縮小画像は原画像を縮小するように原画像データを間引いたデータにより表示するものであるから、基本的に補間処理を行っていないので画質の劣化は無い。縮小するために間引き等を行って情報量が減っているので正確な意味では原画像の画質を表現できていないが、本発明における画質低下とは拡大により情報を補間することによる画質低下のことを指すものとする。
そして、拡大指示があると、縮小画像を拡大して表示する場合と原画像を縮小して表示する場合があるが、ここでは原画像を縮小する場合を例にとって説明する。
例えば図9に示すように、原画像191を1600×1200画素とする。モニタ画面のサイズが320×240画素、縮小画像193のサイズが320×240画素であるとする。更にサムネイル195のサイズが80×60画素であるとすると、液晶モニタ140などの画像表示部に通常の表示をするには縮小画像データ183による画像をそのまま表示すればよく、複数の画像、例えば4×4個の16分割されたマルチ画面表示を行うにはサムネイルデータ185をそのまま表示すればよいことになる。なお、モニタ画面の構成上、例えば330×220画素のように記憶されている画像データの画素数と合わない場合は、適宜補間等の処理を行って画素数を合わせるものである。
図10の(A)は、保存した縮小画像データなどにより画像を再生するときの補間の例を示すものである。縦横に隣接する2つの画素の平均値を有する新たな画素を生成し、その2つの画素間に置くようにして各画素間を補間していく。これにより結果的に縦横それぞれに2倍の画素数となり、全体として4倍に拡大した画像が得られる。
図10の(B)は倍率が整数倍でないときの補間例を示す。隣接画素からの距離に応じて隣接画素値の加重和を求めて、その加重和の値を有する新たな画素を生成して補間する。
このようにして、所定サイズとなる画像の画素から画素数を補間処理により増加させて表示画像のサイズを大きくし、また、所定サイズとされた画像の画素を間引くことにより表示画像を小さくするものであって、この処理は、再生モード時にズームキーが操作されたときに行うものであって、再生表示している画像を拡大縮小するものである。
図11は、画面の拡大と拡大率の指標を表示する状態を示す図である。モニタ画面の表示画像が拡大され、原画像のサイズを超えると図11の(C)に示すように警告149がズームゲージ148の近くに表示される。例えば通常のモニタ表示状態を320×240画素とし、2倍に拡大すると640×480画素となって1/4の領域が画面に拡大表示されるがまだ画質の低下はない。4倍に拡大すると1280×960画素であるも、5倍(1600×1200画素)を超えると原画像の画素数(1600×1200画素)を超え、補間処理が必要になるので警告記号149の表示を行う。この倍率による警告は、原画像の画素数によって決定するものである。原画像が1280×960画素で撮影されている場合は、5倍以下であれば画質の低下はないので警告の表示を行わないようにする。これは画像ファイル100のヘッダー104に記憶されている画素数情報を判断することによって行うものである。
図12は、ズームキーを用いて再生画像の拡大縮小を行うときのフローチャートである。
この制御は画像表示制御手段としてのCPUが行う処理であり、再生ボタン106が操作されたときに行われるものである。
即ち、CPUは、再生ボタン106が操作されたか否かの判断(S101)を行い、再生ボタン106が操作されたときは、メモリから縮小画像データを読込み(S105)、この縮小画像データに基づいて画像表示部に画像を表示する縮小画像表示(S107)をし、画像切り換えの操作が行われるか否かの判断(S110)を行って画像切り換え操作が行われると、他の画像データをメモリから読み出す縮小画像読込み(S105)を行って縮小画像表示(S107)を行うものであり、画像切り換え操作がされることなくメニューボタン114の操作が行われたときは、メニュー画面の表示に切り換えて画像再生処理を終了するものである。
また、メニューボタン114の操作が行われないときは、ズーム切り換えスイッチ108の拡大スイッチが操作されたか又は縮小スイッチが操作されたかを判断し、拡大スイッチが操作されたときは拡大スイッチが操作されたか否かの判断(S114)により縮小画像データなどにより現在表示している画像データの補間よりも補間率を大きくするか又は現在表示している画像データの間引き率を小さくする拡大処理(S120)を行って表示画像の拡大ズーム処理を行い、この拡大処理(S120)により原画サイズを超えたか否かの判断(S122)を行って超えれば警告記号149をモニタ画面に表示する警告表示(S124)を、超えなければ拡大スイッチの操作が終了したか否かの判断(S126)を行い、拡大スイッチが操作され続けているとそのまま拡大処理(S120)に戻るものである。
そして、拡大スイッチの操作が終了したとき、原画像データをメモリから読み出す原画像データの読込み(S140)を行って画像表示部に縮小画像データにより表示されていた範囲を原画像データにより表示する指定領域表示(S145)を行って画質の高い画像による表示を行うものである。
また、ズーム切り換えスイッチ108の操作が縮小操作されたときは、画像表示制御手段としてのCPUによる縮小スイッチが操作されたか否かの判断(S116)により画像データを間引く又は補間による拡大率を小さくする縮小処理(S130)を行って現在表示している画像の縮小表示を行い、縮小処理を施した画像が原画サイズを超えたか否かの判断(S132)を行うものである。
そして、この原画サイズを超えたか否かの判断(S132)で原画サイズを超えているときは警告記号149の表示がされているか否かの判断(S134)を行い、警告表示が行われていればこの警告表示を取り消す警告取消(S136)を行って縮小スイッチの操作が終了したか否かの判断(S126)を行い、原画サイズを超えたか否かの判断(S132)で原画サイズを超えていれば直ちに縮小スイッチの操作が終了したか否かの判断(S126)を行うものである。
更に、縮小スイッチの操作が継続しているときは縮小スイッチの操作が終了したか否かの判断(S126)により縮小処理(S130)に戻るも、縮小スイッチの操作が終了したときは原画像データの読込み(S140)を行って画像表示部に縮小画像データにより表示されていた範囲を原画像データにより表示する指定領域表示(S145)を行うものである。
従って、再生モードにおいて、撮影画像の1枚を選んで表示しているとき、ズームキーで拡大を指示すると画像表示制御制御手段としてのCPUにより表示画像の拡大処理を行い、縮小を指示すると表示画像の縮小処理が行われる。この場合の縮小とは拡大した画像を縮小する場合を指し、倍率が1倍のときはこれ以上の縮小は行わない。
そして、ズームキーを拡大方向に押し続けると表示画像を順次拡大することができる。この場合、処理の速度を速め、迅速なズーム処理を行うために縮小画像193を拡大して表示する。そして、ズームキーが離されてから所定時間後に原画像をそのサイズに縮小処理する。例えば指示された表示画像が640×480のとき、初めは縮小画像193を2倍に拡大して表示しているが、キーを離して一瞬後に原画像191を縮小した画像と置き換える。これは、画素数の大きい原画像データ181を毎回処理していると時間がかかるので、まずは縮小画像データ183を処理して表示しておき、倍率が確定したら原画像データ181を処理するようにしているものである。
もちろん、常時、原画像データを用いて処理することもある。また複数の倍率の画像を予め作成しておき、倍率ごとに選択するようにしてもよい。
ここで、本実施の態様において、図8に示した画像データのフォルダは、大容量の記憶媒体165であるハードディスク内に形成して画像データを保存しているも、ハードディスクは半導体メモリに較べて一般的にアクセス速度が遅いので、再生モードのとき、表示画像を選択するとその画像ファイルをそっくり内部のデータ・メモリ55に読み出すこともある。
そして図11のフローを実施するときは内部メモリだけで処理を行い、ハードディスクへのアクセスを行わないようにすることもある。ただし縮小画像102だけを内部メモリに読み出すようにしてもよいし、速度に制約が無い場合は、毎回ハードディスクにアクセスするようにすることもできる。
また、縮小画像データ183の画素数と画像表示部の画素数が相違し、縮小画像データの画素数が多い場合、この縮小画像データ183により縮小画像193を表示するに際し、補間処理を行ったときは縮小画像データ183の拡大を行ったことを表示することもある。
なお、撮像装置としてデジタルカメラを例示したが、カメラ付き携帯電話など撮像手段と画像表示部とを備えた様々な撮像装置に適用し得る。
本発明に係る撮像装置の一例を示す正面斜視図。 本発明に係る撮像装置の一例を示す背面斜視図。 本発明に係る撮像装置の一例を示す底面斜視図。 本発明に係る撮像装置の回路ブロックの一例を示すブロック図。 撮像装置の画像処理の流れの一例を示す図。 表示装置の画素配置例を示す図。 表示バッファの構成を示す図。 本発明に係る画素データのメモリ保存状態の一例を示す図。 本発明に係る撮像装置の画像表示部における表示例を示す図。 本発明に係る拡大画像のデータ形成の例を示す図。 本発明に係る画像表示の一例を示す図。 本発明に係る画像データの拡大縮小処理の手順を示すフローチャート図。
符号の説明
10 撮像系
11 撮影レンズ群 13 電子撮像部
15 映像信号処理部 17 画像メモリ
19 撮影制御部
20 撮像補助系
21 フォーカス駆動部 23 ズーム駆動部
25 ストロボ発光部 27 ストロボ駆動部
30 音声入力系
31 マイク 33 アンプ
35 アナログデジタル変換部 37 音声メモリ
40 操作系
41 操作入力部 43 入力回路
50 制御系
51 制御回路 53 プログラム・メモリ
55 データ・メモリ
60 画像ファイル記憶系
61 インターフェース
70 表示系
71 表示制御部
80 音声出力系
81 デジタルアナログ変換部 83 アンプ
85 スピーカ
100 デジタルカメラ 102 電源スイッチ
104 シャッターボタン 105 撮影ボタン
106 再生ボタン 108 ズーム切り換えスイッチ
110 上下左右方向移動ボタン 112 SETボタン
114 メニューボタン 116 DISPボタン
120 レンズ鏡筒 122 ストロボ発光窓
124 ファインダ前面窓 126 ファインダ後面窓
132 収音穴 134 拡声穴
140 液晶モニタ 149 警告記号
150 USB端子 160 蓋
161 バッテリー 165 記憶媒体

Claims (10)

  1. 撮像手段と画像表示部とを備え、撮像手段で撮像した画像をメモリに保存する画像データ保存制御手段を有し、メモリに保存した画像を再生してモニタに表示する画像表示制御手段を有するモニタ一体型撮像装置であって、画像表示制御手段はメモリに保存された画像データによる画像を縮小又は拡大して液晶モニタなどの画像表示部に表示するものであり、この画像表示制御手段が、画像表示部に表示される画像が所定サイズより大きいときは画像表示部に警告記号を表示させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像表示制御手段は、メモリに保存された原画像データにより拡大縮小を行って画像表示部に画像表示を行うことを特徴とする請求項1に記載した撮像装置。
  3. 前記画像表示制御手段は、画像表示部に警告記号を表示させる際の画像の所定サイズを原画像のサイズと同じサイズとしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した撮像装置。
  4. 前記画像データ保存制御手段は、原画像データと合わせて縮小画像データを形成してメモリに保存するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載した撮像装置。
  5. 前記画像表示制御手段は、縮小画像データにより拡大縮小を行って画像表示部に画像を表示するとき、縮小画像データの補間を行ったときには予備警告の表示を画像表示部に表示することを特徴とする請求項4に記載した撮像装置。
  6. 前記画像表示制御手段は、縮小画像データにより画像を拡大縮小して画像表示部に画像を表示し、縮小画像データの拡大縮小処理が終了したときに原画像データによる画像表示を行うことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載した撮像装置。
  7. 前記画像表示制御手段は、画像表示部に表示している画像の縮小画像に対する拡大率を画像表示部に表示することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載した撮像装置。
  8. メモリに記憶された縮小画像データを読み出し、この縮小画像データに基づいてズーム処理をした画像を画像表示部に表示するに際し、画像表示部に表示した画像が所定の大きさよりも拡大されたとき、画像表示部に警告の表示を行うことを特徴とするモニタ一体型撮像装置における画像表示方法。
  9. 画像表示部に警告を表示する表示画像の前記所定の大きさは、原画像のサイズと同じサイズの大きさであることを特徴とする請求項8に記載したモニタ一体型撮像装置における画像表示方法。
  10. メモリに記憶された画像データにより画像を表示するに際し、縮小画像データを読み出してズーム処理を行って画像表示部に画像を表示し、ズーム操作入力がされなくなったとき、メモリに記憶された原画像データを読み出し、この原画像データを用いてズーム操作終了時の画像と同じ画像を画像表示部に表示することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載したモニタ一体型撮像装置における画像表示方法。
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