JP2006191164A - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが得たい目標の色を、簡便な操作で、しかも確実に出力することができる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】MFPは、彩度などの表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示用チェックボックス230、および複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示用チェックボックス241,242,251,252を有する出力チャート200を出力する。そして、MFPは、ユーザによる所定の書き込みが行われた出力チャートを読み取り、選択指示用チェックボックスに指示情報が存在する場合、対応する色の登録を行い、変更指示用チェックボックスに指示情報が存在する場合、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための変更指示用チェックボックスを有する新たな出力チャートを出力する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関する。
印刷物自体をオリジナルとして利用する用途向けの看板用印刷物などの印刷物を得るために電子データを印刷する場合、実際にプリンタが出力する色と、デザイナが得たい色を想定して作成した電子データの画面上での色とが一致しないことが大きな問題となる。
そこで、両者の色を一致させるためにカラーマッチングという機能が利用される。この場合、プリンタが出力する色を画面上の色に一致させるために、色の再現特性全体を操作して任意の色が一致するように調整が行われる。しかしながら、かかる調整のためのデータ(プロファイルと呼ぶ)を作成するには、色に対する高度な知識と分光測色計などの高価な測定器とが必要であり、さらにはプロファイルの作成には多くの工数が必要になるという問題がある。
一方、困難なカラーマッチングの問題を簡易に回避するために、電子データに対応してプリンタが出力する色のサンプルが事前にデザイナに渡され、デザイナがデザインするときにそのサンプルに基づいて色を選択して電子データを作成する方法がある。この方法は、最終印刷物に目標の色が得られるので実際の運用では都合が良いが、デザイナは、画面上で見る色とは異なる色でのデザイン作業を強いられてしまうという問題がる。
そこで、デザイナなどのユーザに負担をかけることなく目標の色を得るために簡便に色の調整を行う方法が提案されている(特許文献1および2参照)。
特許文献1に開示された方法は、出力したチャート上の単色パッチと基準濃度とを目視で比較して濃度調整を行った後、CMYの比を少しずつ変えた自然画をプリントしたテストチャートを各濃度別に出力してリファレンスチャートとの比較を行い同じ色合いの画像を選択して濃度調整を行うものである。しかし、この方法は、自然画を用いて各色のバランスを考慮した一般的な色補正を簡易に実施する技術に過ぎず、ユーザが得たい目標の色を直接設定できるものではない。しかも、濃度調整のために数多くの色パッチや自然画を出力する必要があるばかりか、ユーザが多数の画像の中から適切な画像を選択しなければならないという煩雑さも招く。
また、特許文献2に開示された方法は、ユーザが印刷出力の色合いをたとえば「少し暗い」「良い」「明るすぎる」といった簡単な項目で評価し、評価結果を演算補正式に適用して自動的にカラー補正を行うものである。しかし、この方法もユーザが得たい目標の色を直接設定できるものではない。
特開2002−269555号公報 特開2002−330301号公報
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ユーザが得たい目標の色を、簡便な操作で、しかも確実に出力することができる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力する出力手段と、ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得る読取手段と、得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識する認識手段と、前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行う登録手段とを有し、前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、前記出力手段は、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記変更指示領域は、前記抽出範囲をスライドさせる方向を示す指示部を有することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記変更指示領域は、前記抽出範囲を前記表色パラメータについてスライドさせる方向を示す指示部と、前記抽出範囲を前記表色パラメータと異なる表色パラメータについてスライドさせる方向を示す指示部とを有することを特徴とする上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記表色パラメータは、彩度であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記表色パラメータは、色相であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(6)前記表色パラメータは、明度であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(7)表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力するステップと、ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得るステップと、得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識するステップと、前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行うステップと、前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力するステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
