JP2006180024A - 複周波数共用コンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 高低2つの周波数帯の高周波信号を周波数変換する際に、高い周波数帯の高周波信号の周波数変換に利用する局部発振信号の周波数を低く押さえる。
【解決手段】 Ku帯の高周波信号が第1入力部2に入力され、Ka帯の高周波信号が第2入力部4に入力される。Ku帯の高周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。Ka帯の高周波信号が周波数変換器22において、第1中間周波信号よりも高い周波数帯の第2中間周波信号に周波数変換され、第2中間周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。
【選択図】 図1
【解決手段】 Ku帯の高周波信号が第1入力部2に入力され、Ka帯の高周波信号が第2入力部4に入力される。Ku帯の高周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。Ka帯の高周波信号が周波数変換器22において、第1中間周波信号よりも高い周波数帯の第2中間周波信号に周波数変換され、第2中間周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、異なる周波数帯の複数の高周波信号をそれぞれ他の周波数帯の高周波信号に、1台で周波数変換する複周波数共用コンバータに関する。
従来、上記のような複周波数共用コンバータには、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。この技術では、1基の通信衛星から送信された12.2GHz乃至12.73GHzの垂直偏波信号と、12.27GHz乃至12.75GHzの水平偏波信号と、別の通信衛星から送信された12.25GHz乃至12.73GHzの垂直偏波信号と、12.27GHz乃至12.75GHzの水平偏波信号とをそれぞれ受信し、各信号に対応して設けた周波数変換器によって1度の周波数変換によって1GHz帯の中間周波信号に周波数変換が行われる。
特許文献1の技術では、各垂直偏波信号及び水平偏波信号の周波数帯は、いわゆるKu帯である。近い将来、Ka帯と呼ばれる20GHz帯付近の周波数帯を利用した衛星通信または衛星放送が計画されている。この場合、Ka帯の高周波信号を1GHz帯の中間周波信号に周波数変換する必要がある。Ku帯の高周波信号の中間周波信号への周波数変換を行いつつ、Ka帯の高周波信号も、Ku帯の高周波信号と同様に1回の周波数変換において、上記中間周波信号に周波数変換するためには、局部発振信号の周波数を、Ku帯の周波数変換に使用する局部発振信号よりも高い周波数にする必要がある。この高い周波数の局部発振信号は、良好に周波数変換するために、安定度が高く、位相雑音特性が良好なものとする必要がある。そのため、Ku帯の局部発振信号発生器よりも部品に高精度のものを使用しなければならず、コストが高くなっていた。
本発明は、高低2つの周波数帯の高周波信号を周波数変換する際に、高い周波数帯の高周波信号の周波数変換に利用する局部発振信号の周波数を低く抑えて、コストを低下させることを目的とする。
本発明の一態様の複周波数共用コンバータでは、第1入力部に第1の周波数帯の高周波信号が入力される。第2入力部に第1の周波数帯よりも高い周波数帯である第2の周波数帯の高周波信号が入力される。第1及び第2の周波数帯の高周波信号は、例えば衛星から送信されることがある。1基の衛星から第1及び第2の周波数帯の高周波信号が送信されることもあれば、1基の衛星から第1の周波数帯の高周波信号が、別の1基の衛星から第2の周波数帯の高周波信号が送信されることもある。第1及び第2の入力部から高周波信号が周波数変換手段に供給される。周波数変換手段は、第1の周波数帯の高周波信号を第1局部発振信号を用いて第1中間周波信号に周波数変換し、第2の周波数帯の高周波信号を第1中間周波信号よりも高い周波数帯である第2中間周波信号に第2局部発振信号を用いて周波数変換した後に、第2中間周波信号を第1中間周波信号に第1局部発振信号を用いて周波数変換する
このように構成した場合、第2の周波数帯の高周波信号を第2中間周波信号に周波数変換する際に使用する局部発振信号の周波数は、第2の周波数帯の高周波信号を直接に第1中間周波信号に周波数変換する際に必要とされる局部発振信号の周波数よりも低くすることができる。従って、第2中間周波信号に周波数変換するための局部発振信号を発生する局部発振信号発生手段の部品には、高精度のものを使用しなくても安定度を高め、かつ位相雑音特性を良好にすることができる。また、第2中間周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する際には、第1局部発振信号を流用するので、コストを低減することができる。
前記周波数変換手段は、第2の周波数帯の高周波信号を第2中間周波信号に周波数変換する第1周波数変換手段と、第2中間周波信号と第1の周波数帯の高周波信号とを第1中間周波信号に周波数変換する第2周波数変換手段とを、具備するものとできる。このように構成すると、第2周波数変換手段を第2中間周波信号と第1の周波数帯の高周波信号とに共用することができ、コストを低減することができる。
これに加えて、第1及び第2周波数変換手段に同一の局部発振信号発生手段から同一周波数の局部発振信号を供給することもできる。この場合、局部発振信号発生手段も共用することができるので、更にコストを低減することができる。
