JP2006187736A - ペースト塗布機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
描画されたペーストパターンの塗布状況を正確にしかも高速に計測、検査できるようにする。
【解決手段】
ペ−スト収納筒13内のペーストをノズル13aの吐出口から基板24上に吐出させながら、基板24とノズル13aとの相対位置関係を変化させ、基板24上に所望形状のペーストパターンPPを描画し、しかる後、ノズル13aの支持板15に、ノズル13aと共に基板24に対する相対位置関係を変化させるように、基板24上に描画されたペーストパターンPPにスポット光を照射する光源23とこのスリット光が照射されて基板24上のペーストパターンPPを横切るようにスポット光が映出された領域を画像認識する手段22を設け、さらに、この画像認識手段22で得られた画像から、スポットマークの画像を用いてペーストパターンの高さを求める画像処理手段17gを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板上に所定のパターンでペーストを塗布するペースト塗布機に係り、特に、基板上に描画したペーストパターンの形状を確認する機能を備えたペースト塗布機に関する。
特許文献1に記載されているように、ノズルの吐出口に対向するように基板をテーブル上に載置し、ペースト収納筒に充填したペーストを吐出口から基板上に吐出させながら基板とノズルの相対位置関係を変化させ、基板上に所望形状のペーストパターンを描画するペースト塗布装置に、吐出口と基板の表面との対向間隔を計測する距離計と、この距離計と基板とを基板の表面に沿って相対的に移動させる移動手段と、その相対的移動時における距離計の計測デ−タで基板の表面に描画したペーストパターンの塗布高さや塗布幅を算出する断面捕捉手段を設けたものがある。
具体的には、距離計はその下部が三角形状に切り込まれており、その切り込み部の対向する2つの斜面の一方に発光素子が、また、他方の斜面に複数の受光素子が一列に夫々設けられ、ノズルは切り込み部の下方に配置されている。発光素子はノズルの吐出口の真下近傍を照射し、そこからの反射光をいずれかの受光素子で受光するようになっている。ノズルと距離計は基板に対して一緒に移動することによって、ノズルの吐出口と基板表面の距離(間隔)が変化すると、反射光を捕らえる受光素子が替わるために、反射光を捕らえた受光素子の位置を確認することによってノズルの吐出口と基板表面の距離を非接触の三角測法で計測している。
特許文献2に記載されているように、上記塗布装置において、描画されたペーストパターンに十字のスリット光を照射し、スリット光の照射されたペーストパターン部分を画像認識してペーストパターンの形状を計測する方法が知られている。
特開平7−275770号公報
特開平10−174924号公報
上記特許文献2の方法は、スリット光がペーストパターンに対して斜めに照射される。このために、1画面からはペーストパターンの斜め切断面における形状測定の情報を得ることになる。また、撮像された画像からスリット光の曲がりを認識して、ペースト高さの幾何学的な計算を行うパラメータを算出する必要がある。このため、実際の高さを求めたり、ペースト幅を求めるための処理に時間がかかり塗布直後にリアルタイムに結果を得ることが困難であった。
本発明の目的は、予め塗布されるペーストの形状の特徴を生かして、塗布直後にリアルタイムで必要とする塗布形状のパラメータのみを高速に計測することができるペースト塗布装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ノズルの支持部材に設けたノズルと、該ノズルからペーストを吐出しながらテーブル上に載置した基板との相対位置関係を変化させ、基板上にペーストパターンを描画し、描画されたペーストパターンに複数のポイント光を照射する光源と、該基板での該ポイント光が照射される領域を画像認識する手段と、該画像認識手段で得られたペーストパターンの形状パラメータに関連するポイント光位置によって画像から該ペーストパターンの高さを求める画像処理手段とを設けた。
より詳細には、該光源は5つのポイント光をペーストパターンが描画された基板の主面に対して垂直に照射するように上記支持部材に設けられ、画像認識手段は該基板の主面に対して45度の位置から画像認識するように上記支持部材に設けられ、画像処理手段はポイント光が照射されたペーストパターン上の画像上の位置と該基板上への投影点の画像上の位置に対する情報から該ポイント光が照射されたペーストパターンの高さ情報を得るものである。
