JP2006188050A - 成形前駆体、繊維強化樹脂成形体の製造方法、および繊維強化樹脂成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本体部と該本体部の縁から外方に連続して延びるバリ形成部とからなる成形前駆体であって、前記本体部は、多数本の強化繊維からなる第1の基材と、前記本体部の外縁部において前記第1の基材に積層された多数本の繊維からなる第2の基材とから形成され、前記バリ形成部は、前記本体部の縁から外方に延びる前記第2の基材で形成され、前記多数本の繊維の間隙が成形樹脂の流路を形成している成形前駆体。
【選択図】図15
Description
(1) 本体部と該本体部の縁から外方に連続して延びるバリ形成部とからなる成形前駆体であって、前記本体部は、多数本の強化繊維からなる第1の基材と、前記本体部の外縁部において前記第1の基材に積層された多数本の繊維からなる第2の基材とから形成され、前記バリ形成部は、前記本体部の縁から外方に延びる前記第2の基材で形成され、前記多数本の繊維の間隙が成形樹脂の流路を形成している成形前駆体。
(2) 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を被覆するように配置されている前記(1)に記載の成形前駆体。
(3) 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を挟むように配置されている前記(1)または(2)のいずれかに記載の成形前駆体。
(4) 前記第1の基材の表層部を形成する表層形成基材が、前記本体部の縁から外方に延び、前記バリ形成部に位置する前記第2の基材を被覆するように配置されている前記(1)〜(3)のいずれかに記載の成形前駆体。
(5) 前記第2の基材の圧縮特性値が、前記第1の基材の35%乃至80%である前記(1)〜(4)のいずれかに記載の成形前駆体。
(6) 前記第1の基材の目付が、100乃至1000g/m2である前記(1)〜(5)のいずれかに記載の成形前駆体。
(7) 前記第2の基材を形成する繊維の強度が、前記第1の基材を形成する強化繊維の強度より低い前記(1)〜(6)のいずれかに記載の成形前駆体。
(8) 前記第2の基材が、不織布である前記(1)〜(7)のいずれかに記載の成形前駆体。
(9) 前記第2の基材の目付が、10乃至1500g/m2である前記(1)〜(8)のいずれかに記載の成形前駆体。
(10) 成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置される工程、前記成形前駆体が配置された前記成形型が閉じられる工程、前記閉じられた成形型の前記成形キャビティ内に加熱加圧された樹脂が注入される工程、前記成形キャビティ内に注入された樹脂が固化される工程、前記樹脂が固化した後、前記成形型が開かれる工程、および、前記開かれた成形型から成形された繊維強化樹脂成形体が取り出される工程からなるRTMによる繊維強化樹脂成形体の製造方法であって、
(a)前記成形前駆体として、前記(1)〜(15)のいずれかに記載の成形前駆体が用いられ、
(b)前記成形キャビティの外周の少なくとも一部に、前記注入される樹脂が流通するフィルムゲートが設けられ、
(c)前記成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置される工程において、前記フィルムゲートの少なくとも一部に、前記第2の基材が位置するように前記成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置され、
(d)前記フィルムゲートで形成される前記樹脂のバリ部の少なくとも一部に、前記第2の基材が存在しているRTMによる繊維強化樹脂成形体の製造方法。
(11) 前記フィルムゲートの外側に、該フィルムゲートに連通するランナーが設けられ、前記成形前駆体の第2の基材が、前記ランナーの位置まで達する状態で配置されている前記(10)に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。
(12) 前記フィルムゲートのゲート間隔が、0.1乃至2.0mmである前記(10)または(11)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。
(13) マトリックス樹脂と多数本の強化繊維からなる繊維強化基材とからなり、前記多数本の強化繊維の間隙に前記マトリックス樹脂が含浸されている繊維強化樹脂成形体であって、前記繊維強化基材を第1の基材としたとき、該第1の基材の外縁部において前記第1の基材に積層された多数本の繊維からなる第2の基材を有し、該第2の基材を形成する繊維の強度が、前記第1の基材を形成する強化繊維の強度より低く、前記第2の基材を形成する多数本の繊維の間隙にも、前記マトリックス樹脂が含浸されている繊維強化樹脂成形体。
(14) 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を被覆するように配置されている前記(13)に記載の繊維強化樹脂成形体。
(15) 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を挟むように配置されている前記(13)または(14)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
