JP2006180194A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 VCOのF−V特性が温度や製造プロセスのばらつきにより変動した場合にも所望の周波数で発振できるようにVCOの制御電圧を適切な値に制御する。
【解決手段】 参照周波数Frefを有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧をVCO21の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダ15に与えて分周して第1の信号を出力する位相同期ループ回路PLL11と、制御信号を生成してVCO21に与える制御部CT21とを備え、VCO21は、入力端子と出力端子との間にコイル及び可変容量が並列に接続され、さらに入力端子と出力端子との間に可変容量に並列に、複数の容量をスイッチにより選択的に接続する構成を有し、このスイッチは制御信号によりオン/オフが制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数シンセサイザに係わり、特に位相同期ループ回路(Phase Locked Loop、以下PLLという)を有するものに関する。
電圧制御発振回路(Voltage Controlled Oscillator、以下VCOという)を所定周波数で発振させるために、PLLが用いられている。
PLLは、その周波数Fと制御電圧Vctrlとの関係を示すF−V曲線の傾きKV、即ちゲインが小さいと、広い周波数範囲に渡って発振させることができない。
また、一般にF−V曲線では温度や製造条件等によってばらつきが生じる。このため、所望の周波数あるいは周波数範囲で発振させることができない場合があった。
さらに、傾きKVが小さいと、PLLがロックするまでに要するロックアップタイムが長くなるという問題があった。
一方で、傾きKVを大きくとるとPLLの安定性が劣化するという問題があった。さらに、傾きKVを大きくしようとすると、消費電流や装置面積の増加を招くこととなる。従って、従来は傾きKVを大きくするにも問題があった。
また、傾きKVは制御電圧Vctrlに依存する。制御電圧Vctrlが異なると、発振周波数Fが異なり傾きKVも異なる。このため、所望の制御電圧Vctrlの範囲で発振可能な周波数範囲が狭いという問題があった。
以下に、従来の周波数シンセサイザを開示する文献名を記載する。
特開2002−280901号公報 米国特許第6,323,736号公報 米国特許第6,388,536号公報
本発明は上記事情に鑑み、VCOのF−V特性が温度や製造プロセスのばらつき等により変動した場合にも所望の周波数で発振できるようにVCOの制御電圧を適性な値に制御することが可能なPLLを含む周波数シンセサイザを提供することを目的とする。
本発明の一態様による周波数シンセサイザは、
参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号を分周比を設定することが可能なデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部とを備え、
前記電圧制御発振回路は、
前記入力端子と前記出力端子との間にコイルと可変容量とが並列に接続され、さらに、前記入力端子と前記出力端子との間に前記可変容量に対して並列に、複数の容量のいずれかをスイッチにより選択的に接続する構成を有し、
前記スイッチは、前記制御信号によりオン/オフが制御されることを特徴とする。
また、本発明の一態様による周波数シンセサイザは、
参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部と、
参照電圧を与えられ、前記電圧制御発振回路に与えられる前記制御電圧と前記参照電圧とを比較し、電圧比較結果を前記制御部に与える電圧比較部と、
を備え、
前記制御部は、この電圧比較結果に基づいて、前記制御電圧と前記参照電圧とが一致するように前記制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与えることを特徴とする。
さらに、本発明の一態様による周波数シンセサイザは、
参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部と、
前記制御電圧に替えて、外部から与えられた参照電圧を前記電圧制御発振回路に与える電圧切り替えスイッチと、
前記参照電圧を与えられた前記電圧制御発振回路から出力された前記第2の信号を、前記デバイダが分周して出力した前記第1の信号と、前記参照信号とを与えられ、前記参照周波数と前記第1の周波数とをそれぞれ計測して計測値を出力するカウンタと、
前記カウンタから出力された計測値に基づいて、前記参照周波数と前記第1の周波数とを比較して周波数比較結果を前記制御部に出力する周波数比較部と、
を備え、
前記制御部は、前記電圧制御発振回路が前記参照電圧を与えられたときに出力した前記第2の信号を、前記デバイダが分周して出力した前記第1の信号が有する前記第1の周波数が、前記参照周波数と一致するように、前記制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与えることを特徴とする。