本発明によれば、描画されたペーストパターンがいかなる形状であっても、正確にしかも高速にこのペーストパターンを計測することができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるペースト塗布装置の一実施例を示す斜視図である。
図1において、架台1上には、X軸方向に平行でθ軸移動テーブル5を挟んで、昇降可能な2つの基板搬送コンベア2a,2bが設けられている。この基板搬送コンベア2a、2bは、図示していない基板を図面の奥の方から手前の方に、即ち、X軸方向に水平に搬送する。また、架台1上には支持台3が設けられ、この支持台3上に、θ軸移動テーブル5を介して基板吸着盤4が搭載されている。このθ軸移動テーブル5は、基板吸着盤4をZ軸廻りのθ方向に回転させるものである。
架台1上には、さらに、基板搬送コンベア2a,2bよりも外側にX軸に平行にX軸移動テーブル6a,6bが設けられ、これらX軸移動テーブル6a,6b間を渡るようにしてY軸移動テーブル7が設けられている。このY軸移動テーブル7は、X軸移動テーブル6aに設けられたサーボモータ8の正転や逆転の回転(正逆転)により、X軸方向に水平に搬送される。Y軸移動テーブル7上には、サーボモータ10の駆動によるボールねじ11の正逆転によってY軸方向に移動するZ軸移動テーブル9が設けられている。
このZ軸移動テーブル9には、ペースト収納筒13や距離計14を支持固定した支持板15が設けられている。この支持板15には、サーボモータ12によりペースト収納筒13や距離計14をZ軸方向に移動させるために、図示していないリニヤガイドの可動部を備えている。なお、ペースト収納筒13は、このリニヤガイドの可動部に着脱自在に取り付けられている。
さらに、支持板15には画像認識カメラ22と光源23が設けられている。これらは、ペースト収納筒13や距離計14のようにリニヤガイドを介して設けられていないので、サーボモータ12が回転しても、Z軸方向に移動することはない。画像認識カメラ16a,16bで捉えた画像と同様に、この画像認識カメラ22で得られた画像も制御部17で処理される。
また、架台1の天板には、図示してない基板の位置合わせなどのための基板位置合わせ用画像認識カメラ16a,16bが上方向を向けて設けられている。
架台1の内部には、サーボモータ8,10,12などを制御する制御部17が設けられており、この制御部17はケーブル21を介してモニタ18、キーボード19や外部記憶装置20と接続されている。かかる制御部17での各種処理のためのデータがキーボード19から入力される。基板位置合わせ用画像認識カメラ16a,16bで捉えた画像や、制御部17での処理状況はモニタ18に表示される。また、キーボード19から入力されたデータなどは、外部記憶装置20において、フロッピディスクなどの記憶媒体に記憶され保管される。
図2は図1におけるペースト収納筒13と距離計14との部分を拡大して示す斜視図であって、13aはノズル、24は基板であり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
同図において、距離計14は下端部に三角形の切込部があって、その切込部に発光素子と複数の受光素子とが設けられている。ノズル13aは、距離計14の切込部の下部に位置付けられている。距離計14は、ノズル13aの先端部からガラスからなる基板24の表面(上面)までの距離を非接触の三角測法で計測する。
即ち、三角形の切込部での片側の斜面に発光素子が設けられ、この発光素子から放射されたレーザ光Lは基板24上の計測点Sで反射し、上記切込部の他方の斜面に設けられた複数の受光素子のいずれかで受光される。従って、レーザ光Lはペースト収納筒13やノズル13aで遮られることはない。
また、基板24上でのレーザ光Lの計測点Sとノズル13aの直下位置とは基板24上で僅かな距離ΔX,ΔYだけずれるが、この僅かな距離ΔX,ΔY程度のずれでは、基板24の表面の凹凸に差がないので、距離計14の計測結果とノズル13aの先端部から基板24の表面(上面)までの距離との間に差は殆ど存在しない。従って、この距離計14の計測結果に基いてサーボモータ12を制御することにより、基板24の表面の凹凸(うねり)に合わせてノズル13aの先端部から基板24の表面(上面)までの距離(間隔)を一定に維持することができる。
このようにして、ノズル13aの先端部から基板24の表面(上面)までの距離(間隔)は一定に維持され、かつノズル13aから吐出される単位時間当りのペースト量が定量に維持されることにより、基板24上に塗布描画されるペーストパターンは幅や厚さが一様になる。
図3は図1における支持板15に設けられた画像認識カメラ22と光源23の部分を拡大して示した斜視図である。図1に対応する部分には同一符号を付けている。
