JP2006189292A - マイクロ流路デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デバイスの小型化を図れるとともに、流路を流れる試料の空間的なモニタリングが可能なマイクロ流路デバイスを提供する。
【解決手段】 微小な流路20を流れる試料に光を入射し、その出射光を検出して試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイス11において、流路20から出射する光を集光するマイクロレンズ40が、当該流路20の形成位置に沿って複数形成する。これら複数のマイクロレンズ40で集光された出射光に基づいて、吸光光度分析法や蛍光分析法等の光学的検出方法による試料の検出を行うことにより、当該流路20を流れる試料の時間的、空間的なモニタリングが可能となり、例えば、試料中の特定物質の分離の様子や試料の濃度変化、反応速度等が容易に把握できる。また、マイクロレンズ40を本体30の表面に直接形成しているので、デバイスの小型化、薄型化が図れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板に形成された微小な流路を流れる試料溶液を光学的に分析又は処理するためのマイクロ流路デバイス及びその製造方法に関する。
近年、チップ上に微小流路が形成されたマイクロ流路デバイスを用いて、試料物質をこの流路に流しながら分析、混合・分離等の各種処理を行わせるマイクロ化学システムの開発が進められている。このようなマイクロ化学システムは、少量の試料での分析、処理等が可能であるため、例えば、DNAやタンパク質あるいは血液を分析するためのバイオチップとしての応用が注目されている。
この種のマイクロ流路デバイスは、シリコン等の基板上に流路となる溝を異方性エッチング等の微細加工技術を用いて形成した後、この溝を塞ぐ蓋体を基板上に接合することによって作製することができる(例えば下記特許文献1参照)。デバイスの種類によっては、流路上の所望の位置で流速や流れの方向制御が可能な素子を含むもの、試料中から所望の物質のみを抽出する分離回路を含むもの、異種試料と混合させて所定の反応を起こさせるもの等がある。
例えば、バイオチップでDNAやタンパク質あるいは血液を分析する場合、流路を流れる試料から必要な物質のみが分離される。分離技術としては、ピラーを用いたソーティング技術や幅の異なるマイクロ流路をアレイ状に並べて分離する方法等が挙げられる。
この際、例えば、各種操作が円滑に行われているか等の検証は勿論、混合又は反応の進行具合や濃度変化の測定等の時間的、空間的に試料をモニタリングすることの必要性が増してきている。一人ひとりの遺伝子状態や類似のタンパク質等の個別識別が今後、益々重要となってくるからである。
一方、物質の吸光量を測定する吸光光度分析法や、物質が発する蛍光の波長や強度を測定する蛍光分析法等を用いた試料の光学的検出方法が知られている。例えば下記特許文献2には、液体中の試料を処理し、生成した生成物の検出を吸光光度分析又は蛍光分析法で行うマイクロ化学システムにおいて、流路内の液体に光を入射する入射レンズと、流路から出射した光を受光する受光レンズとを備えた構成が開示されている。
特開2003−285298号公報 特開2003−279471号公報
しかしながら、上記特許文献2の構成では、入射レンズ及び出射レンズの少なくともひとつを流路内に設ける構成であるので、マイクロ流路デバイスの大型化、製造工程の複雑化等を招くという問題がある。
また、上記特許文献2の構成では、入射レンズ及び出射レンズの取付位置に制限があるため、処理した試料の分離過程や反応過程等を空間的にモニタリングする等の拡張性のある試料検出系を構築することは困難である。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、デバイスの小型化、製造の容易化を図れるとともに、流路を流れる試料の空間的なモニタリングが可能なマイクロ流路デバイス及びその製造方法を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明のマイクロ流路デバイスは、微小な流路を流れる試料に光を入射しその出射光を検出して試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイスであって、上記流路から出射する光を集光するレンズ素子が、当該流路の形成位置に沿って複数形成されている。
これら複数のレンズ素子で集光された出射光に基づいて、吸光光度分析法や蛍光分析法等の光学的検出方法による試料の検出を行うことにより、当該流路を流れる試料の時間的、空間的なモニタリングが可能となり、例えば、試料中の特定物質の分離の様子や試料の濃度変化、反応速度等が容易に把握できる。
これらレンズ素子は、オンチップレンズ等、流路を構成する基板上にマイクロレンズをアレイ状に配列したもので構成することができる。また、層内レンズで上記レンズ素子を構成してもよい。これにより、マイクロ流路デバイスの小型化を図ることができる。
本発明のマイクロ流路デバイスは、流路に対応する溝が形成された第1基板と、この第1基板に貼り合わされた第2基板とで構成できる。レンズ素子は、流路に沿って、これら第1基板あるいは第2基板をエッチング加工にて直接形成することができ、製造及び組立が容易となる。
レンズ素子の形成位置は特に限定されないが、分離・混合等の各種処理が行われる流路部位に配置するようにすれば、各種処理あるいは操作が円滑に行われているか等の検証は勿論、混合又は反応の進行具合や濃度変化の測定等の時間的、空間的な分析を行えるようになる。
一方、本発明の他のマイクロ流路デバイスは、微小な流路を流れる試料に光を入射して試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイスであって、流路へ入射する光を集光するレンズ素子が、当該流路の形成位置に沿って複数形成されている。
このような構成のマイクロ流路デバイスによれば、上記レンズ素子で集光した光を流路を通過する試料に効率良く照射することができる。これにより、例えば蛍光分析等の検出感度の向上が図れるようなる。また、特定物質の熱/化学反応を生じさせることも可能となるから、原因物質の選択的治療にも有用な手段となり得る。
以上述べたように、本発明によれば、流路から出射する光を集光するレンズ素子が、流路の形成位置に沿って複数形成されているので、流路を流れる試料の時間的、空間的なモニタリングが可能となる。また、デバイスの小型化、構造の簡素化、製造の容易化を図ることができる。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態によるマイクロ流路デバイス11を含むマイクロ化学システム10の概略構成を示している。マイクロ化学システム10は、マイクロ流路デバイス11と、このマイクロ流路デバイス11に光を照射する光源1と、マイクロ流路デバイス11から出射する光を受光する受光センサ2と、この受光センサ2の出力信号に基づいて試料の分析を行う分析装置(図示略)等で構成されている。
光源1は、ランプ等の点状光源でもよいし、蛍光管等の線状光源でもよい。光源1からの照射光は特に限定されず、白色光、単色光、レーザ光等、マイクロ流路デバイス11を流れる試料の種類、分析又は処理方法等に応じて適宜決定される。
マイクロ流路デバイス11は、内部に試料溶液が流れる微小な流路20を有する光学的に透明な本体30と、この本体30から出射する光を集光するマイクロレンズ40とを有するチップ状部品で構成されている。なお図では簡単のため一部の流路領域のみを示す。
流路20は、例えば100μm〜数μm等の微小幅で形成されている。なお、図では直線的に描かれているが曲線形状でもよく、また、流路部位に応じて、分岐路が形成されていたり、流路幅が異なる形状に形成されていてもよい。
本体30は、光源1からの照射光を透過する材料で形成されており、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリウレタン等の合成樹脂材料、シリコン(Si)、石英ガラス、二酸化珪素(SiO2)、水晶、TEOS(tetraethylorthosilicate)−SiO2、PSG(pospho-silicate glass)、BPSG(boron doped PSG)、希土類をドープしたガラス系材料、サファイア(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)、窒化シリコン(SiN)、低膨張結晶化ガラス等、光学素子に用いられる材料が適用される。
また、本体30の構成材料は、光源1から照射される光の波長によって選択することができる。例えば、入射光が赤外線である場合、本体30の構成材料としてはシリコン等が好適である。
上記光学素子に用いられる材料には、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、酸化チタン(TiO2)、酸化タンタル(TaO2)、酸化ビスマス(Bi2O3)、あるいはこれらの多層膜等が挙げられる。
マイクロレンズ40は、本体30の光の出射面側に形成されており、流路20の形成位置に対応して複数アレイ状に配列されたオンチップレンズとして構成されている。このマイクロレンズ40による光の焦点位置には、上記受光センサ2が配置されている。
なお、受光センサ2は、図示のようにマイクロレンズ40毎に複数配置されていてもよいし、ラインセンサやエリアセンサ等のような単一センサで構成されていてもよい。また、光電子増倍管等を用いてもよい。
マイクロレンズ40の焦点位置は、マイクロレンズ40の構成材料(屈折率)やレンズ面の曲率半径等で決まる。なお、レンズ形状は図示するドーム状に限らず、プリズム形状でもよい。
マイクロレンズ40の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリウレタン等の合成樹脂材料、シリコン(Si)、石英ガラス、二酸化珪素、水晶、TEOS−SiO2、PSG、BPSG、希土類をドープしたガラス系材料、サファイア、ジルコニア、窒化シリコン、低膨張結晶化ガラス、低誘電率膜等、光学素子に用いられる材料が適用できる。
低誘電率膜としては、MSQ(Methyl silsesquioxane)、HSQ(Hydrogen silsesquioxane)のような塗布系C含有SiOCH系材料で多孔質材料を含む比誘電率2.0〜3.0の絶縁膜等が挙げられる。
