JP2006185473A - デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法 - Google Patents

デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006185473A
JP2006185473A JP2004376033A JP2004376033A JP2006185473A JP 2006185473 A JP2006185473 A JP 2006185473A JP 2004376033 A JP2004376033 A JP 2004376033A JP 2004376033 A JP2004376033 A JP 2004376033A JP 2006185473 A JP2006185473 A JP 2006185473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
playback
recording
reproduction
move
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004376033A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Igarashi
正記 五十嵐
Yasushi Miura
康史 三浦
Ryuichi Okamoto
隆一 岡本
Toru Nakahara
徹 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004376033A priority Critical patent/JP2006185473A/ja
Publication of JP2006185473A publication Critical patent/JP2006185473A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】著作権保護されたデジタルコンテンツの記録再生装置およびその方法に関するものであり、ムーブ条件を保護しつつコンテンツを再生中でも再生中コンテンツのムーブを並行して行い、再生終了後のムーブ処理の待ち時間を短縮することである。
【解決手段】コンテンツの再生中はムーブ先のコンテンツを利用不可の状態で記録し、コンテンツの再生が終了したことを再生終了検知手段104が検知した後で、ムーブ先のコンテンツを利用可能とすることにより、ムーブ条件を保護しつつ再生中のコンテンツのムーブを実現している。
【選択図】図1

Description

本発明は、著作権保護されたデジタルコンテンツの記録再生方法と、それを実施する装置に関し、特に、コンテンツのムーブ(移動)に対する著作権上の制約を維持しつつも、ユーザの利便性向上を可能にするものである。
近年、通信や放送を利用したデジタルコンテンツ配信サービスが多く登場している。それに伴い、コンテンツの不正コピーに対する著作権保護のための技術が用いられている。例えば、地上/BSデジタル放送では、一回のみのコピーを許可するコピーワンスの著作権情報を持ったコンテンツが放送されている。このコンテンツを、ハードディスクドライブを内蔵した受信機で受信し、ハードディスクドライブに記録すると、その時点で、著作権情報がコピーネバーに変更され、コンテンツを他のメディアにコピーすることが禁止される(詳細は、非特許文献1参照)。しかし、ハードディスクの記録容量が有限であること、長期保存したいコンテンツは別メディアに記録したいことから、ハードディスクドライブのコンテンツを消去する条件で、別メディアにコンテンツを移動することが許可されている。これはムーブと呼ばれる、コンテンツのコピーを作らずにコンテンツの移動のみを許可する操作であり、例えば、SDMI(Secure Digital Music Initiative)では、「ムーブとは、コピー先へのコンテンツのコピーと、コピー元のコンテンツを利用不可能にすることが不可分に処理されることである。」と定義されている(例えば、非特許文献2参照)。ムーブにより、コンテンツがコピーされて複数の場所で同時に利用されることが解消される。
従来のムーブ手法としては、コンテンツに多重化されて配信されるムーブ情報(ムーブの可否、ムーブ可能回数)を分離し、分離したムーブ情報でコンテンツのムーブを制御する方法が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。図27は、前記特許文献1に記載された従来のムーブ処理のフローを示すものである。
図27において、ステップS2701からステップS2705はムーブ可能であるかをムーブ情報で判定する処理である。ステップS2701ではコピー禁止のコンテンツでないかを、ステップS2702ではムーブ情報が設定されているかを、ステップS2703ではムーブが許諾されているかを、ステップS2704ではムーブ回数が0でないかを、ステップS2705ではムーブ回数が無制限であるかを判定する。以上の判定の結果、ムーブが可能で、ステップS2705でムーブ回数が無制限でないと判定される場合は、ステップS2706でムーブ回数を1回減算した上でステップS2707へと進み、ムーブ回数が無制限でないと判定される場合は、ステップS2706をスキップしてステップS2707へと進む。ステップS2707では、ハードディスクドライブに記録されるコンテンツを外部に記録してステップS2708へと進む。ステップS2708では、ハードディスクのコンテンツを消去する。すなわち、ムーブ情報として設定されるムーブの可否、ムーブ可能回数が判定され、ムーブが可能であると判定された場合に、ムーブ可能回数が有限値で設定されていれば1回減算した上で、コンテンツをムーブ先に記録し、ムーブ元から消去することで、コンテンツの移動を実現する。
さて、ムーブ対象のコンテンツが暗号化されている場合、暗号化コンテンツおよびその復号鍵をムーブする必要がある。図28は、暗号化コンテンツとその復号鍵のムーブ処理を模式的に示している。ムーブ元端末1の通常記録手段109およびムーブ先媒体2の通常領域202は、通常の記録領域で、自由に読み出し、書き出しが可能な領域であり、ムーブ元端末1の保護記録手段110およびムーブ先媒体2の保護領域203は、保護された記録領域で、読み出し、書き出しに制限がかけられている記録領域である。暗号化コンテンツは暗号化されているので通常領域に記録され、復号鍵は保護領域に記録される。暗号化コンテンツとその復号鍵がムーブ元端末1に記録されていて、ムーブ開始要求を受け付けると、暗号化コンテンツをムーブ元端末1からムーブ先媒体2にムーブする。暗号化コンテンツデータのムーブが完了したら、対応する復号鍵をムーブ元端末1からムーブ先媒体2にムーブする。つまり、ムーブ元端末1に記録されている復号鍵をムーブ先媒体2に記録し、ムーブ元端末1から復号鍵を消去する。なお、暗号化コンテンツは対応する復号鍵が無ければ復号できないため、暗号化コンテンツに関してはムーブ元端末1からムーブ先媒体2へとムーブするのではなく、コピーしてもよい。以上により、ムーブ先媒体2では復号鍵を有するため暗号化コンテンツの利用が可能となり、ムーブ元端末1では復号鍵が消去されるため暗号化コンテンツの利用が不可能となる。
また、現在販売されているハードディスク内蔵型レコーダでは、メディアへのダビングの最中でも別のコンテンツを再生することができる機種が登場している。高画質コンテンツをメディアへ書き出す処理には時間がかかるので、ダビング中に再生処理など別の処理ができないと、ユーザに待ち時間を与え利便性が著しく悪化するために、ダビング処理中の再生処理が実現されている。これと同様に、ハードディスクに記録されるコンテンツを再生している最中に、再生中のコンテンツをメディアにムーブすることができればユーザ利便性が非常に向上する。例えば、コンテンツを再生中に、そのコンテンツを気に入ってメディアに保存したい場合がある。この場合、コンテンツの再生が終了するのを待ってからメディアにムーブすると、再生終了後にコンテンツをメディアへ書き出す処理を待たなければならない。そこで、再生中にユーザからのムーブ要求を受け付けた時点でムーブを開始すれば、再生終了後の待ち時間が短縮される。また、メディアへの書き出し速度が等速以上で、コンテンツの再生よりもムーブ処理が先に終了する場合、ムーブが終了した時点で再生を終了し別の場所で新たに再生することも可能となる。
特開2003−16725号公報 PIONEER R&D Vol.13 No.1 「サーバー型放送の最新動向」 SDMI Portable Device Specification Part 1 Version 1.0
しかしながら、前記従来の手法では、コンテンツを再生している最中に再生しているコンテンツとその復号鍵をムーブする場合、コンテンツの再生が終了するタイミング、コンテンツのコピーが終了するタイミング、復号鍵のムーブが終了するタイミングに差がある。図29は、コンテンツを再生中にムーブする場合にタイミングに差が生じることを時系列で示す図である。具体例として、ムーブ元で120分のコンテンツを再生中、20分経過した時点でムーブ先へのムーブを開始し、コンテンツのコピーに60分を要し(2倍速での書き出し)、その後に復号鍵をムーブする場合を示す。コンテンツのコピー終了時(再生開始から80分後)にムーブ先に復号鍵を記録してムーブ元の復号鍵を消去すると、コンテンツのコピー終了時にコンテンツの再生が終了していないため、ムーブ元での復号鍵が失われてムーブ元でのコンテンツ再生が強制的に終了してしまうという課題が生じる。それに対して、ムーブ元でのコンテンツ再生を終了させないために、コンテンツ再生が完了するまで(再生開始から120分後)はムーブ元に復号鍵のコピーを残すようにすると、一時的(再生開始から80分後〜120分後)ではあるがムーブ元に再生可能なコンテンツが存在することになり、コンテンツプロバイダの意図したムーブ条件が保護できないという課題が生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、同一コンテンツが同時に複数利用されるコピーについては許可しないが、記録媒体間を移動するムーブについては許可するというコンテンツプロバイダの設定したムーブ条件を保護するという前提の下、コンテンツ再生中でも再生中のコンテンツおよびその復号鍵をムーブ可能にすることにより、図29のようにコンテンツのコピー終了時にコンテンツの再生が終了していない場合でも、ムーブ元でのコンテンツ再生を強制的に終了させずにユーザの意図で再生も続けられること、さらにはコンテンツ再生中にユーザからのムーブ要求があった時点でムーブを開始し、コンテンツ再生と並行してムーブを実行することで、再生終了を待ってからその後でコンテンツと復号鍵のムーブを開始する場合と比べて、再生終了後にムーブ処理が完了するまでユーザが待たなければならない時間を短縮することで、ユーザ利便性を向上することを目的としている。
上記課題を解決するために第1の発明は、コンテンツを記録する第1の記録手段と、前記コンテンツを再生する再生手段と、前記コンテンツの再生を制御する再生制御手段と、前記コンテンツの再生の終了を検知する再生終了検知手段と、前記第1の記録手段に記録されたデータを第2の記録手段に出力するデータ出力手段とを備え、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に従属し、前記コンテンツは暗号化されており、前記コンテンツを復号する復号手段と、前記コンテンツを復号するための復号鍵を記録する第1の保護記録手段とを備え、前記復号鍵を第2の保護記録手段にムーブすることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に従属し、前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明に従属し、前記コンテンツがムーブ可能であるかを示すムーブ条件を判定するムーブ条件判定手段を備え、前記データ出力手段が、前記ムーブ条件判定手段により前記コンテンツがムーブ可能であると判定された場合にのみ、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明に従属し、前記ムーブ条件判定手段が、ムーブが許諾されているかを示すムーブ許諾情報と、ムーブが可能な回数を示すムーブ可能回数とにより、ムーブ可能であるかを判定することを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明に従属し、前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツのムーブ妥当性判定手段と、ムーブが妥当でないと判定された場合にユーザに通知する通知手段とを備え、前記ムーブ妥当性判定手段が前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定した場合、前記データ出力手段が前記コンテンツをムーブする前に、前記通知手段がムーブが妥当ではないことを前記ユーザに通知することを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間と、前記コンテンツの時間的長さとの少なくともひとつ以上を用いることにより、ムーブが妥当でないことを判定することを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第9の発明は、第7の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を終了してからムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第10の発明は、第7の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第11の発明は、第7の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第12の発明は、第7の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定手段が、前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツのムーブ処理が前記コンテンツの再生中に完了しないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第13の発明は、第1の発明に従属し、前記コンテンツのムーブを制御するムーブ制御手段を備え、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生終了を検知し、前記コンテンツの再生状態を示す再生状態フラグを前記コンテンツ再生終了検知後に再生終了状態に設定し、前記ムーブ制御手段が前記再生状態フラグが再生終了状態であることで前記コンテンツの再生終了を検知することを特徴とする。
第14の発明は、第13の発明に従属し、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記ユーザからの再生終了要求または再生停止要求により検知することを特徴とする。
第15の発明は、第13の発明に従属し、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、メタデータに記述される情報により検知することを特徴とする。
第16の発明は、第13の発明に従属し、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生手段のバッファ内に前記コンテンツが供給されなくなることにより検知することを特徴とする。
第17の発明は、第13の発明に従属し、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツに包含されるコンテンツの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする。
第18の発明は、第13の発明に従属し、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツの記録フォーマットの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする。
第19の発明は、第13の発明に従属し、前記コンテンツが再生可能であるかを示す再生条件を判定する再生条件判定手段を備え、前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生条件判定手段により再生が不可能であることを判定されることにより検知することを特徴とする。
第20の発明は、第19の発明に従属し、前記再生条件判定手段が、前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間との少なくともひとつ以上を用いることにより、再生が無効であることを判定することを特徴とする。
第21の発明は、第3の発明に従属し、前記コンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、前記暗号鍵で前記コンテンツを暗号化する暗号手段とを備え、前記暗号手段が、前記暗号鍵生成手段により生成された前記暗号鍵で、前記復号手段により復号された前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成した復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第22の発明は、第3の発明に従属し、前記コンテンツをトランスコードするためのトランスコード手段を備え、前記トランスコード手段が、前記復号手段により復号された前記コンテンツのトランスコードを行い、前記暗号鍵生成手段により生成された前記暗号鍵で、トランスコードされた前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記トランスコードされた暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成された復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第23の発明は、第3の発明に従属し、前記コンテンツを暗号化するための暗号手段を備え、前記暗号手段が、前記第1の保護記録手段に記録される暗号変換用の暗号鍵で、前記復号手段により復号された前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記暗号変換されたコンテンツの復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第24の発明は、第1の発明に従属し、前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくする物理的保護手段を備え、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記物理的保護手段により前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくし、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記物理的保護手段により前記第2の記録手段を物理的に取り外せるようにすることで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第25の発明は、第1の発明に従属し、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力手段により第2の記録手段に記録せずに、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力手段により第2の記録手段に記録することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第26の発明は、第25の発明に従属し、前記データ出力手段が、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要なメタデータを第2の記録手段にムーブすることを特徴とする。
