JP2006185045A - ノーズビューモニタ装置 - Google Patents

ノーズビューモニタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006185045A
JP2006185045A JP2004376164A JP2004376164A JP2006185045A JP 2006185045 A JP2006185045 A JP 2006185045A JP 2004376164 A JP2004376164 A JP 2004376164A JP 2004376164 A JP2004376164 A JP 2004376164A JP 2006185045 A JP2006185045 A JP 2006185045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
position information
nose view
road
intersection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004376164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4535264B2 (ja
Inventor
Takahiro Maemura
高広 前村
Masahiro Ikeyama
将弘 池山
Shigeya Sasane
成哉 笹根
Yoshiaki Miichi
善紀 見市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2004376164A priority Critical patent/JP4535264B2/ja
Publication of JP2006185045A publication Critical patent/JP2006185045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4535264B2 publication Critical patent/JP4535264B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】 交差点の道路状況に応じた適切な画像処理を行うことによって画像処理に係る処理負担を軽減した簡易な構成のノーズビューモニタ装置を提供する。
【解決手段】 位置情報比較部7が道路属性保持部6に保持された交差点位置情報と、位置情報取得部(GPS)5が取得した車両の位置情報とが一致すると判定したとき、かつ道路幅員比較部8が道路属性保持部6に保持された該交差点の道路幅員情報が所定の道路幅員値に満たないと判定したとき、画像処理部2a,2bに画像処理速度を下げる指令を与える一方、所定の道路幅員値を超えると判定したとき接近車警告部2a,2bに画像処理速度を上げる指令を与える。
【選択図】 図2

Description

本発明はノーズビューモニタ装置に係り、特に全地球測位システム(GPS)と協働して車両側方を撮像したノーズビュー画像中における近接移動物体の検出精度を向上させたノーズビューモニタ装置に関する。
従来から車両の前部に取り付けられたノーズビューカメラによって、該車両の側方を撮像し、この撮像した画像データに含まれる移動画像を検出し、該車両に近接する車両等があると認められた場合、運転者に警告を発する車両用周囲監視装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この装置は、交差点の有無状況や複数の道路が交差する交差点等において複雑な画像処理が不要で高い応答性を得ることができるようになっている。
或いはノーズビューカメラによって得られた画像中に近接移動物体が認められるとき、該車両の運転者等に近接移動物体を視認性良く表示するノーズビューモニタ装置がある(例えば、特許文献2を参照)。この装置は、ノーズビュー装置にて撮像される側方画像中に含まれる車両等の近接移動物体を枠で囲む等してモニタ上に強調表示等し、運転者に接近移動物体があることを確実に知らしめるものである。
特開平5−278522号公報 特願2003−357876号
しかしながら、特許文献1に記載の車両用周囲監視装置にあっては、交差点等において車両が転回する際、該車両の転回角度と交差点の道路交差角とから監視カメラの撮影方向を制御するものである。このためこの監視装置は、道路の方向と車両の進行方向とを常に検知しつつ、駆動機構によってノーズビューカメラを適切な方向に位置付ける必要がある。したがって特許文献1に記載の車両用周囲監視装置は、駆動機構を制御する装置が複雑になると共に、画像処理のための処理負荷が高くなるという問題があった。またこの装置は、上述したような複雑な駆動機構が必要であるため、監視装置全体構成が大規模になるということも否めない。