本発明の周波数シンセサイザによれば、温度等によりVCOのF−V特性が変動した場合にも所望の周波数で発振できるように、VCOの制御電圧を制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施の形態
比較例としてのPLLの構成を、図2に示す。
分周比N(N>0)を有するデバイダ15で分周された周波数Fdivを有する信号の位相と、システム全体を制御する図示されていないCPU等から与えられる参照周波数Frefを有する信号の位相とを位相比較器(Phase Detector、以下PDという)11が比較する。これにより、参照周波数Frefに対する周波数Fdivの位相差を比較結果として出力する。
この比較結果に基づいて、チャージポンプ(Charge Pump、以下CPという)12が出力端子の充放電を行い、比較結果に基づいた制御電圧Vctrlを出力する。この出力端子と接地端子との間には、ループの安定性を保証するループフィルタ13が設けられている。
VCO14がCP12から出力された制御電圧Vctrlを与えられ、この電圧に基づいた発振周波数Fvcoを出力する。
デバイダ15がこの発振周波数Fvcoを分周比N(N>0)で分周し、周波数Fdiv(=Fvco/N)を出力する。
これにより、発振周波数Fvco/Nが参照周波数Frefに一致した状態でロックする。
尚、VCO14は図3に示すように、制御電圧Vctrlにより容量が変わる可変容量Cvと、トランジスタの寄生容量や配線容量等、VCO14に寄生する寄生容量を合計した寄生容量Cpと、コイルLとが並列に接続されたLC発振回路LC14を内蔵している。
この場合の発振周波数Fvcoは、以下のようである。
Fvco=1/(2π・(L・(Cv+Cp))1/2 ) (1)
寄生容量Cpが可変容量Cvに対して大きいと、可変容量Cvを調整した場合にも全体の発振周波数Fvcoをあまり変化させることができなくなる。即ち、広い周波数範囲に渡って発振することができなくなる。
このような比較例によるPLLの発振周波数Fvcoと制御電圧Vctrlとの関係を示すF−V曲線は、図4に示されるようである。上述したように、F−V曲線は温度や製造プロセス条件等のばらつきによって変動する。
また、図5に示されるように、F−V曲線の傾きKV1あるいはKV2は制御電圧Vctrlに依存し、傾きKV1のように大きいとループが不安定になり、傾きKV2のように小さいとPLLのロックアップタイムが長いといった問題があり、所望の傾きKVでVCO14が発振する周波数範囲は狭い。
これに対し、本実施の形態による周波数シンセサイザは、図1に示される構成を備えている。比較例による周波数シンセサイザとVCO21の構成が異なり、さらにVCO21に後述するスイッチのオン/オフを制御する制御信号を与える制御部CT21が付加されている。この制御部CT21には、図示されていないCPU等から指令信号を与えられる。
VCO21は、図6に示されるように、LC発振回路として、通常のLC発振回路LC21に加えてその両端に、直列に接続された容量C1及びスイッチSW1、直列に接続された容量C2及びスイッチSW2、直列に接続された容量C3及びスイッチSW3、…、直列に接続された容量Cn(nは2以上の整数)及びスイッチSWnが並列に接続された構成を備えている。
各スイッチSW1〜SWnは、制御部CT21からの制御信号によってそのオン/オフを制御される。
あるいは、VCO21は図7に示されたような構成を備えている。
通常のLC発振回路LC21に加えて、一方の端子と接地端子との間において、直列に接続された容量C1L及びスイッチSW1L、直列に接続された容量C2L及びスイッチSW2L、直列に接続された容量C3L及びスイッチSW3L、…、直列に接続された容量CnL及びスイッチSWnLが並列に接続された構成、及び他方の端子と接地端子との間において、直列に接続された容量C1R及びスイッチSW1R、直列に接続された容量C2R及びスイッチSW2R、直列に接続された容量C3R及びスイッチSW3R、…、直列に接続された容量CnR及びスイッチSWnRが並列に接続された構成を備えている。
各スイッチSW1L〜SWnL、SW1R〜SWnRは、制御部CT31からの制御信号によってそのオン/オフを制御される。尚、スイッチSWjL(1≦j≦n)がオンするときはスイッチSWjRもオンし、スイッチSWjLがオフであるときはスイッチSWjRもオフという関係にある。
ここで、2Cn=CnR=CnLのとき、図6と図7にそれぞれ示されたVCOの発振回路は等価である。
ここで、スイッチのオン/オフの設定により、可変容量Cvにいずれの容量を付加させるかを示す値をトリミング値とする。
ここで、各容量C1L〜CnL、C1R〜CnRを、図8に示されたように、MOSトランジスタあるいはMISトランジスタにおけるゲートと、ソース及びドレインを短絡した端子との間に存在するゲート容量TC1L〜TCnL、TC1R〜TCnRに置き換えてもよい。同様に、図6に示された構成における容量C1〜Cnとして、MOSトランジスタあるいはMISトランジスタにおけるゲートと、ソース及びドレインを短絡した端子との間に存在するゲート容量を用いてもよい。
