JP2006190127A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】推薦アイテムと共に、ユーザに説得力のある推薦理由も呈示することができるようにする。
【解決手段】 推薦リスト生成部3は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1に記憶されたユーザ嗜好ベクトルと、アイテム特徴ベクトル記憶部2に記憶された複数のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、類似度が所定の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを推薦アイテムとして複数個決定する。共通推薦理由決定部5は、複数の推薦アイテムのアイテム特徴ベクトルのN個の成分のうちの第2の条件を満たす成分が示す属性を、複数の推薦アイテムに共通する共通推薦理由であると決定する。呈示部6は、複数の推薦アイテムと共に、共通推薦理由をユーザに呈示する。本発明は、ワイン等のアイテムを推薦する推薦システムに適用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザに推薦すべき推薦アイテムをユーザに呈示する場合、ユーザに説得力のある推薦理由も呈示することができる情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、情報処理システムのひとつとして、ユーザにアイテムを推薦するシステム(以下、単に推薦システムと称する)が普及してきている(例えば特許文献1参照)。アイテムとは、例えばユーザが購入可能な商品等を指し、特許文献1ではコンテンツとされている。なお、アイテムの詳細については後述する。
従来の推薦システムの中には、推薦すべき推薦アイテムをユーザに呈示する場合、その推薦理由をあわせて呈示するものも存在する。
特開2004−194107号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来の推薦システムでは、ユーザに対して説得力を持つ推薦理由を呈示することは困難である、という課題があった。換言すると、ユーザの中には、推薦理由を見ても、なぜこのアイテムが推薦アイテムとして呈示されたのかわからないといった意見を挙げる者が現状少なからず存在する、という課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザに推薦すべき推薦アイテムをユーザに呈示する場合、ユーザに説得力のある推薦理由も呈示することができるようにするものである。
本発明の第1の情報処理装置は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、類似度が第1の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段と、推薦手段により決定された複数の推薦アイテムについてのN個の属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の推薦アイテムに共通する推薦手段の推薦理由であると決定する共通推薦理由決定手段と、推薦手段により決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示するとともに、共通推薦理由決定手段により決定された推薦理由もユーザに呈示する呈示手段とを備えることを特徴とする。
推薦手段により決定された複数の推薦アイテムのそれぞれを注目アイテムとして順次設定し、注目アイテムのアイテム特徴ベクトルのN個の成分のそれぞれについて、対応する成分値と、比較元ベクトルの対応する成分値とを用いて第1の演算を行い、その第1の演算の結果得られる値を、対応する属性の推薦理由度としてそれぞれ決定し、推薦理由度が第3の条件を満たす属性を、推薦手段による注目アイテム単体の推薦理由であると決定するアイテム単体推薦理由決定手段をさらに設け、共通推薦理由判断手段は、N個の属性のそれぞれを注目属性として順次設定し、アイテム単体推薦理由決定手段により決定された複数の推薦アイテムのそれぞれについての注目属性の推薦理由度のそれぞれを用いて、第2の演算を行い、その第2の演算の結果得られる値が第2の条件を満たす場合、注目属性を、複数の推薦アイテムに共通する推薦理由に決定するようにすることができる。
本発明の第1の情報処理方法は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、類似度が第1の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムについてのN個の属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の推薦アイテムに共通する推薦ステップの推薦理由であると決定する共通推薦理由決定ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示することを制御するとともに、共通推薦理由決定ステップの処理により決定された推薦理由もユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、類似度が第1の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムについてのN個の属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の推薦アイテムに共通する推薦ステップの推薦理由であると決定する共通推薦理由決定ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示することを制御するとともに、共通推薦理由決定ステップの処理により決定された推薦理由もユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の情報処理装置および方法、並びに、第1のプログラムにおいては、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度が演算され、類似度が第1の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムが、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定される。決定された複数の推薦アイテムについてのN個の属性のうちの第2の条件を満たす属性が、複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると決定される。そして、決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報がユーザに呈示されるとともに、決定された推薦理由もユーザに呈示される。
本発明の第2の情報処理装置は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定手段と、N個の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、共通推薦理由決定手段により推薦理由として決定された属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、類似度が第3の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段と、推薦手段により決定された推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示するとともに、共通推薦理由決定手段により決定された推薦理由もユーザに呈示する呈示手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の情報処理方法は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定ステップと、N個の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、共通推薦理由決定ステップの処理により推薦理由として決定された属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、類似度が第3の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示することを制御するとともに、共通推薦理由決定ステップの処理により決定された推薦理由もユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定ステップと、N個の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、共通推薦理由決定ステップの処理により推薦理由として決定された属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、類似度が第3の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、推薦ステップの処理により決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報をユーザに呈示することを制御するとともに、共通推薦理由決定ステップの処理により決定された推薦理由もユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の情報処理装置および方法、並びに、第2のプログラムにおいては、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性が、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定される。N個の属性のそれぞれが、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、推薦理由として決定された属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルが選抜され、比較の元になる標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度が演算され、類似度が第3の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムが推薦アイテムとして複数個決定される。決定された複数の推薦アイテムまたはそれを示す情報がユーザに呈示されるとともに、決定された推薦理由もユーザに呈示される。
