JP2006189343A - 液面検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料タンクに形成する開口部の大きさの拡大を抑制しつつ、開口部に対する位置自由度の大きい液面検出装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング7をガイドパイプ4の中心軸である軸線Aを回転軸として回転可能に保持し、ストッパ73およびストッパ受け83によりハウジング7をその使用状態位置で停止させ、リターンスプリング9の付勢力によりハウジング7を使用状態位置に保持する構成とした。これにより、燃料液面検出装置1を燃料タンク2の開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入する際に、ハウジング7を回転させてガイドパイプ5をベース8とほぼ平行として開口部22から挿入すれば、燃料液面検出装置1をして開口部22を容易に通過させることができる。燃料タンク2の開口部22を拡大せずに、燃料タンク2内へ容易に挿入固定することが可能な燃料液面検出装置1を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タンク内の液体の液面位置を検出するための液面検出装置に関するものであり、たとえば自動車に装備される燃料タンク内の燃料液面を検出する用途に用いて好適である。
従来、タンク内の液体の液面レベルを検出する液面検出装置としては、たとえば、自動車の燃料タンク内の底面に設置された超音波発振素子から超音波を液面に向けて発射し、液面からの反射板を超音波発振素子により受信して液面レベルを算出するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、液面検出装置を、燃料タンク内に設置されて燃料を燃料タンク外へ送出するための燃料ポンプに、一体的に構成したものがある(特許文献2参照)。
これは、一端に超音波式発振素子が取り付けられたアームの他端を燃料ポンプ底部に回動可能に保持することにより、アームおよび超音波発振素子を燃料ポンプ内に格納可能な構造としている。
この構成においては、液面検出装置を燃料タンク内に取り付ける場合、先ず、アームおよび超音波発振素子を燃料ポンプ内に格納した状態で燃料タンクに設けられた開口部から挿入する。次に、燃料ポンプを燃料タンク内の所定位置、つまり底面に当接させるとアームが回転し展張されて液面検出装置も所定位置に設置される。
特開平11−163471号公報 US2004/0020289A1号公報
ところで、液面検出装置の燃料タンク内への挿入は、燃料ポンプ挿入用の開口部を介して行われる。これは、燃料タンクに設ける開口部の数をできるだけ少なくしたいためである。
近年、自動車のデザインの多様化にともなって、燃料タンク形状も従来の単純な略直方体形状から複雑な三次元形状となってきている。このため、燃料タンク内における液面検出装置と燃料ポンプとの位置関係、たとえば両者の距離等も様々となっている。
しかしながら、上述した特許文献2に記載の燃料圧送・液面検出装置では、液面検出装置を燃料ポンプ内に格納可能としているため、両者の位置関係が制約を受けることになる。すなわち、液面検出装置、燃料ポンプ間距離がある値以上の場合は適用不可能となる。
また、燃料ポンプ内に液面検出装置を格納可能としているため、燃料ポンプの外形形状が大きくなり、燃料タンクに設けられる燃料ポンプ挿入用の開口部を大きくする必要がある。
また、液面検出装置を既存の燃料ポンプ挿入用の開口部から離れた位置に設置する場合は、液面検出装置のベース部が大きくなるので、既存の燃料ポンプ挿入用開口部を通過することが困難となる。
本発明は、上記のような点に鑑みなされたものであり、その目的は、燃料タンクに形成する開口部の大きさの拡大を抑制しつつ、開口部に対する位置自由度の大きい液面検出装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の液面検出装置では、液体を貯蔵するタンク内の底部に配置される超音波発振素子と、超音波発振素子が発射した超音波をタンク内の液体の液面に向けて反射する反射部材と、超音波発振素子および反射部材間の超音波伝播経路を形成する筒状の第1経路部材と、反射部材から液面間の超音波伝播経路を形成する筒状の第2経路部材と、第1経路部材、反射部材および第2経路部材を保持固定するハウジングと、ハウジングを保持固定するベース部材とを備え、ベース部材は底部に固定され、超音波発振素子から超音波を発射するとともにその液面からの反射波を反射部材を介して超音波発振素子により受信して液面位置を検出する液面検出装置であって、ハウジングは第1経路部材の中心軸と平行な方向を軸として回転可能にベース部材に保持され、軸の周りに回転するハウジングをその使用状態位置で停止させるように設けられた規制手段と、使用状態位置方向に回転するトルクをハウジングに生じさせるような付勢手段とを備えることを特徴としている。
第2経路部材とベース部材とがタンク内の底部に固定された状態において、第2経路部材とベース部材とは略L字状を成している。このため、第2経路部材とベース部材との位置関係が固定されているような液面検出装置は、タンクの開口部を通過させることが困難となる。
本発明の第1実施形態による液面検出装置のような構成とすれば、液面検出装置をタンク内に挿入する際に、第2経路部材を保持固定しているハウジングを回転させて第2経路部材とベース部材とが略I字状とすることができる。したがって、タンクの開口部形状を拡大することなく、液面検出装置をタンク内へ挿入することが可能となる。
また、液面検出装置がタンク内へ挿入された後には、ハウジングは、付勢手段および規制手段により使用状態位置に保持されるので、液面検出装置としての液面検出機能を確実に果たすことができる。
