JP2006185308A - コントローラ二重系システム及びコントローラ多重系システム - Google Patents

コントローラ二重系システム及びコントローラ多重系システム Download PDF

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邦浩 菖蒲
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Abstract

【課題】 制御系及び待機系のコントローラ間のトラッキング処理を無線LAN経由で行
うことにより、制御系と待機系のコントローラの設置に利便性をもたせたコントローラ二
重系システムを得る。
【解決手段】 二重化されたコントローラ2A、2Bはそれぞれ、トラッキングメモリ2
A−1、2B−1と、プログラムを実行する演算部2A−2、2B−2と、演算結果を格
納するデータメモリ2A−3、2B−3と、無線LANインタフェース2A−1’、2B
−1’と、フィールド機器2Dへ出力を行うIO部2A−4、2B−4とを備え、制御系
のコントローラは、一定周期で自装置のデータメモリの内容を無線LANインタフェース
を介して待機系のコントローラのデータメモリにコピーすることにより、制御系及び待機
系のコントローラのデータメモリの内容を同一化する。
【選択図】図1

Description

この発明は、制御処理を行う制御系のコントローラと、制御系と同一のプログラムが搭
載され、同一の演算処理を行うが、制御は行わない待機系のコントローラからなるホット
スタンバイ方式のコントローラ二重系システム、及び待機系のコントローラを複数にした
コントローラ多重系システムに関するものである。
従来のコントローラ二重系システムでは、制御系、待機系それぞれのコントローラ毎の
データメモリ領域を同一化するトラッキング処理のために専用のトラッキングバスを設け
るなどの有線化された状態で、トラッキング処理を行うのが通常であった。このようなホ
ットスタンバイ方式によるコントローラ二重系システムでは、待機系のコントローラは、
制御系と全く同一のプログラムが動作しているため、制御系が故障した場合に、待機系が
即時に処理を継続することができる。
ただし、プログラムが同一でも動作開始したタイミングが違う、もしくは同一でも微妙
に処理のタイミングがずれるため、完全にプログラムの処理の進行状況が同一化されてい
るわけではなく、制御系が待機系より処理が進んでいる、あるいは遅れているといった状
態が発生し、故障した制御系から待機系に処理が切り替わった際に処理が後退してしまう、
またはスキップされてしまうなどの問題が発生する可能性がある。
そのためコントローラ二重系システムでは、プログラムが演算結果を一時的に保存する
データメモリ領域をトラッキング処理によって同一化することで、待機系が処理を完全に
引き継ぐことが可能なようにしている。このとき、トラッキング処理は系間で有線化され
たトラッキングバスを通じて、信号を送り合い、プログラムの同期を取りながら、データ
をトラッキングしている。
電源が投入されると、先に起動した方が制御系として動作し、後から起動した方は、待
機系として動作する。ここで先に起動されたコントローラは、自系が制御であることを認
識し、IO部に対して演算結果に基づいて、出力を行い、制御処理を行うコントローラと
して動作する。待機側コントローラは、制御系コントローラと同一のプログラムが動作し、
演算処理を行うが、自系が待機系であることを認識して、演算は行っても、その結果に基
づいて、IO部はIO出力は行わない。
制御系であるコントローラは、電源投入後、周期的に演算処理、及びIO処理を行い、
定周期毎に相手側のトラッキングメモリのアクセス状態を監視し、相手側がトラッキング
メモリにアクセスしていないタイミングで、トラッキングバスを通じて、自系のデータメ
モリの内容を他系のトラッキングメモリにコピーする。
待機系のコントローラの演算部は、一定周期毎に、トラッキングメモリの内容を確認し、
更新が発生していれば、自系のデータメモリ領域の内容をトラッキングメモリの内容にて
更新する。
また、特許文献1に示されるような計算機の二重化においては、A系の計算機、及びB
系の計算機との間に運転管理装置が存在し、運転管理装置と、各系の計算機間を無線にて
接続し、系切り替えなどの運転管理を行う方式が考案されているが、運転管理装置が制御
系、待機系以外に必要になる。
また、特許文献1に示されている計算機では、それぞれの系間のデータメモリを同一化
し、系切り替えが連続して行われるような仕組みは持っていないため、同一のプログラム
がそれぞれの系で動作していたとしても、系切り替えで処理が不連続になってしまう。
特開2001−356802号公報(第3〜5頁、図1)
従来のトラッキングバスは、有線であるため、制御系と待機系のコントローラを搭載す
るユニットのバックボードにトラッキングバスを通すなどをして、制御系、待機系間が物