前記周波数変換手段は、第2の周波数帯の高周波信号を第2中間周波信号に周波数変換する第1周波数変換手段と、第2中間周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する第3周波数変換手段と、第1の周波数帯の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する第4周波数変換手段と、第3及び第4周波数変換手段の出力信号を合成する合成手段とを、具備するものとできる。この場合、第1、第3及び第4の周波数変換手段に同一の局部発振信号発生手段から同一周波数の局部発振信号が供給されている。このように構成することによって、局部発振信号発生手段を各周波数変換手段に対して共用することができるので、コストを低減することができる。
第1の周波数帯の高周波信号は、異なる偏波を持つ第3及び第4の高周波信号からなり、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2の周波数帯の高周波信号は、第3の高周波信号と同一の偏波を持つ第5の高周波信号と、第4の高周波信号と同一の偏波を持つ第6の高周波信号とからなり、第2入力部は、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力するものとできる。偏波としては、例えば右旋、左旋の円偏波、垂直、水平の直線偏波が考えられる。第1入力部の第3高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第1入力部の第4高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第5高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第6高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、それぞれに高周波信号断続手段が設けられている。これら高周波信号断続手段のうち選択された1つのものが、対応する高周波信号を前記周波数変換手段に供給するように前記高周波信号断続手段が外部から供給される制御信号に従って切り換えられる。周波数変換手段の出力は、出力端子に供給される。
このように構成すると、第3乃至第6の高周波信号のうち選択されたものが、周波数変換手段で周波数変換されて出力される。なお、高周波信号断続手段の制御手段が設けられ、例えば出力端子に供給される制御信号に基づいて各高周波信号断続手段の制御が行われる。制御信号としては、例えば異なる値の直流電圧と、この直流電圧に対する重畳信号、例えばパルス信号またはトーン信号を使用することができる。
上記と同様に、第1入力部が、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2入力部が、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、高周波信号断続手段を設けた状態において、第3及び第5の高周波信号に対応する高周波信号断続手段が前記周波数変換手段に第3及び第5の高周波信号を供給する状態と、第4及び第6の高周波信号に対応する高周波信号断続手段が前記周波数変換手段に第4及び第6の高周波信号を供給する状態とに、高周波信号断続手段が外部から供給される制御信号に従って切り換えられるように構成することもできる。この場合、周波数変換手段から出力端子に出力信号が供給される。
このように構成すると、同一の偏波の第3及び第5の高周波信号を周波数変換したもの、または同一の偏波を持つ第4及び第6の高周波信号を周波数変換したもののいずれか選択されたものが出力端子に供給される。高周波信号断続手段の制御手段を設けることができ、出力端子に供給される制御信号に基づいて高周波信号断続手段を制御手段が制御する。高周波信号断続手段の制御信号としては、上述した異なる値の直流電圧と重畳信号例えばパルス信号またはトーン信号とを使用できる。
上記と同様に、第1の周波数帯の高周波信号は、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2入力部が、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力する状態において、第3乃至第6高周波信号が前記周波数変換手段において第1中間周波信号に周波数変換され、第1中間周波信号のうち第3及び第5高周波信号に対応するものが第1混合手段によって混合され、第1中間周波信号のうち第4及び第6高周波信号に対応するものが第2混合手段によって混合され、第1及び第2混合手段の混合出力のうち一方を選択して出力する選択手段を設けることもできる。
このように構成すると、同一の偏波の第3及び第5の高周波信号を周波数変換したもの、または同一の偏波を持つ第4及び第6の高周波信号を周波数変換したもののいずれか選択されたものが出力端子に供給される。高周波信号断続手段の制御は、例えば出力端子に供給される制御信号によって行える。
上記と同様に、第1入力部が、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2入力部が、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力する状態において、 第3乃至第6高周波信号が前記周波数変換手段において第1中間周波信号に周波数変換され、これら4つの第1中間周波信号のうち1つを選択して出力する選択手段を設けることもできる。
このように構成すると、第3乃至第6の高周波信号のうち所望のものを、周波数変換したものを出力することができる。この選択手段の制御には、例えば周波数変換手段の出力が供給される出力端子に外部から供給される制御信号、例えば値の異なる直流電圧とこれに重畳される重畳信号とが利用される。なお、出力端子を複数設け、各出力端子にそれぞれ独立して、所望のものを出力することもできる。
