JP2006189573A - 投影型表示器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱と消費電力が小さく、小型で低騒音の投影型表示器を提供する。
【解決手段】投影型表示器は、3原色のレーザ光を放射する半導体レーザ1−R,1−G,1−Bと、3原色のレーザ光を合成するダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bと、傾斜角が可変なミラーを備え、このミラーによりダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bからのレーザ光を反射させてスクリーン6に投影するMEMSミラー装置4と、MEMSミラー装置4のミラーを水平方向及び垂直方向に所定の周波数で繰り返し回動させると共に、ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、半導体レーザ1−R,1−G,1−Bから強度変調された3原色のレーザ光を放射させる制御回路5とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像をスクリーン等に投影して表示する投影型表示器に関するものである。
従来より、液晶を用いた投影型表示器(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)やDMD(Digital Micromirror Device)を用いた投影型表示器(例えば、非特許文献2参照)が提案されている。これらの投影型表示器は、基本的に光源からの光を遮ることで、スクリーンに投影する画像を形成している。液晶を用いた投影型表示器の場合は、スクリーンに投影しない余分な光を液晶面で吸収し、またDMDを用いた投影型表示器の場合は、余分な光をスクリーンとは別の方向へ散乱させている。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平4−60538号公報 鈴木義一著,「情報機器用光源総論」,照明学会研究会資料,LS−95−1〜6,1995年,p.1−10 M.A.Mignardi,「Digital Micromirror Array for Projection TV 」,Solid State Technology,1994年,Vol.37,No.7,p.63−64,66,68
従来の投影型表示器では、強力な光源が必須であり、ハロゲンランプや超高圧水銀ランプなどの高輝度のランプが用いられる。これらのランプの発光効率は通常のフィラメント型より高いとはいえ、10%程度であり、ランプに供給される電力のほとんどが熱となって放出される。小さな卓上型投影機であっても光源の消費電力は100Wから200Wであり、ファンなどによる冷却は欠かせない。そのため、装置は大きくなり、また空冷ファンの騒音も耳障りである。以上のように、従来の投影型表示器では、発熱と消費電力が大きく、装置が大型化し、空冷ファンの騒音も大きいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、発熱と消費電力が小さく、小型で低騒音の投影型表示器を提供することを目的とする。
本発明の投影型表示器は、レーザ光を放射する光源と、回動可能に支持されたミラーとこのミラーから離間して配置された駆動電極とを備え、前記ミラーにより前記レーザ光を反射させて投影対象に投影するMEMSミラー装置と、前記駆動電極に電圧を供給することにより前記ミラーを所定の周波数で繰り返し回動させるミラー制御手段と、前記ミラーの回動と同期したビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調されたレーザ光を放射させる変調手段とを有するものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例において、前記MEMSミラー装置は、ミラーの回動軸が互いに直交する1軸回動の2つのMEMSミラー装置からなり、前記ミラー制御手段は、前記2つのMEMSミラー装置のうち一方のMEMSミラー装置のミラーを垂直方向に回動させると共に、他方のMEMSミラー装置のミラーを水平方向に回動させるものであり、各々のMEMSミラー装置において入射光と反射光とを含むビーム平面がミラーの回動軸と直交するように前記2つのMEMSミラー装置が配置され、前記光源からのレーザ光を一方のMEMSミラー装置で反射させ、この反射光を他方のMEMSミラー装置で反射して前記投影対象に投影するようにしたものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例は、さらに、前記光源と前記MEMSミラー装置との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させるダイクロイックミラーを有し、前記光源は、前記3原色のレーザ光を前記ダイクロイックミラーに入射させるものであり、前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させるものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例は、さらに、前記光源と前記MEMSミラー装置との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させるダイクロイックミラーと、前記ダイクロイックミラーと前記MEMSミラー装置との間に配置され、前記ダイクロイックミラーで合成された3原色のレーザ光を反射して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させると共に、このミラーからの反射光を透過させて前記投影対象に投影する偏光ビームスプリッタキューブと、前記偏光ビームスプリッタキューブと前記MEMSミラー装置との間に配置され、通過する光を偏光変調する1/4波長板とを有し、前記光源は、前記3原色のレーザ光を前記ダイクロイックミラーに入射させるものであり、前記MEMSミラー装置は、直交する2軸の周りで前記ミラーが回動する2軸回動のMEMSミラー装置であり、前記ミラー制御手段は、前記ミラーを水平方向及び垂直方向に回動させるものであり、前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させるものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例は、さらに、前記MEMSミラー装置と前記投影対象との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記投影対象に投影するダイクロイックミラーと、前記光源と前記MEMSミラー装置との間に各色のレーザ光毎に配置され、前記光源からのレーザ光を反射して対応するMEMSミラー装置のミラーに入射させると共に、このミラーからの反射光を透過させて前記ダイクロイックミラーに入射させる偏光ビームスプリッタキューブと、前記偏光ビームスプリッタキューブと前記MEMSミラー装置との間に各色のレーザ光毎に配置され、通過する光を偏光変調する1/4波長板とを有し、前記光源は、前記3原色のレーザ光をそれぞれ対応する偏光ビームスプリッタキューブに入射させるものであり、前記MEMSミラー装置は、各色のレーザ光毎に設けられた、直交する2軸の周りでミラーが回動する2軸回動のMEMSミラー装置であり、前記ミラー制御手段は、各MEMSミラー装置のミラーをそれぞれ水平方向及び垂直方向に回動させるものであり、前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させるものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例において、前記ミラーの水平方向及び垂直方向の回動のうち、少なくとも一方は前記ミラーの固有振動周波数で回動するものである。
また、本発明の投影型表示器の1構成例において、前記変調手段は、前記ミラーが固有振動周波数で回動する方向について前記ビデオ信号の輝度値を光ビームの移動速度に応じて補正する手段を備えるものである。
本発明によれば、発光効率が高く、低消費電力のレーザを光源として用いて、この光源からのレーザ光をビデオ信号に応じて強度変調させ、小型で低消費電力のMEMSミラー装置によりレーザ光を偏向させて投影対象に投影するようにしたので、発熱と消費電力が小さく、小型で低騒音の投影型表示器を実現することができる。
また、ミラーの回動軸が互いに直交する1軸回動の2つのMEMSミラー装置を用いることにより、ミラーの制御を容易にすることができる。
また、光源とMEMSミラー装置との間にダイクロイックミラーを配置し、光源から3原色のレーザ光をダイクロイックミラーに入射させることにより、カラーの画像を投影して表示することができる。
また、偏光ビームスプリッタキューブと1/4波長板とを用いることにより、2軸回動のMEMSミラー装置を用いる場合に効率良くビーム偏向を行うことができる。
また、MEMSミラー装置と偏光ビームスプリッタキューブと1/4波長板とを各色のレーザ光毎に設けることにより、波長の異なる3色のレーザ光を効率良く処理することができる。
また、ミラーの水平方向及び垂直方向の回動のうち、少なくとも一方をミラーの固有振動周波数で回動させることにより、低い電圧でMEMSミラー装置を駆動することができる。