以上のごとく、本発明によれば、アイテムをユーザに対して推薦する場合、その推薦理由も呈示することができる。特に、ユーザに推薦すべき推薦アイテムをユーザに呈示する場合、ユーザに説得力のある推薦理由も呈示することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、第1の情報処理装置が提供される。この第1の情報処理装置(例えば図1の情報処理装置)は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトル(例えば、アイテムがワインである場合には、例えば図10の(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)といったベクトル)として、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトル(例えば、図1のユーザ嗜好ベクトル記憶部1に記憶されたユーザ嗜好ベクトルであって、具体的には例えば、図10の「ユーザ」と記述された1行目のベクトル)と、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトル(例えば、図1のアイテム特徴ベクトル記憶部2に記憶されたアイテム特徴ベクトルであって、具体的には例えば、図10の「第1のアイテム」、「第2のアイテム」、「第3のアイテム」のそれぞれと記述された第2乃至第4行目のアイテム特徴ベクトル)との類似度を演算し、前記類似度が第1の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段(例えば、図6のステップS1の処理を実行する図1の推薦リスト生成部3)と、前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムについてのN個の前記属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦手段の推薦理由であると決定する共通推薦理由決定手段(例えば、図6のステップS3の「共通推薦理由度演算処理」に対応する手法等様々な手法が適用された図1の共通推薦理由決定部5)と、前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報(例えば、アイテムがワインである場合、図2の画像11のうちの「シャトー○○○」や「シャトー×××」といったワインの名称)を前記ユーザに呈示するとともに、前記共通推薦理由決定手段により決定された前記推薦理由(例えば、アイテムがワインである場合、図2の画像11のうちの「香りが強いワイン」)も前記ユーザに呈示する呈示手段(例えば、図6のステップS4の処理を実行する図1の呈示部6)とを備えることを特徴とする。
この情報処理装置は、前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムのそれぞれを注目アイテムとして順次設定し、前記注目アイテムの前記アイテム特徴ベクトルのN個の前記成分のそれぞれについて、対応する成分値と、前記比較元ベクトルの対応する成分値とを用いて、第1の演算手法に従った演算を行い、その演算の結果得られる値を、対応する属性の推薦理由度としてそれぞれ決定し、前記推薦理由度が第3の条件を満たす属性を、前記推薦手段による前記注目アイテム単体の推薦理由であると決定するアイテム単体推薦理由決定手段(例えば、図6と図9の「各アイテム推薦理由度演算処理」を実行する図1の推薦理由決定部4)をさらに設け、前記共通推薦理由判断手段は、N個の前記属性のそれぞれを注目属性として順次設定し、前記アイテム単体推薦理由決定手段により決定された複数の前記推薦アイテムのそれぞれについての前記注目属性の前記類似度のそれぞれを用いて、第2の演算手法に従った演算を行い、その演算の結果得られる値が前記第2の条件を満たす場合、前記注目属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦理由であると決定する(例えば、図12の「共通推薦理由度演算処理」を実行する)ようにすることができる。
本発明によれば、第1の情報処理方法が提供される。この第1の情報処理方法は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、前記類似度が第1の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップ(例えば、図6のステップS1の処理)と、前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムについてのN個の前記属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦ステップの推薦理由であると決定する共通推薦理由決定ステップ(例えば、図6や図12のステップS3の「共通推薦理由度演算処理」)と、前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップ(例えば、図6のステップS4の処理)とを含むことを特徴とする。
本発明によれば第2の情報処理装置が提供される。この第2の情報処理装置(例えば図1の情報処理装置)は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定手段(例えば、図16のステップS51の処理を実行する図1の共通推薦理由決定部5)と、N個の前記属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、前記共通推薦理由決定手段により前記推薦理由として決定された前記属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上の前記アイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、前記類似度が第3の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを前記推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段(例えば、図16のステップS52とS53の処理を実行する図1の推薦リスト生成部3)と、前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示するとともに、前記共通推薦理由決定手段により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示する呈示手段(例えば、図16のステップS54の処理を実行する図1の呈示部6)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2の情報処理方法が提供される。この第2の情報処理方法は、アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定ステップ(例えば、図16のステップS51の処理)と、N個の前記属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、前記共通推薦理由決定ステップの処理により前記推薦理由として決定された前記属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上の前記アイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、前記類似度が第3の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを前記推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップ(例えば、図16のステップS52とS53の処理)と、前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップ(例えば、図16のステップS54の処理)とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明によれば、上述した本発明の第1または第2の情報処理方法に対応するプログラムや、そのプログラムを記録した記録媒体も提供される。このプログラムは、後述するように、例えば図17のコンピュータにより実行される。
ここで、本発明の実施の形態を説明する前に、幾つかの語句を定義したり、基礎となる幾つかの技術について説明する。
本明細書において、アイテムとは、ユーザに提供可能なソフトウエアまたはハードウエア(物品)をいう。例えば、いわゆるコンテンツ、即ち、テレビジョン放送番組、映画、写真、楽曲等(動画像、静止画像、若しくは音声、または、それらの組合せ等)といったソフトウエアも、本明細書でいうアイテムである。また、例えば、ワイン等の物品(ハードウエア)も、本明細書でいうアイテムである。その他、例えば、文章や会話等も、本明細書でいうアイテムである。
ただし、本発明の理解を容易なものとするために、以下、アイテムの具体例を挙げる必要がある場合、所定の容器(例えば750mlの瓶等)に詰められたワイン(葡萄酒)が採用されるとする。
次に、従来から一般的に行われているアイテムを推薦するまでの一連の処理(以下、単に推薦処理と称する)の一例について、その概略を説明する。
ただし、説明の簡略上、1台の情報処理装置が推薦処理の全てを実行するとする。
はじめに、従来の情報処理装置は、とあるアイテムの特徴を示すN個(Nは、1以上の整数値)の情報のそれぞれを基底ベクトルとして、そのアイテムをベクトル化する。その際、従来の情報処理装置は、必要に応じて、そのベクトルの各成分のそれぞれに対して、所定の重み付け手法を利用して重み付けを行う(重み値を与える)。
なお、以下、アイテムがこのようにしてベクトル化された結果得られるベクトルを、アイテム特徴ベクトルと称する。また、以下、アイテムの特徴を示す情報を属性情報と称し、属性情報の種類を、属性と称する。即ち、所定のアイテムに対して、N個の属性のそれぞれの属性情報が対応付けられている場合、N個の属性情報が数値化され(重み付けが行われ)、その結果得られるN個の数値を成分値として有するベクトルが、アイテム特徴ベクトルである。
例えばとあるアイテムがワイン(葡萄酒)の場合には、「価格」、「葡萄の品種」、「味」、「香り」等が属性になる。また、例えば、所定のワインについて、その「価格」が「1万円」であって、「葡萄の品種」が「a種」であって、「味」が5段階中の「3」と評価されており、「香り」が5段階中のうちの「2」と評価されたとする。この場合、所定のワインについて、「価格」、「葡萄の品種」、「味」、「香り」のそれぞれの属性についての属性情報が、「1万円」、「a種」、「3」、「2」のそれぞれになる。従って、ワインのアイテム特徴ベクトルが(価格、葡萄の品種、味、香り)といったベクトルで表現されると規定されている場合、「1万円」、「a種」、「3」、「2」のそれぞれが、α、β、γ、θ(α、β、γ、θは互いに独立した任意の数値)のそれぞれに数値化されて、第1成分乃至第4成分のそれぞれに代入された結果得られるベクトルが、即ち、(α、β、γ、θ)が、所定のワインについてのアイテム特徴ベクトルになる。
なお、N個の属性のうちの所定の属性について、属性情報がアイテムに対応付けられていない場合、そのアイテムのアイテム特徴ベクトルのうちのその所定の属性に対応する成分には、0が代入されるとする。
また、N個の成分のそれぞれの順番が予め固定化され、その順番に従ってN個の成分が配置されて構成されるベクトルを、標準形のベクトルと称する。具体的には例えば、上述した例では、(価格、葡萄の品種、味、香り)といったベクトルが、ワインのアイテム特徴ベクトルの標準形のベクトルになる。
従来の情報処理装置は、このような標準形のアイテム特徴ベクトルを各アイテム毎にそれぞれ生成し、蓄積する。
一方、従来の情報処理装置は、ユーザの過去の履歴や、ユーザ自身により入力された各種情報を利用して、ユーザの嗜好を示す標準形のベクトルを生成する。なお、以下、ユーザの嗜好を示す標準形のベクトルを、ユーザ嗜好ベクトル、または、UPV(User Preference Vector)と称する。
