JP2006184600A - 集塵装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

集塵装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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剛孝 黒坂
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Abstract

【目的】 高圧電源の一部が停止した場合でも集塵率の低下を抑えることができる集塵装置及びこれを備えた投射型映像表示装置を提供する。
【構成】 集塵装置においては、マイナス側となる多数の針状電極21…でコロナ放電によって空気や塵埃等をマイナスイオン化し、このマイナスイオン化した空気や塵埃等をアース側電極となる第1、第2集塵電極22A、22Bで引き寄せて移動空気を生じさせると共に、前記ハニカム状フィルタ23及び第1、第2集塵電極22A、22Bによって塵埃を吸着する。また、高圧電源26aは、放電極21aと、放電極21dに電源供給を行う。高圧電源26bは、放電極21bと、放電極21eに電源供給を行う。高圧電源26cは、放電極21cと、放電極21fに電源供給を行う。このように各高圧電源と各放電極を配線することで、いずれかの高圧電源が停止した場合でも、集塵装置における集塵率の低下を最小限に抑えることができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、集塵装置及びこれを備えた投写型映像表示装置に関する。
投写型映像表示装置は、光源から出射された光を液晶パネルや、DMDTM(Digital Micromirror DeviceTM)等のライトバルブにより変調して投写する構成であるため、高輝度の光源を備える必要がある。この高輝度の光源から発生する熱や液晶パネルの偏光板あるいは各種光学部品に光が吸収されるときに発生する熱の対策が必要である。そこで、従来より、モーターによってファンを回転させて吸気や排気を行ない、熱を装置外に放出するようにしていた(特許文献1参照)。
また、装置外の空気を吸気して装置内に送風する場合、装置外の塵埃が装置内に入り込んでしまうおそれがある。このため、通常は塵埃除去フィルタを設置するように構成していた。
しかし、塵埃除去フィルタは開口幅を液晶パネルの画素サイズ(10μm〜20μm)以下にする必要があり、空気の流れに対して抵抗となり放熱効率が低下するという問題がある。
上記の事情に鑑み、本願出願人は、気流に対する抵抗を極力小さくして塵埃を効率的に除去できる集塵装置及びこれを備えた投写型映像表示装置を開発した(特願2004−175113号)。
図13を参照して、上記出願で開示した集塵装置は、角状筒体内に、針状電極21…、導電性の第1メッシュフィルタ22A、ハニカム状フィルタ23、及び導電性の第2メッシュフィルタ22Bをこの順序で空気流方向に配置して成る。この集塵装置においては、マイナス側となる多数の針状電極21…でコロナ放電によって空気や塵埃等をマイナスイオン化し、このマイナスイオン化した空気や塵埃等をアース側電極となる第1,第2メッシュフィルタ22A,22Bで引き寄せて移動空気を生じさせると共に、前記ハニカム状フィルタ23及び第1,第2メッシュフィルタ22A,22Bによって塵埃を吸着する。
特開2001−222065号公報
しかしながら、上記説明した本願出願人による発明では、高圧電源が停止した場合、空気中の塵埃をイオン化する電極に対する電源供給が停止してしまい、集塵できなくなるという問題があった。
そこで、この発明は上記の事情に鑑み、高圧電源の一部が停止した場合でも、全ての電極への電源供給が停止することがない集塵装置及びこれを備えた投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明による集塵装置は、第1、及び、第2の高圧電源と、m個(m>2)の放電極と、該放電極に対向する集塵極とを有し、前記第1の高圧電源から電源供給される放電極と、前記第2の高圧電源から電源供給される放電極とは、交互に配置されることを特徴とする。
また、この発明による他の集塵装置は、第1〜第n(n≧2)の高圧電源と、m個(m>n)の放電極と、該放電極に対向する集塵極とを有し、前記n個の高圧電源のうちの、第j番目(1≦j≦n)の高圧電源から電源供給される放電極群をdjとしたとき、放電極群をdjを構成する各放電極は、互いに隣接しないことを特徴とする。
また、この発明による他の集塵装置は、第1〜第n(n≧2)の高圧電源と、m個(m>n)の放電極と、該放電極に対向する集塵極とを有し、前記n個の高圧電源のうちの、第j番目(1≦j≦n)の高圧電源から電源供給される放電極をdjとしたとき、放電極d1、…、dnは、互いに隣接しないことを特徴とする。
また、好ましくは、前記集塵極は、多数の筒状部を有して成るフィルタ部材と、前記フィルタ部材の空気入口側に配置され、前記筒状部の開口よりも小さな開口を有する導電性の第1メッシュフィルタと、前記フィルタ部材の空気出口側に配置され、前記筒状部の開口よりも小さな開口を有する導電性の第2メッシュフィルタと、を有して成ることを特徴とする。
