JP2006180198A - デジタルアンプ搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LCローパスフィルタの影響によるLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性のずれを確実に補正することができる「デジタルアンプ搭載装置」を提供すること。
【解決手段】 デジタル波形によって電力増幅を行うデジタルアンプ2と、このデジタルアンプ2の後段に配設され、前記デジタルアンプ2の出力をアナログ波形に変換して出力するLCローパスフィルタ5と、前記デジタルアンプ2の前段に配設され、前記LCローパスフィルタ5の後段における前記デジタルアンプ2の出力の周波数特性および位相特性が、目標とする周波数特性および位相特性となるように適応処理を行う適応フィルタ10を備えたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルアンプ搭載装置に係り、特に、デジタルアンプの電力出力段における周波数特性および位相特性を補正するのに好適なデジタルアンプ搭載装置に関する。
近年、オーディオ機器等の分野においては、デジタルアンプと称されるPWM(Pulse Width Modulation)波形で電力増幅を行うアンプが急速に普及してきている。
このデジタルアンプは、小型・軽量・高効率と数多くの利点を有しているが、中でも、電力を消費する部分がアナログアンプと比べて非常に少ないことによって、高い電力増幅効率を実現することができることを最大の特徴としている。
一方で、デジタルアンプは、PWM波形で電力増幅まで行うため、デジタルアンプの後段側となる電力出力段にアナログのLCローパスフィルタを配設することによって、デジタルアンプから出力されたデジタル波形の信号をアナログ波形の信号に変換する必要がある。
特開2004−146868号公報
しかしながら、アナログのLCローパスフィルタは、急峻な周波数遮断特性を有しないため、デジタルアンプから出力される信号の高調波成分を除去してアナログ波形への変換を適切に行うためには、LCローパスフィルタの遮断周波数を小さくとることを余儀なくされていた。
そのため、LCローパスフィルタは、周波数(横軸)に対するゲイン(縦軸)の特性を示す周波数特性において、周波数が低い段階から周波数特性(ゲイン)をフラットにとることができなかった。
この結果、従来は、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性にずれが生じてしまうといった問題が生じていた。
さらに、LCローパスフィルタは、周波数(横軸)に対する位相(縦軸)の特性を示す位相特性において、遮断周波数における位相が、位相特性直線となる周波数における位相から大きくずれるといった基本特性を有している。
そのため、LCローパスフィルタは、十分に高い周波数まで直線位相特性を維持することができなかった。
この結果、従来は、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の位相特性にずれが生じてしまうといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、LCローパスフィルタの影響によるLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性のずれを確実に補正することができるデジタルアンプ搭載装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の特徴は、デジタル波形によって電力増幅を行うデジタルアンプと、このデジタルアンプの後段に配設され、前記デジタルアンプの出力をアナログ波形に変換して出力するLCローパスフィルタとを備えたデジタルアンプ搭載装置において、前記デジタルアンプの前段に配設され、前記LCローパスフィルタの後段における前記デジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性が、目標とする周波数特性および位相特性となるように適応処理を行う適応フィルタを備えた点にある。
そして、このような構成によれば、適応フィルタによる適応処理によって、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性を、目標とする周波数特性および位相特性にすることが可能となる。
また、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の特徴は、適応フィルタが、LCローパスフィルタの周波数特性と加算されることによって目標とする周波数特性となるような周波数特性と、前記LCローパスフィルタの位相特性と加算されることによって目標とする位相特性となるような位相特性とを有する点にある。
そして、このような構成によれば、適応フィルタの周波数特性とLCローパスフィルタの周波数特性とを加算することによって目標とする周波数特性を得ることが可能となるとともに、適応フィルタの位相特性とLCローパスフィルタの位相特性とを加算することによって目標とする位相特性を得ることが可能となる。
さらに、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の特徴は、目標とする周波数特性および位相特性を有する目標応答手段と、この目標応答手段の出力信号とLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力信号との誤差を監視し、この誤差のパワーが最小となるように適応フィルタの係数を逐次更新する適応アルゴリズムとを備えた点にある。
そして、このような構成によれば、適応アルゴリズムによって、適応フィルタの係数を、目標応答手段の出力信号とLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力信号との誤差のパワーを最小にするために好適な値に設定することが可能となる。
さらにまた、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の特徴は、適応アルゴリズムが、LMSアルゴリズムとされ、適応フィルタが、FIRフィルタとされている点にある。
そして、このような構成によれば、LMSアルゴリズムを用いたFIRフィルタによって、適応処理をさらに安価に行うことが可能となる。
また、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の特徴は、デジタルアンプが、音声情報についての電力増幅を行う点にある。
そして、このような構成によれば、音声情報についてのLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性を、目標とする周波数特性および位相特性にすることが可能となる。
本発明に係るデジタルアンプ搭載装置によれば、適応フィルタによる適応処理によって、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性を、目標とする周波数特性および位相特性にすることができる結果、LCローパスフィルタの影響によるLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性のずれを確実に補正することができる。
また、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置によれば、適応フィルタの周波数特性とLCローパスフィルタの周波数特性とを加算することによって目標とする周波数特性を得ることができるとともに、適応フィルタの位相特性とLCローパスフィルタの位相特性とを加算することによって目標とする位相特性を得ることができる結果、簡易な構成によって、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性のずれをさらに確実に補正することができる。
さらに、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置によれば、適応アルゴリズムによって、適応フィルタの係数を、目標応答手段の出力信号とLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力信号との誤差のパワーを最小にするために好適な値に設定することができる結果、適応フィルタによる適応処理をさらに高精度に行うことができ、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性のずれをさらに高精度に補正することができる。
さらにまた、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置によれば、LMSアルゴリズムを用いたFIRフィルタによって、適応処理をさらに安価に行うことができる結果、コストをさらに削減することができる。
また、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置によれば、音声情報についてのLCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性を、目標とする周波数特性および位相特性にすることができる結果、LCローパスフィルタの影響による音質の劣化を回避することができ、聴取品位に優れた音声を再生することができる。
以下、本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるデジタルアンプ搭載装置1は、デジタルアンプ2を有しており、このデジタルアンプ2には、入力端子3から音声情報を伝搬させるための音声信号が入力されるようになっている。
そして、デジタルアンプ2は、入力された音声信号を、デジタル波形としてのPWM(Pulse Width Modulation)波形によって電力増幅させて出力するようになっている。
なお、デジタルアンプ2に入力される音声信号は、アナログ波形の音声信号であってもよいし、また、PCM等によって符号化されたデジタル波形の音声信号であってもよい。
デジタルアンプ2の後段すなわち出力側となる電力出力段には、LCローパスフィルタ5が接続されており、このLCローパスフィルタ5には、デジタルアンプ2から出力された電力増幅後のデジタル波形の音声信号が入力されるようになっている。
そして、LCローパスフィルタ5は、入力された音声信号をアナログ波形の音声信号に変換して出力するようになっている。
LCローパスフィルタ5の出力側には、スピーカ6が接続されており、このスピーカ6には、LCローパスフィルタ5から出力された音声信号が入力されるようになっている。
そして、スピーカ6は、入力された音声信号を音声に変換して出力するようになっている。
ここで、従来のデジタルアンプ搭載装置の場合には、LCローパスフィルタの後段におけるデジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性にずれが生じることによって、スピーカから出力される音声の音質が劣化してしまうことがあった。
これに対し、本実施形態においては、電力出力段におけるLCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の周波数特性および位相特性のずれを確実に補正するための手段が講ぜられている。
すなわち、図1に示すように、入力端子3には、目標とする周波数特性および位相特性を有する目標応答手段としての目標応答部7が接続されており、この目標応答部7には、入力端子3側から音声信号が入力されるようになっている。
そして、目標応答部7は、入力された音声信号を、目標とする周波数特性および位相特性を有する音声信号に変換して出力するようになっている。
目標応答部7は、前記目標とする周波数特性および位相特性を有するローパスフィルタであってもよい。
