JP2006184478A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制する。
【解決手段】 主走査方向に延びたパターン画像70及び主走査方向に対して傾いた方向に延びたパターン画像72が形成された中間転写体30の、パターン画像70及びパターン画像72が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する一対の受光素子28A及び受光素子28Bを備え、一対の受光素子28A及び受光素子28Bによって出力された時系列変化信号が交差する位置を各色パターン画像70及びパターン画像72の基準位置として、この基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれ量を算出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置に係り、カラー画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置として、複数の画像形成部を備え、各画像形成部においてそれぞれ異なる色(黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び黒色(K))のトナー像を像担持体に形成し、各像担持体に形成されたトナー像を搬送される記録用紙や中間転写体等の記録媒体に重ねて転写することでカラー画像を形成するタンデム型の画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置では、記録媒体の移動速度及び各画像形成部間の距離などにより決定される所定の時間だけ間隔を置いて、各画像形成部の像担持体への露光が行われている。各画像形成部において記録する画像データが同一の場合、理想的な状態の場合には、記録媒体上における各色画像の形成位置は全て同一となるが、画像形成部を構成する各種光学部品の位置ずれ、画像形成部間の機械的な取付部のずれ、及び画像形成装置全体の歪みなどによって各色の画像形成位置にずれが生じる場合がある。
このような画像形成位置のずれを補正するために、各画像形成部によって所定の位置に所定の画像(以下、パターン画像という)を形成し、記録媒体上に形成されたパターン画像の形成位置を検知することによって各色画像のずれ量を算出しずれを補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術では、一端が接続されるとともに、他端方向に向けて主走査方向間隔が副走査方向に沿って除々に開くように2本の直線が配置された形状(副走査方向を水平方向とした場合、略「く」の字状)のパターン画像を記録媒体上に形成する。そして、このパターン画像を構成する2本の各直線と略同一の角度となるように2つのフォトセンサを主走査方向に配設し、光源から射出された光のパターン画像による反射光を各フォトセンサによって検出し、検出結果に基づいて、各色画像の主走査方向及び副走査方向の位置ずれを検出している。
走査位置ずれの検出は、具体的には、1つのパターン画像を2つのフォトセンサ各々によって検知することにより各フォトセンサから出力された検知信号のパルス幅の差を副走査方向のずれ量として算出し、各検知信号の検知タイミングのずれを主走査方向のずれ量として算出している。
また、主走査方向に平行なライン状のパターン画像を各色毎に形成し、このパターン画像を1つのフォトセンサによって検出し、検出結果に基づいて副走査方向の走査位置ずれを検出する技術も知られている。
特開平6−118735号公報
しかしながら、上記従来技術では、光源から出射される光量の低下や、フォトセンサの感度の劣化が発生すると、光源から出射される光量が所定値以上であり且つフォトセンサの感度の劣化がみられない時とは異なるパルス幅や強度の検知信号が出力される場合があり、各色毎のずれ量の算出精度が低下するという問題があった。
また、近年、画像形成装置は小型化の傾向にあるが、特許文献1の技術では、略「く」の字状のパターン画像を構成する2本の各直線を検出するように2つのフォトセンサを主走査方向に配設しているので2つのフォトセンサの取付けスペースを確保する必要があるという問題があった。一方、主走査方向に平行なライン状のパターン画像を1つのフォトセンサによって検出する方法では、主走査方向及び副走査方向双方のずれ量を算出することは困難であった。
本発明は、上記目的を解決するためになされたもので、各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれ量の算出精度の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明の画像形成装置は、主走査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に像担持体を走査露光して副走査方向に搬送される記録媒体に互いに異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニットと、所定幅で且つ主走査方向に延びた第1のパターン画像及び所定幅で且つ主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が前記記録媒体に形成されるように前記画像形成ユニット各々を制御する制御手段と、前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する副走査方向に配列された一対の検知手段と、前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第1のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出すると共に、各色毎の前記第2のパターン画像の前記基準位置の間隔及び対応する色の前記副走査方向のずれ量に基づいて各色毎の主走査方向のずれ量を算出するずれ量算出手段と、を備えている。