(16) 前記第1の基材の目付が、100乃至1000g/m2である前記(13)〜(15)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
(17) 前記第2の基材が、不織布である前記(13)〜(16)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
(18) 前記第2の基材の目付が、10乃至1500g/m2である前記(13)〜(17)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
(19) 外縁部の厚みが、中央部の厚みの1.5乃至5倍である前記(13)〜(18)のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
樹脂注入口8aの数や位置は、成形型2の形状や寸法、一型内で同時に成形する成形体の数量などによって異なるが、樹脂注入口8aの数はできるだけ少ないことが好ましい。これは樹脂注入装置3からの注入用流路13を樹脂注入口8aに接続する箇所が増えて注入作業が繁雑になることを防ぐためである。樹脂注入流路13の材料は十分な流量の確保と樹脂との適合性(温度や耐溶剤性、耐圧)を考慮することが好ましい。チューブには口径5〜30mmのものを用い、樹脂の注入圧力に耐えるために1.0MPa以上の耐圧性、樹脂硬化時の温度に耐えるために100℃以上の耐熱性を有することが好ましく、厚みが2mm程度の“テフロン(登録商標)”などのフッ素樹脂製チューブが好ましい。ただし、“テフロン(登録商標)”以外にも、比較的安価なポリエチレン、ナイロン等のプラスチック製のチューブやスチール、アルミ等の金属管も適用可能である。また、樹脂排出口8bの数や位置は、成形型の形状や寸法、一型内で同時に成形する成形体の数量などによって異なるが、樹脂排出口8bの数もできるだけ少ないことが好ましい。また、樹脂排出口8bは、型内に残留する気体が抜けやすいように樹脂注入口8aよりも気体が浮動し易い方向である高い位置に設置されることが好ましい。樹脂排出路14の材料は、樹脂注入流路13と同様に十分な流量の確保と樹脂との適合性(温度や耐溶剤性、耐圧)を考慮することが好ましい。排出路14としてはスチール、アルミ等の金属管、あるいはポリエチレン、ナイロン、“テフロン(登録商標)”等のプラスチック製のチューブが挙げられるが、直径5〜10mm、厚み1〜2mmの“テフロン(登録商標)”製チューブが作業性の面からより好ましい。
FRP成形時に発生するバリは強化繊維基材が含まれないため、手作業で容易に除去することができ、さらに、成形体は外形形状の隅々まで強化繊維が配置されたFRP構造体となるので、全体にわたって優れた強度、剛性を発現でき、「欠け」などのおそれを排除することが可能になる。
炭素繊維織物−東レ(株)製CO6343B
織り組織:平織り、織物目付:198g/m2、強化繊維:T300B−3K、弾性率:230GPa、強度:3530MPa、繊度:198tex、フィラメント数:3000本
基材B2:
炭素繊維織物−東レ(株)製BT70−30
織り組織:平織り、織物目付:317g/m2、強化繊維:T700SC−12K、弾性率:230GPa、強度:4900MPa、繊度:800tex、フィラメント数:12000本
基材B3:
耐炎糸不織布−旭化成(株)製“ラスタン(登録商標)”TOP8300
布帛の形態:フェルト状不織布、目付:300g/m2
基材B4:
ガラス繊維サーフェースマット−日東紡(株)製MF30P100BS6
布帛の形態:連続繊維不織布、目付:30g/m2
基材B5:
炭素短繊維マット−東レ(株)製“トレカ(登録商標)”T700SC
弾性率:230GPa、強度:4900MPa、繊度:1650tex、短繊維長:最大2インチ、目付:80g/m2
基材B6:
コンティニアスストランドマット−日本板硝子社製
布帛の形態:ガラス連続繊維不織布、目付:450g/m2
基材B7:
耐炎糸不織布−トラスコ中山(株)製カーボンフェルト50CF
布帛の形態:フェルト状不織布、目付:680g/m2
基材B8:
ガラス繊維不織布−矢澤産業(株)製スーパーウールマットYWN−8
布帛の形態:フェルト状不織布、目付:720g/m2
樹脂MR1:
エポキシ樹脂−東レ(株)製TR−C35
主剤:エポキシ樹脂−油化シェルエポキシ(株)製“エピコート”828
硬化剤:イミダゾール誘導体−東レ(株)製ブレンドTR−C35H
混合比:主剤/硬化剤=10/1
(実施例1)
図4を用いて説明された成形装置、および、図6を用いて説明された成形方法を用いて、図7および図8を用いて説明した全長約600mmのオートバイのカウルを、次に説明される手順で製造した。製造されたカウルは、全体にわたって優れた強度、剛性を有し、欠損部を有していなかった。
(実施例2)
実施例1の第2の基材を基材B4にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。得られた成形体の周囲に、基材B4とエポキシ樹脂からなる薄いバリが形成されていた。
(実施例3)
