JP2006184048A - 閾値に基づくパルス特性検出回路及びその測定評価試験方法 - Google Patents

閾値に基づくパルス特性検出回路及びその測定評価試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パルス幅あるいはパルス波高値等のパルス特性の検出の閾値を効率よく測定評価することが可能なパルス特性検出回路及びその閾値特性の測定評価方法を提供すること。【解決手段】所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出手段と、前記パルス特性検出手段が所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した検出信号をカウントする検出パルス数カウンタと、所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルス特性の閾値をはさむ複数の異なるパルス特性のパルス系列信号である測定評価試験用信号を出力する測定評価試験用信号発生手段を設け、前記測定評価試験用信号を前記パルス特性検出手段に入力し、パルス特性検出手段の出力した検出信号を前記検出パルス数カウンタで計数すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出回路に関するものであり、特にパルス幅あるいはパルス波高値というパルス特性を閾値に基づいて検出するパルス特性検出回路を含む、電子機器のパルス特性検出回路に関するものである。
パルス幅あるいはパルス波高値というパルスの特性が規定の値以上であるか否かを検出するパルス特性検出回路は電子機器の産業分野に広く利用されている。本発明は、パルスの幅値が規定値以上であることを検出するパルス幅値あるいはパルスの波高値が規定値以上であることを検出するパルス波高値というパルス特性を閾値に基づいて検出するパルス特性検出回路を含む電子機器のパルス特性検出回路およびその特性の測定評価試験方法に関するものである。
従来のパルス特性検出回路を含む電子機器のパルス特性検出回路とその特性の測定評価試験方法を図4〜図12に基づき説明する。
図4は従来のパルス特性検出回路とその特性の測定評価試験方法を示す一例の構成ブロック図、図5はパルス幅検出回路、図6はパルス幅検出回路の動作タイミングチャート、図7はパルス波高値検出回路、図8はパルス波高値検出回路の動作タイミングチャート、図9は検出結果記憶部、図10は検出結果記憶部の動作タイミングチャート、図11は従来の構成の測定評価試験用信号発生器によるパルス幅検出回路の測定評価試験用信号、図12は従来の構成の測定評価試験用信号発生器によるパルス波高値検出回路の測定評価試験用信号を示す。
図4において、11は測定評価試験用信号12を発生するための測定評価試験用信号発生器、13は特性測定評価試験の対象であるパルス特性検出回路、17はこのパルス特性検出回路13を制御するための演算制御部である。
そしてこのパルス特性検出回路13は、検出すべきパルスの特性に応じて、パルス幅検出回路あるいはパルス波高値検出回路として構成され、所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルスが入力されたときに検出パルス15を発生するパルス特性検出部14と、この検出パルス15が発生したことを記憶する1ビットの検出結果記憶部16より構成される。
図5に、検出すべきパルス特性がパルス幅の場合のパルス特性検出部14としてのパルス幅検出回路の1例を示す。また図6にその動作タイミングチャートを示す。
図5に示すパルス幅検出回路は、遅延素子22とDフリップフロップ24で構成される。このパルス幅検出回路において、入力パルス信号21は遅延時間Tdの遅延素子22とDフリップフロップ24のデータ入力Dに接続されている。
図5に示すパルス幅検出回路において、図4に示す演算制御部17から出力される検出イネーブル信号19をディセーブルにしてDフリップフロップ24をあらかじめリセットした後、再度イネーブルにした状態で、入力パルス信号21が入力されると、図6のタイミングチャートに示す如く、入力パルス信号のパルス幅TWが遅延素子22の遅延時間Tdよりも大きい場合にDフリップフロップ24の出力Qには、入力パルス信号が所定のパルス幅以上のパルスであることを示す論理「1」が検出パルス15として出力される。なお遅延素子22の遅延時間Tdが所定のパルス幅を示す閾値であることになる。
そして入力パルス信号21のパルス幅TWが遅延素子22の遅延時間Tdより小さい場合には、Dフリップフロップ24の出力Qは論理「0」を保持し、検出パルス15は出力されない。