本発明の画像形成装置の画像形成ユニットは、主走査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に像担持体を走査露光して副走査方向に搬送される記録媒体に互いに異なる色の画像を形成する。制御手段は、所定幅で且つ主走査方向に延びた第1のパターン画像及び所定幅で且つ主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が記録媒体に記録されるように画像形成ユニット各々を制御する。一対の検知手段各々は、画像形成ユニット各々によって記録媒体に記録された第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する。一対の検知手段各々は、副走査方向に配列されており、記録媒体に記録された第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光すると、一対の検知手段から互いに交差するような時系列変化信号が出力される。第1のパターン画像は主走査方向に延びたパターン画像であるので、ずれ量算出手段は、一対の検知手段各々によって出力された時系列変化信号が交差する位置を第1のパターン画像の基準位置として、各色毎の第1のパターン画像の基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出する。また、第2のパターン画像は、主走査方向に対して傾いた方向に延びたパターン画像であることから、ずれ量算出手段は、各色毎の第2のパターン画像の基準位置の間隔と対応する色の副走査方向のずれ量とに基づいて、各色毎の主走査方向のずれ量を算出する。
このように、本発明の画像形成装置によれば、主走査方向に延びた第1のパターン画像及び主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が形成された記録媒体の、第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する一対の検知手段を備え、一対の検知手段によって出力された時系列変化信号が交差する位置を第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置として、この基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれ量を算出することができるので、検知手段で受光する反射光量の低下や検知手段の感度低下に依存せずに第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置を精度良く得ることができるので、各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制することができる。
また、前記制御手段は、前記ずれ量算出手段によって算出された各色毎の副走査方向及び主走査方向各々のずれ量を補正するように前記画像形成ユニット各々を制御することで、各色毎の画像の主走査方向及び副走査方向双方のずれを補正することができる。
また、前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位を照明する光源を設けることによって、各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制することができる。
また、前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を集光するレンズを設けることによって、各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制することができる。
第2の発明の画像形成装置は、主走査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に像担持体を走査露光して副走査方向に搬送される記録媒体に互いに異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニットと、所定幅で且つ主走査方向に延びた第1のパターン画像及び所定幅で且つ主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が前記記録媒体に形成されるように前記画像形成ユニット各々を制御する画像形成制御手段と、前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する副走査方向に配列された一対の検知手段と、前記第1のパターン画像を形成するように前記画像形成制御手段を制御すると共に、前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第1のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第1のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の副走査方向のずれ量を補正するように前記画像形成制御手段を制御する第1の補正制御手段と、前記第1の補正制御手段による制御が行われた後に、前記第2のパターン画像を形成するように前記画像形成制御手段を制御すると共に、前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第2のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第2のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の主走査方向のずれ量を補正するように前記画像形成制御手段を制御する第2の補正制御手段と、を備えている。
