JP2006190056A - カード型情報媒体をロックする機能を備えた情報端末 - Google Patents

カード型情報媒体をロックする機能を備えた情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 カード型情報媒体を利用したプロセス処理中に、カード型情報媒体を排出すると誤動作もしくはセキュリティ的に問題が生じる間は、カード型情報媒体を排出することができない情報端末を提供する。
【解決手段】 情報端末であるSIMリーダライタ10には、SIM20をロックする手段としてロックピン311を備えたソレノイド31と、ソレノイド31を制御するコントローラ30が備えられている。コントローラ30は、SIM20の排出可否を意味する情報であるイジェクトステータス301を有し、イジェクトステータス301に基づいてソレノイド31の動作を制御する。コントローラ32は、SIM20を排出すると誤動作もしくはセキュリティ的に問題が生じるプロセス処理中に、イジェクトステータス301を排出禁止に設定することで、このプロセス処理中はSIM20の排出ができなくなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ICカード、SIM(Subscriber Identity Module)またはUIM(User Identity Module)などのカード型情報媒体を装着して使用する情報端末に関し、更に詳しくは、カード型情報媒体をロックする機能を備えた情報端末に関する。
ICカード、SIM(Subscriber Identity Module)またはUIM(User Identity Module)などのカード型情報媒体は、カード型情報媒体に実装されたICチップに認証情報(例えば、認証局の電子証明書など)を記憶し、ネットワークのアクセス管理やパソコンの使用者管理などにおいて使用されつつある。
本出願人は、これらのカード型情報媒体の利便性を高めるべく、カード型情報媒体としてSIMを内蔵し、SIMとデータ通信する2つの通信手段(ISO7816規格に準拠した接触データ通信とISO14443規格に準拠した非接触データ通信)と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とデータ通信する手段(例えば、USB規格に準拠したデータ通信)とを兼ね備え、ユーザが容易に携帯可能であるSIMリーダライタを既に開発している(例えば、特許文献1または特許文献2)
図9は、特許文献1で開示しているSIMリーダライタの斜視図である。図9に示したように、カード型情報媒体であるSIM41は、図9においては、SIMリーダライタ40の右側から挿入され、SIMリーダライタ40の内部にロックされる。
図9で示したSIMリーダライタ40のように、ICカードやSIM等のカード型情報媒体を使用する情報端末、特に携帯可能な情報端末においては、情報端末とカード型情報媒体が通信中にカード型情報媒体が情報端末から排出されると、カード型情報媒体が故障し正常に動作しなくなるケースがあるため、情報端末とカード型情報媒体が通信中の場合は、カード型情報媒体のロックを解除できない工夫が施された情報端末も既に提供されている(例えば、特許文献3)。
特開2004−264915号公報 特開2004−264916号公報 特開平4−88491号公報
しかしながら、図9で示したSIMリーダライタ40のように、カード型情報媒体と通信する複数の通信手段を備えた情報端末においては、通信手段を切替え処理するプロセスを実行している間は、カード型情報媒体と通信中であるか否かに関わらず、カード型情報媒体を排出してはならないケースがある。
例えば、図9で示したSIMリーダライタ40をドアロックコントロールに使用する場合、ユーザの本人認証をユーザの指紋を用いて認証し、この認証結果をドアに設置された非接触型リーダライタに送信し、ドアの開閉を行うプロセスも考えられる。
上述したプロセスにおいては、ユーザの本人認証を行う際は、SIMリーダライタ40は指紋センサー42で読み取った指紋データを接触データ通信でSIM41に送信し、SIM41は、予め内部に記憶された指紋データと送信された指紋データとを照合し、指紋データの認証結果を不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)に記憶する。そして、ドアロックを解除するときは、SIM41の不揮発性メモリに記憶された指紋データの認証結果は、非接触データ通信で非接触リーダライタに送信され、ドアロックが解除された後、SIMリーダライタ40は指紋データの認証結果を非揮発性メモリから消去する。