図7に検出すべきパルス特性がパルス波高値の場合のパルス特性検出部14としてのパルス波高値検出回路の1例を示し、図8にその動作タイミングチャートを示す。
図7に示す如く、パルス波高値検出回路は参照比較電圧をVthとするアナログコンパレータ25により構成され、図8に示す如く、入力パルス信号21のパルス波高値が参照比較電圧Vthよりも大きい場合には比較論理出力として論理「1」の検出パルス15を出力し、パルス波高値が参照比較電圧Vthよりも小さい場合には論理「0」のままとなり、検出パルス15は出力されない。
1ビットの検出結果記憶部16は、前記パルス幅検出回路またはパルス波高値検出回路より出力されるパルス幅が所定のパルス幅より大きいことまたはパルス波高値が所定の波高値より大きいことを示す検出パルス15が入力されたときこの検出結果を保持するもので、たとえば、図9に示す如く、インバータ26,27と、2個の2入力ナンド回路28,29からなるRSフリップフロップで構成される。
この図9で示す検出結果記憶部16は、図10のタイミングチャートに示す如く、あらかじめ図4に示す演算制御部17よりのリセット信号18によりRSフリップフロップをリセット状態にして検出結果出力20を論理「0」にしておく。この状態で、図4に示す、前記パルス特性検出部14から検出パルス15が入力されると、この検出結果記憶部16は、論理「1」を検出結果出力として記憶保持するので、その後パルス特性検出部14から検出パルス15の有無にかかわらず、この検出結果出力として論理「1」が出力保持される。
このようなパルス特性検出部14及び検出結果記憶部16より構成されるパルス特性検出回路13の特性の測定評価試験を行うために、図4に示す測定評価試験用信号発生器11は、検出すべきパルス特性、すなわちパルス幅特性、あるいはパルス波高値特性に応じて、図11に示す、パルス幅がN種類の固定パルス幅のパルスを1個以上(図11では6個)含む信号、あるいは図12に示す、パルス波高値がN種類の固定パルス波高値のパルスを1個以上(図12では6個)含む信号を測定評価試験用信号12として発生するように構成している。
ただし図4においては、図11あるいは図12に示すN種類の発生する測定評価試験用信号12の切替は、測定回毎に適宜人手によって行うものとしている。
測定評価試験用信号発生器11としては、任意波形発生器あるいはパターンジェネレータ等の汎用機器あるいは専用に開発された信号発生器を使用することにより、これらの信号を容易に発生することができる。
以下パルス幅検出とパルス波高値検出の場合にわけて、測定評価試験の方法について説明する。
(1)パルス幅検出の場合
まず最初にパルス幅検出の場合の測定評価試験について説明する。
図11はパルス幅検出の場合に測定評価試験用信号発生器11によって発生されるN種の測定評価試験用信号を示したものである。それぞれの信号はパルス幅が
0 ,T0 +ΔT、T0 +2xΔT、・・・、T0 +(N−1)xΔT
のN種の固定パルス幅の個別の信号からなる。
最小パルス幅T0 、最大パルス幅T0 +(N−1)xΔTは、図5に示すパルス幅検出回路の期待される閾値パルス幅すなわち最小検出パルス幅が前記最小値と最大値の間に含まれるように、またパルス幅差ΔTは、特性評価の必要精度に応じて決定される。
図5に示すパルス幅検出回路の特性の測定評価は、図11に示したパルス幅の異なる複数の測定評価試験用の固定パルス幅信号をそれぞれ個別に、図5に示すパルス幅検出回路に入力し、その検出結果を分析判定することにより行われる。
すなわち、パルス幅がT0 +KxΔT以下の場合に検出パルス15が検出されず、パルス幅がT0 +(K+1)xΔT以上の場合に検出パルス15が検出された場合には、図5に示すパルス幅検出回路の検出閾値は、
0 +KxΔTとT0 +(K+1)xΔT
の間にあると考えることができ、一般的にはその中央値をもって閾値とすることができる。
測定回ごとのバラツキを考慮してより高精度に評価を行う場合には、M回の測定の統計的な値から検出パルス幅閾値とその標準偏差を求めることができる。
例えば、パルス幅T0 +kxΔT(k=1、2、3、・・・、N−1)の測定評価試験用信号12で、それぞれM回の測定を行ったときの、図5に示すパルス幅検出回路によるそれぞれの検出回数をmk 回とし、このパルス幅検出回路の閾値がパルス幅
0 +(k−1)xΔTとT0 +kxΔT