(8)表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力する手順と、ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得る手順と、得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識する手順と、前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行う手順と、前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力する手順とを画像形成装置に実行させるための画像形成プログラム。
(9)上記(7)に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、ユーザが得たい目標の色を直接設定して確実に出力することが可能となるばかりか、比較的少ない数の色候補を出力すると共に複数の色候補の抽出範囲を簡便な操作で容易に変更できるため、多数の候補の無駄な出力や、多数の候補の中から適切なものを選択する煩雑さが解消されるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置としてのMFP(Multi−Function Peripheral)の構成を示す概略正面図、図2は、図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。
MFP100は、制御部101、記憶部102、操作パネル部103、ADF(Auto Documennt Feeder)104、画像読取部105、給紙部106、画像形成部107、用紙排出部108、およびインタフェース部109を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス110を介して相互に接続されている。
制御部101はCPUであり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。記憶部102は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
操作パネル部103は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
ADF104は、セットされた単数枚または複数枚の原稿を1枚ずつ画像読取部105の所定の読み取り位置まで順次搬送し、そして画像読み取り後の原稿を順次排出する。
画像読取部105は、所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF104により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCD等の受光素子で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。
給紙部106a〜106cは、印刷に使用される記録材としての用紙を収容する。給紙部106(106a〜106cの総称)は、収容された用紙を1枚ずつ画像形成部107に送り出す。
画像形成部107は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データを用紙上に印刷する。
用紙排出部108は、画像形成部107から搬送される印刷された用紙を、排紙トレイ上に排出する。
インタフェース部109は、外部機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインタフェース、USB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、SCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信インタフェース、電話回線に接続するための電話回線インタフェース等を利用することができる。
MFP100は、たとえばPC、あるいは携帯端末などの外部装置からの指示により印刷を行うプリント機能、および原稿を複写するコピー機能を備えている。
なお、MFP100は、上記した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
次に、本実施形態におけるMFPの動作について説明する。
図3は、MFP100における出力チャートの印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
図3を参照して、まず、MFP100は、簡易カラーマッチング設定モードがユーザにより指示されると、カラー補正設定画面を操作パネル部103に表示する。
図4は、カラー補正設定画面のうちの出力チャートの印刷のための設定画面を示す図である。出力チャート印刷設定画面300は、色名、色候補の中心色、色候補の範囲、および色候補の数の各項目を入力するための入力ボックス301〜304をそれぞれ有している。
続いて、登録すべき色が受け付けられる(S102)。登録すべき色の受け付けは、ユーザが入力ボックス301に色名を入力することによって行われる。この登録すべき色は、ユーザが出力色として得たい目標色が直接設定される対象となる入力色である。ここでは、入力される画像データ中で色を指定するために任意の「色名」が使用されている場合を想定しており、かかる色名が入力ボックス301に入力される。