第2の発明の画像形成装置の第1の補正制御手段は、第1のパターン画像を形成するように画像形成制御手段を制御する。このため、画像形成制御手段の制御によって、記録媒体上に第1のパターン画像が形成される。更に第1の補正制御手段は、一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の第1のパターン画像の基準位置として、各色毎の第1のパターン画像の基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の副走査方向のずれ量を補正するように画像形成制御手段を制御する。第2の補正制御手段は、第1の補正制御手段によって、第1のパターン画像が形成されて、副走査方向のずれ量が補正されると、第2のパターン画像を形成するように画像形成制御手段を制御する。更に、第2の補正制御手段は、一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の第2のパターン画像の基準位置として、各色毎の第2のパターン画像の基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の主走査方向のずれ量を補正するように画像形成制御手段を制御する。
このように、第1のパターン画像を形成して副走査方向のずれを補正した後に、第2のパターン画像を形成して主走査方向のずれを補正するので、選択的に副走査方向のずれの補正または主走査方向のずれの補正を行うことができ、効率よくずれを補正することができる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、主走査方向に延びた第1のパターン画像及び主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が形成された記録媒体の、第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する一対の検知手段を備え、一対の検知手段によって出力された時系列変化信号が交差する位置を第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置として、この基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれ量を算出することができるので、検知手段で受光する反射光量の低下や検知手段の感度低下に依存せずに第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置を精度良く得ることができるので、各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制することができる、という効果が得られる。
本発明の画像形成装置の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、カラー画像を用紙に形成するための画像形成部18及び、画像処理を行うための画像処理部80を含んで構成されている。画像形成部18は、用紙50を静電的に吸着して搬送方向Bに搬送するための中間転写体30、中間転写体30の搬送方向Bに沿って上流側から下流側に向かってタンデム状に配設されるY(イエロー)色の画像を形成するためのY画像形成ユニット20、M(マゼンタ)色の画像を形成するためのM画像形成ユニット22、C(シアン)色の画像を形成するためのC画像形成ユニット24、及びK(黒)色の画像を形成するためのK画像形成ユニット26を含んで構成されている。K画像形成ユニット26の搬送方向Bの下流側には、詳細を後述する検知部27が設設されている。
Y画像形成ユニット20は、像担持体20C、像担持体20Cを所定の電位に帯電させるための帯電装置20D、画像データに基づいて変調したレーザ光をミラー20Hを介して帯電した像担持体20Cへ照射することによって画像の黄色成分に対応した潜像を形成するための光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置20Aにより形成された潜像を現像する現像器20B、現像器20Bに黄色のトナーを供給するトナー供給部20G、像担持体20C上の黄色のトナー画像を中間転写体30に転写する転写器20F、及び像担持体20Cの外周面からトナーを除去するクリーニング装置20Eを含んで構成されている。
M画像形成ユニット22は、像担持体22C、帯電装置22D、光ビーム走査装置22A、現像器22B、トナー供給部22G、転写器22F、及びクリーニング装置22Eを含んで構成されている。C画像形成ユニット24は、像担持体24C、帯電装置24D、光ビーム走査装置24A、現像器24B、トナー供給部24G、転写器24F、及びクリーニング装置24Eを含んで構成されている。K画像形成ユニット26は、像担持体26C、帯電装置26D、光ビーム走査装置26A、現像器26B、トナー供給部26G、転写器26F、及びクリーニング装置26Eを含んで構成されている。
画像処理部80は、入力された画像データを各色(K(黒)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y (イエロー))ごとにレーザ変調信号として各Y画像形成ユニット20の光ビーム走査装置20A、M画像形成ユニット22の光ビーム走査装置22A、C画像形成ユニット24の光ビーム走査装置24A、及びK画像形成ユニット26の光ビーム走査装置26A各々へそれぞれ出力する。