ここで、例えば図6に示された容量C1〜Cnの間に、以下の関係が成立する場合には、より広い周波数範囲に渡って発振させることが可能となる。
C2=2・C1、C3=2・C2、C4=2・C3、… (2)
即ち、Cj=2・Cj−1 (3)
但し、0≦j≦nとする。
さらに、容量C1〜Cnが全く付加されない場合の容量をS0、容量C1のみが付加される場合の容量をS1、容量C1、C2が付加される場合の容量をS2、…、容量C1〜Cnが全て付加される場合の容量をSnとすると、
S1=2・C1
S2=2・C2+2・C1

Sn=2n−1・Cn+2n−2・Cn-1+…+2・C2+2・C1 (4)
図3に示されたLC発振回路LC14を含む比較例によるVCO14を用いた場合は付加容量が全く存在しないS=0に相当し、制御電圧Vctrlで可変容量Cvの容量を変えることによってのみ発振周波数Fvcoを変えることができる。
この場合のF−V曲線は、図9における曲線S=0に相当し、この場合の発振可能な周波数範囲は限られる。そして、図10において例えばF−V曲線L1で示されたように、1本のF−V曲線しか得られない。従って、例えば周波数2.40GHzから2.48GHzの範囲で発振させたいとき、1.05Vから1.45Vまでの0.4Vにわたって制御電圧Vctrlを可変にする必要があり、傾きKVも制御電圧が1.05Vと1.45Vでは大きく異なっている。
これに対し、本実施の形態では図9に示されたように、可変容量Cvを調整するだけでなく、この容量に並列に、図6に示された容量C1〜Cn、あるいは図7に示された容量C1L〜CnL、容量C1R〜CnR、あるいはまた図8に示された容量TC1L〜TCnL、TC1R〜TCnRを選択的に加算することで、例えば上述した3通りの付加容量S1〜S3を選択することにより、発振可能な周波数範囲が拡大される。
この結果、図10に示されたように、例えば4本の曲線L1〜L4で示されたように、複数のF−V曲線を得ることができる。
この結果、例えば周波数2.40GHzから2.48GHzの範囲で発振させたいとき、1.1Vから1.3Vまでの0.2Vという狭い範囲で制御電圧Vctrlを変えればよく、傾きKVもほぼ一定に保つことができる。
上述したように、発振周波数Fvcoを調整する際には、制御部CT21,CT31に指令信号を与えることで、制御部CT21から制御信号が出力されて、いずれのスイッチをオンして容量を可変容量Cvに加算するかが決定される。この制御部CT21,CT31は、ファームウェアで構成してもよく、あるいはソフトウェアにより制御されるように構成してもよい。
例えば、VCO21がプリスケータ及びカウンタを備えており、VCO21に与える制御信号が、mc(メインカウンタの値)、num(カウンタの分子)、den(カウンタの分母)、Fref(リファレンス周波数)で構成されている場合、VCO21から出力される発振周波数Foutは、
Fout=mc(1+num/den)*Fref (5)
で表される。
例として、Fret=13MHz、16.2MHz、19.2MHzの場合における、この式(5)を用いて得られる発振周波数Fvcoをそれぞれ図11(a)〜(c)に示す。ここで、可変容量Cvに付加可能な容量には3段階の容量C1〜C3が存在するものとする。図11(a)〜(c)において、(1)は全ての容量C1〜C3を付加した場合、(2)は2つの容量C1〜C2を付加した場合、(3)は1つの容量C1を付加した場合、(4)はいずれも容量C1〜C3も付加していない場合とする。
例えば、図11(a)における「(2)2つの容量C1〜C2を付加した場合」を例にとると、mc=188の2値化データが「10111100」であり、符合がプラス「1」又はマイナス「0」を示すnumの最上位ビットが「0」であり、最小周波数が「2438MGz」、最大周波数が「2444MGz」、周波数範囲が「19MHz」である。
以上のように、本実施の形態によれば、狭い範囲の制御電圧Vctrlを供給することで比較例より広い周波数範囲に渡って発振させることが可能である。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態による周波数シンセサイザについて、その構成を示した図12を用いて説明する。
図1に示された上記第1の実施の形態では、図示されていないCPU等から制御部CT21に指令信号が与えられ、これに基づいて制御信号がVCO21に与えられて、VCO21に内蔵されたスイッチSW1〜SWnのオン/オフが制御されて、例えば図6におけるいずれかの容量C1〜Cnが選択的に可変容量Cvに並列に付加される。
これに対し本実施の形態では、比較器COM41がCP12から出力されVCO21に与えられる制御電圧Vctrlと参照電圧Vref1とを比較し、その比較結果を制御部CT41に与える。制御部CT41は、この比較結果に基づいて制御信号をVCO21に与える。VCO21内において、内蔵するスイッチSW1〜SWnのオン/オフが制御信号により制御され、いずれかの容量C1〜Cnが選択的に可変容量Cvに並列に付加される。
本実施の形態によるF−V特性は、図13に示された手順に従い、取得することができる。