そして、従来の情報処理装置は、このUPVと、蓄積された複数のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの余弦相関などの類似度をそれぞれ求め(マッチング処理を行い)、例えば、類似度が閾値以上であるアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに推薦すべき推薦アイテムとしてユーザに呈示する。
以上、従来の推薦システムにおける推薦処理の概略について説明した。
ところで、上述したように、情報処理装置の中には、推薦アイテムとともに、その推薦理由もあわせてユーザに呈示するものも従来から存在した。しかしながら、従来の情報処理装置では、複数の推薦アイテムを呈示する場合、複数の推薦アイテムのそれぞれに対して他とは独立して個別にその推薦理由を決定していた。また、その決定手法としても、標準形のベクトルの各成分(属性)のうちの、UPVとアイテム特徴ベクトルとの類似度が高い成分(属性)を、そのまま推薦理由とする、といった単純な手法が採用されていただけである。
なお、以下、複数の推薦アイテムのそれぞれに対して、他とは独立して個別に決定された1推薦アイテム自身の推薦理由を、アイテム単体の推薦理由と称する。
このため、ユーザの中には、アイテム単体の推薦理由を見ても、なぜこのアイテムが推薦されたのかわからないといった意見を挙げる者が現状少なからず存在する、という上述した従来の課題が生じてしまうことになる。即ち、従来の情報処理装置では、ユーザに対して説得力を持つ推薦理由を呈示することは困難である、という従来の課題が生じてしまう。
そこで、従来の課題を解決すべく本発明人は、次のような手法を発明した。即ち、複数の推薦アイテムを呈示する場合、複数の推薦アイテムを1つのグループとみなして、そのグループ内で共通する事項、換言すると、そのグループの特徴をよく表している事項を1以上特定する。そして、特定された1以上の事項を、今回の推薦内容(複数の推薦アイテム)全体のテーマとみなし、そのテーマをユーザに呈示する。以上の一連の処理に対応する手法が、本発明人により発明された手法である。即ち、このテーマこそが、今回の推薦内容(複数の推薦アイテム)全体に共通する推薦理由であるといえる。そこで、以下、このテーマを、共通推薦理由と適宜称する。
このような本発明の手法を採用することで、ユーザに対して説得力のあるアイテムの推薦を行うことが可能になる。なお、ユーザに対してさらに説得力のあるアイテムの推薦を行いたい場合、共通推薦理由(テーマ)とともに、複数の推薦アイテムのそれぞれについての、アイテム単体の推薦理由もあわせてユーザに呈示するとよい。
なお、共通推薦理由の具体的な決定手法については、図6以降の図面を参照して後述する。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、上述した本発明の手法が適用される推薦システム、即ち、本発明が適用される推薦システムの機能的構成例を表している。即ち、図1の推薦システムは、複数のアイテムの中からユーザに推薦すべき推薦アイテムを複数検索し、さらに、それらの複数の推薦アイテムの共通推薦理由(テーマ)を決定し、複数の推薦アイテムとテーマとをともにユーザに呈示する。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。従って、図1の推薦システムは、1台の情報処理装置で構成してもよいし、複数台の情報処理装置で構成してもよい。ただし、本実施の形態では、図1の推薦システムは、1台の情報処理装置で構成されるとする。即ち、図1は、本発明が適用される情報処理装置の機能的構成例を表している。
図1の例では、情報処理装置は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1乃至呈示部6を含むように構成される。
なお、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1乃至呈示部6のそれぞれの形態は特に限定されない。特に、推薦リスト生成部3、推薦理由決定部4、および共通理由決定部5等は、ソフトウエアで構成してもよいし、ハードウエアで構成してもよいし、或いは、ソフトウエアとハードウエアの組合せとして構成してもよい。
ユーザ嗜好ベクトル記憶部1には、標準形のユーザ嗜好ベクトルが記憶されている。また、アイテム特徴ベクトル記憶部2には、2以上のアイテムのそれぞれについての標準形のアイテム特徴ベクトルが記憶されている。本実施の形態では例えば、n(nは1以上の整数値)個のアイテムのそれぞれについてのn個のアイテム特徴ベクトルが記憶されているとする。
より具体的には、本実施の形態では、アイテムはワインとされるとし、標準形のユーザ嗜好ベクトルやアイテム特徴ベクトルは(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)であるとする。なお、各成分のそれぞれの詳細については後述する。
推薦リスト生成部3は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1に記憶されているユーザ嗜好ベクトルと、アイテム特徴ベクトル記憶部2に記憶されているn個のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの余弦相関などの類似度をそれぞれ求める。次に、推薦リスト生成部3は、それらの類似度に基づいて、複数のアイテム特徴ベクトルのそれぞれに対応するアイテムの推薦度を演算する。推薦度の演算手法は、特に限定されないが、ここでは説明の簡略上、類似度がそのまま推薦度となるとする。次に、推薦リスト生成部3は、例えば、推薦度が閾値以上のアイテム特徴ベクトルに対応する1以上のアイテム(本実施の形態ではワイン)を、ユーザに推薦すべき推薦アイテムとして決定する。そして、推薦リスト生成部3は、1以上の推薦アイテムのそれぞれを特定可能な情報を羅列したリスト(以下、推薦リストと称する)を生成し、推薦理由決定部4に提供する。
なお、推薦アイテムを特定可能な情報とは、例えば本実施の形態のようにアイテムがワインである場合には、ワインの名称、産地、生産者(ドメーヌやワイナリー)等をいう。また、推薦リストの中に、その他の情報、例えば、ワインの価格や、そのワインの推薦理由等を含ませることも当然ながら可能である。ただし、本実施の形態では、推薦リスト生成部3か出力された段階の推薦リストは、後述する図8に示されるように、アイテム(ワイン)の名称と、その推薦度(本実施の形態では類似度そのも)とのみを含んだリストであるとする。
推薦理由決定部4は、推薦リスト生成部3から供給された推薦リストに含まれる1以上の推薦アイテムのそれぞれについて、アイテム単体の推薦理由を決定し、その決定結果を羅列したリスト(後述する図11参照)を生成し、そのリストを、推薦リスト共に共通推薦理由決定部5に供給する。以下、係るリストを、上述した推薦リスト等他のリストと区別するために、推薦理由リストと称する。なお、推薦理由リストの生成手法や、その具体例については後述する。
共通推薦理由決定部5は、推薦理由決定部4から供給された推薦理由リストに基づいて、共通推薦理由(テーマ)を決定し、その共通推薦理由を、上述した推薦リストと推薦理由リストと共に呈示部6に供給する。
呈示部6は、共通推薦理由決定部5から供給された共通推薦理由(テーマ)と推薦リストと推薦理由リストとに基づいて、共通推薦理由および各推薦アイテム(その名称)を少なくとも含む画像(以下、推薦画像と称する)を生成し、その推薦画像をユーザに呈示する。即ち、本実施の形態では、呈示部6は、ディスプレイ等の表示装置を含むように構成されており、その表示装置の表示画面に推薦画像が表示されることになる。
推薦画像は、上述したように、共通推薦理由および各推薦アイテム(その名称)を少なくとも含む画像であれば、任意の画像でよい。
具体的には例えば、図2乃至図5のそれぞれに示される画像を推薦画像として採用することができる。即ち、図2乃至図5は、推薦画像の各種例を示している。
図2の例の推薦画像11においては、図中上から順に、『ワイン推薦サービスへようこそ』、および『「○○○○」が好きなあなたへのお薦め』といったメッセージが表示される。このメッセージのうちの「○○○○」の中に、共通推薦理由(テーマ)が表示される。具体的には例えば、図2の例では、「香りが強いワイン」が、共通推薦理由(テーマ)として表示されている。従って、ユーザは、「この推薦画像11に表示されている推薦ワインは、主に香りが強いワインである点に着目されて推薦されているのだ」ということを容易に認識することができる。
この共通推薦理由が表示される下方には、推薦アイテムを特定する情報、即ち、図2の例では、左から順に、推薦アイテムであるワインの名称、および、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が表示されている。なお、図2の例では、類似度のレベルが★(黒星印)の個数で示されている。即ち、★(黒星印)の個数が多いほど、類似度が高いことを示している。具体的には例えば、図2の例では、類似度が5レベルの「シャトー○○○」という名称のワインと、類似度が3レベルの「シャトー×××」という名称のワインとが、推薦アイテムとして呈示されている。
ところで、複数の推薦アイテムの多くは、共通推薦理由として採用された属性、図2の例では「香り」はまた、アイテム単体の推薦理由にも採用されていることが多い。ところが、複数の推薦アイテムの中には、共通推薦理由として採用された属性が、アイテム単体の推薦理由には採用されていないものも存在する。
このようなものが存在する場合、共通推薦理由として採用されている属性がアイテム単体の推薦理由としては採用されていない推薦アイテム(以下、共通有単体無推薦アイテムと称する)は、推薦画像から除外してもよい(ユーザに呈示しなくてもよい)が、ユーザにとって意外性のある推薦アイテムであるとみなし、その旨のコメントを添えて、推薦画像に含める(ユーザに呈示する)こともできる。具体的には、例えば図3の推薦画像12を採用することもできる。
図3の推薦画像12のレイアウト自体は、上述した図2の推薦画像11のレイアウトと基本的に同様であるので、その説明については省略する。
図3の例では、「△△(ドメーヌ□□)」という名称のワインが、共通有単体無推薦アイテムとされており、即ち、共通推薦理由として採用された「香り」はアイテム単体の推薦理由としては採用されておらず、このため、星印の表示の右方には、ユーザにとって意外性のある推薦アイテムであることを示す[一味違う]といったコメントが表示されているのである。
これに対して、「シャトー○○○」と「シャトー×××」とのそれぞれの名称のワインは、共通推薦理由として採用された「香り」はまたアイテム単体の推薦理由として採用されており、このため、星印の表示の右方には、コメントが特に表示されていないのである。
さらにまた、図4に示される画像13−1乃至13−3も推薦画像として採用することが可能である。
図4の例では、画面サイズが小さい携帯型端末等に採用される推薦画像を想定して、3つの画像13−1乃至13−3に分割されている。このため、画像13−1乃至13−3のそれぞれには、何ページ目であるのかを示す(1ページ目)、(2ページ目)、および(3ページ目)のそれぞれのメッセージが表示されている。また、画像13−1は、先頭の1ページ目であることから、次の2ページ目の画像13−2を表示させる指示操作をユーザが行うための領域として、最下方に「もっと見る→」と記述された操作領域が設けられている。この操作領域は、2ページ目の画像13−2も設けられている。