の間にあったとき、その中央値をもって閾値とすると、この区間に閾値が存在したときに相当するパルス検出回数はmk −mk -1回と考えることができるから、この度数分布を 解析することにより、図5に示すパルス幅検出回路の特性を次式により統計的に求めることができる。(k=1、2、・・・、N−1)
Figure 2006184048
(2)パルス波高値検出の場合
次にパルス波高値検出の場合の測定評価試験について説明する。
図12はパルス波高値検出の場合に測定評価試験用信号発生器11によって発生されるN種の測定評価試験用信号を示したものである。それぞれの信号はパルス幅が
0 ,V0 +ΔV、V0 +2xΔV、・・・、V0 +(N−1)xΔV
のN種の個定パルス波高値の個別の信号からなる。
最小パルス波高値V0 、最大パルス波高値V0 +(N−1)xΔVは、図7に示すパルス波高値検出回路の期待される閾値パルス波高値すなわち最小検出パルス波高値が最小値と最大値の間に含まれるように、またパルス波高値差ΔVは特性評価の必要精度に応じて決定される。
図7に示すパルス波高値検出回路の特性の測定評価は図12に示したパルス波高値の異なる複数の測定評価試験用の固定パルス波高値信号をそれぞれ個別に、図7に示すパルス波高値検出回路に入力し、その検出結果を分析判定することによって行われる。
すなわち、パルス波高値V0 +KxΔV以下の場合に検出パルス15が検出されず、パルス波高値がV0 +(K+1)xΔV以上の場合に検出パルス15が検出された場合には、図7に示すパルス波高値検出回路の検出閾値は
0 +KxΔVとV0 +(K+1)xΔV
の間にあると考えることができ、一般的にはその中央値をもって閾値とすることができる。
パルス幅検出の場合と同様に、測定回ごとのばらつきを考慮してより高精度に評価を行う場合には、M回の測定の統計的な値から検出パルス波高値の閾値とその標準偏差を求めることができる。
例えば、パルス波高値V0 +kxΔV(k=1、2、3、・・・、N−1)の、図12に示す如き測定評価試験用信号でそれぞれM回の試験を行ったときの、図7に示すパルス波高値検出回路による検出回数をそれぞれmk 回とし、このパルス波高値検出回路の閾値がパルス波高値
0 +(k−1)xΔVとV0 +kxΔV
の間にあったときその中央値を閾値とすると、この区間に閾値が存在したときに相当するパルス検出回数はmk −mk -1回と考えることができるから、この度数分布を解析することにより、図7に示すパルス波高値検出回路の特性を次式により統計的に求めることができる。(k=1、2、・・・N−1)
Figure 2006184048
図13は、従来のパルス特性検出回路とその特性の測定評価試験方法を示す別の構成例を示したブロック図である。前記図4の例との相違は、測定評価試験用信号発生器11が外部入力による発生信号切替信号30にもとづく発生信号の切替機能を備えている点にある。
この発生信号切替信号30は演算制御部17により発生され、図11あるいは図12に示すN種の測定評価試験用信号を切替えることができる。これにより測定回毎に適宜測定評価試験用信号を人手により切り替える必要がなくなる。ただし演算制御部17及び測定評価試験用信号発生器11が切替制御に対応した複雑な機能を備える必要がある。
ところで、前記従来技術では、パルス特性すなわちパルス幅あるいはパルス波高値の異なる複数の固定パルス幅あるいは固定パルス波高値の測定評価試験用信号12を測定回毎に入力するためにこの測定評価試験用信号を人手により切替えて所定のパルス幅以上あるいは所定の波高値以上のパルスとして検出したかどうかの複数回の測定を行い、その検出結果全体に基づいてパルス特性検出回路13すなわち、図5に示すパルス幅検出回路あるいは図7で示すパルス波高値検出回路の測定評価試験を行う必要があったため、測定評価試験に非常に大きな労力と時間を要した。
図13に示す如く、測定評価試験用信号発生器11が発生する信号の切替機能を備え、パルス特性検出回路13とともに組み込まれた演算制御部17が切替信号発生機能を備えている場合にはこのような人手による測定評価試験用信号の切替の必要はなくなる。
ただし、一般にパルス特性検出回路13はある特定の機能を備えた機器の一部の機能として組み込まれることが多く、このような機器の本来の機能としてはパルス特性の測定評価試験用信号を切替えるための切替信号発生機能は不要のものである。そのため切替信号発生機能の付加は測定評価試験用信号発生器11およびパルス特性検出回路13を組み込んだ機器自体のハード、ソフト両面にわたるコストあるいは物量の面からも望ましいことではなく、より簡単な方法が望まれている。
前記課題は、下記(1)、(2)により解決することができる。