ただし、登録すべき色の受け付けは、色名の入力によって行われる場合に限定されない。図5は、出力チャートの印刷のための設定画面の他の例を示す図である。図5の出力チャート印刷設定画面300aは、出力チャート印刷設定画面300の色名の項目を入力するための入力ボックス301の代わりに、入力色の項目を入力するための入力ボックス311を有している。この場合、登録すべき色の受け付けは、ユーザが入力ボックス311に入力色を入力することによって行われる。具体的には、変換したい入力色の各色要素の値が入力される。色要素としては、一般にC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)が使用されるが、R(赤)G(緑)B(青)が使用されてもよい。ここで、CMYKの各色要素の値は、それぞれ0〜100の%値が用いられる。また、RGBの各色要素の値は、それぞれ0〜255の値が用いられる。さらには、ユーザの操作に基づいて、入力色の色要素として、CMYKまたはRGBのいずれかが選択的に使用可能とされてもよい。さらには、登録すべき色の受け付けも、ユーザの操作に基づいて、色名または入力色のいずれかが選択的に入力されることによって行われてもよい。
続いて、サンプルパッチとして出力すべき色候補の中心色が受け付けられる(S103)。出力すべき色候補の中心色の受け付けは、ユーザが入力ボックス302に色を各色要素の値で入力することによって行われる。この中心色は、ユーザが出力したい対応色のサンプルを複数の色候補として出力する場合の中心となる色である。ここで、出力すべき色候補の中心色は、ステップS102で受け付けられた色名に対応する色の各色要素の値である。なお、ステップS102で入力色が受け付けられた場合、一般に、調整の最初の段階の出力中心色は、図5に示すようにステップS102で受け付けられた入力色と同じ値である。入力色に対する出力色の関係の傾向がわかっている場合には、出力中心色はステップS102で受け付けられた入力色と異なる値であってもよい。
続いて、サンプルパッチとして出力すべき色候補の範囲が受け付けられる(S104)。出力すべき色候補の範囲の受け付けは、ユーザが入力ボックス303に範囲を%値で入力することによって行われる。この範囲は、出力中心色を基準としたプラスマイナスの%値で表される。ここで、%値は、出力中心色に関して、最大の彩度を100%、最低の彩度を0%としたときの値である。
続いて、サンプルパッチとして出力すべき色候補の数(ステップ数)が受け付けられる(S105)。出力すべき色候補の数の受け付けは、ユーザが入力ボックス304に自然数値を入力することによって行われる。
上記の各項目の受け付けが終了し、ユーザによって設定ボタン305が押されると、受け付けられた各項目が設定されて、記憶部102に保存される(S106)。
続いて、ユーザによって印刷ボタン306が押されると、上記設定における評価を行うための出力チャートが、当該設定項目に基づいて画像形成部107で印刷され、用紙排出部の排紙トレイに排出される(S107)。なお、ユーザが作業を中止したい場合、ユーザにより中止ボタン307が押されると図3の処理が終了する。
図6は、出力チャートの一例を示す図である。
出力チャート200は、色名表示領域210、サンプルパッチ領域220、選択指示用チェックボックス230、および変更指示用チェックボックス241,242,251,252を含んでいる。本実施形態では、選択指示用チェックボックス230は四角形状、変更指示用チェックボックス241,242,251,252は三角形状で出力される。
色名表示領域210には、登録すべき色として設定された色名が示される。なお、登録すべき色の受け付けが入力色の入力によって行われた場合には、色名表示領域210には、登録すべき色として設定された入力色の各色要素の値が示される。サンプルパッチ領域220には、表色パラメータとしての彩度の所定範囲内における複数の色候補がサンプルパッチとして印刷される。ここで、サンプルパッチは、設定された色候補の中心色、範囲、および数にしたがって作成される。選択指示用チェックボックス230は、上記の複数の色候補のいずれかを選択するために使用される。変更指示用チェックボックス241,242,251,252は、色候補の範囲を変更して、変更後の出力チャートを出力させるために使用される。ここで、変更指示用チェックボックス241,242は、彩度について複数の色候補の抽出範囲をスライドさせる方向を指示するための2つの指示部である。また、変更指示用チェックボックス251,252は、色相について複数の色候補の抽出範囲をスライドさせる方向を指示するための2つの指示部である。
図7は、ユーザによる書き込み(チェック)が行われた出力チャートの例を示す図である。ユーザは、登録すべき色に対応して、得られた出力チャート200のサンプルパッチ領域220における複数の色候補の中に所望の色が存在する場合、所望の色に隣接する選択指示用チェックボックス230の一つを塗りつぶす。一方、ユーザは、登録すべき色に対応して、得られた出力チャート200のサンプルパッチ領域220における複数の色候補の中に所望の色が存在しない場合、変更指示用チェックボックス241,242,251,252のいずれかを塗りつぶす。図7では、色名「BSKK−RED」に対応して、所望の色が選択指示されており、色名「BSKK−Indigo」に対しては、色相が変化する矢印Bで示すHUE方向に関する変更指示が行われている。なお、彩度が変化する矢印Aで示すサチュレーション方向に関する変更指示を行うことも可能である。この場合、変更指示用チェックボックス241または242が塗りつぶされる。
図8は、MFP100における登録処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
図3のステップS107で出力チャートの印刷が完了すると、図9に示すように、カラー補正設定画面のうちの登録のための設定画面が操作パネル部103に表示される(S201)。登録設定画面400は、色名および出力色の各項目の表示ボックス401および402、彩度移動量および色相移動量の各項目を入力するための入力ボックス403および404をそれぞれ有している。
ただし、登録すべき色の受け付けが入力色の入力によって行われた場合には、図10に示す登録のための設定画面が操作パネル部103に表示される。登録設定画面400aは、登録設定画面400の色名の項目の表示ボックス401の代わりに、入力色の項目の表示ボックス411を有している。