以上により、燃料タンクに形成する開口部を拡大することなしに、タンク内においてタンクの開口部に対する設置位置自由度の大きい液面検出装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の液面検出装置では、付勢手段はコイルばねであり、コイルばねは第1経路部材の中心軸と略同軸上に配置され且つ回転軸は中心軸と一致することを特徴としている。
このような構成により、ハウジングおよび付勢手段が占めるスペースを節約できるので、ハウジング周りの構造を小型化することができる。
本発明の請求項3に記載の液面検出装置では、ベース部材には機器が固定されていることを特徴としている。
この場合、液面検出装置とタンク内に設置される他の機器とを一体化することで、両者のタンクへの取付け数を低減することができる。
この場合、請求項4に記載の液面検出装置のように、機器はタンク内の液体をタンク外部へ送出するためのポンプであるような構成とすれば、両者のタンクへの取付け工数低減効果を確実に得ることができる。
以下、本発明の第1実施形態による液面検出装置を、自動車の燃料タンク内に設置されて燃料タンク内の燃料液面位置を検出する燃料液面検出装置1に適用した場合を例に図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1が設置されているタンクとしての燃料タンク2の部分断面図である。図1において、図の上下方向が自動車の上下方向である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、図1中のIV−IV線断面図である。
図5は、図1中のV−V線断面図である。
図6は、図V中のVI矢視図である。
図7は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における電気回路構成を説明する模式図である。
燃料液面検出装置1は、図2に示すように、超音波発振素子である超音波センサ3、第1経路部材であるガイドパイプ4、反射部材である反射板6、および第2経路部材であるガイドパイプ5から構成されている。そして、超音波センサ3、ガイドパイプ4、反射板6、およびガイドパイプ5は、ハウジング7に一体的に収容保持されている。さらに、このハウジング7がベース部材であるベース8に保持されている。燃料液面検出装置1は、ベース8を介して、図2に示すように、燃料タンク2の底面21に取り付けられている。
なお、ベース8には、図1に示すように、機器としてのフューエルポンプ18が取り付けられている。フューエルポンプ18は、燃料タンク2内に配置されて、燃料タンク2内の燃料13を外部へ(たとえば、エンジンへ)送出するものである。
すなわち、燃料液面検出装置1とフューエルポンプ18とを一体化することにより、燃料タンク2内への両機器の取付け作業工数低減を目指している。
以下に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の構成について説明する。
超音波発振素子である超音波センサ3は、ピエゾ効果(電圧が印加されると体積が変化する一方、外部から力を受けると電圧を発生する特性)を有する物質、たとえばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等により円盤状に形成されている。超音波センサ3の表面31および裏面32には、図示しない電極が形成されている。両電極には、ターミナル11aの一端がはんだ付けされており、超音波センサ3は、これらのターミナル11aを介して外部の電気回路に接続されている。超音波センサ3は、両電極間に電圧を印加されると、上述したピエゾ効果により板厚方向(図2において左右方向)に振動して超音波を発射する。一方、超音波が入射して超音波センサ3が振動すると、超音波センサ3の両電極間に電圧が発生する。超音波センサ3は、ブラケット10内に収納保持されている。
ブラケット10は、樹脂、あるいは金属から略有底円筒状に形成されている。超音波センサ3は、ブラケット10内において、底部10bに当接している。ブラケット10の開口端側(図2の右側)には、図2に示すように、カバー11が固定されている。また、ブラケット10内において、超音波センサ3の裏面32とカバー11との間には緩衝部材12が配置されている。
カバー11は、たとえば樹脂材料から形成され、図2に示すように、その係止爪11cをブラケット10の係止孔10aに係止させてブラケット10に固定されている。カバー11の外表面には、ターミナル11aの他端が突出されてコネクタ部11bが形成されている。外部の電気回路から延出されている図示しないリード線の先端に装着された図示しないコネクタがこのコネクタ部11bに結合されることで、超音波センサ3が、外部の電気回路に接続される。
緩衝部材12は、柔軟な樹脂材料あるいはゴム材料等から形成されている。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、緩衝部材12は、ニトリルゴムから形成されている。緩衝部材12単体でのその軸方向(図2の左右方向)における自然長は、カバー11装着状態における超音波センサ3とカバー11間の長さ寸法よりも大きく設定されている。このため、ブラケット10内に超音波センサ3および緩衝部材12が重ねて挿入され、続いてブラケット10にカバー11が取り付けられると、緩衝部材12は、圧縮され弾性変形する。この弾性力により、超音波センサ3はブラケット10の底面10aに押し付けられるので、超音波センサ3はブラケット10内の所定位置に固定される。また、緩衝部材12は、超音波センサ3から背後(図2における右方)へ漏れる超音波パルスを吸収する役目も果たしている。これにより、超音波センサ3から発射される超音波パルスは、第1経路部材であるガイドパイプ4内へ向けて(図2の左方に向けて)のみ進行する。
