JP2006180847A - 田植機の植付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】植付爪による苗の保持力を向上させるとともに、植付爪の耐久性を高めて、その先端の摩耗により必要となる植付爪の交換の頻度を減少させる。
【解決手段】植付爪ケース35に植付爪36を取り付けた植付け機構10を備える田植機1の植付装置5において、植付爪36を断面視「コ」字状に構成し、該植付爪36の先端部を二股に平行に分岐して、尖状に形成するとともに、二股の分岐部分52a付近を側面視で幅が最も大きくなるように構成した。
【選択図】図8

Description

本発明は、左右に往復動させる苗載台と、該苗載台から植付爪にて一株分の苗を切り出して植付ける苗植付け機構とを備え、連続的に田植作業を行う田植機の植付装置に関し、特に、苗を切り出す植付爪の構成に関する。
従来、田植機の植付装置において、ロータリー式苗植付け機構は、動力源から伝達された動力にて回転駆動される回転ケースを略水平横向きの軸線回りに回転するように配設し、該回転ケースの外周部に複数本の植付け軸を前記軸線と平行に各々軸支して、この各植付け軸に一対の植付爪を備えた植付爪ケースを当該植付爪が苗載台側に向かう姿勢で各々装着し、回転ケースの回転に伴って、該植付爪の先端が苗載台の下端と圃場面との間を上下に長い略楕円状の閉ループの軌跡を描くように植付爪ケースが回動するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−331953号公報
しかし、従来の田植機の植付装置において、前記ロータリー式苗植付け機構に備えられる植付爪は、一対の植付爪からなり、各々の基部を固定するブロックに被嵌させた断面「コ」字状の取付けブラケットとともにボルトで植付爪ケースに固定されていたため、その先端が摩耗するとすぐに交換しなければならず、メンテナンスに手間がかかるとともにコストが嵩むという問題があった。また、該植付爪の構成では部品点数が多くなるとともに、苗の保持力にも問題があった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、植付爪ケースに植付爪を取り付けた苗植付け機構を備える田植機の植付装置において、植付爪を断面視「コ」字状に構成し、該植付爪の先端部を二股に平行に分岐して、先端を尖状に形成するとともに、二股の分岐部分付近を側面視で幅が最も大きくなるように構成したものである。
請求項2においては、前記植付爪の基部に、該植付爪を植付爪ケースに取り付けるための取付孔を設け、該取付孔を植付爪の長手方向に延びる長孔としたものである。
請求項3においては、前記取付孔を植付爪の長手方向に複数並べて設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、保持部と保持部との間に苗を保持しやすくなり、植付爪の苗に対する保持力を向上させることができる。また、部品点数を削減することができ、植付爪の植付爪ケースへの取付作業が容易となるとともに、コストも低減することができる。さらに、植付爪の二股の分岐部分における強度を確保することができる。
請求項2においては、植付爪を取付孔の長手方向の幅内で摺動させて植付爪ケースの任意位置に取り付けることができるため、摩耗具合に応じて植付爪の先端を長手方向に移動させて最適な位置に保持することが可能となり、植付爪の使用期間を長くして、該植付爪の交換頻度を減少させることができる。つまり、植付爪の耐久性を高めることができる。したがって、メンテナンスの手間の軽減とコストの低減とを図ることができる。
請求項3においては、植付爪を正確な位置に位置決めして、確実に固定することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は乗用型田植機の側面図、図2は乗用型田植機の平面図、図3は図1における植付装置の要部拡大側面図、図4は図3のIV−IV視断面図、図5は図3のV−V視拡大断面図、図6は図5のVI−VI視拡大断面図、図7は植付爪ケース及び植付爪の斜視図、図8は植付爪の斜視図、図9は植付爪の正面図、図10は植付爪の背面図、図11は植付爪の左側面図、図12は植付爪の右側面図、図13は植付爪の平面図、図14は植付爪の底面図、図15は図9のVII−VII視断面図、図16は図11のVIII―VIII視断面図、図17は押し出し具の斜視図、図18は押し出し具の正面図、図19は押し出し具の背面図、図20は押し出し具の左側面図、図21は押し出し具の右側面図、図22は押し出し具の平面図、図23は押し出し具の底面図、図24は図18のIX−IX視断面図である。