また、ミラーが固有振動周波数で回動する方向についてビデオ信号の輝度値を光ビームの移動速度に応じて補正することにより、スクリーン等の投影対象の上での輝度を均一にすることができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。図1の投影型表示器は、それぞれR(赤),G(緑),B(青)のレーザ光を放射する半導体レーザ1−R,1−G,1−Bと、半導体レーザ1−R,1−G,1−Bからのレーザ光を集光するレンズ2−R,2−G,2−Bと、それぞれ赤色光、緑色光、青色光のみを反射し、その他の光を透過させるダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bと、傾斜角が可変なミラーを備えたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー装置4と、MEMSミラー装置4のミラーを水平方向及び垂直方向に回動させると共に、入力ビデオ信号に応じて半導体レーザ1−R,1−G,1−Bから光強度変調されたレーザ光を放射させる制御回路5とから構成される。制御回路5は、ミラー制御手段と変調手段とを構成している。
本実施の形態では、MEMSミラー装置4を光ビーム偏向器としてレーザービームをスクリーン6に投影する。MEMSミラー装置4については例えば特開2003−057575号公報に開示されている。図2は特開2003−057575号公報に開示されたMEMSミラー装置の構成を示す分解斜視図、図3は図2のMEMSミラー装置の断面図である。
図2、図3に示すように、単結晶シリコンからなる下部基板101の中央部に4つの駆動電極103−1〜103−4が設けられている。また、下部基板101の上面の両側には単結晶シリコンからなる支柱104が設けられている。
一方、上部基板201の内側には円環状のジンバル202が設けられ、さらにジンバル202の内側にミラー203が設けられている。ミラー203の表面には、例えば3層のTi/Pt/Au層が形成されている。上部基板201とジンバル202とは、180゜隔てた2か所においてトーションバネ204により連結され、同様にジンバル202とミラー203とは、180゜隔てた2か所においてトーションバネ205により連結されている。一対のトーションバネ204を通るx軸と、一対のトーションバネ205を通るy軸は直交する。結果として、ミラー203は、x軸とy軸の2軸を回動軸として回動することができる。上部基板201、ジンバル202、ミラー203、トーションバネ204,205は単結晶シリコンで一体形成されている。
図2、図3に示したような下部基板101の構造と上部基板201の構造とが別々に作製され、はんだにより支柱104に上部基板201が取り付けられ、下部基板101に上部基板201がボンディングされている。以上のようなMEMSミラー装置4においては、ミラー203を接地し、駆動電極103−1〜103−4に正の電圧を与えて、しかも駆動電極103−1〜103−4間で非対称な電位差を生じさせることにより、ミラー203を静電力で吸引し、ミラー203を任意の方向へ回動させることができる。
従来の偏向器で光ビームを偏向させた場合、一筆書の線画しか描けなかったが、それは偏向器の偏向速度が遅かったためである。従来用いられる光ビーム偏向器としてはガルバノミラーがある。このガルバノミラーは、電磁力でミラーの傾斜角を変化させるデバイスであるが、ミラー寸法が大きく、電磁駆動機構をミラーに付加しているために慣性も大きく、高速な応答は実現できなかった。これに対し、MEMSミラー装置4は、ミラー203の寸法をmm以下にすることができ、かつ静電力によりミラー203を駆動するため、ミラー駆動のための余分な質量付加のない偏向器を構成することができる。
MEMSミラー装置4では、ミラー203の固有振動周波数を10kHz程度にすることは容易であり、この固有振動周波数でミラー203を水平方向に回動させた状態で光ビームをミラー203で偏向させると、1秒間に2万本のラインをスクリーン6に投影することができる。さらに、この振動の向きに直交する垂直方向に15Hzの周波数でミラー203を回動させると、1秒間に30回、約600本の投影ラインで構成される2次元画像を投影できる。この2次元画像は地上波テレビとほぼ同じ表示分解能であり、投影型表示機として充分実用に耐える表示分解能である。もちろん固有振動周波数を上げてさらに表示ライン数を増やすことは可能であり、また投影のための構成を複数同時に使用して表示分解能を上げることも可能である。ミラー203を固有振動周波数で回動させるため、低い電圧で駆動することができる。
制御回路5は、MEMSミラー装置4の駆動とスクリーン6に投影するレーザ光の強度変調とを行う。図4は制御回路5の構成を示すブロック図である。制御回路5は、同期信号分離部50と、同期信号生成部51と、ミラードライバ52と、A/D変換器53と、圧縮・スケーリング部54と、ビデオメモリ55と、垂直走査方向変換部56と、水平走査方向変換部57と、輝度規格化部58と、色分離部59と、D/A変換器60−R,60−G,60−Bと、LDドライバ61−R,61−G,61−Bとを有する。
同期信号分離部50は、入力ビデオ信号VINから垂直同期信号V1と水平同期信号H1とを分離する。同期信号生成部51は、投影型表示器のフレーム同期周波数及び水平同期周波数に応じたフレーム同期信号V2と水平同期信号H2とを生成する。