先ず、デバイダの分周比を設定する(ステップS1)。PLL21がロックするまで待つ(ステップS2)。ロックした状態で、制御電圧Vctrlと参照電圧Vref1とを比較する(ステップS3)。両者の差|Vctrl−Vref1|が所定値以内に収まっていない間は、制御部CT41からVCO21に与える制御信号を変える(ステップS4)。これにより、可変容量Cvの容量値の調整、及び/又は可変容量Cvに付加する容量C1〜Cnの数を調整する。
再びステップS2へ戻り、ロックした後、ステップS3において制御電圧Vctrlと参照電圧Vref1とを比較する。両者の差|Vctrl−Vref1|が所定値以内に収まると、ステップS5として調整作業を終了する。
この手順でフィードバック制御を行い、トリミング値を調整することにより、制御電圧Vctrlが所望の参照電圧Vref1に略一致した状態で、所望の参照周波数FrefでロックするようなF−V特性を実現することができる。
このようなフィードバック制御を行うことで、図14に示されるように、F−V曲線が制御開始時においてL11又はL13であったものがL12へ向かって収束していく。これにより、PLL21が参照周波数Frefにロックした状態で、制御電圧Vctrlが参照電圧Vref1と略一致するような所望のF−V特性を得ることができる。
次に、可変容量Cvにいずれの容量C1〜Cnを付加させるか、その処理の手順について図15を用いて述べる。
ここでは、3種類の容量C1〜C3が存在し、3ビットの制御信号により以下のように可変容量Cvへの付加を設定するものとする。
1)制御信号が「000」の場合:容量C1〜C3をいずれも付加しない。
2)制御信号が「001」の場合:容量C1のみ付加し、容量C2及びC3は付加しない。
3)制御信号が「010」の場合:容量C2のみ付加し、容量C1及びC3は付加しない。
4)制御信号が「011」の場合:容量C1及びC2を付加し、容量C3は付加しない。
5)制御信号が「100」の場合:容量C3のみ付加し、容量C1及びC2は付加しない。
6)制御信号が「101」の場合:容量C1及びC3のみ付加し、容量C2は付加しない。
7)制御信号が「110」の場合:容量C2及びC3を付加し、容量C1は付加しない。
8)制御信号が「111」の場合:容量C1〜C3を全て付加する。
上記1)〜8)のうち、先ず略中央の5)制御信号が「100」の場合、即ち「容量C3のみ付加し、容量C1及びC2は付加しない。」を選択する。
この段階で参照周波数Frefでロックしない場合、参照電圧Vref1>制御電圧Vctrlか、あるいは参照電圧Vref1<制御電圧Vctrlであるかを判断する。
参照電圧Vref1>制御電圧Vctrlである場合、実線の矢印のように、5)と8)との略中央である6)制御信号「110」、即ち「容量C2及びC3を付加し、容量C1は付加しない。」を選択する。
参照電圧Vref1<制御電圧Vctrlである場合、点線の矢印のように、1)と5)との略中央である3)制御信号「010」、即ち「容量C2を付加し、容量C1及びC3は付加しない。」を選択する。
このように、逐次比較方式に従って、3ビットの制御信号を用いて3種類の容量C1〜C3の付加の有無を制御する場合は、3回の比較ループが必要である。
同様に、4種類の容量C1〜C5の付加の有無を、逐次比較方式に従い4ビットの制御信号を用いて制御する場合は、4回の比較ループが必要となる。
n種類の容量C1〜Cnの付加の有無を、逐次比較方式に従いnビットの制御信号を用いて制御する場合は、n回の比較ループが必要となる。
ここで、図16の矢印に示されたように、可変容量Cvに付加する容量Cが増えるに従い、F−V曲線はL41からL42へと変化する。
本実施の形態によれば、デバイダの分周比を与えてロックするときの制御電圧Vctrlを測定し、この制御電圧Vctrlが所望の参照電圧Vref1に一致するようにVCO21におけるトリミング値を制御することで、所望の参照電圧を与えてVCO21を所望の周波数で発振させることができる。
(3)第3の実施の形態
本発明の第3の実施の形態による周波数シンセサイザについて、その構成を示した図17を用いて説明する。
本実施の形態は、PD11、CP12、ループフィルタ13、VCO21、デバイダ15、CP12の出力端子又は基準電圧Vref2とループフィルタ13の入力端子との接続を切り替える電圧切り替えスイッチSW100を有するPLL31と、さらにカウンタCTR51、比較器COM51、制御部CT51を備えている。
電圧切り替えスイッチSW100によりチャージポンプCP12の出力端子をループフィルタ13の入力端子に接続してPLL31が通常動作を開始する前に、チャージポンプCP12の出力端子とループフィルタ13の入力端子との間を分離してオープンループにする。そして、ループフィルタ13の入力端子に基準電圧Vref2を入力し、ループフィルタ13を介してVCO21に制御電圧Vctrlを与える。VCO21から出力される発振周波数をFvcoとする。
この発振周波数Fvcoを直接計数できることが望ましいが、通常は周波数が高すぎて計数が不可能な場合が多い。そこで、デバイダ15により分周した周波数をカウンタCTR51により測定する。
デバイダ15の分周比をN(N>1)、デバイダ15からの出力周波数をFdivとすると、以下の関係式が成立する。
Fvco=N*Fdiv (6)