実施例1の第1の基材を基材B2に、第2の基材を基材B5にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。得られた成形体の周囲に、基材B5とエポキシ樹脂からなる薄いバリが形成されていた。
(実施例4)
実施例1の第2の基材を基材B6にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。得られた成形体の周囲に、基材B6とエポキシ樹脂からなる薄いバリが形成されていた。
(実施例5)
実施例1の成形型上型を、図9および10に示される端部61aが肉厚になっている成形型上型61にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。成形型上型61と成形型下型17を密着させても、キャビティ肉厚部61aに位置した第2の基材は、つぶれることなく、型形状に沿った形状で成形され、追加の工程を要することなく、肉厚のヘミング加工が実現出来た。
(実施例6)
図11に示されるように、第1の基材52として、成形形状から片側約5mm幅分小さめに裁断した4枚の基材B1を用意した。そのうちの3枚の基材B1を重ねて、賦形型下型62に配置した。第2の基材53として、基材B3を成形形状から全体的に5mm幅分大きめに裁断したものを用いた。第1の基材52の上に、型の稜線から全体的に5mmずつ外部へ突出するように第2の基材を重ねた。次いで、その上から基材B1の残りの1枚を重ねた。
(実施例7)
図23に示されるように、第1の基材52として、成形形状から片側約5mm幅分小さめに裁断した4枚の基材B2を用意し、これら4枚の基材B2を重ねて賦形型下型62に配置した。第2の基材53として、基材B3を、第1の基材52とキャビティとの空隙をなくすように、かつ型の稜線から全体的に5mmずつ外部へ突出するように、第1の基材52の上に重ねて配置した。
(実施例8)
実施例1の第2の基材を基材B7にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。得られた成形体の周囲に、基材B7とエポキシ樹脂からなる薄いバリが形成されていた。
(実施例9)
実施例1の第2の基材を基材B8にした以外は、実施例1と同じ方法を用いて成形体を製造した。得られた成形体の周囲に、基材B8とエポキシ樹脂からなる薄いバリが形成されていた。
(実施例10)
図18に示されるように、第1の基材52として、成形形状から片側約5mm幅分小さめに裁断した4枚の基材B2を用意し、これら4枚の基材B2を重ねて賦形型下型62に配置した。第2の基材53として、基材B3を、第1の基材52と型形状との間の空隙をなくすように、かつ型の稜線から全体的に5mmずつ外部へ突出するように、第1の基材52の上に重ねて配置した。
(実施例11)
図20に示されるように、第1の基材52として、成形形状から片側5mm幅分大きめに裁断した1枚の基材B1と、成形形状から片側約5mm幅分小さめに裁断した5枚の基材B1を用意した。大きめに裁断した1枚の基材B1を賦形型下型62に配置した。次いで、その上に重ねて、小さめに裁断した4枚の基材B1を賦形型下型62に配置した。第2の基材53として、基材B7を、第1の基材52と型形状との間の空隙をなくすように、かつ型の稜線から全体的に5mmずつ外部へ突出するように第1の基材52の上に重ねて配置した。さらにその上に、残りの1枚の基材B1を重ねた。
(比較例1)
4枚の基材B1が積層された強化繊維基材を用意した。この基材を成形形状に裁断した後、賦形型下型に重ねて配置した。
(比較例2)
4枚の基材B1が積層された強化繊維基材を用意した。この繊維強化基材を成形形状から片側約5mm幅分小さめに裁断し後、賦形型下型に重ねて配置した。
2 成形型
3 樹脂注入装置
4 混合ユニット
5 主剤タンク
6 硬化剤タンク
7a 真空ポンプ
7b 加圧ポンプ
8a 樹脂注入口
8b 樹脂排出口
9 油圧ユニット
10 油圧ポンプ
11 油圧シリンダー
12 逆止弁
13 樹脂注入路
14 樹脂排出路
15 樹脂トラップ
16 成形型上型
17 成形型下型
18 フィルムゲート
19 ランナー
20 シール材
21 バイスグリップ
22a 樹脂注入バルブ
22b 樹脂排出バルブ
22c 制御装置
23 加圧装置
24 真空ポンプ
25 金型温調機
26 キャビティ
31 注入樹脂圧力計
32 型内圧力計
51 オートバイのカウル
52 第1の基材
53 第2の基材
54 主として第1の基材を含むFRP部
55 主として第2の基材を含むFRP部
56 成形前駆体
57 成形前駆体
58 成形前駆体
59 成形前駆体
61 成形型上型
62 賦形型下型
63 賦形型上型
64 賦形型上型
71 本体部
72 バリ形成部
101 繊維強化樹脂成形体
102 強化繊維基材
103 樹脂リッチ部分
Claims (19)
- 本体部と該本体部の縁から外方に連続して延びるバリ形成部とからなる成形前駆体であって、前記本体部は、多数本の強化繊維からなる第1の基材と、前記本体部の外縁部において前記第1の基材に積層された多数本の繊維からなる第2の基材とから形成され、前記バリ形成部は、前記本体部の縁から外方に延びる前記第2の基材で形成され、前記多数本の繊維の間隙が成形樹脂の流路を形成している成形前駆体。