本実施例では、本発明の植付装置を適用する乗用型田植機を8条植えの乗用型田植機として説明するが、該植付装置は8条植えの乗用型田植機に限らず他の条数用の乗用型や歩行型の田植機にも適用可能である。また、植付け機構はロータリー式について説明するが、クランク式にも適用可能である。図1、図2に示すように、田植機1には、左右一対の前輪と後輪にて支持された走行機体2と、該走行機体2の後部に昇降可能に装着された植付装置5とが備えられている。前記走行機体2には、操縦座席7が設けられるとともに、エンジン6や該エンジン6からの動力を適宜変速して前輪や後輪に伝達するための走行ミッション8が搭載され、該走行機体2が矢印Aで示す方向に適宜速度で前進走行するように構成されている。
前記植付装置5には、前記エンジン6から動力伝達される伝動ケース9と、該伝動ケース9に横方向に適宜の条間隔で並列に配設した8個のロータリー式苗植付け機構10と、左右往復移動するように後方下向き傾斜配設された苗載台11と、前記各苗植付け機構10の間において圃場面12の表面を滑走するように配設した複数個のフロート13とが備えられている。
前記伝動ケース9は、図4に示すように、前記エンジン6からの動力入力軸14を備えた第一ケース15と、該第一ケース15から横方向に延びるパイプ状の第二ケース16と、該第二ケース16から横方向に適宜間隔を隔てて後方に延びる四つの第三ケース17とから構成されている。
前記伝動ケース9においては、第一ケース15内に前記動力入力軸14から傘歯車機構21を介して動力を伝達される主動軸22に設けられる一方、第二ケースに伝達軸20が設けられ、該主動軸22と伝達軸20との間に動力伝達機構23が設けられて、主動軸22から伝達軸20へ動力が伝達可能とされている。またさらに、各第三ケース17の後端に駆動軸18が水平横向きに軸支され、該駆動軸18と第二ケースの伝達軸20との間に軸19が設けられて、伝達軸20から各駆動軸18へ動力が伝達可能とされている。
そして、前記駆動軸18の左右両端に苗植付け機構10取り付けられ、前記動力入力軸14から第一ケースの主動軸22、第二ケースの伝達軸20、第三ケース17の駆動軸18を介して苗植付け機構10に動力が伝達可能とされている。さらに、前記主動軸22からは図示しない苗載台横送り機構にも動力が伝達可能とされている。
また、前記走行機体2における走行ミッション8に、前記エンジン6から分岐した動力を入力する株間変速機構24が設けられるとともに、不等速変換ユニット25が取り付けられている。そして、前記株間変速機構24の出力軸26に前記不等速変換ユニット25における入力軸が連結され、該不等速変換ユニット25における出力軸に、前記植付装置5における動力入力軸14が、両端に自在軸継ぎ手を有する動力伝達軸29を介して連結されて、前記各苗植付け機構10における駆動軸18の回転速度が、前記株間変速機構24にて適宜変速可能とされている。
図4、図5に示すように、各苗植付け機構10においては、前記駆動軸18のうち前記第三ケース17から突出する両端に、側面視小判型の回転ケース30が着脱可能に固着され、駆動軸18により田植機1の側面視において矢印Bで示すように、反時計方向に回転(公転)するように構成されている。回転ケース30内における駆動軸18上に太陽歯車31が回転自在に被嵌されている。該太陽歯車31は、前記第三ケース17に対して連結部材32を介して回転不能に係止されている。
前記回転ケース30の外周部、つまり、左右両端部には、前記駆動軸18からの距離が等しい位置に、後述する押し出し具用の作動軸33が駆動軸18と平行に軸支されている。また、前記回転ケース30内における両作動軸33上には、中空状の植付け軸34が回転自在に被嵌されている。
植付け軸34及び作動軸33の各端部が回転ケース30の側面から外に突出され、各苗植付け軸34の突出端の各々に、アルミ合金等の軽合金にて上面に開放するように中空状にした植付爪ケースがボルト49にて取り付けられている。各植付爪ケース35の先端におけるボス部35aには、植付爪36が前記苗載台11に向かう姿勢位置で固着されている。また、各植付爪ケース35の中空部内に前記作動軸33の先端が突出され、その突出部分に押し出し作動用のカム37が固着されている。
また、前記各植付け軸34上に前記太陽歯車31と同歯数の遊星歯車38が嵌着されるとともに、前記回転ケース30内に前記太陽歯車31と前記遊星歯車38とに同時に噛合する中間歯車39が設けられて、歯車列機構が構成されている。そして、該歯車列機構により、前記回転ケース30が反時計方向の一回だけ公転するとき、前記各植付け軸34が時計方向に一回だけ自転するようにして、前記各植付爪ケース35が、その植付爪36が苗載台11に向かう姿勢を保持した状態で、前記苗載台11と圃場面12との間を往復動するように構成されている。
前記歯車列機構を構成する前記太陽歯車31や前記遊星歯車38、前記中間歯車39は、例えば特公昭63−20486号公報及び特開昭63−74413号公報等に記載されているように、偏芯歯車等の非円形歯車とされ、これにより前記各植付爪ケース35における植付爪36の先端が、図3に示すように、上下方向に長い楕円状閉ループの運動軌跡40を描くように構成されている。なお、前記植付爪36の先端が描く運動軌跡40は、田植え作業時には、図3に二点鎖線で示す曲線からなる運動軌跡40aとなる。
前記各植付爪ケース35におけるボス部35aには、押し出し具を構成する押し出し軸41が、前記植付爪36の長手方向と平行に延びる軸線方向に摺動自在に貫通するように設けられ、その下端に断面U字状にした押し出し片42が、前記植付爪36の後面に近接するように固定されている。前記押し出し軸41の上端は植付爪ケース35内に突出され、該押し出し軸41の上端に、前記植付爪ケース35内に上下方向に揺動回動するようにピン43にて枢着して成る押し出しレバー44の先端が、当該押し出しレバー44における下向き回動により前記押し出し軸41が植付爪36の先端部に向かう方向に前進動し、当該押し出しレバー44における上向き回動により前記押し出し軸41が植付爪36の先端部から根元部の方向に後退動するように、連結片45を介して連結されている。
また、前記植付爪ケース35内には、前記押し出しレバー44を下向き方向に付勢するばね手段46が設けられている。そして、前記押し出しレバー44の基端が、前記押し出し作動用カム37の外周面に接当されて、前記回転ケース30の回転に連動され、前記各植付爪ケース35における植付爪36の先端が回転ケース30の回転に伴ってその往復動のうち下降下限における下死点の近傍に来たとき、前記押し出しレバー44が前記ばね手段46の押庄付勢によって下向きに回動し、各植付爪ケース35が回転ケース30の回転に伴ってその往復動のうち下死点から上昇動するとき、前記押し出しレバー44が前記ばね手段46に抗して上向きに回動するように構成されている。
さらにまた、前記植付爪ケース35における底面板には、植付爪ケース35内に突出するボス部47が一体的に設けられ、該ボス部47内にゴム等の軟質弾性体48が着脱可能に装填されている。そして、軟質弾性体48の上面に、前記押し出しレバー44がその下向き回動の終端において接当するように構成されている。
この構成において、回転ケース30の矢印B方向への回転(公転)に伴って、その公転の回転角度と同じ回転角度だけ矢印B方向とは逆向きの方向に植付け軸34を中心として植付爪ケース35が自転するから、各植付爪ケース35は、その植付爪36が苗載台11の方向を向いた状態で上下方向に往復動するように旋回運動することになり、この旋回運動中において、苗載台11の上面に面する側において上から下に下降するとき、先端の植付爪36にて苗載台11上の苗マットから苗を一株だけ切り出したのち、この一株の苗を保持した状態で、その下降下限の下死点近傍において植付爪36の先端が圃場面12中に進入する。
このとき、前記植付爪ケース35内における押し出しレバー44が、ばね手段46のばね力にて下向きに回動することにより、押し出し片42が植付爪36の先端に向かって摺動するから、前記植付爪36の先端における一株の苗は、押し出されるようにして圃場面12に植付けられる。このようにして苗の根付けが終わると、前記押し出し片42が後退動すると同時に、植付爪36は、圃場面12より抜けるように上昇動する。
以上のような田植機1の植付装置5において、次に前記植付爪36について詳細に説明する。
図7から図16に示すように、前記植付爪36は板状部材の左右両側を折り曲げて下方を開放した断面視「コ」字状に構成したものであり、上板51と側板52とを備えて、上下方向に延設されている。植付爪36の上部、即ち基部においては、上板51に取付孔51aが設けられ、図6に示すように、該取付孔51aにボルト53を挿通して、上板51と植付爪ケース35のボス部35aとを締結することで、植付爪36が植付爪ケース35に取り付けられるように構成されている。
ここで、前記上板51の取付孔51aは植付爪36の長手方向(上下方向)に延びる長孔とされ、該取付孔51aにボルト53を挿通する位置を変更することで、上板51の植付爪ケース35のボス部35aに対する取付位置が変更可能とされている。つまり、植付爪36が植付爪ケース35に取付孔51aの長手方向の幅内で摺動可能に取り付けられている。
このように構成することにより、植付爪36を摺動させて植付爪ケース35の任意位置に取り付けることができるため、摩耗具合に応じて植付爪36の先端を長手方向に移動させて最適な位置に保持することが可能となり、一定期間は同一の植付爪を継続して利用することができ、従来に比べて植付爪36の交換頻度を減少させることができる。つまり、植付爪36の耐久性を高めることができる。したがって、植付爪36の使用期間を長くすることができ、メンテナンスの手間の軽減とコストの低減とを図ることができる。
また、前記上板51の取付孔51aは植付爪36の長手方向に複数並べて設けることもできる。本実施例では、上板51に二つの取付孔51a・51aが並設され、各取付孔51aにボルト53を挿通して、二箇所で上板51と植付爪ケース35のボス部35aとを締結することで、植付爪36が植付爪ケース35に固定されるように構成されている。こうして、植付爪36が正確な位置に位置決めされ、確実に固定可能とされている。
前記植付爪36の下部、即ち先端部においては、上板51が二股状に形成されて左右平行に分岐され、各上板51及び側板52で左右の保持部55・55が構成されている。各保持部55における側板52の先端は表側が後下がりに傾斜され、裏側が前下がりに傾斜されて、側面視で尖状に形成されている。そしてさらに、保持部55における上板51の先端がそれぞれ内側から左右外側に傾斜されて、平面視でも尖形状とされ、保持部55、つまり植付爪36の先端が尖るように構成されている。
また、前記植付爪36の長手方向中央部においては、側板52が上板51の二股への分岐部分52a付近で最も前後幅が大きくなるように形成され、植付爪36の強度の確保が図られている。
このように構成することにより、保持部55・55にて苗を保持しやすくなり、植付爪36の苗に対する保持力を向上させることができる。また、各植付爪ケースに対して一対の植付爪を固定する従来の構成に比べて部品点数を削減することができ、植付爪36の植付爪ケース35への取付作業が容易となるとともに、コストを低減することができる。
最後に、前記植付爪36における苗を押し出す押し出し具について詳細に説明する。
押し出し具は、前述のように押し出し軸41と、該押し出し軸41の先端に固定された押し出し片42とから構成され、植付爪ケース35に植付爪36の長手方向と平行に延びる軸線方向に摺動可能に支持されている。
図7、図17から図24に示すように、前記押し出し片42は、板状部材の左右両側を上方に折り曲げて断面視「U」字状に構成したものであり、押し出し軸41の先端から上下方向に延設されている。該押し出し片42の基部42aは、その前後幅(高さ)を先端部42bよりも小さく形成してできるだけ細くなるように構成され、押し出し軸41の植付爪36側、つまり、下端前面に溶接などで固定されている。
前記押し出し軸41下端前面の固定部は押し出し片42の板厚分削られて、押し出し片42の内前面と押し出し軸41の前面が略同じ高さとなるように形成されている。こうして、押し出し片42の内部側に詰まり等が生じることが防止されている。また、押し出し軸41下端後面は斜めに削られて傾斜部とされ、軽量化と水面や圃場面への突入時の抵抗が減少するように形成されている。