超音波センサ3および後述する反射部材である反射板6間の超音波伝播経路を形成する筒状の第1経路部材であるガイドパイプ4は、金属材料から形成されている。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、ガイドパイプ4は、ダイカスト用アルミニウム合金により形成されている。ガイドパイプ4の一端側(図2において右側)は、超音波センサ3を保持固定しているブラケット10に当接している。また、ガイドパイプ4は、その軸線Aと直交する方向における断面形状が、図3に示すように、円形に形成され、その超音波センサ3側端部(図2の右端)における直径寸法はd1、後述する反射板6側端部(図2の左端)における直径寸法はd2となっている。また、ガイドパイプ4は、その軸線Aと直交する方向における断面積が、超音波センサ3から遠ざかるに連れて、すなわち図2において右端から左方向に向かうに連れて小さくなるように形成されている。言い換えると、ガイドパイプ4は、その軸線Aと直交する方向における断面の直径が、超音波センサ3から遠ざかるに連れて小さくなるように形成されている。すなわち、図2に示すように、d1>d2という関係が成り立っている。また、ガイドパイプ4には、図2に示すように、段部41が形成されている。段部41は、リング状に形成されるとともに、図2に示すように、超音波センサ3に対向する面として形成されている。したがって、超音波センサ3から発射されガイドパイプ4内を進行する超音波の一部は段部41に入射する。この超音波は、段部41で反射して超音波センサ3に向かって進み、超音波センサ3に入射することになる。
また、ガイドパイプ4の超音波センサ3と反対側(図2において左側)には、超音波センサ3から発射された超音波を燃料タンク2内の液面13aに向けて反射する反射部材である反射板6が、図2に示すように、配置されている。反射板6は、金属材料から形成されている。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、反射板6は、鉄系金属、たとえばステンレス鋼板により形成されている。反射板6は、図2において右方向から入射した超音波センサ3から発射された超音波を、液面13aへ向けて反射する。すなわち、反射板6は、ガイドパイプ4の軸線A上を進む超音波を、液面13aへの入射角が0°となる方向、つまり液面13aに直交する方向に向けて反射するように設置されている。すなわち、反射面61は、液面13aに対して45°傾斜させて設けられている。これにより、液面13aで反射した超音波は、液面13aに向かう経路と同一の経路を辿り再び反射板6に入射する。すなわち、液面13aからの反射波のエネルギ損失を最小限度に抑制して、超音波センサ3における反射波検出信号レベルを高め、液面位置検出精度を高めることができる。
反射板6から液面13a間の超音波伝播経路を形成する筒状の第2経路部材であるガイドパイプ5は、金属材料から形成されている。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1において、ガイドパイプ5は、ステンレス鋼管から形成されている。ガイドパイプ5は、上述したように、反射板6で反射して液面13aに向かう超音波の液面13aへの入射角が0°とするために、その軸線Bを、図2に示すように、液面13aと直交させて配置されている。また、ガイドパイプ5は、その軸線Bと直交する方向における断面形状が円形に形成されるとともに、その直径が全長に亘り一様に直径寸法d3に形成されている。ガイドパイプ5の直径寸法d3は、ガイドパイプ4の反射板6側端部における直径寸法d2と略等しく形成されている。また、ガイドパイプ5の液面13a側先端位置は、図2に示すように、燃料タンク2内の燃料13貯蔵量が最大時、つまり満タン時における液面13bよりも、所定長さ上方に突き出すように設定されている。
以上説明した、超音波センサ3を保持固定しているブラケット10、ガイドパイプ4、反射板6およびガイドパイプ5は、ハウジング7に装着されている。ハウジング7は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、樹脂材料、すなわち、燃料タンク2内の燃料13に対して化学的安定性に優れる材質から形成されている。ハウジング7は、上述の各構成部品相互の位置関係を高精度に維持しつつそれらを保持固定する機能を果たしている。
ハウジング7は、後述するベース部材であるベース8に回転可能に保持されている。ベース8が燃料タンク2の底面21に固定されることにより、燃料液面検出装置1が燃料タンク2に固定される。ハウジング7は、第1経路部材であるガイドパイプ4の中心軸である軸線Aを回転軸として回転可能にベース8に保持されている。このため、ハウジング7には、図2に示すように、軸部71および軸部72が形成されている。軸部71および軸部72は、ともにガイドパイプ4の軸線Aと同心上に形成されている。また、ハウジング7には、ハウジング7を、その使用状態位置で停止させるための規制手段としてのストッパ73が設けられている。ストッパ73は、図4に示すように、ハウジング7のガイドパイプ4部分の外側に延出して設けられている。ストッパ73が、図4に示すように、後述するベース8に形成された規制手段としてのストッパ受け83に当接することにより、ハウジング7は、その使用状態位置、つまりガイドパイプ5の軸線Bが液面13aと直交するような位置で停止維持される。