同図において、画像認識カメラ22は、ペーストが描画される基板24の主面に対してθ=45度の俯角となるように、支持板(支持部材)15に設けられている。
光源23は所定の間隔を開けて5の位置にポイント光を照射するものである。この5点の内の一番外側の2点は基板面に照射される位置に、内側の3点はペースト幅内に位置するように設定し、そのうちの中央の1点がペースト中央に位置するように設定される。この光源23は、基板24やペーストでの反射や分光の特性から、画像認識カメラ22で捉えられる画像のコントラストが明確になるような照明色を発するものを用いる。
図4は図1における制御部17の構成を示すブロック図である。前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
同図において、制御部17は、マイクロコンピュータ17aと、モータコントローラ17bと、X,Y,Z,θの各軸ドライバ17c〜17fと、画像処理装置17gと、外部インターフェース17hとを内蔵している。マイクロコンピュータ17aにはモータコントローラ17bと外部インターフェース17hが接続されている。また外部インターフェース17hには画像認識カメラ16a,16b,22で得られる映像信号を処理する画像処理装置17gが接続されている。また、モータコントローラ17bにはX軸ドライバ17c、Y軸ドライバ17d、θ軸ドライバ17e、Z軸ドライバ17fが接続されている。なお画像処理装置17gには光源23も接続されており、さらに、画像処理結果を表示するモニタ18に信号を送信できるようになっている。外部インターフェース17hはキーボード19や外部記憶装置20や距離計等が接続されている。、X,Y,Z,θの各軸ドライバ17c〜17fは各対応するサーボモータ8、10、25、12とそれぞれのモータに設けてある回転量を検出するエンコーダ26、27、28、29に接続されている。各軸モータドライバ17c〜17fは、エンコーダ26〜29の信号に基づいて位置制御を行っている。
制御部17は、さらに、基板搬送コンベア2a,2bの駆動制御系を含むが、ここでは、図示を省略している。また、マイクロコンピュータ17aは、図示しないが、主演算部や後述する塗布描画を行なうための処理プログラムを格納したROM,主演算部での処理結果や外部インターフェース17h及びモータコントローラ17bからの入力データを格納するRAM、外部インターフェース17hやモータコントローラ17bとデータをやりとりする入出力部などを備えている。
サーボモータ8,10がキーボード19から入力されてマイクロコンピュータ17aのRAMに格納されているデータに基いて正逆回転することにより、基板吸着盤4(図1)に真空吸着された基板24(図2,図3)に対し、ノズル13a(図2)が、Z軸移動テーブル9(図1)を介して、X,Y軸方向に任意の距離を移動する。その移動中、ペースト収納筒13に僅かな気圧が継続して印加されてノズル13aの先端部の吐出口からペーストが吐出され、基板24に所望のペーストパターンが塗布描画される。このZ軸移動テーブル9のX,Y軸方向への水平移動中に距離計14がノズル13aと基板24との間隔を計測し、これを常に一定の間隔を維持するように、サーボモータ12がZ軸ドライバ17fで制御される。
次に、図5により、この実施例のペーストパターンの塗布描画処理と描画したペーストパターンの計測処理について説明する。
図5において、電源が投入されると(ステップ100)、まず、塗布装置の初期設定が実行される(ステップ200)。この初期設定工程では、図1において、サーボモータ8,10を駆動することにより、Z軸移動テーブル9をX,Y方向に移動させて所定の基準位置に位置決めする。すなわち、ノズル13aを、そのペースト吐出口がペースト塗布を開始する位置(即ち、ペースト塗布開始点)となるように、所定の原点位置に設定する。さらに、ペーストパターンデータや基板位置データ、ペースト吐出終了位置データ、描画したペーストパターンの計測位置データの設定を行なうものである。かかるデータの入力はキーボード19から行なわれる。入力されたデータは、前述したように、マイクロコンピュータ17aに内蔵されたRAMに格納される。
この初期設定工程(ステップ200)が終了すると、次に、ペーストが所望のパターンで塗布描画されるべき基板24を基板吸着盤4に搭載して吸着保持させる(ステップ300)。この基板搭載工程は、基板搬送コンベア2a,2bによって、基板24がX軸方向に基板吸着盤4の上方まで搬送され、図1に図示していない昇降手段によってこれら基板搬送コンベア2a,2bを下降させることにより、基板24を基板吸着盤4に搭載するものである。