一方、特許文献2に記載のノーズビューモニタ装置は、車両の側面から近接する車両を的確に捉えることができる反面、ノーズビューカメラが撮像した画像の処理を行うMPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)の処理負荷が高く道路状況や近接物体の種類に応じた最適な画像処理ができないという問題があった。
本発明は、上述した事情に対処すべくなされたもので、その目的は、交差点の道路状況に応じた適切な画像処理を行うことによって画像処理に係る処理負担を軽減した簡易な構成のノーズビューモニタ装置を提供することにある。
上述した目的を達成すべく本発明に係るノーズビューモニタ装置は、車両の前部に取り付けられて該車両の側方を撮像するノーズビューカメラと、このノーズビューカメラにて撮像された側方画像を表示するモニタとを有するノーズビューモニタ装置であって、特に、
前記ノーズビューカメラにて撮像された側方画像に所定の画像処理を施し、該車両に接近してくる移動物体を検出して警告する接近車警告部と、前記車両に取り付けられて該車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、交差点位置情報および該交差点における道路幅員情報を保持する道路属性保持部と、この道路属性保持部が保持する前記交差点位置情報と前記位置情報取得部が取得した前記車両の位置情報とを比較する位置情報比較部と、
前記道路属性保持部が保持する前記道路幅員情報と所定の道路幅員値とを比較する道路幅員比較部とを具備し、
前記位置情報比較部が前記道路属性保持部に保持された前記交差点位置情報と前記位置情報取得部が取得した前記車両の位置情報とが一致すると判定したとき、かつ前記道路幅員比較部が前記道路属性保持部に保持された該交差点の前記道路幅員情報が所定の前記道路幅員値に満たないと判定したとき、前記接近車警告部に画像処理速度を下げる指令を出力する処理速度切換手段を備えることを特徴としている。
上述のノーズビューモニタ装置は、車両が交差点に到達したとき、且つこの交差点の道路幅員が所定の幅員に満たないとき、即ち路地等のように交差する道路の幅員が狭い交差点に該車両が到達したとき、ノーズビューモニタ装置が撮像した画像処理に要する処理率を低下させる。
また前記処理速度切換手段は、前記道路幅員比較部により前記交差点が所定の道路幅員を超えていると判定されたとき、前記接近車警告部に対して前記ノーズビューカメラが撮像した前記車両の右側方画像の画像処理速度を上げる指令を出力するよう構成される。
上述のノーズビューモニタ装置は、道路幅員が所定の道路幅員を超える場合、即ち交差する道路幅員が広い幹線道路等の場合、近接警告手段の処理速度を上げて該車両に高速で近接する移動物体を素早く検出して警告する。このときノーズビューモニタ装置は、特に重要な車両の右方から近接する車両等の移動物体を精度良く検出すべく近接警告手段の画像処理速度を上げる。
好ましくは前記位置情報取得部は、全地球測位システムを構成するGPS衛星から発せられた無線信号を受信するためのGPS信号受信手段と、このGPS信号受信手段によって受信された前記無線信号に基づいて、前記車両の位置情報を生成する位置情報生成手段とを有するものとして構成することが望ましい。
上述のノーズビューモニタ装置は、全地球測位システム(GPS)によって車両の位置情報を正確に捉えることができ、ノーズビューモニタ装置の精度を向上させることができる。
上述した如く構成されたノーズビューモニタ装置によれば、車両が交差点に差しかかった際、ノーズビューカメラが撮像した側方画像の画像処理を開始すると共に、道路属性保持部が保持する交差点の道路幅員情報から、道路種別(幹線道路や路地等)を判定する。そして本発明のノーズビューモニタ装置は、幹線道路のような高速で、しかも多数の車両が往来する交差点に車両が到達した際、特に重要な車両右側面に取り付けられたノーズビューカメラが撮像した右側方画像を高速で画像処理する一方、道路幅員の狭い路地等のように往来する車両数が少なく、また移動速度が遅い車両が多い路地等の交差点に該車両が到達したとき、ノーズビューカメラが捉えた側方画像に対する画像処理速度を落としている。このため、本発明のノーズビューモニタ装置は、画像処理に関する無駄な処理率負担を防止することができると共に、余った処理能力を他の処理に振り分ける所謂ロードシェアを行うことによる効率向上と相俟ってシステムのトータルコストを低減させる等の効果を得ることが可能になるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るノーズビューモニタ装置について、添付図面を参照しながら説明する。