ミラードライバ52は、フレーム同期信号V2と水平同期信号H2に基づく駆動電圧をMEMSミラー装置4の駆動電極103−1〜103−4に印加する。これにより、MEMSミラー装置4のミラー203は、水平同期信号H2の周波数で水平方向の回動(例えば図2のy軸周りの回動)を繰り返すと共に、フレーム同期信号V2の周波数で垂直方向の回動(図2のx軸周りの回動)を繰り返す。水平方向の回動については、図3のAの状態からBの状態を経由して再びAの状態に戻ると1サイクルとなり、このサイクルを水平同期信号H2の周波数で繰り返すことになる。垂直方向についても同様の回動がフレーム同期信号V2の周波数で繰り返される。
一方、A/D変換器53は、アナログの入力ビデオ信号VINを垂直同期信号V1及び水平同期信号H1に同期してデジタルのビデオデータに変換する。ここで、本実施の形態の投影型表示器のフレーム同期周波数及び水平同期周波数は、入力ビデオ信号VINの垂直同期周波数及び水平同期周波数とは異なる。そこで、圧縮・スケーリング部54は、投影型表示器のフレーム同期周波数及び水平同期周波数に合わせる変換処理を、A/D変換器53から出力されたビデオデータに対して施す。ビデオメモリ55は、変換されたビデオデータをフレーム単位で記憶する。
ところで、従来のTV受像機などでは、電子ビームの左から右への走査を1回の水平走査と数え、右から左への移動を帰線期間としている。同様に、電子ビームの上から下への走査を1回の垂直走査と数え、下から上への移動を帰線期間としている。これに対して、本実施の形態の投影型表示器では、レーザ光の左から右への走査(以下、右向き走査と呼ぶ)を1回の水平走査と数え、さらに右から左への走査(以下、左向き走査と呼ぶ)も1回の水平走査と数える。同様に、レーザ光の上から下への走査(以下、下向き走査と呼ぶ)を1回の垂直走査と数え、下から上への走査(以下、上向き走査と呼ぶ)も1回の垂直走査と数える。
したがって、ビデオメモリ55に記憶されるビデオデータの並び順が右向き走査及び下向き走査に対応しているとすれば、左向き走査の場合にはビデオデータの水平方向の並びを、右向き走査の場合と逆順に並べ替える必要があり、同様に、上向き走査の場合にはビデオデータの垂直方向の並びを、下向き走査の場合と逆順に並べ替える必要がある。
垂直走査方向変換部56は、フレーム同期信号V2及び水平同期信号H2に同期してビデオメモリ55から出力されるフレーム単位のビデオデータのうち、上向き走査に対応する各ビデオデータの垂直方向の並びを逆順に並べ替える変換処理を行う。
一方、水平走査方向変換部57は、垂直走査方向変換部56によって変換処理が施されたフレーム単位のビデオデータのうち、左向き走査に対応する各ビデオデータの水平方向の並びを逆順に並べ替える変換処理を行う。
次に、ミラー203の水平方向の回動は水平同期信号H2の周波数(ミラー203の固有振動周波数)による単振動であるため、スクリーン6の中央付近では走査速度が速く、スクリーン6の端付近では走査速度が遅くなる。したがって、ビデオデータの輝度値が均一であったとしても、スクリーン6上では中央部が暗くなり、周辺部が明るくなる。そこで、輝度規格化部58は、ビデオデータの水平方向についてはスクリーン6上における光ビームの水平方向の移動速度に比例し、かつ垂直方向については同一である係数を、水平走査方向変換部57から出力されたビデオデータにかけることにより、ビデオデータの輝度値を水平方向について補正する。これにより、光ビームのスクリーン6上での移動速度に応じてビーム強度が補正されることになるので、ビデオデータの輝度が均一であれば、スクリーン6上での輝度も均一となる。
なお、垂直方向の走査については、フレーム同期周波数が低いために、走査速度が一定の強制振動で行うことが可能なので、垂直方向についての輝度の補正は不要である。ミラー203の垂直方向の回動も単振動になる場合には、水平方向と同じように輝度の補正が必要である。この場合は、ビデオデータにかける係数を、ビデオデータの水平方向についてはスクリーン6上における光ビームの水平方向の移動速度に比例し、かつ垂直方向についてはスクリーン6上における光ビームの垂直方向の移動速度に比例する係数とすればよい。
色分離部59は、輝度規格化部58によって補正されたビデオデータを赤、緑、青の3原色データに変換する。D/A変換器60−R,60−G,60−Bは、色分離部59から出力された赤色ビデオデータ、緑色ビデオデータ、青色ビデオデータをそれぞれアナログ信号に変換する。
LDドライバ61−Rは、D/A変換器60−Rから出力された赤色ビデオ信号に応じて光強度変調された赤色レーザ光を半導体レーザ1−Rから放射させ、LDドライバ61−Gは、D/A変換器60−Gから出力された緑色ビデオ信号に応じて光強度変調された緑色レーザ光を半導体レーザ1−Gから放射させ、LDドライバ61−Bは、D/A変換器60−Bから出力された青色ビデオ信号に応じて光強度変調された青色レーザ光を半導体レーザ1−Bから放射させる。
半導体レーザ1−R,1−G,1−Bから出射した赤、緑、青の各レーザ光は、それぞれレンズ2−R,2−G,2−Bによって集光され、ダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bに入射する。ダイクロイックミラー3−Rは、レンズ2−Rからの赤色レーザ光を反射する。ダイクロイックミラー3−Gは、レンズ2−Gからの緑色レーザ光を反射すると共に、ダイクロイックミラー3−Rからの赤色レーザ光を透過させる。ダイクロイックミラー3−Bは、レンズ2−Bからの青色レーザ光を反射すると共に、ダイクロイックミラー3−Gからの赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させる。こうして、赤、緑、青のレーザ光がダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bによって合成される。
MEMSミラー装置4のミラー203は、ダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bからの3原色レーザ光を反射してスクリーン6に投影する。前述のように、ミラー203は水平方向及び垂直方向に回動するので、スクリーン6上をレーザ光で走査することになり、入力ビデオ信号VINに対応した2次元の画像がスクリーン6上に投影表示される。
以上のように、本実施の形態によれば、発光効率が高く、低消費電力の半導体レーザ1−R,1−G,1−Bを光源として用いて、この光源からのレーザ光をビデオ信号に応じて強度変調させ、小型で低消費電力のMEMSミラー装置4によりレーザ光を偏向させてスクリーン6に投影するようにしたので、発熱と消費電力が小さい投影型表示器を実現することができる。半導体レーザの発光効率は60%を超えており、その出力も0.1W程度の高出力な製品が可視光の3原色で開発されている。また、本実施の形態によれば、投影型表示器の各構成要素を小さくすることができ、さらに空冷ファンも不要なことから、小型で低騒音の投影型表示器を実現することができる。従来の液晶プロジェクタに必要な投影レンズや焦点合わせ機構も不要なので、冷却機構が必要ないことと相まって極めてコンパクトな投影型表示器を構成できる。
なお、人間の目の角度分解能は視細胞と眼球の大きさから0.02度程度であることがわかる。この数値は、1m先で0.35mm、3m先では1mmの分解能しかないことを意味する。レーザビームの直径は400μm程度に絞ることができるので、レーザビームを走査することで、充分分解能の高い画像を投影することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、2軸回動のMEMSミラー装置を偏向器として使用したが、1軸回動のMEMSミラー装置を使用してもよい。図5は本発明の第2の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。
垂直走査用のMEMSミラー装置4aのミラーはx軸周りに回動し、水平走査用のMEMSミラー装置4bのミラーはx軸と直交するy軸周りに回動する。MEMSミラー装置4a,4bの構成は図2、図3に示したMEMSミラー装置4とほぼ同様であるが、4分割の駆動電極103−1〜103−4の代わりに2分割の駆動電極が設けられる。例えば、MEMSミラー装置4aの場合には、x軸を挟んで対向するように2つの電極が下部基板上に形成される。また、MEMSミラー装置4bの場合には、y軸を挟んで対向するように2つの電極が下部基板上に形成される。また、1軸回動の場合には、図2、図3のようなジンバル202を設ける必要はなく、トーションバネを介してミラーを上部基板に連結すればよい。
半導体レーザ1−R,1−G,1−B、レンズ2−R,2−G,2−B、及びダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bの動作は第1の実施の形態と同じである。
制御回路5aの構成も第1の実施の形態の制御回路5とほぼ同様であるが、制御回路5a内のミラードライバがMEMSミラー装置4a,4bを個別に制御することが第1の実施の形態と異なる点である。
すなわち、制御回路5aのミラードライバは、フレーム同期信号V2に基づく駆動電圧をMEMSミラー装置4aの駆動電極に印加し、これによりMEMSミラー装置4aのミラーにフレーム同期信号V2の周波数で垂直方向の回動を繰り返させる。また、ミラードライバは、水平同期信号H2に基づく駆動電圧をMEMSミラー装置4bの駆動電極に印加し、これによりMEMSミラー装置4bのミラーに水平同期信号H2の周波数で水平方向の回動を繰り返させる。
こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。本実施の形態によれば、水平方向の高速なビーム偏向を行うMEMSミラー装置4bと垂直方向の低速なビーム偏向を行うMEMSミラー装置4aとを分離することで、ミラーの制御を容易にすることができる。