上述した使用状態位置方向に回転するトルクをハウジング7に生じさせる付勢手段でありコイルばねとしてのリターンスプリング9が、図2に示すように、ハウジング7の軸部72の外周側に軸部72と同軸上に配置されている。リターンスプリング9は、たとえば、ばね鋼等の鋼線からねじりコイルばねとして形成されている。リターンスプリング9の一端であるばね端部91は、図5に示すように、ハウジング7に形成されたばね受け74に当接するとともに、リターンスプリング9の他端であるばね端部92は、図5に示すように、ベース8に形成されたばね受け84に当接保持されている。また、リターンスプリング9の自由状態において、ばね端部92は、図5中で二点鎖線で示す角度位置にある。このため、リターンスプリング9をハウジング7およびベース8に組み付ける工程においては、リターンスプリング9を図4において左回りにねじりながら装着することになる。したがって、リターンスプリング9がハウジング7およびベース8に取り付けられると、リターンスプリング9は元の位置に戻ろうとする弾性力を発生する。すなわち、図4および図5において、ハウジング7を軸線Aの周りに右回りに回転させるようなトルクを発生する。このトルクによって、ハウジング7のストッパ73が、図4に示すように、後述するベース8に形成された規制手段としてのストッパ受け83に当接して、ハウジング7は、使用状態位置に維持される。
ベース8は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、ハウジング7と同様に、燃料タンク2内の燃料13に対して化学的安定性に優れる樹脂材料により形成されている。ベース8には、ハウジング7を回転可能に保持するための軸受け部81および軸受け部82が形成されている。すなわち、図2に示すように、軸受け部81が軸部71と、軸受け部82が軸部72とそれぞれ回転可能に嵌合している。軸受け部81は、図3に示すように、円周方向において部分的に開放された開口部81aを備えている。これにより、ブラケット7をベース8に組み付ける際に、軸部71を開口部81aを介して軸受け部81に嵌合させることができる。ここで、ベース8単体時、つまり軸部71と嵌合していない状態における軸受け部81の内径寸法は、軸部71の外形寸法と同等かあるいはわずかに小さく作られている。このため、軸受け部81に軸部71が嵌合されると、軸受け部81はわずかに弾性変形し、その弾性力が、軸部71の回転にたいして摩擦力として作用する。なお、図示しないが、軸受け部82においても、軸部72を組み付けるための開口部82aが形成される、且つ軸受け部82の内径寸法と軸部72の外形寸法との関係も軸受け部81と同様にして設定されている。
ベース8には、図4に示すように、ハウジング7のストッパ73に当接してハウジング7をその使用状態位置で停止させる規制手段であるストッパ受け83が設けられている。
ベース8には、図5に示すように、リターンスプリング9のばね端部92を保持するばね受け84が設けられている。
ベース8には、機器であるポンプとしてのフューエルポンプ18が固定されている。フューエルポンプ18は電動機駆動式のポンプであり、燃料タンク2内の燃料13を、たとえばエンジンが備える燃料噴射装置へ送出するものである。すなわち、ベース8には、燃料液面検出装置1とフューエルポンプ18とが同居して固定されている。したがって、1個の部品であるベース8を燃料タンク2の底面21に固定することで、燃料液面検出装置1およびフューエルポンプ18の2個の部品を同時に固定することができるので、燃料タンク2内への各種部品取り付け作業性を向上することができる。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の電気回路構成について図7に基づき説明する。
図7の電気回路構成図に示すように、制御回路14は、イグニッションスイッチ16を介してバッテリ17に接続されている。また、制御回路14は、超音波センサ3が接続されている。また、制御回路14には、表示部15が接続されている。
制御回路14は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成され、超音波センサ3へパルス状電圧信号を印加するためのパルス発生回路14a、超音波センサ3から出力される反射波受信信号を処理し、それに基づいて液面位置を算出する演算回路14b、および演算回路14bにより算出された液面位置信号に基づき表示部15を駆動する駆動信号を出力する駆動回路14cから構成されている。制御回路14は、イグニッションスイッチ16がONされてバッテリ17から電力が供給されると、燃料液面検出装置1は作動を開始する。
表示部15は、たとえば指針計器あるいは液晶パネル等からなり、自動車の運転席正面のコンビネーションメータ(図示せず)内に設置されている。表示部15は、制御回路14の駆動回路14cに駆動されて、演算回路14bにより算出された液面13a位置、すなわち燃料タン内2の燃料13残量を運転者が視認可能に表示する。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における、燃料液面検出作動について説明する。
パルス発生回路14aによりパルス状電圧信号を印加されると、超音波センサ3がパルス状の超音波を燃料タンク2内の燃料13中に発射すると、超音波センサ3の発振面31が振動し、発振面31の振動がブラケット10の底部10bへ伝わり、さらにブラケット10の外側の表面10cから超音波が燃料13中に発射される。この超音波の一部は、ガイドパイプ4内を進行して段部41に入射する。そこで反射されて、再び超音波センサ3の発振面31に入射する。一方、超音波センサ3から燃料13中に発射されたパルス状超音波の一部は、ガイドパイプ4内を進行して反射面61に入射する。そこで反射されて、ガイドパイプ5内を液面13aへ向かって進む。さらに、液面13aで反射されて、往路と同一の経路、すなわちガイドパイプ5、反射面61、ガイドパイプ4を経て超音波センサ3に入射する。