図2は、この実施形態に係るノーズビューモニタ装置の要部概略構成図で、1L,1Rは、それぞれ車両の前部左右に組み込まれて該車両の左右側方の情景を撮像する左右一対のノーズビューカメラである。このノーズビューカメラ1L、1Rは、例えば図1に示すように車両Aの前端両側部にそれぞれ組み込まれたCCDカメラからなり、車両側部の所定の視野領域FL,FRをそれぞれ撮像するように設けられる。
このようなノーズビューカメラ1L,1Rにて撮像された側方画像(ノーズビュー画像)を取り込むノーズビューシステム2は、例えばマイクロコンピュータを主体とする電子制御ユニット(MPU)により構成される。このノーズビューシステム2は、詳細は後述するが左右一対のノーズビューカメラ1L、1Rがそれぞれ撮像した画像を独立して処理する左側画像処理部2aおよび右側画像処理部2bを備える。またノーズビューシステム2は、ノーズビューカメラ1L、1Rがそれぞれ撮像した画像を表示するモニタ3に対する表示制御を行う表示制御部4を備えている。
前記ノーズビューモニタ装置は、所定の位置情報を発する衛星からの情報を受信して、本ノーズビュー装置を搭載した車両の位置を計測するGPS5を具備する。このGPS5は、GPS衛星(図示せず)から送出された位置情報信号を受信する信号受信部5aと、この位置情報信号から車両が位置する位置情報を生成する位置情報生成部5bを備える。またGPS5が計測した車両の位置情報は、カーナビゲーション(特に図示せず)が備える地図情報を用いてモニタ3にて表示される。このカーナビゲーションには、地図情報として交差点の位置情報および道路幅員値等を保持する道路属性保持部6が設けられている。
一方、ノーズビューシステム2は、GPS5が計測した車両の位置情報と、道路属性保持部6が保持する交差点の位置情報とを比較して該車両が交差点に到達したかどうかを判定する位置情報比較部7と、道路属性保持部6が保持する交差点における道路幅員情報から、該交差点の道路幅員が所定の道路幅員値かどうかを判定する道路幅員比較部8を備える。このノーズビューシステム2には、上述した画像処理の処理速度を切り換える処理速度切換部9が設けられている。この処理速度切換部9は、位置情報比較部7により車両が交差点に到達し、且つ道路幅員比較部8により道路幅員が所定の道路幅員値を超えたとそれぞれの比較部が判定したとき、画像処理の処理速度(処理パラメータ)の設定を高速モードに切り換える指令を受ける。具体的に処理速度切換部9は、ノーズビューモニタシステムの処理を司るMPUに対し、画像処理速度を速めるパラメータを設定するものである。
ちなみに上記側方画像(ノーズビュー画像)の表示に用いられるモニタ3は、運転席前方のセンターコンソールに組み込まれたマルチディスプレイからなり、常時は、GPS5を利用したカーナビゲーション情報の表示や車室空間の環境を設定するエアコンの情報、或いは各種オーディオ機器の設定状態等の情報表示に用いられる。尚、モニタ3は、ノーズビュー表示専用のモニタであっても勿論かまわない。
またノーズビューシステム2には、このノーズビューシステム2の起動制御を行うノーズビュースイッチ11、ノーズビューシステム2が搭載された該車両の車速を検出する車速センサ12、該車両に近接する移動物体を検出して運転者等に警告を発する警報部13が設けられている。
さて基本的には上述した如く構成されたノーズビューモニタ装置において、本発明に係るノーズビューモニタ装置が特徴とするところは、図2に示すように前記ノーズビューシステム2において、
(a)前述した如く前記位置情報比較部7が前記道路属性保持部6に保持された前記交差点位置情報と、前記位置情報取得部(GPS)5が取得した前記車両の位置情報とが一致すると判定したとき、かつ前記道路幅員比較部8が前記道路属性保持部6に保持された該交差点の前記道路幅員情報が所定の前記道路幅員値に満たないと判定したとき、ノーズビューシステム2の画像処理速度を下げる点、
(b)前記位置情報比較部7が前記道路属性保持部6に保持された前記交差点位置情報と、前記位置情報取得部(GPS)5が取得した前記車両の位置情報とが一致すると判定したとき、かつ前記道路幅員比較部8が前記道路属性保持部6に保持された該交差点の前記道路幅員情報が所定の前記道路幅員値以上であると判定したとき、ノーズビューシステム2の画像処理速度を上げる点、
(c)特に車両の右方から近接する車両を精度良く検出すべくノーズビューシステム2の右側画像処理部2bの画像処理速度を上げる点
にある。