Fdivを計数する際には、参照周波数FrefをカウンタCTR51に入力する。カウンタCTR51は、参照周波数Frefとデバイダ15で分周された周波数Fdivとを同時に時点t=0から数え始めて、参照Frefのカウント値が所定値Crefに到達した時点でカウント終了とする。
このときの周波数Fdivのカウント値をCdivとすると、
Fdiv≒Fref*Cdiv/Cref (7)
となる。
ここで≒としたのは、カウント値Cdivは整数であるが、カウントを始める時点及び終了する時点において周波数Frefと周波数Fdivの位相がそろうとは限らないことにある。
上記(6)及び(7)式を用いて周波数Fvcoを求め、このときの制御電圧Vctrlを明らかにすることにより、F−V特性を求めることができる。
ある制御電圧Vctrlにおいて発振周波数Fvcoが参照周波数FrefのN倍に略一致するようなF−V特性を得たい場合、
N=Fvco/Fref (8)
が成立するようにデバイダ15の分周比Nを設定する。
そして、図18に示された次のような手順に従い、トリミング値の設定を行う。
参照電圧Vref2を設定する(ステップS11)。参照周波数FrefをK(Kは1以上の整数)回カウントする間、周波数Fdivをカウントする(ステップS12)。周波数Fdivと参照周波数Frefとを比較する(ステップS13)。
比較した結果、周波数Fdivのカウント値と参照周波数Frefのカウント値との差が所定値を越えている場合は、トリミング値を変更し(ステップS14)、ステップS12へ戻る。周波数Fdivのカウント値と参照周波数Frefのカウント値との差が所定値以下である場合は、ステップS15として終了する。
図19に示されたように、可変容量Cvに付加する容量C1〜Cnが大きくなるに従い、周波数F−制御電圧Vctrlとの間の曲線がL51からL52、L52からL53へと変化する。これに従い、設定したある参照電圧Vref2における発振周波数Fvcoが変化していき、発振周波数Fvcoを分周比Nで割った周波数Fdivが参照周波数Frefに略一致する時点でロックさせることができる。
本実施の形態によれば、外部から参照電圧Vref2を与え、このときのVCO21からの発振周波数Fvcoをデバイダ15により分周した周波数Fdivの測定を行う。具体的には、カウンタCTR51を用いて、参照周波数Frefを所定数だけカウントする時間において、周波数Fdivをカウントする。そして、比較器COM51において、同一時間における参照周波数Frefのカウント値と周波数Fdivのカウント値とを比較し、両者の差が所定値以下に収まるようなトリミング値に設定するよう制御を行う。これにより、所望の参照電圧Vref2に制御電圧Vctrlを略一致させた状態で、所望の周波数で発振させることができるようにトリミング値を設定することができる。
ところで、上述したように、カウントを始める時点及び終了する時点において、周波数Frefと周波数Fdivの位相がそろうとは限らない。より詳細には、参照周波数Frefに基づいてデバイダ15から出力された周波数Fdivをカウントするとき、参照周波数FrefがCref回数えられたときにデバイダ15からの周波数Fdivのカウントを終了するわけであるが、デバイダ15からの出力と参照周波数Frefの信号とは位相が同期していないので、位相の関係によってデバイダ15の出力周波数Fdivのカウント数が変わる。このため、カウンタCTR51による周波数Fdivの計数には、誤差が存在する。
図20に、デバイダ15の出力周波数Frefの位相によるカウント数の相違を示す。
参照周波数Frefの立ち上がりからカウントを開始し、Cref回数えるまでのカウント時間(=Cref/Fref)において、同じ周波数Fdivを有するが位相が異なる位相1、位相2を想定する。位相1は位相2よりも最初の波形の立ち上がりが遅くなる関係で、位相1のカウント数m(mは1以上の整数)は位相2のカウント数m+1よりも小さくなる。
言い換えると、異なる周波数であっても、位相によっては同じカウント数でカウントされる可能性があることになる。
具体的に、どの程度の周波数範囲において、同じカウント数になる可能性があるかについて、図21を用いて説明する。
(a)デバイダ15の出力周波数FdivがF1(F1>Fref)であって、カウント開始時及び終了時において波形の立ち上がりが丁度カウントされない場合
(b)出力周波数Fdivが参照周波数Frefと一致し、カウント開始時において波形の立ち上がりがカウントされず、終了時においてカウントされる場合
(c)出力周波数FdivがF2(F2<Fref)であって、カウント開始時及び終了時において波形の立ち上がりが丁度カウントされる場合
ここで、(a)〜(c)はいずれもカウント数CdivがK(Kは1以上の整数)個であるとする。
このように、周波数Fdivが以下の関係にある場合に、同一のカウント数となる可能性がある。
(K−1)/T<Fdiv<(K+1)/T (9)
但し、Tはカウント時間であり、T=Cref/Frefの関係にある。
(9)式より、誤差の最大幅は2/Tとなる。
この周波数範囲2/Tに渡って、同じカウント数になる可能性が有る。このような測定誤差が発生し得るカウンタCTR51を用いて周波数調整を行う場合、周波数の調整ステップと誤差の幅2/Tの周波数範囲との間には、以下の関係が成立することが望ましい。