- 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を被覆するように配置されている請求項1に記載の成形前駆体。
- 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を挟むように配置されている請求項1または2のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第1の基材の表層部を形成する表層形成基材が、前記本体部の縁から外方に延び、前記バリ形成部に位置する前記第2の基材を被覆するように配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第2の基材の圧縮特性値が、前記第1の基材の35%乃至80%である請求項1〜4のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第1の基材の目付が、100乃至1000g/m2である請求項1〜5のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第2の基材を形成する繊維の強度が、前記第1の基材を形成する強化繊維の強度より低い請求項1〜6のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第2の基材が、不織布である請求項1〜7のいずれかに記載の成形前駆体。
- 前記第2の基材の目付が、10乃至1500g/m2である請求項1〜8のいずれかに記載の成形前駆体。
- 成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置される工程、前記成形前駆体が配置された前記成形型が閉じられる工程、前記閉じられた成形型の前記成形キャビティ内に加熱加圧された樹脂が注入される工程、前記成形キャビティ内に注入された樹脂が固化される工程、前記樹脂が固化した後、前記成形型が開かれる工程、および、前記開かれた成形型から成形された繊維強化樹脂成形体が取り出される工程からなるRTMによる繊維強化樹脂成形体の製造方法であって、
(a)前記成形前駆体として、請求項1乃至15のいずれかに記載の成形前駆体が用いられ、
(b)前記成形キャビティの外周の少なくとも一部に、前記注入される樹脂が流通するフィルムゲートが設けられ、
(c)前記成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置される工程において、前記フィルムゲートの少なくとも一部に、前記第2の基材が位置するように前記成形前駆体が成形型の成形キャビティに配置され、
(d)前記フィルムゲートで形成される前記樹脂のバリ部の少なくとも一部に、前記第2の基材が存在しているRTMによる繊維強化樹脂成形体の製造方法。 - 前記フィルムゲートの外側に、該フィルムゲートに連通するランナーが設けられ、前記成形前駆体の第2の基材が、前記ランナーの位置まで達する状態で配置されている請求項10に記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。
- 前記フィルムゲートのゲート間隔が、0.1乃至2.0mmである請求項10または11のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造方法。
- マトリックス樹脂と多数本の強化繊維からなる繊維強化基材とからなり、前記多数本の強化繊維の間隙に前記マトリックス樹脂が含浸されている繊維強化樹脂成形体であって、前記繊維強化基材を第1の基材としたとき、該第1の基材の外縁部において前記第1の基材に積層された多数本の繊維からなる第2の基材を有し、該第2の基材を形成する繊維の強度が、前記第1の基材を形成する強化繊維の強度より低く、前記第2の基材を形成する多数本の繊維の間隙にも、前記マトリックス樹脂が含浸されている繊維強化樹脂成形体。
- 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を被覆するように配置されている請求項13に記載の繊維強化樹脂成形体。
- 前記第1の基材が、前記外縁部に位置する前記第2の基材の少なくとも一部を挟むように配置されている請求項13または14のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
- 前記第1の基材の目付が、100乃至1000g/m2である請求項13〜15のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
- 前記第2の基材が、不織布である請求項13〜16のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
- 前記第2の基材の目付が、10乃至1500g/m2である請求項13〜17のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
- 外縁部の厚みが、中央部の厚みの1.5乃至5倍である請求項13〜18のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体。
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