このような特徴ある本発明の一実施形態に係るノーズビューモニタ装置について図3にその作動手順を示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。ちなみに本実施形態については、ノーズビュースイッチ11がOFFであっても、ノーズビューシステム2は稼働しているものとしている。そのためノーズビュースイッチ11は、運転者がノーズビューカメラ1L,1Rがそれぞれ撮像された画像をモニタ3に表示させたいと所望した場合に押下するものとしている。
まず、ノーズビューシステム2は、ノーズビュースイッチ11の押下状態を判定する[ステップS1]。ステップS1でノーズビューシステム2は、ノーズビュースイッチ11がOFFであると判定したとき、GPS衛星から送出された位置情報信号をGPS5が受信して生成した自車位置情報を取得する[ステップS2]。そしてノーズビューシステム2は、ステップS2で取得した自車位置情報と、道路属性保持部6が保持する交差点位置情報とを比較する[ステップS3]。
その結果ノーズビューシステム2は、当該車両が交差点に到達したと判定したとき、道路属性保持部6が保持する交差点の道路幅員情報を取得し[ステップS4]、所定の道路幅員(例えば、道路幅員4m)以上あるかどうかを判定する[ステップS5]。ノーズビューシステム2は、ステップS5で所定の道路幅員以上ある場合、道路幅の広い幹線道路等と交差する交差点であると判定する。そしてノーズビューシステム2は、ノーズビューカメラ1により撮像された側部画像情報を処理する画像処理部2a,2bの画像処理周期を処理速度切換手段14により切り換え、例えば150ms(高速パラメータ)に設定する[ステップS6]。
一方、ステップS5でノーズビューシステム2は、所定の道路幅員に満たないと判定した場合、幹線道路以外の道路、例えば路地等と交差する交差点であると判定し、ノーズビューカメラ1が捉えた側部画像を処理する画像処理部2a,2bの画像処理周期を処理速度切換手段14により切り換え、例えば300ms(低速パラメータ)に設定する[ステップS7]。ちなみにステップS6,S7で処理速度切換手段14によって切り換える画像処理周期は、具体的にはノーズビューモニタシステム2の処理を司るMPUに対し、画像処理速度を速めるパラメータを設定するものである。
このようにしてノーズビューシステム2は、交差点に到達したときノーズビューカメラ1が撮像した側方画像の画像処理速度を幹線道路等の交差点用の高速パラメータまたは路地等の交差点用の低速パラメータに設定して画像処理周期を切り換えて変更し、該車両に近接する移動物体(車両等)の検出を行う。つまり本発明のノーズビューモニタ装置は、位置情報取得部(GPS5)によって取得された自車の位置情報と、予め道路属性保持部6に保持されている道路の交差点情報を用いて自車が交差点に到達しているかどうかを判定した後、ステップS11以降で車両に近接する移動物体を検出すべく画像処理を実行する。
ちなみにステップS2で、ノーズビュースイッチがONされているときノーズビューシステム2は、更に車速センサ12が検出した車速が10km/h以下であるかどうかを判定する[ステップS8]。ステップS8でノーズビューシステム2は、車速が10km/hを超えていると判定したとき、ステップS11以降を実行する一方、車速が10km/hに満たないと判定したとき、再びステップ1に戻り処理を繰り返す。
ところでステップS11以降において実行される画像処理については、前述した特許文献2等に詳しく紹介されるとおりのものであるが、ノーズビューカメラ1を介して撮像されたノーズビュー画像を所定の周期で順次取得することから処理が開始される[ステップS11]。そしてノーズビュー画像中の、例えば画像信号レベル(輝度)や色相が、その周辺部と大きく異なるような特徴点を抽出し[ステップS12]、これらの特徴点についてのオプティカルフローを計算することで、その動きベクトルを求める[ステップS13]。
そして動きのベクトルが略同じである複数の特徴点の連続性等から、その特徴点のまとまりを1つの移動物体として特徴点検出手段15が検出する[ステップS14]。この際、動くベクトルが検出されない特徴点については、建物等の固定物(背景)であるとして認識処理対象から排除する。そして動きのベクトルが自車(車両A)に向いている複数の特徴点の連続したまとまりを、接近移動物体検出手段16により自車(車両A)方向に移動している接近移動物体であるとして検出する。尚、動きのベクトルが自車(車両A)に向いているか否かは、複数の特徴点のまとまりによって示される移動物体の大きさが時間経過と共に大きくなるか否かを判定することによって求められる。同時に移動物体の大きさの変化の割合から、当該移動物体の移動速度を計算することも可能である。