理的に接続されていた。そのため、電気的に完全に独立しているわけではないため、待機
系が制御系の故障によって、電気的に影響を受ける可能性がある。
また、バックボードにトラッキングバスを通したユニットに制御系と、待機系のコント
ローラを搭載することにより、制御系と待機系の位置が密接になってしまい、柔軟なシス
テム構成をとることができなかった。より柔軟な二重化構成をとりやすいように接続をケ
ーブル化したとしても、ケーブル長による物理的な配置に制約を受け、取り扱い中にケー
ブルを誤って断線させてしまう、またはコネクタにより外れてしまうなどの事故などが発
生し、制御系コントローラから待機系コントローラへトラッキングができないという状態
が発生する可能性があった。
また、物理的に、制御系と待機系が近いため、地震などの災害時に発生するダメージを
両系で受けてしまい、制御系、待機系コントローラともに故障してしまう可能性もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、制御系及び待機
系のコントローラ間のトラッキング処理を無線LAN経由で行うことにより、制御系と待
機系のコントローラの設置に利便性をもたせたコントローラ二重系システムを得ることを
第一の目的にしている。
また、このような待機系のコントローラを複数化したコントローラ多重系システムを得
ることを第二の目的にしている。
この発明に係わるコントローラ二重系システムにおいては、それぞれ同一のプログラム
により動作する制御系及び待機系の2重化されたコントローラを有し、フィールド機器の
制御を行っている制御系のコントローラが故障したときは待機系のコントローラによって
制御が引き継がれるコントローラ二重系システムにおいて、二重化されたコントローラは
それぞれ、プログラムを実行する演算部、この演算部の演算結果を格納するデータメモリ、
無線によりデータを送受信する無線LANインタフェースを備え、制御系のコントローラ
は、一定周期で自装置のデータメモリの内容を無線LANインタフェースを介して待機系
のコントローラのデータメモリにコピーすることにより、制御系及び待機系のコントロー
ラのデータメモリの内容を同一化するものである。
この発明は、以上説明したように、それぞれ同一のプログラムにより動作する制御系及
び待機系の2重化されたコントローラを有し、フィールド機器の制御を行っている制御系
のコントローラが故障したときは待機系のコントローラによって制御が引き継がれるコン
トローラ二重系システムにおいて、二重化されたコントローラはそれぞれ、プログラムを
実行する演算部、この演算部の演算結果を格納するデータメモリ、無線によりデータを送
受信する無線LANインタフェースを備え、制御系のコントローラは、一定周期で自装置
のデータメモリの内容を無線LANインタフェースを介して待機系のコントローラのデー
タメモリにコピーすることにより、制御系及び待機系のコントローラのデータメモリの内
容を同一化するので、電気的に制御系のコントローラと待機系のコントローラが独立した
状態になり、いずれかのコントローラが故障したときの相手系コントローラへの影響を最
小限に抑えることができると共に、制御系と待機系のコントローラを接続するケーブルが
なくなったため、制御系と待機系のコントローラを自由に配置することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムを示す構成図であ
る。
図1において、コントローラA系2Aには、無線LANにより通信を行う無線LANイ
ンタフェース2A−1’、他系からのトラッキング情報を保存するトラッキングメモリ2
A−1、演算処理を行う演算部2A−2、演算部2A−2の演算結果を一時的に保存する
データメモリ2A−3、演算部2A−2の演算結果に基づいて入出力処理を行うIO処理
カードからなるIO部2A−4が搭載されており、IO部2A−4は、IOバス2A−5
により、フィールド機器2Dに接続されている。
また、同様にコントローラB系2Bには、無線LANインタフェース2B−1’、トラ
ッキングメモリ2B−1、データメモリ2B−3、IO部2B−4が搭載されている。フ
ィールド機器2Dは、A系及びB系のIO部2A−4、2B−4から延びるIOバス2A
−5、2B−5が両方接続されているが、制御系側のIO部からのみ信号が出力され、待
機系側のIO部からは信号が出力されないようになっているため、実際に信号がぶつかる
ことはない。
コントローラA系及びコントローラB系間の無線LANインタフェース2A−1’、2
B−1’を通じたトラッキング処理により、データメモリ2A−3と2B−3は、同一化
される。このトラッキング処理に、トラッキングメモリ2A−1、2B−1が用いられる。
図2は、この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムのコントローラの
処理を示すフローチャートである。
図3は、この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムのコントローラ切
り替え処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
この構成におけるコントローラの処理について、図2に基づき説明する。
まず、コントローラは電源がON(ステップS2−1)されると、ステップS2−2に
おいて、無線LANインタフェースによりAdhocモードにて相手系と接続する。相手
系と接続が完了した後、ステップS2−3において、まず相手系からの動作状態取得要求
がきていないか確認する。動作状態取得要求がきていれば、ステップS2−14において、相手系に対して、自系が待機系であることを送信する。その後、ステップS2−15において、待機系として動作を開始する。
ステップS2−3において、相手系から動作状態取得要求がきていない場合には、ステ
ップS2−4において、相手系に対して動作状態取得要求を送信した後、相手系からの応
答を待つ。ここでステップS2−5において、一定時間待っても相手系からの応答がなけ
れば、自系を制御系状態にして動作を開始する(ステップS2−7)。また相手系から応
答があり(ステップS2−6)、相手系が待機系であれば同様に制御系として動作開始す
る。また相手系から相手系が制御系であるという応答があれば(ステップS2−6)、ス
テップS2−15において自系を待機系として動作開始する。
ここでは、まず制御系側の動作について示す。
ステップS2−8において、制御系動作を開始した後は、まずデータメモリ2A−3、
2B−3を参照して演算を行う。ステップS2−9において、演算結果については、デー
タメモリ2A−3、2B−3に保存する。その後、ステップS2−10において、IO部
2A−4、2B−4は、データメモリ2A−3、2B−3の中にあるIOメモリ領域を参
照し、その内容をフィールド機器2Dへ出力する。
また、ステップS2−11において、IO部2A−4、2B−4は、同様に入力処理を
行い、入力データに応じてデータメモリ2A−3、2B−3内にあるIOメモリ領域を更
新する。
その後、ステップS2−12では、相手系が故障していないかどうかを確認するために
、ライブチェック用のフレームを無線LANインタフェース経由で送信し、その応答を確
認する。応答がなければ、相手系が故障していることを認識するが、ここでは制御系の処
理のため、特に切り替え処理をすることはしない。
ステップS2−12により、相手系が正常に動作していることを認識した場合には、ス
テップS2−13において、相手系のトラッキングメモリ中に含まれるトラッキングメモ
リ参照フラグを見て、相手系の演算部がトラッキングメモリを参照していないことを確認
した後、制御系である自系のデータメモリ内容を相手系のトラッキングメモリに書き込む
。書き込み中、トラッキングメモリ中にある参照フラグをONにしておき、書き込み完了
後にフラグをOFFにする。
次に、待機系側の動作について示す。
ステップS2−16で、待機系として動作開始し、演算を開始した後、データメモリ2
A−3、2B−3を参照し、演算結果をデータメモリ2A−3、2B−3に保存する(ス
テップS2−17)。ここで、ステップS2−18において、IO部2A−4、2B−4
は、自系が待機系であることを認識して、データメモリ2A−3、2B−3内にあるIO
メモリ領域の内容を、出力することはしない(ステップS2−18)。ただし、ステップ
S2−19において、入力に関しては、制御系同様に行い、データメモリ2A−3、2B
−3内のIOメモリ領域を更新する。
ステップS2−20において、制御系と同様に相手系の監視処理を行うが、待機系の場
合、相手系に対してライブチェックのフレームを無線LANインタフェース経由で送信し
た後、応答が返ってこなければ、切り替え処理を行う。この切り替え時の処理については
、図3で示す。ここでは、相手系が正常であり、切り替えが発生しない場合について示す
。ステップS2−21において、自系のトラッキングメモリ中に含まれるトラッキングメ
モリ参照フラグを見て、参照中でなければ、トラッキングメモリ参照フラグをONにし、
トラッキングメモリの内容を、自系データメモリに展開する。
次に、前述のステップS2−20内部の処理について図3を用いて説明する。
ステップS2−20内部では、まずステップS3−1において、相手系にライブチェッ
ク要求を送信する。次に、ステップS3−2において、相手系からのライブチェック応答
を監視し、応答があれば、ステップS3−3において、そのまま処理を継続する。
もし、ステップS3−2において、相手系からの応答がなければ、自系の状態をチェッ
クし(ステップS3−4)、自系が待機系であれば、ステップS3−5において、制御系
に切り替えを行い、処理を継続する。ステップS3−4において、自系の状態が制御系で
あれば、そのまま処理を継続する。
実施の形態1によれば、従来有線で接続されていた制御系と待機系のコントローラ間を
無線LANにより接続したことにより、電気的に制御系コントローラと待機系コントロー
ラが独立した状態になり、いずれかのコントローラが故障したときの相手系コントローラ
への影響を最小限に抑えることを可能としている。
また、制御系と待機系を接続するケーブルがなくなったため、制御系と待機系コントロ
ーラを自由に配置することを可能としている。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2によるコントローラ二重系システムの故障したコント
ローラを交換する際の処理を示すフローチャートである。
次に、実施の形態1で示した構成において、制御系のコントローラが故障し、この故障
したコントローラを交換する場合の動作について、図4に基づき説明する。
ここでは、便宜上A系のコントローラが制御系であるとする。ステップS4−1におい
て、制御系コントローラが故障した後、ステップS4−2において、本コントローラは、
待機系であるB系コントローラからのライブチェックに応答できなくなる。そのため、ス
テップS4−3において、制御系の異常を検出した待機系コントローラであるB系コント
ローラは、制御系への移行処理を行う(ステップS4−5)。ここで、A系コントローラ
は、故障しているため、新しい正常なコントローラに交換する作業を、ステップS4−6
で行う。
交換完了後、電源を投入し、A系コントローラは、動作を開始する(ステップS4−7
)。その後、図2で示したステップと同様に、無線LANインタフェースにて、B系コン
トローラとAdhocモードにて接続する(ステップS4−8)と、A系コントローラは
、B系コントローラに対して、プログラムのダウンロード要求を送信する(ステップS−
9)。その後、B系コントローラから送信されてくるプログラムを、A系コントローラは
受信し、完了すると、プログラム格納領域にプログラムを書き込む(ステップS4−10
)。書き込みが完了した後、A系コントローラは自己リセットを行い(ステップS4−1
1)、待機系として、通常どおりの動作を開始する(ステップS4−12)。
実施の形態2によれば、制御系のコントローラが故障した後に、その故障したコントロ
ーラを交換する際に、交換したコントローラにプログラムをダウンロードする必要がなく
、他系のコントローラよりプログラムをダウンロードすることにより自動的に動作を開始
することで、故障時のメンテナンス作業を軽減することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による複数のコントローラ二重系システムのコントロ
ーラのプログラム更新を示す構成図であり、図5(a)は、プログラムのダウンロード要
求及びその応答を示す図、図5(b)は、プログラムのダウンロードにて隣接するコント
ローラ二重系システムが同一になる過程を示す図である。
図5において、2A、2B、2D(及び2A’、2B’、2D’、2A”、2B”、2
D”)は、図1におけるものと同一のものである。図5では、図1に示されるコントロー
ラ二重系システムが複数存在している。
図6は、この発明の実施の形態3によるコントローラ二重系システムの立ち上げ処理を
示すフローチャートである。
次に、実施の形態3について、図5に基づき説明する。
図5では、図1で示されるコントローラ二重系システムが複数システム存在し、ここで
コントローラ2A、2Bからなるコントローラ二重系システムは既に存在し、コントロー
ラ2A、2Bは、ダウンロード処理D1において両系とも同一のプログラムが既に格納さ
れている状態になっているとする。
また、その後、近くに別のコントローラ二重系システムのコントローラ2A’、2B’
を設置し、全く同一のプログラムで更新し、さらに3つ目のコントローラ二重系システム
としてコントローラ2A’’、2B’’も同一のプログラムで設置する必要があるとする
ここで実際に、3つのコントローラ二重系システムを立ち上げていく処理について、図
6に基づき説明する。
ステップS5−1で、コントローラ2Bは、事前にダウンロード処理D1により更新さ
れている。次に、2つ目のコントローラ二重系システムのコントローラ2A’、2B’を
起動し、ステップS5−2にて、コントローラ2A’は、ダウンロード要求をブロードキ
ャストし、応答を待ち受ける。ステップS5−3において、ブロードキャストの応答をR
1、R2、R3と受け取る。ステップS5−4において、その応答内容を確認する。この
ステップS5−4で、R1の内容を確認し、その応答に有効なプログラムが存在すること
を認識した後、ステップS5−5において、コントローラ2Bより、プログラムをダウン
ロード(D2)する。同様にステップS5−6において、起動されていくコントローラは
、ダウンロード要求をブロードキャストし、有効な応答を見つけた時点で、その応答を返
したコントローラからプログラムをダウンロードしていく。
図5(b)は、ダウンロードにて隣接する各二重化コントローラが同一になる過程を示
しており、ここでまず、ダウンロードD2により、コントローラ2A’が更新された後、
同一のコントローラ二重系システムに含まれるコントローラ2B’が更新される。その後
、別のコントローラ二重系システムのコントローラ2A’’は、コントローラ2Bより、
プログラムをダウンロードし、コントローラ2A’、2B’の更新と同じように、コント
ローラ2A’’からコントローラ2B’’へダウンロード処理D5が行われる。
最終的に、3つのコントローラ二重系システムのプログラムが同一になり、3つのコン
トローラ二重系システムをセットアップすることができる。
実施の形態3によれば、複数のコントローラ二重系システムにおいて、各システムを立
ち上げる際に全てのプログラムを一つ一つダウンロードしていく手間を必要とせず、複数
のコントローラ二重系システムを容易に立ち上げることを可能としている。
実施の形態4.
以下、実施の形態4について、図に基づき説明する。
図7は、この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムを示す構成図であ
る。
図7において、2A、2A−1〜2A−5、2A−1’、2B、2B−1〜2B−5、
2B−1’、2Dは図1におけるものと同一のものである。図7では、図1の構成に、P
DA(Personal Digital Assistance:個人用の携帯情報端
末) 2Eを加えたものである。このPDA 2Eは、無線LANインタフェースを持ち
、それぞれの系のコントローラの無線LANインタフェース2A−1’、2B−1’と通
信できる。
図8は、この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムのPDAによる系
切り替え処理を示すフローチャートである。
図9は、この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムの各系のコントロ
ーラのPDAとの連携を示すフローチャートである。
次に、図8を用いてPDAの動作について説明する。
まず、保守員は、ステップS5−1において、PDAの電源を投入し、PDAは、ステ
ップS5−2において、各系のコントローラに状態取得要求を送信し、その応答をもって
、ステップS5−3において、PDAの画面に各系の現在状態を示す情報を画面表示する
。また、ステップS5−4において、PDAを持つユーザから画面操作により、切り替え
要求が出されているかどうかを確認して、要求がなければ、ステップS5−2に戻り、同
様の処理を繰り返し、常に最新の状態を画面表示する。
もし、ステップS5−4において、ユーザからの切り替え要求があれば、制御系のコン
トローラに対して、待機系へ切り替えるように指示をする(ステップS5−5)。また、
待機系のコントローラに対しては、制御系へ切り替えるように指示をする(ステップS5
−6)。
次ぎに、図9により、PDAと各コントローラとの切り替え要求のやり取りのうち、コ
ントローラ側の処理について説明する。
ステップS6−1において、PDAから、コントローラに対して制御系への切り替え要
求が送信されると、コントローラは、まず現在の状態を確認し(ステップS6−3)、現
在状態が制御系であれば、そのまま何もせず動作を継続する(ステップS6−6)。また
、ステップS6−3で、現在の状態を確認し、現在状態が待機系であれば、制御系への切
り替え処理を行う(ステップS6−7)。
また、ステップS6−1において、PDAからの切り替え要求が、待機への切り替えの
場合には、コントローラは、ステップS6−2において、現在のコントローラの状態を確
認し、現在状態が制御系であれば、待機系への切り替えを行い、待機系として動作を開始
する(ステップS6−4)。ステップS6−2において、現在状態が待機系であれば、コ
ントローラは、そのまま何もせず、ステップS6−5において、動作を継続する。
実施の形態4によれば、二重化された各コントローラのステータスを確認するのに、常
設の監視制御装置を必要とせず、各コントローラに無線LANインタフェースを取り付け
、無線LANインタフェースを持つPDAからのステータス監視、および系の切り替えを
できるようにしたことにより、メンテナンスを容易にすることができる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5について、図に基づき説明する。
図10は、この発明の実施の形態5によるコントローラ多重系システムを示す構成図で
ある。
図10において、コントローラA系3Aには、無線LANインタフェース3A−1’、
トラッキングメモリ3A−1、演算部3A−2、データメモリ3A−3が搭載されている

また、同様にコントローラB系3Bには、無線LANインタフェース3B−1’、トラ
ッキングメモリ3B−1、演算部3B−2、データメモリ3B−3が搭載されている。
また、三つ目のコントローラC系3Cには、無線LANインタフェース3C−1’、ト
ラッキングメモリ3C−1、演算部3C−2、データメモリ3C−3が搭載されている。
無線LANインタフェース3D−1’を有するフィールド機器3Dは、A系、B系及び
C系の無線LANインタフェース3A−1’、3B−1’、3C−1’に接続されている
が、制御系側からのみ信号が出力され、待機系側からは信号が出力されないようになって
いる。
図11は、この発明の実施の形態5によるコントローラ多重系システムのコントローラ
と無線で接続されたフィールド機器の動作を示すフローチャートである。
実施の形態5では、図10に示されるように、コントローラ3Aと、コントローラ3B
と、フィールド機器3Dは、無線LANインタフェースにより通信を行い、制御を行って
おり、この状態で二重系を構成している。
ここに3番目のコントローラ3Cを設置し、電源を投入したときの動作について、図1
1に基づき説明する。
まず、コントローラ3Cの電源を投入する(ステップS7−1)と、コントローラ3C
は、状態取得要求をブロードキャストし(ステップS7−2)、その応答を待つ(ステッ
プS7−3)。その後、ステップS7−4において、応答が全くなかった場合には、自系
を制御系へ切り替える(ステップS7−5)。
もし、ステップS7−4において、応答が存在した場合は、その応答を確認し、ステッ
プS7−12で、制御系からの応答がなかった場合には、システムに制御系が存在しない
と認識して、自系を制御系に切り替える(ステップS7−5)。もしステップS7−12
において、制御系が存在した場合には、その後、自系を待機系として動作を開始する(ス
テップS7−13)。
ステップS7−6において、制御系として動作開始した後、演算処理(ステップS7−
7)を行う。ここで演算を行った後、ステップS7−8で、フィールド機器3Dに対して
データを無線により出力する。また、ステップS7−9において、無線によりフィールド
機器3Dからデータを入力する。
その後、制御系は、トラッキング要求がきていないかどうかを、ステップS7−10に
てチェックし、トラッキング要求があった場合には、その要求に対してトラッキングデー
タを応答し(ステップS7−11)、再度ステップS7−10において、トラッキング要
求のチェックを行う。
複数の待機系コントローラからのトラッキング要求がなくなるまで、ステップS7−1
0、ステップS7−11を繰り返す。ステップS7−10において、トラッキング要求が
なくなった場合は、ステップS7−7に処理を戻り、処理を継続する。
実施の形態5によれば、コントローラを二重化するだけでなく、任意の台数のコントロ
ーラを追加することを可能とすることにより、さらなる信頼性の強化を可能としている。
また、フィールド機器と各コントローラ間の接続も無線LAN化することにより、任意
のタイミングで容易にコントローラを追加することができ、メンテナンス性を向上させる
ことができる。
この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムのコントローラの処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるコントローラ二重系システムのコントローラ切り替え処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるコントローラ二重系システムの故障したコントローラを交換する際の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による複数のコントローラ二重系システムのコントローラのプログラム更新を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるコントローラ二重系システムの立ち上げ処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムのPDAによる系切り替え処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるコントローラ二重系システムの各系のコントローラのPDAとの連携を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5によるコントローラ多重系システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるコントローラ多重系システムのコントローラと無線で接続されたフィールド機器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2A A系コントローラ、2A−1 A系コントローラトラッキングメモリ、
2A−1’ A系無線LANインタフェース、
2A−2 A系コントローラ演算部、2A−3 A系コントローラデータメモリ、