光ビーム走査装置20Aは、図示を省略するレーザダイオードドライバ(以下、LDDという)を備えており、画像処理部80から出力されたレーザ変調信号によりLDDから射出される光ビームを変調し、像担持体20Cを主走査方向に走査する。
回転方向Bに所定の速度で回転される像担持体20Cは、帯電装置20Dにより一様に帯電された後に光ビーム走査装置20Aによって走査露光される。詳細には、光ビーム走査装置20Aによって主走査方向に走査露光されるとともに、副走査方向に走査露光されるように所定の速度で回転することにより、像担持体20Cは主走査方向及び副走査方向に走査露光される。これによって、像担持体20Cに、画像処理部80に入力された画像データの黄色成分の画像に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された像担持体20Cが現像器20Bにより現像されることによって静電潜像に応じたY色のトナー像が、転写器20Fによって中間転写体30に転写される。
M画像形成ユニット22、C画像形成ユニット24、及びK画像形成ユニット26各々に含まれる各構成は、各々Y画像形成ユニット20に含まれる各構成と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。すなわち、M画像形成ユニット22、C画像形成ユニット24、及びK画像形成ユニット26においても、Y画像形成ユニット20と同様に、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26A各々により像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26Cが主走査方向に走査露光されるとともに、副走査方向に走査露光されるように所定の速度で像担持体の回転方向Bに回転することで、主走査方向及び副走査方向に走査露光されて静電潜像が形成される。更に、各像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26C各々の上に形成された静電潜像は、現像器22F、現像器24F、及び現像器26F各々により現像され、各像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26C上のマゼンダ、シアン、及び黒の各色のトナー像が、対応する転写器22F、転写器24F、及び転写器26Fによって中間転写体30に順次転写される。このようにして、中間転写体30上にカラー画像が形成される。
中間転写体30の下方には用紙50を収容した用紙収容部54が設けられており、用紙収容部54の最上層の用紙50は送り出しロール52により所定の用紙搬送路へ送り出される。送り出された用紙50は、搬送ロール55、搬送ロール56、及び搬送ロール58により用紙搬送路を搬送され、中間転写体30の近傍に至る。用紙搬送路上には、中間転写体30を挟んで搬送ロール36と対向する転写ロール60が設けられており、搬送ロール36と転写ロール60との挟持部を用紙50が搬送されるときに、中間転写体30上に形成されたカラー画像が用紙50に転写される。カラー画像が転写された用紙50は、搬送ロール62により定着装置46へ搬送され、定着装置46により定着処理が施された後、用紙トレイ64へ排出される。
各光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26A各々から各像担持体20C、像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26Cへの光ビームの走査露光は、中間転写体30の搬送速度や各像担持体20C、像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体24K間の距離等に応じて決定される所定の時間だけ間隔を置いて行われる。このとき、各像担持体20C、像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26Cに対応する画像データが同一の場合、理想的な状態においては、中間転写体30上に形成される画像の形成位置、及び画像の傾きは同一となる。しかしながら、実際には、光ビーム走査装置各々を構成する光学部品の取付位置ずれ、該光学部品の特性の誤差、光ビーム走査装置各々の設置位置ずれ、各像担持体各々の取付位置ずれ、及び画像形成装置10全体の歪み等に起因して、中間転写体30に形成される各色画像の副走査方向及び主走査方向の形成位置にずれが生じる場合がある。
そこで、画像処理部80は、複数の像担持体各々に形成されたパターン画像の、主走査方向のずれ量及び副走査方向のずれ量を求めて各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれを補正するために、対応する像担持体20C、像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26C各々に2種類のパターン画像を形成するように、光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26A各々を制御する。2種類のパターン画像は、図2示すように、主走査方向に長いすなわち主走査方向と長手方向が平行となるような線画像のパターン画像70と、主走査方向に対して傾いた方向に長いすなわわち長手方向が主走査方向に対して傾くような線画像のパターン画像72であって、画像処理部80の制御によって、各像担持体20C、像担持体22C、像担持体24C、及び像担持体26C各々毎にこれらの2種類のパターン画像が形成されることによって、図3に示すように、中間転写体30上に黒色のパターン画像70K及びパターン画像72Kと、M色のパターン画像70M及びパターン画像72Mと、C色のパターン画像70C及びパターン画像72Cと、Y色のパターン画像70Y及びパターン画像72Y各々が、所定の時間だけ間隔を置いて各々転写される。