このようにしてノーズビュー画像中から近接移動物体を検出したならば、次にその近接移動物体の画像を切り出す[ステップS15]。この画像の切り出しは、例えば前述した特徴点のまとまりによって示される画像部分に外接する四角形の画像領域を抽出することによってなされる。そして上述した如く切り出した接近移動物体を前記モニタ3に表示したノーズビュー画像中で明示するべく、例えば接近移動物体を含む該当画像領域特定を四角形状の枠にて囲み表示する等して強調表示する[ステップS16]。
かくして上述した如くして交差点の道幅に応じて画像処理の速度を変える本発明のノーズビューモニタ装置によれば、交差点の道路状況に応じた相応しいノーズビューシステム2の処理率に切り換えることができ、それ故、必要以上のノーズビューシステム2におけるMPUの処理率を必要としない。このため車両に近接する移動物体の速度に応じた画像処理を行うことができ、近接物体の認識率が向上する。また、本発明のノーズビューモニタ装置は、車両が交差点に到達したことをGPS5による位置検出によって得ているので、ノーズビューシステム2を稼働させるスイッチとして作用させることも可能である。また、その際、MPUの余った処理能力を他の処理に振り分けることも可能となり、このためシステム全体のコストを下げる効果も有する。
ちなみにノーズビューカメラ1L,1Rの視野範囲内において、図1に示すように交差点を右方から左方に横切る車両(手前側道路)のうち、視野領域FRにおける車両C1は、車両Aと最も近くに接近するため、最重要の認識対象物体である。また、視野領域FLにおける車両C2は、車両Aから遠ざかるため認識対象物体から除外してもよい。
一方、車両側部の所定の視野領域FL,FRにおいて、交差点を左方から右方に横切る車両(奥側道路)のうち、視野領域FLにおける車両C3は、車両Aに近づいてくるため認識対象物体となり、他方視野領域FRにおける車両C4は、車両Aから遠ざかるため認識対象物体から除外してよい。また運転者の視野前方に位置する車両C5,C6については、ノーズビューモニタ装置で認識して処理する必要がない。
このような考えに基づくノーズビューモニタ装置の別の実施形態について説明する。この実施形態が上述した実施形態と異なるのは、車両に取り付けられた一対のノーズビューカメラ1L,1Rがそれぞれ撮像した画像処理速度に差をもたせる点にある。つまり、車両の右側方を視野するノーズビューカメラ1Rが撮像した右側方の画像に含まれる移動物体の検出精度を向上させるべく、画像処理速度を上げる一方、車両の左側を視野するノーズビューカメラ1Lが撮像した左側方の画像に含まれる移動物体の検出精度は、それほど高い必要がなく、それ故、通常の画像処理速度または遅い画像処理速度を適用する。
つまり上述したステップS3において車両が交差点に到達したとノーズビューシステム2が判定したとき、車両の右側方を視野するノーズビューカメラ1Rが撮像した右側方の画像情報を処理する右側画像処理部2bの処理速度を上げる(高速パラメータを適用)一方、左側を視野するノーズビューカメラ1Lが撮像した左側方の画像情報を処理する画像処理部2bの処理速度を通常速度にする(低速処理パラメータを適用)。
かくしてこのように構成した本発明の別の実施形態に係るノーズビューモニタ装置によれば、MPUの処理率を車両に接近する移動物体に応じた適切な画像処理を行うよう配分可能であると共に、MPUの処理率を必要以上に上げることがない。このため、ノーズビューモニタ装置の認識率を向上させることができる。
尚、本発明のノーズビューモニタ装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば上述したノーズビューモニタ装置は、更に道路属性保持部6に歩道情報を含むようにしてもよい。この場合、例えば車両が幹線道路等の広い幅員の道路に到達したとしても、歩道上を該車両の進行方向に対して左側から右側に向かって通行する自転車等のために左側方画面の処理率を低下させないように設定することが可能である。
また上述したノーズビューモニタ装置は、交差点の道路幅員を道路属性保持部6に保持された道路幅員情報から得ていたが、ノーズビューカメラ1L,1Rが撮像した撮像画像中に含まれる道路縁部を画像処理して道路幅員を求めてもよい。この場合、道路属性保持部6に交差点の道路幅員情報がなかったとしても、道路幅員を求めて、該交差点における適切なノーズビューシステム2の処理率を適用すること可能である。
ノーズビューモニタ装置を備えた車両が交差点を横切る車両を認識する様子を示す図。 本発明に係るノーズビューモニタ装置の要部概略構成図。 本発明に係るノーズビューモニタ装置における接近移動物体の検出処理とその強調表示の処理アルゴリズムを示すフローチャート。
符号の説明
1L,1R ノーズビューカメラ
2 ノーズビューシステム
2a,2b 画像処理部
3 モニタ
4 表示制御部
5 GPS
6 道路属性保持部
7 位置情報比較部
8 道路幅員比較部
9 処理速度切換部
11 ノーズビュースイッチ
