JP2006179602A - 太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置 - Google Patents

太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一体化成型後の太陽電池モジュールにおける余剰部の切断作業を自動化する際に、コストを増大させることなく裏面支持材の側縁を検出して太陽電池モジュール端部の正確な位置決めを行なうことができる太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置を提供する。
【解決手段】切断位置決め手段111a等を移動ユニット116により太陽電池モジュール100側に移動して余剰部106を切り込む。切断位置決め手段111a等が裏面支持材105に接触した際、移動ユニット116による切断位置決め手段111a等の押し当てを止める。プッシャーユニット112を太陽電池モジュール100側へ押し込み太陽電池モジュール100を仮固定し、吸着ユニット110aにより太陽電池モジュール100を固定する。切断位置決め手段111a等およびプッシャーユニット112を後退させることにより太陽電池モジュール100の端部の位置決めが完了する。
【選択図】 図1(A)

Description

本発明は、太陽電池モジュールの一体化成型後において、裏面支持材からはみだした絶縁性封止材および表面保護材の余剰部を切断する際に、太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なうための太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置に関する。
従来、太陽電池モジュールの構造には、受光面側の最表面をガラス(例えば白板ガラス)等の透明基板で覆うスーパーストレート方式によるものと、透光性フィルム等の透明樹脂で覆うサブストレート方式によるものとが存在する。スーパーストレート方式では、太陽電池モジュールはガラスの下の非受光面側に透明な充填材料である絶縁性封止材を用いて封入されている。この絶縁性封止材には、湿気防止のためにアルミニウム箔をフッ化ビニル等の耐候性フィルムでサンドイッチ構造にした耐湿フィルムが用いられている。一方、サブストレート方式では、太陽電池モジュールは透光性フィルム等と太陽電池セルとを絶縁性封止材で接着する方法が一般的に採用されているが、受光面および非受光面の両面を透光性フィルムで覆うだけでは剛性が不足するため、非受光面側に裏面支持材が設けられている。裏面支持材としては、鋼板、アルミニウム板、ステンレス板等の金属板、またはカーボンファイバー、ガラス繊維強化プラスチック(fiber reinforced plastic : FRP)、セラミック、ガラス等が用いられている。スーパーストレート方式ではガラスを用いるため重量が重くなるが、サブストレート方式では比較的軽量化を図ることができる。
上述のサブストレート方式による太陽電池モジュールの製造方法は以下の通りである。図2(A)ないし図2(C)は、サブストレート方式による太陽電池モジュールの製造プロセスにおける太陽電池モジュール200の断面図を示す。図2(A)に示されるように、太陽電池モジュール200の構成材料である表面保護材(透光性フィルム)201の下に、絶縁性封止材202、太陽電池セルまたは太陽電池セル群(セルストリングス)203、絶縁性封止材204および裏面支持材205がこの順に積層されており、この状態で加熱・圧着され、一体化成型される。太陽電池セル群203は半田メッキ銅箔(インターコネクタ)207を用い、半田付けにより電気的に接続されている。一体化成型後の太陽電池モジュール200の耐環境性、特に太陽電池モジュール200の端部からの水の浸入と太陽電池モジュール200の加熱・圧着成型時の絶縁性封止材202および204の溶融収縮とを考慮して、絶縁性封止材202および204は裏面支持材205の寸法よりも大きくなるように設定されている。
上述の設定の結果、図2(B)に示されるように、一体化成型後の太陽電池モジュール200では表面保護材201と絶縁性封止材202および204とが裏面支持材205からはみ出るように成型されている。この表面保護材201と絶縁性封止材202等とのはみ出し部分206aおよび206b(以下、「余剰部206」と言う)は、他物への透明樹脂(表面保護材201)の付着を招き、形状面での不体裁となり、太陽電池モジュール200にアルミニウム枠等のフレームを取り付ける場合の邪魔になる。このため、手作業によりカッター208を用いて余剰部206の全周を切断し除去している。この際、カッター208は裏面支持材205の側縁を沿わせるように切断していく。図2(C)は、余剰部206が切断された後の太陽電池モジュール200を示す。以上の余剰部206の切断に関しては、例えば特許文献1の従来の技術においても記載されている。