なお、本実施の形態では、画像処理部80は、主走査方向に長い各色パターン画像70Y、パターン画像70M、及びパターン画像70C各々が所定間隔で中間転写体30に転写された後に、中間転写体30に転写されたパターン画像70Y、パターン画像70M、及びパターン画像70C各々の副走査方向の両側に同一の間隔でパターン画像70Kが形成されるように、各光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26A各々を制御する場合を説明する。また、画像処理部80は、主走査方向に対して傾いた方向に長い各色パターン画像72Y、パターン画像72M、及びパターン画像72C各々が所定間隔で中間転写体30に転写された後に、中間転写体30に転写されたパターン画像72Y、パターン画像72M、及びパターン画像72C各々の副走査方向の両側に同一の間隔でパターン画像72Kが形成されるように、各光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26A各々を制御する場合を説明する。更に、本実施の形態では、画像処理部80は、主走査方向に長い各色パターン画像70Y、パターン画像70M、パターン画像70C、及びパターン画像70K各々を中間転写体30に転写した後に、主走査方向に対して傾いた方向に長い各色パターン画像72Y、パターン画像72M、パターン画像72C、及びパターン画像72Kを形成するように制御するものとして説明する。
なお、本実施の形態では、主走査方向に傾斜するように長い各色パターン画像72K、パターン画像72M、パターン画像72C、及びパターン画像72K各々は、600dpiの解像度で画像を形成する場合に、パターン画像70及びパターン画像72の幅90は48dotであり、主走査方向に対する傾斜角は45±5度であり、各パターン画像70間及びパターン画像72間の間隔92は、480dotとなるように形成されるものとして説明する。
中間転写体30に転写された、主走査方向に長い各色パターン画像70Y、パターン画像70M、パターン画像70C、及びパターン画像70K各々と、主走査方向に対して傾いた方向に長い各色パターン画像72Y、パターン画像72M、パターン画像72C、及びパターン画像72K各々は、検知部27によって検知される。
検知部27は、図4に示すように、筐体29内に、発光素子74A、発光素子74B、集光レンズ76、及び受光部28を含んで構成されている。なお、本実施の形態では、検知部27は発光素子を2つ含むものとして説明するが、1つのみ含むようにしてもよい。
発光素子74A及び発光素子74Bは、中間転写体30上の一つの検出位置を、互いに所定の角度だけ傾斜した方向から照明するように配置されている。発光素子74A及び発光素子74Bの一例には、特定波長の光あるいは所定の波長分布を持った光を出射するLEDがある。発光素子74A及び発光素子74Bから照射された光は、中間転写体30の各色パターン画像70または各色パターン画像72が転写されている部位によって反射されて、その反射光が集光レンズ76によって1/2.5倍に集光されて受光部28に受光される。
受光部28は、図5に示すように、副走査方向に配列された一対の受光素子28A及び受光素子28Bを含んで構成されている。詳細には、受光部28は、1つの素子をスリットで分類することによって、一対の受光素子に分離した構成となっている。また、この一対の受光素子を分離している分離部28Cは、中間転写体30の幅方向に沿って水平になるように配置されている。受光素子28A及び受光素子28B各々は、副走査方向に所定速度で搬送される中間転写体30の各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々が転写されている部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する。
なお、パターン画像70及びパターン画像72の幅は、受光素子28A及び受光素子28Bの受光領域の副走査方向の幅と、スリットの副走査方向の幅、及び集光レンズの集光倍率により最適な幅となるように定められている。従って、中間転写体30上の各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々の転写された部位が受光素子28A及び受光素子28各々の受光領域を副走査方向に通過することによって、受光素子28A及び受光素子28B各々から、互いに交差するような時系列変化信号が出力される。
例えば、図6(A)に示すように、中間転写体30上のパターン画像70Kの転写されている部位が受光素子28Aの受光領域を副走査方向に通過することによって、時系列変化信号29Aが出力され、中間転写体30上のパターン画像70Kの転写されている部位が受光素子28Bの受光領域を副走査方向に通過することによって、時系列変化信号29Bが時系列変化信号29Aと交差するように出力される。
図7には、画像形成装置10の機能ブロック図を示した、画像形成装置10は、画像処理部80、画像形成部18、検知部27、及び検知信号出力部82を備えている。
検知信号出力部82は、図6(A)に示すように、検知部27の一対の受光素子28A及び受光素子28B各々から出力された互いに交差する時系列変化信号29A及び時系列変化信号29Bの交差する位置を検知開始位置、すなわち基準位置とする信号83を対応する各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々の検知信号として画像処理部80へ出力する。