次に、基板予備位置決め処理(ステップ400)を行なう。この処理では、図1において、図示していない位置決めチャックにより、この基板24のX,Y方向の位置合わせが行なわれる。また、基板吸着盤4に搭載された基板24の位置決め用マークを画像認識カメラ16a,16bで撮影し、位置決め用マークの重心位置を画像処理で求めて基板24のθ方向での傾きを検出し、これに応じてサーボモータ25(図2)を駆動し、このθ方向の傾きも補正する。
なお、ペースト収納筒13内の残りペーストが少ない場合には、次のペースト塗布作業では、作業の途中でペーストの途切れがないようにするために、前以てペースト収納筒13をノズル13aと共に交換する。もし、ノズル13aを交換した場合は、位置ずれを生ずることがある。このため、基板24のペーストパターンを形成しない箇所に交換した新たなノズル13aを用いて点打ち描画を行なう。この点打ち描画の重心位置を画像処理で求め、この重心位置と基板24上の位置決め用マークの重心位置との間の距離を算出する。そして、これをノズル13aのペースト吐出口の位置ずれ量dx,dyとしてマイクロコンピュータ17aに内蔵のRAMに格納する。これにより、基板予備位置決め処理(ステップ400)を終了する。かかるノズル13aの位置ずれ量dx,dyの補正は、後に行なうペーストパターンの塗布描画の動作時に行う。
次に、ペースト膜形成処理(ステップ500)を行なう。この処理では、塗布開始位置にノズル13aの吐出口を位置付けるために、Z軸移動テーブル9を移動させ、ノズル位置の比較・調整移動を行なう。
このために、まず、先の基板予備位置決め処理(ステップ400)で得られてマイクロコンピュータ17aのRAMに格納されたノズル13aの位置ずれ量dx,dyが、図2に示したノズル13aの位置ずれ量の許容範囲△X,△Yにあるか否かの判断を行なう。許容範囲内(△X≧dx及び△Y≧dy)であればそのままとする。許容範囲外(△X<dxまたは△Y<dy)であれば、この位置ずれ量dx,dyを基にZ軸移動テーブル9を移動させてペースト収納筒13を移動させることにより、ノズル13aのペースト吐出口と基板24の所望位置との間のずれを解消させ、ノズル13aを所望位置に位置決めする。
次に、ノズル13aの高さ設定を行なう。ペースト収納筒13が交換されていないときには、ノズル13aの位置ずれ量dx,dyのデータはないので、ペースト膜形成処理(ステップ500)に入ったところで、直ちにノズル13aの高さ設定を行なう。この設定される高さは、ノズル13aの吐出口から基板24までの間隔がペーストの厚みになるようにするものである。
以上の処理が終了すると、次に、マイクロコンピュータ17aのRAMに格納されたペーストパターンデータに基づいてサーボモータ8,10が駆動される。これにより、ノズル13aのペースト吐出口が基板24に対向した状態で、このペーストパターンデータに応じてX,Y方向に移動する。この移動と同時に、ペースト収納筒13に僅かな気圧を印加して、ノズル13aのペースト吐出口からのペーストの吐出を開始する。これにより、基板24へのペーストパターンの塗布描画が開始する。
そして、これと共に、先に説明したように、マイクロコンピュータ17aは距離計14で計測したデータから、ノズル13aのペースト吐出口と基板24の表面との間隔の求める。この測定値に応じてサーボモータ12を駆動して、基板24の表面からノズル13aの設定高さが一定になるように制御する。
このようにして、ペーストパターンの描画が進むが、上記のペーストパターンデータにより、ペーストパターンの塗布描画動作が完了しているかどうかを判定し、この判定結果により、ペースト収納筒13からのペースト吐出を継続するか終了するかの判定を行なう。
このペースト膜形成工程(ステップ500)では、先に設定されているペーストパターンデータに基づいて、ノズル13aのペースト吐出口に位置が描画パターンの終端であるか否かの判断し、終端でなければ、再び基板の表面うねりの測定処理に戻り、以下、上記の各工程を繰り返して、ペースト膜形成が描画パターンの終端に達するまで継続する。そして、この描画パターン終端に達すると、サーボモータ12を駆動してノズル13aを上昇させ、このペースト膜形成工程(ステップ500)が終了する。
次に、この描画済みのペーストパターンの計測処理(ステップ600)を実行する。
図6において、いま、基板24上にペーストパターンPP1〜PP4を描画したものとする。図のように、この描画ペーストパターンはX軸方向に何本かのストライプを形成するものとする。
ここで、紙面をペーストパターンが描画された基板24の表面とし、光源23から、この紙面に対して垂直に5点ポイント光をペーストパターンPP1〜4毎に照射すると、5点ポイントマークが図に示すように映し出される。これらの反射ポイント光を受光して画像認識カメラ22がポイントマークを含む部分の画像を撮像する。