以上のように、本発明によれば、第2の周波数帯の高周波信号を第1中間周波信号よりも高い周波数帯の第2中間周波信号に周波数変換した後に、第1中間周波信号に周波数変換しているので、局部発振信号の周波数を低くすることができ、局部発振信号の安定度を高め、かつ位相雑音特性を良好に、低コストで行うことができる。
本発明の第1の実施形態の複周波数共用コンバータは、例えば通信衛星からの電波を受信するアンテナ、具体的にはパラボラアンテナの焦点位置付近に設けられた一次放射器に結合して使用されるものである。この複周波数共用コンバータは、第1及び第2の周波数帯、例えばKu帯(12.2GHz乃至12.7GHz)とKa帯(19.7GHz乃至20.2GHz)との第1及び第2の高周波信号を、例えば1GHz帯の第1中間周波信号に周波数変換する。第1の高周波信号は、異なる偏波、例えば右旋円偏波の第3の高周波信号と左旋円偏波の第4の高周波信号からなり、第2の高周波信号も、右旋円偏波の第5の高周波信号と左旋円偏波の第6の高周波信号とからなる。
この複周波数共用コンバータは、図1に示すように、1つの筐体内に第1の入力部2と第2の入力部4とを有している。第1の入力部2は、上述した一次放射器を介してKu帯の2偏波の高周波信号を受信し、プローブ2Rに第3の高周波信号を、プローブ2Lに第4の高周波信号をそれぞれ供給する。第2の入力部4は、上述した一次放射器を介してKa帯の2偏波の高周波信号を受信し、プローブ4Rに第5の高周波信号を、プローブ4Lに第6の高周波信号をそれぞれ供給する。
第1の入力部2のプローブ2Rからの第3の高周波信号は、高周波断続手段、例えばローノイズアンプ6Rにおいて増幅され、プローブ2Lからの第4の高周波信号は、高周波断続手段、例えばローノイズアンプ6Lにおいて増幅される。これらローノイズアンプ6R、6Lの出力信号は、ローノイズアンプ8によって増幅された後、フィルタ手段、例えばバンドパスフィルタ10を介して第1の周波数変換手段、例えば周波数変換器12に供給される。バンドパスフィルタ10は、第3及び第4の高周波信号のみを通過させるように通過帯域が選択されている。
周波数変換器12には、第1局部信号発生手段、例えば局部発振信号発生器14から第1の局部発振信号が供給されている。第1の局部発振信号の周波数は、例えば11.25GHzに設定されている。従って、周波数12.2GHz乃至12.7GHzの第3及び第4の高周波信号は、周波数が950MHz乃至1450MHzの第1中間周波信号に周波数変換される。
第2の入力部4のプローブ4Rからの第5の高周波信号は、高周波信号断続手段、例えばローノイズアンプ16Rにおいて増幅され、プローブ4Lからの第6の高周波信号は、高周波断続手段、例えばローノイズアンプ16Lにおいて増幅される。これらローノイズアンプ16R、16Lの出力信号は、ローノイズアンプ18によって増幅された後、フィルタ手段、例えばバンドパスフィルタ20によって不要な信号成分が除去された後に、第2の周波数変換手段、例えば周波数変換器22に供給される。バンドパスフィルタ20の通過帯域は、第5及び第6の高周波信号のみを通過させるように通過帯域が選択されている。
周波数変換器22には、第2の局部発振信号発生器24から第2局部発振信号が供給されている。第2の局部発振信号の周波数は、例えば7.5GHzに設定されている。従って、周波数が19.7GHz乃至20.2GHzである第5及び第6の高周波信号は、周波数が12.2GHz乃至12.7GHzの第2中間周波信号に周波数変換される。第2中間周波信号の周波数は、第1中間周波信号の周波数よりも高い。それによって、局部発振信号発生器24が発生する第2の局部発振信号の周波数は、例えばKa帯の高周波信号を直接に1GHz帯の第1中間周波信号に周波数変換するために必要な局部発振信号の周波数よりも格段に低く設定できる。また、この局部発振信号の周波数は、局部発振信号発生器14が発生する第1の局部発振信号の周波数よりも低く選択されている。
この第2中間周波信号は、ローノイズアンプ26によって増幅された後、周波数変換器12に供給され、局部発振信号発生器14からの11.25GHzの第1の局部発振信号によって950MHz乃至1450MHzの第1中間周波信号に周波数変換される。
このように、周波数変換器12と局部発振信号発生器14とは、Ku帯及びKa帯に共通に使用されている。周波数変換器12、22、局部発振信号発生器14、24とによって周波数変換手段が構成されている。
周波数変換器12の出力信号は、アンプ27で増幅された後、直流阻止コンデンサ28を介して出力端子30に供給される。出力端子30は、伝送線路、例えば同軸ケーブル(図示せず)を介して受信機(図示せず)に供給される。
ここで、周波数変換器12、22、局部発振信号発生器14、24、ローノイズアンプ6L、6R、8、16L、16R、18を全て同時に作動させると、第3乃至第6の高周波信号が全て第1中間周波信号に周波数変換され、第3乃至第6高周波信号に対応する各第1中間周波信号を分離することが不可能になる。
そこで、この実施形態では、第3及び第4高周波信号にも、第5及び第6高周波信号にも共通に使用される周波数変換器12、局部発振信号発生器14、アンプ27には、常に動作電源を供給し、動作させるが、例えば第5の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する際には、ローノイズアンプ16R、18、26、周波数変換器22、局部発振信号発生器24を作動させ、ローノイズアンプ6R、6L、8、16Lは作動させない。
また、第6の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する際には、ローノイズアンプ16L、18、26、周波数変換器22、局部発振信号発生器24を作動させ、ローノイズアンプ6R、6L、8、16Rは作動させない。