このため、画像処理部80には、発光素子74A及び発光素子74Bから出射される光量の変動や受光素子28A及び受光素子28Bの劣化等による検知精度の変動に依存せずに、中間転写体30に形成された各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々の中間転写体30上の位置を精度良く検知することができるように構成されている。
なお、本実施の形態では、検知信号出力部82は、検知部27と別体として設ける場合を説明するが、検知信号出力部82を検知部27と一体的に設けるようにしてもよい。また、検知信号出力部82は、画像処理部80に含まれるようにしてもよい。
画像処理部80は、検知信号出力部82から入力された各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々の検知信号に基づいて各色パターン画像の主走査方向及び副走査方向のずれ量を算出するためのずれ量算出部80C、ずれ量算出部80Cによって算出された各色の主走査方向及び副走査方向のずれ量に応じて、ずれ量を補正するための補正量を演算するための補正量演算部80B、及び入力された画像データ及び演算された補正量に応じて、主走査方向及び副走査方向のずれ量を電気的に補正するように制御するとともに、この画像データを各色毎レーザ変調信号として、Y画像形成ユニット20、M画像形成ユニット22、C画像形成ユニット24、及びK画像形成ユニット26各々の、光ビーム走査装置20A、光ビーム走査装置22A、光ビーム走査装置24A、及び光ビーム走査装置26Aへそれぞれ出力するための主演算部80Aを含んで構成されている。
なお、本実施の形態では、主演算部80Aは、各色毎の主走査方向のずれ量及び副走査方向のずれ量各々を電気的に補正する場合を説明するが、機械的に補正するように制御してもよい。
次に画像形成装置10の画像処理部80で実行される処理を説明する。
画像処理部80の制御によって、図3に示すように、中間処理体30にパターン画像70Y、パターン画像70M、パターン画像70C、及びパターン画像70Kと、パターン画像72Y、パターン画像72M、パターン画像72C、及びパターン画像72Kとが形成されると、図8に示す処理ルーチンが実行されてステップ100へ進み、検知信号出力部82から入力された各色パターン画像70及びパターン画像72各々の検知信号を読取る。
次のステップ102では、上記ステップ100で読取った各色パターン画像70の検知信号に基づいて、副走査方向のずれ量を算出する。本実施の形態では、基準色としての黒色のパターン画像70Kに対する副走査方向のずれ量を算出する。
例えばM色の副走査方向のずれ量Perrの算出は、図9に示すように、黒色のパターン画像70K1の検知信号84K1の基準位置から黒色のパターン画像70K1と所定間隔となるように中間転写体30に転写された黒色のパターン画像70K2との間に形成されたM色のパターン画像70Mの検知信号84Mの基準位置までの時間T1Kと、検知信号84Mの基準位置から黒色のパターン画像70K2の検知信号84K2の基準位置までの時間T1Mと、中間転写体30の搬送速度Vに基づいて下記式(1)または式(2)によって求めることができる。
Perr=(T1K―T1M)/2×V ....(1)
Perr=(T1K―(T1K+T1M)/2)×V ....(2)
同様に、他の色(シアン、及びイエロー)についても、基準色となる黒色のパターン画像70Kに対する副走査方向のずれ量を算出する。
なお、副走査方向のずれ量算出は、このような方法に限られるものではない。例えば、黒色のパターン画像70K1の検知信号84K1の基準位置からM色のパターン画像70Mの検知信号84Mの基準位置までの時間T1Kと、基準時間との差分または比率を求めることによって算出するようにしてもよい。基準時間は、黒色のパターン画像70Kの主走査方向及び副走査方向とずれの無い状態でM色のパターン画像70Mが形成されているときに予め計測した黒色のパターン画像70K1の検知信号84K1の基準位置からM色のパターン画像70Mの検知信号84Mの基準位置までの時間とすればよい。
次のステップ104では、上記ステップ100で読取った各色パターン画像72の検知信号に基づいて、主走査方向のずれ量を算出する。本実施の形態では、上記ステップ102と同様に基準色としての黒色のパターン画像70Kに対する主走査方向のずれ量を算出する。
例えばM色の主走査方向のずれ量Lerrの算出は、図9に示すように、黒色のパターン画像72K1の検知信号86K1の基準位置から黒色のパターン画像72K1と所定間隔となるように中間転写体30に転写された黒色のパターン画像72K2との間に形成されたM色のパターン画像72Mの検知信号86Mの基準位置までの時間T2Kと、検知信号86Mの基準位置から黒色のパターン画像72K2の検知信号86K2の基準位置までの時間T2Mと、中間転写体30の搬送速度Vに基づいて下記式(3)または式(4)によって求めることができる。なお、主走査方向のずれ量には、副走査方向のずれ量が含まれているため、対応する色の副走査方向のずれ量を減算する必要がある。
Lerr=(T2K―T2M)/2×V―Perr ....(3)
Lerr=(T2K―(T2K+T2M)/2)×V―Perr ....(4)
同様に、他の色(シアン、及びイエロー)についても、基準色となる黒色のパターン画像72Kに対する主走査方向のずれ量を算出する。