なお、推薦画像の分割数は、当然ながら図4の例(3分割)に限定されず任意でよい。即ち、推薦画像の分割数は、一般的に、画面サイズと推薦アイテムの総数によって決定される。
また、図4と、図2または図3と比較すると明らかなように、図4の推薦画像13−1乃至13−3においては、各推薦アイテムの表示の最右方に「○(丸印)」または「×(バツ印)」が示されている。
「○(丸印)」は、共通推薦理由として採用された属性、即ち、図4の例では「香り」がアイテム単体の推薦理由としても採用された推薦アイテム(以下、共通単体両者有推薦アイテムと称する)であることを示している。これに対して、「×(バツ印)」は、共通有単体無推薦アイテムであることを示している。
なお、図4の推薦画像13−1乃至13−3のその他のレイアウトは、上述した図2の推薦画像11や図3の推薦画像12のレイアウトと基本的に同様であるので、その説明については省略する。
ところで、推薦画像における、複数の推薦アイテムの表示順番、即ち、その名称の左方に示される数値で示される順番は、特に限定されず任意でよい。
具体的には例えば、図4の推薦画像13−1乃至13−3にいては、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度(推薦度)順に、推薦アイテムが配置されているが、その他例えば、図5の推薦画像14−1乃至14−3に示されるような順番で、推薦アイテムが配置されてもよい。
即ち、図5の推薦画像14−1乃至14−3は、図4の推薦画像13−1乃至13−3に含まれる推薦アイテムを、次の順番で並べ替えた画像である。即ち、共通単体両者有推薦アイテム、換言すると、「○(丸印)」が付された推薦アイテムを、先の順番とし、共通有単体無推薦アイテム、換言すると、「×(丸印)」が付された推薦アイテムを、後の順番とするように、各推薦アイテムが配置された結果得られる画像が、図5の推薦画像14−1乃至14−3である。
なお、「○(丸印)」が付された推薦アイテム内での並び順は、図5の例では、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度(推薦度)順とされているが、図5の例に限定されない。例えば、共通推薦理由として採用された属性(図4と図5の例では「香り」)の推薦理由度(推薦理由度については後述する)順であってもよいし、或いは、アイテム特徴ベクトルの各成分のうちの、共通推薦理由として採用された属性(図4と図5の例では「香り」)に対応する成分値の高い順であってもよい。
同様に、「×(バツ印)」が付された推薦アイテム内での並び順は、図5の例では、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度(推薦度)順とされているが、図5の例に限定されない。
以上、図2乃至図5を参照して、推薦画像の各種例について説明した。
なお、繰り返しになるが、推薦画像の形態は、図2乃至図5の例に限定されず、任意の形態でよい。例えば、図示はしないが、図2乃至図5の例では、推薦アイテム(推薦ワイン)の名称の右方に、類似度だけを表示させるようにしたが、上述したように、その推薦アイテムについてのアイテム単体の推薦理由をはじめとして、その他各種情報を表示させるようにしてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照して、図1の情報処理装置が実行する処理のうちの、推薦アイテムと共通推薦理由(テーマ)とをユーザに呈示するまでの一連の処理について説明する。なお、以下、係る処理を、図6の記載とあわせて、「共通推薦理由呈示処理」と称する。
ステップS1において、図3の推薦リスト生成部3は、推薦リストを生成し、推薦理由決定部4に提供する。
即ち、上述したように、ステップS1の第1の処理として、推薦リスト生成部3は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1に記憶されているユーザ嗜好ベクトルと、アイテム特徴ベクトル記憶部2に記憶されている第1のアイテム乃至第nのアイテムのそれぞれの特徴ベクトルとの類似度を演算する。その結果、例えば、図7に示されるように類似度が演算されたとする。
次に、ステップS1の第2の処理として、推薦リスト生成部3は、それらの類似度から推薦度を決定し、その推薦度が所定の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、推薦アイテムとして決定する。例えば、本実施の形態では、上述したように、類似度がそのまま推薦度となる。また、例えば、本実施の形態では、類似度(推薦度)が0.6以上のアイテムが、推薦アイテムとして決定されるとする。この場合、図7によると、類似度が0.8である第1のアイテム、類似度が0.9である第3のアイテム、および、類似度が0.7である第5のアイテムが、推薦アイテムとして決定される。
そして、ステップS1の第3の処理として、推薦リスト生成部3は、第2の処理で決定された1以上の推薦アイテム(名称)とそれらの類似度とを含む推薦リストを生成し、推薦理由決定部4に提供する。具体的には例えば、いまの場合、図8に示されるような推薦リスト21が生成されることになる。即ち、図8は、推薦リストの一例を示している。
このようにして、推薦リストが、推薦リスト生成部3により生成され、推薦理由決定部4に提供されると、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、推薦理由決定部4は、上述したように、推薦リストに含まれる1以上の推薦アイテムのそれぞれについてのアイテム単体の推薦理由を決定し、その決定結果を羅列した推薦理由リストを生成し、その推薦理由リストを、推薦リストとともに共通推薦理由決定部5に供給する。以下、係るステップS2の処理を「各アイテム推薦理由度演算処理」と称する。なお、「各アイテム推薦理由度演算処理」の詳細については、図9乃至図11を参照して後述する。
次に、ステップS3において、共通推薦理由決定部5は、上述したように、推薦理由決定部4から供給された推薦理由リストに基づいて、共通推薦理由(テーマ)を決定し、その共通推薦理由を、推薦リストと推薦理由リストと共に呈示部6に供給する。以下、係るステップS2の処理を「共通推薦理由度演算処理」と称する。なお、「共通推薦理由度演算処理」の詳細については、図12乃至図15を参照して後述する。
そして、ステップS4において、呈示部6は、ユーザに推薦すべき推薦アイテムを、お勧めポイント(アイテム単体の推薦理由)と、各推薦アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)と共に、ユーザに呈示する。
これにより、「共通推薦理由呈示処理」は終了となる。
なお、図6の「共通推薦理由呈示処理」の例では、ステップS4の処理で、お勧めポイントが呈示されたが、上述したように、お勧めポイントの呈示は特に必須ではない。また、お勧めポイントとして、図6の例では、アイテム単体の推薦理由を呈示させるようにしているが、図6の例に限定されず、例えば上述したように類似度を呈示させるようにしてもよい。後者の場合、提示方法が画像表示であるとすると、上述した図2乃至図5の例のような推薦画像が、ステップ4の処理でユーザに呈示されることになる。
次に、ステップS2の「各アイテム推薦理由度演算処理」と、ステップS3の「共通推薦理由度演算処理」とのそれぞれの詳細について、その順番に個別に説明していく。
はじめに、図9乃至図11を参照して、ステップS2の「各アイテム推薦理由度演算処理」について説明する。
図9は、ステップS2の「各アイテム推薦理由度演算処理」の詳細例を説明するフローチャートである。
図9のステップS11において、推薦理由決定部4は、ユーザ嗜好ベクトルをユーザ嗜好ベクトル記憶部1から取得する。
例えばいま、図10のうちの名称が「ユーザ」とされている1行目に示されるベクトル、即ち、(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)=(2.5,0,1,0.5,0.7)が、ユーザ嗜好ベクトルとしてステップS11の処理で取得されたとする。即ち、図10は、ユーザ嗜好ベクトルやアイテム特徴ベクトルの具体例を示している。図10に示されるアイテム特徴ベクトルについては後述する。
ユーザ嗜好ベクトルにおいては、各成分は、ユーザの過去の操作履歴等に基づくユーザの嗜好を示している。例えば、本実施の形態では、説明の簡略上、過去にユーザが購入したワインのアイテム特徴ベクトルが操作履歴として蓄積されており、蓄積されたアイテム特徴ベクトルの各成分に基づいて、ユーザ嗜好ベクトルの各成分の成分値が決定されているとする。
また、本実施の形態においては、説明の簡略上、ユーザの購入有無に関わらず全てのワインについて、その販売者や図1の推薦システムのサービス提供者等が予め試飲を行い、その試飲結果に基づいて、「香り」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれについて、0乃至3のうちの当てはまると判断した数値を決定しており、その決定された数値がそのまま、アイテム特徴ベクトルのうちの、「香り」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれの第1成分、第4成分、および、第5成分のそれぞれの成分値として代入されているとする。ただし、「香り」については、数値が高くなるほど、「香り」が強いワインであると判断されたことを示しているとする。一方、「(品種)A種」、および「(品種)B種」については、数値が高くなるほど、その品種の特徴がよく表れていると判断されたことを示しているとする。
また、そのアイテム特徴ベクトルの「(色)赤」の第2成分と「(色)白」の第3成分については、対応するワインが赤ワインであれば、「(色)赤」の第2成分に「1」が代入されて、「(色)白」の第3成分に「0」が代入されるとする。これに対して、対応するワインが白ワインであれば、「(色)赤」の第2成分に「0」が代入されて、「(色)白」の第3成分に「1」が代入されるとする。なお、ロゼワインやスパークリングワイン等の赤白に単純に分類できないワインについては、説明の簡略上、除外するとする。
なお、図10に示される「香り」の属性のように、1種類のみで表され、その種類のレベル等が数値で表される属性を、以下、同図の記載にあわせて、数値属性と称する。これに対して、図10に示される「赤」および「白」の属性からなる色のグループ、並びに、「A種」および「B種」の属性からなるグループといったように、複数の種類(名義)の属性を含むように1つのグループが構成され、複数の種類(名義)のそれぞれの属性のレベル等が、数値や○×(丸バツ)等で個別に表される場合、それらの属性を、以下、同図の記載にあわせて、名義属性と称する。
ところで、本実施の形態では、上述したように、過去にユーザが購入した全ワインのそれぞれのアイテム特徴ベクトルの各成分に基づいて、ユーザ嗜好ベクトルの各成分の成分値が決定されるとした。より具体的には例えば、本実施の形態では、説明の簡略上、次のようにしてユーザ嗜好ベクトルの各成分の成分値が決定されるとする。
即ち、本実施の形態のユーザ嗜好ベクトルにおいては、「香り」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれの成分値は、過去にユーザが購入した全ワインのそれぞれのアイテム特徴ベクトルのうちの、対応する成分の各成分値の平均値であるとする。