(1)所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出回路において、
所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出手段と、
前記パルス特性検出手段が所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した検出信号をカウントする検出パルス数カウンタと、
所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルス特性の閾値をはさむ複数の異なるパルス特性のパルス系列信号である測定評価試験用信号を出力する測定評価試験用信号発生手段を設け、
前記測定評価試験用信号を前記パルス特性検出手段に入力し、パルス特性検出手段の出力した検出信号を前記検出パルス数カウンタで計数することにより閾値評価を可能とするパルス特性検出回路。
(2)所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出手段と、
前記パルス特性検出手段が所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した検出信号をカウントする検出パルス数カウンタと、
所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルス特性の閾値をはさむ複数の異なるパルス特性のパルス系列信号である測定評価試験用信号を出力する測定評価試験用信号発生手段を設け、
前記測定評価試験用信号発生手段から、複数回測定評価試験用信号を出力して統計的解析することにより、パルス特性検出回路の特性を統計的に得ることを特徴とするパルス特性検出回路の測定評価試験方法。
従来のパルス特性検出回路の特性評価を行うためには1回ごとの測定に固定パルス幅あるいは固定パルス波高値のパルスを使用しているために、特性の評価に少なくともN(Nは複数)回の測定を必要とし、測定評価試験用信号の切替を測定回毎に人手によって行う、あるいは測定評価試験用信号の切替機能を測定評価試験用信号発生器と演算制御部の両者に付加する必要があったものを下記の如く改善できる。
本発明によれば、パルス特性検出回路の特性評価を行うとき、1回の測定で特性を評価することが可能となる。
本発明によれば、評価精度を高めるために、複数回の測定により統計的な評価を行う場合にも測定評価試験用信号を切り替えることなく評価を行うことができるため、パルス特性検出回路の特性の測定評価に要する労力と時間を大きく削減することができる。
本発明によれば、測定評価時にのみ必要な機能である測定評価試験用信号の切替機能を付加せずに検出パルス数のカウントという簡単な回路機能の付加のみで評価ができるので、ソフト、ハード両面にわたるコストあるいは物量の面からみてもその節約効果は著しいものである。
本発明の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。図1は本発明によるパルス特性検出回路とその特性評価のための構成を示すもの、図2は図1に示す本発明の構成において、パルス特性検出回路の検出すべき特性がパルス幅の場合の、図5に示す如きパルス幅検出回路の特性を測定評価するための測定評価試験用信号を示すもの、図3は図1に示す本発明の構成において、パルス特性検出回路の検出すべき特性がパルス波高値の場合の、図7に示す如きパルス波高値検出回路の特性を測定評価するための測定評価試験用信号を示すものである。
図中、1は測定評価試験用信号発生器、2は測定評価試験用信号、3はパルス特性検出回路、4はパルス特性検出部、5は検出パルス、6は検出パルス数カウンタ、7は演算制御部、8はリセット信号、9は検出イネーブル信号、10は検出パルス数カウント出力である。
本発明を詳述するに先立ち、その概略を説明する。本発明では、検出すべきパルス特性に応じて所定のパルス幅以上の、あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した回数をカウントするための検出パルス数カウンタ6を設けるとともに、パルス特性検出回路3のパルス幅あるいはパルス波高値の期待される閾値の前後のパルス幅、パルス波高値を含む異なるパルス幅あるいはパルス波高値のパルス系列からなる測定評価用信号をパルス特性検出部4すなわち、図5に示す如きパルス幅検出回路あるいは図7に示す如きパルス波高値検出回路に入力して測定を行い、そのときの検出パルス数カウンタ6の検出カウント値から実際のパルス幅検出回路あるいはパルス波高値検出回路の特性を測定評価する。