第3の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する際には、ローノイズアンプ6R、8は動作させるが、ローノイズアンプ6L、16R、16L、18、26、周波数変換器22、局部発振信号発生器24を作動させない。同様に第4の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する際には、ローノイズアンプ6L、8は動作させるが、ローノイズアンプ6R、16R、16L、18、26、周波数変換器22、局部発振信号発生器24を作動させない。
このような制御を行うために、出力端子30には、受信機から制御信号が供給されている。この制御信号は、例えば直流電圧と、重畳信号、例えばパルス信号とからなる。直流電圧は、第1及び第2の電圧、例えば+13V及び+18Vのうちいずれか一方の電圧となり、これにパルス信号が重畳されたり、非重畳であったりする。
出力端子30からの制御信号は、図2に示すように電源部32に供給される。制御信号に含まれる直流電圧は、電源回路34に供給され、その直流電圧が+13Vであっても+18Vであっても、この複周波数共用コンバータの各構成要素を動作させるために所要直流電圧に変換する。この所要直流電圧は、周波数変換器12、局部発振信号発生器14、アンプ27に常に供給される。
制御信号はコンデンサ36を介してパルス検波回路38に供給され、制御信号にパルス信号が含まれているか否かが判定される。パルス信号が含まれていると、Ka帯の第5及び第6の高周波信号のうち一方を変換すると判断され、ローノイズアンプ18、26、周波数変換器22、局部発振信号発生器24に電源回路34から所要直流電圧が供給され、これらが動作する。
更に、制御信号は電圧比較回路40に供給され、制御信号に含まれる直流電圧が+13Vであるか+18Vであるかが判定される。
+18Vであると判定されると、電源回路34から所要直流電圧がローノイズアンプ16Lに供給され、これが動作する。その結果、第6の高周波信号が周波数変換器22によって第2中間周波信号に周波数変換され、更に周波数変換器12によって第1中間周波信号に周波数変換される。
+13Vであると判定されると、電源回路34から所要直流電圧がローノイズアンプ16Rに供給され、これが動作する。その結果、第5の高周波信号が周波数変換器22によって第2中間周波信号に周波数変換され、更に周波数変換器12によって第1中間周波信号に周波数変換される。
出力端子30にパルス信号が供給されていないと、パルス検波回路38においてパルス信号が検出されず、Ku帯の第3及び第4の高周波信号のうち一方を変換すると判断され、電源回路34からローノイズアンプ8に所要直流電圧が供給され、ローノイズアンプ8が動作する。
更に、電圧比較回路40において+18Vであると判定されると、電源回路34から所要直流電圧がローノイズアンプ6Lに供給され、これが動作する。その結果、第4の高周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。
電圧比較回路40において+13Vであると判定されると、電源回路34から所要直流電圧がローノイズアンプ6Rに供給され、これが動作する。その結果、第3の高周波信号が周波数変換器12において第1中間周波信号に周波数変換される。
なお、この実施の形態では、パルス信号の有無によってKa帯とKu帯との切換を行い、電圧の相違によって偏波の切換を行ったが、逆に電圧の相違によってKa帯とKu帯との切換を行い、パルス信号の有無によって偏波の切換を行うこともできる。
第2の実施の形態を図3に示す。この実施の形態では、Ka帯として使用される周波数帯が第1の実施の形態よりも高く、例えば23.45乃至23.95GHzの場合に対応するものである。この場合、局部発振信号発生器24を省略し、局部発振信号発生器14が発生する11.25GHzの局部発振信号を周波数変換器22にも供給している。これによって第5及び第6の高周波信号を周波数変換した第2中間周波信号は、第1の実施の形態の場合と同様に12.20GHz乃至12.70GHzとなる。従って、第2中間周波信号を周波数変換器12と局部発振信号発生器14とによって第1中間周波信号に周波数変換できる。この場合、局部発振信号発生器が1台だけ設けられているので、2台の局部発振信号発生器を設けた場合に生じる局部発振信号の周波数の差によるスプリアス問題は生じない。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
第3の実施の形態を図4及び図5に示す。なお、第1の実施の形態と同等部分には同一符号を付してその説明を省略する。この実施の形態では、Ka帯として使用される周波数帯は、第1の実施の形態と同じく19.7〜20.2GHz帯である。この実施の形態では、出力端子30にKu帯及びKa帯の右旋円偏波である第3及び第5高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号を出力する状態と、Ku帯及びKa帯の左旋円偏波である第4及び第6高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号を出力する状態とに切り換えられるように構成したものである。即ち、同一偏波を持つ異なる周波数帯の高周波信号を周波数変換したものが、同時に出力端子30に生じる。