一方、過去にユーザが購入した全ワインのそれぞれのアイテム特徴ベクトルのうちの「(色)赤」と「(色)白」との各成分値の総計値が演算され、その総計値が大きい方(即ち、赤ワインと白ワインとのうちの、ユーザが過去に購入した本数が多い方)のユーザ嗜好ベクトルの成分値には「1」が代入され、その総計値が小さいい方(即ち、赤ワインと白ワインとのうちの、ユーザが過去に購入した本数が少ない方)のユーザ嗜好ベクトルの成分値には「0」が代入されされるとする。
なお、繰り返しになるが、ユーザ嗜好ベクトルの各成分値の決定手法は、上述した本実施の形態の例に限定されないことは言うまでもない。
図9に戻り、このようにして、ユーザ嗜好ベクトルが取得されると、処理はステップS11からS12に進む。
ステップS12において、推薦理由決定部4は、推薦リストに含まれるアイテムのうちの所定の1つを、注目アイテムとして設定する。
いまの場合、上述したように、図8の推薦リスト21が推薦リスト生成部3から推薦理由決定部4に供給されているので、ステップS12の処理で、第1のアイテム、第3のアイテム、および、第5のアイテムのうちの所定の1つが注目アイテムとして設定されることになる。例えばいま、第1のアイテムが注目アイテムに設定されたとする。
ステップS13において、推薦理由決定部4は、注目アイテムのアイテム特徴ベクトルをアイテム特徴ベクトル記憶部2から取得する。
例えばいまの場合、第1のアイテムのアイテム特徴ベクトルが取得されることになる。
ステップS14において、推薦理由決定部4は、アイテム特徴ベクトルの一成分である一属性を選択する。
即ち、例えば本実施の形態では、「香り」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」の属性のうちの所定の1つがステップS14の処理で選択されることになる。
ステップS15において、推薦理由決定部4は、選択された属性を、アイテム単体の推薦理由に含めるか否かを判定する。
なお、ステップS15の判定処理の条件、即ち、アイテム単体の推薦理由に含めるか否かの条件については、特に限定されず、各属性に適した様々な条件が採用されることになる。ただし、この条件の具体例については後述する。
ステップS15において、選択された属性を、アイテム単体の推薦理由に含めないと判定された場合、処理はステップS17に進む。
これに対して、選択された属性を、アイテム単体の推薦理由に含めると判定された場合、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、推薦理由決定部4は、注目アイテムについての、選択された属性の推薦理由度を演算する。
なお、推薦理由度の演算手法は、特に限定されず、各属性に適した各種手法が適用されることになる。ただし、推薦理由度の演算手法については、後述する。
このようにして、ステップS15の処理でYESであると判定されてステップS16の処理が実行された場合、或いは、ステップS15の処理でNOであると判定された場合、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、推薦理由決定部4は、注目アイテムについて、全属性の推薦理由度が演算されたか否かを判定する。
ステップS17において、注目アイテムについて、全属性の推薦理由度がまだ演算されていないと判定された場合、処理はステップS14に戻され、それ以降の処理が繰り返し実行される。即ち、例えば本実施の形態では、ステップS14乃至S16のループ処理が繰り返し実行されて、注目アイテムである第1のアイテムについての、「香り」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のうちの幾つかの属性が、アイテム単体の推薦理由として採用されて、その推薦理由度が演算されることになる。
すると、ステップS17において、注目アイテムについて、全属性の推薦理由度が演算されたと判定されて、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、推薦理由決定部4は、推薦リストに含まれるアイテムの全てが、注目アイテムに設定されたか否かを判定する。
ステップS18において、推薦リストに含まれるアイテムの全てが、注目アイテムにまだ設定されていないと判定された場合、処理はステップS12に戻され、それ以降の処理が繰り返し実行される。即ち、例えば本実施の形態では、ステップS12乃至S18のループ処理が繰り返し実行されて、残りの第3のアイテムと第5のアイテムとのそれぞれが注目アイテムに順次設定されて、第3のアイテムおよび第5のアイテム毎に、対応する「香り」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれのうちの幾つかの属性が、アイテム単体の推薦理由として採用されて、その推薦理由度が演算されることになる。
すると、ステップS18において、推薦リストに含まれるアイテムの全てが、注目アイテムに設定されたと判定されて、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、推薦理由決定部4は、推薦理由リストを生成する。具体的には例えば、本実施の形態では、ステップS19の処理で、図11に示される推薦理由リスト22が生成されたとする。即ち、図11は、推薦理由リストの一例を示している。
以下、図11の例の推薦理由リスト22がステップS19の処理で生成される場合における、ステップS15の判定条件や、ステップS16推薦理由度の演算手法について、本実施の形態で採用されている幾つかの例を説明する。
ただし、第1のアイテムのアイテム特徴ベクトルは、図10のうちの名称が「第1のアイテム」とされている2行目に示されるベクトル、即ち、(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)=(1.0,0,1,2.1,1.0)であるとする。第3のアイテムの特徴ベクトルは、図10のうちの名称が「第2のアイテム」とされている3行目に示されるベクトル、即ち、(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)=(2.0,1,0,3.0,2.0)であるとする。第5のアイテムの特徴ベクトルは、図10のうちの名称が「第3のアイテム」とされている4行目に示されるベクトル、即ち、(香り、(色)赤、(色)白、(品種)A種、(品種)B種)=(3.0,1,0,1.5,0.5)であるとする。
はじめに、「香り」の属性についての、ステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明する。
即ち、この例では、「香り」についてのステップS15においては、推薦理由決定部4は、次の式(1)を演算することで、注目アイテムの「香り」についての類似度を演算する。
Figure 2006190127
式(1)において、Maxdistは、上の式(2)で示される値である。式(2)において、Maxvalueは、推薦リストに含まれる全推薦アイテムのアイテム特徴ベクトルの「香り」の各成分値のうちの最大値を示しており、MINvalueは、その最小値を示している。また、式(1)において、Usrvalueは、ユーザ嗜好ベクトルの「香り」の各成分値を示しており、Itemvalueは、注目アイテムのアイテム特徴ベクトルの「香り」の各成分値を示している。
いまの場合、図10によると、Maxvalueは3.0であり、MINvalueは1.0であることから、Maxdistは2.0となる。また、Usrvalueは、2.5であり、注目アイテムが「第1のアイテム」、「第3のアイテム」、および「第5のアイテム」のそれぞれに設定された場合、Itemvalueは、1.0,2.0,3.0のそれぞれになる。従って、「第1のアイテム」、「第3のアイテム」、および「第5のアイテム」のそれぞれの「香り」についての類似度は、0.25,0.75,0.75のそれぞれになる。
「香り」についてのステップS15の処理として引き続き、推薦理由決定部4は、注目アイテムの「香り」についての類似度が閾値以上である場合、「香り」をアイテム単体の推薦理由として採用し(それに含め)、一方、注目アイテムの「香り」についての類似度が閾値未満である場合、「香り」をアイテム単体の推薦理由から除外する(それに含めない)。
具体的には例えば、閾値が0.7に設定されているとする。この場合、上述した例では、第1のアイテムについては、「香り」は、アイテム単体の推薦理由として除外されることになる。これに対して、第3のアイテムと第5のアイテムとについては、「香り」は、アイテム単体の推薦理由として採用されることになる。
従って、第1のアイテムについては、ステップS16の処理は実行されないことになる。これに対して、第3のアイテムと第5のアイテムとについては、ステップS16の処理が実行されて、「香り」についての推薦理由度が、例えば次のようにして演算されることになる。
即ち、「香り」についてのステップS16においては、推薦理由決定部4は、次の式(3)を演算することで、注目アイテムの「香り」についての推薦理由度を演算する。
Figure 2006190127
式(3)において、Maxdistは、上の式(2)で示される値であり、Itemvalueは、注目アイテムのアイテム特徴ベクトルの「香り」の各成分値を示している。また、式(3)において、Discretevalueは、「香り」の成分値が取り得る範囲のうちの予め設定された複数の離散値のそれぞれが代入され、本実施の形態では、式(4)に示されるように、1,2,3のうちの何れかが代入されるとする。
いまの場合、上述したように、Maxdistは2.0であり、注目アイテムが「第3のアイテム」、および「第5のアイテム」のそれぞれに設定された場合、Itemvalueは、2.0,3.0のそれぞれになる。従って、図11の推薦理由リスト22に示されるように、「第3のアイテム」の「香り」については、「1」レベルの推薦理由度は「0.5」となり、「2」レベルの推薦理由度は「1.0」となり、かつ、「3」レベルの推薦理由度は「0.5」となる。
即ち、「第3のアイテム」については、アイテム単体の推薦理由として「香り」が採用されたが、「香り」の「1」、「2」、「3」の各レベルのうちの何れのレベルに着目されて採用されたのかを示す値、換言すると、その着目度合いが、推薦理由度であるといえる。
また、後述するように、この推薦理由度は、共通推薦理由を決定するために理由される。このため、その他の属性の推薦理由度とその尺度を合わせておく必要がある。従って、本実施の形態では、何れの属性の推薦理由度も、0乃至1の範囲に収まるように正規化されるのである。
ところで、図11の推薦理由リスト22に示されるように、「第5のアイテム」の「香り」についても同様に、「1」レベルの推薦理由度は「0」となり、「2」レベルの推薦理由度は「0.5」となり、かつ、「3」レベルの推薦理由度は「1」となる。
このように、ステップS15の処理で、アイテム単体の推薦理由として採用された属性は、ステップS16の処理で、その推薦理由度が演算され、ステップS19の処理で、図11に示されるように、演算された各推薦理由度が推薦理由リスト22の対応する項目にそれぞれ記述されるのである。
以上、「香り」についてのステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明した。
次に、「色(赤、白)」についてのステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明する。