なお、主走査方向のずれ量算出は、このような方法に限られるものではない。例えば、黒色のパターン画像72K1の検知信号86K1の基準位置からM色のパターン画像72Mの検知信号86Mの基準位置までの時間T2Kと、基準時間及び対応する色の副走査方向のずれ量との差分または比率を求めることによって算出するようにしてもよい。基準時間は、黒色のパターン画像72Kの主走査方向及び副走査方向とずれの無い状態でM色のパターン画像70Mが形成されているときに予め計測した黒色のパターン画像72K1の検知信号86K1の基準位置からM色のパターン画像72Mの検知信号86Mの基準位置までの時間とすればよい。
次のステップ106では、上記ステップ102及びステップ104で算出した各色毎の主走査方向及び副走査方向のずれ量に応じて、黒色の画像に対するY色、M色、及びC色各々の画像の主走査方向及び副走査方向のずれを補正するための補正値を演算し、次のステップ108において、演算した補正値に基づいて、電気的に主走査方向及び副走査方向のずれを補正した後に、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置によれば、中間転写体30の各色の主走査方向に延びたパターン画像70及び主走査方向に対して傾く方向に延びたパターン画像72の転写されている部位によって反射された反射光を受光して、副走査方向の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する一対の受光素子を備え、これらの一対の受光素子から出力された時系列変化信号が交差する位置を、各色のパターン画像70及びパターン画像72各々の基準位置として、各色のパターン画像70及びパターン画像72各々の基準位置の間隔に基づいて主走査方向及び副走査方向のずれ量を求めることができるので、発光素子74A及び発光素子74Bから出射される光量の変動や受光素子28A及び受光素子28Bの劣化等によるパターン画像の検知精度の変動に依存せずに、中間転写体30に形成された各色パターン画像70及び各色パターン画像72各々の中間転写体30上の位置を精度良く検知することができる。
従って、各色のパターン画像の検出精度の低下を抑制するともに、各色毎のずれ量の算出精度の低下を抑制することができる。
また、主走査方向に延びたパターン画像と主走査方向に対して傾斜したするように延びたパターン画像を各色毎に形成して、これらの各色毎の2種類のパターン画像に応じた検知信号に基づいて、主走査方向及び副走査方向のずれを補正することができるので、主走査方向及び副走査方向の双方のずれを補正することができる。
なお、本実施の形態では、パターン画像70及びパターン画像72の幅は、48dotである場合を説明したが、パターン画像70及びパターン画像72の幅は、受光素子28A及び受光素子28B各々の各受光領域と受光素子28A及び受光素子28Bとを分離するスリットの副走査方向の幅及び集光レンズの集光倍率により最適な幅が決定されるため、このような値に限られるものではない。
また、本実施の形態では、パターン画像72の主走査方向に対する傾斜角は、45±5度である場合を説明したが、このような値に限られるものではない。但し、傾斜角が小さくなる程、主走査方向のずれに応じた検知信号の差が小さくなり、パターン画像72の検出精度が低下するおそれがあり、逆に傾斜角度が大きくなるほど検知信号のパルス幅が長くなることによって検出精度が低下するおそれがあるため、45±5度であることが望ましい。
また、本実施の形態では、パターン画像70間及びパターン画像72間の間隔92は、480dotである場合を説明したが、このような値に限られるものではない。但し、パターン画像70間の間隔及びパターン画像72間の間隔が小さくなるほど、受光部28によって受光される信号が前後のパターン画像による反射光の影響を受けやすくなり、逆にこの間隔が長くなるほど中間転写体30の回転の一周期の間に形成されるパターン画像の数が少なくなり検出精度が低下するおそれがあるため、受光部28の特性及び中間転写ベルトの長さ等に応じて定めるようにすればよい。
なお、本実施の形態では、上記図9に示すように、各色毎にパターン画像70及びパターン画像72を中間転写体30に転写した後に、全てのパターン画像に応じた検知信号に基づいて副走査方向及び主走査方向のずれ量を算出してずれを補正する場合を説明したが、補正方法はこのような形態に限られるものではない。
例えば、各色のパターン画像70を中間転写体30上に形成し、各色のパターン画像70に応じた検知信号に基づいて副走査方向のずれを補正した後に、各色のパターン画像72を形成し、各色のパターン画像72に応じた検知信号に基づいて主走査方向のずれ量を算出して補正するようにしてもよい。
このようにすれば、パターン画像72形成時には、既に副走査方向のずれが補正された状態にあるので、主走査方向のずれ量算出時に、対応する色の副走査方向のずれ量の算出結果を用いることなく主走査方向のずれ量を算出すると共に補正することができる。
また、副走査方向のみに影響すると考えられるずれが発生した場合に、パターン画像70のみを形成して、各色パターン画像70に応じた検知信号に基づいて副走査方向のずれを選択的に補正することができる。同様に、パターン画像72のみを形成して各色パターン画像72に応じた検知信号に基づいて主走査方向のずれのみを選択的に補正することができる。このように副走査方向のずれを検出するためのパターン画像または主走査方向のずれを検出するためのパターン画像の何れかを選択的に形成してずれを補正することによって、パターン画像形成によるトナー消費量を抑制することができるとともに、クリーニング部材への負荷、更には廃却トナー回収容量等の増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、パターン画像70及びパターン画像72は、中間転写体30の主走査方向の一端に、中間転写体30の搬送方向に向かって形成される場合を説明したが、中間転写体30の主走査方向の両端部または中央部にも形成されるようにしてもよい。この場合、各パターン画像を検知するための検知部を、各位置に形成されたパターン画像を検知可能な位置に複数配置するようにすればよい。