そのため、第1の実施の形態ではKa帯とKu帯とで共用していた周波数変換器12を、Ka帯用の周波数変換器12Kaと、Ku帯の周波数変換器12Kuとに分けて、周波数変換器12Kaはローノイズアンプ26の出力側に、周波数変換器12Kuは、バンドパスフィルタ10の出力側に設けられている。これら周波数変換器12Kaと12Kuとの出力信号が、混合器42で混合され、その混合出力が、Ka帯及びKu帯に共用に設けられているアンプ27に供給されている。なお、局部発振信号発生器14は、周波数変換器12Ka、12Kuに共用されている。
また、Ka帯またはKu帯において偏波の異なるものを別々に出力する必要がないので、制御信号としては、異なる値の直流電圧のみを使用している。そのため、図5に示すように電源部321から、パルス検波回路38が除去されている。なお、一定電圧の直流電圧を電源回路34に供給するために出力端子30に供給し、この電圧にパルス信号を重畳されているか否かによって偏波の切換を行ってもよい。この場合には、図2から電圧比較回路40が除去される。
なお、Ka帯とKu帯の同一偏波の高周波信号をそれぞれ第1中間周波信号に周波数変換したときに、それらの周波数が重ならないようにするために、局部発振信号発生器24からの第1局部発振信号の周波数は、6.85GHzに設定され、局部発振信号発生器12からの第2局部発振信号の周波数は、11.25GHzに設定されている。
この実施の形態では、ローノイズアンプ8、18、26、アンプ27、周波数変換器12Ka、12Ku、22、局部発振信号発生器14、24は、常に動作するように電源回路341から変換直流電圧が供給されている。
出力端子30に供給された直流電圧が+18Vであるか+13Vであるか電圧比較回路40において判定される。+18Vであると判定されると、ローノイズアンプ6L、16Lに所要直流電圧が電源回路34から供給され、これらが動作する。その結果、左旋円偏波である第4の高周波信号が周波数変換器12Kuにおいて950MHz乃至1450MHzの第1中間周波信号に周波数変換され、同じく左旋円偏波である第6の高周波信号が周波数変換器22において12.85GHz乃至13.35GHzの第2中間周波信号に周波数変換される。この第2中間周波信号はKa帯周波数変換器12Kaによって1600MHz乃至2100MHzの第1中間周波信号に周波数変換される。
これら2つの第1中間周波信号は、混合器42で混合された後、アンプ27で増幅され、出力端子30に供給される。
出力端子30の直流電圧が+13Vであると判定されると、ローノイズアンプ6R、16Rに変換直流電圧が電源回路34から供給され、これらが動作する。その結果、右旋円偏波である第3の高周波信号が周波数変換器12Kuにおいて950MHz乃至1450MHzの第1中間周波信号に周波数変換され、同じく右旋円偏波である第5の高周波信号が周波数変換器22において12.85GHz乃至13.35GHzの第2中間周波信号に周波数変換される。この第2中間周波信号はKa帯周波数変換器12Kaによって1600MHz乃至2100MHzの第1中間周波信号に周波数変換される。
これら2つの第1中間周波信号は、混合器42で混合された後、アンプ27で増幅され、出力端子30に供給される。
このように制御信号としての直流電圧の値を変化させるだけで、Ka帯とKu帯の同一偏波の高周波信号を周波数変換したものを出力端子30に出力することができる。なお、この例では、Ka帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号の方が、Ku帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号よりも高い周波数となるように局部発振信号発生器24の第2局部発振信号の周波数を選択したが、逆にKa帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号の方が、Ku帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号よりも低い周波数となるように第2局部発振信号の周波数を選択することもできる。
第4の実施の形態を図6に示す。この実施の形態は、Ka帯として使用される周波数帯が例えば24.10乃至24.6GHzの場合である。この場合、第2の実施の形態と同様に局部発振信号発生器24を省略し、局部発振信号発生器14が発生する11.25GHzの局部発振信号を周波数変換器22にも供給している。他の構成は、第3の実施の形態と同様である。
第5の実施の形態を図7に示す。この実施の形態は、複数の出力端子、例えば2つの出力端子30a、30bに、それらに供給された制御信号に応じてKa帯及びKu帯の同一偏波の高周波信号を周波数変換した第1中間周波数信号を、他の出力端子に生じている第1中間周波信号とは無関係に出力するものである。
そのため、第1入力部2のプローブ2R、2Lごとに、ローノイズアンプ6R、6L、バンドパスフィルタ8R、8L、周波数変換器12KuR、12KuLが設けられている。同様に、第2入力部4のプローブ4R、4Lごとに、ローノイズアンプ16R、16L、バンドパスフィルタ20R、20L、周波数変換器22R、22L、ローノイズアンプ26R、26L、周波数変換器12KaR、12KaLが設けられている。周波数変換器12KuR、12KuL、12KaR、12KaLには、局部発振信号発生器14から周波数が11.25GHzの第1局部発振信号が供給されている。同様に、周波数変換器22R、22Lには、局部発振信号発生器24から周波数が6.85GHzの第2局部発振信号が供給されている。
周波数変換器12KaRの出力信号と周波数変換器12KuRの出力信号とは、混合器42Rに供給されて混合される。同様に、周波数変換器12KaLの出力信号と周波数変換器12KuLの出力信号とは、混合器42Lによって混合される。