なお、光ビームの偏向効率を最大にするため、各々のMEMSミラー装置において入射光と反射光とを含むビーム平面がミラーの回動軸と直交するように2つのMEMSミラー装置を配置することが好ましい。すなわち、MEMSミラー装置4aは、入射光と反射光とを含むビーム平面がx軸と直交するように配置され、MEMSミラー装置4bは、ビーム平面がy軸と直交するように配置されることが好ましい。
ただし、後段のMEMSミラー装置4bの場合、MEMSミラー装置4aによってビームが偏向されることから、厳密には全ての場合においてビーム平面をy軸と直交させることは難しい。そこで、MEMSミラー装置4aのミラーが傾斜角0の状態のときに、MEMSミラー装置4bのミラーに入射する入射光とその反射光とを含むビーム平面がy軸と直交するようにMEMSミラー装置4bを配置すればよい。
[第3の実施の形態]
第1〜第2の実施の形態においては、レーザ光をMEMSミラー装置のミラー面に対して斜めに入射させる必要があるが、入射するビームに対してミラーの軸が直交するようにMEMSミラー装置を配置すれば、ミラーがθだけ回動したときにビームは2θ偏向され、この構成が最も効率が良い。これに対して、ビームとミラーの軸が直交しない場合、ミラーとビームの成す角をφ(φ<90°)とすると、ミラーがθだけ回動したときにビームの偏向角は2θsinφとなり、偏向効率が悪くなる。第2の実施の形態のように1軸回動のMEMSミラー装置を2つ用いる場合は、どちらのミラーについても最も偏向効率の良い配置を取ることが可能だが、第1の実施の形態の2軸回動のMEMSミラー装置の場合は必ず1軸について偏向効率が悪くなる。
そこで、本実施の形態では、偏光ビームスプリッタキューブと1/4波長板を用いることで、MEMSミラー装置のx軸及びy軸に直交する方向からビームをミラーに入射させる。図6は本発明の第3の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。MEMSミラー装置4及び制御回路5の構成は第1の実施の形態と同じである。
半導体レーザ1−R,1−G,1−Bは、その構造上、出力光が直線偏波している。本実施の形態では、半導体レーザ1−R,1−G,1−Bから放射される赤、緑、青の3色のレーザ光の偏波面を一致させる。ダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bによって合成された3原色レーザ光は、偏光ビームスプリッタキューブ7で反射され、1/4波長板8に入射する。3原色レーザ光は、1/4波長板8によって円偏波に変換され、x軸及びy軸に直交する方向からMEMSミラー装置4のミラー203に入射する。ミラー203で反射した光は位相が反転するため、円偏波の回転方向がミラー203への入射光と逆転する。
そして、このミラー203の反射光は、1/4波長板8によって直線偏波に変換され、偏光ビームスプリッタキューブ7に入射したときの光と直交する偏波になり、偏光ビームスプリッタキューブ7を直進して、スクリーン6に到達する。
こうして、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに第1の実施の形態に比べて効率良くビーム偏向を行うことができる。
[第4の実施の形態]
偏光ビームスプリッタキューブ及び1/4波長板は、一般に波長依存性を持っている。このため、第3の実施の形態のように、波長の異なる3色のレーザ光に対して同一の偏光ビームスプリッタキューブ7と1/4波長板8を用いて効率良く処理することは難しい場合がある。
そこで、本実施の形態では、各レーザ光毎に偏光ビームスプリッタキューブと1/4波長板を設ける。図7は本発明の第4の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図であり、図1、図6と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態では、赤、緑、青のレーザ光毎にMEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bと偏光ビームスプリッタキューブ7−R,7−G,7−Bと1/4波長板8−R,8−G,8−Bとを設ける。そして、ダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bを偏光ビームスプリッタキューブ7−R,7−G,7−Bとスクリーン6との間に設ける。
