JP2006186098A - 多層配線板、多層配線板用基板材およびその製造方法 - Google Patents

多層配線板、多層配線板用基板材およびその製造方法 Download PDF

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孝治 本戸
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Abstract

【課題】基板材の多層化時に接着層が流動性をもつことにより、基板材の積層体に波打ち状の歪みが生じることを回避し、電子部品の実装性能の向上を図る。
【解決手段】バイアホールに充填された導電性ペーストによる層間導通部17とは別に、接着層13に形成されたブラインドホールに充填されて導体層12とは非接触の導電性ペーストによる歪抑制柱状部21を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、多層配線板、多層配線板用基板材およびその製造方法に関し、特に、電子部品を実装する配線板やパッケージ基板の表面実装密度を向上せしめる多層配線板(PWB)、多層配線板用基板材およびその製造方法に関するものである。
電子機器の軽薄短小化、半導体チップや部品の小型化および端子の狭ピッチ化に伴いプリント配線板(配線基板)にも実装面積の縮小や配線の精細化が進んでいる。同時に、情報関連機器では、信号周波数の広帯域化に対応して部品間を連結する配線の短距離化が求められており、高密度、高性能を達成するためのプリント配線板の多層化は必要不可欠となっている。
多層プリント配線板(多層配線板)には、絶縁性基材にバイヤホールを形成し、そのバイヤーホールに導電性樹脂組成物(導電性ペースト)を充填することによって基板表裏の導通(層間導通)を得るもの(例えば、特許文献1、2)、絶縁性基材をポリイミド等の可撓性樹脂フィルムで構成したものがある(例えば、特許文献3)。また、多層プリント配線板の高密度化に伴い、配線板に形成される配線パターン(導体パターン)の微細化が進み、積層数が多くなる傾向がある。
プリント配線板の多層積層の層間接続技術としては、上記の導電性樹脂組成物を用いた多層プリント配線板が実用化され、多層プリント配線板の用途が急速に拡大し始めている。導電性ペーストを用いた多層プリント配線板では、スクリーン印刷法によって導電性ペーストをプリント配線板の絶縁性基材に形成されたバイヤホールに作業性よく高速度で充填でき、めっきによるものに比べて生産性が著しく高い。
また、絶縁性基材の一方の面に配線パターンをなす導体層を有する銅箔付きフィルムを出発材として、絶縁性基材の表面(導体層とは反対側の表面)にPET等によるカバー層(マスクフィルム)を形成してバイヤホールを設け、カバー層側からスクリーン印刷法等によって導電ペーストの充填を行ない、導電性ペーストを仮硬化させた後に、カバー層を除去することにより、カバー層の厚さに相当する高さの導電性ペーストによる突起部を形成した多層プリント配線板が提案されている(例えば、特許文献4、5、6)。
この多層プリント配線板では、多層化工程時のプレス圧によって導電性ペースト突起部を導通相手の配線パターン表面に押し付けたり、突き刺したりすることにより、バイアホールの導電性ペーストと配線パターンとの導通接触をよくし、導電性ペーストと配線パターンとの接触抵抗を下げることが行なわれている。
しかし、この手法を用いると、多層化工程のプレス時に、導電性ペーストによる突起と層間接着を行う接着剤の硬さとが異なるために、厚さ方向に歪みを生じると云う問題点がある。導電性ペーストによる突起部を有する多層プリント配線板用基板材による多層プリント配線板の問題点を図5(a)、(b)を参照して説明する。
この多層プリント配線板は、2枚の基板材100と110とを積層接着したものである。
上層の基板材100は、ポリイミド樹脂フィルム等による絶縁性基材101の一方の面(上面)に導体パターン102を形成され、絶縁性基材101の他方の面(下面)にフィルム状接着層103を貼り合わされ、絶縁性基材101とフィルム状接着層103にあけられたバイヤホール104に導電性ペースト105が充填され、フィルム状接着層103の側に導電性ペースト105による突起部106を有する。
