JP2006180681A - 微細同軸ケーブルの端末加工方法及び微細同軸ケーブルの端末加工装置 - Google Patents

微細同軸ケーブルの端末加工方法及び微細同軸ケーブルの端末加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 微細同軸ケーブルの外部導体の一部を残しながら短時間で均一に除去することができる微細同軸ケーブルの端末加工方法及び微細同軸ケーブルの端末加工装置を提供すること。
【解決手段】 微細同軸ケーブル1の端末加工装置2は、平面状に所定の間隔で連接して並べられた複数本の微細同軸ケーブル1の連接方向に延びて配され、複数本の微細同軸ケーブル1のそれぞれの外部導体6の一部をZ方向(上下方向)から同時に挟持して、かつ、切り込みを入れる一対の刃部8、10と、一方の刃部8を固定する上台11と、他方の刃部10を固定する下台12と、上台11と下台12とを互いに上下方向に移動させる不図示の移動機構と、複数本の微細同軸ケーブル1を載置するとともに、これらをまとめて軸線方向に引き抜く不図示のスライド機構とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、パソコンの液晶ディスプレイ接続用や医療用超音波診断装置のセンサケーブル等に使用される、特に、微細の同軸ケーブルの外部導体を除去するための微細同軸ケーブルの端末加工方法及び微細同軸ケーブルの端末加工装置に関する。
従来、ノート型パソコンや医療用超音波診断装置などに使用される配線材は、主にフレキシブルプリント基板(FPC)が用いられてきた。近年、高画質化のために、画像信号の高速化が求められるようになり、これに対応するためにFPCに代わって微細同軸ケーブルが使用されるようになってきた。
このような微細同軸ケーブルの端末を加工するための方法や装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような装置にて、図4に示す微細同軸ケーブル100の端末加工を行う場合を図5から図7に示す。
図4に示すように、中心に中心導体101を有し、中心導体101の外側に絶縁体102を介して外部導体103が螺旋状に巻装され、さらにケーブル外皮104に覆われた微細同軸ケーブル100を、図5及び図6に示すように、複数本、架台106上に平面状に並べ、微細同軸ケーブル100の端末部の絶縁体102を露出させて固定台107にて把持する。そして、上段回転ブラシ108と下段回転ブラシ109とをケーブルの長手方向に回転させながら外部導体103に押し当てて、エアブロー装置110とバキューム装置111とを用いて図7に示すように外部導体103を絶縁体102から分離する。
こうして分離した外部導体103を間引いて束ねた際に接地線等に好適な外径となるように加工する。
しかしながら、上記従来の方法では、微細同軸ケーブル自体の剛性が小さい場合、エアブロー装置とバキューム装置とを用いる際にケーブルの露出部分が湾曲してしまい、所望の場所で所定量の外部導体を絶縁体から除去することができない問題がある。
また、外部導線をさらに所望の量に間引くための工程が別途必要になり処理方法が複雑となる。
特開2003−319524号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、微細同軸ケーブルの外部導体の一部を残しながら短時間で均一に除去することができる微細同軸ケーブルの端末加工方法及び微細同軸ケーブルの端末加工装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工方法は、中心導体の外側に絶縁体を介して外部導体を設け、更にその外側をケーブル外皮で被覆した複数本の微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、前記複数本の微細同軸ケーブルの各端末を平面状に連接して並べる工程と、上下一対からなる刃部にて前記外部導体を上下方向から同時に挟持して、かつ、少なくとも一部に切り込みを入れる工程と、前記複数本の微細同軸ケーブルを軸線方向に引き抜く工程とを備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工方法は、微細同軸ケーブルを複数本同時に一対の刃部にて挟持することによって、同時に複数の微細同軸ケーブルの外部導線の少なくとも一部に切り込みを入れ、これを軸線方向に引き抜くことによって切り込み部分から外部導線を切断することができ、切り込み部分から端末側の外部導線を微細同軸ケーブルから短時間で均一に取り除くことができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工方法は、前記微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、前記一対の刃部を閉じたときに、前記外部導体の少なくとも一部に切り込み可能に対向する互いの端面の間隔を調整する工程を備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工方法は、処理の際、微細同軸ケーブルの絶縁体の外径に合わせて一対の刃部における互いの間隔を調整することによって、外部導線の少なくとも一部に確実に切り込みを入れることができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工方法は、前記微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、前記一対の刃部の一方の刃部と他方の刃部とがそれぞれ対向する端面に、前記絶縁体の半径と略同一の半径を有する半円形状の刃体が前記微細同軸ケーブルのそれぞれに対向可能に配されていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工方法は、一対の刃部の刃体内に微細同軸ケーブルを収めて挟持することによって、少なくとも一部の外部導線を一度に切断することができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工方法は、前記微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、隣接する前記刃体の間に、前記端面に開口する凹部が配されていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工方法は、一対の刃部を閉じても凹部内の外部導線には刃体が当接しないので、この部分の外部導線の一部を切断せずに残すことができる。
本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置は、中心導体の外側に絶縁体を介して外部導体を設け、更にその外側をケーブル外皮で被覆した複数本の微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、平面状に連接して並べられた前記複数本の微細同軸ケーブルの連接方向に延びて配され、前記複数本の微細同軸ケーブルのそれぞれの外部導体を上下方向から同時に挟持して、かつ、少なくとも一部に切り込みを入れる一対の刃部を備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工装置は、微細同軸ケーブルを複数本同時に一対の刃部にて挟持することによって、同時に複数の微細同軸ケーブルの外部導線の少なくとも一部に切り込みを入れ、これを軸線方向に引き抜くことによって、切り込み部分から外部導線を切断することができ、切り込み部分から端末側を微細同軸ケーブルから取り除くことができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置は、前記微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、前記一対の刃部を閉じたときに互いに対向する端面の間隔を調整可能な位置決め部を備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工装置は、処理の際、微細同軸ケーブルの絶縁体の外径に合わせて一対の刃部における互いの間隔を位置決め部にて調整することによって、外部導線の少なくとも一部に確実に切り込みを入れることができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置は、前記微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、前記一対の刃部の一方の刃部と他方の刃部とがそれぞれ対向する端面に、前記絶縁体の半径と略同一の半径を有する半円形状の刃体が前記微細同軸ケーブルのそれぞれに対向可能に配されていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工装置は、一対の刃部の刃体内に微細同軸ケーブルを収めて挟持することによって、少なくとも一部の外部導線を一度に切断することができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置は、前記微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、隣接する前記刃体の間に、前記端面に開口する凹部が配されていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工装置は、一対の刃部を閉じても凹部内の外部導線には刃体が当接しないので、この部分の外部導線の一部を切断せずに残すことができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置は、前記微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、前記凹部が、互いの幅がそれぞれ異なる第一凹部と第二凹部とを備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工装置は、微細同軸ケーブルの載置位置によって、刃体と外部導体との接触長さを変えることができる。従って、第一凹部及び第二凹部の幅を調整することによって、刃体のそれぞれの端面が当接して切断する外部導体の切断量を調整することができる。
また、本発明に係る微細同軸ケーブルの端末加工方法は、前記微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、前記複数本の微細同軸ケーブルの各端末を平面状に連接して並べる工程の前に、前記微細同軸ケーブルの端末の前記ケーブル外皮を予め取り除く工程をさらに備えていることを特徴とする。
この微細同軸ケーブルの端末加工方法は、端末のケーブル外皮が予め取り除かれているので、ケーブル外皮の厚さが必ずしも均一でない場合であってもケーブル外皮の厚さを考慮する必要がなく、より確実に外部導体に切り込みを入れることができる。
本発明によれば、所望の量の外部導線のみを残す微細同軸ケーブルの端末処理を短時間で行うことができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る微細同軸ケーブル1の端末加工装置2は、中心導体3の外側に絶縁体5を介して外部導体6を設け、更にその外側をケーブル外皮7で被覆した複数本の微細同軸ケーブル1の端末加工装置であって、端末のケーブル外皮7がある状態で平面状に所定の間隔で連接して並べられた複数本の微細同軸ケーブル1の連接方向に延びて配され、各ケーブル外皮7を介して外部導体6をZ方向(上下方向)から同時に挟持して、かつ、各ケーブル外皮7と各外部導体6の一部とに切り込みを入れる一対の刃部8、10と、一方の刃部8を固定する上台11と、他方の刃部10を固定する下台12と、上台11と下台12とを互いに上下方向に移動させる不図示の移動機構と、複数本の微細同軸ケーブル1を載置するとともに、これらをまとめて軸線方向に引き抜く不図示のスライド機構とを備えている。
なお、各ケーブル外皮7を介しての外部導体6の挟持は、一対の刃部8、10によって同時に行ってもよいし、一方の刃部8を各ケーブル外皮7に当接してから他方の刃部10を各ケーブル外皮7に当接して行ってもよい。また、その後、各ケーブル外皮7と各外部導体6との一部を切り込むように切り込みを入れてもよい。
上台11の両端部11A、11Bには、一対の刃部8、10を閉じたときに互いに対向する端面8A、10Aの間隔を調整可能な位置決め部13が配されている。
この位置決め部13は、上台11への固定部15と、下台12との突当部16とを備えており、上台11からの突当部16の高さ調整により上記間隔を調整するものとされている。
一対の刃部8、10のそれぞれが対向する端面8A、10Aには、三角形状の刃体17が、微細同軸ケーブル1のそれぞれに対向可能にこれらの連接する間隔と同一間隔で配されている。
各刃体17は、位置決め部13の突当部16が下台12に当接されるまで上台11と下台12とを接近した際、刃体17と微細同軸ケーブル1の外部導体6とが当接する部分には切り込みを入れることができる一方、絶縁体5には当接しない大きさとされている。
次に、本実施形態に係る端末加工装置2による微細同軸ケーブル1の端末加工方法、及び、作用・効果について説明する。
本端末加工方法は、一対の刃部8、10を閉じたときに、外部導体6の少なくとも一部に切り込み可能に対向する互いの端面8A、10Aの間隔を位置決め部13にて調整する工程(S01)と、複数本の微細同軸ケーブル1の各端末のケーブル外皮7がある状態で複数本の微細同軸ケーブル1を不図示のスライド機構上に平面状に連接して並べる工程(S02)と、不図示の移動機構によって、上下一対からなる刃部8、10にて連接して並べた各ケーブル外皮7を介して外部導体6を上下方向から同時に挟持して、かつ、各ケーブル外皮7と各外部導体6との少なくとも一部に切り込みを入れる工程(S03)と、複数本の微細同軸ケーブル1をスライド機構によって軸線方向に引き抜く工程(S04)とを備えている。
まず、工程(S01)として、微細同軸ケーブル1を挟持した状態で一対の刃部8、10を閉じた際に、端面8A、10Aが所定の間隔となるように、位置決め部13を調整する。
次に、工程(S02)に移行し、他方の刃部10の刃体17内に位置するように各微細同軸ケーブル1を載置する。
そして、工程(S03)に移行し、位置決め部13の突当部16が下台12に当接するように、移動機構によって同一のタイミングにて上台11を降下させるとともに、下台12を上昇させる。
このとき、刃体17がケーブル外皮7を径方向外方から切り込むとともに、外部導体6の一部に径方向外方から切り込みを入れていく一方、刃体17に当接しない部分のケーブル外皮7と外部導体6とは切断されない状態で残される。
その後、工程(S04)に移行して、一対の刃部8、10を閉じたままの状態でスライド機構を操作して微細同軸ケーブル1を引き抜くことによって、切り込み部分からケーブル外皮7と外部導体6とを切断(分断)する。
こうして、切り込まれたケーブル外皮7を除去でき、また、切断されない状態の外部導体6は残されて一部の外部導体6を除去することができる。
この微細同軸ケーブル1の端末加工装置2及び端末加工方法によれば、ケーブル外皮7がある状態の微細同軸ケーブル1を複数本同時に一対の刃部8、10にて挟持することによって、同時に複数の微細同軸ケーブル1の外部導体6の一部に切り込みを入れ、これを軸線方向に引き抜くことによって、切り込みが入れられた外部導体6を軸線方向に引っ張って切断することができ、切り込み部分から端末側の外部導体6を微細同軸ケーブル1から取り除くことができる。
また、処理の際、微細同軸ケーブル1の絶縁体5の外径に合わせて一対の刃部8、10の互いの間隔を位置決め部13にて予め調整することによって、刃体17が当接する外部導体6に確実に切り込みを入れることができる。
次に、第2の実施形態について図3を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る微細同軸ケーブル1の端末加工装置20における一対の刃部21、22がそれぞれ有する刃体23が、絶縁体5の半径と略同一の半径を有する半円形状とされている点である。
また、一対の刃部21、22それぞれの隣接する刃体23の間には、それぞれの端面21A、22Aに開口する凹部25が配されている。
この凹部25は、端面21A、22Aからそれぞれ離間する方向に所定の幅で延びて形成されている。
この微細同軸ケーブル1の端末加工装置20による端末加工方法は、上記第1の実施形態と同様とされる。
この際、刃体23の形状が、上述のような半円形状とされているので、一対の刃部21、22の各刃体23内にケーブル外皮7がある状態の微細同軸ケーブル1を収めて挟持することによって、凹部25近傍以外のケーブル外皮7と外部導体6とには刃体23を均一の力で均等に当接させて一度に切り込みを入れることができる。一方、一対の刃部21、22を閉じた状態でも、凹部25内に位置する外部導体6には刃体23が当接しないので、この部分の外部導体6を切断させずに残すことができる。
次に、第3の実施形態について図8及び図9を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る微細同軸ケーブル1の端末加工装置30における一対の刃部31、32に配される凹部33が、互いの幅がそれぞれ異なる第一凹部33Aと第二凹部33Bとを備えているとした点である。
本実施形態に係る端末加工装置30では、第一凹部33Aの幅よりも第二凹部33Bの幅のほうが大きく形成されている。従って、第一凹部33Aのみに挟まれる刃体35の端面35Aと、第一凹部33A及び第二凹部33Bに挟まれる刃体35の端面35Bとが互いに異なる長さとなっている。なお、第一凹部33A及び第二凹部33Bの幅は、外部導体6の必要量によって決められる。
また、一対の刃部内の第一凹部33A及び第二凹部33Bの数や配置は変更することができる。例えば、図9に示すように、第一凹部33Aのみに挟まれる刃体36の端面36Aと、第一凹部33A及び第二凹部33Bに挟まれる刃体36の端面36Bと、第二凹部33Bのみに挟まれる刃体36の端面36Cとが異なる長さになるような配置を有する一対の刃部37、38としても構わない。
この微細同軸ケーブル1の端末加工装置30によれば、微細同軸ケーブル1の載置位置によって、刃体35と外部導体6との接触長さを変えることができる。従って、第一凹部33A及び第二凹部33Bの幅を調整することによって、刃体35のそれぞれの端面が当接して切断する外部導体6の切断量を調整することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、刃体の形状を三角形状、半円形状としているが、形状はこれに限らず、外部導体6を切り込み可能なその他の多角形形状でも構わない。
また、下台12に微細同軸ケーブル1を載置する際に、一対の刃部とケーブル端との距離を調整することによって、ケーブル外皮7の端部から所望の長さ以降の部分では外部導体6をすべて残存させることができる。
さらに、上記実施形態では、複数本の微細同軸ケーブル1は端末のケーブル外皮7がある状態で平面状に連接して並べたが、これに限らず、微細同軸ケーブルの端末のケーブル外皮7が予め取り除かれた状態で平面状に並べ、露出した外部導体6の一部をZ方向(上下方向)から挟持して、かつ、外部導体6の一部に切り込みを入れるようにして端末加工を行ってもよい。
この場合、微細同軸ケーブル1の端末のケーブル外皮7が予め取り除かれているので、ケーブル外皮7の厚さが必ずしも均一でない微細同軸ケーブルであっても、ケーブル外皮7の厚さを考慮する必要がなく、より確実に外部導体6に切り込みを入れることができる。
また、上記実施形態では、一対の刃部に対して微細同軸ケーブル1を引き抜くものとしているが、微細同軸ケーブル1に対して一対の刃部を押し出すようにしてもよい。即ち、一対の刃部と微細同軸ケーブルとを相対移動させればよい。
本発明の第1の実施形態に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置の概略を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置における動作状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置の概略を示す正面図である。 微細同軸ケーブルの構成を示す説明図である。 ケーブル外皮が除去された状態の微細同軸ケーブルを示す平面図である。 従来の微細同軸ケーブルの端末加工装置を示す概略側面図である。 外部導体を分離した状態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る微細同軸ケーブルの端末加工装置の概略を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る微細同軸ケーブルの他の例による端末加工装置の概略を示す正面図である。
符号の説明
1 微細同軸ケーブル
2、20、30 端末加工装置
3 中心導体
5 絶縁体
6 外部導体
7 ケーブル外皮
8、10、21、22、31、32、37、38 刃部
8A、10A、21A、22A、35A、35B、36A、36B、36C 端面
13 位置決め部
17、23、35、36 刃体
25、33 凹部

Claims (10)

  1. 中心導体の外側に絶縁体を介して外部導体を設け、更にその外側をケーブル外皮で被覆した複数本の微細同軸ケーブルの端末加工方法であって、
    前記複数本の微細同軸ケーブルの各端末を平面状に連接して並べる工程と、
    上下一対からなる刃部にて前記外部導体を上下方向から同時に挟持して、かつ、少なくとも一部に切り込みを入れる工程と、
    前記複数本の微細同軸ケーブルを軸線方向に引き抜く工程とを備えていることを特徴とする微細同軸ケーブルの端末加工方法。
  2. 前記一対の刃部を閉じたときに、前記外部導体の少なくとも一部に切り込み可能に対向する互いの端面の間隔を調整する工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載の微細同軸ケーブルの端末加工方法。
  3. 前記一対の刃部の一方の刃部と他方の刃部とがそれぞれ対向する端面に、前記絶縁体の半径と略同一の半径を有する半円形状の刃体が前記微細同軸ケーブルのそれぞれに対向可能に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の微細同軸ケーブルの端末加工方法。
  4. 隣接する前記刃体の間に、前記端面に開口する凹部が配されていることを特徴とする請求項3に記載の微細同軸ケーブルの端末加工方法。
  5. 中心導体の外側に絶縁体を介して外部導体を設け、更にその外側をケーブル外皮で被覆した複数本の微細同軸ケーブルの端末加工装置であって、
    平面状に連接して並べられた前記複数本の微細同軸ケーブルの連接方向に延びて配され、前記複数本の微細同軸ケーブルのそれぞれの外部導体を上下方向から同時に挟持して、かつ、少なくとも一部に切り込みを入れる一対の刃部を備えていることを特徴とする微細同軸ケーブルの端末加工装置。
  6. 前記一対の刃部を閉じたときに互いに対向する端面の間隔を調整可能な位置決め部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の微細同軸ケーブルの端末加工装置。
  7. 前記一対の刃部の一方の刃部と他方の刃部とがそれぞれ対向する端面に、前記絶縁体の半径と略同一の半径を有する半円形状の刃体が前記微細同軸ケーブルのそれぞれに対向可能に配されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の微細同軸ケーブルの端末加工装置。
  8. 隣接する前記刃体の間に、前記端面に開口する凹部が配されていることを特徴とする請求項7に記載の微細同軸ケーブルの端末加工装置。
  9. 前記凹部が、互いの幅がそれぞれ異なる第一凹部と第二凹部とを備えていることを特徴とする請求項8に記載の微細同軸ケーブルの端末加工装置。
  10. 前記複数本の微細同軸ケーブルの各端末を平面状に連接して並べる工程の前に、前記微細同軸ケーブルの端末の前記ケーブル外皮を予め取り除く工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の微細同軸ケーブルの端末加工方法。

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