LCローパスフィルタ5と目標応答部7との出力側には、比較部8が接続されており、この比較部8には、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力信号に相当するLCローパスフィルタ5から出力された音声信号と、目標応答部7から出力された音声信号とが入力されるようになっている。
そして、比較部8は、入力された両音声信号を比較して、両音声信号の誤差である誤差信号を出力するようになっている。
デジタルアンプ2の前段すなわち入力側には、適応フィルタとしてのFIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)10が接続されている。
FIRフィルタ10の入力側には、適応アルゴリズムとしてのLMS(Least Mean Square)アルゴリズムを備えたLMSアルゴリズム部11が接続されている。
LMSアルゴリズム部11の入力側には、比較部8が接続されており、この比較部8から出力された誤差信号が、LMSアルゴリズム部11に入力されるようになっている。
また、LMSアルゴリズム部11の入力側には、デジタルアンプ2とLCローパスフィルタ5との合成伝達特性を模擬した模擬フィルタ12が接続されており、この模擬フィルタ12の入力側には、入力端子3が接続されている。
模擬フィルタ12は、入力端子3から入力された音声信号を前記合成伝達特性を有する音声信号に変換してLMSアルゴリズム部11に出力するようになっている。
そして、LMSアルゴリズム部11は、入力された誤差信号を常時監視し、この誤差信号と模擬フィルタ12から入力された音声信号とに基づいて、誤差信号のパワーが最小となるようにFIRフィルタ10の係数を逐次更新するようになっている。
これによって、FIRフィルタ10が、図2に示すように、LCローパスフィルタ5の周波数特性と加算されることによって目標とする周波数特性となるような周波数特性に設定されるとともに、図3に示すように、LCローパスフィルタ5の位相特性と加算されることによって目標とする位相特性となるような位相特性に設定されるようになっている。
そして、FIRフィルタ10が、図2の周波数特性および図3の位相特性に設定された状態で、音声信号を入力端子3からFIRフィルタ10に入力すると、この音声信号は、FIRフィルタ10、デジタルアンプ2およびLCローパスフィルタ5を経ることによって適応処理がなされ、LCローパスフィルタ5の後段において、目標とする周波数特性および位相特性を有するようになっている。
すなわち、本実施形態によれば、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力(音声信号)の周波数特性および位相特性を、FIRフィルタ10による適応処理によって目標とする周波数特性および位相特性にすることができるようになっている。
この結果、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の周波数特性および位相特性のずれを確実に補正することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
なお、本実施形態の作用を説明するにあっての便宜上、FIRフィルタ10は、初期状態においては目標とする周波数特性および位相特性を得ることができるフィルタの係数が設定されていない適応処理前の状態になっているものとする。
そして、初期状態から、入力端子3に音声信号を入力すると、この音声信号は、FIRフィルタ10、目標応答部7および模擬フィルタ12にそれぞれ入力される。
FIRフィルタ10に入力された音声信号は、FIRフィルタ10の適応処理前における周波数特性および位相特性を有する音声信号に変換されて出力される。
次いで、FIRフィルタ10から出力された音声信号は、デジタルアンプ2に入力され、このデジタルアンプ2によって電力増幅されて出力される。
次いで、デジタルアンプ2から出力された電力増幅後の音声信号は、LCローパスフィルタ5に入力される。
次いで、LCローパスフィルタ5に入力された音声信号は、FIRフィルタ10の適応処理前における周波数特性とLCローパスフィルタ5の周波数特性とが加算された周波数特性と、FIRフィルタ10の適応処理前における位相特性とLCローパスフィルタ5の位相特性とが加算された位相特性とを有する音声信号に変換されて出力される。
そして、LCローパスフィルタ5から出力された音声信号は、スピーカ6および比較部8に入力される。
スピーカ6は、LCローパスフィルタ5側から入力された音声信号を音声に変換して出力する。
このとき、スピーカ6から出力される音声は、未だに適応処理がなされていないので、LCローパスフィルタ5の影響によって音質が劣化している虞がある。
次に、FIRフィルタ10による適応処理の工程に移行する。
すなわち、目標応答部7に入力された音声信号は、目標とする周波数特性および位相特性を有する音声信号に変換されて出力される。
そして、目標応答部から出力された音声信号は、比較部8に入力される。
模擬フィルタ12に入力された音声信号は、模擬フィルタ12によってデジタルアンプ2とLCローパスフィルタ5との合成伝達特性を有する音声信号に変換されて出力される。
そして、模擬フィルタ12から出力された音声信号は、LMSアルゴリズム部11に入力される。
次いで、比較部8は、目標応答部7側から入力された音声信号と、LCローパスフィルタ5側から入力された音声信号とを比較して、両音声信号の誤差を示す誤差信号を出力する。
そして、比較部8から出力された誤差信号は、LMSアルゴリズム部11に入力される。
次いで、LMSアルゴリズム部11は、LMSアルゴリズムを用いて誤差信号を常時監視し、この誤差信号と、模擬フィルタ12側から入力された音声信号とに基づいて、誤差信号のパワーが最小となるようにFIRフィルタ10の係数を逐次更新する。
これにより、FIRフィルタ10の周波数特性が、図2に示すような周波数特性に設定されるとともに、位相特性が、図3に示すような位相特性に設定される。