マイクロ流路デバイス11の本体30は、図3Aに示すように第1基板31と第2基板32との貼り合わせ構造を有している。第1基板31の一表面側には、流路20に対応する溝20Aが形成されている。この溝20Aは、第1基板31の表面をプラズマエッチング加工して形成することができる。
第2基板32は、第1基板31の上記一表面側(溝20A形成面側)に接着剤を介して貼り合わされて流路20を画成する。この第2基板32の外面側には、流路20の形成位置に対応してマイクロレンズ40が形成されている。このマイクロレンズ40は、第2基板32の表面にプラズマエッチング加工によって直接形成することができる。
なお、マイクロレンズ40の形成方法としては、第2基板32表面のレンズ形成位置にレジストパターンを形成した後、全面エッチバックを施す。レジストパターンの大きさ、厚さ、エッチング条件等を調整することにより、所望のレンズ形状に仕上げることができる。
図3Aに示した構造のマイクロ流路デバイス11は、第1基板31の表面に溝20Aを形成する溝形成工程と、第2基板32の表面に、溝20Aの形成位置に対応して単数又は複数のマイクロレンズ40を形成するレンズ形成工程と、第1基板31と第2基板32とを接着剤等を用いて貼り合わせる接合工程とを経て、製造することができる。
接着剤としては、紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、二液性接着剤等が適用可能である。
一方、マイクロ流路デバイス11の本体30は、図3Bに示すように構成することもできる。すなわち、第1基板31の一方の表面に溝20Aを形成するとともに、この第1基板31の他方の表面にプラズマエッチング加工によってマイクロレンズ40を形成する。第2基板32は、第1基板31の溝20A形成面側の表面に貼り合わされる。
図3Bに示した構造のマイクロ流路デバイス11は、第1基板の一表面に、流路20に対応する溝20Aを形成する溝形成工程と、第1基板31の他の表面に、溝20Aの形成位置に対応して単数又は複数のマイクロレンズ40を形成するレンズ形成工程と、第1基板31の上記一表面側に、第2基板32を貼り合わせる接合工程とを経て製造することができる。
以上のように構成される本実施の形態のマイクロ化学システム10においては、マイクロ流路デバイス11の所定の流路20を流れる試料溶液に光源1からの光を入射させ、その出力光を受光センサ2で検出し、図示しない分析装置において当該試料の分析が行われる。特に本実施の形態では、受光センサ2で受光されたマイクロ流路デバイス11の出射光の強度や波長等を検出して、当該流路20を流れる試料の分析を行うようにしている。
本実施の形態によれば、流路20に沿って複数のマイクロレンズ40を設け、各々の出射光を別々に検出して試料の分析を行うようにしているので、当該流路20を流れる試料の時間的、空間的なモニタリングが可能となり、例えば、試料中の特定物質の分離の様子や試料の濃度変化、反応の推移あるいは反応速度等を容易に把握できるようになる。
また、本実施の形態によれば、流路20から出射する光をマイクロレンズ40で集光しているので、試料の検出を高感度に行うことができる。
更に、マイクロレンズ40を本体30上に直接(オンチップレンズで)形成しているので、本体30の組立てと同時に集光レンズ付きのマイクロ流路デバイス11を作製することができ、デバイスの小型化、薄型化と、製造の容易化を図れるようになる。
マイクロレンズ40は、マイクロ流路デバイス11の流路部位全域に設けられてもよいし、所定の流路領域のみ選択的に形成されていてもよい。また、マイクロレンズ40の配置個数は流路領域に応じて適宜設定することができる。例えば、単に流路を通過する試料の特定を行いたい場合には単一のマイクロレンズ40のみ形成する。これに対して、試料中の特定物質の分離の様子や濃度変化、反応過程等を調べたい場合には、複数のマイクロレンズ40を流路20に沿って形成すればよい。
また、マイクロレンズの形成位置は、本体30の下面側(図3Aにおいて第2基板32の外面側)にのみ形成する場合に限らず、例えば図4に示すように、本体30の下面30A側と、一方の側面30B側とにそれぞれマイクロレンズ40A,40Bを配置形成してもよい。この場合、各マイクロレンズ40A,40Bは、流路20の延在方向に関して相互に重ならない位置(各マイクロレンズ40A,40Bの光軸が交わらない位置)に形成される。
更に、図4に示した構成のマイクロ流路デバイスにおいて、一方のマイクロレンズ40Aを流路20に向けて光を集光する入射レンズとして機能させ、他方のマイクロレンズ40Bを流路20からの出射光を集光する出射レンズとして機能させてもよい。この構成により、入射光を受けた試料が発する蛍光の強度、波長等を基に、当該試料を分析する方法(蛍光分析法)を適用することができる。なおこの場合、各マイクロレンズ40A,40Bは、流路20の延在方向に関して相互に重なる位置(各マイクロレンズ40A,40Bの光軸が交わる位置)に形成される。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態を示している。なお、図において上述の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態のマイクロ流路デバイス12は、内部に流路20を有する本体30と、この本体30の一表面上に形成されたマイクロレンズ40を備えている。本実施の形態において、マイクロレンズ40は、光源(図示略)からの光を集光して流路20を流れる試料中の特定物質Pへ効率良く照射する入射レンズとしての機能を有している。