すなわち、超音波センサ3は、パルス発生回路14aに駆動されて1つの超音波パルスを発射すると、それに対応して、上述したように2つの反射パルス、つまり段部41からの反射パルスと液面13aからの反射パルスとを受信する。超音波センサ3から段部41までの伝播経路長さは、図2から明らかなように、超音波センサ3から液面13aまでの伝播経路長さよりも短いので、超音波センサ3は、先ず、段部41からの反射パルスを受信し、次に、液面13aからの反射パルスを受信する。超音波センサ3は、これらの反射パルスを受信する度に電圧信号を発生し、この電圧信号は演算回路14bに入力される。
演算回路14bは、パルス発生回路14aがパルス状電圧信号を発してから上述の2つの反射パルスを検出するまでの時間をそれぞれ算出する。
ここで、段部41は、超音波センサ3に対して予め定められた位置に設けられている。すなわち、段部41と超音波センサ3との距離が既知である。したがって、演算回路14bは、パルス発生回路14aがパルス状電圧信号を発してから段部41からの反射パルスを受信するまでの時間と段部41と超音波センサ3との距離に基づいて、燃料13中における超音波パルスの伝播速度を算出する。次に、このようにして算出した燃料13中における超音波パルスの伝播速度とパルス発生回路14aがパルス状電圧信号を発してから液面13aからの反射パルスを受信するまでの時間とに基づいて、液面13a位置、つまり図2中における液面13a高さHを算出し、さらに予め記憶されている燃料タンク2形状に基づいて、燃料タンク2内の燃料13残量を算出する。
駆動回路14cは、表示部15に演算回路14bが算出した液面13a高さHあるいは燃料13残量を表示させるための信号、たとえば指針軸(図示せず)を液面13a高さHあるいは燃料13残量に対応した角度まで回動させるための駆動信号を出力する。これにより、表示部15により燃料タンク2内の液面13a高さHあるいは燃料13残量が表示される。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の特徴、すなわち、ハウジング7をガイドパイプ4の中心軸である軸線Aを回転軸として回転可能に保持し、ストッパ73およびストッパ受け83によりハウジング7をその使用状態位置で停止させ、リターンスプリング9の付勢力によりハウジング7を使用状態位置に保持する構成としたことの作用効果について説明する。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1を燃料タンク2内へ固定する作業においては、先ず、燃料液面検出装置1を燃料タンク2に設けられた開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入することになる。この場合、開口部22は円形に形成されるとともに、その直径d4は、燃料液面検出装置1を通過可能とするためにベース8の幅寸法Wよりも大きく設定されている。なお、燃料液面検出装置1の長さ寸法Lは、図1に示すように、L<Wであり且つベース8の輪郭線内に納まっている。
また、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1が取り付けられている燃料タンク2は、図1に示すように、開口部22は、燃料タンク2における最高液面位置(いわゆる満タン時の液面位置)が出現する部位とは離れた場所に設けられている。
燃料液面検出装置1を燃料タンク2に設けられた開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入する場合、先ずベース8の燃料液面検出装置1側先端(図1における左端)を開口部22に挿しいれ、続いて徐々に燃料タンク2内へ挿入していき、最後にフューエルポンプ18を開口部22を通過させると、燃料液面検出装置1およびフューエルポンプ18の挿入が完了する。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1において、開口部22への挿入方向の形状は、図1に示すように略U字状を成している。このため、ハウジング7がベース8に対して回転可能ではなくてリジッドに固定されている場合は、液面検出装置を燃料タンクの開口部を介して燃料タンク内へ挿入することが通過することは非常に困難、あるいは不可能となる。なお、開口部を拡大すれば、液面検出装置を燃料タンク内に挿入することは可能となるが、燃料タンクの強度に問題が生じる。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、ハウジング7はガイドパイプ4の中心軸である軸線Aを回転軸として回転可能にベース8に保持されている。したがって、ハウジング7は、図1に示すように、軸線Aを中心として左側へ約90度回転可能である。
このため、燃料液面検出装置1を燃料タンク2に設けられた開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入する際には、手あるいは治具等によりハウジング7を予め図1の左側へ倒して、ベース8にフューエルポンプ18が固定された燃料液面検出装置1が略L字状を成すようにして挿入すれば、燃料液面検出装置1をして開口部22を容易に通過させることが可能となる。
燃料液面検出装置1が開口部22を通過した後、手を離す、あるいは治具を取り除くことにより、ハウジング7はリターンスプリング9の付勢力により軸線Aの周りに右回りに回転して、図1に示すような燃料液面検出装置1の使用状態位置へ確実に復帰する。
これにより、燃料タンク2の開口部22形状を拡大することなしに、燃料タンク2内へ挿入し固定することが可能、言い換えると燃料タンク2内において開口部22に対する設置位置自由度が大きい燃料液面検出装置1を実現することができる。
また、従来の燃料圧送・液面検出装置では、液面検出装置を燃料ポンプ内に格納可能としている。したがって、燃料圧送・液面検出装置を燃料タンク内へ挿入する際に液面検出装置を燃料ポンプ内に格納しておけば、挿入作業は困難ではない。しかし、この従来の燃料圧送・液面検出装置では、液面検出装置を燃料ポンプ内に格納可能とするために、液面検出装置と燃料ポンプとの位置関係が限定されてしまう。つまり、液面検出装置と燃料ポンプとの距離が所定値以下である必要がある。このため、燃料タンク内における液面検出装置と燃料ポンプとの位置関係が限定され多種多様な形状の燃料タンクに対応することが困難となってしまう。