第27の発明は、第25の発明に従属し、前記データ出力手段が、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要な再生するための条件を第2の記録手段にムーブすることを特徴とする。
第28の発明は、第1の発明に従属し、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要なパスワードを発行し、前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合にはパスワードを要求することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第29の発明は、第1の発明に従属し、前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合に前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していることをネットワーク経由で判定することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第30の発明は、前記デジタルコンテンツ記録再生装置で用いられるデジタルコンテンツ記録再生方法であって、前記コンテンツを再生する再生ステップと、前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、前記コンテンツの再生の終了を検知する再生終了検知ステップと、前記第1の記録手段で記録されたデータを前記第2の記録手段に出力するデータ出力ステップとを含み、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第31の発明は、第30の発明に従属し、前記コンテンツは暗号化されており、前記デジタルコンテンツ記録再生装置は前記コンテンツを復号するための復号鍵を記録する第1の保護記録手段を備え、前記デジタルコンテンツ記録再生装置はさらに、前記コンテンツを復号する復号ステップと、前記復号鍵を第2の保護記録手段にムーブするステップとを含むことを特徴とする。
第32の発明は、第31の発明に従属し、前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第33の発明は、第30の発明に従属し、前記コンテンツがムーブ可能であるかを示すムーブ条件を判定するムーブ条件判定ステップを含み、前記データ出力ステップが、前記ムーブ条件判定ステップにより前記コンテンツがムーブ可能であると判定された場合にのみ、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第34の発明は、第33の発明に従属し、前記ムーブ条件判定ステップが、ムーブが許諾されているかを示すムーブ許諾情報と、ムーブが可能な回数を示すムーブ可能回数とにより、ムーブ可能であるかを判定することを特徴とする。
第35の発明は、第30の発明に従属し、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツのムーブ妥当性判定ステップと、ムーブが妥当でないと判定された場合にユーザに通知する通知ステップとを含み、前記ムーブ妥当性判定ステップが前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定した場合、前記データ出力ステップが前記コンテンツをムーブする前に、前記通知ステップがムーブが妥当ではないことを前記ユーザに通知することを特徴とする。
第36の発明は、第35の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間と、前記コンテンツの時間的長さとの少なくともひとつ以上を用いることにより、ムーブが妥当でないことを判定することを特徴とする。
第37の発明は、第36の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第38の発明は、第36の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を終了してからムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第39の発明は、第36の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第40の発明は、第36の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第41の発明は、第36の発明に従属し、前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツのムーブ処理が前記コンテンツの再生中に完了しないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする。
第42の発明は、第30の発明に従属し、前記コンテンツのムーブを制御するムーブ制御ステップを含み、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生終了を検知し、前記コンテンツの再生状態を示す再生状態フラグを前記コンテンツ再生終了検知後に再生終了状態に設定し、前記ムーブ制御ステップが前記再生状態フラグが再生終了状態であることで前記コンテンツの再生終了を検知することを特徴とする。
第43の発明は、第42の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記ユーザからの再生終了要求または再生停止要求により検知することを特徴とする。
第44の発明は、第42の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、メタデータに記述される情報により検知することを特徴とする。
第45の発明は、第42の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生ステップのバッファ内に前記コンテンツが供給されなくなることにより検知することを特徴とする。
第46の発明は、第42の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツに包含されるコンテンツの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする。
第47の発明は、第42の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツの記録フォーマットの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする。
第48の発明は、第42の発明に従属し、前記コンテンツが再生可能であるかを示す再生条件を判定する再生条件判定ステップを含み、前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生条件判定ステップにより再生が不可能であることを判定されることにより検知することを特徴とする。
第49の発明は、第48の発明に従属し、前記再生条件判定ステップが、前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間との少なくともひとつ以上を用いることにより、再生が無効であることを判定することを特徴とする。
第50の発明は、第32の発明に従属し、前記コンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成する暗号鍵生成ステップと、前記暗号鍵で前記コンテンツを暗号化する暗号ステップとを含み、前記暗号ステップが、前記暗号鍵生成ステップにより生成された前記暗号鍵で、前記復号ステップにより復号された前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成した復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第51の発明は、第32の発明に従属し、前記コンテンツをトランスコードするためのトランスコードステップを含み、前記トランスコードステップが、前記復号ステップにより復号された前記コンテンツのトランスコードを行い、前記暗号鍵生成ステップにより生成された前記暗号鍵で、トランスコードされた前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記トランスコードされた暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成された復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第52の発明は、第32の発明に従属し、前記コンテンツを暗号化するための暗号ステップを含み、前記暗号ステップが、前記第1の保護記録手段に記録される暗号変換用の暗号鍵で、前記復号ステップにより復号された前記コンテンツを暗号化し、前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記暗号変換されたコンテンツの復号鍵をムーブすることを特徴とする。
第53の発明は、第30の発明に従属し、前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくする物理的保護ステップを含み、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記物理的保護ステップにより前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくし、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記物理的保護ステップにより前記第2の記録手段を物理的に取り外せるようにすることで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第54の発明は、第30の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力ステップにより第2の記録手段に記録せずに、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力ステップにより第2の記録手段に記録することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第55の発明は、第54の発明に従属し、前記データ出力ステップが、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要なメタデータを第2の記録手段にムーブすることを特徴とする。
第56の発明は、第54の発明に従属し、前記データ出力ステップが、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要な再生するための条件を第2の記録手段にムーブすることを特徴とする。
第57の発明は、第30の発明に従属し、前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要なパスワードを発行し、前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合にはパスワードを要求することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
第58の発明は、第30の発明に従属し、前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合に前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していることをネットワーク経由で判定することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする。
本発明によれば、同一コンテンツの同時利用を禁止するというコンテンツプロバイダの設定したムーブ条件を保護するという前提の下、コンテンツ再生中でも再生中のコンテンツおよびその復号鍵をムーブすることが可能になる。コンテンツ再生中のユーザからのムーブ要求があった時点でムーブを開始し、コンテンツの再生とムーブを並行して処理できるので、再生終了後のムーブ処理待ち時間を大幅に短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
(実施の形態1)
実施の形態1では、コンテンツ視聴中に視聴コンテンツを記録媒体にムーブ可能な装置について説明する。ここで、コンテンツとは、例えばデジタル放送を録画した場合のMPEG2形式で保存される映像データである。なお、コンテンツは映像データに限らず、音声データや静止画像データ、文字データ、プログラムなど電子的に利用されるデータであればよい。本実施の形態では、ムーブ元とムーブ先で同一暗号化コンテンツを利用できる場合について説明する。ムーブ元とムーブ先で同一暗号化コンテンツが利用できるので、本装置はコンテンツの暗号化方式には依存しない。本実施の形態では、ムーブ元ではコンテンツは鍵長128ビットの暗号鍵(復号鍵)によりAES(Advanced Encryption Standard)で暗号化されていて、ムーブ先でも同一の暗号鍵でAES暗号されたまま記録される場合について説明する。AESは、米商務省標準技術局(NIST)によって2001年に米国政府の標準暗号技術として認定された共通鍵暗号方式で広く普及している。AESでは、鍵長が128ビット、192ビット、または256ビットの暗号鍵(復号鍵)を用いて、128ビットのデータブロック長ごとに暗号化する。例えば、TV−Anytime ForumにおけるRMP方式のコンテンツ暗号アルゴリズムとして採用されている。なお、本実施の形態として、暗号アルゴリズムをAES、鍵長を128ビットとした場合を示すが、異なる鍵長の暗号鍵(復号鍵)を用いてもよいし、DES(Data Encryption Standard)等の他の暗号アルゴリズムを用いてもよい。
図1は、本発明の実施の形態1におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の機能ブロック構成図である。図1において、本装置は、暗号化コンテンツ、ムーブ条件および復号鍵が記録されているムーブ元となる端末1と、ムーブにより暗号化コンテンツ、ムーブ条件および復号鍵が移動および記録されるムーブ先の媒体2とから構成される。ムーブ元端末1は、再生を制御する再生制御手段101と、暗号化コンテンツを復号鍵で復号する復号手段102と、復号されたコンテンツを再生する再生手段103と、コンテンツの再生が終了したことを検知する再生終了検知手段104と、ムーブを制御するムーブ制御手段105と、ムーブ条件を判定するムーブ条件判定手段106と、ムーブ先媒体2に暗号化コンテンツおよび復号鍵を出力するデータ出力手段107と、ムーブ先媒体2に暗号化コンテンツおよび復号鍵の出力が終了したことを検知するデータ出力終了検知手段108と、暗号化コンテンツを記録する通常記録手段109と、ムーブ条件および復号鍵を記録する保護記録手段110とを備えている。ムーブ先媒体2は、ムーブ元端末1との間で、暗号化コンテンツ、ムーブ条件および復号鍵を入出力する入出力手段201と、暗号化コンテンツを記録する通常領域202と、復号鍵を記録する保護領域203とを備えている。保護記録手段110および保護領域203は、ユーザが直接読み書きできない保護された特別な領域で、ムーブ条件および復号鍵のデータベースを有する。
この装置では、再生とムーブに関する制御を、図2に示すムーブ条件および図3に示す状態フラグにより実行する。図2は、コンテンツのムーブ条件を示す図である。ムーブ条件として、コンテンツのムーブ行為そのものが許諾されているかを示すムーブ許諾情報およびムーブが許諾されている場合にムーブが残り何回可能かを示すムーブ可能回数が設定されている。ムーブ許諾情報として、「ムーブ可能」または「ムーブ禁止」が設定される。ムーブ許諾情報として、「ムーブ可能」が設定されている場合にのみムーブが可能である。ムーブ可能回数が「無制限」の場合にはムーブによりその回数は減算されないが、「無制限」でない場合にはムーブが完了するごとにその回数は1回ずつ減算される。ムーブ条件は、暗号化コンテンツや復号鍵と共に放送波などでムーブ元端末1に配信されて蓄積される。ムーブ条件は、「ムーブ禁止」から「ムーブ可能」に改竄されるような場合から保護されなければならないので、ムーブ元端末1では保護記録手段110に、ムーブ先媒体2では保護領域203に記録するのが好ましい。ムーブ条件および復号鍵は、暗号化コンテンツを一意に特定するための特定情報と共に管理され、暗号化コンテンツに対応する復号鍵およびムーブ条件が特定される。例えば、暗号化コンテンツを一意に特定するための情報として、コンテンツごとに異なるコンテンツ識別子を用いて、コンテンツ識別子をキーとしてムーブ条件および復号鍵が管理される。
図3は、端末処理状態を示す処理状態フラグを示す図である。状態フラグとして、現在の再生状態を示す再生状態フラグが設定されている。再生状態フラグとして、「コンテンツ再生中」または「コンテンツ再生待機中」が設定される。再生状態フラグは、端末に電源を投入した際の初期状態として「コンテンツ再生待機中」が設定され、コンテンツの再生状態と同期し、コンテンツの再生が開始されるタイミングで「コンテンツ再生中」に遷移し、コンテンツの再生が最後まで終了した場合、ユーザ要求により再生が停止した場合、電源断などにより再生が中断した場合など、コンテンツの再生が終了/停止されるタイミングで「コンテンツ再生待機中」に遷移する。
次に、本発明の実施の形態1における処理について具体例を用いて説明する。
まず、通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツを再生する場合の処理について説明する。図4は、再生動作処理フローを示す図である。
ステップS401:再生制御手段101は、ユーザから再生開始の要求を受け付けると、再生状態フラグを「コンテンツ再生中」に設定し、ステップS402へと進む。
ステップS402:再生制御手段101は、再生を要求されたコンテンツに対応する復号鍵を、保護記録手段110より取得し、復号手段102に設定し、ステップS403へと進む。コンテンツと復号鍵との対応は、再生を要求された暗号化コンテンツのコンテンツ識別子で関連付けられる復号鍵を保護記録手段110内にある復号鍵データベースからコンテンツ識別子をキーとして検索し、選択することによる。
ステップS403:再生制御手段101は、再生を要求された暗号化コンテンツを、通常記録手段109より取得し、復号手段102に設定し、ステップS402で設定される復号鍵で復号し、ステップS404へと進む。暗号化コンテンツの取得には、暗号化コンテンツ蓄積時にコンテンツ識別子と暗号化コンテンツの記録場所を対応付けて記録し、再生時にコンテンツ識別子をキーとしてコンテンツの記録場所を検索し、選択することによる。
ステップS404:ステップS403で復号されたコンテンツを、再生手段103でデコードし、ユーザに視聴可能な映像、音声、または映像および音声として出力し、ステップS405へと進む。
ステップS405:再生終了検知手段104は、コンテンツの再生が終了しているかどうかを判定する。コンテンツの再生が終了しているとは、コンテンツが最後まで再生されて終了している場合の他に、再生中のユーザの再生停止要求により停止する場合など、コンテンツが再生されていない状態全般を指す。コンテンツが最後まで再生されて終了したことは、それ以上暗号化コンテンツが復号手段102に供給されなくなることから検知する。なお、コンテンツが最後まで再生されて終了したことは、コンテンツの最後を示す情報を再生手段103が出力したことから検知してもよいし、暗号化コンテンツのEOF(End Of File)を検出することで検知してもよい。ユーザ要求による再生終了は、再生制御手段101が再生終了要求のコマンドを受信したことで検知する。コンテンツの再生が終了していないと判定される場合には、ステップS403へと進みコンテンツの続きを再生する。コンテンツの再生が終了したと判定される場合には、ステップS406へと進む。
ステップS406:コンテンツの再生が終了すると、再生状態フラグを「コンテンツ再生中」から「コンテンツ再生待機中」へと変更し、復号手段102が保持する復号鍵を消去し、再生動作処理を終了する。
次に、通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツ、保護記録手段110に記録されたムーブ条件および復号鍵をムーブ先媒体2にムーブする場合の処理について説明する。図5は、ムーブ動作処理フローを示す図である。
ステップS501:ムーブ制御手段105は、ユーザからムーブ開始の要求を受け付けると、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件に設定されるムーブ許諾情報が「ムーブ可能」であるかを判定する。ムーブ許諾情報が「ムーブ禁止」の場合は、ムーブ処理を実行せず終了する。ムーブ許諾情報が「ムーブ可能」の場合は、ステップS502へと進む。コンテンツとムーブ条件との対応は、再生を要求された暗号化コンテンツのコンテンツ識別子で関連付けられるムーブ条件を保護記録手段110内からコンテンツ識別子をキーとして検索し、選択することによる。
ステップS502:ムーブ制御手段105は、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件に設定されるムーブ可能回数が1回以上であるかを判定する。ムーブ可能回数が0回の場合は、これ以上ムーブする権利を有しないと判定されるので、ムーブ処理を実行せず終了する。ムーブ可能回数が1回以上の場合は、ムーブする権利を有すると判定されるので、ムーブ可能回数を1回減算した上で、ステップS503へと進む。なお、ムーブ可能回数として「回数無制限」が設定される場合にはムーブ可能回数は減算しない。なお、本ステップでムーブ可能回数を減算する例を示したが、本処理が終了する直前でムーブ可能回数を減算するなど、ムーブした回数を適切に管理できていればよい。
ステップS503:ムーブ制御手段105は、ムーブを要求された暗号化コンテンツを、通常記録手段109より取得し、データ出力手段107に設定し、ムーブ先媒体2の入出力手段201を介して通常領域202へと記録し、ステップS504へと進む。なお、ムーブする暗号化コンテンツが再生中であっても、通常記録手段109としてハードディスクドライブのようなランダムアクセス可能な蓄積媒体を利用することにより、暗号化コンテンツをそのまま記録できる。暗号化コンテンツの取得には、暗号化コンテンツ蓄積時にコンテンツ識別子と暗号化コンテンツの記録場所を対応付けて記録し、ムーブ時にコンテンツ識別子をキーとしてコンテンツの記録場所を検索し、選択することによる。
ステップS504:データ出力終了検知手段108は、ムーブ先媒体2への暗号化コンテンツの記録が終了しているかどうかを判定する。暗号化コンテンツの記録が終了していないと判定される場合には、ステップS503へと進み残りの暗号化コンテンツを記録する。暗号化コンテンツの記録が終了したと判定される場合には、ステップS505へと進む。暗号化コンテンツの記録が終了したことは、それ以上暗号化コンテンツがデータ出力手段107に供給されなくなることで検知する。なお、暗号化コンテンツの記録が終了したことは、暗号化コンテンツのEOF(End Of File)を検出することで検知してもよい。
ステップS505:ムーブ制御手段105は、再生制御手段101が設定する再生状態フラグを判定する。再生状態フラグが「コンテンツ再生中」の場合には、再生状態フラグが「コンテンツ再生待機中」になるまで待ち続ける。再生状態フラグが「コンテンツ再生待機中」の場合には、ムーブを要求されたコンテンツの再生が開始されていない、または既に終了していて、再生状態にないということなので、ステップS506へと進む。
ステップS506:ムーブ制御手段105は、保護記録手段110に記録されるムーブ条件および復号鍵をデータ出力手段107に設定し、ムーブ先媒体2の入出力手段201を介して保護領域203へと記録し、ステップS507へと進む。
ステップS507:ムーブ制御手段105は、保護記録手段110に記録されるムーブ条件および復号鍵を消去し、ムーブ動作処理を終了する。なお、ここでいうムーブ条件および復号鍵の消去とは、物理的に情報を消去するのではなく、実質的に利用ができない情報となっていればよい。また、本ステップとステップS506の順序は入れ替わってもよい。
次に、以上のような動作処理を行う装置で、コンテンツプロバイダの設定したムーブ条件を侵害することなく、かつコンテンツ再生中に再生中のコンテンツをムーブする処理について具体的な例を挙げて説明する。具体例として、120分間のコンテンツを用い、ムーブ元端末1からムーブ先媒体2へは2倍速での記録が可能、すなわちコンテンツの記録に60分間を要し、ムーブ条件としてムーブ許諾情報が「ムーブ許可」、ムーブ可能回数が「5回」という場合を考える。図6、図7、図8は、具体例のコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。
図6は、再生開始後20分経過後にユーザによりムーブが要求された場合を示している。再生開始時点で、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。
20分経過後、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定されムーブ可能回数が5回から4回に更新された上で、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。
その60分後、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行うが、この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、ムーブ結果反映後のムーブ条件および復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、暗号化コンテンツの記録自体は再生中に完了しているので、再生終了後即座にムーブ先媒体2を利用することが可能である。
図7は、再生開始後80分経過後にユーザによりムーブが要求された場合を示している。再生開始時点で、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。
80分経過後、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定されムーブ可能回数が5回から4回に更新された上で、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。
その40分後、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。再生が終了した時点では、まだ暗号化コンテンツの記録が完了していないので、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その20分後、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行い、再生が終了しているので、ムーブ結果反映後のムーブ条件および復号鍵のムーブを行う。ムーブ条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、再生終了後のムーブ処理待ち時間が60分から20分に短縮される。
図8は、再生開始後20分経過後にユーザによりムーブが要求され、暗号化コンテンツのムーブが完了した時点でユーザの意思により再生が終了される場合を示している。再生開始時点で、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。
20分経過後、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定されムーブ可能回数が5回から4回に更新された上で、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。
その60分後、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行うが、この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
暗号化コンテンツの記録が完了した任意の時点で、ユーザが再生を停止、終了すると、再生制御手段101は、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、ムーブ結果反映後のムーブ条件および復号鍵のムーブを開始する。
ムーブ条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。ムーブ条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、ユーザの意思により再生を終了して、ムーブ先媒体2を利用することが可能である。
以上のように、ムーブ処理において再生状態フラグで示される再生状態を監視することにより、ムーブ元端末1でコンテンツを再生中はムーブ先媒体2に復号鍵をムーブさせないので、ムーブ先媒体2に暗号化コンテンツを記録した時点で再生が強制的に中断するということを避けることが実現可能である。
なお、本実施の形態として、機能ブロックを分割した場合を示したが、装置全体として同様の機能を有するのであれば、これらの機能ブロックが統合またはさらに詳細に分割されていてもよい。例えば、通常記録手段109および保護記録手段110を別機能ブロックとして扱う場合を示したが、これらを保護された同一機能ブロックとして扱ってもよい。
なお、本実施の形態として、保護記録手段110をムーブ元端末1の一部として扱う場合を示したが、ICカードのようにムーブ元端末1とは独立したデバイスとして実現してもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ条件として、ムーブ許諾情報およびムーブ可能回数の両方が設定される場合を示したが、どちらか一方のみを設定するだけでもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ可能回数として、残りムーブ回数が設定される場合を示したが、初期ムーブ可能回数および現在までにムーブした回数を設定し、残りムーブ回数を計算するような構成としてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ条件を保護記録手段110および保護領域203に記録する場合を示したが、ムーブ条件は通常記録手段109および通常領域202に記録して、ムーブ条件のハッシュ値のような改竄を検出できる情報のみ保護記録手段110および保護領域203に記録するようにしてもよい。
なお、本実施の形態として、状態フラグとして、再生状態フラグが設定されている場合を示したが、再生状態フラグに加えて暗号化コンテンツコピー状態フラグを用いてもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツを再生中に再生中のコンテンツをムーブする場合を示したが、コンテンツのムーブ処理中にムーブ処理中のコンテンツを再生するものとしてもよい。
なお、本実施の形態として、暗号方式にAESを用いる場合を示したが、本実施の形態は暗号化方式によらないものなので、その他任意の暗号化方式としてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ先が媒体である場合を示したが、ムーブ先はネットワークで接続された別端末でもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したことをユーザの再生停止要求により検知する場合を示したが、メタデータを利用して要求される再生停止要求を検知してもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したこと復号手段102に供給される暗号化コンテンツがなくなったことで検知する場合を示したが、復号されたコンテンツにコンテンツの最後を示す情報が含まれることを再生手段103が出力したことを検出することで検知してもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したこと復号手段102に供給される暗号化コンテンツがなくなったことで検知する場合を示したが、暗号化コンテンツのEOF(End Of File)を検出することで検知してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、コンテンツ視聴中に視聴コンテンツの暗号を変換しながら記録媒体にムーブ可能な装置について説明する。ここで、コンテンツとは、例えばデジタル放送を録画した場合のMPEG2形式で保存される映像データである。なお、コンテンツは映像データに限らず、音声データや静止画像データ、文字データ、プログラムなど電子的に利用されるデータであればよい。本実施の形態では、ムーブ元での暗号方式および復号鍵をムーブ先では利用できず、ムーブ先での暗号方式および復号鍵に変換してからムーブする装置について説明する。実施の形態1で説明した装置でムーブの際に暗号変換を施すだけであるため、本装置はコンテンツの暗号化方式には依存しない。本実施の形態では、ムーブ元ではコンテンツはMULTI2で暗号化されていて、ムーブ先ではC2暗号に暗号変換されてから記録される場合について説明する。MULTI2は、地上デジタル放送のコンテンツ暗号アルゴリズムとして採用され、C2暗号はCPRM対応機器のコンテンツ暗号アルゴリズムとして採用されている。MULTI2では、鍵長が64ビットの暗号鍵(復号鍵)を用いて、64ビットのデータブロック長ごとに暗号化し、C2暗号では、鍵長が56ビットの暗号鍵(復号鍵)を用いて、64ビットのデータブロック長ごとに暗号化する。なお、本実施の形態として、暗号アルゴリズムをMULTI2およびC2暗号とした場合を示すが、DES(Data Encryption Standard)などの他の暗号アルゴリズムを用いてもよい。なお、本実施の形態として、暗号変換を施してからムーブする場合を示すが、コンテンツをトランスコードしてからムーブする構成としてもよい。なお、トランスコードとは、例えばMPEG2形式のデータをMPEG4形式のデータに変換するなど、ある圧縮形式のデータを他の圧縮形式のデータに変換することをいう。
図9は、本発明の実施の形態2におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の機能ブロック構成図である。図9において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。本装置は、暗号化コンテンツ、ムーブ条件および復号鍵が記録されているムーブ元となる端末1と、ムーブにより暗号化コンテンツ、ムーブ条件および復号鍵が記録されるムーブ先の媒体2とから構成される。ムーブ元端末1は、図1で説明した各手段に加え、ムーブ先媒体2に記録するコンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段901と、復号手段102で復号されたコンテンツを暗号鍵生成手段901で生成した暗号鍵で暗号化する暗号手段902とを備えている。ムーブ先媒体2は、図1で説明した各手段を備えている。
この装置では、再生とムーブに関する制御を、図2に示すムーブ条件および図3に示す状態フラグにより実行する。
次に、本発明の実施の形態2における処理について具体例を用いて説明する。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツを再生する場合の処理は、図4に示す再生動作処理フローに従う。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツを暗号鍵生成手段901が生成する暗号鍵で暗号変換した暗号化コンテンツ、生成した復号鍵および保護記録手段110に記録されたムーブ条件をムーブ先媒体2にムーブする場合の処理について説明する。図10は、ムーブ動作処理フローを示す図である。図10において、図5と同じ処理動作については同じ符号を用い、説明を省略する。
ステップS1001:通常記録手段109に記録される暗号化コンテンツを、ムーブ先媒体2で処理ができるように、暗号方式および復号鍵を変換し、ステップS1002へと進む。
ステップS1002:ムーブ制御手段105は、ステップS1001において、暗号変換された暗号化コンテンツを、暗号手段902より取得し、入出力手段107に設定し、ムーブ先媒体2の入出力手段201を介して通常領域202へと記録し、ステップS1003へと進む。なお、ムーブする暗号化コンテンツが再生中であっても、通常記録手段109としてハードディスクドライブのようなランダムアクセス可能な蓄積媒体を利用することにより、暗号化コンテンツをそのまま記録できる。暗号化コンテンツの取得には、暗号化コンテンツを蓄積時にコンテンツ識別子と暗号化コンテンツの記録場所を対応付けて記録し、ムーブ時にコンテンツ識別子をキーとしてコンテンツの記録場所を検索し、選択することによる。
ステップS1003:データ出力終了検知手段108は、ムーブ先媒体2への暗号変換された暗号化コンテンツの記録が終了しているかどうかを判定する。暗号変換された暗号化コンテンツの記録が終了していないと判定される場合には、ステップS1001へと進み残りの暗号化コンテンツを記録する。暗号変換された暗号化コンテンツの記録が終了したと判定される場合には、ステップS505へと進む。暗号変換された暗号化コンテンツの記録が終了したことは、それ以上暗号変換された暗号化コンテンツがデータ出力手段107に供給されなくなることで検知する。なお、暗号変換された暗号化コンテンツの記録が終了したことは、暗号化コンテンツのEOF(End Of File)を検出することで検知してもよい。
ステップS1004:ムーブ制御手段105は、ステップS1001で生成したムーブ先媒体2での復号鍵および保護記録手段110に記録されるムーブ条件をデータ出力手段107に設定し、ムーブ先媒体2の入出力手段201を介して保護領域203へと記録し、ステップS1005へと進む。
ステップS1005:ムーブ制御手段105は、保護記録手段110に記録されるムーブ元端末1でのムーブ条件および復号鍵を消去し、ムーブ動作処理を終了する。なお、ここでいうムーブ条件および復号鍵の消去とは、物理的に情報を消去するのではなく、実質的に利用ができない情報となっていればよい。また、本ステップとステップS1004の順序は入れ替わってもよい。
図11はステップS1001における暗号変換の詳細動作フローを示す図である。なお、暗号変換する暗号化コンテンツが再生中であっても、通常記録手段109としてハードディスクドライブのようなランダムアクセス可能な蓄積媒体を利用することにより、暗号化コンテンツをそのまま記録できる。
ステップS1101:暗号鍵生成手段901は、コンテンツをムーブ先媒体2に記録する際に暗号化するための暗号鍵を生成し、ステップS1102へと進む。暗号鍵生成のために、乱数を発生させてその乱数を暗号鍵として用いる。なお、暗号鍵生成手段901が暗号鍵を生成する場合を示したが、予めムーブ先での暗号鍵をムーブ条件またはムーブ元端末での復号鍵と共に配信して保護記録手段110に記録しておき、本ステップにおいて暗号鍵を生成する代わりに保護記録手段110に記録されるムーブ先での暗号鍵を取得してもよい。
ステップS1102:ステップS1101で生成した暗号鍵を暗号手段902に設定し、ステップS1103へと進む。
ステップS1103:ムーブ制御手段105は、ムーブを要求されたコンテンツに対応する復号鍵を、保護記録手段110より取得し、復号手段102に設定し、ステップS1104へと進む。コンテンツと復号鍵との対応は、ムーブを要求された暗号化コンテンツのコンテンツ識別子で関連付けられる復号鍵を保護記録手段110内にある復号鍵データベースからコンテンツ識別子をキーとして検索し、選択することによる。
ステップS1104:ムーブ制御手段105は、ムーブを要求された暗号化コンテンツを、通常記録手段109より取得し、復号手段102に設定し、ステップS1105へと進む。暗号化コンテンツの取得には、暗号化コンテンツ蓄積時にコンテンツ識別子と暗号化コンテンツの記録場所を対応付けて記録し、ムーブ時にコンテンツ識別子をキーとしてコンテンツの記録場所を検索し、選択することによる。
ステップS1105:復号手段102は、設定された復号鍵で暗号化コンテンツを復号し、ステップS1106へと進む。なお、ムーブ時にコンテンツのフォーマット変換を行う場合、復号されたコンテンツに対してフォーマット変換をおこなってもよい。
ステップS1106:ステップS1105で復号されたコンテンツを暗号手段902に設定し、ステップS1107へと進む。
ステップS1107:暗号手段902は、設定された暗号鍵でコンテンツを暗号化し、ステップS1002へと復帰する。
次に、以上のような動作処理を行う装置で、コンテンツプロバイダの設定したムーブ条件を侵害することなく、かつコンテンツ再生中に再生中のコンテンツをムーブする処理について具体的な例を挙げて説明する。具体例として、本発明の実施の形態1で説明した、120分間のコンテンツを用い、ムーブ元端末1からムーブ先媒体2へは2倍速での記録が可能、すなわちコンテンツの記録に60分間を要し、ムーブ条件としてムーブ許諾情報が「ムーブ許可」、ムーブ可能回数が「5回」という場合を考える。図6、図7、図8は、具体例のコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。
図6は、再生開始後20分経過後にユーザによりムーブが要求された場合を示している。再生開始時点で、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。
20分経過後、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定されムーブ可能回数が5回から4回に更新された上で、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの暗号変換および記録が開始される。暗号化コンテンツの暗号変換および記録中は、再生も並行して処理される。
その60分後、暗号変換された暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行うが、この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件および暗号変換された暗号化コンテンツに対応する復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、ムーブ結果反映後のムーブ条件および暗号変換された暗号化コンテンツに対応する復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、暗号変換された暗号化コンテンツの記録自体は再生中に完了しているので、再生終了後即座にムーブ先媒体2を利用することが可能である。
図7、図8の例についても、本実施の形態の場合と同様に処理される。
なお、本実施の形態として、機能ブロックを分割した場合を示したが、装置全体として同様の機能を有するのであれば、これらの機能ブロックが統合またはさらに詳細に分割されていてもよい。例えば、通常記録手段109および保護記録手段110を別機能ブロックとして扱う場合を示したが、これらを保護された同一機能ブロックとして扱ってもよい。なお、本実施の形態として、保護記録手段110をムーブ元端末1の一部として扱う場合を示したが、ICカードのようにムーブ元端末1とは独立したデバイスとして実現してもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ条件として、ムーブ許諾情報およびムーブ可能回数の両方が設定される場合を示したが、どちらか一方のみを設定するだけでもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ可能回数として、残りムーブ回数が設定される場合を示したが、初期ムーブ可能回数および現在までにムーブした回数を設定し、残りムーブ回数を計算するような構成としてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ条件を保護記録手段110および保護領域203に記録する場合を示したが、ムーブ条件は通常記録手段109および通常領域202に記録して、ムーブ条件のハッシュ値のような改竄を検出できる情報のみ保護記録手段110および保護領域203に記録するようにしてもよい。
なお、本実施の形態として、状態フラグとして、再生状態フラグが設定されている場合を示したが、再生状態フラグに加えて暗号化コンテンツコピー状態フラグを用いてもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツを再生中に再生中のコンテンツをムーブする場合を示したが、コンテンツのムーブ処理中にムーブ処理中のコンテンツを再生するものとしてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ元での暗号方式にMULTI2を、ムーブ先での暗号方式にC2暗号を用いる場合を示したが、本実施の形態は暗号化方式によらないものなので、その他任意の暗号化方式としてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブ先が媒体である場合を示したが、ムーブ先はネットワークで接続された別端末でもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したことをユーザの再生停止要求により検知する場合を示したが、メタデータを利用して要求される再生停止要求を検知してもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したこと復号手段102に供給される暗号化コンテンツがなくなったことで検知する場合を示したが、復号されたコンテンツにコンテンツの最後を示す情報が含まれることを再生手段103が出力したことを検出することで検知してもよい。
なお、本実施の形態として、コンテンツの再生が終了したこと復号手段102に供給される暗号化コンテンツがなくなったことで検知する場合を示したが、暗号化コンテンツのEOF(End Of File)を検出することで検知してもよい。
なお、本実施の形態として、暗号鍵生成手段901が暗号鍵を生成する場合を示したが、暗号鍵を生成せずにムーブ先媒体2からムーブ先媒体2にバインドされる暗号鍵を取得してそれを暗号鍵としてもよい。
なお、本実施の形態として、暗号鍵生成手段901が暗号鍵を生成する場合を示したが、ムーブ先媒体2から暗号鍵を生成するための情報(媒体の識別子など)を取得して暗号鍵を生成してもよい。
なお、本実施の形態として、暗号鍵生成手段901が暗号鍵を生成する場合を示したが、予めムーブ先での暗号鍵をムーブ条件またはムーブ元端末での復号鍵と共に配信して保護記録手段110に記録しておき、ムーブ時に暗号鍵を生成せずに保護記録手段110に記録されるムーブ先での暗号鍵で暗号変換してもよい。
なお、本実施の形態として、暗号変換を施してからムーブする場合を示したが、ムーブ元端末1にトランスコード手段を追加し、コンテンツにトランスコードを施してからムーブをする構成としてもよい。
なお、本実施の形態として、暗号変換を施してからムーブする場合を示したが、ムーブ元端末1にフォーマット変換手段を追加し、コンテンツにフォーマット変換を施してからムーブをする構成としてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3では、本発明の実施の形態1におけるコンテンツのムーブ条件に加えて、コンテンツの再生に関する利用条件が設定される場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態3におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の機能ブロック構成図である。図12において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。本装置は、暗号化コンテンツ、ムーブ条件、再生条件および復号鍵が記録されているムーブ元となる端末1と、ムーブにより暗号化コンテンツ、ムーブ条件、再生条件および復号鍵が記録されるムーブ先の媒体2とから構成される。ムーブ元端末1は、図1で説明した各手段に加え、コンテンツの再生条件を判定する再生条件判定手段1201とを備えている。ムーブ先媒体2は、図1で説明した各手段を備えている。
この装置では、再生とムーブに関する制御を、図2に示すムーブ条件、図3に示す状態フラグ、および図13に示す再生条件により実行する。図13は、コンテンツの再生条件を示す図である。再生条件として、コンテンツの再生行為そのものが許諾されているかを示す再生許諾情報、コンテンツの再生が許可される絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限、コンテンツの初回再生時からの有効期間を示す再生相対有効期間、コンテンツが残り回数どれだけ再生可能かを示す再生可能回数、およびコンテンツが残り時間どれだけ再生可能かを示す累積再生可能時間が設定されている。再生許諾情報として、「再生可能」または「再生禁止」が設定される。再生許諾情報として、「再生可能」が設定されている場合にのみ再生が可能である。再生絶対有効期限として、開始期限および終了期限が設定され、再生時刻が開始期限から終了期限の間にある場合にのみ再生可能である。再生相対有効期間は、2回目以降の再生の場合、再生時刻が初回再生時からの相対有効期間内にある場合にのみ再生可能である。再生可能回数が「無制限」の場合には再生によりその回数は減算されないが、「無制限」でない場合には再生するごとにその回数は1回ずつ減算される。累積再生可能時間が「無制限」の場合には再生によりその時間は減算されないが、「無制限」でない場合には再生時間が経過するごとにその時間は再生時間分だけ減算される。再生条件は、暗号化コンテンツや復号鍵と共に放送波などでムーブ元端末1に配信されて蓄積される。再生条件は、「再生禁止」から「再生可能」に改竄されるような場合から保護されなければならないので、ムーブ元端末1では保護記録手段110に、ムーブ先媒体2では保護領域203に記録するのが好ましい。再生条件、ムーブ条件および復号鍵は、暗号化コンテンツを一意に特定するための特定情報と共に管理され、暗号化コンテンツに対応する再生条件、ムーブ条件および復号鍵が特定される。例えば、暗号化コンテンツを一意に特定するための情報として、コンテンツごとに異なるコンテンツ識別子を用いて、コンテンツ識別子をキーとして再生条件、ムーブ条件および復号鍵が管理される。
次に、本発明の実施の形態3における処理について具体例を用いて説明する。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツを再生する場合の処理について説明する。図14は、再生動作処理フローを示す図である。図14において、図4と同じ処理動作については同じ符号を用い、説明を省略する。
ステップS1401:再生制御手段101は、ユーザから再生開始の要求を受け付けると、再生条件判定手段1201により、図13に示す再生条件を判定する。条件判定の結果、再生が可能と判定された場合にはステップS401へと進み、再生が不可能と判定された場合には再生処理を実行せず終了する。コンテンツと再生条件との対応は、再生を要求された暗号化コンテンツのコンテンツ識別子と一致する再生条件を保護記録手段110内から検索し、選択することによる。
ステップS1402:再生制御手段101は、ステップS404で再生されるコンテンツの再生状況を監視し、再生中でも再生条件を満足しているかどうかを判定する。再生条件を満足していれば、ステップS405へと進み、再生条件を満足しなくなっていれば、ステップS1403へと進む。ここで、再生条件を満足しているというのは、再生許諾情報が再生可能であること、再生時の現在時刻が、再生絶対有効期限内かつ再生相対有効期間内であること、再生可能回数が残っていること、累積再生可能時間が残っていることを指す。なお、監視する必要がない項目については再生状況の監視をしなくてもよい。
ステップS1403:ステップS1402で再生中に再生条件を満足しなくなったと判定された場合、コンテンツの再生を終了し、ステップS405へと進む。
ステップS1404:再生制御手段101は、再生結果を利用条件に反映して、ステップS406へと進む。ここで、再生結果を利用条件に反映するというのは、初回再生時であれば初回再生時の時刻を再生条件として保持すること、再生可能回数を1回減算すること、累積再生可能時間から再生時間を減算することを指す。なお、これらの再生条件が「無制限」で設定されているものについては利用条件に反映する必要は無い。なお、再生可能回数は再生後一定時間経過すると1回再生したとみなしてもよく、その一定時間を超過していない場合には再生可能回数を減算しないようにしてもよい。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツ、保護記録手段110に記録されたムーブ条件、再生条件および復号鍵をムーブ先媒体2にムーブする指示をユーザから受けた場合のムーブ制御手段105の処理について説明する。図15は、ムーブ動作処理フローを示す図である。図15において、図5と同じ処理動作については同じ符号を用い、説明を省略する。
ステップS1501:ムーブ制御手段105は、保護記録手段110に記録されるムーブ条件、再生条件および復号鍵を入出力手段107に設定し、ムーブ先媒体2の入出力手段201を介して保護領域203へと記録し、ステップS1502へと進む。
ステップS1502:ムーブ制御手段105は、保護記録手段110に記録されるムーブ条件、再生条件および復号鍵を消去し、ムーブ動作処理を終了する。なお、ここでいうムーブ条件、再生条件および復号鍵の消去とは、物理的に情報を消去するのではなく、実質的に利用ができない情報となっていればよい。また、本ステップとステップS1501の順序は入れ替わってもよい。
次に、以上のような動作処理を行う装置で、コンテンツプロバイダの設定したムーブ条件を侵害することなく、かつコンテンツ再生中に再生中のコンテンツをムーブする処理について具体的な例を挙げて説明する。具体例として、120分間のコンテンツを用い、ムーブ元端末1からムーブ先媒体2へは2倍速での記録が可能、すなわちコンテンツの記録に60分間を要し、ムーブ条件としてムーブ許諾情報が「ムーブ許可」、ムーブ可能回数が「無制限」で設定され、再生条件として再生許諾情報が「再生許可」、再生絶対有効期限が「2004年1月1日〜2005年12月31日」、再生有効期間が「24時間」、再生可能回数が「無制限」、累積再生可能時間が「無制限」で設定され、2005年1月1日0時に初回再生を開始した場合を考える。図16は、具体例のコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。
図16は、再生開始後20分経過後(0時20分)にユーザによりムーブが要求された場合を示している。再生開始時点(0時)で、再生条件判定手段1201により、再生条件が判定された上で再生が開始され、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。再生中は、現在時刻が有効期間を超過しないかどうかを判定し、超過した場合は再生を終了する必要がある。本例では、絶対有効期限が2005年12月31日、相対有効期間が再生開始時から24時間なので、現在時刻が2005年1月2日0時を超過した場合に再生が終了される。
20分経過後(0時20分)、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定された上で、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。ムーブ可能回数が無制限と設定されているので、ムーブ可能回数を1回減算する必要は無い。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。
その60分後(1時20分)、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行うが、この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後(2時)、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生結果を再生条件に反映し、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。本例では、コンテンツの初回再生であることから、次回以降再生時に相対有効期間を判定するために初回再生時刻の2005年1月1日0時を再生条件と共に記憶する。また、今回の再生結果である再生時間2時間、再生回数1回は、利用可能回数、累積再生可能時間が「無制限」であることから反映しない。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、ムーブ結果反映後のムーブ条件、再生結果反映後の再生条件および復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件、再生条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、暗号化コンテンツの記録自体は再生中に完了しているので、再生終了後即座にムーブ先媒体2を利用することが可能である。
本発明の実施の形態1で示した、図7のように再生終了が暗号化コンテンツのコピー終了よりも先に終了する場合、図8のように暗号化コンテンツのコピー終了後にユーザの再生停止要求で再生を終了する場合についても、本実施の形態の場合と同様に処理される。
なお、本実施の形態として、実施の形態1におけるコンテンツのムーブ条件に加えてコンテンツの再生条件が設定される場合を示したが、実施の形態2におけるコンテンツのムーブ条件に加えてコンテンツの再生条件が設定されるものとしてもよい。
なお、本実施の形態として、再生条件、ムーブ条件および復号鍵を再生終了後にムーブする場合を示したが、再生により再生条件が変更されなければ、再生終了後に復号鍵のみをムーブするようにしてもよい。
なお、本実施の形態として、再生条件、ムーブ条件および復号鍵を再生終了後にムーブする場合を示したが、例えば再生許諾情報を「再生禁止」として再生ができないような再生条件、ムーブ条件および復号鍵を再生中でもコピーしておき、再生終了後に再生条件を利用可能な再生条件に更新するようにしてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4では、実施の形態3におけるコンテンツの再生に関する利用条件やコンテンツの長さをムーブ処理の条件としても利用し、ユーザのムーブ要求が妥当な要求であるかを判定し、妥当でない場合にユーザにムーブをするか否かを選択させる装置について説明する。ここで、妥当な要求とは、コンテンツを視聴し続けてもムーブするだけの再生条件が残っていることである。妥当でない要求とは、例えば、ムーブ完了時に有効期限が切れている場合や、ムーブ先のコンテンツを最初から最後まで再生するだけの時間が残っていない場合など、ムーブ先での再生が完全にはできないことである。
図17は、本発明の実施の形態4におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の機能ブロック構成図である。図17において、図12と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。本装置は、暗号化コンテンツ、ムーブ条件、再生条件および復号鍵が記録されているムーブ元となる端末1と、ムーブにより暗号化コンテンツ、ムーブ条件、再生条件および復号鍵が記録されるムーブ先の媒体2とから構成される。ムーブ元端末1は、図12で説明した各手段に加え、再生条件やコンテンツの長さによりコンテンツ再生中のムーブ処理の妥当性を判定するムーブ妥当性判定手段1701と、再生中のムーブが妥当でない場合にユーザに注意を喚起する通知手段1702とを備えている。ムーブ先媒体2は、図12で説明した各手段を備えている。
この装置では、再生とムーブに関する制御を、図2に示すムーブ条件、図3に示す状態フラグ、および図12に示す再生条件により実行する。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツを再生する場合の処理は、図14に示す再生動作フローに従う。
通常記録手段109に記録された暗号化コンテンツ、保護記録手段110に記録されたムーブ条件、再生条件および復号鍵をムーブ先媒体2にムーブする指示をユーザから受けた場合の処理について説明する。図18は、ムーブ動作処理フローを示す図である。図18において、図15と同じ処理動作については同じ符号を用い、説明を省略する。
ステップS1801:ムーブ制御手段105は、ムーブ妥当性判定手段1701により、図19から図23に示す判定式に従い、ムーブ開始時点での再生条件やコンテンツの長さを判定する。判定の結果により、ムーブが妥当であると判定された場合にはステップS503へと進み、再生が妥当でないと判定された場合には、ステップS1802へと進む。
ステップS1802:通知手段1702によりムーブ処理について妥当でない旨を警告画面で表示するなどで通知して、ステップS1803へと進む。
ステップS1803:ムーブを続行するか否かを選択させ、ムーブを続行する場合にはステップS503へと進み、ムーブを続行しない場合には再生処理またはムーブ処理を中断する。
本発明の実施の形態4では、ムーブ制御手段105がムーブ開始要求を受け付けた時点で、ムーブ条件判定手段106によりムーブ条件を判定する処理に加えて、図19から図23に示す再生条件、コンテンツの長さ、ムーブ処理時間を利用して、要求されたムーブ処理が無駄にならないか、ユーザに不便を与えないかを判定する。判定の結果、要求されたムーブ処理が妥当な要求でない場合には、ユーザにムーブが無駄である旨の警告画面や処理続行確認画面を表示することで、ユーザ利便性を向上させている。
次に、以上のような動作処理を行う装置について具体的な例を挙げて説明する。具体例として、120分間のコンテンツを用い、ムーブ元端末1からムーブ先媒体2へは2倍速での記録が可能、すなわちコンテンツの記録に60分間を要し、ムーブ条件としてムーブ許諾情報が「ムーブ許可」、ムーブ可能回数が「無制限」で設定され、2005年1月1日0時から再生を開始し、再生開始後20分でユーザがムーブを要求した場合を考える。
例えば、再生条件として再生許諾情報が「再生許可」、再生可能回数が「1回」、その他の再生条件が「無制限」で設定される場合を考える。
図24は、具体例のムーブ条件、再生条件が設定されるコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。再生開始時点(0時)で、設定再生条件である再生可能回数が判定され再生が開始され、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。再生が開始した時点で、再生可能回数の1回を消費したものとみなすと、このコンテンツは本再生が終了した時点で再生ができなくなる。なお、再生開始後一定時間経過後に1回を消費したとみなすようにしてもよい。
20分経過後(0時20分)、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定される。ムーブ可能回数が「無制限」と設定されているので、ムーブ可能回数を1回減算する必要は無い。
ムーブ条件によりムーブ可能と判定された場合は、ムーブ妥当性判定手段1701により、再生条件によるムーブ処理判定を行う。再生条件に再生可能回数が設定されている場合の判定は図21による。この時点での再生可能回数は0回であるから、このままムーブをしてもムーブ先の媒体を再生しようとしても再生することができず、ムーブ処理自体が無駄である。そこでこのような場合、図24に示すように、例えば「本再生で再生可能回数を使い切るので、ムーブしても無駄です。ムーブを続けますか?」のように、再生可能回数を使い切っているので、ムーブしても無駄である旨を通知手段1702により、画面にメッセージとして表示し、ムーブを続行するか否かをユーザに選択させる。
無駄なムーブでもムーブを続行することをユーザが選択した場合には、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。無駄なムーブをユーザが希望しなかった場合には、ムーブ処理を実行せずに再生処理のみを続ける。
その60分後(1時20分)、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行う。この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後(2時)、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生結果を再生条件に反映し、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。本例では、今回の再生結果である初回再生時刻2005年1月1日0時、再生時間2時間、再生回数1回は、再生絶対有効期限、再生相対有効期間、累積再生可能時間が「無制限」であることから、再生回数1回を反映し、残り再生可能回数を0回とする。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、再生結果反映後のムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件、再生条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は再生条件を満足しないためにできなくなる。
別の例として、再生条件として再生許諾情報が「再生許可」、再生絶対有効期限が「2005年1月1日3時まで」、その他の再生条件が「無制限」で設定される場合を考える。
図25は、具体例のムーブ条件、再生条件が設定されるコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。再生開始時点(0時)で、設定再生条件である再生絶対有効期限が判定され再生が開始され、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。再生中は、現在時刻が有効期限を超過しないかどうかを判定し、超過した場合は再生を終了する必要がある。本例では、絶対有効期限の2005年1月1日3時を超過した場合に再生が終了される。
20分経過後(0時20分)、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定される。ムーブ可能回数が「無制限」と設定されているので、ムーブ可能回数を1回減算する必要は無い。
ムーブ条件によりムーブ可能と判定された場合は、ムーブ妥当性判定手段1701により、再生条件によるムーブ処理判定を行う。再生条件に絶対有効期限が設定されている場合の判定は図19による。この時点での再生絶対有効期限までの時間は再生絶対有効期限から現在の時刻を差し引いて残り160分、コンテンツの長さは120分、コンテンツの長さと書き出し速度から計算される予測ムーブ処理時間は60分であるから、
再生絶対有効期限までの時間−ムーブ処理時間=100分<コンテンツの長さ
となる。したがって、この時点からムーブ処理を実行してもムーブが完了するのは60分後の1時20分となり、その時点からムーブ先の媒体を再生しても絶対有効期限の3時までに100分しか再生できずコンテンツ全体(120分)を再生することができない。そこでこのような場合、図25に示すように、例えば「ムーブ先での通常再生中に有効期限が切れますが、このままムーブを続けますか?」のように、ムーブ先でのコンテンツを再生中に有効期限が切れてしまう旨を通知手段1702により、画面にメッセージとして表示し、ムーブを続行するか否かをユーザに選択させる。
ムーブ先で完全に再生はできなくてもムーブを続行することをユーザが選択した場合には、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。不完全な再生でのムーブをユーザが希望しなかった場合には、ムーブ処理を実行せずに再生処理のみを続ける。
その60分後(1時20分)、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行うが、この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後(2時)、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生結果を再生条件に反映し、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。本例では、今回の再生結果である初回再生時刻2005年1月1日0時、再生時間2時間、再生回数1回は、再生相対有効期間、再生可能回数、累積再生可能時間が「無制限」であることから反映する必要はない。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、再生結果反映後のムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件、再生条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、暗号化コンテンツの記録自体は再生中に完了しているので、再生終了後即座にムーブ先媒体2を利用することが可能である。
別の例として、再生条件として再生許諾情報が「再生許可」、累積再生可能時間が「180分間」、その他の再生条件が「無制限」で設定される場合を考える。
図26は、具体例のムーブ条件、再生条件が設定されるコンテンツを再生中にムーブする際の処理を時系列で示す図である。再生開始時点(0時)で、設定再生条件である累積再生可能時間が判定され再生が開始され、再生状態フラグは「コンテンツ再生中」に設定される。再生中は、再生時間が累積再生可能時間を超過しないかどうかを判定し、超過した場合は再生を終了する必要がある。本例では、累積再生可能時間の3時間を超過した場合に再生が終了される。
20分経過後(0時20分)、ムーブ要求があった時点で、ムーブ条件判定手段106により、ムーブ条件が判定される。ムーブ可能回数が「無制限」と設定されているので、ムーブ可能回数を1回減算する必要は無い。
ムーブ条件によりムーブ可能と判定された場合は、ムーブ妥当性判定手段1701により、再生条件によるムーブ処理判定を行う。再生条件に累積再生可能時間が設定されている場合の判定は図22による。この時点での累積再生可能時間は再生開始時の累積再生可能時間から現在まで再生した時間を差し引いて残り160分、コンテンツの長さは120分、コンテンツの長さと書き出し速度から計算される予測ムーブ処理時間は60分であるから、
累積再生可能時間−ムーブ処理時間=100分<コンテンツの長さ
となる。したがって、このまま再生を続けるとムーブ処理が終了するまでに再生時間を累積していき、ムーブが完了する60分後に再生を終了した場合には、ムーブ先の媒体を再生しても合計100分しか再生できず、コンテンツ全体(120分)を再生することができない。しかし、この時点で再生を停止すれば再生時間は累積されないので、ムーブ完了後にはムーブ先の媒体を合計160分再生することができ、コンテンツ全体(120分)を再生することができる。そこでこのような場合、図26に示すように、例えば「再生を停止しないと、ムーブ先での通常再生中に再生可能時間を使い切ってしまいます。次の候補から今後の処理を選択して下さい。(1)再生を停止してムーブする(2)ムーブはせずに再生を続ける(3)以上を了承して再生しながらムーブする」のように、再生を続けるとムーブ先でのコンテンツを再生中に累積再生可能時間が足りなくなる旨を通知手段1702により、画面にメッセージとして表示し、再生およびムーブを続行するか否かをユーザに選択させる。
ムーブ先で完全に再生はできなくてもムーブを続行することをユーザが選択した場合には、ムーブ先媒体への暗号化コンテンツの記録が開始される。暗号化コンテンツの記録中は、再生も並行して処理される。不完全な再生でのムーブをユーザが希望しなかった場合には、ムーブ処理を実行せずに再生処理のみを続ける。
その60分後(1時20分)、暗号化コンテンツの記録が完了すると、ムーブ制御手段105は、再生状態フラグの判定を行う。この時点では再生は終了していないので、ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブは行わない。もしも、この間にユーザがムーブ先媒体2を別端末で再生しようとしても、復号鍵が記録されていないため再生できない。
その40分後(2時)、コンテンツが最後まで再生された時点で、再生制御手段101は、再生結果を再生条件に反映し、再生状態フラグを「コンテンツ再生待機中」に更新する。本例では、今回の再生結果である初回再生時刻2005年1月1日0時、再生時間2時間、再生回数1回は、再生絶対有効期限、再生相対有効期間、再生可能回数が「無制限」であることから、再生時間2時間を反映し、残り累積時間を1時間とする。ムーブ制御手段105は、再生状態フラグが切り替わるのを判定すると、再生結果反映後のムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブを開始する。ムーブ条件、再生条件および復号鍵のムーブ自体は、ファイルサイズが小さいため短時間で終了する。
ムーブ条件、再生条件および復号鍵ムーブ後は、ムーブ元端末1での再生はできなくなり、かつムーブ先媒体2を利用した再生は可能となり、コンテンツが同時に利用されることはない。また、暗号化コンテンツの記録自体は再生中に完了しているので、再生終了後即座にムーブ先媒体2を利用することが可能である。
なお、本実施の形態として、再生絶対有効期限、再生可能回数、累積再生可能時間についての条件判定を示したが、図20に示す再生相対有効期間についての条件判定を行ってもよい。
なお、本実施の形態として、再生条件についての条件判定を示したが、図23に示すコンテンツ残り時間とムーブ処理時間の大小を比較して、図7のようにコンテンツ再生中に暗号化コンテンツのコピーが完了しない場合にムーブを続行するかを選択させるようにしてもよい。その場合に、暗号化コンテンツのコピー終了を示す暗号化コンテンツコピー状態フラグを設定してもよい。
なお、本実施の形態として、再生条件として1個のみが設定される場合についての条件判定のみを示したが、図19から図23に示す複数の再生条件を組みあわせて条件を判定してもよい。その際、どれか1個でも妥当でないと判定された場合にムーブをするか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
なお、本実施の形態として、ムーブの続行をユーザに選択させる旨を表示する場合を示したが、ユーザに選択させずに強制的にムーブ処理をさせないようにしてもよい。
なお、本実施の形態として、ユーザへの警告画面へのメッセージを示したが、本メッセージは一例でありユーザの注意を喚起するための映像表示や音声などで行ってもよい。
本発明にかかるコンテンツ再生・記録装置は、コンテンツ再生中に同一コンテンツをムーブする機能を有し、コピー禁止のコンテンツを記録するDVDレコーダやBDレコーダ等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるムーブ条件を示す図 本発明の実施の形態1における状態フラグを示す図 本発明の実施の形態1における再生処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるムーブ処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における再生処理中に暗号化コンテンツのムーブ処理が完了する場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態1における再生処理中に暗号化コンテンツのムーブ処理が完了しない場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態1における再生処理中に暗号化コンテンツのムーブ処理が完了しムーブ完了後にユーザの意思で再生を終了する場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態2におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるムーブ処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における暗号変換処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における再生条件を示す図 本発明の実施の形態3における再生処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるムーブ処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における再生処理中に暗号化コンテンツのムーブ処理が完了する場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ元端末およびムーブ先媒体の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点での再生絶対有効期限条件による判定式を示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点での再生相対有効期間条件による判定式を示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点での再生可能回数条件による判定式を示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点での累積再生可能時間による判定式を示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点でのコンテンツ残り時間による判定式を示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点で再生可能回数を判定する場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点で再生絶対有効期限を判定する場合の例を時系列で示す図 本発明の実施の形態4におけるムーブ処理開始時点で累積再生可能時間を判定する場合の例を時系列で示す図 従来のムーブ処理動作を示すフローチャート 暗号化コンテンツと復号鍵のムーブ処理における概念図 再生中のコンテンツをムーブする際における暗号化コンテンツおよび復号鍵のムーブのタイミングの差を時系列で示した図
符号の説明
1 ムーブ元端末
2 ムーブ先端末
21 ムーブ条件
22 ムーブ許諾情報
23 ムーブ可能回数
31 状態フラグ
32 再生状態フラグ
101 再生制御手段
102 復号手段
103 再生手段
104 再生終了検知手段
105 ムーブ制御手段
106 ムーブ条件判定手段
107 データ出力手段
108 データ出力検知手段
109 通常記録手段
110 保護記録手段
201 入出力手段
202 通常領域
203 保護領域
901 暗号鍵生成手段
902 暗号手段
1201 再生条件判定手段
131 再生条件
132 再生許諾情報
133 再生絶対有効期限
134 再生相対有効期間
135 再生可能回数
136 累積再生可能時間
1701 ムーブ妥当性判定手段
1702 通知手段

Claims (58)

  1. コンテンツを記録する第1の記録手段と、
    前記コンテンツを再生する再生手段と、
    前記コンテンツの再生を制御する再生制御手段と、
    前記コンテンツの再生の終了を検知する再生終了検知手段と、
    前記第1の記録手段に記録されたデータを第2の記録手段に出力するデータ出力手段とを備え、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とするデジタルコンテンツ記録再生装置。
  2. 前記コンテンツは暗号化されており、
    前記コンテンツを復号する復号手段と、
    前記コンテンツを復号するための復号鍵を記録する第1の保護記録手段とを備え、
    前記復号鍵を第2の保護記録手段にムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  3. 前記データ出力手段が、
    前記コンテンツの再生中に前記暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項2に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  4. 前記コンテンツがムーブ可能であるかを示すムーブ条件を判定するムーブ条件判定手段を備え、
    前記データ出力手段が、
    前記ムーブ条件判定手段により前記コンテンツがムーブ可能であると判定された場合にのみ、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  5. 前記ムーブ条件判定手段が、
    ムーブが許諾されているかを示すムーブ許諾情報と、
    ムーブが可能な回数を示すムーブ可能回数とにより、
    ムーブ可能であるかを判定することを特徴とする、
    請求項4に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  6. 前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツのムーブ妥当性判定手段と、
    ムーブが妥当でないと判定された場合にユーザに通知する通知手段とを備え、
    前記ムーブ妥当性判定手段が前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定した場合、
    前記データ出力手段が前記コンテンツをムーブする前に、前記通知手段がムーブが妥当ではないことを前記ユーザに通知することを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  7. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、
    前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、
    前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、
    前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間と、
    前記コンテンツの時間的長さとの少なくともひとつ以上を用いることにより、
    ムーブが妥当でないことを判定することを特徴とする、
    請求項6に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  8. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、
    前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項7に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  9. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を終了してからムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項7に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  10. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項7に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  11. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項7に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  12. 前記ムーブ妥当性判定手段が、
    前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツのムーブ処理が前記コンテンツの再生中に完了しないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項7に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  13. 前記コンテンツのムーブを制御するムーブ制御手段を備え、
    前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生終了を検知し、
    前記コンテンツの再生状態を示す再生状態フラグを前記コンテンツ再生終了検知後に再生終了状態に設定し、
    前記ムーブ制御手段が前記再生状態フラグが再生終了状態であることで前記コンテンツの再生終了を検知することを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  14. 前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記ユーザからの再生終了要求または再生停止要求により検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  15. 前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、メタデータに記述される情報により検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  16. 前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生手段のバッファ内に前記コンテンツが供給されなくなることにより検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  17. 前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツに包含されるコンテンツの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  18. 前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツの記録フォーマットの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  19. 前記コンテンツが再生可能であるかを示す再生条件を判定する再生条件判定手段を備え、
    前記再生終了検知手段が、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生条件判定手段により再生が不可能であることを判定されることにより検知することを特徴とする、
    請求項13に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  20. 前記再生条件判定手段が、
    前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、
    前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、
    前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、
    前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間との少なくともひとつ以上を用いることにより、
    再生が無効であることを判定することを特徴とする、
    請求項19に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  21. 前記コンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、
    前記暗号鍵で前記コンテンツを暗号化する暗号手段とを備え、
    前記暗号手段が、
    前記暗号鍵生成手段により生成された前記暗号鍵で、
    前記復号手段により復号された前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力手段が、
    前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成した復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項3に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  22. 前記コンテンツをトランスコードするためのトランスコード手段を備え、
    前記トランスコード手段が、前記復号手段により復号された前記コンテンツのトランスコードを行い、
    前記暗号鍵生成手段により生成された前記暗号鍵で、トランスコードされた前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記トランスコードされた暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成された復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項3に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  23. 前記コンテンツを暗号化するための暗号手段を備え、
    前記暗号手段が、前記第1の保護記録手段に記録される暗号変換用の暗号鍵で、前記復号手段により復号された前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力手段が、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記暗号変換されたコンテンツの復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項3に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  24. 前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくする物理的保護手段を備え、
    前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記物理的保護手段により前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくし、
    前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記物理的保護手段により前記第2の記録手段を物理的に取り外せるようにすることで、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  25. 前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力手段により第2の記録手段に記録せずに、
    前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力手段により第2の記録手段に記録することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  26. 前記データ出力手段が、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要なメタデータを第2の記録手段にムーブすることを特徴とする、
    請求項25に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  27. 前記データ出力手段が、前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要な再生するための条件を第2の記録手段にムーブすることを特徴とする、
    請求項25に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  28. 前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要なパスワードを発行し、
    前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合にはパスワードを要求することで、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ装置。
  29. 前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合に前記再生終了検知手段が前記コンテンツの再生の終了を検知していることをネットワーク経由で判定することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタルコンテンツ記録再生装置。
  30. 前記デジタルコンテンツ記録再生装置で用いられるデジタルコンテンツ記録再生方法であって、
    前記コンテンツを再生する再生ステップと、
    前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、
    前記コンテンツの再生の終了を検知する再生終了検知ステップと、
    前記第1の記録手段で記録されたデータを前記第2の記録手段に出力するデータ出力ステップとを含み、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とするデジタルコンテンツ記録再生方法。
  31. 前記コンテンツは暗号化されており、
    前記デジタルコンテンツ記録再生装置は前記コンテンツを復号するための復号鍵を記録する前記第1の保護記録手段を備え、
    前記デジタルコンテンツ記録再生方法はさらに、
    前記コンテンツを復号する復号ステップと、
    前記復号鍵を前記第2の保護記録手段にムーブするステップと、
    を含むことを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  32. 前記データ出力ステップが、
    前記コンテンツの再生中に前記暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項31に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  33. 前記コンテンツがムーブ可能であるかを示すムーブ条件を判定するムーブ条件判定ステップを含み、
    前記データ出力ステップが、
    前記ムーブ条件判定ステップにより前記コンテンツがムーブ可能であると判定された場合にのみ、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  34. 前記ムーブ条件判定ステップが、
    ムーブが許諾されているかを示すムーブ許諾情報と、
    ムーブが可能な回数を示すムーブ可能回数とにより、
    ムーブ可能であるかを判定することを特徴とする、
    請求項33に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  35. 前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツのムーブ妥当性判定ステップと、
    ムーブが妥当でないと判定された場合にユーザに通知する通知ステップとを含み、
    前記ムーブ妥当性判定ステップが前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定した場合、前記データ出力ステップが前記コンテンツをムーブする前に、前記通知ステップがムーブが妥当ではないことを前記ユーザに通知することを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  36. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、
    前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、
    前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、
    前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、
    前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間と、
    前記コンテンツの時間的長さとの少なくともひとつ以上を用いることにより、
    ムーブが妥当でないことを判定することを特徴とする、
    請求項35に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  37. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、
    前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項36に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  38. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、
    前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を終了してからムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項36に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  39. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツの再生が全くできないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項36に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  40. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、
    前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツの再生を続けながらムーブすると、前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを完全には再生できないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項36に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  41. 前記ムーブ妥当性判定ステップが、
    前記第1の記録手段で記録される前記コンテンツのムーブ処理が前記コンテンツの再生中に完了しないことにより、前記コンテンツのムーブが妥当ではないと判定することを特徴とする、
    請求項36に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  42. 前記コンテンツのムーブを制御するムーブ制御ステップを含み、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生終了を検知し、
    前記コンテンツの再生状態を示す再生状態フラグを前記コンテンツ再生終了検知後に再生終了状態に設定し、
    前記ムーブ制御ステップが前記再生状態フラグが再生終了状態であることで前記コンテンツの再生終了を検知することを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  43. 前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記ユーザからの再生終了要求または再生停止要求により検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  44. 前記再生終了検知ステップが、
    前記コンテンツの再生が終了したことを、メタデータに記述される情報により検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  45. 前記再生終了検知ステップが、
    前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生ステップのバッファ内に前記コンテンツが供給されなくなることにより検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  46. 前記再生終了検知ステップが、
    前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツに包含されるコンテンツの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  47. 前記再生終了検知ステップが、
    前記コンテンツの再生が終了したことを、前記コンテンツの記録フォーマットの最終部分であることを示す情報により検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  48. 前記コンテンツが再生可能であるかを示す再生条件を判定する再生条件判定ステップを含み、
    前記再生終了検知ステップが、前記コンテンツの再生が終了したことを、前記再生条件判定ステップにより再生が不可能であることを判定されることにより検知することを特徴とする、
    請求項42に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  49. 前記再生条件判定ステップが、
    前記コンテンツの再生が可能な絶対的な有効期限を示す再生絶対有効期限と、
    前記コンテンツの初回再生時以降再生が可能な相対的な有効期間を示す再生相対有効期間と、
    前記コンテンツの再生が可能な回数を示す再生可能回数と、
    前記コンテンツの再生が可能な合計時間を示す累積再生可能時間との少なくともひとつ以上を用いることにより、
    再生が無効であることを判定することを特徴とする、
    請求項48に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  50. 前記コンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成する暗号鍵生成ステップと、
    前記暗号鍵で前記コンテンツを暗号化する暗号ステップとを含み、
    前記暗号ステップが、
    前記暗号鍵生成ステップにより生成された前記暗号鍵で、
    前記復号ステップにより復号された前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力ステップが、
    前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成した復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項32に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  51. 前記コンテンツをトランスコードするためのトランスコードステップを含み、
    前記トランスコードステップが、前記復号ステップにより復号された前記コンテンツのトランスコードを行い、
    前記暗号鍵生成ステップにより生成された前記暗号鍵で、トランスコードされた前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記トランスコードされた暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に生成された復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項32に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  52. 前記コンテンツを暗号化するための暗号ステップを含み、
    前記暗号ステップが、前記第1の保護記録手段に記録される暗号変換用の暗号鍵で、前記復号ステップにより復号された前記コンテンツを暗号化し、
    前記データ出力ステップが、前記コンテンツの再生中に前記暗号変換された暗号化コンテンツを前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の保護記録手段に前記暗号変換されたコンテンツの復号鍵をムーブすることを特徴とする、
    請求項32に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  53. 前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくする物理的保護ステップを含み、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記物理的保護ステップにより前記第2の記録手段を物理的に取り外せなくし、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記物理的保護ステップにより前記第2の記録手段を物理的に取り外せるようにすることで、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  54. 前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していない場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力ステップにより第2の記録手段に記録せずに、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要な情報をデータ出力ステップにより第2の記録手段に記録することで、前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  55. 前記データ出力ステップが、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要なメタデータを第2の記録手段にムーブすることを特徴とする、
    請求項54に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  56. 前記データ出力ステップが、
    前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合に、前記コンテンツの再生に必要な再生するための条件を第2の記録手段にムーブすることを特徴とする、
    請求項54に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  57. 前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知した場合には前記コンテンツの再生に必要なパスワードを発行し、
    前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合にはパスワードを要求することで、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
  58. 前記第2の記録手段に記録された前記コンテンツを再生する場合に前記再生終了検知ステップが前記コンテンツの再生の終了を検知していることをネットワーク経由で判定することで、
    前記コンテンツの再生中は前記再生中コンテンツを利用不可の状態で前記第2の記録手段にコピーし、
    前記コンテンツの再生終了検知後に前記第2の記録手段に記録される前記コンテンツを利用可能な状態にし、
    再生が終了した前記第1の記録手段に記録される前記コンテンツを利用不可の状態にすることにより、
    前記コンテンツをムーブすることを特徴とする、
    請求項30に記載のデジタルコンテンツ記録再生方法。
JP2004376033A 2004-12-27 2004-12-27 デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法 Withdrawn JP2006185473A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376033A JP2006185473A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376033A JP2006185473A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006185473A true JP2006185473A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36738491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376033A Withdrawn JP2006185473A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006185473A (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008108002A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 Kabushiki Kaisha Kenwood メディア用サーバ装置、メディア用サーバ制御方法及びプログラム
JP2008276874A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sony Corp 記録装置および方法、並びに、プログラム
US7725002B2 (en) 2007-12-27 2010-05-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Video content recording apparatus and video content transfer method
JP2010171920A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Toshiba Corp 鍵管理装置および鍵管理方法
US7890775B2 (en) 2008-07-14 2011-02-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus, content control method, and storage medium
JP2011139337A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Toshiba Corp 電子機器およびコンテンツ複製方法
US8145038B2 (en) 2009-11-24 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Information transmitting apparatus
JP2012065239A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Toshiba Corp 暗号化鍵管理装置、暗号化鍵管理方法及び情報再生装置
JP2014500994A (ja) * 2010-10-08 2014-01-16 タイム ワーナー ケーブル、インコーポレイテッド デバイス間でのデータ転送中のコンテンツ保護ルールを実施するための装置及び方法
JP2014044449A (ja) * 2013-12-10 2014-03-13 Yamaha Corp 音楽コンテンツデータ処理装置及びプログラム
US9300919B2 (en) 2009-06-08 2016-03-29 Time Warner Cable Enterprises Llc Media bridge apparatus and methods
US9313458B2 (en) 2006-10-20 2016-04-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Downloadable security and protection methods and apparatus
US9313530B2 (en) 2004-07-20 2016-04-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating programming content
US9565472B2 (en) 2012-12-10 2017-02-07 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content transfer protection
US9674224B2 (en) 2007-01-24 2017-06-06 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for provisioning in a download-enabled system
US9742768B2 (en) 2006-11-01 2017-08-22 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for premises content distribution
US9918345B2 (en) 2016-01-20 2018-03-13 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and method for wireless network services in moving vehicles
US9935833B2 (en) 2014-11-05 2018-04-03 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for determining an optimized wireless interface installation configuration
US9986578B2 (en) 2015-12-04 2018-05-29 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for selective data network access
US10164858B2 (en) 2016-06-15 2018-12-25 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for monitoring and diagnosing a wireless network
US10178072B2 (en) 2004-07-20 2019-01-08 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating and storing programming material in a trusted domain
US10368255B2 (en) 2017-07-25 2019-07-30 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for client-based dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US10492034B2 (en) 2016-03-07 2019-11-26 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for dynamic open-access networks
US10560772B2 (en) 2013-07-23 2020-02-11 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for selective data network access
US10638361B2 (en) 2017-06-06 2020-04-28 Charter Communications Operating, Llc Methods and apparatus for dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US10645547B2 (en) 2017-06-02 2020-05-05 Charter Communications Operating, Llc Apparatus and methods for providing wireless service in a venue
US10965727B2 (en) 2009-06-08 2021-03-30 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for premises content distribution
US11076203B2 (en) 2013-03-12 2021-07-27 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for providing and uploading content to personalized network storage
US11197050B2 (en) 2013-03-15 2021-12-07 Charter Communications Operating, Llc Methods and apparatus for client-based dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US11540148B2 (en) 2014-06-11 2022-12-27 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for access point location
US11792462B2 (en) 2014-05-29 2023-10-17 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for recording, accessing, and delivering packetized content