半導体レーザ1−Rから出射した赤色レーザ光は、偏光ビームスプリッタキューブ7−Rで反射され、1/4波長板8−Rを通過し、MEMSミラー装置4−Rのミラーで反射されて再び1/4波長板8−Rを通過してダイクロイックミラー3−Rに入射する。一方、半導体レーザ1−Gから出射した緑色レーザ光は、偏光ビームスプリッタキューブ7−Gで反射され、1/4波長板8−Gを通過し、MEMSミラー装置4−Gのミラーで反射されて再び1/4波長板8−Gを通過してダイクロイックミラー3−Gに入射する。同様に、半導体レーザ1−Bから出射した青色レーザ光は、偏光ビームスプリッタキューブ7−Bで反射され、1/4波長板8−Bを通過し、MEMSミラー装置4−Bのミラーで反射されて再び1/4波長板8−Bを通過してダイクロイックミラー3−Bに入射する。
そして、赤、緑、青のレーザ光がダイクロイックミラー3−R,3−G,3−Bによって合成され、スクリーン6に投影される。
MEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bの構成は第1の実施の形態のMEMSミラー装置4と同じであり、制御回路5bの構成も制御回路5と同じであるが、本実施の形態の制御回路5bのミラードライバは、それぞれMEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bに対して同一の駆動電圧を供給する。これにより、各MEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bのミラーは、互いに同期して回動する。
こうして、本実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに第3の実施の形態に比べて波長の異なる3色のレーザ光を効率良く処理することができる。
なお、図7では記載を容易にするために光路長について考慮していないが、最終段のダイクロイックミラー(図7の例では3−B)と各MEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bのミラーとの間の光路長を等しくすると、各MEMSミラー装置4−R,4−G,4−Bのミラーの傾斜角が同じであれば、見かけ上同じ位置から3色のビームが同じ偏向角で出力されることになり、スクリーン6上での色ずれを避けることができる。
[第5の実施の形態]
本発明の投影型表示器が小型であることを活用して、スクリーンヘ投影表示するのではなく、直接網膜上へ描画することも可能である。図8は本発明の第5の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態では、第1の実施の形態に対してレンズ9,10とハーフミラー11とを追加し、さらに図8の投影型表示器を人の頭部に装着するヘルメットやゴーグル等に設ける。ハーフミラー11はヘルメットやゴーグルを頭部に装着した状態では眼球の前面に配置される。
第1の実施の形態と同様にMEMSミラー装置4のミラーによって偏向された3原色レーザ光は、レンズ9,10を通過してハーフミラー(あるいはダイクロイックミラー)11のように特定の波長を反射するフィルターによって反射され、網膜上に投影される。これにより、ヘルメットやゴーグルを装着した人は、ハーフミラー11を透過して網膜上に投影される周囲の景色とハーフミラー11によって反射された画像とが重なった像を見ることになる。
なお、第1〜第5の実施の形態では、半導体レーザを用いた小型の投影型表示器の場合について説明しているが、本発明の用途はこれにかぎるものではなく、固体レーザや色素レーザなど高出力な大型のレーザ光源を用いれば、より大型のスクリーンへの投影表示が可能であることは言うまでもない。
本発明は、画像をスクリーン等に投影して表示する投影型表示器に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。 図1の投影型表示器のMEMSミラー装置の構成を示す分解斜視図である。 図2のMEMSミラー装置の断面図である。 図1の投影型表示器の制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態となる投影型表示器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1−R、1−G、1−B…半導体レーザ、2−R、2−G、2−B、9、10…レンズ、3−R、3−G、3−B…ダイクロイックミラー、4、4a、4b、4−R、4−G、4−B…MEMSミラー装置、5、5a、5b…制御回路、6…スクリーン、7、7−R、7−G、7−B…偏光ビームスプリッタキューブ、8、8−R、8−G、8−B…1/4波長板、11…ハーフミラー、50…同期信号分離部、51…同期信号生成部、52…ミラードライバ、53…A/D変換器、54…圧縮・スケーリング部、55…ビデオメモリ、56…垂直走査方向変換部、57…水平走査方向変換部、58…輝度規格化部、59…色分離部、60−R、60−G、60−B…D/A変換器、61−R、61−G、61−B…LDドライバ。

Claims (7)

  1. レーザ光を放射する光源と、
    回動可能に支持されたミラーとこのミラーから離間して配置された駆動電極とを備え、前記ミラーにより前記レーザ光を反射させて投影対象に投影するMEMSミラー装置と、