測定評価試験用信号発生器1は、図2または図3に示す測定評価試験用信号を出力するものであり、図5に示す如きパルス幅検出回路の特性測定の場合は、後述する図2に示す測定評価試験用信号を出力し、また、図7に示す如きパルス波高値検出回路の特性測定の場合は、後述する図3に示す測定評価試験用信号を出力する。
パルス特性検出回路3は、パルス特性検出部4と検出パルス数カウンタ6を有する。
パルス特性検出部4は、その特性を測定評価されるものであり、図5で示す如きパルス幅検出回路または図7で示す如きパルス波高値検出回路で構成される。
検出パルス5は、パルス特性検出部4がパルス幅検出回路の場合は、図2で示す如き測定評価試験用信号のパルス幅が閾値以上のときに、またパルス波高値検出回路の場合は、図3で示す如き測定評価試験用信号のパルス波高値が閾値以上のときにこれを検出して発生するパルス信号である。
検出パルス数カウンタ6は、この検出パルス5を計数するカウンタである。
演算制御部7は、前記検出パルス数カウンタ6の出力である検出パルス数カウント出力10にもとづき、後述する如く、パルス幅あるいはパルス波高値の閾値の演算、閾値の標準偏差の演算を行うとともに、測定評価試験に際して検出パルス数カウンタ6をリセットするリセット信号8を出力したり、パルス特性検出部4をイネーブル状態にする検出イネーブル信号9を出力するものである。
本発明において、パルス特性検出回路3の検出すべき特性がパルス幅の場合、測定評価試験用信号発生器1より、図2に示す如き、測定評価試験用信号2が出力される。この信号は、パルス幅が
0 ,T0 +ΔT、T0 +2xΔT、・・・、T0 +(N−1)xΔT
のN個のパルスからなる単一のパルス系列信号が測定評価試験用信号2として測定評価試験用信号発生器1より発生される。
最小パルス幅T0 、最大パルス幅T0 +(N−1)xΔT
およびそれぞれのパルス幅の差ΔTは、従来の場合と同様に測定評価試験すべき図5に1例を示すパルス幅検出回路の閾値の期待値および必要とする測定評価精度により決定される。
今、図2に示す測定評価試験用信号により測定を行ったときに検出パルス数カウンタ6のカウント値がCになったとすると、図5に示すパルス幅検出回路はある所定の閾値パルス幅以上のパルス数を検出するものと考えることができるため、図2の測定評価試験用信号2に含まれるパルス幅
0 ,T0 +ΔT、T0 +2xΔT、・・・、T0 +(N−1)xΔT
のN個のパルスの内のパルス幅の広いC個のパルス
0 +(N−C)xΔT、T0 +(N−C+1)xΔT、・・・、T0 +(N−1)xΔT
のパルスが検出されたものと考えることができる。
すなわちこの場合の、図5に示すパルス幅検出回路のパルス幅の閾値は、
0 +(N−C−1)xΔTとT0 +(N−C)xΔT
の間にあるとすることができ、通常は上記の中央値をもって閾値とすることにより、1回の測定でパルス幅検出回路の閾値を測定評価することができる。なおこの演算は、演算制御部7で行うことができる。
バラツキ等を含めてより詳細な評価を行う場合には、図2に示す測定評価試験信号2によりM回測定を行ったときのそれぞれの検出パルス数カウンタ6のカウント値をCi (i=1,2・・・M)とすると、Ci の度数分布を解析することにより、図5に示すパルス幅検出回路の特性を次式により統計的に評価して求めることができる。この演算は演算制御部7で行うことができる。
Figure 2006184048
次に図1の構成において、パルス特性検出回路3の検出すべき特性がパルス波高値の場合の、図7に示す如きパルス波高値検出回路の特性の測定評価試験を行うときは、図3に示す如き、測定評価試験用信号を使用する。すなわち、パルス波高値が
0 ,V0 +ΔV、V0 +2xΔV、・・・、V0 +(N−1)xΔV
のN個のパルスからなる単一のパルス系列信号が測定評価試験用信号2として測定評価試験用信号発生器1より発生される。
最小パルス波高値V0 、最大パルス波高値V0 +(N−1)xΔV
およびそれぞれのパルス波高値の差ΔVは、従来の場合と同様に、測定評価試験すべき、図7に示す如き、パルス波高値検出回路の閾値の期待値および必要とする測定評価精度により決定される。
今、図3に示す測定評価試験用信号により測定を行ったときに検出パルス数カウンタ6のカウント値がCになったとすると、図7に示す如き、パルス波高値検出回路はある所定の閾値パルス波高値以上のパルスを検出するものと考えることができるため、図3に示す測定評価試験用信号に含まれるパルス波高値
0 ,V0 +ΔV、V0 +2xΔV、・・・、V0 +(N−1)xΔV