次いで、図2、図3のようにFIRフィルタ10の周波数特性および位相特性が設定された状態で、入力端子3からFIRフィルタ10に音声信号を入力すると、この音声信号は、FIRフィルタ10によって図2の周波数特性および図3の位相特性を有する音声信号に変換され、続いて、デジタルアンプ2による電力増幅を経た後にLCローパスフィルタ5に入力される。
そして、LCローパスフィルタ5においては、図2に示すように、FIRフィルタ10の周波数特性にLCローパスフィルタ5の周波数特性が加算されることによって、目標とする周波数特性が得られ、さらに、図3に示すように、FIRフィルタ10の位相特性にLCローパスフィルタ5の周波数特性が加算されることによって目標とする位相特性が得られる。
ここで、図2に示すように、目標とする周波数特性は、LCローパスフィルタ5の周波数特性に比べて高い周波数まで周波数特性(ゲイン)をフラットにとることができる。
また、図3に示すように、目標とする位相特性は、LCローパスフィルタ5の位相特性に比べて高い周波数まで直線位相特性を維持することができる。
これにより、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の周波数特性および位相特性が、FIRフィルタ10による適応処理によって、適応処理前における周波数特性および位相特性から、適応処理後における目標とする周波数特性および位相特性へと補正される。
そして、このように、目標とする周波数特性および位相特性となった音声信号をスピーカ6によって音声に変換すると、音質の劣化が少ない聴取品位に優れた音声を再生することができる。
したがって、本実施形態によれば、LMSアルゴリズム部11によって誤差信号を監視しながらFIRフィルタ10の係数を逐次更新して適応処理を行うことによって、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の周波数特性および位相特性の補正を確実かつ高精度に行うことができ、さらに、コストを削減することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、適応フィルタとしてコスト的に優れたFIRフィルタ10を用いているが、必要に応じて他の適応フィルタを用いてもよい。
また、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の周波数特性がフラットな特性を維持することができる周波数については、コンセプトに応じて種々の値を設定することができる。例えば、20kHzまではフラットな周波数特性を維持することができるように適応フィルタ10の適応処理を行うようにしてもよい。
さらに、LCローパスフィルタ5の後段におけるデジタルアンプ2の出力の位相特性が直線位相特性を維持することができる周波数についても、種々の値を設定することができる。例えば、20kHzまでは直線位相特性を維持することができるように適応フィルタ10の適応処理を行うようにしてもよい。
本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の実施形態を示すブロック図 本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の実施形態において、LCローパスフィルタの周波数特性およびFIRフィルタの周波数特性ならびに両周波数特性が加算されることによって得られる目標とする周波数特性を示す図 本発明に係るデジタルアンプ搭載装置の実施形態において、LCローパスフィルタの位相特性およびFIRフィルタの位相特性ならびに両位相特性が加算されることによって得られる目標とする位相特性を示す図
符号の説明
1 デジタルアンプ搭載装置
2 デジタルアンプ
5 LCローパスフィルタ
7 目標応答部
10 FIRフィルタ
11 LMSアルゴリズム部

Claims (5)

  1. デジタル波形によって電力増幅を行うデジタルアンプと、
    このデジタルアンプの後段に配設され、前記デジタルアンプの出力をアナログ波形に変換して出力するLCローパスフィルタとを備えたデジタルアンプ搭載装置において、
    前記デジタルアンプの前段に配設され、前記LCローパスフィルタの後段における前記デジタルアンプの出力の周波数特性および位相特性が、目標とする周波数特性および位相特性となるように適応処理を行う適応フィルタを備えたこと
    を特徴とするデジタルアンプ搭載装置。
  2. 前記適応フィルタが、
    前記LCローパスフィルタの周波数特性と加算されることによって前記目標とする周波数特性となるような周波数特性と、
    前記LCローパスフィルタの位相特性と加算されることによって前記目標とする位相特性となるような位相特性と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルアンプ搭載装置。
  3. 前記目標とする周波数特性および位相特性を有する目標応答手段と、
    この目標応答手段の出力信号と前記LCローパスフィルタの後段における前記デジタルアンプの出力信号との誤差を監視し、この誤差のパワーが最小となるように前記適応フィルタの係数を逐次更新する適応アルゴリズムと
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタルアンプ搭載装置。
  4. 前記適応アルゴリズムが、LMSアルゴリズムとされ、前記適応フィルタが、FIRフィルタとされていることを特徴とする請求項3に記載のデジタルアンプ搭載装置。
  5. 前記デジタルアンプが、音声情報についての電力増幅を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のデジタルアンプ搭載装置。
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