このプロセスにおいて、ユーザの指紋認証後からドアロックを解除するまでの間に、SIMリーダライタ40からSIM41が排出されると、SIM41の不揮発性メモリに記憶されたユーザの本人認証結果が消去されることがないため、この認証結果が悪用されるリスクがある。
上述した問題を鑑みて、本発明は、ICカードやSIMに代表されるカード型情報媒体を使用する情報端末、詳しくは、上述したSIMリーダライタに代表されるように、カード型情報媒体を内蔵し、カード型情報媒体とデータ通信する複数の手段と、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とデータ通信できる手段とを兼ね備え、ユーザが容易に携帯可能な情報端末において、カード型情報媒体を利用したプロセス処理中に、カード型情報媒体の排出が禁じられている間は、カード型情報媒体を排出することができない情報端末を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は、カード型情報媒体を使用する情報端末であって、前記情報端末は、前記カード型情報媒体とデータ通信する通信手段として、少なくとも接触通信手段と非接触通信手段と、前記カード型情報媒体をロックするロック手段と、前記ロック手段の動作を制御するロック制御手段とを備え、前記ロック制御手段は、前記カード型情報媒体との前記通信手段を、前記接触通信手段から前記非接触通信手段に、もしくは、前記非接触通信手段から前記接触通信手段に切替える処理を含むプロセスを実行している間に操作され、前記カード型情報媒体の排出動作の実行可否を示す排出許可情報を有し、前記排出許可情報に基づいて前記ロック手段のロック解除動作を制御する。
また、本発明において、前記情報端末は、前記カード型情報媒体が所定の位置まで挿入されたことを検出するセンサを備え、前記ロック手段は、前記センサが出力する出力信号に基づいて前記ロック手段のロック動作を制御することが望ましい。
加えて、本発明の前記情報端末に備えられた前記ロック手段を実現する好適な構成としては、前記ロック手段は、前記ロック制御はソレノイドと前記ソレノイドの動作に連動して直線運動するピンとを備え、前記情報端末で使用される前記カード型情報媒体には前記カード型情報媒体を貫通するロック穴が設けられ、前記ロック手段は、前記ソレノイドが動作し前記ピンが前記ロック穴を貫通することで、前記カード型情報媒体が前記情報端末から排出されないようにする手段であることを特徴とする情報端末である。
上述した本発明によれば、前記情報端末に備えられた前記制御部が前記排出許可情報を有し、前記排出許可情報に基づいて前記ロック手段のロック解除を制御することで、前記制御部は処理するプロセスにあわせてロック解除できない状態を設定できる。更に、前記情報端末が前記センサを備えることでロック動作を自動化できる。加えて、前記ロック手段をソレノイドとすることでロック手段を容易にかつ安価に実現することができる。
本発明の好適な実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、本出願人が特許文献1で開示しているようなSIMリーダライタ10に本発明を適用した実施の形態である。図1は本発明を適用したSIMリーダライタ10の斜視図で、SIMリーダライタ10には、上位コンピュータと通信する手段としてUSBコネクタ14と、ユーザにデータを表示する手段として液晶ディスプレイ12と、ユーザの指紋データを測定する平面型の指紋センサ11と、装着されたSIM20をイジェクトするイジェクトボタン13を備えている。本発明に係わり、図1においては右側から挿入されたSIM20をSIMリーダライタ10にロックする機構は、SIMリーダライタ10に内蔵されている。
図2は、SIMリーダライタ10に挿入されるSIM20を説明する図である。図2(a)はSIM20の外観図で、SIM20とはICカードのICモジュール周辺を約12mm×25mm状に切り取った形状をしており、SIM20の詳細な形状はGSM等の規格で規格化されている。図2(b)はSIM20のA−B間の断面図で、図2(b)に示したように、SIM20はICモジュール22が実装され、外部装置と電気的に接触し、ISO7816規格に準じたC1端子〜C8端子を有するコンタクト面221と、樹脂でモールドされたICチップ222とから、ICモジュール22は構成される。加えて、SIM20には、SIM20を貫通するロック穴21が設けられている。
本実施の形態においてSIM20が有するICチップ222はデュアルインターフェースICチップ222で、ICチップ222は接触データ通信用の5個のI/O端子と非接触データ通信用の2つのRF端子を備え、接触データ通信の5個のI/O端子はISO7816規格に準拠してコンタクト面221とモールド内で電気的に接続され、非接触データ通信用の2つのRF端子はISO7816規格では使用しないC4端子、C8端子に接続されている。すなわち、コンタクト面221のC4端子、C8端子にアンテナ端を接続することで、SIM20はISO14443規格に準拠した非接触データ通信が可能になる。