のN個のパルスの内のパルス波高値の大きなC個のパルス、
0 +(N−C)xΔV、V0 +(N−C+1)xΔV、・・・、V0 +(N−1)xΔV
のパルスが検出されたものと考えることができる。
すなわち、この場合の、図7に示すパルス波高値検出回路のパルス波高値の閾値は、
0 +(N−C−1)xΔVとV0 +(N−C)xΔV
の間にあるものとすることができ、通常は上記の中央値をもって閾値とすることにより、1回の測定で、図7に示すパルス波高値検出回路の閾値を測定評価することかできる。なおこの演算は、演算制御部7で行うことができる。
バラツキ等を含めより詳細な評価を行う場合には、図3に示す測定評価試験用信号によりM回測定を行ったときのそれぞれの検出パルス数カウンタ6のカウント値をCi (i=1,2・・・M)とすると、Ci の度数分布を解析することにより、図7に示すパルス波高値検出回路の特性を次式により統計的に評価して求めることができる。この演算は演算制御部7で行うことができる。
Figure 2006184048
本発明によるパルス特性検出回路とその特性の測定評価試験のための構成である。 本発明による構成のパルス幅検出回路の特性の測定評価の場合の測定評価試験用信号である。 本発明による構成のパルス波高値検出回路の特性の測定評価の場合の測定評価試験用信号である。 従来のパルス特性検出回路とその特性の測定評価試験のための構成である。

パルス幅検出回路である。 パルス幅検出回路の動作タイミングチャートである。 パルス波高値検出回路である。 パルス波高値検出回路の動作波形図である。 検出結果記憶部である。 検出結果記憶部の動作タイミングチャートである。 従来のパルス幅検出回路の測定評価試験用信号である。 従来のパルス波高値検出回路の測定評価試験用信号である。 従来のパルス特性検出回路の特性評価のための別の構成例である。
符号の説明
1 測定評価試験用信号発生器
2 測定評価試験用信号
3 パルス特性検出回路
4 パルス特性検出部
5 検出パルス
6 検出パルス数カウンタ
7 演算制御部
8 リセット信号
9 検出イネーブル信号
10 検出パルス数カウント出力
11 測定評価試験用信号発生器
12 測定評価試験用信号
13 パルス特性検出回路
14 パルス特性検出部
15 検出パルス
16 検出結果記憶部
17 演算制御部
18 リセット信号
19 検出イネーブル信号
20 検出結果出力
21 入力パルス信号
22 遅延素子
23 遅延素子出力
24 Dフリップフロップ
25 アナログコンパレータ
26 インバータ
27 インバータ
28 ナンド回路
29 ナンド回路
30 発生信号切替信号

Claims (2)

  1. 所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出回路において、
    所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出手段と、
    前記パルス特性検出手段が所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した検出信号をカウントする検出パルス数カウンタと、
    所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルス特性の閾値をはさむ複数の異なるパルス特性のパルス系列信号である測定評価試験用信号を出力する測定評価試験用信号発生手段を設け、
    前記測定評価試験用信号を前記パルス特性検出手段に入力し、パルス特性検出手段の出力した検出信号を前記検出パルス数カウンタで計数することにより閾値評価を可能とするパルス特性検出回路。
  2. 所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出するパルス特性検出手段と、
    前記パルス特性検出手段が所定のパルス幅以上あるいは所定のパルス波高値以上のパルスを検出した検出信号をカウントする検出パルス数カウンタと、
    所定のパルス幅以上のパルスあるいは所定のパルス波高値以上のパルス特性の閾値をはさむ複数の異なるパルス特性のパルス系列信号である測定評価試験用信号を出力する測定評価試験用信号発生手段を設け、
    前記測定評価試験用信号発生手段から、複数回測定評価試験用信号を出力して統計的解析することにより、パルス特性検出回路の特性を統計的に得ることを特徴とするパルス特性検出回路の測定評価試験方法。
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