なお、図6では、各ペーストパターンPP1〜PP4に映し出されたポイントマークを示している。これら各部のポイントマークを映し出し、これを画像認識カメラ22が撮像している。後述する方法で、このポイントマークが映し出された部分でのペーストパターンPPの高さを計測する。このために、図1に示したX軸移動テーブル6a,6bやY軸移動テーブル7をサーボモータ8,10によって駆動することにより、支持板15に固定された画像認識カメラ22を基板24上のペーストパターンPPの高さを計測する位置に移動させて撮像する。また、このようにポイント光の点列がペーストパターンPPの直線部と並行或いは直交するようにするためには、図1に示したθ軸移動テーブル5でもって基板24の向きを調整する。
図6に示基板上に塗布されたペーストの一例を示す。光源23により、基板24に垂直に5点ポイント光を照射した場合のポイント光の状態をZ軸方向から見た図を示している。Z軸方向から照射したスポット光をZ軸方向から見ているため、ペーストパターンの形状によらず等間隔の5点スポット光が観測される。
ペーストパターンは、各種条件により形状が変化するため、それを模擬的に図6に示している。PP1からPP4までは、Z軸方向から見たペーストパターンの幅の変化の例を示している。図6でペーストパターンPP1とPP4は正常に塗布された状態を、ペーストパターンPP2は所定の幅より細く塗布された状態を、ペーストパターンPP3は場所によって太い部分と細い部分が混在する状態を示している。スポット光a1とa5は基板面を照射するように配置している。
図7に図6をy軸方向から見た図を示す。また図8に画像認識カメラ22で撮像した画像を示す。ここでは、図7のペーストパターンPP1のaの部分に照射したスポット光を示している。スポット光a1は基板面を照射されているため、基板面をZ軸のゼロ点として表示すると、図8のようにa1はZ=0の点となる。スポット光a2,a3はペーストパターンの上に照射されているためゼロでないZの値を持っている。5つのスポット光のうち真ん中のa3は予め、理想的に塗布されるペーストパターンの中心を照射するようにセットされている。理想的に塗布されたペーストパターンと実際の塗布パターンが一致した場合には図7に示すようなペーストパターンの稜線上にa3が配置される。
図7に示すように、画像認識カメラ22は45度の角度からこれらスポット光を観測している。よって、各ポイント光は図7に示すM1面に投影した形で観測される。
次に、図8を用いて各スポット光の照射された部分ののペーストパターンのZ軸高さを求める方法について説明する。図8は図7の投影面M1に投影されたスポット光位置に相当する画像認識カメラ22の捕らえた映像である。画像認識カメラ22は図7で示すようにθ(本実施例ではθ=45°)の角度で上方から撮像しているために、各スポットのZ軸方向の高さは実際の高さとは異なる値として測定される。例えば、スポット光a2のカメラで撮像した結果の高さはCa2として求められる。このCa2の値は、スポット光a1とa5の距離が既知の距離であり、a1とa5間の画素数に対する距離から1画素当たりの距離を求めることができる。次に、a1とa5を結ぶ線に対して、a2から垂直方向の線を引きその交点位置(高さ)を求める。a2と交点間の画素数を求め、先に求めた1画素当たりの距離を求めた画素数にかけることで、距離Ca2を求めたものである。しかし、先に述べたように、このようにして求めた高さは、あくまでも画面上で求めたもので、実際の値に計算する必要がある。
スポット光a2の実際のZ軸高さをZa2とした場合、Za2はカメラの傾き分を補正することで求めることができる。この補正は下記の式で行うことができる。
Za2=(1/cos(θ))・Ca2
ここで、θは基板面と画像認識カメラ23の基板面となす角であり、この実施例では45度である。以上の方法を用いることでCa3,Ca4の値から、a3,a4の照射スポット光の位置のペーストパターンのZ軸方向高さを求めることができる。
このようにして、塗布されるべき位置における塗布厚さを代表的な3点で測定することができる。これらの測定結果に対して、基準値を設け、基準値からのずれの大きさを規定しておくことで、塗布状態の検査をリアルタイムで行うことができる。
以上は図5におけるパターン計測処理(ステップ600)であったが、これが終了すると、図5の描画したペーストパターンの良否判定処理(ステップ700)を行なう。この良否判定にあたっては、マイクロコンピュータ17aのRAMに前もって格納しておいた高さの判定基準と、ペースト計測処理(ステップ600)で得られたペーストパターンPPの高さと幅のデータとを比較し、ペーストスターンPPの高さと幅が規定範囲にあるか否かを判断する。
この良否判定処理(ステップ700)でペーストパターンPPが描画された基板が良品と判定されると、次に、基板排出処置(ステップ900)に進み、図1において、基板24の基板吸着盤4への吸着を解除し、基板搬送コンベア2a,2bを上昇させて基板24をこれに載置させ、この基板搬送コンベア2a,2bにより装置外に排出する。また、ステップ700で基板が不良と判定された場合には、この基板を製造ラインから除去する不良処理(ステップ800)が行なわれる。
そして、以上の全工程を停止するか否かをで判定し(ステップ1000)、複数枚の基板に同じパターンでペースト膜を形成する場合には、別の基板に対して基板搭載処理(ステップ300)から繰り返され、全ての基板についてかかる一連の処理が終了すると(ステップ1000)、作業が全て終了となる。
以上説明したように、この実施形態では、描いたペーストパターンを一挙に画像認識カメラで撮像した上で、画像処理手段で画像上で高さを計測するので、計測誤差が含まれることはないし、処理も高速に行なわれて作業タクトは低下しない。
また、ノズル13aで描いたペーストパターンは、直ちに隣接した画像認識カメラ22で撮像することができるから、粘度が低くて傾けたりすると変形し易いようなペーストであっても、描画直後の形状を正確に計測することができる。
なお、上記実施形態では、図6に示したように、あらゆる形にペーストパターンが描かれることを想定して5点ポイントマークを用いたものであるが、本発明は、これに限るものではなく、点数及び面配列状のスポットを用いることも可能である。
また、カメラの仰角を45度としたが、他の角度であっても、任意に選択して差し支えない。
本発明によるペースト塗布機の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示した実施形態でのペースト収納筒と距離計との配置関係を示す斜視図である。 図1に示した実施形態での画像認識装置の配置関係を示す斜視図である。 図1に示した実施形態での制御系統を示すブロック図である。 図1に示した実施形態の全体動作を示すフローチャートである。 図1に示した実施形態での基板上に描画されたペーストパターンとこのペーストパターンの各部で映出される5点スポット光との一具体例を示す図である。 図1に示した実施形態での図6に示したペーストパターンの高さの計測方法の具体例を示す図である。 図1に示した実施形態での図6に示したペーストパターンを画像認識装置で捉えた画面の一例を示す。
符号の説明
1…架台、2a,2b…基板搬送コンベア、3…支持台、4…基板吸着盤、5…θ軸移動テーブル、6a,6b…X軸移動テーブル、7…Y軸移動テーブル、8…サーボモータ、9…Z軸移動テーブル、10,12…サーボモータ、13…ペースト収納筒、13a…ノズル、15…支持板、17…制御部、17g…画像処理装置、25…サーボモータ、22…画像認識装置、23…光源、24…基板、PP…ペーストパターン。

Claims (3)

  1. 基板を載置するテーブルと、前記テーブル上に載置された基板に対向するように吐出口を備えたノズルと、前記吐出口からペースト収納筒に充填したペーストを前記基板上に吐出させながら前記基板と前記ノズルとの相対位置関係を変化させることにより、前記基板上に所望形状のペーストパターンを描画するペースト塗布機において、
    前記ノズルを支持する支持部材に、前記基板上に描画されたペーストパターンの幅方向に複数のポイント光を照射する光源と、前記ポイント光の照射によってポイントマークが映出される領域を撮像するカメラとを設け、前記カメラで得たペーストパターンと前記ポイントマークとの画像信号とから前記ペーストパターンの高さを求める画像処理手段を備えたことを特徴とするペースト塗布機。
  2. 請求項1に記載のペースト塗布機において、
    前記照射するポイント光の内の2点がペーストが塗布されていない基板面を照射するように配置したことを特徴とするペースト塗布機。
  3. 請求項1又は2に記載のペースト塗布機において、
    前記光源は、前記ポイント光を前記ペーストが描画される前記基板の主面に対して垂直に照射し、前記画像認識手段は、前記基板の主面に対して45度の俯角をなす位置から画像認識するように前記支持部材に設け、前記画像処理手段が前記ポイント光の中央点が照射された位置を前記ペーストパターンの最高地点として計測することを特徴とするペースト塗布機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101887193B (zh) * 2009-05-14 2012-05-09 株式会社日立工业设备技术 涂浆装置及涂浆方法

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