図3は、SIMリーダライタ10の内部構造の模式図である。図3に示したように、SIMリーダライタ10は、SIM20をロックする手段として小型のソレノイド31と、SIM20が挿入されたことを検出する装着センサ32とを備えている。加えて、SIMリーダライタ10は、液晶ディスプレイ12を制御する機能、指紋センサ11を制御し、SIM20に記憶されたユーザの指紋データを認証する機能、ISO7816規格に準拠した伝送プロトコルでSIM20とデータ通信する機能、SIM20のイジェクト動作を管理する機能などを備えたコントローラ30と、USB規格に準拠した伝送プロトコルをISO7816規格に準拠した伝送プロトコルに変換し、USBコネクタ14を経由して、上位コンピュータとSIM20間のデータ通信を実現するUSB/7816変換回路33と、SIM20のコネクタ面のC1端子〜C8端子とそれぞれ接触する8個の接続端子を備えた接続板34と、ISO14443規格に準拠した非接触通信を実現するためのアンテナ35とを備え、アンテナ35の両端は、コンタクト面221のC4端子およびC8端子と接触する接続端子に接続されている。すなわち、SIM20がSIMリーダライタ10に装着されると、コンタクト面221のC4端子およびC8端子にアンテナ35が電気的に接続され、SIM20は、ISO7816の接触通信に加えて、ISO14443規格に準拠した非接触通信が可能となる。
なお、特許文献1で開示しているSIMリーダライタ10には、図2、図3に示した以外の要素(例えば、選択ボタン、ブルートゥース通信用アンテナ、バッテリー)が備えられているが、図2、図3においては、本実施の形態の説明に不必要な要素については記載していない。
図4は、SIMリーダライタ10のブロック図である。上位コンピュータからUSB規格で伝送されたデータは、USBコネクタ14からUSB/7816変換回路33に送られ、USB/7816変換回路33は、伝送されたデータをISO7816規格の伝送プロトコルに変換し、変換したデータは接続板34を介してSIM20に伝送される。この逆の手順を踏むことで、SIM20から上位コンピュータにデータは伝送される。
液晶ディスプレイ12、指紋センサ11およびイジェクトボタン13はコントローラ30と接続されている。液晶ディスプレイ12はコントローラ30から送信されたデータを表示し、指紋センサ11はコントローラ30の指示によりユーザの指紋データを読み取り、読み取った指紋データをコントローラ30に送信する。イジェクトボタン13が押されたことを意味する信号はコントローラ30に入力され、コントローラ30は入力された信号からイジェクトボタン13が押されたか判定できる。
コントローラ30は、SIM20のイジェクト動作を管理するための排出許可情報として、イジェクトステータス301をコントローラ30内部に記憶する。イジェクトステータス301とは、SIM20の排出許可を示すデータで、コントローラ30によって書き換えられるデータである。
コントローラ30は、処理中にSIM20が排出されると誤動作が生じるプロセスを実行する前に、イジェクトステータス301をSIM20の排出禁止を意味するデータに書き換える。そして、このプロセスの処理が終了した後に、イジェクトステータス301をSIM20の排出許可を意味するデータに書き換える。コントローラ30はSIM20を排出する際に、イジェクトステータス301を参照することで、SIM20の排出動作を管理する。
挿入されたSIM20をロックする手段は、小型のソレノイド31と装着センサ32で実現される。ソレノイド31とは電気信号を直線的な機械運動に変換する機械部品で、本実施の形態において、ソレノイド31は自己保持型のソレノイドである。
ソレノイド31は少なくとも2つの外部信号入力端子を備えている。一つ目の端子は、ロックピン311を突出するトリガーとなる信号を受信するロック信号端子312(L端子、L:Lock)で、もう一つの端子は、ロックピン311を引込めるトリガーとなる信号を受信するリリース端子313(R端子、R:Release)である。
L端子312にトリガー信号が入力されるとソレノイド31に内蔵されたコイルに電流が流れ、ロックピン311が突出し、R端子313にトリガー信号が入力されるまで、ロックピン311が突出した状態に保持される。R端子313にトリガー信号が入力されるとソレノイド31に内蔵されたコイルに、L端子312とは逆向きの電流が流れ、ロックピン311が引込み、L端子312にトリガー信号が入力されるまで、ロックピン311は引込んだままの状態に保持される。なお、本実施の形態において、L端子312にトリガー信号を入力する手段は装着センサ32で、R端子313にトリガー信号を入力する手段はコントローラ30である。コントローラ30は、イジェクトステータス301に基づいて、R端子313へのトリガー信号の入力を制御することで、SIM20のロック解除動作を制御する。
図5は、SIM20がロックされる状態を説明する図である。SIM20の挿入を装着センサ32が検出すると、装着センサ32からソレノイド31のL端子312へトリガー信号が入力され、ソレノイド31のロックピン311が突出する。ロックピン311はSIM20のロック穴21を貫通し、SIM20はSIMリーダライタ10から排出できなくなる。
SIM20を排出するときは、コントローラ30からR端子313にトリガー信号が入力され、ロックピン311が引込み、SIM20はSIMリーダライタ10から排出できるようになる。なお、コントローラは、R端子313にトリガー信号を入力する際はイジェクトステータス301を参照し、イジェクトステータス301が排出禁止を意味するデータである場合には、R端子313にトリガー信号を入力しない。
図6は、SIM20のロックおよび解除の動作を説明する図である。図6(a)のように、SIM20が挿入される前はロックピン311が下がった状態であり、SIM20はSIMリーダライタ10に挿入できる。図6(b)のように、SIMリーダライタ10にSIM20が所定の位置まで挿入され、装着センサ32がSIM20の挿入を検出すると、装着センサ32からソレノイド31のL端子312にトリガー信号が入力され、ソレノイド31のロックピン311が突出する。SIMリーダライタ10にSIM20が所定の位置まで挿入されると、ロックピン311の真上にはSIM20のロック穴21が来るように設計されており、ロックピン311はロック穴21を貫通し、SIM20はSIMリーダライタ10にロックされる。
図6(c)のように、コントローラ30からソレノイド31のR端子313にトリガー信号が入力されると、ロックピン311は引込み、SIM20のロック状態は解除される。本実施の形態においては、コントローラ30は、以下の3つの条件を満足している場合にのみ、ソレノイド31のR端子313にトリガー信号を入力する。
1つ目の条件はイジェクトボタン13が押されたことである。2つ目の条件は装着センサ32がSIM20を検出していること、すなわちSIM20が装着されていることである。そして、3つ目の条件は、イジェクトステータス301がSIM20の排出許可を意味するデータであることである。この3つの条件がすべて成立した場合にのみ、コントローラ30はR端子313にトリガー信号を入力しロックピン311を引込ませ、SIM20が排出できる状態にする。
ここから、コントローラ30がイジェクトステータス301を用いて、SIM20の排出動作を管理する動作の一例について、図を参照しながら詳細に説明する。図7は、SIMリーダライタ10を用いユーザの指紋を認証し、認証結果に基づいてドアの開閉を行うドアロックコントロールを処理するプロセスのフロー図である。
最初のステップは、SIM20がSIMリーダライタ10に挿入されるステップS10である。SIM20を挿入するために、SIMリーダライタ10はSIM20のをオートローディングする機構を設けてもよく、手動でもよい。ステップS10でSIM20が挿入され、装着センサ32がSIM20を検出すると(ステップS11)、装着センサ32からソレノイド31のL端子312にトリガー信号が入力され、ロックピン311が突出し、突出したロックピン311がSIM20のロック穴21を貫通することで、SIM20はSIMリーダライタ10にロックされた状態になる(ステップS12)。
次のステップは、SIMリーダライタ10がドアロックコントロールのプロセス処理を開始するステップS13である。このステップは、液晶ディスプレイ12に表示されているドアロックコントロールアプリケーションを選択することで開始される。SIMリーダライタ10は、ドアロックコントロールの処理を開始すると、イジェクトステータス301をSIM20の排出禁止を示すデータに設定する(ステップS14)。
次のステップは、SIMリーダライタ10に備えられた指紋センサ11を用い、指紋認証によるユーザ認証を行うステップS15である。このステップでは、指紋センサ11がユーザの指紋データを読み取り、読み取った指紋データはコントローラ30へ送信された後、コントローラ30からISO7816準拠の伝送プロトコルによってSIM20へ送信され、予めSIM20に記憶されている指紋認証データとSIM20内部で比較・認証される。そして、SIM20は、ユーザ認証の結果を意味する認証結果データを、SIM20に備えられた非揮発性メモリに記憶する(ステップS16)。
