JP2006188911A - ドア施解錠制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されると(S10)第1送信機により返信要求信号を送信する第1確認信号送信手段(S12)と、該第1確認信号送信手段による返信要求信号に応じた返信機からの返信信号が受信機にて受信された状態から、返信機からの返信信号が受信機にて受信されない状態への移行を検出する移行検出手段(S14,S15)とを有し、該移行検出手段により移行が検出された後に、ドア開閉状態検出手段によりドアが閉状態となったことが検出されたとき(S18)、ドアの施錠を行う(S28)。
【選択図】 図3
Description
このような事前認証方式のキーレスオペレーションシステムでは、一般に、乗員(無線キーの操作者)が車両から離れ、至近距離感知エリア外に出たときにドアの施錠を行うようにしている。或いは、乗員が至近距離感知エリア外に出た後、所定時間経過したときにドアの施錠を行うようにしている。
また、実際にドアの施錠確認をしたい場合であっても、ドアが施錠されたときには既に乗員が車両から離れてしまっているため、乗員の手や目が届かず施錠確認できないという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、事前認証方式のキーレスオペレーションシステムを用い、ドアの施錠を速やかにして間違いなく確実に行うことの可能なドア施解錠制御装置を提供することにある。
また、請求項2のドア施解錠制御装置では、前記ドア施解錠制御手段は、前記移行検出手段による移行が検出された後に、前記ドア開閉状態検出手段によりドアが閉状態となったことが検出されたとき、前記第2送信機により車室外の所定範囲に返信要求信号を送信する第2確認信号送信手段をさらに有し、該第2確認信号送信手段による返信要求信号に応じた前記返信機からの返信信号が前記受信機にて受信されたとき、ドアの施錠を行うことを特徴とする。
また、請求項2のドア施解錠制御装置によれば、返信機を持った乗員がドアを閉じてから短時間のうちにドアの施錠を間違いなく確実に行うことができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態のドア施解錠制御装置は、車両1におけるキーレスオペレーションシステムからなり、車載ユニット10と運転者等の乗員が携帯可能な携帯機(返信機、無線キー)30とを備えてキーレスオペレーションを行うことが可能に構成されている。詳しくは、キーレスオペレーションシステムとしては、ここでは、手動で直接入力後に暗号の照合(ID認証)を行いドア2〜6の施解錠を可能としながら、手動で直接入力を行うことなく接近により自動で暗号の照合を行いドア2〜6の施解錠を行うことの可能な直接入力方式且つ事前認証方式のキーレスオペレーションシステムが採用される。
ステアリングロックアッセンブリ16は、ステアリングハンドルをロックするためのステアリングロックユニット17と、運転者等の乗員が操作可能なプッシュスイッチ(イグニッションノブ)18と、携帯機30に内蔵されたメカニカルキー(図示略)が車両1の図示しないキーシリンダ(鍵穴)に挿入されたことを検知するキー挿入スイッチ19とを有している。
携帯機30について説明すると、この携帯機30は、図2のブロック図に示すように、ECU301、RFアンテナ302、同RFアンテナ302を介して上記RF信号を送信するRF送信回路303、LFアンテナ304、同LFアンテナ304を介してLF信号を受信するLF受信回路305、作動電源としてのバッテリ306、ロックスイッチ307及びアンロックスイッチ308を有している。そして、RF送信回路303、LF受信回路305、バッテリ306、ロックスイッチ307及びアンロックスイッチ308は、ECU301に接続されている。
先ず、ドア解錠制御について説明する。
ドア2〜6が施錠された状態で、携帯機30を携帯した運転者等のドア操作者が車両1に近づき、上記車室外検出エリアに入ると、或いはドア操作者がアウタドアハンドルに触れて起動入力スイッチとしてのドアハンドルスイッチ12がオンになると、メインECU11により車室内LF送信回路114及び車室外LF送信回路115が駆動され、車室内送信アンテナ14及び車室外送信アンテナ15からLF信号が送信される。
双方のIDコードが一致すると、メインECU11から車両ECU40を介してドアロックアクチュエータ41にドアロック解除信号(ドア解錠制御信号)が送出され、これにより全てのドア2〜6のロックが解除される。
図3を参照すると、メインECU11の実行する本発明に係るドア施錠制御の制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下同フローチャートに沿い説明する。
先ず、ステップS10では、ドア2〜6のいずれかが開状態とされ、ドア開信号(オン信号)が入力したか否かをドアスイッチ22からの情報に基づき判別する。判別結果が偽(No)の場合にはステップS10の実行を繰り返し、一方、判別結果が真(Yes)でドア開信号が入力したと判定された場合には、ステップS12に進む。
このように車室内送信アンテナ14から送信されたLF信号は、当該LF信号が届く範囲(車室内及び車室外検出エリア)に携帯機30が有れば、携帯機30のLFアンテナ304を介してLF受信回路305により受信され、上述したように携帯機30に固有のIDコードを含むRF信号がRFアンテナ302から送信される。一方、LF信号が届く範囲に携帯機30が無い場合には、携帯機30からRF信号が送信されることはない。
ステップS14の判別結果が偽(No)の場合には、LF信号が届く範囲にIDコードの一致する携帯機30が無い、即ち当該携帯機30を携帯した乗員が車室内にいないと判断でき、この場合にはステップS10に戻る。つまり、携帯機30を携帯した乗員以外の者のみが車室内にいるような場合には、一旦ドア2〜6が施錠されてしまうと携帯機30を持たないために再び解錠できなくなるため、ドア2〜6の施錠を一切行わないこととする。
ステップS15では、車室内にいる乗員が持つ携帯機30からの応答が継続して検出できるか否かを判断し、継続して検出している間は、本ステップを繰り返す。そして、車室内にいる乗員が持つ携帯機30からの応答がなくなったとき、ステップS16に進む。これにより、車室内にいる乗員が確実に車室外に出たことが判断される(移行検出手段)。
ステップS16では、開状態とされたドアが閉状態とされ、ドア閉信号(オフ信号)が入力したか否かをドアスイッチ22からの情報に基づき判別する。判別結果が偽(No)の場合にはステップS16の実行を繰り返し、一方、判別結果が真(Yes)でドア閉信号が入力したと判定された場合には、ステップS18に進む。