図2(B)および図2(C)に示されるように、余剰部206の切断作業をカッター208により手作業で行う場合、目視により裏面支持材205の側縁を切断すればよい。一方、余剰部206の切断作業を自動化する場合、裏面支持材205の側縁を検出する必要がある。特許文献2には、裏面支持材205に相当する基板の辺を検出するために基板検出装置を用いた例が記載されている。この基板検出装置は、モノクロまたはカラーの2次元CCDカメラおよび光源装置等を備えており、光源装置から生成された照明光が基板および余剰部を含む領域に照射される。CCDカメラにより検出された基板における信号レベルと余剰部における信号レベルとの差を利用した画像処理により、基板の辺を検出している。
特開平11-145504号公報 特開2001−320069号公報
上述のように、余剰部206の切断作業を自動化する場合、裏面支持材205の側縁を検出する必要がある。しかし、特許文献2に記載されたように基板検出装置を用いた画像処理により基板の辺の検出を行う場合、または光電センサ、磁気センサ等を使用し非接触で端部の検出を行なう場合、これら別途の装置が必要となるためコストが増大してしまうという問題があった。一方、余剰部206を直接、位置決めガイドにより押し込む方法を用いた場合、余剰部206は樹脂であるためコシがなく、この結果、折れ曲がった状態となるため端部の正確な位置決めができないという問題があった。余剰部206の一部に切欠き加工を行い、裏面支持材205の端部を位置決めする方法を用いた場合、当該切欠き加工のための切欠き工程が増えるため、コストが増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、一体化成型後の太陽電池モジュールにおける余剰部の切断作業を自動化するに際し、コストを増大させることなく、裏面支持材の側縁を検出して太陽電池モジュール端部の正確な位置決めを行なうことができる太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置を提供することにある。
この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め方法は、裏面支持材、絶縁性封止材及び表面保護材の順に積層され、該絶縁性封止材中に太陽電池セルが封止され一体化成型された太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なう太陽電池モジュール端部の位置決め方法であって、該表面保護材及び該絶縁性封止材は一体化成型の際に該裏面支持材からはみだした余剰部を有しており、切断位置決め手段により前記余剰部を切り込み、該切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触することにより前記太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なうことを特徴とする。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め方法において、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、移動ユニットにより該切断位置決め手段を前記太陽電池モジュール側へ押し当てることにより行なうことができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め方法において、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、該位置決め手段を固定し、プッシャーユニットにより前記太陽電池モジュールを該位置決め手段側へ押し当てることにより行なうことができる。
この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置は、裏面支持材、絶縁性封止材及び表面保護材の順に積層され、該絶縁性封止材中に太陽電池セルが封止され一体化成型された太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なう太陽電池モジュール端部の位置決め装置であって、該表面保護材及び該絶縁性封止材は一体化成型の際に該裏面支持材からはみだした余剰部を有しており、前記余剰部を切り込む切断位置決め手段であって、該切断位置決め手段により該余剰部を切り込み、該切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触することにより前記太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なうものを備えたことを特徴とする。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切断位置決め手段を移動させる移動ユニットをさらに備え、該切断位置決め手段による該余剰部の切り込みは、該移動ユニットにより該切断位置決め手段を前記太陽電池モジュール側へ押し当てることにより行なうことができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記太陽電池モジュールを移動させるプッシャーユニットをさらに備え、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、該位置決め手段を固定し、該プッシャーユニットにより該太陽電池モジュールを該位置決め手段側へ押し当てることにより行なうことができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切断位置決め手段は切り込み手段を有することができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段を加熱する加熱ユニットをさらに備えることができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記加熱ユニットは、前記切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触し前記太陽電池モジュールの端部の位置決めが行なわれた後に、前記切り込み手段への加熱を止めることができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段は焼入れ鋼の一側縁に刃が形成されたものとすることができる。
ここで、この発明の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段はワイヤとすることができる。
本発明の太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置によれば、切断位置決め手段を移動ユニットにより太陽電池モジュール側に移動して、絶縁性封止材の余剰部の切り込みを行なう。切断位置決め手段が裏面支持材に接触した際、移動ユニットによる切断位置決め手段の押し当てを止める。次に、プッシャーユニットを太陽電池モジュール側へ押し込み、太陽電池モジュールを仮固定する。仮固定を行なった後、吸着ユニットにより太陽電池モジュールを固定する。その後、切断位置決め手段およびプッシャーユニットを後退させることにより、太陽電池モジュールの端部の位置決めが完了する。このように、切断位置決め手段を用いることにより、一体化成型後の太陽電池モジュールにおける余剰部の切断作業の自動化が容易となる。切断位置決め手段により余剰部の切り込み工程と太陽電池モジュールの端部の位置決め工程とを同時に行なうことができるため、工程を削減することができ、且つ切り込みと位置決めとを切断位置決め手段で行うことができるため、太陽電池モジュール端部の位置決め装置のコストを削減することができる。この結果、一体化成型後の太陽電池モジュールにおける余剰部の切断作業を自動化するに際し、コストを増大させることなく、裏面支持材の側縁を検出して太陽電池モジュール端部の正確な位置決めを行なうことができる太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置を提供することができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1(A)ないし図1(D)は、本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め装置および方法の一例を説明するための模式的な図面である。図1(A)および図1(D)は正面図、図1(B)は平面図、図1(C)は斜視図である。まず、位置決め装置等の構成について説明し、次に位置決め方法について説明する。図1(A)において、符号101は透光性フィルム等の表面保護材、102および104は表面保護材101の下に設けられた絶縁性封止材、106は表面保護材101と絶縁性封止材102および104との余剰部(はみ出し部分)、103は絶縁性封止材102および104内の太陽電池セル、105は絶縁性封止材102および104の下に設けられた裏面支持材、100は表面保護材101と絶縁性封止材102および104と太陽電池セル103と裏面支持材105とから構成される太陽電池モジュール、110は裏面支持材105が設置された位置決め台、110aは位置決め台110の下部に設けられた吸着ユニット、111aおよび111bは裏面支持材105に接触するまで余剰部106を切り込むことにより太陽電池モジュール100の端部の位置決めを行なう切断位置決め手段(図1(A)上では手前の切断位置決め手段111aのみ表示。)、116は切断位置決め手段111a等を移動させるための移動ユニット、118は切断位置決め手段111a等を加熱するための加熱ユニット、112は太陽電池モジュール100を押し込むためのプッシャーユニットである。図1(B)ないし図1(D)で図1(A)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図1(B)および図1(D)において、符号113は余剰部106を切断するための余剰部切断カッターである。図1(B)で、符号A、B、CおよびDは裏面支持材105の四隅の位置を示しており、点線ABCDは裏面支持材105の四辺に該当する。太陽電池モジュール100の端部は各々点線AB、BC、CDおよびDAにより表される。図1(C)で、符号BLa、BLbは各々切断位置決め手段111a、111bに設けられた刃を有するカッターである。
次に、上述の位置決め装置を用いた本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め方法について説明する。図1(A)に示されるように、表面保護材101の下に、絶縁性封止材102と太陽電池セル103と絶縁性封止材104と裏面支持材105とを順次積層し、これらを加熱圧着することにより、表面保護材101と絶縁性封止材102および104との余剰部106を有する太陽電池モジュール100の状態に一体化成型する。この一体化成型工程は従来の技術と同様である。
次に、一体化成型された太陽電池モジュール100を位置決め台110上に搭載する。搭載する際、次工程を容易とするために、ある程度太陽電池モジュール100の端部の位置出しを行なっておいてもよい。位置決め台110の表面は、搭載する時に太陽電池モジュール100を自由に動かすことができるように摩擦抵抗の小さい状態であることが好適である。例えば、位置決め台110の表面にテフロン(登録商標)シートまたはコーティングを施してもよい。あるいは、位置決め台110の表面に適切なピッチでボールが配置されたボールコンベアを設置してもよい。位置決め台110自体を自由に移動可能な構造とすることもできる。
続いて、図1(B)に示されるように、切断位置決め手段111a等を移動ユニット116により太陽電池モジュール100側(図1(B)上、右側)に移動し、余剰部106を切り込んでいく。このとき、切断位置決め手段111aおよび111bの対向する辺CD側に配置したプッシャーユニット112を用いて太陽電池モジュール100を図1(B)上、左側へ押し込むことにより、余剰部106の切り込みをアシストする。上述の動作とは逆に、切断位置決め手段111a等を固定し、プッシャーユニット112を図1(B)上、左側へ移動させることにより、余剰部106の切り込みを行うこともできる。移動ユニット116およびプッシャーユニット112の駆動方式はシリンダ駆動またはモータ駆動等で行うことが好適である。
図1(B)に示されるように、切断位置決め手段111aおよび111bは相互に固定具114により固定されており、移動ユニット116により太陽電池モジュール100側へ押し当てるかまたはプッシャーユニット112により太陽電池モジュール100側から押し当てられることにより、太陽電池モジュール100の端部(上述の点線AB等)の位置決めを行うことができる。切断位置決め手段111a等の数は2個が好適であるが、2個に限定されるものではない。図1(C)に示されるように、切断位置決め手段111a等は焼入れ鋼の一側縁に刃が形成されたカッターBLa等の部分(切り込み手段)を有しており、このカッターBLa等を用いることにより余剰部106の切り込みを行う。焼入れ鋼を使用することにより、太陽電池モジュール100の端部の位置決めの際に、太陽電池モジュール100側の変形等を少なくすることができる。カッターBLa等に加熱ユニット118から電圧を加えてカッターBLa等の部分に熱を発生させ、カッターBLa等の刃と発生した熱とを併用することにより容易に余剰部106の切り込みを行なうことができる。このように熱を併用した切り込み(熱切断)を行なうことにより、カッターBLa等の刃の先端を鋭利にすることなく切り込みが可能となる。
上述の切り込み手段としては、カッターBLa等の替わりにワイヤ(不図示)を用いることもできる。この場合、ワイヤに加熱ユニット118から電圧を加えてワイヤに熱を発生させ、ワイヤと発生した熱とを併用することにより容易に余剰部106の切断を行なうことができる。切り込み手段としてワイヤを用いる場合、正確な位置決めを行うためワイヤに弛みが出ないように張りを持たせておく必要がある。
上述のように、切り込み手段に加熱ユニット118から熱を加えて余剰部106の切断を行う場合、カッターBLa等またはワイヤが裏面支持材105に接触したタイミングで熱を遮断する。このタイミングで熱を遮断することにより、太陽電池セル103上の表面保護材101と絶縁封止材102等とまでを融かしてしまうという熱による悪影響を防止することができる。
図1(D)に示されるように、切断位置決め手段111a等が裏面支持材105に接触した際、移動ユニット116による切断位置決め手段111a等の押し当てを止める。これは裏面支持材105の辺を基準として太陽電池モジュール100の端部の位置決めを行うためである。次に、プッシャーユニット112を図1(D)上、左側へ押し込み、太陽電池モジュール100を仮固定する。仮固定を行なった後、吸着ユニット110aにより太陽電池モジュール100を固定する。その後、切断位置決め手段111a等を図1(D)上、左側へ後退させ且つプッシャーユニット112を図1(D)上、右側へ後退させることにより、太陽電池モジュール100の端部(点線AB、CD)の位置決めが完了する。太陽電池モジュール100の固定は上述のように吸着ユニット110aによる吸着の他、太陽電池モジュール100の上から固定パッド(不図示)により押さえつける方法を用いることもできる。
位置決めが完了した太陽電池モジュール100に対し、リニアガイド(不図示)等に固定され、切断位置および直進性を確保された余剰部切断カッター113を裏面支持材105の端部(端辺。点線AB、CD)に沿って走らせることにより余剰部106の切断を行なう。余剰部切断カッター113としては、回転刃により切断するロータリーカッター方式または適切な刃先角を有するトムソン刃を用いて押切るトムソン刃方式等を用いることができる。以上の工程により、点線ABおよびCDの2辺についての余剰部106の切断が完了する。残りの2辺(点線BCおよびDA)についての余剰部106の切断に関しては、位置決め台110を90°回転させた後、上述の工程を同様に行なえばよい。以上により、4辺(点線ABおよびCD、BCおよびDA)についての余剰部106の切断が完了する。
以上より、本発明の実施例1によれば、切断位置決め手段111a等を移動ユニット116により太陽電池モジュール100側に移動して、絶縁性封止材102および104の余剰部106の切り込みを行なう。あるいは、切断位置決め手段111a等を固定し、プッシャーユニット112を太陽電池モジュール100側へ移動させることにより、余剰部106の切り込みを行うこともできる。切断位置決め手段111a等は焼入れ鋼の一側縁に刃が形成されたカッターBLa等の部分(切り込み手段)を有しており、このカッターBLa等を用いることにより余剰部106の切込みを行う。このカッターBLa等に加熱ユニット118から電圧を加えてカッターBLa等の部分に熱を発生させ、カッターBLa等の刃と発生した熱とを併用することにより容易に余剰部106の切込みを行なうことができる。熱を併用した切り込み(熱切断)を行なうことにより、カッターBLa等の刃の先端を鋭利にすることなく切り込みが可能となるため、カッターBLa等の刃が裏面支持材105と接触した際にカケ等をなくすことができる。切り込み手段としては、カッターBLa等の替わりにワイヤを用いてもよい。切り込み手段に加熱ユニット118から熱を加えて余剰部106の切断を行う場合、カッターBLa等またはワイヤが裏面支持材105に接触したタイミングで熱を遮断する。このタイミングで熱を遮断することにより、太陽電池モジュール100上の表面保護材101と絶縁封止材102および104とへの熱による悪影響を防止することができる。切断位置決め手段111a等が裏面支持材105に接触した際、移動ユニット116による切断位置決め手段111a等の押し当てを止める。次に、プッシャーユニット112を太陽電池モジュール100側へ押し込み、太陽電池モジュール100を仮固定する。仮固定を行なった後、吸着ユニット110aにより太陽電池モジュール100を固定する。その後、切断位置決め手段111a等およびプッシャーユニット112を後退させることにより、太陽電池モジュール100の端部(点線AB、CD)の位置決めが完了する。太陽電池モジュール100の固定は太陽電池モジュール100の上から固定パッド(不図示)により押さえつける方法を用いてもよい。
切断位置決め手段111a等を用いることにより、一体化成型後の太陽電池モジュール100における余剰部106の切断作業の自動化が容易となる。切断位置決め手段111a等により余剰部106の切り込み工程と太陽電池モジュール100の端部の位置決め工程とを同時に行なうことができるため、工程を削減することができ、且つ切り込みと位置決めとを同一の切断位置決め手段111a等で行うことができるため、太陽電池モジュール端部の位置決め装置のコストを削減することができる。この結果、一体化成型後の太陽電池モジュール100における余剰部106の切断作業を自動化するに際し、コストを増大させることなく、裏面支持材105の側縁を検出して太陽電池モジュール端部の正確な位置決めを行なうことができる太陽電池モジュール端部の位置決め方法および装置を提供することができる。
本発明の活用例として、サブストレート方式による太陽電池モジュールの製造過程における余剰部の切断作業の自動化への適用が挙げられる。
本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め装置および方法の一例を説明するための模式的な正面図である。 本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め装置および方法の一例を説明するための模式的な平面図である。 本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め装置および方法の一例を説明するための模式的な斜視図である。 本発明の実施例1における太陽電池モジュール端部の位置決め装置および方法の一例を説明するための模式的な正面図である。 サブストレート方式による太陽電池モジュール200の製造プロセスにおける太陽電池モジュールの断面図である。 サブストレート方式による太陽電池モジュール200の製造プロセスにおける太陽電池モジュールの断面図である。 サブストレート方式による太陽電池モジュール200の製造プロセスにおける太陽電池モジュールの断面図である。
符号の説明
100、200 太陽電池モジュール、 101、201 表面保護材、 102、104、202、204 絶縁性封止材、 103、203 太陽電池セル、 105、205 裏面支持材、 106、206、206a、206b 余剰部、 110 位置決め台、 110a 吸着ユニット、 111a、111b 切断位置決め手段、 112 プッシャーユニット、 113、208 余剰部切断カッター、 114 固定具、 116 移動ユニット、 118 加熱ユニット、 207 半田メッキ銅箔(インターコネクタ)。

Claims (11)

  1. 裏面支持材、絶縁性封止材及び表面保護材の順に積層され、該絶縁性封止材中に太陽電池セルが封止され一体化成型された太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なう太陽電池モジュール端部の位置決め方法であって、該表面保護材及び該絶縁性封止材は一体化成型の際に該裏面支持材からはみだした余剰部を有しており、
    切断位置決め手段により前記余剰部を切り込み、該切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触することにより前記太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なうことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め方法。
  2. 請求項1記載の太陽電池モジュール端部の位置決め方法において、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、移動ユニットにより該切断位置決め手段を前記太陽電池モジュール側へ押し当てることにより行なうことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め方法。
  3. 請求項1記載の太陽電池モジュール端部の位置決め方法において、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、該位置決め手段を固定し、プッシャーユニットにより前記太陽電池モジュールを該位置決め手段側へ押し当てることにより行なうことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め方法。
  4. 裏面支持材、絶縁性封止材及び表面保護材の順に積層され、該絶縁性封止材中に太陽電池セルが封止され一体化成型された太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なう太陽電池モジュール端部の位置決め装置であって、該表面保護材及び該絶縁性封止材は一体化成型の際に該裏面支持材からはみだした余剰部を有しており、
    前記余剰部を切り込む切断位置決め手段であって、該切断位置決め手段により該余剰部を切り込み、該切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触することにより前記太陽電池モジュールの端部の位置決めを行なうものを備えたことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  5. 請求項4記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切断位置決め手段を移動させる移動ユニットをさらに備え、該切断位置決め手段による該余剰部の切り込みは、該移動ユニットにより該切断位置決め手段を前記太陽電池モジュール側へ押し当てることにより行なうことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  6. 請求項4記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記太陽電池モジュールを移動させるプッシャーユニットをさらに備え、前記切断位置決め手段による前記余剰部の切り込みは、該位置決め手段を固定し、該プッシャーユニットにより該太陽電池モジュールを該位置決め手段側へ押し当てることにより行なうことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切断位置決め手段は切り込み手段を有することを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  8. 請求項7記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段を加熱する加熱ユニットをさらに備えたことを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  9. 請求項8記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記加熱ユニットは、前記切断位置決め手段が前記裏面支持材に接触し前記太陽電池モジュールの端部の位置決めが行なわれた後に、前記切り込み手段への加熱を止めることを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段は焼入れ鋼の一側縁に刃が形成されたものであることを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
  11. 請求項7ないし9のいずれかに記載の太陽電池モジュール端部の位置決め装置において、前記切り込み手段はワイヤであることを特徴とする太陽電池モジュール端部の位置決め装置。
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