このようにするとによって、主走査方向の傾きを検出することができるとともに、中央部にも形成することによって、主走査方向の両端部から中央部に向かって弓状発生した一ずれについても検出することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の検知部と、中間転写体に形成されたパターン画像との配置を示す概略構成図である。 本実施の形態に係るパターン画像を示す模式図である。 受光部の概略構成図である。 検知部の概略構成図である。 (A)は、受光部の一対の受光素子各々から出力されるパターン画像が受光部の下部を通過したときの副走査方向の受光量の時系列変化を示す波形の一例であり、(B)は、(A)の二つの波形の交差する点を基準位置とする検知信号を示す波形の一例である。 画像形成装置の機能ブロック図である。 本実施の形態の画像形成装置で実行される処理を示すフローチャートである。 中間転写体に転写された各色パターン画像の内、マゼンタ色のパターン画像が主走査方向及び副走査方向にずれた状態で転写されている場合に出力される検知信号を示す模式図である。
符号の説明
10 画像形成装置
27 検知部
28 受光部
28A 受光素子
28B 受光素子
80B 補正量演算部
80C ずれ量算出部
82 検知信号出力部

Claims (5)

  1. 主走査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に像担持体を走査露光して副走査方向に搬送される記録媒体に互いに異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    所定幅で且つ主走査方向に延びた第1のパターン画像及び所定幅で且つ主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が前記記録媒体に形成されるように前記画像形成ユニット各々を制御する制御手段と、
    前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する副走査方向に配列された一対の検知手段と、
    前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第1のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出すると共に、各色毎の前記第2のパターン画像の前記基準位置の間隔及び対応する色の前記副走査方向のずれ量に基づいて各色毎の主走査方向のずれ量を算出するずれ量算出手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記ずれ量算出手段によって算出された各色毎の副走査方向及び主走査方向各々のずれ量を補正するように前記画像形成ユニット各々を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位を照明する光源を設けた請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び前記第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を集光するレンズを設けた請求項1乃至請求項3の何れか1項の記載の画像形成装置。
  5. 主走査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に像担持体を走査露光して副走査方向に搬送される記録媒体に互いに異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    所定幅で且つ主走査方向に延びた第1のパターン画像及び所定幅で且つ主走査方向に対して傾いた方向に延びた第2のパターン画像が前記記録媒体に形成されるように前記画像形成ユニット各々を制御する画像形成制御手段と、
    前記記録媒体の前記第1のパターン画像及び第2のパターン画像が形成された部位によって反射された反射光を受光し、副走査方向の受光量の時系列変化を示す時系列変化信号を出力する副走査方向に配列された一対の検知手段と、
    前記第1のパターン画像を形成するように前記画像形成制御手段を制御すると共に、前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第1のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第1のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の副走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の副走査方向のずれ量を補正するように前記画像形成制御手段を制御する第1の補正制御手段と、
    前記第1の補正制御手段による制御が行われた後に、前記第2のパターン画像を形成するように前記画像形成制御手段を制御すると共に、前記一対の検知手段各々から出力された時系列変化信号が交差する位置を各色毎の前記第2のパターン画像の基準位置として、各色毎の前記第2のパターン画像の前記基準位置の間隔に基づいて各色毎の主走査方向のずれ量を算出し、算出した各色毎の主走査方向のずれ量を補正するように前記画像形成制御手段を制御する第2の補正制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
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