このように車室外送信アンテナ15から送信されたLF信号は、車室外の所定の車室外検出エリアに携帯機30が有れば、携帯機30により受信され、携帯機30に固有のIDコードを含むRF信号がRFアンテナ302から送信される。一方、車室外検出エリアに携帯機30が無ければ、携帯機30からRF信号が送信されることはない。
ステップS22の判別結果が真(Yes)で、LF信号に対して携帯機30からの応答が有り、車室外検出エリアに携帯機30を携帯した乗員がいるような場合には、乗員が確実に車室外に出たと判断してステップS28に進み、即座にドア2〜6の施錠を行う。これにより、乗員が確実に車室外に出たことが認識されると、ドア2〜6の施錠が即座に行われ、乗員に煩わしさを与えるおそれがない。
ステップS24では、再度車室外LF送信回路115のみが駆動され、車室外送信アンテナ15のみからLF信号が送信される。
従って、次のステップS26では、やはり、LF信号に対して携帯機30からの応答が有り、RF信号に含まれているIDコードがメインECU11のメモリに記憶されているIDコードと一致するか否かを判別する。
ステップS30では、以下のステップS34においてカウントアップするカウント値Kが値4になったか否かを判別する。判別結果が偽(No)でカウント値Kが未だ値4に満たない場合には、ステップS32以降に進む。
カウント値KをカウントアップすることによりステップS30の判別結果が真(Yes)となり、カウント値Kが値4になったと判定された場合には、上記ステップS28に進んで、ドア2〜6を施錠し、ステップS36でカウント値KをK=0として本制御を終了する。
これにより、上記同様、一旦ドア2〜6が開かれた後に閉じられた場合において、ドア2〜6の開閉信号をトリガとして、携帯機30を携帯した乗員が降車して確実に車室外にいることを確認してドア2〜6の施錠を間違いなく確実に行うことができるとともに、ドア2〜6を閉じて直ぐに施錠すべき状況下にない場合であっても、速やかにドア2〜6の施錠を行うことができる。
例えば、上記実施形態では、本発明を直接入力方式且つ事前認証方式のキーレスオペレーションシステムに適用する場合を例に説明したが、直接入力機能を有さない単なる事前認証方式のキーレスオペレーションシステムに適用するようにしてもよい。
2、3、4、5 ドア
6 バックドア
10 車載ユニット
11 メインECU
14 車室内送信アンテナ
15 車室外送信アンテナ
22 ドアスイッチ(ドア開閉状態検出手段)
30 携帯機(返信機)
41 ドアロックアクチュエータ
111、302 RFアンテナ
112 RF受信回路(受信機)
114 車室内LF送信回路(第1送信機)
115 車室外LF送信回路(第2送信機)
303 RF送信回路
304 LFアンテナ
305 LF受信回路
Claims (2)
- 車両に設けられ、車室内に返信要求信号を送信する第1送信機と、
車両に設けられ、車両から車室外の所定範囲に返信要求信号を送信する第2送信機と、
前記第1送信機または前記第2送信機からの返信要求信号を受信し、ID情報を含む返信信号を返信する携帯型の返信機と、
車両に設けられ、前記返信機からの返信信号を受信する受信機と、
前記受信機により受信された返信信号に基づきID照合を行い、ドア施解錠を制御するドア施解錠制御手段とを備えたドア施解錠制御装置において、
ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段を備え、
前記ドア施解錠制御手段は、
前記ドア開閉状態検出手段によりドアが開状態であることが検出されると、前記第1送信機により返信要求信号を送信する第1確認信号送信手段と、
前記第1確認信号送信手段による返信要求信号に応じた前記返信機からの返信信号が前記受信機にて受信された状態から、前記返信機からの返信信号が前記受信機にて受信されない状態への移行を検出する移行検出手段とを有し、
前記移行検出手段により移行が検出された後に、前記ドア開閉状態検出手段によりドアが閉状態となったことが検出されたとき、ドアの施錠を行うことを特徴とするドア施解錠制御装置。 - 前記ドア施解錠制御手段は、
前記移行検出手段による移行が検出された後に、前記ドア開閉状態検出手段によりドアが閉状態となったことが検出されたとき、前記第2送信機により車室外の所定範囲に返信要求信号を送信する第2確認信号送信手段をさらに有し、
該第2確認信号送信手段による返信要求信号に応じた前記返信機からの返信信号が前記受信機にて受信されたとき、ドアの施錠を行うことを特徴とする、請求項1記載のドア施解錠制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002529A JP2006188911A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | ドア施解錠制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005002529A JP2006188911A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | ドア施解錠制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006188911A true JP2006188911A (ja) | 2006-07-20 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005002529A Pending JP2006188911A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | ドア施解錠制御装置 |
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JP (1) | JP2006188911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052378A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Denso Corp | 自動施錠装置 |
-
2005
- 2005-01-07 JP JP2005002529A patent/JP2006188911A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011052378A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Denso Corp | 自動施錠装置 |
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