前記押し出し片42の先端部42bは、前面が植付爪36の後面に近接するように上下方向の辺を有して前方に突出するとともに、前後幅は基部42aに比べて大きく形成されている。こうして該先端部42bの下部の接触面42cは、基部42aに比べて大きくなって植付爪36の先端とともに苗を切り取った時に接触する下面の面積が大きくなるように構成されている。また、該押し出し片42の先端部42b後面は前方へ突出するように湾曲して形成され、図3に示す前記植付爪36の先端が圃場面に突入する時に描く運動軌跡40aに沿った曲面42dと略同形状に構成されて、圃場面12中に進入する苗押し出し時に大きな穴が穿たれることがなく、苗の植付姿勢が崩れないようにしている。
そして、前記植付爪36の先端における一株の苗が圃場面12に植付けられる際に、押し出し具のうち、押し出し片42のみが植付爪36とともに圃場面12中に進入するように押し出し軸41の長さが設定されている。これにより、植付爪36と押し出し片42とが圃場面12中に進入して形成される穴をできるだけ小さくすることができるとともに、押し出し片42と植付爪36の先端における苗との接触面積が大きくなり、該押し出し片42にて苗をしっかりと押し出して植え付けることができる。
また、前記押し出し片42の接触面42cはその植付爪36側端部が面取りされて、植付爪36の先端における苗との接触面積が更に大きくなり傷つけないように構成されている。したがって、押し出し片42が植付爪36の先端に向かって摺動する際に、植付爪36で苗を保持する時間を可及的に確保することが可能となり、押し出し片42による苗の保持力を向上させることができるとともに、苗の保持角を安定させることができる。
このとき、押し出し片42の接触面42cのうち、最も植付爪36側の部分は植付爪36の後面に対し略垂直面42eとなるように形成され、該押し出し片42と植付爪36との間が楔状にならないように構成されている。よって、押し出し片42が植付爪36に対し摺動する際に、押し出し片42と植付爪36との間に苗が挟み込まれるのを防止することができ、該押し出し片42にて植付爪36の先端における苗を圃場面12中へ確実に押し出すことができる。
こうして植付け機構が苗載台11に載置した苗マットから所定量の苗を切り取る時は、図6の二点鎖線で示すように、押し出し具は縮小位置にあり、押し出し片42の先端部42bが植付爪36の側板52・52の内側に位置される。このとき先端部42bの上側に分岐部分52aが位置し、その間に空間を設けて夾雑物等が挟み込まれないように構成されている。そして、苗を切り取ってから植付爪36と押し出し片42で苗の根部分を保持して圃場面12まで搬送する。圃場面12内に突入して植え付けるときには、押し出し具が伸長され、先端の接触面42cと植付爪36の先端が略同じ位置となり、植付爪36先端と押し出し片42先端が側面視で重なる部分はV字状の切欠状となって、苗の根部分が開放され易くされている。こうして移植後の苗の持ち上がりが防止されている。
乗用型田植機の側面図。 乗用型田植機の平面図。 図1における植付装置の要部拡大側面図。 図3のIV−IV視断面図。 図3のV−V視拡大断面図。 図5のVI−VI視拡大断面図。 植付爪ケース及び植付爪の斜視図。 植付爪の斜視図。 植付爪の正面図。 植付爪の背面図。 植付爪の左側面図。 植付爪の右側面図。 植付爪の平面図。 植付爪の底面図。 図9のVII −VII 視断面図。 図11のVIII―VIII視断面図。 押し出し具の斜視図。 押し出し具の正面図。 押し出し具の背面図。 押し出し具の左側面図。 押し出し具の右側面図。 押し出し具の平面図。 押し出し具の底面図。 図18のIX−IX視断面図。
符号の説明
1 田植機
5 植付装置
10 ロータリー式苗植付け機構
30 回転ケース
35 植付爪ケース
36 植付爪
51a 取付孔
52a 分岐部分

Claims (3)

  1. 植付爪ケースに植付爪を取り付けた苗植付け機構を備える田植機の植付装置において、植付爪を断面視「コ」字状に構成し、該植付爪の先端部を二股に平行に分岐して、先端を尖状に形成するとともに、二股の分岐部分付近を側面視で幅が最も大きくなるように構成したことを特徴とする田植機の植付装置。
  2. 前記植付爪の基部に、該植付爪を植付爪ケースに取り付けるための取付孔を設け、該取付孔を植付爪の長手方向に延びる長孔としたことを特徴とする請求項1に記載の田植機の植付装置。
  3. 前記取付孔を植付爪の長手方向に複数並べて設けたことを特徴とする請求項2に記載の田植機の植付装置。
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