JP4421906B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を収容する容器内の液面位置を検出する液面検出装置に関するものであり、たとえば自動車に装備される燃料タンク内の燃料液面を検出する用途に用いて好適である。
従来、車両、たとえば自動車等において、液体貯蔵用タンクである燃料タンク内に貯蔵される燃料量を検出するための手段として、燃料液面を検出する液面検出装置がある。これは、燃料の表面に浮くフロートに回動腕を設け、液面の変動によるフロートの位置変化に応じて回動腕を回動させ、その回動角度変化をたとえば電気抵抗変化に変換するものが一般的である。しかしながら、このような機械式の液面検出装置は、体格が大きく設置場所が制限される、あるいは検出精度があまり良くない、等の問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、液面を機械的に検出するのではなく、たとえば、超音波を発射し液面からの反射波を受信して液面を検出する方法、つまり非接触式検出法が提案されている。
この超音波を利用した液面検出装置として、たとえば、液体を収容する容器内の底部に配置される超音波発振素子と、超音波発振素子が発射した超音波を容器内の液体の液面に向けて反射する反射部材と、超音波発振素子および反射部材間の超音波伝播経路である断面形状第2筒形の第1筒と、反射部材から液面間の超音波伝播経路である断面形状第2筒形の第2筒とを備え、超音波発振素子から発射された超音波の液面で反射した反射波を反射部材を介して超音波発振素子により受信して液面位置を検出する構成のものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特願2003−338483号特許願
上述した特許文献1に記載の液面検出装置では、第1筒および第2筒は、超音波を効率良く伝播させるために、硬質材料、たとえば金属材料から成る管材が用いられている。
また、液面位置を容器の貯蔵量が最大量時、いわゆる満タン時から検出可能とするために、反射部材から液面間の超音波伝播経路である第2筒の先端は、満タン時における液面位置よりも上方に位置するように形成されている。言い換えると、第2筒の長さは容器の深さ方向のほぼ全域に亘っている。
このため、容器内に液面検出装置を装着する作業中に第2筒の先端が容器内壁に接触して容器を傷つける、または、液面検出装置が取り付けられた容器の搬送中等において容器に外力が作用し第2筒の先端が容器内壁に接触して容器を傷つける、といった不具合が発生する可能性がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、第2筒の構成に工夫を凝らして、第2筒の先端が容器内壁に接触して容器を傷つけることを防止可能な液面検出装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の液面検出装置では、液体を収容する容器内に配置される超音波発振素子と、超音波発振素子が発射した超音波を容器内の液体の液面に向けて反射する反射壁と、一端側に超音波発振素子が設けられ且つ他端側に反射壁が設けられており、超音波発振素子および反射壁間の超音波伝播経路を形成する第1筒と、反射壁から液面間の超音波伝播経路を形成する第2筒とを備え、超音波発振素子から発射された超音波の前記液面で反射した反射波を反射壁を介して超音波発振素子により受信して液面位置を検出する液面検出装置であって、第2筒は、その軸方向において複数個の要素に分割され且つ各要素は第2筒よりも弾性係数の小さい弾性部材により連結され、第2筒は前記弾性部材を関節として折曲可能である構成としている。
ここで、第2筒の先端、つまり第2筒を構成する複数個の要素のうち先端に位置する要素が容器と接触して第2筒に外力が作用した場合を考える。
この場合、外力は、容器と接触した要素から、要素同士を保持固定している弾性部材に伝達される。
ところで、弾性部材の弾性係数は第2筒を構成する要素の弾性係数よりも小さく設定されている。
したがって、第2筒に作用した外力により、弾性部材が大きく変形し第2筒を構成する要素自体の変形量はわずかとなる。弾性部材が大きく変形することにより、容器と接触した要素は、第2筒の軸線に対して傾斜する。
これにより、要素が容器と接触して第2筒に作用した外力、すなわち容器に作用した外力は、弾性部材を変形させるために消費され、容器に作用する力は大幅に減少するので、容器が第2筒である要素によって傷つけられることを防止することができる。
また、容器と第2筒に作用した外力が消滅すると、つまり、液面検出装置と容器との位置関係が正規状態に復元すると、弾性部材は変形前の状態に戻り、第2筒の形状も元通りに復元するので、第2筒は確実に反射部材から液面間の超音波伝播経路としての役割を果たすことができる。すなわち、外力が作用している間だけ弾性部材は変形し要素が傾斜して容器が損傷を受けることを防止する。
本発明の請求項2に記載の液面検出装置では、液体を収容する容器内に配置され、液体の液面に向けて超音波を発射する超音波発振素子と、超音波発振素子の超音波発信側と液面との間の超音波伝播経路を形成する筒とを備え、超音波発振素子から発射された超音波の液面で反射した反射波を超音波発振素子により受信して液面位置を検出する液面検出装置であって、筒は、その軸方向において複数個の要素に分割され、且つ各要素は筒よりも弾性係数の小さい弾性部材により連結され、筒は弾性部材を関節として折曲可能である構成としている。
この場合も、本発明の請求項1に記載の液面検出装置の場合と同様の効果が得られる。すなわち、要素が容器と接触して筒に作用した外力、すなわち容器に作用した外力は、弾性部材を変形させるために消費され、容器に作用する力は大幅に減少するので、容器が筒である要素によって傷つけられることを防止することができる。
本発明の請求項3に記載の液面検出装置では、弾性部材は、コイルスプリング、またはゴムあるいは樹脂から成るチューブであり、弾性部材は隣り合う2つの要素の接続部を覆い且つ弾性変形しつつ隣り合う2つの要素と嵌合し、弾性部材の各要素との嵌合時において、弾性部材の弾性力は要素の半径方向に要素の中心に向かう方向に作用する構成としている。
これにより、弾性部材を一般的な素材から容易に形成することができるので、液面検出装置のコスト上昇を抑制することができる。
また、本発明の請求項3に記載の構成により、隣り合う2つの要素は、弾性部材を介して互いに同軸上に密着固定される。したがって、液面検出装置の使用時において、各要素は一直線上に並ぶので確実に反射部材から液面間の超音波伝播経路としての役割を果たすことができる。
本発明の請求項4に記載の液面検出装置では、液体を収容する容器内に配置される超音波発振素子と、超音波発振素子が発射した超音波を容器内の液体の液面に向けて反射する反射壁と、一端側に超音波発振素子が設けられ且つ他端側に反射壁が設けられており、超音波発振素子および反射壁間の超音波伝播経路を形成する第1筒と、反射壁から液面間の超音波伝播経路を形成する第2筒とを備え、超音波発振素子から発射された超音波の液面で反射した反射波を反射壁を介して超音波発振素子により受信して液面位置を検出する液面検出装置であって、第2筒は、第2筒の外周側に第2筒と同軸状の環状溝を備える構成としている。
この場合、第2筒の先端が容器と接触して第2筒に外力が作用すると、第2筒には曲げ応力が発生する。ここで、第2筒の外周側に第2筒と同軸状の環状溝が無い場合、第2筒に生じる曲げ応力の大きさは第2筒全長に亘りほぼ均一である。
これに対して、本発明の請求項4に記載の液面検出装置では、第2筒の外周側に第2筒と同軸状の環状溝を設けている。この環状溝部において応力集中が生じ、溝底部の曲げ応力は、一般部の曲げ応力よりも大幅に大きくなる。言い換えると、第2筒は、この環状溝部において変形し易くなっている。
このため、第2筒の先端が容器と接触して第2筒に外力が作用すると、第2筒の環状溝部における曲げ応力が増大し、曲げ応力の大きさが許容応力値を超えると、第2筒は環状溝部を境にして折れ曲がる。すると、第2筒の先端と容器との接触部に作用する力の小さくなる。
これにより、第2筒が容器に接触して容器と第2筒に力が作用したときに、容器が第2筒によって傷つけられることを防止することができる。
本発明の請求項5に記載の液面検出装置では、液体を収容する容器内に配置され、液体の液面に向けて超音波を発射する超音波発振素子と、超音波発振素子の超音波発信側と液面との間の超音波伝播経路を形成する筒とを備え、超音波発振素子から発射された超音波の液面で反射した反射波を超音波発振素子により受信して液面位置を検出する液面検出装置であって、筒は、筒の外周側に筒と同軸状の環状溝を備える構成としている。
この場合も、本発明の請求項4に記載の液面検出装置の場合と同様の効果が得られる。すなわち、筒が容器に接触して容器と筒に力が作用したときに、容器が筒によって傷つけられることを防止することができる。
本発明の請求項6に記載の液面検出装置では、第2筒あるいは筒の先端部に、第2筒の軸方向の延長方向に延出する突起を備える部材あるいは筒の軸方向の延長方向に延出する突起を備える部材を設け、突起は第2筒の径方向において第2筒の外側に設けられる、あるいは筒の径方向において筒の外側に設けられる構成としている。
この場合、第2筒または筒と容器が接触する際、部材の突起先端と容器が接触することになる。部材の突起は第2筒または筒の径方向において第2筒または筒の外側に設けられる、つまり第2筒または筒の軸線とはオフセットしているので、突起先端と容器が接触して作用する力は、第2筒または筒を曲げるように作用する。
これにより、第2筒または筒を構成する各要素を接続している弾性部材を容易に変形させる、あるいは、第2筒または筒の環状溝部に作用する曲げ応力を確実に増大させることができる。
したがって、第2筒または筒が容器に接触して容器と第2筒または筒に力が作用したときに、容器が第2筒または筒によって傷つけられることを確実に防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態による液面検出装置を、自動車の燃料タンク内の燃料液面位置を検出するための燃料液面検出装置1に適用した場合を例に図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1が搭載されている、液体としての燃料8を収容する容器である燃料タンク2の部分断面図である。図1において、図の上下方向が自動車の上下方向である。また、図1中における二点鎖線は、燃料タンク2内の燃料貯蔵量が最大時、つまり満タン時の液面82である。
図2は、図1中のII矢視図である。
図3は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における電気回路構成を説明する模式図である。
燃料液面検出装置1は、図1に示すように、超音波発振素子である超音波センサ3、第1筒であるガイドパイプ5、反射壁である測定用反射面54、および第2筒であるガイドパイプ6から構成されている。そして、ガイドパイプ5が、図1に示すように、燃料タンク2内の底面21に固定されることにより、燃料液面検出装置1が、燃料タンク2に取り付けられる。
以下に、燃料液面検出装置1の構成について説明する。
超音波発振素子である超音波センサ3は、図1に示すように、ブラケット4を介して後述するガイドパイプ5の一端に固定されている。すなわち、図1に示すように、超音波を発射する発振面31をガイドパイプ5内に対向させて固定されている。
超音波センサ3は、ピエゾ効果(電圧が印加されると体積が変化する一方、外部から力を受けると電圧を発生する特性)を有する物質、たとえばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)から形成されている。超音波センサ3は、図1に示すように、外部の電気回路に接続するためのリード線7を備えており、リード線7は、ブラケット4外へ延出されて燃料タンク2の外へ気密的に引き出されている。また、超音波センサ3の発振面31は円形に形成されている。
ブラケット4は、樹脂、あるいは金属から、図1に示すように、略有底円筒状に形成され、その底部42に超音波センサ3が、たとえば接着等により固定されている。また、ブラケット4の開口端側(図1の右側)には、図1に示すように、プラグ13が接着あるいは圧入等により固定されている。プラグ13は、超音波センサ3から引き出されたリード線7が挿通されてそれを保持するとともに、ブラケット4内への異物の侵入を防止している。また、ブラケット4は、ガイドパイプ5の一端側(図1において右側)に、超音波センサ3の発振面31をガイドパイプ5の他端(図1において左側)に向けて、すなわち、超音波センサ3が発射する超音波が、ガイドパイプ5内を他端側に向けて伝播するようにして固定されている。
リード線7を介して超音波センサ3にパルス状電圧が印加されると、発振面31が振動し、発振面31の振動がブラケット4の底部42へ伝わり、さらにブラケット4の外側の表面41から燃料8中に超音波が発射される。一方、この超音波が、液面81あるいは校正用反射面53で反射し、それらの反射波がブラケット4の表面41を介して発振面31に到達し、その圧力作用により発振面31が振動すると超音波センサ3は電圧を発生し、それが出力信号としてリード線7を介して外部に出力される。
第1筒であるガイドパイプ5は、たとえば、樹脂材料あるいは金属材料から形成されている。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、ガイドパイプ5を、アルミニウムダイカスト用合金により形成している。ガイドパイプ5の一端側(図1において右側)には、ブラケット4を介して超音波センサ3が取り付けられている。
また、ガイドパイプ5の他端側(図1において左側)には、超音波センサ3から発射された超音波を燃料タンク2内の液面81に向けて反射する反射壁である測定用反射面54が、ガイドパイプ5と一体成型により設けられている。測定用反射面54は、図1に示すように、超音波センサ3から発射され超音波センサ3の軸上の伝播経路Aを進む超音波を、液面81へ向けて反射する。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、測定用反射面54は、液面81への入射角が0°となる方向に、つまり液面81に直交する方向に反射するように配置されている。すなわち、測定用反射面54は、図1に示すように、液面に対して45°傾斜させて設けられている。これにより、超音波センサ3の発振面31から発射され超音波センサ3の軸上の伝播経路Bを進む超音波は、測定用反射面54で反射して液面81に到達し液面81で反射した後、往路と同じ経路を辿って発振面31に入射する。
また、ガイドパイプ5には、超音波センサ3と測定用反射面54との間の超音波伝播経路としての大径部51および小径部52が設けられている。すなわち、図1に示すように、ガイドパイプ5の超音波センサ3側から大径部51、小径部52の順番で配置されている。ここで、大径部51の直径d1は小径部52の直径d2より大きく設定されるとともに、大径部51および小径部52は互いに同軸上に形成されている。また、大径部51および小径部52は、超音波センサ3の発振面31と同軸上に配置されている。
また、超音波センサ3と測定用反射面54との間の超音波伝播経路を、上述したように、大径部51および小径部52から構成したことにより、両者の接続部に段部が形成される。本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、この段部を校正用反射面53として利用している。校正用反射面53は、図2に示すように、外径d1、内径d2、且つ外径と内径が同軸上の円環形状をなしている。また、校正用反射面53は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、大径部51および小径部52内における超音波の進行方向、すなわち伝播経路Bに垂直な平面として形成されている。したがって、超音波センサ3から発せられた超音波の一部は、図1中に示す伝播経路Aを辿って校正用反射面53に入射し、そこで反射して、再び伝播経路Aを辿って超音波センサ3に入射する。
ガイドパイプ5には、図1に示すように、測定用反射面54および液面81間の超音波伝播経路である第2筒としてのガイドパイプ6が装着されている。ガイドパイプ6は、軸方向、すなわち図1の上下方向において2個要素であるロアーパイプ61とアッパーパイプ62に分割されるとともに、両者を弾性部材であるスプリング63により一体的に保持固定して構成されている。
ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、ステンレス鋼製の円管から形成されている。ロアーパイプ61の外形寸法および内径寸法は、アッパーパイプ62の外形寸法および内径寸法とそれぞれ等しくなっている。また、スプリング63は、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1では、ばね用鋼線から密着コイルスプリングとして形成されている。スプリング63の弾性係数、すなわちばね定数は、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62の弾性係数よりも遥かに小さく設定されている。また、スプリング63の内径寸法、つまりスプリング63単体時における内径寸法は、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62の外形寸法よりもわずかに小さく設定されている。これにより、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62を突き当てた状態で、両者の接続部を覆うようにスプリング63をロアーパイプ61およびアッパーパイプ62に嵌合させると、スプリング63は弾性変形して、その弾性力はロアーパイプ61およびアッパーパイプ62の径方向に中心に向かうように作用するので、スプリング63は、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62に強固に固定される。これにより、ガイドパイプ6が形成される。
ガイドパイプ6は、図1に示すように、ロアーパイプ61がガイドパイプ5に設けられた固定孔55に、たとえば圧入あるいは接着等により固定されることにより、ガイドパイプ5に固定されている。また、ガイドパイプ6の液面81側先端位置は、図1に示すように、燃料タンク2内の燃料8貯蔵量が最大時、つまり満タン時における液面82よりも、長さKだけ上方に突き出すように設定されている。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の電気回路構成について図3に基づき説明する。
図3の電気回路構成図に示すように、制御回路9は、イグニッションスイッチ11を介してバッテリ12に接続されている。また、制御回路9は、超音波センサ3が接続されている。また、制御回路9は、表示部10が接続されている。
制御回路9は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成され、超音波センサ3へパルス状電圧信号を印加するためのパルス発生回路91、超音波センサ3から出力される反射波受信信号を処理し、それに基づいて液面位置を算出する演算回路92、および演算回路92により算出された液面位置信号に基づき表示部10を駆動する駆動信号を出力する駆動回路93から構成されている。制御回路9は、イグニッションスイッチ11がONされてバッテリ12から電力が供給されると、燃料液面検出装置1は作動を開始する。
表示部10は、たとえば指針計器あるいは液晶パネル等からなり、自動車の運転席正面のコンビネーションメータ(図示せず)内に設置されている。表示部10は、制御回路9の駆動回路93に駆動されて演算回路92により算出された液面81位置、すなわち燃料タン内2の燃料8残量を運転者が視認可能に表示する。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における、燃料液面検出作動について説明する。
パルス発生回路91によりパルス状電圧信号を印加されると、超音波センサ3がパルス状の超音波を燃料タンク2内の燃料8中に発射すると、超音波センサ3の発振面31が振動し、発振面31の振動がブラケット4の底部42へ伝わり、さらにブラケット4の外側の表面41から超音波が燃料8中に発射される。この超音波の一部は、ガイドパイプ5内を図1中に示す伝播経路Aを辿って進行して校正用反射面53に入射する。そこで反射されて、再び伝播経路Aを辿って超音波センサ3の発振面31に入射する。一方、超音波センサ3から燃料8中に発射されたパルス状超音波の一部は、ガイドパイプ5内を図1中に示す伝播経路Aを辿って進行して測定用反射面54に入射する。そこで反射されて、ガイドパイプ6内を図1中に示す伝播経路Cを辿って液面81へ向かって進む。さらに、液面81で反射されて、往路と同一の経路、すなわち再び伝播経路C、測定用反射面54、伝播経路Bを経て超音波センサ3に入射する。
すなわち、超音波センサ3は、パルス発生回路91に駆動されて1つの超音波パルスを発射すると、それに対応して、上述したように2つの反射パルス、つまり校正用反射面53からの反射パルスと液面81からの反射パルスとを受信する。超音波センサ3から校正用反射面53までの伝播経路長さは、図1から明らかなように、超音波センサ3から液面81までの伝播経路長さよりも短いので、超音波センサ3は、先ず、校正用反射面53からの反射パルスを受信し、次に、液面81からの反射パルスを受信する。超音波センサ3は、これらの反射パルスを受信する度に電圧信号を発生し、この電圧信号は演算回路92に入力される。
演算回路92は、パルス発生回路91がパルス状電圧信号を発してから上述の2つの反射パルスを検出するまでの時間をそれぞれ算出する。
ここで、校正用反射面53は、超音波センサ3に対して予め定められた位置に設けられている。すなわち、校正用反射面53と超音波センサ3との距離が既知である。したがって、演算回路92は、パルス発生回路91がパルス状電圧信号を発してから校正用反射面53からの反射パルスを受信するまでの時間と校正用反射面53と超音波センサ3との距離に基づいて、燃料8中における超音波パルスの伝播速度を算出する。次に、このようにして算出した燃料8中における超音波パルスの伝播速度とパルス発生回路91がパルス状電圧信号を発してから液面81からの反射パルスを受信するまでの時間とに基づいて、液面81位置、つまり図1中における液面81高さHを算出し、さらに予め記憶されている燃料タンク2形状に基づいて、燃料タンク2内の燃料8残量を算出する。
ところで、液体中における超音波パルスの伝播速度は、液体の温度が変化するとそれに連れて変化する。このため、校正用反射面53が無い場合、高精度で液面81検出を行うためには、燃料8温度検出用の温度センサ(図示せず)を設け、温度センサの検出結果と制御回路9に予め記憶されている伝播速度データとに基づいて、その時点における燃料8中における超音波パルス伝播速度を算出しなければならない。すなわち、温度センサが必要になり、燃料液面検出装置1のコストが上昇してしまう。これに対して、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、校正用反射面53を設けることにより、燃料8の温度を測定すること無しに、その時点における燃料8中における超音波パルス伝播速度を正確に算出できる。これにより、コスト上昇を抑えつつ、高精度な液面81検出が可能な燃料液面検出装置1を実現できる。
駆動回路93は、表示部10に演算回路92が算出した液面81高さHあるいは燃料8残量を表示させるための信号、たとえば指針軸(図示せず)を液面81高さHあるいは燃料8残量に対応した角度まで回動させるための駆動信号を出力する。これにより、表示部10により燃料タンク2内の液面81高さHあるいは燃料8残量が表示される。
次に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の特徴である、ガイドパイプ6の作用および効果について説明する。
通常、燃料液面検出装置1は、それ自体の組付けが完了した後に、燃料タンク2内に組み付けられている。また、燃料タンク2への燃料液面検出装置1取り付け作業は、たとえば、燃料液面検出装置1と同様に燃料タンク2内に搭載される燃料ポンプ(図示せず)を燃料タンク2内へ挿入するための開口部(図示せず)を介して行われる。この開口部の大きさは、作業可能な範囲でできるだけ小さく設定されている。したがって、この開口部を通して燃料液面検出装置1を燃料タンク2内に入れ、さらに所定の位置に所定の姿勢で固定することは、中が見えないだけに困難である。
また、燃料液面検出装置1のガイドパイプ6は、その先端が、満タン時液面、すなわち最高液面82よりも上方に突き出している。言い換えると、燃料液面検出装置1が燃料タンク2内に固定された状態において、ガイドパイプ6は、燃料タンク2の深さ方向のほぼ全長を占めることになる。
このため、従来の液面検出装置においては、燃料タンク2への取り付け作業中に、ガイドパイプ6の先端が燃料タンク2に接触して、燃料タンク2が傷つけられるという不具合が発生する可能性があった。
これに対して、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ6を、軸方向、すなわち燃料タンク2の上下方向において2個の要素、すなわちロアーパイプ61とアッパーパイプ62に分割し、且つ両者を弾性部材であるスプリング63により一体的に保持固定して構成している。
ここで、スプリング63のばね定数は、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62の弾性係数よりもはるかに小さく設定されている。言い換えると、ガイドパイプ6に何らかの外力が作用した場合、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62自体はほとんど変形せずに、スプリング63が変形することになる。
燃料液面検出装置1の燃料タンク2への取り付け作業中において、ガイドパイプ6が燃料タンク2に接触する、すなわちアッパーパイプ62の先端が燃料タンク2に接触して、ガイドパイプ6および燃料タンク2に力が作用すると、スプリング63が変形してガイドパイプ6はスプリング63を関節にして「く」字上に折れ曲がる。すなわち、アッパーパイプ62の先端が燃料タンク2に接触することによってガイドパイプ6および燃料タンク2に作用する力は、スプリング63を変形させるために消費され、燃料タンク2に作用する力は大幅に減少する。
これにより、燃料タンク2が燃料液面検出装置1のガイドパイプ6によって傷つけられることを防止することができる。
さらに、取り付け作業中において、燃料タンク2内における燃料液面検出装置1の姿勢が修正される、または燃料液面検出装置1の取り付けが完了して、ガイドパイプ6に作用していた外力が消滅すると、スプリング63は変形前の状態に戻り、ガイドパイプ6の形状が元通りに復元する。すなわち、ガイドパイプ6は、燃料液面検出装置1において、測定用反射面54から液面81間の超音波伝播経路としての役割を果たすので、燃料液面検出装置1は正常に作動する。
なお、以上説明した本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1において、ロアーパイプ61およびアッパーパイプ62を連結しているスプリング63のばねとしての諸特性は、たとえば、以下の条件を満たすように設定されている。すなわち、自動車の走行中の振動や揺動する液面の波動エネルギ等を受けてもガイドパイプ6は変形せず、且つ燃料液面検出装置1の燃料タンク2への取り付け作業中においてガイドパイプ6が燃料タンク2に接触したときにはガイドパイプ6から燃料タンク2に作用する力の大きさが燃料タンク2を傷つけるレベルに達する以前にスプリング63が変形するように設定されている。
(第2実施形態)
図4には、本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1の部分断面図を示す。
図5には、図4のV矢視図を示す。
本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1では、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1に対して、ガイドパイプ6の先端、つまり図4中においてガイドパイプ6の上端に、部材であるガードキャップ14を装着している点のみが異なっている。
ガードキャップ14は、ゴムあるいは樹脂材料から形成され、図4に示すように、ガイドパイプ6の先端、つまりアッパーパイプ62の先端に嵌合固定されている。また、ガードキャップ14は、ガイドパイプ6の軸方向の延長方向、つまり図4の上方に延出する突起14aを備えている。また、突起14aは、図5に示すように、アッパーパイプ62の輪郭線(図4中の破線)の外側に設けられている。さらに、ガードキャップ14には、ガイドパイプ6の内側と燃料タンク2の内部とを連通する貫通孔14bが設けられている。
本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1においては、燃料液面検出装置1の燃料タンク2への取り付け作業中において、ガイドパイプ6が燃料タンク2に接触する場合、先ずガードキャップ14の突起14aが燃料タンク2に接触する。
ここで、突起14aは、アッパーパイプ62の輪郭線(図4中の破線)の外側に設けられているので、ガイドパイプ6に作用する曲げモーメント、すなわちアッパーパイプ62とロアーパイプ61とがスプリング63を関節にして「く」字上に折れ曲がるように作用するモーメントが、第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合よりも大きくなる。
これにより、より容易に、すなわちより小さい接触力の時点でアッパーパイプ62とロアーパイプ61とがスプリング63を関節にして「く」字上に折れ曲がるので、アッパーパイプ62の先端が燃料タンク2に接触することによってガイドパイプ6および燃料タンク2に作用する力を大幅に減少できる。したがって、燃料タンク2が燃料液面検出装置1のガイドパイプ6によって傷つけられることを確実に防止することができる。
(第3実施形態)
図6には、本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1の部分断面図を示す。
本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1では、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1に対して、ガイドパイプ6においてアッパーパイプ62とロアーパイプ61とを接続している弾性部材をスプリング63からゴムパイプ64に変更している。
この場合も、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の場合と同様に、燃料液面検出装置1の燃料タンク2への取り付け作業中において、ガイドパイプ6が燃料タンク2に接触する場合、アッパーパイプ62とロアーパイプ61とがゴムパイプ64を関節にして「く」字上に折れ曲がるので、アッパーパイプ62の先端が燃料タンク2に接触することによってガイドパイプ6および燃料タンク2に作用する力を大幅に減少できる。したがって、燃料タンク2が燃料液面検出装置1のガイドパイプ6によって傷つけられることを確実に防止することができる。
なお、本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1において、ゴムパイプ64の材質は、燃料8に対する耐性に優れるものが選定される。また、ゴムパイプ64のばねとしての諸特性は、第1実施形態による燃料液面検出装置1でのスプリング63の場合と同様に、以下の条件を満たすように設定されている。すなわち、自動車の走行中の振動や揺動する液面の波動エネルギ等を受けてもガイドパイプ6は変形せず、且つ燃料液面検出装置1の燃料タンク2への取り付け作業中においてガイドパイプ6が燃料タンク2に接触したときにはガイドパイプ6から燃料タンク2に作用する力の大きさが燃料タンク2を傷つけるレベルに達する以前にゴムパイプ64が変形するように設定されている。
(第4実施形態)
図7には、本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1の要部における部分断面図を示す。
本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、図7に示すように、第2筒であるガイドパイプ6を1つの部材から構成し、且つガイドパイプ6の外周側にガイドパイプ6と同軸状の環状溝6aを形成している。
ところで、燃料液面検出装置1を燃料タンク2に組付ける作業中、あるいは燃料液面検出装置1の組付けが完了した燃料タンク2の搬送中等において、外力の作用によりガイドパイプ6の先端が燃料タンク2と接触し、ガイドパイプ6に力が作用することがある。このとき、ガイドパイプ6には曲げ応力が発生するが、環状溝6aにおいて応力集中が起きるため、環状溝6aの溝底部の曲げ応力はガイドパイプ6の一般部における曲げ応力よりも大幅に大きくなる。すなわち、ガイドパイプ6は、この環状溝6a部において容易に変形し易くなっている。環状溝6aの溝底部の曲げ応力の大きさが許容応力値を超えると、ガイドパイプ6は環状溝6aを境に「く」字状に折れ曲がるので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図7においては、環状溝6aの個数を3個としているが、3個である必要はなく、1個、あるいはそれ以上何個でもよい。
図8に、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の変形例の部分断面図を示す。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ6のアッパーパイプ62とロアーパイプ61を外形寸法および内径寸法とも同一の管材から形成して両者を突き合わせ、その突き合わせ部分の外周部にスプリング63を密着させている。
これに対して、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の変形例では、図8に示すように、両者を異なる外形寸法および内径寸法の管材から形成し部分的に挿通させ、その挿通部の外周箇所にスプリング65を密着させている。
すなわち、図8に示すように、ロアーパイプ61の外周側面をアッパーパイプ62の内周側面を両者が摺動可能に挿通し、且つロアーパイプ61のおよびアッパーパイプ62の外周部にスプリング65を密着させて、ロアーパイプ61のおよびアッパーパイプ62を固定している。また、この変形例におけるスプリング65は、その両端部が密着巻部65a、中央部が隙間巻部(いわゆる圧縮ばね部)65bとなっており、両密着巻部65aがそれぞれロアーパイプ61のおよびアッパーパイプ62に密着固定されている。
この変形例において、アッパーパイプ62の先端が燃料タンク2の内面に接触した場合、アッパーパイプ62は、スプリング65、詳しくは、スプリング65の隙間巻部65bの弾性力に抗して、ロアーパイプ61外周と摺動しつつ図8の下方に移動する。
これにより、アッパーパイプ62の先端と燃料タンク2の内面との接触部に作用する力は、スプリング65を変形させるために消費され、燃料タンク2に作用する力は大幅に減少する。
したがって、燃料タンク2が燃料液面検出装置1のガイドパイプ6のアッパーパイプ62によって傷つけられることを防止することができる。
なお、ガイドパイプ6の内面に、校正用反射面54から液面81に向かう超音波を校正用反射面54側に反射する突起物があると、高精度の液面81位置検出が困難となる可能性がある。このため、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1においては、アッパーパイプ62とロアーパイプ61を外形寸法および内径寸法とも同一の管材から形成して両者を突き合わせることにより、ガイドパイプ6の内面の平滑化を狙っている。
これに対して、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の変形例におけるガイドパイプ6内面には、図8に示すように、段差が生じるが、この段差は校正用反射面54から液面81に向かう超音波を校正用反射面54側に反射することがない。したがって、本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の変形例においても、高精度な液面81位置検出が可能となる。
なお、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ5をアルミニウムダイカスト用合金から、ガイドパイプ5をステンレス鋼管からそれぞれ形成しているが、これらの材質に限る必要は無く、他の材質から形成してもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、測定用反射面54形状を単純な平面状としているが、これを凹面状、つまり発振面31および液面81の両方に向かって凹であるような形状としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、超音波素子3を超音波の発射方向を液面81と平行として配置するとともに、ガイドパイプ5に測定用反射面54を設け、それにより液面81に向けて反射しているが、この構成に限る必要は無く、ガイドパイプ5を廃止して、超音波素子3をガイドパイプ6の下端、すなわちロアーパイプ61の下端側に配置し、超音波素子3からの超音波をガイドパイプ6内を直接液面81に向けて伝播させてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態による燃料液面検出装置1においては、ガイドパイプ5に校正用反射面53を設けているが、校正用反射面53を必ず設ける必要は無く、廃止してもよい。その場合、当該自動車が装備している気温センサ(図示せず)による温度検出信号、あるいは、燃料タンク2に燃料温度センサを設置しその温度検出信号に基づいて超音波の燃料8中の伝播速度を補正して液面81を算出してもよい。
また、以上説明した実施形態は、本発明の液面検出装置を、自動車の燃料液面検出装置1に適用した場合を例に説明したが、燃料液面検出装置1以外に適用してもよい。すなわち、車両に搭載される他の液体、たとえば、エンジンオイル、ブレーキフルードあるいはウィンドウォッシャ液等の液面検出に用いてもよい。あるいは、液体輸送用車両、たとえばタンクローリ等に備えられた液体輸送用タンク内の液面を検出するために適用してもよい。さらには、車両以外の民生用各種用途にも適用することができる。また、容器内を流れる液体の液位の検出用途にも適用できる。
本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の部分断面図である。 図1中のII矢視図である。 本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1における電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態による燃料液面検出装置1における部分断面図である。 図4中のV矢視図である。 本発明の第3実施形態による燃料液面検出装置1における部分断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料液面検出装置1における部分断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料液面検出装置1の変形例の部分断面図である。
符号の説明
1 燃料液面検出装置(液面検出装置)
2 燃料タンク(容器)
21 底面
3 超音波素子(超音波発振素子)
31 発振面
4 ブラケット
41 表面
42 底部
5 ガイドパイプ(第1筒)
51 大径部(内部空間)
52 小径部(内部空間)
53 測定用反射面(反射壁)
54 校正用反射面
55 取り付け孔
6 ガイドパイプ(第2筒)
61 ロアーパイプ(要素)
62 アッパーパイプ(要素)
63 スプリング(弾性部材)
64 ゴムパイプ(弾性部材)
65 スプリング(弾性部材)
65a 密着巻部
65b 隙間巻部
7 リード線
8 燃料(液体)
81 液面
82 最高液面
9 制御回路
91 パルス発生回路
92 演算回路
93 駆動回路
10 表示部
11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ
13 プラグ
14 ガードキャップ(部材)
14a 突起
14b 貫通孔
A、B、C 伝播経路
d1 内径
d2 内径
H 液面高さ
Hmax 最大液面高さ
K 長さ

Claims (6)

  1. (a)液体を収容する容器内に配置される超音波発振素子と、
    (b)前記超音波発振素子が発射した超音波を前記容器内の液体の液面に向けて反射する反射壁と、
    (c)一端側に前記超音波発振素子が設けられ且つ他端側に前記反射壁が設けられており、前記超音波発振素子および前記反射壁間の超音波伝播経路を形成する第1筒と、
    (d)前記反射壁から前記液面間の超音波伝播経路を形成する第2筒とを備え、
    (e)前記超音波発振素子から発射された超音波の前記液面で反射した反射波を前記反射壁を介して前記超音波発振素子により受信して前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    (f)前記第2筒は、その軸方向において複数個の要素に分割され且つ各前記要素は前記第2筒よりも弾性係数の小さい弾性部材により連結され、
    (g)前記第2筒は前記弾性部材を関節として折曲可能であることを特徴とする液面検出装置。
  2. (a)液体を収容する容器内に配置され、前記液体の液面に向けて超音波を発射する超音波発振素子と、
    (b)前記超音波素子の超音波発信側と前記液面との間の超音波伝播経路を形成する筒とを備え、
    (c)前記超音波素子から発射された超音波の前記液面で反射した反射波を前記超音波発振素子により受信して前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    (d)前記筒は、その軸方向において複数個の要素に分割され且つ各前記要素は前記筒よりも弾性係数の小さい弾性部材により連結され、
    (e)前記筒は前記弾性部材を関節として折曲可能であることを特徴とする液面検出装置。
  3. (a)前記弾性部材は、コイルスプリング、またはゴムあるいは樹脂から成るチューブであり、
    (b)前記弾性部材は隣り合う2つの前記要素の接続部を覆い且つ弾性変形しつつ隣り合う2つの前記要素と嵌合し、
    (c)前記弾性部材の前記各要素との嵌合時において、前記弾性部材の弾性力は前記要素の半径方向に前記要素の中心に向かう方向に作用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液面検出装置。
  4. (a)液体を収容する容器内に配置される超音波発振素子と、
    (b)前記超音波発振素子が発射した超音波を前記容器内の液体の液面に向けて反射する反射壁と、
    (c)一端側に前記超音波発振素子が設けられ且つ他端側に前記反射壁が設けられており、前記超音波発振素子および前記反射壁間の超音波伝播経路を形成する第1筒と、
    (d)前記反射壁から前記液面間の超音波伝播経路を形成する第2筒とを備え、
    (e)前記超音波発振素子から発射された超音波の前記液面で反射した反射波を前記反射壁を介して前記超音波発振素子により受信して前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    (f)前記第2筒は、前記第2筒の外周側に前記第2筒と同軸状の環状溝を備えることを特徴とする液面検出装置。
  5. (a)液体を収容する容器内に配置され、前記液体の液面に向けて超音波を発射する超音波発振素子と、
    (b)前記超音波発振素子の超音波発信側と前記液面との間の超音波伝播経路を形成する筒とを備え、
    (c)前記超音波発振素子から発射された超音波の前記液面で反射した反射波を前記超音波発振素子により受信して前記液面位置を検出する液面検出装置であって、
    (d)前記筒は、前記筒の外周側に前記筒と同軸状の環状溝を備えることを特徴とする液面検出装置。
  6. (a)前記第2筒あるいは前記筒の先端部に、前記第2筒の軸方向の延長方向に延出する突起を備える部材あるいは前記筒の軸方向の延長方向に延出する突起を備える部材を設け、
    (b)前記突起は前記第2筒の径方向において前記第2筒の外側に設けられる、あるいは前記筒の径方向において前記筒の外側に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の液面検出装置。
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