上記の構成においては、前記フィルタ部材の筒状部の開口幅を例えば液晶パネルの画素サイズに対して十分大きくして空気流に対する抵抗を低くすることができる。前記フィルタ部材の筒状部に向かって移動する塵埃は、先ず第1メッシュフィルタによって捕捉される。そして、第1メッシュフィルタをすり抜けた塵埃は、前記フィルタ部材の筒状部内を通る際に、当該筒状部の内壁に吸引されて除去される。更に筒状部をすり抜けた塵埃は、第2メッシュフィルタによって捕捉されるため、十分に清浄化された空気を供給できることになる。
また、この発明の投写型映像表示装置は、光源から出射された光をライトバルブにより変調して投写する投写型映像表示装置において、上述したいずれかの集塵装置と、前記集塵装置にて清浄化された空気を吸引して送風する送風装置と、を備えたことを特徴とする。
この発明の集塵装置によれば、高圧電源の一部が停止した場合でも、全ての電極への電源供給が停止することのない。集塵装置及びこれを備えた投写型映像表示装置を提供することができる。
また、この発明の集塵装置は、高圧電源の一部が停止した場合でも、集塵機能の低下が小さい。例えば、請求項1の発明では、第1の高圧電源から電源供給される放電極と、第2の高圧電源から電源供給される放電極とを交互に配置している。これにより、高圧電源の一部が停止した場合でも、電源供給される放電極間の距離の増加を最小限とすることが可能であるので、高圧電源の一部が停止した場合でも、集塵機能の低下を最小限に抑えることが出来る。
以下、この発明の実施形態の集塵装置及び投写型映像表示装置を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は、集塵送風装置20を示した斜視図(一部透視)である。集塵送風装置20は集塵装置及び送風部を備えて成る。
集塵装置は、角状筒体内に、針状電極21…、導電性の第1メッシュフィルタ22A、ハニカム状フィルタ23、及び導電性の第2メッシュフィルタ22Bをこの順序で空気流方向(z方向)に配置して成る。第1メッシュフィルタ22A及び第2メッシュフィルタ22Bはハニカム状フィルタ23を挟み込むように配置される。ハニカム状フィルタ23は平面内に多数のハニカム筒状部が配置されたものであり、例えば、数cmの厚みに設定される。また、この実施形態ではハニカム状フィルタ23は紙を基材とし、オゾン分解触媒フィルタとしての機能も持たせている。具体的には、二酸化マンガン、酸化ニッケル、活性炭などの触媒を、ハニカム筒状部の内壁に添着して成る。勿論、ハニカム状フィルタ23は紙から成るものに限らず、導電性材料、樹脂材料、セラミック材料などを用いて構成することもできる。
上記集塵装置においては、マイナス側となる多数の針状電極21…でコロナ放電によって空気や塵埃等をマイナスイオン化し、このマイナスイオン化した空気や塵埃等をアース側電極となる第1,第2メッシュフィルタ22A,22Bにより引き寄せて空気移動を生じさせると共に、前記ハニカム状フィルタ23及び第1,第2メッシュフィルタ22A,22Bによって塵埃を吸着するようになっている。この実施形態では、前記ハニカム状フィルタ23Aをアースに接続している。高電圧発生回路26は、図示しない電源部から電圧供給を受け、マイナス数kV乃至マイナス十数kV程度の高電圧を発生させてこれを針状電極21…に印加する。
第1,第2メッシュフィルタ22A・22Bのメッシュ開口の直径(円形の場合)或いは一辺の長さ(方形の場合)は、例えば、液晶表示パネルの画素の大きさ(10μm〜20μm)の約10倍程度に設定されている。また、ハニカム状フィルタ23の開口の大きさは、例えば数mm程度に設定されている。これらハニカム状フィルタ23及び第1,第2メッシュフィルタ22A・22Bは取り外し可能に設けられていてもよい。
前記送風部は、前記集塵装置にて清浄化された移動空気をフード部(エルボ部)25を介してシロッコファン24にて吸引し送風する構成となっている。シロッコファン24は空気をファン回転軸方向に吸い込んでファン回転軸方向と直交する方向に吹き出すものである。
なお、以後は、図1で示すように、空気流方向をz方向、垂直方向(上方向)をx方向、水平方向(前記x、z方向と直交する方向)をy方向であるとして、説明を行う。
図2は3板式カラー液晶プロジェクタの光学系と集塵送風装置20の配置関係の一例を示した説明図である。光源1の発光部2は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光は、例えばパラボラリフレクタ3によって平行光となって出射される。第1ダイクロイックミラー5は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー5を透過した赤色波長帯域の光は、全反射ミラー6にて反射されて光路を変更される。全反射ミラー6にて反射された赤色光はコンデンサレンズ7を経て赤色光用の透過型の液晶パネル31を透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー5にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー8に導かれる。第2ダイクロイックミラー8は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー8にて反射した緑色波長帯域の光はコンデンサレンズ9を経て緑色光用の透過型の液晶パネル32に導かれ、これを透過することによって光変調される。また、第2ダイクロイックミラー8を透過した青色波長帯域の光は、全反射ミラー11、13、リレーレンズ10、12、及びコンデンサレンズ14を経て青色光用の透過型の液晶パネル33に導かれ、これを透過することによって光変調される。