混合器42Rの出力信号は、選択手段、例えば切換スイッチ44a、44bの接点46a、46bに供給される。同様に混合器42Lの出力信号は、切換スイッチ44a、44bの接点48a、48bに供給される。切換スイッチ44aは、接触子50aを有し、これはアンプ27aの入力側に接続され、接点46a、48aのうち一方に接触する。同様に切換スイッチ44bも接触子50bを有し、これはアンプ27bの入力側に接続され、接点46b、48bのうち一方に接触する。
接触子50aの切換は、第3の実施の形態の電源部321と同一の構成の電源部321aによって行われる。電源部321aに含まれる電圧比較回路40が出力端子30aに+18Vの直流電圧が供給されていると判定したとき、接触子50aが接点48a側に接触し、出力端子30aに+13Vの直流電圧が供給されていると判定したとき、接触子50aが接点46aに接触する。接触子50bの切換も、第3の実施の形態の電源部321と同一の構成の電源部321bによって行われる。電源部321bに含まれる電圧比較回路40が出力端子30bに+18Vの直流電圧が供給されていると判定したとき、接触子50bが接点48b側に接触し、出力端子30bに+13Vの直流電圧が供給されていると判定したとき、接触子50bが接点46bに接触する。
なお、ローノイズアンプ6R、6L、16R、16L、26R、26L、アンプ27a、27b、周波数変換器12KuR、12KuL、12KaR、12KaL、22R、22L、局部発振信号発生器14、24は、常時動作するように、電源部321a、321bの電源回路34から常に所要直流電圧が供給されている。
従って、混合器42Rから、右旋円偏波の第3及び第5高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号を混合したものが常に出力され、混合器42Lから、左旋円偏波の第4及び第6高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号を混合したものが常に出力されている。そして、これら混合器42R、42Lの出力のうち一方が切換スイッチ44aによって選択されて、出力端子30aに出力され、混合器42R、42Lの出力のうち一方が切換スイッチ44bによって選択されて、出力端子30bに出力されている。
以上のように、この実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、制御信号である直流電圧の値に応じて、Ka帯及びKu帯の選択された偏波を持つ高周波信号を周波数変換したものが、出力端子30a、30bに出力される。なお、切換スイッチ44a、アンプ27a、電源部321aに相当するものを、追加すると、出力端子の数を更に増加させることもできる。
第6の実施の形態を図8に示す。この実施の形態も、第2及び第4の実施の形態と同様に、Ka帯として使用される周波数帯が例えば24.10乃至24.6GHzの場合である。この場合、局部発振信号発生器24を省略し、局部発振信号発生器14が発生する11.25GHzの局部発振信号を周波数変換器22R、22Lにも供給している。他の構成は、第5の実施の形態と同様である。
第7の実施の形態を図9に示す。第5及び第6の実施の形態では、出力端子30a、30bには、同一偏波のKu帯及びKa帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が出力される。それに対し、この実施の形態では、出力端子30a、30bには、出力端子30a、30bにそれぞれ供給された制御信号に対応したKu帯またはKa帯の一方の偏波の高周波信号を周波数変換した1波の第1中間周波信号が出力される。
そのため、第5の実施の形態に設けられていた混合器42R、42Lに代えて、切換スイッチ52a、52b、60a、60bが設けられている。
周波数変換器12KaRの出力信号は、切換スイッチ52a、52bの接点54a、54bに供給されている。周波数変換器12KaLの出力信号は、切換スイッチ52a、52bの接点56a、56bに供給されている。切換スイッチ52aの接触子58aは、切換スイッチ44aの接点48aに接続され、接点54a、56aのうち選択された一方に接触する。同様に、切換スイッチ52bの接触子58bは、切換スイッチ44bの接点46bに接続され、接点54b、56bのうち選択された一方に接触する。
周波数変換器12KuRの出力信号は、切換スイッチ60a、60bの接点62a、62bに供給されている。周波数変換器12KuLの出力信号は、切換スイッチ60a、60bの接点64a、64bに供給されている。切換スイッチ60aの接触子66aは、切換スイッチ44aの接点46aに接続され、接点62a、64aのうち選択された一方に接触する。同様に、切換スイッチ60bの接触子66bは、切換スイッチ44bの接点48bに接続され、接点62b、64bのうち選択された一方に接触する。
これら切換スイッチ44a、52a、60aの切換は、出力端子30aに供給される制御信号に含まれる直流電圧の値と、これにパルス信号が重畳されているか否かによって行われる。そのため、図2に示した電源部32と同一の構成の電源部32aが出力端子30aに対応して設けられている。切換スイッチ44b、52b、60bの切換も、同様に出力端子30bに供給される直流電圧の値と、これにパルス信号が重畳されているか否かによって行われる。そのため、電源部32と同一の構成の電源部32bが出力端子30bに対応して設けられている。
電源部32aでは、パルス信号が検出されると、Ka帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が出力端子30aに供給されるように、切換スイッチ44aの接触子50aを接点48a側に切り換える。また、パルス信号が検出されていない場合、Ku帯の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が出力端子30aに供給されるように、切換スイッチ44aの接触子50aを接点46a側に切り換える。
また、+18Vの電圧が供給されていると電源部32aで判断されると、左旋円偏波である第4及び第6の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が切換スイッチ44aに供給されるように、切換スイッチ52aの接触子58aが接点56aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点64aに接触する。
また、+13Vの電圧が供給されていると、電源部32aで判断されると、右旋円偏波である第3及び第5の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が切換スイッチ44aに供給されるように、切換スイッチ52aの接触子58aが接点54aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点62aに接触する。
従って、例えば出力端子30aでパルス信号が検出されて、かつ+18Vの電圧が供給されている場合、切換スイッチ44aの接触子50aが接点48aに接触し、かつ切換スイッチ52aの接触子58aが接点56aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点64aに接触する。その結果、Ka帯の第6の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が周波数変換器12KaLから、切換スイッチ52a、44aを介して出力端子30aに供給される。
また、出力端子30aでパルス信号が検出されて、+13Vの電圧が供給されている場合、切換スイッチ44aの接触子50aが接点48aに接触し、かつ切換スイッチ52aの接触子58aが接点54aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点62aに接触する。その結果、Ka帯の第5の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が、周波数変換器12KaRから、切換スイッチ52a、44aを介して出力端子30aに供給される。
また、出力端子30aでパルス信号が検出されず、+18Vの電圧が供給されている場合、切換スイッチ44aの接触子50aが接点46aに接触し、かつ切換スイッチ52aの接触子58aが接点56aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点64aに接触する。その結果、Ku帯の第4の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が周波数変換器12KuLから、切換スイッチ60a、44aを介して出力端子30aに供給される。
また、出力端子30aでパルス信号が検出されず、+13Vの電圧が供給されている場合、切換スイッチ44aの接触子50aが接点46aに接触し、かつ切換スイッチ52aの接触子58aが接点54aに接触し、切換スイッチ60aの接触子66aが接点62aに接触する。その結果、Ku帯の第3の高周波信号を周波数変換した第1中間周波信号が周波数変換器12KuRから、切換スイッチ60a、44aを介して出力端子30aに供給される。
出力端子30bにおいても、同様にしてKu帯及びKa帯の1波を周波数変換した第1中間周波信号が出力端子30bに出力される。
この実施の形態においても、切換スイッチ52a、60a、44a、アンプ27aに対応するものを1組として、この組を追加すると、出力端子30aに相当するものを追加することができる。
第8の実施の形態を図10に示す。この実施の形態も、第2の実施の形態と同様に、Ka帯として使用される周波数帯が例えば23.45乃至23.95GHzの場合である。この場合、局部発振信号発生器24を省略し、局部発振信号発生器14が発生する11.25GHzの局部発振信号を周波数変換器22R、22Lにも供給している。他の構成は、第7の実施の形態と同様である。
なお、上記の第2の実施形態乃至第8の実施形態におけるKu帯の周波数は12.2GHz乃至12.7GHzである。上記の各実施形態では、右旋及び左旋の円偏波の高周波信号を受信する場合について説明したが、水平及び垂直偏波の高周波信号を受信する場合にも同様に、本発明を実施することができる。
2 第1入力部
4 第2入力部
12 周波数変換器(周波数変換手段)
22 周波数変換器(周波数変換手段)
4 第2入力部
12 周波数変換器(周波数変換手段)
22 周波数変換器(周波数変換手段)
Claims (8)
- 第1の周波数帯の高周波信号が入力される第1入力部と、
第1の周波数帯よりも高い周波数帯である第2の周波数帯の高周波信号が入力される第2入力部と、
第1及び第2の入力部から高周波信号が供給され、第1の周波数帯の高周波信号を第1局部発振信号を用いて第1中間周波信号に周波数変換し、第2の周波数帯の高周波信号を第1中間周波信号よりも高い周波数帯である第2中間周波信号に第2局部発振信号を用いて周波数変換した後に、第2中間周波信号を第1中間周波信号に第1局部発振信号を用いて周波数変換する周波数変換手段とを、
具備する複周波数共用コンバータ。 - 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、前記周波数変換手段は、第2の周波数帯の高周波信号を第2中間周波信号に周波数変換する第1周波数変換手段と、第2中間周波信号と第1の周波数帯の高周波信号とを第1中間周波信号に周波数変換する第2周波数変換手段とを、具備する複周波数共用コンバータ。