即ち、この例では、「色(赤、白)」についてのステップS15においては、推薦理由決定部4は、ユーザ嗜好ベクトルの「(色)赤」と「(色)白」との成分のうちの「1」が代入されている方を注目成分として設定し、注目アイテムの特徴ベクトルの注目成分に「1」が代入されている場合、色のうちの注目成分に対応する属性を、アイテム単体の推薦理由として採用し(それに含め)、一方、注目アイテムの特徴ベクトルの注目成分に「0」が代入されている場合、色のうちの注目成分に対応する属性を、アイテム単体の推薦理由から除外する(それに含めない)。
具体的には例えば、図10の例では、「(色)白」が注目成分となるので、注目成分に「1」が代入されているアイテム特徴ベクトルに対応する「第1のアイテム」については、「(色)白」の属性が、アイテム単体の推薦理由として採用される。これに対して、「第3のアイテム」と「第5のアイテム」については、「(色)白」と「(色)赤」との何れの属性も、アイテム単体の推薦理由として採用されない(除外される)。
従って、第3のアイテムと第5のアイテムとについては、ステップS16の処理は実行されないことになる。これに対して、第1のアイテムについては、ステップS16の処理が実行されて、「(色)白」についての推薦理由度が、例えば次のようにして演算されることになる。
即ち、「(色)白」についてのステップS16においては、推薦理由決定部4は、注目アイテムの特徴ベクトルの「(色)白」の成分値、即ち、「1」をそのまま推薦理由度とする。「(色)白」と「(色)赤」の成分値は何れも「0」または「1」であり、特に正規化する必要がないからである。
その後、ステップS19の処理で、図11に示されるように、推薦リスト22のうちの、「第1のアイテム」を示す第1行目の、「(色)白」を示す第5列目の項目に「1」が代入されるのである。
以上、「色(赤、白)」についてのステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明した。
次に、「品種(A種、B種)」についてのステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明する。
即ち、この例では、「品種(A種、B種)」についてのステップS15においては、推薦理由決定部4は、ユーザ嗜好ベクトルの「(品種)A種」と「(品種)B種」とのそれぞれの成分値と、注目アイテムについてのアイテム特徴ベクトルの「(品種)A種」と「(品種)B種」とのそれぞれの乗算値を求め、その乗算値が閾値以上となる属性を、アイテム単体の推薦理由として採用し(それに含め)、一方、その乗算値が閾値未満となる属性を、アイテム単体の推薦理由から除外する。
具体的には例えば、閾値が1.0であるとすると、図10の例では、「第1のアイテム」については、「(品種)A種」の乗算値(0.5×2.1=1.05)のみが閾値1.0以上になる。従って、「第1のアイテム」については、「(品種)A種」が、アイテム単体の推薦理由として採用される。また、「第3のアイテム」については、「(品種)A種」の乗算値(0.5×3.0=1.5)と、「(品種)B種」の乗算値(0.5×2.0=1.0)との何れもが閾値1.0以上になる。従って、「第3のアイテム」については、「(品種)A種」と「(品種)B種」との何れもが、アイテム単体の推薦理由として採用される。一方、「第5のアイテム」については、「(品種)A種」の乗算値(0.5×1.5=0.75)と、「(品種)B種」の乗算値(0.5×0.5=0.25)との何れもが閾値1.0未満になる。従って、「第5のアイテム」については、「(品種)A種」と「(品種)B種」との何れもが、アイテム単体の推薦理由として採用されない。
以上のことから、第5のアイテムについては、ステップS16の処理は実行されないことになる。これに対して、第1のアイテムと第3のアイテムとについては、ステップS16の処理が実行されて、「(品種)A種」または「(品種)B種」(第1のアイテムは「(品種)A種」)についての推薦理由度が、例えば次のようにして演算されることになる。
即ち、上述したように、アイテム特徴ベクトルの「(品種)A種」と「(品種)B種」との成分値の取り得る範囲は0乃至3であり、1を超えることがある。また、ユーザ嗜好ベクトルと乗算値も閾値以上の1を取る。従って、アイテム特徴ベクトルの「(品種)A種」と「(品種)B種」との成分値や、ユーザ嗜好ベクトルとの乗算値をそのまま、0乃至1の範囲の推薦理由度とすることはできない。
そこで、「(品種)A種」または「(品種)B種」についてのステップS16においては、推薦理由決定部4は、例えば次の式(5)を演算することで、ユーザ嗜好ベクトルとの乗算値を、0乃至1の範囲とするように正規化するのである。
Figure 2006190127
式(5)において、Usrvalueは、ユーザ嗜好ベクトルの「(品種)A種」または「(品種)B種」の成分値を示しており、Itemvalueは、注目アイテムのアイテム特徴ベクトルの「(品種)A種」または「(品種)B種」の成分値を示している。即ち、式(5)の右辺の分子が、ユーザ嗜好ベクトルとの乗算値を示している。また、式(5)において、Productmaxは、推薦リストに含まれる全推薦アイテムのアイテム特徴ベクトルの「(品種)A種」および「(品種)B種」の各成分値と、ユーザ嗜好ベクトルの対応する成分値との乗算値のうちの最大値を示している。
なお、繰り返しになるが、正規化の手法は、上述した式(5)で示される手法に限定されないのは言うまでもない。
その後、ステップS19の処理で、図11に示されるように、推薦リスト22のうちの、「第1のアイテム」を示す第1行目の、「(品種)A種」を示す第6列目の項目には、式(5)の演算結果である「0.7」が代入されるのである。また、「第3のアイテム」を示す第2行目の、「(品種)A種」を示す第6列目の項目には、式(5)の演算結果である「1.0」が代入され、かつ、「(品種)B種」を示す第7列目の項目には、式(5)の演算結果である「0.93」が代入されるのである。
以上、「品種(A種、B種)」についてのステップS15の判定条件と、ステップS16推薦理由度の演算手法との一例について説明した。
このようにして、アイテム単体の推薦理由として採用された各属性の推薦理由度が推薦理由リスト22にそれぞれ記述されると、即ち、ステップS19の処理で推薦理由リストが生成されると、図9の例の「各アイテム推薦理由度演算処理」は終了となる。
即ち、図6のステップS2の「各アイテム推薦理由度演算処理」が終了し、処理はステップS3の「共通推薦理由度演算処理」に進むことになる。
そこで、以下、図12乃至図15を参照して、ステップS3の「共通推薦理由度演算処理」の詳細例について説明する。
図12は、ステップS3の「共通推薦理由度演算処理」の詳細例を説明するフローチャートである。
図12のステップS31において、共通推薦理由決定部5は、推薦理由リストに含まれるアイテムのうちの所定の1つを、注目アイテムとして設定する。
ここでは例えば、上述した図11の推薦リスト22が使用されるとする。この場合、第1のアイテム、第3のアイテム、および、第5のアイテムのうちの所定の1つが注目アイテムとして設定されることになる。例えばいま、第1のアイテムが注目アイテムに設定されたとする。
ステップS32において、共通推薦理由決定部5は、推薦リストの中から、注目アイテムについての各属性の推薦理由度を取得する。なお、推薦理由度が記述されていない属性については、0が代入されているとみなして、ステップS32の処理で0が取得されるとする。
ステップS33において、共通推薦理由決定部5は、全属性のうちの所定の1つを選択する。
ステップS34において、共通推薦理由決定部5は、選択された属性の共通推薦理由度αを更新する。即ち、ステップS34において、共通推薦理由決定部5は、前回の共通推薦理由度αに対して、注目アイテムについての推薦理由度βを加算し、その結果得られる値(=α+β)を今回の共通推薦理由度αとする。
ステップS35において、共通推薦理由決定部5は、注目アイテムについて、全属性の共通推薦理由度が更新されたか否かを判定する。
ステップS35において、注目アイテムについて、全属性の共通推薦理由度がまだ更新されていないと判定されると、処理はステップS33に戻され、それ以降の処理が繰り返し実行される。即ち、ステップS33乃至S35のループ処理が繰り返し実行されて、注目アイテムについて、各属性のそれぞれの共通推薦理由度が順次更新される。
そして、注目アイテムについて、最後の属性の共通推薦理由度が更新されると、ステップS35において、注目アイテムについて、全属性の共通推薦理由度が更新されと判定されて、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、共通推薦理由決定部5は、推薦リストに含まれるアイテムの全てが、注目アイテムに設定されたか否かを判定する。
ステップS36において、推薦リストに含まれるアイテムの全てが、注目アイテムにまだ設定されていないと判定された場合、処理はステップS31に戻され、それ以降の処理が繰り返し実行される。即ち、例えば本実施の形態では、ステップS31乃至S36のループ処理が繰り返し実行されて、残りの第3のアイテムと第5のアイテムとのそれぞれが注目アイテムに順次設定されて、第3のアイテムおよび第5のアイテム毎に、対応する「香り」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれの属性の共通推薦理由度が順次更新されていく。
属性について着目すると、ステップS31乃至S36のループ処理とは、結局、各推薦アイテムについての各属性の推薦理由度の総加算値のそれぞれを演算する処理に他ならない。即ち、ステップS31乃至S36のループ処理が繰り返し実行されると、結局、各属性について、全推薦アイテムの推薦理由度の総加算値が、最終的な共通推薦理由度として決定されることになる。
このようにして、最終的な共通推薦理由度が決定されると、ステップS36の処理でYESであると判定されて、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、共通推薦理由決定部5は、共通推薦理由度が最大値となる属性を、各推薦アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)として決定する。
具体的には例えば、図11の推薦理由リスト22を利用して、ステップS31乃至S36のループ処理が繰り返し実行されると、図13に示されるように、「(香り)1」、「(香り)2」、「(香り)3」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれの属性についての共通推薦理由度(総加算値)は、ベクトル23の対応する成分値に示されるようになる。即ち、「(香り)1」、「(香り)2」、「(香り)3」、「(色)赤」、「(色)白」、「(品種)A種」、および「(品種)B種」のそれぞれの属性についての共通推薦理由度(総加算値)は、0.5,1.5,1.5,0,1,1.7,0.93のそれぞれとなる。
従って、「(品種)A種」の共通推薦理由度(総加算値)が1.7と最大値になるので、図13に示されるように、「(品種)A種」が、各推薦アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)として、ステップS37の処理で決定されることになる。
このようにして、ステップS37の処理で共通推薦理由が決定されると、図12の例の「共通推薦理由度演算処理」は終了となる。即ち、図6のステップS3の「共通推薦理由度演算処理」が終了し、処理はステップS4に進むことになる。