最下層の基板材110は、ポリイミド樹脂フィルム等による絶縁性基材111の一方の面(上面)に導体パターン112を形成されている。
基板材100と110は、加熱プレスによってフィルム状接着層103によって互いに接着される。突起部106は図5(b)に示されているように、積層時に、下層の基板材110の導体パターン112に強く密着し、電気的接続を強化する役割をはたす。
しかし図5(b)や図6に示されているように、加熱プレスによる基板材100、110の積層では、接着層103が流動性をもち、しかも、導電性ペースト105の突起部107が接着層103に比べ硬いことから、積層体に波打ち状の歪みを生じる。この波打ち状の歪みは、絶縁性基材101がポリイミド等の可撓性フィルムで構成されているフレキシブルプリント配線板において顕著になる。そして、このような波打ち状の歪みは、電子部品の実装性能を阻害する原因になる。また、図6に示されているように、ビア・オン・ビアでない層間導通部では、その接続信頼性に支障をきたす。
特開平6−302957号公報 特開平9−82835号公報 特開2001−237512号公報 特開平7−147464号公報 特開2002−26522号公報 特開2002−353619号公報
この発明が解決しようとする課題は、基板材の多層化時に接着層が流動性をもつことにより、基板材の積層体、つまり多層プリント配線板に波打ち状の歪みが生じることを回避し、電子部品の実装性能の向上を図ることである。
この発明による多層配線板用基板材は、絶縁性基材の一方の面に導体層を有し、前記絶縁性基材の他方の面に接着層を有する多層配線板用基板材において、前記絶縁性基材と前記接着層とを貫通するバイアホールが形成され、当該バイアホールに充填されて前記導体層に接触する導電性ペーストによる層間導通部と、前記接着層に形成されたブラインドホールに充填されて前記導体層とは非接触の導電性ペーストによる歪抑制柱状部とを有する。
この発明による多層配線板用基板材は、絶縁性基材の一方の面に導体層を有し、前記絶縁性基材の他方の面に接着層を有する多層配線板用基板材において、前記絶縁性基材と前記接着層とを貫通するバイアホールが形成され、当該バイアホールに充填されて前記導体層に接触し、前記接着層の表面より外方に突出した突出部を含む導電性ペーストによる層間導通部と、前記接着層に形成されたブラインドホールに充填されて前記導体層とは非接触で、前記接着層の表面より外方に突出した突出部を含む導電性ペーストによる歪抑制柱状部とを有する。
この発明による多層配線板用基板材は、前記絶縁性基材が可撓性材料により構成され、フレキシブル多層配線板用の基板材である。
この発明による多層配線板用基板材は、好ましくは、前記層間導通部の導電性ペーストと前記歪抑制柱状部の導電性ペーストとが同一材質の導電性ペーストである。
この発明による多層配線板は、上述の発明による多層配線板用基板材を含み、前記歪抑制柱状部が前記接着層中に存在する。
この発明による多層配線板用基板材の製造方法は、一方の面に導体層を有する絶縁性基材の他方の面に接着層を形成する工程と、前記接着層の表面にカバー層を形成する工程と、前記カバー層と前記接着層と前記絶縁性基材を貫通して前記導体層に達するバイアホールと、前記カバー層と前記接着層を貫通し前記導体層に未到のブラインドホールとを形成する工程と、前記カバー層の側から前記バイアホールと前記ブラインドホールとに導電性ペーストを前記カバー層の表面に到達するまで充填する工程と、前記カバー層を除去する工程とを有する。
この発明による多層配線板用基板材の製造方法は、好ましくは、前記層間導通部に充填する導電性ペーストと前記歪抑制柱状部に充填する導電性ペーストとして同一材質の導電性ペーストを用い、前記バイアホールに導電性ペーストを充填する工程と前記ブラインドホールに導電性ペーストを充填する工程とを同一工程で行う。
この発明による多層配線板用基板材の製造方法は、前記絶縁性基材を可撓性材料により構成し、フレキシブル多層配線板用の基板材を製造する。
この発明による多層配線板用基板材では、歪抑制柱状部が接着層中の支柱となって歪み抑制に作用し、層間の歪みが抑えられる。これにより、基板材の多層化時に接着層が流動性をもつことにより、基板材の積層体である多層プリント配線板に波打ち状の歪みが生じることが回避しされ、電子部品の実装性能が向上する。
この発明による多層配線板用基板材の一つの実施形態を、図1を参照して説明する。
この実施形態による多層配線板用は、ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、液晶ポリマ等による可撓性の絶縁性基材11の一方の面11Aに導体パターン形成のための銅箔等による導体層12を有し、絶縁性基材11の他方の面11Bにエポキシ系接着剤やポリイミド接着剤等による層間接着用の接着層13を有する。
導体層12は、エッチングにより、ランド部12Aや導体線部12Bを含む所定の導体パターンを形成する。
多層配線板用基板材10には、絶縁性基材11と接着層13とを貫通するバイアホール14が形成されている。バイアホール14には導電性ペースト15が充填されている。導電性ペースト15は、バイアホール14内一杯に充填され、バイアホール14の底部に露呈している導体層12の裏面と導通接触し、接着層13の表面13Aより外方に突出した突出部16を含む層間導通部17をなしている。
多層配線板用基板材10には、接着層13のみを貫通するブラインドホール18が形成されている。ブラインドホール18には導電性ペースト19が充填されている。導電性ペースト19は、ブラインドホール18内一杯に充填され、導体層12とは非接触で、接着層13の表面13Aより外方に突出した突出部20を含む歪抑制柱状部21をなしている。
層間導通部17の導電性ペースト15と、歪抑制柱状部21の導電性ペースト19は、銀、銅、カーボン混合物等、導電機能を有する金属粉末を樹脂バインダに混入したものを、溶剤を含む粘性媒体に混ぜてペースト状にしたであり、未硬化のものを、スクリーン印刷法、ディスベンス法、インクジェット法等によってバイアホール14、ブラインドホール18に充填される。
歪抑制柱状部21の導電性ペースト19は、硬化状態で所要の耐圧縮性を示す導電性ペーストで構成される。このため、導電性ペースト19は、硬化後の硬度が、鉛筆硬度で、1H〜6H程度の硬度を示すのものを使用することが好ましい。
層間導通部17の導電性ペースト15と、歪抑制柱状部21の導電性ペースト19は、同程度の硬化硬度を持つと云うことと、充填を同一工程で行えるようにする点で、同一材質の導電性ペーストであることが好ましい。同一の硬度にすることにより、均等にプレス圧をかけることができる。また、同一の工程にすることにより工程の簡易化が図れる。
図2(a)は、上述の実施形態による多層配線板用基板材10を含む多層プリント配線板の積層前を、図2(b)は、同じくそれの積層後を示している。
多層配線板用基板材10は、多層プリント配線板の上層側の基板材をなす。
最下層の多層配線板用基板材30は、ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、液晶ポリマー等による可撓性の絶縁性基材31の一方の面31Aに、銅箔等による導体層32を有する。導体層32も、エッチングにより、ランド部や導体線部を含む所定の導体パターンを形成する。
基板材10と30は、所定加熱温度、所定加圧力による加熱プレスにより、接着層13によって互いに接着される。また、加熱により、層間導通部17の導電性ペースト15と、歪抑制柱状部21の導電性ペースト19の各々が、本硬化(完全硬化)する。
この接着積層により、図2(b)に示されているように、層間導通部17は、上層側の導体層(導体パターン)12と下層側の導体層(導体パターン)32とを導通接続する。層間導通部17の導電性ペースト15による突出部16は、加圧積層時に、下層側の導体層32に強く押し付けられ、導体層12と32との電気的接続を強化する役割をはたす。
このような積層接着工程において、歪抑制柱状部21は、積層後には、対向する絶縁性基材31の一方の面31Aに押し付けられ、接着層13の層中で、上下の絶縁性基材11、31間に挟まった耐圧縮の支柱として作用する。
この歪抑制柱状部21による耐圧縮の支柱効果(スペーサ効果)により、加圧キュア後の積層状態での接着層13の波打ち歪みが抑制される。これにより、図2(b)に示されているように、平滑性に優れた多層プリント配線板が得られ、多層プリント配線板における電子部品の実装性能が向上する。
歪抑制柱状部21は、層間導通部17と異なり、自層の上側の導体層12とは非接触で、非導通だから、図3に示されているように、他層の下側の導体層12あるいは32上に配置することもできる。また、ビア・オン・ビアでない層間導通部17に対応する部位に歪抑制柱状部21を配置することにより、この部分の接着層13の波打ち歪みも抑制することができ、層間接続の信頼性を向上できる。
このように、歪み抑制を行う歪抑制柱状部21は、導電性ペースト19によるものでも、自層の上側の導体層12とは非接触で、非導通だから、導通目的のバイヤホール以外の部分に自由に配置することができ、そのサイズも自由に選択できる。
つぎに、この発明による多層配線板用基板材の製造方法の一つの実施形態を、図4(a)〜(g)を参照して説明する。
図4(a)に示されているように、ポリイミドフィルム51を絶縁性基材とし、その片面に銅箔52を貼り合わせられた片面銅張積層板50を出発材とし、図4(b)に示されているように、銅箔52をエッチングにして導体パターン53を形成する。
つぎに、図4(c)に示されているように、ポリイミドフィルム51の導体パターン53とは反対の面に、ポリイミド等によるフィルム状接着剤をラミネートして接着層54を形成する。そして、接着層54の表面にカバー層55を形成する。カバー層55は、PETフィルム等、所定の厚さを有する樹脂フィルムを接着層54の表面に剥離可能にラミネートすることにより形成することができる。
つぎに、図4(d)に示されているように、レーザー加工等によって、カバー層55と接着層54とポリイミドフィルム51を貫通して導体パターン53の裏面に達するバイアホール56と、カバー層55と接着層54とを貫通し導体パターン53に未到のブラインドホール57とを形成する。
ここで重要なことは、バイアホール56は、カバー層55、接着層54に加えてポリイミドフィルム51を貫通して導体パターン53の裏面に到達するが、ブラインドホール57は、カバー層55、接着層54だけを貫通し、ポリイミドフィルム51に到達したとしても、ポリイミドフィルム51を貫通せず、導体パターン53の裏面に到達しないことである。ブラインドホール57の孔径は、バイアホール56の孔径と同じであっても、バイアホール56の孔径とは異なる孔径でもよい。
なお、導体パターン53がバイアホール56の底部に露呈する部分には、その後に行われる導電性ペースト充填工程でのバイアホール56の空気抜き孔として小孔58があけられてもよい。
つぎに、図4(e)に示されているように、カバー層55の側から導電性ペーストである銀ペースト59をスキージ100によるスクリーン印刷法によってバイアホール56とブラインドホール57のすべてに充填する。この銀ペースト59の充填は、図4(f)に示されているように、カバー層55の表面に到達するまで、すり切り一杯に行う。
充填完了後、加熱によって銀ペースト59の半硬化処理を行い、半硬化処理後に、図4(g)に示されているように、カバー層55を剥離等によって除去する。
これにより、バイアホール56に充填されて導体パターン53の裏面に導通接触し、剥離されたカバー層55の厚さ相当分、接着層54の表面より外方に突出した突出部60を含む銀ペースト59による層間導通部61と、ブラインドホール57に充填されて導体パターン53とは非接触で、剥離されたカバー層55の厚さ相当分、接着層54の表面より外方に突出した突出部62を含む銀ペースト59による歪抑制柱状部63とが形成され、一枚の多層配線板用基板材70が完成する。
このように、この実施形態による製造方法では、バイアホール56に対する銀ペースト59の充填と、ブラインドホール57に対する銀ペースト59の充填を、同時に同じ工程で行うことができ、歪抑制柱状部63を形成するために、工程が増えることかなく、歪抑制柱状部63を設けることによってコスト高になることがない。
ビア・オン・ビアでない層間導通部の波打ち歪みを抑制して層間接続の信頼性を向上できる多層配線板用基板材として、各種の電子機器に組み込むプリント配線板として適用できる。