ここで、出力チャートの変更指示用チェックボックス241,242,251,252のいずれかが塗りつぶされている場合、ユーザによってチェックされた出力チャートがMFP100の画像読取部105によって読み取られる前に、ユーザの操作に基づいて彩度移動量または色相移動量の各項目を入力するための入力ボックス403または404に所定の値が設定される。彩度移動量は前述した%値で示される。色相移動量は、たとえば色相環で表したときの角度の変化割合が%値で示される。
そして、MFP100は、ユーザによってチェックされた出力チャートの読み取りを行う(S202)。ここで、チェックされた出力チャートは、ADF104が利用されるか、あるいは画像読取部105に直接配置されて、登録設定画面400の読み取りボタン405が押されることによって読み取られる。
続いて、出力チャートを読み取って得られた画像データの中に、所定範囲内における複数の色候補のうちの所望の色についての選択指示が存在するか否かが判断される(S203)。すなわち、選択指示用チェックボックス230の少なくとも一つが塗りつぶされているか否かが判断される。ここで、所望の色についての選択指示が存在しない場合には(S203でNO)、ステップS205に進む。
所望の色についての選択指示が存在する場合(S203でYES)、選択された色候補のCMYKの各色要素の値で示された出力色が、入力された色名(または入力色)に対応付けられて、記憶部102に記憶される。このとき、登録設定画面400または400aの出力色の表示ボックス402には、選択された色候補のCMYKの各色要素の値が自動的に反映される。ユーザがその結果でよいと判断した場合、登録ボタン406が押されることによって当該色のシステムへの登録が完了する(S204)。これにより、入力された色名(または入力色)を適切な出力色に変換するための色変換用データが構築される。一方、ユーザが作業を中止したい場合、中止ボタン407が押されることによって図8の処理が終了する。
ステップS205では、複数の色候補の抽出範囲を変更するための指示が存在するか否かが判断される(S205)。すなわち、変更指示用チェックボックス241,242,251,252のいずれかが塗りつぶされているか否かが判断される。ここで、色候補の抽出領域の変更指示が存在しない場合には(S205でNO)、図8の処理が終了する。
色候補の抽出範囲の変更指示が存在する場合(S205でYES)、いずれの変更指示用チェックボックス241,242,251,252が塗りつぶされているかの情報と、入力ボックス403または404に入力された彩度移動量または色相移動量とに応じて、出力チャートを作成するための設定項目が変更される(S206)。
続いて、変更された設定項目に基づいて、新たな出力チャートが画像形成部107で印刷され、用紙排出部の排紙トレイに排出される(S207)。
このようにして、登録すべき色が複数種類ある場合には、各色ごとにユーザの選択指示にしたがって登録される。また、特定の色に関して、変更指示が存在する場合には、新たな出力チャートが印刷されて排出され、ユーザの選択指示が促される。そして、所望の色が得られるまで、出力チャートの印刷、および所望の色についての選択指示の催促が繰り返される。
なお、本実施形態では、1枚の出力チャートに2種類の色名または入力色の設定が可能とされているが、1枚の出力チャートで設定可能な色の数は、印刷に使用される用紙のサイズ、サンプルパッチ領域の大きさなどに依存して変更され得る。
図11は、MFP100における画像データの印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、図11のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
MFP100は、印刷すべき画像データの入力が行われると(S301)、画像データにおける各画素の入力色を、色の登録によって構築された色変換用データに基づいて、適切な出力色に変換する(S302)。
図12は、色変換用データの一例としてのグラフを示す。図12のグラフにおける黒丸で示す点は、直接登録された色である。そして、登録された色の周辺を図示のように滑らかに変化するように補間してグラフが作成される。これにより、登録された色の周辺の色もスムーズに変化するので、徐々に色合いが変化するような画像データの入力に対する影響も少なくなる。
続いて、適切な出力色に変換後の画素からなる画像データが出力され、かかる画像データが用紙上に印刷される(S303)。
ステップS304では、印刷すべきすべての画像データの変換および出力が終了したか否かが判断される(S304)。これらのステップS301〜S303の処理は、すべての画像データについての処理が終了するまで繰り返される(S304でNO)。
このように本実施形態のMFP100は、彩度などの表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示用チェックボックス、および複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示用チェックボックスを有する出力チャートを出力する。そして、MFP100は、ユーザによる所定の書き込みが行われた出力チャートを読み取り、選択指示用チェックボックスに指示情報が存在する場合、対応する色の登録を行い、変更指示用チェックボックスに指示情報が存在する場合、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための変更指示用チェックボックスを有する新たな出力チャートを出力する。
したがって、本実施形態によれば、ユーザが得たい目標の色を直接設定して確実に出力することが可能となるばかりか、比較的少ない数の色候補を出力すると共に複数の色候補の抽出範囲を簡便な操作で容易に変更できるため、多数の候補の無駄な出力や、多数の候補の中から適切なものを選択する煩雑さが解消されるという効果を奏する。
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置としてMFPが使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば複写機、およびプリンタなどの他の画像形成装置が使用されてもよい。