    前記駆動電極に電圧を供給することにより前記ミラーを所定の周波数で繰り返し回動させるミラー制御手段と、
    前記ミラーの回動と同期したビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調されたレーザ光を放射させる変調手段とを有することを特徴とする投影型表示器。
  2. 請求項1記載の投影型表示器において、
    前記MEMSミラー装置は、ミラーの回動軸が互いに直交する1軸回動の2つのMEMSミラー装置からなり、
    前記ミラー制御手段は、前記2つのMEMSミラー装置のうち一方のMEMSミラー装置のミラーを垂直方向に回動させると共に、他方のMEMSミラー装置のミラーを水平方向に回動させるものであり、
    各々のMEMSミラー装置において入射光と反射光とを含むビーム平面がミラーの回動軸と直交するように前記2つのMEMSミラー装置が配置され、前記光源からのレーザ光を一方のMEMSミラー装置で反射させ、この反射光を他方のMEMSミラー装置で反射して前記投影対象に投影することを特徴とする投影型表示器。
  3. 請求項1又は2記載の投影型表示器において、
    さらに、前記光源と前記MEMSミラー装置との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させるダイクロイックミラーを有し、
    前記光源は、前記3原色のレーザ光を前記ダイクロイックミラーに入射させるものであり、
    前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させることを特徴とする投影型表示器。
  4. 請求項1記載の投影型表示器において、
    さらに、前記光源と前記MEMSミラー装置との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させるダイクロイックミラーと、
    前記ダイクロイックミラーと前記MEMSミラー装置との間に配置され、前記ダイクロイックミラーで合成された3原色のレーザ光を反射して前記MEMSミラー装置のミラーに入射させると共に、このミラーからの反射光を透過させて前記投影対象に投影する偏光ビームスプリッタキューブと、
    前記偏光ビームスプリッタキューブと前記MEMSミラー装置との間に配置され、通過する光を偏光変調する1/4波長板とを有し、
    前記光源は、前記3原色のレーザ光を前記ダイクロイックミラーに入射させるものであり、
    前記MEMSミラー装置は、直交する2軸の周りで前記ミラーが回動する2軸回動のMEMSミラー装置であり、
    前記ミラー制御手段は、前記ミラーを水平方向及び垂直方向に回動させるものであり、
    前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させることを特徴とする投影型表示器。
  5. 請求項1記載の投影型表示器において、
    さらに、前記MEMSミラー装置と前記投影対象との間に配置され、3原色のレーザ光を合成して前記投影対象に投影するダイクロイックミラーと、
    前記光源と前記MEMSミラー装置との間に各色のレーザ光毎に配置され、前記光源からのレーザ光を反射して対応するMEMSミラー装置のミラーに入射させると共に、このミラーからの反射光を透過させて前記ダイクロイックミラーに入射させる偏光ビームスプリッタキューブと、
    前記偏光ビームスプリッタキューブと前記MEMSミラー装置との間に各色のレーザ光毎に配置され、通過する光を偏光変調する1/4波長板とを有し、
    前記光源は、前記3原色のレーザ光をそれぞれ対応する偏光ビームスプリッタキューブに入射させるものであり、
    前記MEMSミラー装置は、各色のレーザ光毎に設けられた、直交する2軸の周りでミラーが回動する2軸回動のMEMSミラー装置であり、
    前記ミラー制御手段は、各MEMSミラー装置のミラーをそれぞれ水平方向及び垂直方向に回動させるものであり、
    前記変調手段は、前記ミラーの回動と同期した3原色のビデオ信号に応じて、前記光源から強度変調された3原色のレーザ光を放射させることを特徴とする投影型表示器。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の投影型表示器において、
    前記ミラーの水平方向及び垂直方向の回動のうち、少なくとも一方は前記ミラーの固有振動周波数で回動するものであることを特徴とする投影型表示器。
  7. 請求項6記載の投影型表示器において、
    前記変調手段は、前記ミラーが固有振動周波数で回動する方向について前記ビデオ信号の輝度値を光ビームの移動速度に応じて補正する手段を備えることを特徴とする投影型表示器。
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