周波数の調整ステップ>2/T (10)
即ち、調整したい周波数ステップを設定することにより、必要なカウント時間Tを決定することができる。
ここで、図22に示されたように、測定すべき周波数Fを識別できる範囲、言い換えれば最大誤差の範囲2/Tが、周波数の調整ステップより大きい場合は、参照周波数Frefに一致するように調整しようとしても、図示されたaの周波数あるいはcの周波数に調整される可能性がある。
一方、図23に示されたように、最大誤差の範囲2/Tが、周波数の調整ステップより小さい場合は、a、b、cの周波数のうち最も参照周波数Frefに近いbの周波数に調整され得ることになる。
このように、最大誤差の範囲2/Tが調整可能な周波数ステップより小さい方が高い精度が得られるので望ましいことになる。
例えば、デバイダ15の分周比Nを200、参照周波数Frefを20MHz、調整したい周波数ステップを10MHzとすると、分周された周波数Fdivは10MHz/200=50KHzのステップで調整する必要がある。よって、50KHz>2/Tより、T>40μsecであることが望ましい。
(4)第4の実施の形態
本発明の第4の実施の形態による周波数シンセサイザについて説明する。
VCOを例えばCMOS回路を用いて構成すると、温度によって発振周波数が変動する。例えば、図24に示されたように、F−V曲線が温度上昇に従って、L21からL22へ、L22からL23へと変化する。
ここで、温度変化にかかわらず参照電圧Vrefを一定とした場合、低温のときのF−V曲線L21では所望の周波数2.48GHzでロックすることができる。しかし、温度が上昇し、F−V曲線がL22、L23と変化すると、この周波数2.48GHzでロックすることができなくなる。
このように、参照電圧Vrefを温度によらず一定値に固定すると、温度が変化したときに所望の周波数においてPLL21がロックできない事態を招く。
これに対し本実施の形態によれば、図25に示されたように、温度が上昇するに伴ってF−V曲線がL21からL22、L22からL23へというように変化した場合、この変化に応じて参照電圧VrefをそれぞれVref(LT)からVref(RT)へ、さらにVref(RT)からVref(HT)へというように変化させている。これにより、いずれの温度においても所望の周波数2.48GHzでロックすることができる。
具体的な構成としては、上記第2の実施の形態を変形した一例として、例えば図26に示されたように、温度に対応したF−V曲線をテーブル化した情報を予め記憶部17に格納しておく。センサ16によりVCO21の周囲温度を測定し、参照電圧設定部18においてこの温度に対応したF−V曲線に関する情報を取得する。この情報に基づき、所望の参照周波数Frefでロック可能な参照電圧Vref1を求めて、比較器COM41に出力する。この参照電圧Vref1に、VCO21へ与える制御電圧Vctrlが一致するようにフィ−ドバック制御を行う。
あるいは、上記第2の実施の形態を変形した他の例として、センサにより温度を測定することなく、例えば図27に示されたように、温度に応じて電流値あるいは電圧値が変化する特性を有するバンドギャップリファレンス回路19に参照電圧Vref1aを入力する。これにより、参照電圧Vref1aを温度に応じて変化させた参照電圧Vref1bにすることができる。
あるいは、上記第3の実施の形態を変形した一例として、例えば図28に示されたように、温度に対応したF−V曲線をテーブル化した情報を予め記憶部17に格納しておく。センサ16によりVCO21の周囲温度を測定し、参照電圧設定部18においてこの温度に対応したF−V曲線に関する情報を取得する。この情報に基づき、所望の参照周波数Frefでロック可能な参照電圧Vref2を求めて、電圧切り替えスイッチSW100、ループフィルタ13を介してVCO21に出力する。
あるいはまた、上記第3の実施の形態を変形した他の例として、センサにより温度を測定することなく、例えば図29に示されたように、温度に応じて電流値あるいは電圧値が変化する特性を有するバンドギャップリファレンス回路19に参照電圧Vref2aを入力する。これにより、参照電圧Vref2aを温度に応じて変化させた参照電圧Vref2bにすることができる。
(5)第5の実施の形態
本発明の第5の実施の形態による周波数シンセサイザについて説明する。
本実施の形態は、図17に示された上記第3の実施の形態、あるいは図28、図29に示された上記第4の実施の形態において、デバイダ15からの出力周波数Fdivのカウントに関するものである。
図30に示されたように、VCO21に制御電圧Vctrlが入力されて、発振周波数Fvcoが出力され、分周比Nのデバイダ15により分周されて周波数Fdivが出力される。
ここで、デバイダ15が高周波デバイダ15aと低周波デバイダ15bとで構成される場合がある。デバイダ15全体の分周比をNとし、高周波デバイダ15aの分周比をH、低周波デバイダ15bの分周比をLとすると、
N=H×L (11)
という関係が成立する。
高周波デバイダ15aに発振周波数Fvcoが入力されて分周比Hで分周され、周波数Fhの信号が出力される。この信号が低周波デバイダ15bに入力されて分周比Lで分周され、最終的な周波数Fdivを有する信号が出力される。
このような場合、低周波デバイダ15bから出力された最も低い周波数FdivをカウンタCTR51によりカウントするのではなく、高周波デバイダ15aから出力されたより高周波の周波数Fhをカウントすることで、測定精度の向上、あるいは測定時間の短縮を図ることができる。
低周波デバイダ15bからの最終的な出力Fdivをカウントする場合と比較すると、カウンタCTR51によりカウントする数値がL倍に増加する。
また、カウンタCTR51が、異なる周波数でありながら同一のカウント値を計測する周波数範囲は、(9)式を用いて説明したように2/T(カウント時間)であり、この誤差の値は変わらない。
しかし、分周比が異なるため、以下に説明するように高周波デバイダ15aからの出力を計測した方が、調整に必要な作業時間を短縮することができる。
例えば、デバイダ15全体の分周比Nが200、高周波デバイダ15aの分周比Hが8、低周波デバイダ15bの分周比Lが25、参照周波数Frefが20MHz、調整したい周波数ステップが10MHzであるとする。
高周波デバイダ15で分周された周波数Fhは、10MHz/8=1.25MHzより、1.25MHzのステップで調整すればよいことになる。
よって、上記(9)式より、1.25MHz>2/Tとなるため、T>1.6μsecとなる。
これに対し、最終的に低周波デバイダ15bからの出力周波数Fdivを計測する場合には、上記第3の実施の形態において述べたように、10MHz/200=50kHzより、50kHzのステップで調整する必要がある。
よって、50kMHz>2/Tとなり、T>40μsecであることが要求される。
従って、高周波デバイダ15aからの出力を計測した方が、低周波デバイダ15bからの出力を計測するよりも25倍高速に処理することが可能である。
上述した実施の形態はいずれも一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、図6〜図8に示されたLC発振回路の構成はそれぞれ一例であり、発明の技術的範囲内で様々に変形することができる。
本発明の第1の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を示す回路図。 比較例による周波数シンセサイザの構成を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおけるLC発振回路の構成を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおけるF−V曲線の温度や製造ばらつきによる変動を示すグラフ。 同F−V曲線の傾きを示すグラフ。 上記第1の実施の形態による周波数シンセサイザにおけるLC発振回路の構成の一例を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおけるLC発振回路の構成の他の例を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおけるLC発振回路の構成のさらに他の例を示す回路図。 比較例及び上記第1の実施の形態における発振可能な周波数範囲を示すグラフ。 同周波数シンセサイザにおけるF−V曲線を示すグラフ。 同周波数シンセサイザにおける指令信号と得られる周波数の範囲とを示す説明図。 本発明の第2の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおける周波数調整の手順を示したフロ−チャ−ト。 同周波数シンセサイザにおける周波数調整によるF−V特性の変化を示すグラフ。 同周波数シンセサイザにおける周波数調整の手順を示す説明図。 同周波数シンセサイザにおいて付加させる容量とF−V曲線との関係を示すグラフ。 本発明の第3の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を示す回路図。 同周波数シンセサイザにおける周波数調整の手順を示したフロ−チャ−ト。 同周波数シンセサイザにおける周波数調整によるF−V特性の変化を示すグラフ。 同周波数シンセサイザにおけるカウンタに存在する測定誤差を示すタイムチャ−ト。 同周波数シンセサイザにおけるカウンタに存在する測定誤差を示す説明図。 同周波数シンセサイザにおけるカウンタの測定誤差範囲と調整する際の周波数ステップとの一例を示すグラフ。 同周波数シンセサイザにおけるカウンタの測定誤差範囲と調整する際の周波数ステップとの他の例を示すグラフ。 制御電圧を温度によらず一定にしたときのF−V特性の温度による変化を示すグラフ。 上記第2の実施の形態による周波数シンセサイザにおいて温度により参照電圧を変えたときのF−V特性を示すグラフ。 本発明の第4の実施の形態として、上記第2の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を変形した一例を示す回路図。 本発明の第4の実施の形態として、上記第2の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を変形した他の例を示す回路図。 本発明の第4の実施の形態として、上記第3の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を変形した一例を示す回路図。 本発明の第4の実施の形態として、上記第3の実施の形態による周波数シンセサイザの構成を変形した他の例を示す回路図。 本発明の第5の実施の形態による周波数シンセサイザに含まれるデバイダの構成の一例を示すブロック図。