以上、図12の例の「共通推薦理由度演算処理」について説明した。
なお、図6のステップS3の「共通推薦理由度演算処理」は、図12の例に限定されず、様々な処理を採用することができる。即ち、共通推薦理由の決定手法は、図12の例の手法に限定されず、様々な手法を採用することができる。
即ち、図12の例では、上述したように、各属性のそれぞれについて推薦理由度の総加算値を求め、その総加算値をそのまま共通推薦理由度として、最大の共通推薦理由度を有する属性を共通推薦理由として決定するという手法が、共通推薦理由の決定手法として採用されていた。
この図12の例の手法は、各属性の重みは同一である、即ち、ユーザ等にとっての重要度は全て同一であるとみなした場合の手法である。
しかしながら、実際には、ユーザ等にとっては、各属性の重要度は必ずしも一律であるとはいえない。例えば、ユーザの中には、とある属性を重要視して(重要度を上げて)アイテムの推薦をして欲しいという要望や、或いは、とある属性の影響を低減させて(重要度を下げて)アイテムの推薦をして欲しいという要望を挙げるものが近年増えている。
そこで、このような要望に応えるためには、例えば次のような共通推薦理由の決定手法を採用すればよい。即ち、各属性のそれぞれについて推薦理由度の総加算値を求め、各属性のそれぞれの総加算値に対して、各属性毎に(ユーザにとっての)重要度を加味した重み付けを個別に行い、重み付け後の総加算値を共通推薦理由度として、最大の共通推薦理由度を有する属性を共通推薦理由として決定するという手法を、共通推薦理由の決定手法として採用すればよい。
具体的には例えば、係る手法が適用された共通推薦理由決定部15は、次のようにして共通推薦理由を決定することができる。
即ち、共通推薦理由決定部15は、各属性のそれぞれの推薦度の総加算値を成分値とするベクトルを生成する。以下、係るベクトルを総加算値ベクトルと称する。より具体的には例えばいまの場合、上述したように、(0.5,1.5,1.5,0,1,1.7,0.93)といった図13(図14)のベクトル23が、総加算値ベクトルとして生成される。
また、共通推薦理由決定部15は、(ユーザにとっての)重要度が加味されている各属性毎の重み値を成分値とするベクトルを予め用意しておく。なお、以下、係るベクトルを、効き目ベクトルと称する。例えばいま、図14に示されるベクトル24が効き目ベクトルとして用意されているとする。なお、効き目ベクトル24は、図14には3次元のベクトルのように図示されているが、実際には、ベクトル23と同形式の7次元の(2.0,2.0,2.0,0.5,0.5,1.0,1.0)であるとする。
次に、共通推薦理由決定部15は、総加算値ベクトル23の各成分の成分値のそれぞれと、効き目ベクトル24の対応する成分の成分値との乗算を演算し、各成分の乗算値を、対応する属性の共通推薦理由度として、各属性の共通推薦理由度を各成分値とするベクトル(以下、共通推薦理由度ベクトルと称する)として、例えば図14のベクトル25を生成する。即ち、図13の例では、ベクトル23そのものが共通推薦理由度ベクトルとして利用されたが、現在説明している図14の例では、ベクトル23は単に総加算値ベクトルとして利用され、共通推薦理由度ベクトルとしては、(1.0,3.0,3.0,0,0.5,1.7,0.93)といったベクトル25が利用される。
そして、共通推薦理由決定部15は、共通推薦理由度ベクトルのうちの、最大の成分値を有する成分に対応する属性、即ち、最大の共通推薦理由度を有する属性を共通推薦理由として決定する。具体的には例えば、現在説明している図14の例では、共通推薦理由度ベクトル25のうちの第2成分と第3成分との成分値が3.0と最大値になる。また、共通推薦理由度ベクトル25の第2成分と第3成分とのそれぞれは、「(香り)2」と「(香り)3」とのそれぞれの属性を示している。従って、「(香り)2」と「(香り)3」とが共通推薦理由として決定される。即ち、「香り」は3レベル表され、数値が大きいほど「香り」が強いとされていることから、共通推薦理由は、上述した図2乃至図5の推薦画像に示されるような「香りが強い」(ワイン)が決定されることになる。
このように、図14は、図13の例とは異なる共通推薦理由の決定手法の例を説明するための図である。
さらに、共通推薦理由の決定手法は、図13や図14の例に限定されず、様々な手法を採用することが可能である。
具体的には例えば、効き目ベクトルとして、図14のベクトル24を使用するのではなく、各アイテム毎の重み値を成分値とする図15に示されるようなベクトル26を使用してもよい。即ち、図15は、効き目ベクトルの他の例を示している。
図15の効き目ベクトル26が採用される場合、共通推薦理由の決定手法は、次のようになる。
即ち、共通推薦理由決定部15は、各属性のそれぞれについて推薦理由度の総加算値を求める前に、はじめに、効き目ベクトル26を利用して、各アイテム毎に、各属性のそれぞれの推薦理由度に対して重み付けを行う。
具体的には例えば、図15の効き目ベクトル26の「第1のアイテム」についての重み値(成分値)は「1.0」とされているから、「第1のアイテム」の各属性のそれぞれの推薦理由度は1.0倍に重み付けされる(各推薦理由度は更新されない)。
例えば、効き目ベクトル26の「第2のアイテム」についての重み値(成分値)は「2.5」とされているから、「第2のアイテム」の各属性のそれぞれの推薦理由度は2.5倍に重み付けされる(各推薦理由度は2.5倍の値は更新される)。
例えば、効き目ベクトル26の「第3のアイテム」についての重み値(成分値)は「0.5」とされているから、「第3のアイテム」の各属性のそれぞれの推薦理由度は0.5倍に重み付けされる(各推薦理由度は0.5倍の値は更新される)。
このようにして、共通推薦理由決定部15は、効き目ベクトル26を利用して、推薦理由リストに含まれる各アイテムの各推薦理由度をそれぞれ更新する。
その後、共通推薦理由決定部15は、更新された推薦理由リストを利用して、上述した図12の例の「共通推薦理由度演算処理」を実行する。
このような一連の処理が共通推薦理由決定部15により実行される手法が、図15の効き目ベクトル26を利用する共通推薦理由の決定手法の一例である。
さらにまた、例えば、上述した例では、推薦アイテムが決定された後に共通推薦理由(テーマ)が決定されたが、例えば、ユーザの履歴等に基づいて、ユーザが重視する属性を共通推薦理由として予め設定し、予め設定された共通推薦理由に基づいて推薦アイテムを決定する、といった共通推薦理由の決定手法を採用してもよい。
係る手法に対応する「共通推薦理由呈示処理」が図16のフローチャートに示されている。換言すると、図16は、上述した図6の例とは異なる「共通推薦理由呈示処理」の一例を示すフローチャートである。そこで、以下、図16の例の「共通推薦理由呈示処理」について説明する。
図16のステップS51において、図1の共通推薦理由決定部5は、ユーザの履歴等に基づいて、ユーザの重視する属性を、各アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)に設定する。
なお、アイテム特徴ベクトルの各成分に対応する各属性の何れもが、ステップS51の処理でテーマ(共通推薦理由)として設定される可能性があり、何れの属性が選択されるのかについては、採用されている設定手法に依存する。即ち、「ユーザの履歴等」と「等」が記述されているのは、「ユーザの履歴」に基づく設定手法を採用できるのは勿論のこと、その他様々な設定手法を採用できるためである。
具体的には例えば、上述した図14のベクトル24のような効き目ベクトルが予め用意されている場合には、効き目ベクトルのうちの成分値が大きい成分に対応する属性、即ち、効き目が大きい属性をテーマに設定する、といった設定手法を採用することができる。
なお、効き目ベクトルの各成分値、即ち、効き目の決定手法は、特に限定されない。例えば、ユーザの過去のアイテムの使用履歴に基づく決定手法を採用することができる。また例えば、ユーザに直接入力させた値そのもの、またはその値を用いる所定の演算手法で演算された結果得られる値を効き目とする決定手法を採用することができる。また例えば、遺伝的アルゴリズム等の所定のアルゴリズムに基づく決定手法を採用することができる。その他例えば、全ユーザの過去のアイテムの使用履歴と、対象ユーザの過去のアイテムの使用履歴との関係に基づく決定手法を採用することもできる。最後の決定手法が採用された場合には、アイテムがワインであるとし、また、所定の条件(例えば誕生日に飲むワインとして選択するという条件)において、大多数のユーザは赤ワインを選択するところ、対象ユーザは白ワインを選択することが多いとすると、対象ユーザは白ワインにこだわりを持っているとみなして、白ワインの効き目を大きくすることができる。
また例えば、ユーザ嗜好ベクトルについて、名義属性に対応する成分の中で値が大きい成分を見つけ出し、その成分に対応する属性をテーマに設定する、といった設定手法を採用することができる。なお、この手法で名義属性が着目されているのは、一般的に、名義属性が、ユーザの嗜好を表す属性として利用されることが多いからである。
また例えば、ユーザの過去の履歴に含まれる複数のアイテムに着目し、それらのアイテム特徴ベクトルについて、数値属性に対応する成分の成分値の各アイテム間における分散を調べ、分散が小さい属性をテーマに設定する、といった設定手法を採用することができる。ユーザの過去の履歴に含まれるアイテムとは、インターネット上のアイテム提供(販売等)サイトからユーザが購入したアイテムや、評価値等をユーザが入力したアイテムを指す。また、この手法で分散が少ない数値属性が設定されるのは、数値属性は一般的にアイテムの一特徴のレベル値を示す属性であることが多く、分散が少ない属性とは、ユーザの嗜好が一貫して一致している(そのため、似たようなレベル値のアイテムをユーザが購入したり、評価値を与えている)と言えるからである。
このような様々な設定手法のうちの何れかの手法が採用されて、図16のステップS51の処理で、その設定手法に従って共通推薦理由が共通推薦理由決定部5により設定されると、図1には対応する矢印が図示されていないが、推薦リスト生成部3に供給されて、処理はステップS52に進む。
ステップS52において、推薦リスト生成部3は、アイテム特徴ベクトル記憶部2に記憶されている各アイテムのアイテム特徴ベクトルのうちの、各アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)に設定された属性の成分値が所定の条件を満たしているアイテム特徴ベクトルをアイテム特徴ベクトル記憶部2から1つ以上取得する。
ステップS53において、推薦リスト生成部3は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部1に記憶されているユーザ嗜好ベクトルと、ステップS52の処理で取得された1以上のアイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、類似度が所定の条件を満たすアイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、推薦アイテムに決定する。
図1には対応する矢印が図示されていないが、推薦リスト生成部3は、推薦アイテムと、各アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)とを呈示部6に提供する。これにより、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、呈示部6は、推薦アイテムを、各アイテム全体のテーマ(共通推薦理由)と共に、ユーザに呈示する。