この構成により、入射光の選択により特定物質Pの熱/化学反応を生じさせ、例えば、その反応の有無、程度をモニタリングして当該流路20を流れる試料の分析を行うことができる。また、体外へ取り出した血液等の体液を当該マイクロ流路デバイス12を介して再び体内へ戻す循環系を構成することにより、体液中の原因物質の選択的治療にも有用な手段となり得る。
本実施の形態において、マイクロレンズ40は単一形成に限らず、流路に沿って複数形成することができる。この場合、各マイクロレンズの焦点距離は同一でもよいが、流路内で焦点位置を各々異ならせてもよい。
また、図5に示したマイクロ流路デバイス12の構成によって、試料中の特定物質Pを捕捉する光ピンセット(optical tweezers)として機能させることができる。光ピンセットは、物体に光を照射したときに生じる放射圧を利用して物体を捕捉し、それをハンドリングする手法である。この場合、外部照射光としてレーザ光が用いられ、これをマイクロレンズ40で集光し流路20内に合焦させる。試料中の特定物質Pが周囲の媒質と比べて屈折率が高い場合、レーザ光の焦点位置近傍に物質Pが引き付けられ、トラッピングされる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、マイクロ流路デバイスを構成する流路20及びマイクロレンズ40をそれぞれエッチング加工で形成するようにしたが、これに代えて、モールド法や射出成形法等で形成することも可能である。
本発明の第1の実施の形態によるマイクロ流路デバイス11を含むマイクロ化学システム10の概略構成図である。 マイクロ流路デバイス11の要部を示す概略斜視図である。 マイクロ流路デバイス11の本体30の構成を説明する断面図である。 マイクロ流路デバイスの構成の変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態によるマイクロ流路デバイス12の要部断面図である。
符号の説明
1 光源
2 受光センサ
10 マイクロ化学システム
11,12 マイクロ流路デバイス
20 流路
30 本体
31 第1基板
32 第2基板
40,40A,40B マイクロレンズ
P 特定物質

Claims (9)

  1. 微小な流路を流れる試料に光を入射しその出射光を検出して前記試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイスであって、
    前記流路から出射する光を集光するレンズ素子が、当該流路の形成位置に沿って複数形成されていることを特徴とするマイクロ流路デバイス。
  2. 前記レンズ素子は、オンチップレンズである請求項1に記載のマイクロ流路デバイス。
  3. 前記流路は、第1基板の表面に形成された溝と、前記第1基板の表面に貼り合わされた第2基板とで形成されており、前記レンズ素子が前記第2基板の外面側に一体形成されている請求項1に記載のマイクロ流路デバイス。
  4. 前記流路は、第1基板の一表面に形成された溝と、前記第1基板の表面に貼り合わされた第2基板とで形成されており、前記レンズ素子が前記第1基板の他の表面側に一体形成されている請求項1に記載のマイクロ流路デバイス。
  5. 微小な流路を流れる試料に光を入射して前記試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイスであって、
    前記流路へ入射する光を集光するレンズ素子が、当該流路の形成位置に沿って複数形成されていることを特徴とするマイクロ流路デバイス。
  6. 微小な流路を流れる試料に光を入射して前記試料を分析又は処理するためのマイクロ流路デバイスの製造方法であって、
    第1基板の表面に、前記流路に対応する溝を形成する溝形成工程と、
    前記第1基板の表面に貼り合わされる第2基板の表面に、前記溝の形成位置に対応して単数又は複数のレンズを形成するレンズ形成工程と、
    前記第2基板を前記第1基板の表面に貼り合わせる接合工程とを有することを特徴とするマイクロ流路デバイスの製造方法。
  7. 前記単数又は複数のレンズは、前記第2基板の表面をエッチング加工して形成される請求項6に記載のマイクロ流路デバイスの製造方法。
  8. 微小な流路を流れる試料に光を入射しその出射光を検出して前記試料を分析するためのマイクロ流路デバイスの製造方法であって、
    第1基板の一表面に、前記流路に対応する溝を形成する溝形成工程と、
    前記第1基板の他の表面に、前記溝の形成位置に対応して単数又は複数のレンズを形成するレンズ形成工程と、
    前記第1基板の一表面側に、第2基板を貼り合わせる接合工程とを有することを特徴とするマイクロ流路デバイスの製造方法。
  9. 前記単数又は複数のレンズは、前記第1基板の他の表面をエッチング加工して形成される請求項8に記載のマイクロ流路デバイスの製造方法。


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