上記の液晶パネル31、32、33は、入射側偏光板と、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部と、出射側偏光板とを備えて成る。液晶パネル31、32、33を経ることで変調された変調光(各色映像光)は、クロスダイクロイックプリズム15によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ16によって拡大投写され、図示しないスクリーン上に投影表示される。
集塵送風装置20は、映像光生成光学系の下方側に配置されている。シロッコファンの送風口にはダクト27が設けられている。ダクト27の先端側は3つに分岐されており、各先端部開口は液晶パネル31、32、33、及びその入出射側偏光板の下方に位置して上方に向けて送風を行うようになっている。
図3は集塵装置を側面(y方向)から見た概略の構成例を示している。ハニカム状フィルタ23の筒状部の開口幅を液晶パネルの画素サイズに対して十分に大きくして空気流に対する抵抗を低くすることができる。第1メッシュフィルタ22Aをすり抜けた塵埃は、前記ハニカム状フィルタ23の筒状部内を通る際に、当該筒状部の内壁に電気的に吸引されて除去される。更に、筒状部をすり抜けた塵埃は、第2メッシュフィルタ22Bによって捕捉されるため、十分に清浄化された空気を供給できることになる。なお、第1メッシュフィルタ22Aの開口の大きさと第2メッシュフィルタ22Bの開口の大きさは必ずしも一致している必要はない。
また、放電極21…は、空気流(z方向)とは直交する平面(x−y平面)上に配置して成る。例えば、図3の例では、高圧電源26aは、放電極21aと、放電極21dに電源供給を行う。高圧電源26bは、放電極21bと、放電極21eに電源供給を行う。高圧電源26cは、放電極21cと、放電極21fに電源供給を行う。
図4は、空気流方向(z方向)から見たときの放電極21…の2次元配置(x−y平面上の配置)の一例を示したものである。黒丸は高圧電源26aに接続された放電極を示すものであり、白丸は高圧電源26bに接続された放電極を示すものであり、斜線入り丸は高圧電源26cに接続された放電極を示すものである。高圧電源26a〜cから電源供給される放電極は、交互に配置される。
このように、集塵装置の放電極に電源供給を行う高圧電源を複数個設けることにより、高圧電源26…の一部が停止した場合でも、全ての放電極21…への電源供給が停止することがないので、集塵装置の集塵機能が停止することは無い。また、隣接しない2つの放電極に対して電源供給を行うよう各高圧電源と各放電極を配線する(各高圧電源から電源供給される放電極を交互に配置する)ことにより、いずれかの高圧電源が停止した場合でも、集塵装置における集塵率の低下を最小限に抑えることができる。
なお、各高圧電源と各放電極の配線は、図4に示すようなものに限られない。例えば、図5のように、高圧電源26a〜cから電源供給される放電極を、x方向に交互に配置させるような配線であっても良い。
(実験例)
以下、図6ないし図11を参照して実験例を説明する。
高圧電源26と放電極間の配線を様々に変えて、集塵率の測定を行った。図6を参照して、放電極21…の前方(マイナスz方向)には、放電極21…を通過する前の塵埃の数を計数するパーティクルカウンタ31Aを配置した。集塵極22の後方(プラスz方向)には、集塵極22を通過した塵埃の数、言い換えれば集塵極22により集塵されなかった塵埃の数を計数するパーティクルカウンタ31Bを配置した。なお、ここでいう集塵極22とは、図1乃至図3を参照して説明した、導電性の第1メッシュフィルタ22A、ハニカム状フィルタ23、及び導電性の第2メッシュフィルタ22Bを総称したものである。
また、本実験では、パーティクルカウンタ31Aにより計数された塵埃の数をPa、パーティクルカウンタ31Bにより計数された塵埃の数をPbとし、集塵率を、(Pa−Pb)/Paと定義した。
(第1の測定)
図7、図8に示すような集塵装置を用いて集塵率を測定した。図7は集塵装置を側面(y方向)から見た図であり、図8は、集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。高圧電源26には、放電極21…を構成する全ての放電極を接続した。
(第2の測定)
図9、図10に示すような集塵装置を用いて集塵率を測定した。図9は集塵装置を側面(y方向)から見た図であり、図10は、集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。
x方向でいうところの、第1、第3、第5列目の放電極には高圧電源を接続し、電源を供給した。x方向でいうところの、第2、第4列目の放電極には高圧電源を接続せず、電源を供給しなかった。