12 車速センサ
13 警報部
14 処理速度切換手段
15 特徴点検出手段
16 接近移動物体検出手段

Claims (3)

  1. 車両の前部に取り付けられて該車両の側方を撮像するノーズビューカメラと、
    このノーズビューカメラにて撮像された側方画像を表示するモニタと
    を有するノーズビューモニタ装置であって、
    前記ノーズビューカメラにて撮像された側方画像に所定の画像処理を施し、該車両に接近してくる移動物体を検出して警告する接近車警告部と、
    前記車両に取り付けられて該車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    交差点位置情報および該交差点における道路幅員情報を保持する道路属性保持部と、
    この道路属性保持部が保持する前記交差点位置情報と前記位置情報取得部が取得した前記車両の位置情報とを比較する位置情報比較部と、
    前記道路属性保持部が保持する前記道路幅員情報と所定の道路幅員値とを比較する道路幅員比較部と
    を具備し、
    前記位置情報比較部が前記道路属性保持部に保持された前記交差点位置情報と前記位置情報取得部が取得した前記車両の位置情報とが一致すると判定したとき、かつ前記道路幅員比較部が前記道路属性保持部に保持された該交差点の前記道路幅員情報が所定の前記道路幅員値に満たないと判定したとき、前記接近車警告部に画像処理速度を下げる指令を出力する処理速度切換手段を備えることを特徴とするノーズビューモニタ装置。
  2. 前記処理速度切換手段は、前記道路幅員比較部により前記交差点が所定の道路幅員を超えていると判定されたとき、前記接近車警告部に対して前記ノーズビューカメラが撮像した前記車両における右側方画像の画像処理速度を上げる指令を出力するものである請求項1に記載のノーズビューモニタ装置。
  3. 前記位置情報取得部は、全地球測位システムを構成するGPS衛星から発せられた無線信号を受信するためのGPS信号受信手段と、
    このGPS信号受信手段によって受信された前記無線信号に基づいて、前記車両の位置情報を生成する位置情報生成手段とを有するものである請求項1に記載のノーズビューモニタ装置。
JP2004376164A 2004-12-27 2004-12-27 ノーズビューモニタ装置 Expired - Fee Related JP4535264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376164A JP4535264B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ノーズビューモニタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376164A JP4535264B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ノーズビューモニタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006185045A true JP2006185045A (ja) 2006-07-13
JP4535264B2 JP4535264B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36738132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376164A Expired - Fee Related JP4535264B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ノーズビューモニタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4535264B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073310A1 (ja) * 2011-11-15 2013-05-23 株式会社 日立製作所 車載用環境認識装置
CN113012425A (zh) * 2019-12-18 2021-06-22 丰田自动车株式会社 合流辅助信息发送装置及方法、合流辅助系统及计算机程序

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0958343A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Mitsubishi Motors Corp 車両のノーズビュー装置