これにより、図16の例の「共通推薦理由呈示処理」は終了となる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることができる。
この場合、図1の推薦システムは、例えば、図17に示される1台以上のパーソナルコンピュータで構成することができる。なお、上述した例は、図1の推薦システムは1台の情報処理装置で構成される例であり、この例に対応させると、図1の推薦システムは、例えば、図17に示されるパーソナルコンピュータ1台で構成することができる。
図17において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記録されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、ディスプレイなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部109が接続されている。通信部109は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体111が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図17に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体(パッケージメディア)111により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記憶部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
本発明が適用される情報処理システムまたは装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理装置がユーザに呈示する画像の一例を示す図である。 図1の情報処理装置がユーザに呈示する画像の一例を示す図である。 図1の情報処理装置がユーザに呈示する画像の一例を示す図である。 図1の情報処理装置がユーザに呈示する画像の一例を示す図である。 図1の情報処理装置が実行する「共通推薦理由呈示処理」の例を説明するフローチャートである。 図6のステップS1の処理で推薦アイテムの候補となるアイテムと、そのユーザ嗜好ベクトルとの類似度との例を示す図である。 図6のステップS1の処理で生成される推薦リストの一例を示す図である。 図6の「共通推薦理由呈示処理」のうちのステップS2の「各アイテム推薦理由度演算処理」の詳細例を説明するフローチャートである。 図9の「各アイテム推薦理由度演算処理」で対象になるユーザと各アイテムのそれぞれに対応する、ユーザ嗜好ベクトルとアイテム特徴ベクトルとのそれぞれの一例を示す図である。 図10のユーザ嗜好ベクトルとアイテム特徴ベクトルとを利用して図9の「各アイテム推薦理由度演算処理」が実行されて、その結果生成される推薦理由リストの一例を示す図である。 図6の「共通推薦理由呈示処理」のうちのステップS3の「共通推薦理由度演算処理」の詳細例を説明するフローチャートである。 図11の推薦理由リストを利用して図12の「共通推薦理由度演算処理」が実行されて、その結果決定される共通推薦理由の一例を示す図である。 図11の推薦理由リストを利用するが、図12の例とは異なる共通推薦理由決定手法が採用された場合に決定される共通推薦理由の一例を示す図である。 図12の例や図14の例とは異なる共通推薦理由決定手法が採用された場合に、共通推薦理由を決定するための情報の一例である効き目ベクトルを示す図である。 図6の「共通推薦理由呈示処理」のうちのステップS3の「共通推薦理由度演算処理」の詳細例であって、図12とは異なる例を説明するフローチャートである。 本発明が適用される情報処理装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 ユーザ嗜好ベクトル記憶部, 2 アイテム特徴ベクトル記憶部, 3 推薦リスト生成部, 4 推薦理由決定部, 5 共通推薦理由決定部, 6 呈示部, 11乃至図14 推薦画像, 21 推薦リスト, 22 推薦理由リスト, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 108 記憶部, 111 リムーバブル記録媒体

Claims (7)

  1. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、前記類似度が第1の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段と、
    前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムについてのN個の前記属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦手段の推薦理由であると決定する共通推薦理由決定手段と、
    前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示するとともに、前記共通推薦理由決定手段により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示する呈示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムのそれぞれを注目アイテムとして順次設定し、前記注目アイテムの前記アイテム特徴ベクトルのN個の前記成分のそれぞれについて、対応する成分値と、前記比較元ベクトルの対応する成分値とを用いて第1の演算を行い、その第1の演算の結果得られる値を、対応する属性の推薦理由度としてそれぞれ決定し、前記推薦理由度が第3の条件を満たす属性を、前記推薦手段による前記注目アイテム単体の推薦理由であると決定するアイテム単体推薦理由決定手段をさらに備え、
    前記共通推薦理由判断手段は、N個の前記属性のそれぞれを注目属性として順次設定し、前記アイテム単体推薦理由決定手段により決定された複数の前記推薦アイテムのそれぞれについての前記注目属性の前記推薦理由度のそれぞれを用いて、第2の演算を行い、その第2の演算の結果得られる値が前記第2の条件を満たす場合、前記注目属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦理由であると決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、前記類似度が第1の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムについてのN個の前記属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦ステップの推薦理由であると決定する共通推薦理由決定ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルとの類似度を演算し、前記類似度が第1の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを、ユーザに対して推薦すべき推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムについてのN個の前記属性のうちの第2の条件を満たす属性を、複数の前記推薦アイテムに共通する前記推薦ステップの推薦理由であると決定する共通推薦理由決定ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップと
    を含むプログラムをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  5. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定手段と、
    N個の前記属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、前記共通推薦理由決定手段により前記推薦理由として決定された前記属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上の前記アイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、前記類似度が第3の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを前記推薦アイテムとして複数個決定する推薦手段と、
    前記推薦手段により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示するとともに、前記共通推薦理由決定手段により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示する呈示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定ステップと、
    N個の前記属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、前記共通推薦理由決定ステップの処理により前記推薦理由として決定された前記属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上の前記アイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、前記類似度が第3の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを前記推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. アイテムについてのN個(Nは、1以上の整数値)の属性のうちの第1の条件を満たす属性を、ユーザに推薦すべき複数の推薦アイテムに共通する推薦理由であると予め決定する共通推薦理由決定ステップと、
    N個の前記属性のそれぞれを、N個の成分のうちの所定の1成分とするベクトルを標準形のベクトルとして、複数のアイテムのそれぞれの特徴を示す前記標準形のアイテム特徴ベクトルの中から、前記共通推薦理由決定ステップの処理により前記推薦理由として決定された前記属性に対応する成分が第2の条件を満たす1以上のアイテム特徴ベクトルを選抜し、比較の元になる前記標準形の比較元ベクトルと、選抜された1以上の前記アイテム特徴ベクトルのそれぞれとの類似度を演算し、前記類似度が第3の条件を満たす前記アイテム特徴ベクトルに対応するアイテムを前記推薦アイテムとして複数個決定する推薦ステップと、
    前記推薦ステップの処理により決定された複数の前記推薦アイテムまたはそれを示す情報を前記ユーザに呈示することを制御するとともに、前記共通推薦理由決定ステップの処理により決定された前記推薦理由も前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御ステップと
    を含むプログラムをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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