本発明の第1実施形態による燃料検出装置1では、ハウジング7をベース8に固定するとともにベース8にフューエルポンプ18を固定している。したがって、ベース8の形状を適宜設定すれば燃料タンク内における液面検出装置と燃料ポンプとの位置関係は任意に設定できるので、燃料タンク2内への挿入口である開口部22に対する位置自由度の大きい燃料液面検出装置1を実現することができる。
(第2実施形態)
図8には、本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1が設置されている燃料タンク2の部分断面図を示す。
本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1では、ハウジング7の回転可能方向を、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と反対としている。すなわち、ハウジング7に設けられるストッパ73およびベースに設けられるストッパ受け83の位置を、図8に示すように、第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と反対側としている。これに伴い、リターンスプリング9の装着方向、軸受け部81の開口部81aおよび軸受け部82の開口部82aの開口方向も、第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と反対側としている。
したがって、本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1では、燃料液面検出装置1を燃料タンク2に設けられた開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入する際には、手あるいは治具等によりハウジング7を予め図8の右側へ倒し、この状態で、ベース8のハウジング7側先端部より順次開口部22へ挿入することになる。
本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1によっても、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と同様に、燃料液面検出装置1をして開口部22を容易に通過させることが可能となる。
(第3実施形態)
図9には、本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1が設置されている燃料タンク2の部分断面図を示す。
本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1では、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1に対して、リターンスプリング9の形状および装着部位を変更している。すなわち、リターンスプリング9の形状を、ねじりコイルばねから図9に示すような引張りコイルばねに変更している。さらに、ハウジング7にばね掛け部75を、ベース8にばね掛け部85をそれぞれ設け、リターンスプリング9を引張りながら両端を、図9に示すように、両ばね掛け部75、85に引っ掛けている。このため、リターンスプリング9の弾性力により、ハウジング7をハウジング7を軸線Aの周りに右回りに回転させるようなトルクが発生する。このトルクによって、ハウジング7のストッパ73が、図9に示すように、ベース8のストッパ受け83に当接して、ハウジング7は、使用状態位置に維持される。
本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1において、燃料液面検出装置1を燃料タンク2に設けられた開口部22を通して燃料タンク2内へ挿入する際には、手あるいは治具等によりハウジング7を予め図9の右側へ倒し、この状態で、ベース8のハウジング7側先端部より順次開口部22へ挿入することことになる。
したがって、本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1によっても、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と同様に、燃料液面検出装置1をして開口部22を容易に通過させることが可能となる。
(第4実施形態)
図10には、本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1の軸受け部81部の断面図を示す。本図は、図2中のIII−III線断面図に相当する。
本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1では、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1に対して、ハウジング7をその使用状態位置で停止させるための規制手段を変更している。すなわち、ハウジング7のストッパ73、ベース8のストッパ受け83を廃止に替わり、規制手段として、図10に示すように、ロックピン100、ハウジング7の貫通孔76、およびベース8の貫通孔86を設けている。
ロックピン100は、樹脂材料あるいは金属から、図10に示すような同軸二段円柱状に形成されている。すなわち、大径部101および小径部102が同軸上に形成されている。
ハウジング7の軸部71には、図10に示すように、貫通孔76が設けられている。貫通孔76の直径は、ロックピン100の大径部101としっくり嵌合するように、つまり、ロックピン100の大径部101の直径よりもわずかに大きく設定されている。
ベース8の軸受け部81には、ハウジング7の貫通孔76にして貫通孔86が設けられている。貫通孔86の直径は、ロックピン100の小径部102としっくり嵌合するように、つまり、ロックピン100の小径部102の直径よりもわずかに大きく設定されている。また、軸受け部81には、貫通孔86よりも軸部71側に逃げ孔87が設けられている。逃げ孔87の直径は、ロックピン100の大径部101の直径より十分大きく設定されている。
次に、本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1における規制手段であるロックピン100、貫通孔76および貫通孔86の作用、すなわち燃料液面検出装置1の燃料タンク2内への取り付け作業時における作用について説明する。
先ず、手あるいは治具等によりハウジング7を予め図1の左側へ倒しつつ、ベース8のハウジング7側先端部より順次開口部22へ挿入する。このとき、ハウジング7の軸部71においては、図11に示すように、ロックピン100が自重で下方に移動し且つハウジング7が回転しているため貫通孔76はロックピン100とはずれた角度位値にある。
ベース8が、開口部22を完全に通過して燃料タンク2の底面21に当接すると、図12に示すような状態となる。このとき、貫通孔76位値が、まだロックピン100とずれたままであるので、ベース8は底面21に完全に密着してはいない。
ハウジング7を倒すように作用していた手あるいは治具等が開放されると、ハウジング7は、リターンスプリング9の付勢力により使用状態位値方向に回転する。ハウジング7が使用状態位値に到達すると、ハウジング7の貫通孔76位値がロックピン100と一致し、ロックピン100の大径部101が貫通孔76に嵌合する。同時に、ロックピン100の小径部102がベース8内に引き込まれ、ベース8が燃料タンク2の底面21に密着して、燃料液面検出装置1の燃料タンク2内への取り付けが完了する。
本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1では、燃料液面検出装置1が燃料タンク2内へ取り付けられると、ロックピン100の大径部101がハウジング7の貫通孔76に嵌合し且つロックピン100の小径部102がベース8の貫通孔86に嵌合するため、ハウジング7は、軸線Aの周りに回転することが阻止される。したがって、自動車の走行時の振動が燃料タンク2に作用しても、燃料液面検出装置1において、ハウジング7はその使用状態位値を確実に維持できる。これにより、自動車の作動時において、常に安定して燃料液面位値を検出可能な燃料液面検出装置1を実現できる。
なお、本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1のストッパ73およびストッパ受け83を廃止しているが、両者を廃止せずに設けてもよい。この場合、ストッパ73およびストッパ受け83がハウジング7の使用状態位値を規制する機能を果たし、ロックピン100、貫通孔76および貫通孔86が、燃料タンク2の振動時におけるハウジング7の使用状態位置を安定して維持する機能を果たすことになる。
なお、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ハウジング7の回転軸をガイドパイプ4の中心軸である軸線Aとしているが、軸線Aに限定する必要はなく、軸線Aと平行且つ軸線Aとは異なる軸を回転軸としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ベース8に燃料液面検出装置1以外の機器としてフューエルポンプ18を固定しているが、この機器をフューエルポンプ18に限定する必要はなく、他の種類の機器を固定してもよい。また、ベース8に固定される他の機器の個数を1個ではなく複数個としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ベース8に燃料液面検出装置1以外の機器であるフューエルポンプ18を固定しているが、ベース8に他の機器が固定されていなくてもよい。たとえば、燃料タンク2内における燃料液面検出装置1の設置場所が開口部22から離れている場合、ベース8の開口部22への挿入方向における長さが必然的に長くなり、ベース8にフューエルポンプ18等が固定されていなくても、燃料液面検出装置1を開口部22を介して燃料タンク2内に挿入することは困難である。しかるに、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1で説明した如く、ハウジング7を可倒式とすることにより、容易に燃料タンク2内に挿入することが可能となる。
また、以上説明した、本発明の第1、第2、第4実施形態による燃料液面検出装置1においては付勢手段としてねじりコイルばねを、本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1においては付勢手段として引張りコイルばねを、それぞれ用いている。いずれの実施形態においても付勢手段としてコイルばねを用いているが、コイルばねに限定する必要はなく、他の種類の付勢手段、たとえば板ばね、たけのこばね等を用いてもよい。また、付勢手段の材質も金属に限る必要はなく、樹脂材料、ゴム材料等を用いてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ4をアルミニウムダイカスト用合金から、ガイドパイプ5をステンレス鋼管からそれぞれ形成しているが、これらの金属材料に限る必要は無く、他の種類の金属材料を用いても良い。たとえば、ガイドパイプ4を鉄鋼材料から、ガイドパイプ5をアルミニウム管からそれぞれ形成してもよい。さらに、ガイドパイプ4およびガイドパイプ5を金属材料以外の材質、たとえば樹脂材料やセラミックス材料等から形成してもよい。超音波を高効率で伝播させることができるものであればよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ4に段部41を設けているが、特に段部41を設けなくてもよい。この場合、たとえば、燃料タンク2内の燃料13温度を温度センサ(図示せず)等により検出し、それにより燃料13中の超音波伝播速度を補正して液面13a高さHを算出することにより、高精度で液面13a高さHを算出することができる。