この発明による多層配線板用基板材の一つの実施形態を示す断面図である。 (a)、(b)は、一つの実施形態による多層配線板用基板材を含む多層プリント配線板の積層前、積層後の状態を示す断面図である。 一つの実施形態による多層配線板用基板材を含む多層プリント配線板の例を示す断面図である。 (a)〜(g)はこの発明による多層配線板用基板の製造方法の一つの実施の形態を示す工程図である。
の形態を示す工程図である。
(a)、(b)は、従来の多層配線板用基板材による多層プリント配線板の積層前、積層後の状態を示す断面図である。 従来の多層配線板用基板材による多層プリント配線板を示す断面図である。
符号の説明
10 多層配線板用基板材
11 絶縁性基材
12 導体層
13 接着層
14 バイアホール
15 導電性ペースト
16 突出部
17 層間導通部
18 ブラインドホール
19 導電性ペースト
20 突起部
21 歪抑制柱状部
30 多層配線板用基板材
31 絶縁性基材
32 導体層
50 片面銅張積層板
51 ポリイミドフィルム
52 銅箔
53 導体パターン
54 接着層
55 カバー層
56 バイアホール
57 ブラインドホール
58 小孔
59 銀ペースト
60 突出部
61 層間導通部
62 突出部
63 歪抑制柱状部
70 多層配線板用基板材

Claims (8)

  1. 絶縁性基材の一方の面に導体層を有し、前記絶縁性基材の他方の面に接着層を有する多層配線板用基板材において、
    前記絶縁性基材と前記接着層とを貫通するバイアホールが形成され、当該バイアホールに充填されて前記導体層に接触する導電性ペーストによる層間導通部と、
    前記接着層に形成されたブラインドホールに充填されて前記導体層とは非接触の導電性ペーストによる歪抑制柱状部と、
    を有する多層配線板用基板材。
  2. 絶縁性基材の一方の面に導体層を有し、前記絶縁性基材の他方の面に接着層を有する多層配線板用基板材において、
    前記絶縁性基材と前記接着層とを貫通するバイアホールが形成され、当該バイアホールに充填されて前記導体層に接触し、前記接着層の表面より外方に突出した突出部を含む導電性ペーストによる層間導通部と、
    前記接着層に形成されたブラインドホールに充填されて前記導体層とは非接触で、前記接着層の表面より外方に突出した突出部を含む導電性ペーストによる歪抑制柱状部と、
    を有する多層配線板用基板材。
  3. 前記絶縁性基材が可撓性材料により構成され、フレキシブル多層配線板用の基板材である請求項1または2記載の多層配線板用基板材。
  4. 前記層間導通部の導電性ペーストと前記歪抑制柱状部の導電性ペーストとが同一材質の導電性ペーストである請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線板用基板材。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の多層配線板用基板材を含み、前記歪抑制柱状部が前記接着層中に存在する多層配線板。
  6. 一方の面に導体層を絶縁性基材を有する他方の面に接着層を形成する工程と、
    前記接着層の表面にカバー層を形成する工程と、
    前記カバー層と前記接着層と前記絶縁性基材を貫通して前記導体層に達するバイアホールと、前記カバー層と前記接着層を貫通し前記導体層に未到のブラインドホールとを形成する工程と、
    前記カバー層の側から前記バイアホールと前記ブラインドホールとに導電性ペーストを前記カバー層の表面に到達するまで充填する工程と、
    前記カバー層を除去する工程と、
    を有する多層配線板用基板材の製造方法。
  7. 前記層間導通部に充填する導電性ペーストと前記歪抑制柱状部に充填する導電性ペーストとして同一材質の導電性ペーストを用い、前記バイアホールに導電性ペーストを充填する工程と前記ブラインドホールに導電性ペーストを充填する工程とを同一工程で行う請求項6記載の多層配線板用基板材の製造方法。
  8. 前記絶縁性基材を可撓性材料により構成し、フレキシブル多層配線板用の基板材を製造する請求項6または7記載の多層配線板用基板材の製造方法。
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