符号の説明
11 位相比較器PD
12 チャ−ジポンプCP
13 ル−プフィルタ
15 デバイダ
21 電圧制御発振器VCO
PLL11、PLL21、PLL31 フェ−ズロックドル−プ回路
CT21、CT31、CT41、CT51 制御部
LC14、LC21、LC31 LC発振器
COM41、COM51 比較器
CTR51 カウンタ
L コイル
Cv 可変容量
C1〜Cn、C1L〜CnL、C1R〜CnR、T1L〜TnL、T1R〜TnR 容量
SW1〜SWn、SW1L〜SWnL、SW1R〜SWnR スイッチ
SW100 電圧切り替えスイッチ

Claims (5)

  1. 参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
    制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部とを備え、
    前記電圧制御発振回路は、
    前記入力端子と前記出力端子との間にコイルと可変容量とが並列に接続され、さらに、前記入力端子と前記出力端子との間に前記可変容量に対して並列に、複数の容量のいずれかをスイッチにより選択的に接続する構成を有し、
    前記スイッチは、前記制御信号によりオン/オフが制御されることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 前記電圧制御発振回路は、
    前記入力端子と前記出力端子との間に、
    両端が直列に接続された前記コイルと、
    両端が直列に接続された前記可変容量と、
    前記複数の容量、前記スイッチとして、
    第1の容量及び第1のスイッチが直列に接続された第1の容量部と、
    第2の容量及び第2のスイッチが直列に接続された第2の容量部と、

    第n(nは2以上の整数)の容量及び第nのスイッチが直列に接続された第nの容量部と、
    が相互に並列に接続された構成を有し、
    前記第1、第2、…、第nのスイッチは、前記制御信号によりオン/オフが制御されることを特徴とする請求項1記載の周波数シンセサイザ。
  3. 前記第1、第2、…、第nの容量は、それぞれ、MISトランジスタにおけるゲート端子と、ソース及びドレインが短絡接続された端子との間に存在するゲート容量により構成されていることを特徴とする請求項2記載の周波数シンセサイザ。
  4. 参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
    制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部と、
    参照電圧を与えられ、前記電圧制御発振回路に与えられる前記制御電圧と前記参照電圧とを比較し、電圧比較結果を前記制御部に与える電圧比較部と、
    を備え、
    前記制御部は、この電圧比較結果に基づいて、前記制御電圧と前記参照電圧とが一致するように前記制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与えることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  5. 参照周波数を有する参照信号と第1の周波数を有する第1の信号とを与えられて位相を比較し、この位相比較結果に基づいた制御電圧を電圧制御発振回路の入力端子に与えて発振周波数を有する第2の信号を生成して出力端子から出力し、この第2の信号をデバイダに与えて分周して前記第1の信号を出力する位相同期ループ回路と、
    制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与える制御部と、
    前記制御電圧に替えて、外部から与えられた参照電圧を前記電圧制御発振回路に与える電圧切り替えスイッチと、
    前記参照電圧を与えられた前記電圧制御発振回路から出力された前記第2の信号を、前記デバイダが分周して出力した前記第1の信号と、前記参照信号とを与えられ、前記参照周波数と前記第1の周波数とをそれぞれ計測して計測値を出力するカウンタと、
    前記カウンタから出力された計測値に基づいて、前記参照周波数と前記第1の周波数とを比較して周波数比較結果を前記制御部に出力する周波数比較部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電圧制御発振回路が前記参照電圧を与えられたときに出力した前記第2の信号を、前記デバイダが分周して出力した前記第1の信号が有する前記第1の周波数が、前記参照周波数と一致するように、前記制御信号を生成して前記電圧制御発振回路に与えることを特徴とする周波数シンセサイザ。
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