また、以上説明した各実施形態は、本発明の液面検出装置を、自動車の燃料液面検出装置1に適用した場合を例に説明したが、燃料液面検出装置1以外に適用してもよい。すなわち、車両に搭載される他の液体、たとえば、エンジンオイル、ブレーキフルードあるいはウィンドウォッシャ液等の液面検出、あるいは液体輸送用車両に備えられた液体輸送用タンク内の液面を検出するために適用してもよい。さらには、自動車・車両以外の各種民生用機器の液体容器における液面検出の用途に適用してもよい。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1が設置されているタンクとしての燃料タンク2の部分断面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 図1中のIV−IV線断面図である。 図1中のV−V線断面図である。 図V中のIV矢視図である。 本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1が設置されている燃料タンク2の部分断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1が設置されている燃料タンク2の部分断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1の軸受け部81部の断面図であり、図2中のIII−III線断面図に相当する。 本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1の軸受け部81部の断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1の軸受け部81部の断面図である。
符号の説明
1 燃料液面検出装置(液面検出装置)
2 燃料タンク(タンク)
21 底面(底部)
22 開口孔
3 超音波センサ(超音波発振素子)
31 表面
32 裏面
4 ガイドパイプ(第1経路部材)
41 段部
5 ガイドパイプ(第2経路部材)
6 反射板
61 反射面
7 ハウジング
71 軸部
72 軸部
73 ストッパ(規制手段)
74 ばね受
75 ばね掛け部
76 貫通孔(規制手段)
8 ベース(ベース部材)
81 軸受け部
81a 開口部
82 軸受け部
82a 開口部
83 ストッパ受け(規制手段)
84 ばね受
85 ばね掛け部
86 貫通孔(規制手段)
87 逃げ孔
9 リターンスプリング(付勢部材、コイルばね)
91 ばね端部
92 ばね端部
10 ブラケット
10a 係止孔
10b 底部
10c 表面
11 カバー
11a ターミナル
11b コネクタ部
11c 係止爪
12 緩衝部材
13 燃料(液体)
13a 液面
13b 液面
14 制御回路
14a パルス発生回路
14b 演算回路
14c 駆動回路
15 表示部
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 フュ−エルポンプ(機器、ポンプ)
19 蓋
100 ロックピン(規制手段)
101 大径部
102 小径部
A 軸線
B 軸線
d1 直径
d2 直径
d3 直径
d4 直径
H 液面高さ
L 長さ
W 幅

Claims (4)

  1. 液体を貯蔵するタンク内の底部に配置される超音波発振素子と、
    前記超音波発振素子が発射した超音波を前記タンク内の液体の液面に向けて反射する反射部材と、
    前記超音波発振素子および前記反射部材間の超音波伝播経路を形成する筒状の第1経路部材と、
    前記反射部材から前記液面間の超音波伝播経路を形成する筒状の第2経路部材と、
    前記第1経路部材、前記反射部材および前記第2経路部材を保持固定するハウジングと、
    前記ハウジングを保持固定するベース部材とを備え、
    前記ベース部材は前記底部に固定され、
    前記超音波発振素子から超音波を発射するとともにその前記液面からの反射波を前記反射部材を介して前記超音波発振素子により受信して前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    前記ハウジングは前記第1経路部材の中心軸と平行な方向を回転軸として回転可能に前記ベース部材に保持され、
    前記回転軸の周りに回転する前記ハウジングをその使用状態位置で停止させるように設けられた規制手段と、
    前記使用状態位置方向に回転するトルクを前記ハウジングに生じさせるような付勢手段とを備えることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記付勢手段はコイルばねであり、
    前記コイルばねは前記第1経路部材の前記中心軸と略同軸上に配置され且つ前記回転軸は前記中心軸と一致することを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記ベース部材には機器が固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記機器は前記タンク内の前記液体を前記タンク外部へ送出するためのポンプであることを特徴とする請求項3に記載の液面検出装置。
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