US11831955B2 (en) 2010-07-12 2023-11-28 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content management and account linking across multiple content delivery networks

Cited By (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11088999B2 (en) 2004-07-20 2021-08-10 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating and storing programming material in a trusted domain
US10848806B2 (en) 2004-07-20 2020-11-24 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating programming content
US9973798B2 (en) 2004-07-20 2018-05-15 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating programming content
US9313530B2 (en) 2004-07-20 2016-04-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating programming content
US10178072B2 (en) 2004-07-20 2019-01-08 Time Warner Cable Enterprises Llc Technique for securely communicating and storing programming material in a trusted domain
US9923883B2 (en) 2006-10-20 2018-03-20 Time Warner Cable Enterprises Llc Downloadable security and protection methods and apparatus
US10362018B2 (en) 2006-10-20 2019-07-23 Time Warner Cable Enterprises Llc Downloadable security and protection methods and apparatus
US9313458B2 (en) 2006-10-20 2016-04-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Downloadable security and protection methods and apparatus
US11381549B2 (en) 2006-10-20 2022-07-05 Time Warner Cable Enterprises Llc Downloadable security and protection methods and apparatus
US10069836B2 (en) 2006-11-01 2018-09-04 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for premises content distribution
US9742768B2 (en) 2006-11-01 2017-08-22 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for premises content distribution
US11552999B2 (en) 2007-01-24 2023-01-10 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for provisioning in a download-enabled system
US10404752B2 (en) 2007-01-24 2019-09-03 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for provisioning in a download-enabled system
US9674224B2 (en) 2007-01-24 2017-06-06 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for provisioning in a download-enabled system
CN101627628B (zh) * 2007-03-02 2012-05-30 株式会社建伍 媒体服务器装置、用于控制媒体服务器的方法
WO2008108002A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 Kabushiki Kaisha Kenwood メディア用サーバ装置、メディア用サーバ制御方法及びプログラム
US8230101B2 (en) 2007-03-02 2012-07-24 Kabushiki Kaisha Kenwood Server device for media, method for controlling server for media, and program
JP2008276874A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sony Corp 記録装置および方法、並びに、プログラム
US7725002B2 (en) 2007-12-27 2010-05-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Video content recording apparatus and video content transfer method
US7890775B2 (en) 2008-07-14 2011-02-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus, content control method, and storage medium
JP2010171920A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Toshiba Corp 鍵管理装置および鍵管理方法
JP4592804B2 (ja) * 2008-12-26 2010-12-08 株式会社東芝 鍵管理装置および鍵管理システム
US9749677B2 (en) 2009-06-08 2017-08-29 Time Warner Cable Enterprises Llc Media bridge apparatus and methods
US10965727B2 (en) 2009-06-08 2021-03-30 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for premises content distribution
US9300919B2 (en) 2009-06-08 2016-03-29 Time Warner Cable Enterprises Llc Media bridge apparatus and methods
US9602864B2 (en) 2009-06-08 2017-03-21 Time Warner Cable Enterprises Llc Media bridge apparatus and methods
US10652607B2 (en) 2009-06-08 2020-05-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Media bridge apparatus and methods
US8145038B2 (en) 2009-11-24 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Information transmitting apparatus
JP2011139337A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Toshiba Corp 電子機器およびコンテンツ複製方法
US11831955B2 (en) 2010-07-12 2023-11-28 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content management and account linking across multiple content delivery networks
JP2012065239A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Toshiba Corp 暗号化鍵管理装置、暗号化鍵管理方法及び情報再生装置
JP2014500994A (ja) * 2010-10-08 2014-01-16 タイム ワーナー ケーブル、インコーポレイテッド デバイス間でのデータ転送中のコンテンツ保護ルールを実施するための装置及び方法
US9015270B2 (en) 2010-10-08 2015-04-21 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for enforcing content protection rules during data transfer between devices
US10050945B2 (en) 2012-12-10 2018-08-14 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content transfer protection
US9565472B2 (en) 2012-12-10 2017-02-07 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content transfer protection
US10958629B2 (en) 2012-12-10 2021-03-23 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for content transfer protection
US11076203B2 (en) 2013-03-12 2021-07-27 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for providing and uploading content to personalized network storage
US11197050B2 (en) 2013-03-15 2021-12-07 Charter Communications Operating, Llc Methods and apparatus for client-based dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US10560772B2 (en) 2013-07-23 2020-02-11 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for selective data network access
JP2014044449A (ja) * 2013-12-10 2014-03-13 Yamaha Corp 音楽コンテンツデータ処理装置及びプログラム
US11792462B2 (en) 2014-05-29 2023-10-17 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for recording, accessing, and delivering packetized content
US11540148B2 (en) 2014-06-11 2022-12-27 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for access point location
US9935833B2 (en) 2014-11-05 2018-04-03 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for determining an optimized wireless interface installation configuration
US11412320B2 (en) 2015-12-04 2022-08-09 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for selective data network access
US9986578B2 (en) 2015-12-04 2018-05-29 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for selective data network access
US10687371B2 (en) 2016-01-20 2020-06-16 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and method for wireless network services in moving vehicles
US9918345B2 (en) 2016-01-20 2018-03-13 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and method for wireless network services in moving vehicles
US10492034B2 (en) 2016-03-07 2019-11-26 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for dynamic open-access networks
US11665509B2 (en) 2016-03-07 2023-05-30 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for dynamic open-access networks
US11146470B2 (en) 2016-06-15 2021-10-12 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for monitoring and diagnosing a wireless network
US10164858B2 (en) 2016-06-15 2018-12-25 Time Warner Cable Enterprises Llc Apparatus and methods for monitoring and diagnosing a wireless network
US11356819B2 (en) 2017-06-02 2022-06-07 Charter Communications Operating, Llc Apparatus and methods for providing wireless service in a venue
US10645547B2 (en) 2017-06-02 2020-05-05 Charter Communications Operating, Llc Apparatus and methods for providing wireless service in a venue
US11350310B2 (en) 2017-06-06 2022-05-31 Charter Communications Operating, Llc Methods and apparatus for dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US10638361B2 (en) 2017-06-06 2020-04-28 Charter Communications Operating, Llc Methods and apparatus for dynamic control of connections to co-existing radio access networks
US10368255B2 (en) 2017-07-25 2019-07-30 Time Warner Cable Enterprises Llc Methods and apparatus for client-based dynamic control of connections to co-existing radio access networks

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006185473A (ja) デジタルコンテンツ記録再生装置およびその方法
KR100758077B1 (ko) 기록장치, 재생장치, 데이터처리장치, 기록재생장치, 데이터송신장치, lsi
JP4705916B2 (ja) 記録媒体、記録媒体に対する情報処理装置及び情報処理方法
JP2008034891A (ja) 暗号化コンテンツ再生装置、暗号化コンテンツ再生方法およびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2003233948A (ja) 情報記録再生装置及び情報記録再生方法
JP2003218850A (ja) コンテンツ記録再生装置
JP2006172147A (ja) コンテンツ保護方法及びその方法を用いた情報記録再生装置
JP4460470B2 (ja) 情報処理装置、およびデータ移動方法
JP2007242231A (ja) ファイル管理装置
JP2006185016A (ja) コンテンツ移動制御装置及び方法
JP4560086B2 (ja) コンテンツデータ記録再生装置
US20100223477A1 (en) Content reproducing device, content reproducing method, recording medium, and integrated circuit
US20060077812A1 (en) Player/recorder, contents playing back method and contents recording method
JP2010039568A (ja) 再生装置およびコンテンツ/コンテンツ鍵管理方法
JP2004063016A (ja) 情報記録方法および情報記録再生装置
JP2007294054A (ja) デジタル画像記録再生装置
JP4234724B2 (ja) コンテンツ記録装置、コンテンツ記録方法およびコンテンツ記録プログラム
JP2006155403A (ja) コンテンツ管理装置
JP2006217218A (ja) 著作権鍵管理方法
JP2006195973A (ja) データ処理装置
JP2005276282A (ja) 情報記録再生装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラム
JP2009163560A (ja) デジタルデータ記録装置
JP2006093849A (ja) コンテンツのコピーコントロール方法及びその装置
JP2006295515A (ja) 録画再生端末装置及び録画コンテンツの管理方法
JP5529523B2 (ja) 映像記録装置、及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071227