この測定においては、全ての放電極に電源供給をした第1の測定の場合と比較して、集塵率の低下は殆どなかった。
(第3の測定)
図11、図12に示すような集塵装置を用いて集塵率を測定した。図11は集塵装置を側面(y方向)から見た図であり、図12は、集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。
x方向でいうところの、第1、第2、第3列目の放電極には高圧電源26を接続し、電源を供給した。x方向でいうところの、第4、第5列目の放電極には高圧電源26を接続せず、電源を供給しなかった。
この測定では、第1、第2の測定の場合よりも集塵率が大幅に低かった。これは、第4、第5列目の近くを通過する塵埃があまり集塵されなかったことにより、全体的な集塵率が低くなったものと考えられる。
上記第1〜第3の測定結果から、放電極に接続する高圧電源を複数設けることにより、いずれかの高圧電源が停止したとしても、集塵装置の集塵機能は停止しないことが示された。また、各高圧電源から電源供給される放電極を、交互に配置させるような配線とすることにより、高圧電源が停止した場合における集塵率の低下を最小限に抑えることができることが、上記結果により示された。
今回開示された実施の形態、及び実験例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の例では、透過型の液晶表示パネルを3枚用いた映像生成光学系を示したが、このような映像生成光学系に限るものではなく、他の映像生成光学系を用いる投写型映像表示装置にも適用することができる。また、ハニカム状の筒状部を有するハニカム状フィルタ23を示したが、円筒部や角筒部を多数有した構造のフィルタ部材を用いてもよいものである。
また、高圧電源で発生する高圧は、マイナスに限らず、プラスでも良い。
集塵送風装置20を示した斜視図(一部透視)である。 3板式カラー液晶プロジェクタの光学系と集塵送風装置20の配置関係の一例を示した説明図である。 集塵装置を側面(y方向)から見た概略の構成例を示している。 空気流方向(z方向)から見たときの放電極21…の2次元配置(x−y平面上の配置)の一例を示したものである。 高圧電源26a〜cから電源供給される放電極を、x方向に交互に配置させるような配線例である。 集塵率の測定装置を示した斜視図(一部透視)である。 第1の測定における集塵装置を側面(y方向)から見た図である。 第1の測定における集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。 第2の測定における集塵装置を側面(y方向)から見た図である。 第2の測定における集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。 第3の測定における集塵装置を側面(y方向)から見た図である。 第3の測定における集塵装置を空気流方向(z方向)から見た図である。 従来の集塵装置を示す図である。
符号の説明
1 光源
20 集塵送風装置
21 針状電極
22A 第1メッシュフィルタ
22B 第2メッシュフィルタ
23 ハニカム状フィルタ
26 高圧電源

Claims (5)

  1. 第1の高圧電源と、第2の高圧電源と、
    m個(m>2)の放電極と、
    該放電極に対向する集塵極とを有し、
    前記第1の高圧電源から電源供給される放電極と、前記第2の高圧電源から電源供給される放電極とは、交互に配置されることを特徴とする、集塵装置。
  2. 第1〜第n(n≧2)の高圧電源と、
    m個(m>n)の放電極と、
    該放電極に対向する集塵極とを有し、
    前記n個の高圧電源のうちの、第j番目(1≦j≦n)の高圧電源から電源供給される放電極をdjとしたとき、放電極d1、…、dnは、交互に配置されることを特徴とする、集塵装置。
  3. 第1〜第n(n≧2)の高圧電源と、
    m個(m>n)の放電極と、
    該放電極に対向する集塵極とを有し、
    前記n個の高圧電源のうちの、第j番目(1≦j≦n)の高圧電源から電源供給される放電極群をdjとしたとき、放電極群をdjを構成する各放電極は、互いに隣接しないことを特徴とする、集塵装置。
  4. 前記集塵極は、
    多数の筒状部を有して成るフィルタ部材と、
    前記フィルタ部材の空気入口側に配置され、前記筒状部の開口よりも小さな開口を有する導電性の第1メッシュフィルタと、
    前記フィルタ部材の空気出口側に配置され、前記筒状部の開口よりも小さな開口を有する導電性の第2メッシュフィルタと、を有して成ることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載の集塵装置。
  5. 光源から出射された光をライトバルブにより変調して投写する投写型映像表示装置であって、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の集塵装置と、
    前記集塵装置にて清浄化された空気を吸引して送風する送風装置と、を備えたことを特徴とする、投写型映像表示装置。
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