2A−4 A系コントローラIO部、
2B B系コントローラ、2B−1 B系コントローラトラッキングメモリ、
2B−1’ B系無線LANインタフェース、
2B−2 B系コントローラ演算部、2B−3 B系コントローラデータメモリ、
2B−4 B系コントローラIO部、
2A−5、2B−5 IOバス、
2D フィールド機器、2E PDA、
3A A系コントローラ、3A−1 A系コントローラトラッキングメモリ、
3A−1’ A系無線LANインタフェース、
3A−2 A系コントローラ演算部、3A−3 A系コントローラデータメモリ、
3B B系コントローラ、3B−1 B系コントローラトラッキングメモリ、
3B−1’ B系無線LANインタフェース、
3B−2 B系コントローラ演算部、3B−3 B系コントローラデータメモリ、
3C C系コントローラ、3C−1 C系コントローラトラッキングメモリ、
3C−1’ C系無線LANインタフェース、
3C−2 C系コントローラ演算部、3C−3 C系コントローラデータメモリ、
3D フィールド機器、3D−1’ 無線LANインタフェース。

Claims (5)

  1. それぞれ同一のプログラムにより動作する制御系及び待機系の2重化されたコントロー
    ラを有し、フィールド機器の制御を行っている制御系のコントローラが故障したときは待
    機系のコントローラによって上記制御が引き継がれるコントローラ二重系システムにおい
    て、上記二重化されたコントローラはそれぞれ、上記プログラムを実行する演算部、この
    演算部の演算結果を格納するデータメモリ、無線によりデータを送受信する無線LANイ
    ンタフェースを備え、上記制御系のコントローラは、一定周期で自装置のデータメモリの
    内容を上記無線LANインタフェースを介して上記待機系のコントローラのデータメモリ
    にコピーすることにより、上記制御系及び待機系のコントローラのデータメモリの内容を
    同一化することを特徴とするコントローラ二重系システム。
  2. 上記制御系コントローラが故障したとき、上記待機系のコントローラは、自装置を制御
    系のコントローラに切替え、上記故障したコントローラは、新規のコントローラと交換さ
    れ、この交換された新規のコントローラの電源投入に応じて、上記制御系のコントローラ
    に切替えられたコントローラのプログラムを上記新規のコントローラにダウンロードし、
    上記新規のコントローラは、上記ダウンロードされたプログラムを用いて待機系のコント
    ローラとして動作することを特徴とする請求項1記載のコントローラ二重系システム。
  3. 上記コントローラ二重系システムに加えて、別のコントローラ二重系システムを設置す
    る場合には、上記別のコントローラ二重系システムのコントローラの電源投入時に、この
    電源投入されたコントローラに、上記コントローラ二重系システムのコントローラからプ
    ログラムをダウンロードすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコントロー
    ラ二重系システム。
  4. 無線によりデータを送受信する無線LANインタフェースを有し、上記制御系及び待機
    系のコントローラとの間でデータを送受信することにより、上記制御系及び待機系のコン
    トローラの状態を示す情報を画面表示すると共に、画面操作により上記制御系及び待機系
    のコントローラの切替えを行う携帯情報端末を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載のコントローラ二重系システム。
  5. それぞれ同一のプログラムにより動作する制御系及び複数の待機系のコントローラを有
    し、フィールド機器の制御を行っている一台の制御系のコントローラが故障したときは待
    機系のコントローラによって上記制御が引き継がれるコントローラ多重系システムにおい
    て、
    上記多重化されたコントローラはそれぞれ、上記プログラムを実行する演算部、この演算
    部の演算結果を格納するデータメモリ、無線によりデータを送受信する無線LANインタ
    フェースを備え、
    上記フィールド機器は、無線によりデータを送受信する無線LANインタフェースを備え、
    上記制御系のコントローラは、一定周期で自装置のデータメモリの内容を上記無線LAN
    インタフェースを介して上記待機系のコントローラのデータメモリにコピーすることによ
    り、上記制御系及び待機系のコントローラのデータメモリの内容を同一化すると共に、上
    記無線LANインタフェースを介して上記フィールド機器への出力を行うことを特徴とす
    るコントローラ多重系システム。
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