また、上記実施形態の出力チャートにおいて、彩度の所定範囲内における複数の色候補が印刷されるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の出力チャートにおいて、色相または明度の所定範囲内における複数の色候補が出力チャートに印刷されてもよい。さらに、上記実施形態の出力チャートにおいて、変更指示用チェックボックスは、色候補の抽出範囲を彩度についてスライドさせる方向を示すチェックボックスと、色候補の抽出範囲を色相についてスライドさせる方向を示すチェックボックスとを有しているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の出力チャートにおいて、変更指示用チェックボックスは、色候補の抽出範囲を、彩度、色相、および明度(濃度)の表色パラメータの少なくとも1つについてスライドさせる方向を示すチェックボックスを有するように構成され得る。
本実施形態にかかる画像形成装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置としてのMFPの構成を示す概略正面図である。 図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。 MFPにおける出力チャートの印刷処理の手順を示すフローチャートである。 カラー補正設定画面のうちの出力チャートの印刷のための設定画面を示す図である。 出力チャートの印刷のための設定画面の他の例を示す図である。 出力チャートの一例を示す図である。 ユーザによる書き込みが行われた出力チャートの例を示す図である。 MFPにおける登録処理の手順を示すフローチャートである。 カラー補正設定画面のうちの登録のための設定画面を示す図である。 登録のための設定画面の他の例を示す図である。 MFPにおける画像データの印刷処理の手順を示すフローチャートである。 色変換用データの一例としてのグラフを示す。
符号の説明
100 MFP、
101 制御部、
102 記憶部、
103 操作パネル部、
104 ADF、
105 画像読取部、
106(106a〜106c) 給紙部、
107 画像形成部、
108 用紙排出部、
109 インタフェース部、
110 バス、
200 出力チャート、
210 色名表示領域、
220 サンプルパッチ領域、
230 選択指示用チェックボックス、
241,242,251,252 変更指示用チェックボックス、
300,300a 出力チャート印刷設定画面、
400,400a 登録設定画面。

Claims (9)

  1. 表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力する出力手段と、
    ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得る読取手段と、
    得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識する認識手段と、
    前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行う登録手段とを有し、
    前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、前記出力手段は、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更指示領域は、前記抽出範囲をスライドさせる方向を示す指示部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変更指示領域は、前記抽出範囲を前記表色パラメータについてスライドさせる方向を示す指示部と、前記抽出範囲を前記表色パラメータと異なる表色パラメータについてスライドさせる方向を示す指示部とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表色パラメータは、彩度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記表色パラメータは、色相であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記表色パラメータは、明度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力するステップと、
    ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得るステップと、
    得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識するステップと、
    前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行うステップと、
    前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力するステップと
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  8. 表色パラメータの所定範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域、および前記複数の色候補の抽出範囲を変更するための変更指示領域を有する第1出力チャートを出力する手順と、
    ユーザによる書き込みが行われた前記第1出力チャートを読み取って画像データを得る手順と、
    得られた画像データから、前記選択指示領域および前記変更指示領域にそれぞれ指示情報が存在するか否かを認識する手順と、
    前記選択指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、対応する色の登録を行う手順と、
    前記変更指示領域に指示情報が存在する場合、当該指示情報に基づいて、変更後の抽出範囲内における複数の色候補のいずれかを選択するための選択指示領域を有する第2出力チャートを出力する手順と
    を画像形成装置に実行させるための画像形成プログラム。
  9. 請求項7に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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