次のステップは、SIMリーダライタ10が時間を計測するステップS17である。SIMリーダライタ10が時間を計測するのは、所定時間内(例えば、数分)にドアロックを解除しなかった場合に、非揮発性メモリに記憶した認証結果データの悪用を防止すべく、この認証結果データを非揮発性メモリから消去するためである。また、非揮発性メモリに認証結果データが記憶された状態でSIM20が排出されると、SIM20が悪用される可能性があるため、コントローラ30は、ステップS14でイジェクトステータス301をSIM20の排出禁止に設定し、SIM20が排出できない管理を行っている。
次のステップは、SIMリーダライタ10が所定時間の経過を確認するステップS18である。所定時間が経過したならば、ステップS20に進み、非揮発性メモリに記憶された認証結果データを消去する。また、所定時間内にドアロックを利用したときは(ステップS19)、ドアロックを解除した後に、ステップS20に進み、非揮発性メモリに記憶された認証結果データを消去する。ステップS20で、非揮発性メモリに記憶された認証結果データを消去した後に、SIMリーダライタ10はイジェクトステータス301をSIM20の排出許可に設定する(ステップ21)。
図8は、イジェクトボタン13が押され、SIM20の排出動作を行うときのフロー図である。SIM20の排出動作において最初のステップは、イジェクトボタン13が押されるステップS30である。イジェクトボタン13が押されたこと示す信号がコントローラ30に入力されると、コントローラ30は装着センサ32の信号を確認し、SIM20がロック状態であるか確認する(ステップS31)。ロック状態でなければ処理を終了し、ロック状態であれば、コントローラ30はイジェクトステータス301を確認する(ステップS32)。イジェクトステータス301が排出許可であれば、コントローラ30はソレノイド31のR端子313にトリガー信号を入力し(ステップS33)、排出禁止であれば、R端子313にトリガー信号を入力することなく終了する。
図8のフローに基づけば、図7において、プロセス実行中のステップS14からステップS21までの処理中において、SIM20がSIMリーダライタ10から排出されることはなくなる。
本発明を適用したSIMリーダライタの斜視図。 SIMの説明図。 SIMリーダライタの内部構造の模式図。 SIMリーダライタのブロック図。 SIMがロックされる状態を説明する図。 SIMのロックおよび解除の動作を説明する図。。 ドアロックコントロールプロセスのフロー図。 SIMの排出動作のフロー図。 特許文献1に記載のSIMリーダライタの斜視図。。
符号の説明
10 SIMリーダライタ
11 指紋センサ
13 イジェクトボタン
20 SIM
21 ロック穴
30 コントローラ
301 イジェクトステータス
31 ソレノイド
311 ロックピン
312 ロック端子(L端子)
313 リリース端子(R端子)
32 装着センサ

Claims (3)

  1. カード型情報媒体を装着し使用する情報端末であって、前記情報端末は、前記カード型情報媒体とデータ通信する通信手段として、少なくとも接触通信手段と非接触通信手段と、前記カード型情報媒体をロックするロック手段と、前記ロック手段を制御するロック制御手段とを備え、前記ロック制御手段は、前記カード型情報媒体との前記通信手段を、前記接触通信手段から前記非接触通信手段に、もしくは、前記非接触通信手段から前記接触通信手段に切替える処理を含むプロセスを実行している間に操作され、前記カード型情報媒体の排出動作の実行可否を示す排出許可情報を有し、前記排出許可情報に基づいて前記ロック手段のロック解除動作を制御することを特徴とする情報端末。
  2. 請求項1に記載の情報端末であって、前記情報端末は、前記カード型情報媒体が所定の位置まで挿入されたことを検出するセンサを備え、前記ロック制御手段は、前記センサが出力する出力信号に基づいて前記ロック手段のロック動作を制御することを特徴とする情報端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報端末であって、前記ロック手段は、ソレノイドと前記ソレノイドの動作に連動して直線運動するピンとを備え、前記情報端末で使用される前記カード型情報媒体には前記カード型情報媒体を貫通するロック穴が設けられ、前記ロック手段は、前記ソレノイドが動作し前記ピンが前記ロック穴を貫通することで、前記カード型情報媒体が前記情報端末に排出されないようにする手段であることを特徴とする情報端末。

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