- 請求項2記載の複周波数共用コンバータにおいて、前記第1及び第2周波数変換手段に同一の局部発振信号発生手段から同一周波数の局部発振信号が供給されている複周波数共用コンバータ。
- 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、前記周波数変換手段は、第2の周波数帯の高周波信号を第2中間周波信号に周波数変換する第1周波数変換手段と、第2中間周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する第3周波数変換手段と、第1の周波数帯の高周波信号を第1中間周波信号に周波数変換する第4周波数変換手段と、第3及び第4周波数変換手段の出力信号を合成する合成手段とを、具備し、第1、第3及び第4の周波数変換手段に同一の局部発振信号発生手段から同一周波数の局部発振信号が供給されている複周波数共用コンバータ。
- 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、
第1の周波数帯の高周波信号は、異なる偏波を持つ第3及び第4の高周波信号からなり、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2の周波数帯の高周波信号は、第3の高周波信号と同一の偏波を持つ第5の高周波信号と、第4の高周波信号と同一の偏波を持つ第6の高周波信号とからなり、第2入力部は、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、
第1入力部の第3高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第1入力部の第4高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第5高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第6高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、それぞれに高周波信号断続手段が設けられ、これら高周波信号断続手段のうち選択された1つのものが、対応する高周波信号を前記周波数変換手段に供給するように前記高周波信号断続手段が外部から供給される制御信号に従って切り換えられる
複周波数共用コンバータ。 - 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、
第1の周波数帯の高周波信号は、異なる偏波を持つ第3及び第4の高周波信号からなり、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2の周波数帯の高周波信号は、第3及び第4の高周波信号とそれぞれ同一の偏波を持つ第5及び第6の高周波信号からなり、第2入力部は、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、
第1入力部の第3高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第1入力部の第4高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第5高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、第2入力部の第6高周波信号の出力部と前記周波数変換手段との間、それぞれに高周波信号断続手段が設けられ、第3及び第5の高周波信号に対応する高周波信号断続手段が前記周波数変換手段に第3及び第5の高周波信号を供給する状態と、第4及び第6の高周波信号に対応する高周波信号断続手段が前記周波数変換手段に第4及び第6の高周波信号を供給する状態とに、前記高周波信号断続手段が外部から供給される制御信号に従って切り換えられる複周波数共用コンバータ。 - 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、
第1の周波数帯の高周波信号は、異なる偏波を持つ第3及び第4の高周波信号からなり、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2の周波数帯の高周波信号は、第3及び第4の高周波信号とそれぞれ同一の偏波を持つ第5及び第6の高周波信号からなり、第2入力部は、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、
第3乃至第6高周波信号が前記周波数変換手段において第1中間周波信号に周波数変換され、第1中間周波信号のうち第3及び第5高周波信号に対応するものが第1混合手段によって混合され、第1中間周波信号のうち第4及び第6高周波信号に対応するものが第2混合手段によって混合され、第1及び第2混合手段の混合出力のうち一方を選択して出力する選択手段が設けられている複周波数共用コンバータ。 - 請求項1記載の複周波数共用コンバータにおいて、
第1の周波数帯の高周波信号は、異なる偏波を持つ第3及び第4の高周波信号からなり、第1入力部は、第3及び第4の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、第2の周波数帯の高周波信号は、第3及び第4の高周波信号とそれぞれ同一の偏波を持つ第5及び第6の高周波信号からなり、第2入力部は、第5及び第6の高周波信号をそれぞれ独立して出力し、
第3乃至第6高周波信号が前記周波数変換手段において第1中間周波信号に周波数変換され、
これら4つの第1中間周波信号のうち1つを選択して出力する選択手段が設けられている複周波数共用コンバータ。
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