JP2002219998A (ja) * 2001-01-23 2002-08-06 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 安全運転支援装置
JP2004094733A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用運転支援装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0958343A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Mitsubishi Motors Corp 車両のノーズビュー装置
JP2002219998A (ja) * 2001-01-23 2002-08-06 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 安全運転支援装置
JP2004094733A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用運転支援装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073310A1 (ja) * 2011-11-15 2013-05-23 株式会社 日立製作所 車載用環境認識装置
JP2013105385A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Clarion Co Ltd 車載用環境認識装置
CN103930938A (zh) * 2011-11-15 2014-07-16 株式会社日立制作所 车载用环境识别装置
CN113012425A (zh) * 2019-12-18 2021-06-22 丰田自动车株式会社 合流辅助信息发送装置及方法、合流辅助系统及计算机程序
CN113012425B (zh) * 2019-12-18 2022-12-09 丰田自动车株式会社 合流辅助信息发送装置及方法、合流辅助系统及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4535264B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5421072B2 (ja) 接近物体検知システム
US20150010207A1 (en) Driving assistance device and driving assistance method
JP2010130646A (ja) 車両周辺確認装置
JP2012195793A (ja) 車両周辺監視装置
JP2007221200A (ja) 車両周辺監視装置
JP2008013070A (ja) 車両用表示装置
JP2016220011A (ja) 画像処理装置、電子ミラーシステム、及び画像処理方法
US10609337B2 (en) Image processing apparatus
CN111699680A (zh) 行车记录仪、显示控制方法以及程序
JP2008174076A (ja) 車両周辺監視装置、その表示方法
JP2004173048A (ja) 車載カメラシステム
JP7434730B2 (ja) 車両用情報表示装置及び車両用制御装置
JP2005202787A (ja) 車両用表示装置
JP7202903B2 (ja) 表示システム、走行制御装置、表示制御方法およびプログラム
JP2019040354A (ja) 運転支援装置、および運転支援方法
JP2009140305A (ja) 車両用情報提示装置
JP4930432B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP4857159B2 (ja) 車両運転支援装置
JP2013161440A (ja) 車両周辺監視装置
JP7275586B2 (ja) 映像処理装置および映像処理方法
JP7202195B2 (ja) 表示システム、走行制御装置、表示制御方法およびプログラム
JP2005214730A (ja) 車両用画像表示装置、車両用画像表示方法及び車両用画像表示プログラム
JP4535264B2 (ja) ノーズビューモニタ装置
JP2004051063A (ja) 車両周辺視認装置
JP4999748B2 (ja) サイドミラー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4535264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140625

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees