JP2006179394A - クリック機構 - Google Patents

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Noriaki Kinoshita
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Abstract

【課題】弾発手段による弾発力のバランスが良く、強いクリック感覚が得られ、移動体を確実に安定した停止位置に停止させることができるクリック機構を提供する。
【解決手段】回転つまみ90とクリック用部材60とを具備する。回転つまみ90にはコイルスプリング81と一対の球体83,83とを具備してなる弾発手段80を設置する。クリック用部材60にはクリック用乗越え部73及びクリック保持部75を交互に設けたクリック当接部71を設ける。クリック用乗越え部73は、一対の球体83,83に同時に当接するように対向する位置に設けられ、回転つまみ90を回転することによって、球体83,83にクリック用乗越え部73を同時に乗り越えさせて強いクリック感覚を生じさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、良好で強いクリック感覚が得られる、電子部品に用いて好適なクリック機構に関するものである。
従来、回転式電子部品やスライド式電子部品の中には、つまみ(回転つまみやスライドつまみ)を操作する際にクリック感覚を生ずるようにクリック機構を取り付けたものがある。この種のクリック機構は例えば特許文献1に示すように、回転型物等の回転体の上面にリング状に凹凸状のクリック係合部を設け、これに対向するケース等の固定側部材に弾性金属板からなるクリックバネを取り付け、回転体を回転することでクリックバネの弾接部を前記クリック係合部の凹凸に弾接させていくことで、クリック感覚を生じさせるように構成されている。また従来のクリック機構の中には、例えば回転体の外周側面に設けた凹凸状のクリック係合部にその半径方向外側からコイルバネによって金属球を弾接し、これによって回転体の回転にクリック感覚を生じさせるように構成したものもある。
しかしながら上記構造のクリック機構においては、以下のような問題点があった。
(1)クリックバネの弾接部や金属球によって回転体を弾発する弾発位置は一ヶ所なので、回転体に対するクリックバネの弾接部や金属球による弾発力のバランスが悪く、回転体の回転位置によってその回転力が異なってしまう等の恐れがあった。また弾発箇所が一箇所の場合、強いクリック感覚が得られなかった。
(2)前記(1)の問題点を解決する方法としては、クリックバネの弾接部や金属球の数をもう一つ増してクリック係合部を180°対向する各々の位置で弾発する方法が考えられる。即ち例えば図9に示すように、クリックバネ500をリング状に形成してその180°対向する位置に一対の紙面手前側(又は奥側)に突出する突部からなる弾接部501を設け、また両弾接部501を結ぶクリックバネ500上の中間位置に一対の円形の開口からなる取付部503を設ける。取付部503はこのクリックバネ500をケース等の固定側部材に取り付けるためのものである。そして一対の弾接部501をこれらが弾接する回転型物等の回転体の凹凸状のクリック係合部の凹部に同時に係合させるため、クリック係合部を構成する凹凸を偶数個等間隔に設けておく。このように構成すれば回転体に対するクリックバネ500の弾接部501や金属球による弾発力のバランスが改善される。しかしながら例えこのように構成したとしても、クリックバネ500の複数の弾接部501や複数の金属球による回転体に対する弾発力(荷重)を、何れの弾発箇所においても同一にすることは困難であり、さらに確実に回転体をバランス良く複数箇所で弾発できるクリック機構が望まれる。またさらに他の例として、図10に示すように、クリックバネ510をリング状に形成してその120°対向する位置に三つの紙面手前側(又は奥側)に突出する突部からなる弾接部511を設け、また各弾接部511を結ぶクリックバネ510上の中間位置に三つの円形の開口からなる取付部513を設けて構成することも考えられる。そして三つの弾接部511を同時に回転型物等の回転体の凹凸状のクリック係合部の凹部に同時に係合させるため、クリック係合部を構成する凹凸を三の倍数の数だけ等間隔に設けておく。このように構成すれば回転体に対するクリックバネ510の弾接部511による弾発力のバランスがさらに改善される。しかしながらこのように構成しても、やはりクリックバネ510の複数の弾接部511による回転体に対する弾発力(荷重)を、何れの弾発箇所においても同一にすることは困難であり、さらに確実に回転体をバランス良く複数箇所で弾発できるクリック機構が望まれる。なお上記クリックバネ500,510は、これらをケース等の固定側部材に取り付ける代りに回転型物等に取り付け、逆にクリック係合部をケース等の固定側部材に取り付ける場合もあるが、上記問題点は同様に生じる。
(3)クリック機構は通常、一つのスイッチのオンオフ状態の位置から次のスイッチのオンオフ状態の位置に回転体を回転して切り替える毎にクリック感覚が生じるように構成されており、スイッチが切り替わった際はクリックバネの弾接部や金属球がクリック係合部の凹凸の内の何れかの凹部に嵌まり込んで安定した状態となるようにしている。しかしながら従来のクリックバネの弾接部や金属球によるクリック係合部への弾接力はそれほど強くないので、回転体の回転をクリックバネの弾接部や金属球がクリック係合部の凹部から凹部に移動する途中の凸部の頂上において停止した場合は、クリックバネの弾接部や金属球は前記凸部の頂上に不安定な状態で停止したままとなって凹部に入り込めず、回転体がその位置に停止したままとなり、いわゆるデッドポイント位置での回転体の停止が起こり、これによってスイッチのオンオフ状態も不安定になってしまう恐れがあった。
特開2004−178989号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、弾発手段による弾発力のバランスが良く、強いクリック感覚が得られ、移動体を確実に安定した停止位置に停止させることができるクリック機構を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、移動体を移動する際にクリック感覚を生じさせるクリック機構において、前記クリック機構は、前記移動体と前記移動体に対向して設置されるクリック用部材とを具備し、前記移動体と前記クリック用部材の何れか一方には、弾発部材と、前記弾発部材の両端に設置される一対の弾接体とを具備してなる弾発手段を設置し、前記移動体と前記クリック用部材の何れか他方には、前記一対の弾接体にそれぞれ当接するクリック用乗越え部を設け、前記移動体を前記クリック用部材に対して移動することによって、前記一対の弾接体に前記クリック用乗越え部を乗り越えさせてクリック感覚を生じさせることを特徴とするクリック機構にある。
本願請求項2に記載の発明は、移動体を移動する際にクリック感覚を生じさせるクリック機構において、前記クリック機構は、前記移動体と前記移動体に対向して設置されるクリック用部材とを具備し、前記移動体と前記クリック用部材の何れか一方には、その両端に一対の弾接部を有する弾発手段を設置し、前記移動体と前記クリック用部材の何れか他方には、前記一対の弾接部にそれぞれ当接するクリック用乗越え部を設け、前記クリック用乗越え部は、前記一対の弾接部に同時に当接するように対向する位置に設けられ、前記移動体を前記クリック用部材に対して移動することによって、前記弾発手段両端の弾接部に前記クリック用乗越え部を同時に乗り越えさせてクリック感覚を生じさせることを特徴とするクリック機構にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記移動体は回転体であり、前記クリック用乗越え部は、前記回転体の回転中心軸に対して対称な位置に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリック機構にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記弾発手段は、前記回転体の回転中心軸を通ってその半径方向に伸びる回転体の収納部内に収納されていることを特徴とする請求項3に記載のクリック機構にある。
本願請求項5に記載の発明は、前記クリック機構は回転式電子部品に取り付けられ、この回転式電子部品は、前記回転体と、前記クリック用部材と、前記回転体と一体に回転する摺動型物と、前記摺動型物の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部とを具備して構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のクリック機構にある。
請求項1,3,4,5に記載の発明によれば、一つの弾発部材によって一対の弾接体を同時に弾発するので、二つの部分を弾発するのに一つの弾発部材で良くなり、部品点数を削減できる。また一つの弾発部材によって二つの弾接体を弾発するので、両弾接体の弾発力(荷重)は全く同一になり、更には移動体を二ヶ所で弾発できるので回転時のバランスも良く、移動体の移動に必要な力を何れの移動位置においても均一にすることができる。
請求項2,3,4,5に記載の発明によれば、クリック用乗越え部を一対の弾接部に同時に当接するように対向する位置に設けたので、弾発手段両端の弾接部が、対向するクリック用乗越え部を同時に乗り越えることとなり、弾発手段の縮む寸法が大きくなり、その分弾発手段の弾発力は強くなり、その分強いクリック感覚が得られるばかりか、もし移動体の移動を一対の弾接部が対向するクリック用乗越え部上の中央部分に位置したときに中止したような場合でも弾接部による強い弾発力によって移動体が自然に移動してクリック用乗越え部から外れ、移動体を自動的に安定した位置に導くことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第一実施形態〕
図1,図2は本発明の第一実施形態にかかるクリック機構を取り付けた回転式電子部品1−1の分解斜視図であり、図1はその上側部分、図2はその下側部分を示している。また図4は回転式電子部品1−1の概略側断面図である。これらの図に示すように回転式電子部品1−1は、取付部材10の上に、回路基板(以下この実施形態では「フレキシブル回路基板」という)20と、摺動子50を取り付けた移動型物(以下この実施形態では「摺動型物」という)30と、クリック用部材60と、弾発手段80と、円周方向に移動する移動体となる回転体(以下この実施形態では「回転つまみ」という)90とを設置して構成されている。なおクリック機構は弾発手段80を設置した回転つまみ90と、回転つまみ90に対向して設置される下記するクリック用乗越え部73を設けたクリック用部材60とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
取付部材10は、合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その中央には円形の貫通する小孔からなる軸支部11が設けられ、またその外周の複数箇所(この実施形態では四個所)には略矩形状に貫通する小孔からなる固定部13が設けられ、さらに取付部材10の下面外周の複数箇所(この実施形態では四個所であるが、図では二箇所のみ示す)からは下方向に突出する連結部15が設けられている。連結部15はこの回転式電子部品1−1を他の部材に取り付けるために設けられたものである。
フレキシブル回路基板20は、略円形の可撓性を有する合成樹脂製フイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルム〔PETフイルム〕、ポリイミドフイルム〔PIフイルム〕等)の中央に前記取付部材10の軸支部11と同一寸法形状の小孔からなる挿入部21を設け、またその外周の前記取付部材10の各固定部13に対向する位置に舌片状に半径方向の外方に突出する複数(この実施形態では四つ)の突出部23を設け、それぞれの突出部23内に前記固定部13と同一形状寸法の小孔からなる挿入固定部25を形成し、またその外周に帯状の引出部27を接続し、さらにその上面の挿入部21の周囲に同心円弧状の電気的機能部を構成する導体パターン(以下この実施形態では「スイッチパターン」という)29を設けて構成されている。スイッチパターン29には図示しない回路パターンが接続されており、これら回路パターンは引出部27によって回転式電子部品1−1の外部に引き出されている。
摺動型物30は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その上面中央には係合部33を突出して設け、係合部33の周囲の複数箇所(この実施形態では三個所)には上下に貫通する係合固定部35を設けている。係合部33は略円柱形状であってその180°対向する側面からは半径方向外側に向けて直線状に突出する一対の係止部37が設けられ、またその下面側は凹部39(図4参照)となっていて凹部39の中央には摺動型物30の下面よりも更に下方に突出する軸部41が設けられている。軸部41は前記フレキシブル回路基板20の挿入部21と取付部材10の軸支部11に回動自在に挿入される寸法形状の円柱形状に形成されている。電気的機能部を構成する摺動子50は弾性金属板を矩形状に形成してなる基部51と、基部51の一辺から突出して基部51の下面側に折り返される二本の摺動冊子53とを具備して構成されている。基部51にはこの摺動子50を摺動型物30の下面に取り付けるための小孔55が設けられており、この小孔55に摺動型物30の下面に設けた図示しない小突起を挿入して小突起の先端を熱カシメすることで摺動子50は摺動型物30に取り付けられている。
クリック用部材60は合成樹脂を略円板状に成形し、その外周から下方に向けて筒状の側壁部61を設けることでその内部に摺動型物収納部63を設けて構成されている。そしてクリック用部材60の中央には円形で上下に貫通する貫通孔からなる軸支部65が設けられ、またその上面の外周近傍部分にはこの外周近傍部分全体を囲むように上方向に突出するクリック部67が設けられ、一方その下面外周近傍の前記取付部材10の各固定部13に対向する位置にこれら各固定部13に挿入される寸法形状の突起状の取付部69を設けている。クリック部67は、その内側の側壁部分が下記する球体83が弾接するクリック当接部71であり、クリック当接部71はこのクリック用部材60の中心軸(回転つまみ90の回転中心軸と同じ)に垂直な面において、その中心軸からみて複数(この実施形態では八個)の凹凸を繰り返す形状に形成され、その中心軸からみて凸となっている部分、即ち円弧状に中心軸方向に向かって突出している部分をクリック用乗越え部73、凹となっている部分、即ち円弧と円弧が接合して鋭角な谷となっている部分をクリック用保持部75としている。特にこの実施形態においては、クリック用乗越え部73は回転つまみ90の回転中心軸に対して180°対称な位置に設置されている。従ってクリック用保持部75も回転つまみ90の回転中心軸に対して180°対称な位置に設置されている。
弾発手段80は、弾発部材(以下この実施形態では「コイルバネ」という)81と、コイルバネ81の両端に設置される弾接部となる一対の弾接体(以下この実施形態では「球体」という)83とを具備して構成されている。コイルバネ81は一本のワイヤを複数回コイル状に巻き回して所定の長さにし、その両端を圧縮方向に圧縮できるようにしたコイルバネであり、球体83は金属製の鋼球である。
図3は回転つまみ90をその裏面側から見た斜視図である。図1及び図3に示すように回転つまみ90は合成樹脂を略円板状に成形し、円形の上面板100とその外周下方に立設する円筒状の側壁部91を有している。側壁部91の外周面はつまみ部93としている。更に上面板100の裏面中央部からは略円筒状の軸95を突出し、軸95の中央部分を直線状に横断するように一対の互いに対向する位置にある切り欠き96を設けると共にこの切り欠き96部分に平行な一対の平板状のガイド突起97を形成することで両ガイド突起97,97の間の空間を収納部99とし、また軸95の下端辺に前記摺動型物30の各係合固定部35に挿入される寸法形状の突起状の取付固定部101を設けて構成されている。ここで前記収納部99は回転つまみ90の回転中心軸を通ってその半径方向に伸び、且つ前記弾発手段80を構成するコイルバネ81と一対の球体83とを略収納する長さ寸法に構成されている。また軸95はその外径寸法が前記クリック用部材60の軸支部65に回動自在に軸支される寸法に形成されている。
この回転式電子部品1−1の組み立て方法の一例を説明すると、まず回転つまみ90の収納部99の両端部近傍にそれぞれ一対の球体83を収納し、次にその下側にクリック用部材60を設置する。このとき収納部99の下面(開放されている側の面)は軸支部65の部分を除いてクリック用部材60の表面によって覆われ、同時に収納部99の両端部近傍はクリック用部材60のクリック当接部71によって塞がれるので(図5参照)、球体83は開口である軸支部65以外からは外部に脱落する恐れはなくなる。このとき同時に回転つまみ90の軸95がクリック用部材60の軸支部65内に挿入されて回動自在に軸支される。次に前記クリック用部材60の下面側から前記軸支部65を通してコイルバネ81を収納部99内に挿入して収納する。これによって一対の球体83は、コイルバネ81の両端によってクリック当接部71の180°対向する面に同時に弾接される(図5参照)。
次にクリック用部材60の下面側の摺動型物収納部63内に摺動子50を取り付けた摺動型物30を設置する。このとき摺動型物30の係合部33はクリック用部材60の軸支部65の内部において回転つまみ90の軸95の内部に挿入・係合され、軸95に設けた一対の切り欠き96に係合部33の一対の係止部37を係合する。またこのとき回転つまみ90に設けた各取付固定部101を摺動型物30の各係合固定部35に挿入し、その先端を摺動型物30の下面で熱カシメによって固定する。これによって一体化された回転つまみ90と摺動型物30とがクリック用部材60を介して一体に回転自在となる。そして摺動型物30の下側にフレキシブル回路基板20と取付部材10とを配置し、その際クリック用部材60に設けた各取付部69をフレキシブル回路基板20の各挿入固定部25と取付部材10の各固定部13とに挿入し、その先端を取付部材10の下面で熱カシメする。これによって前記各部材は一体化され、回転式電子部品1−1が完成する。なおこのとき摺動型物30の軸部41(図4参照)はフレキシブル回路基板20の挿入部21を介して取付部材10の軸支部11に挿入され、回動自在に軸支されている。また摺動子50の摺動冊子53はフレキシブル回路基板20のスイッチパターン29に当接している。
以上のように構成された回転式電子部品1−1において、回転つまみ90を回転すると、回転つまみ90と一体に摺動型物30が回転し、電気的機能部を構成する摺動子50が電気的機能部を構成するスイッチパターン29上を摺動してその電気的出力が変化する。
ところでコイルバネ81と一対の球体83とを具備する弾発手段80は、コイルバネ81が回転つまみ90の回転中心軸を通って半径方向に延びており、同時にクリック用乗越え部73(又はクリック用保持部75)は回転つまみ90の回転中心軸に対して対称な位置に設置されているので、図5(a),(b)に示すように、一対の球体83は同時にクリック用保持部75に弾接するか、或いは同時にクリック用乗越え部73に弾接する。つまり回転つまみ90を何ら操作していない状態では両球体83は図5(a)に示すように、安定している位置であるクリック用保持部75に同時に係合しており、多少の力を回転つまみ90に加えてもこの位置に安定して保持される。またこの状態においては、スイッチパターン29からの出力は所定のオンオフ出力となっている。次に回転つまみ90を回転していくと、図5(b)に示すように、一対の球体83は同時に対向するクリック用乗越え部73に乗り上げ、これによってコイルバネ81は同時にその両側から圧縮されて縮まり、さらに回転つまみ90を回転していくことで図5(c)に示すように一対の球体83は次の対向するクリック用保持部75に同時に係合して安定する。この一工程によって一回のクリック感覚が生じる。このときスイッチパターン29からの出力は前記オンオフ出力とは異なるオンオフ出力となっている。ところで対向するクリック用乗越え部73には、同時に一対の球体83が乗り上げることでコイルバネ81が同時にその両側から押圧されるので、一方の球体83のみが押圧されてコイルバネ81が縮む寸法の二倍の寸法縮むこととなり、その分コイルバネ81の弾発力は二倍に強くなり、その分強いクリック感覚が得られる。更にはもし回転つまみ90の回転を一対の球体83がクリック用乗越え部73上の中央部分(即ち図5(b)に示す位置)に位置したときに中止したような場合でも、クリック用乗越え部73上の球体83への弾発力が強いことと、クリック用乗越え部73は回転中心軸からみて凸形状(特にこの実施形態では円弧状)であって安定が悪いこととによって、その球体83がクリック用保持部75に導かれ、回転つまみ90は自然に回転して確実に自動的に球体83がクリック用保持部75に弾接する位置に移動する。
またこの実施形態の場合、一つのコイルバネ81によって二つの球体83を同時に弾発するので、二つの位置を弾発するのに一つのコイルバネ81で良くなり、部品点数を削減できる。同時に一つのコイルバネ81によって二つの球体83を弾発するので、両球体83の弾発力は全く同一になり、更には回転つまみ90を回転中心軸に対して180°対向する二箇所で弾発できるので回転時のバランスも良く、回転つまみ90の回転に必要な力を何れの回転位置においても均一にすることができる。
〔第二実施形態〕
図6は本発明の第二実施形態にかかるクリック機構を取り付けた回転式電子部品1−2の上側部分の分解斜視図である。なお回転式電子部品1−2のクリック用部材60よりも下側の部品(即ち第一実施形態で示す取付部材10とフレキシブル回路基板20と摺動型物30と摺動子50)は第一実施形態のものと全く同一なのでその図示は省略する。図6に示す回転式電子部品1−2において、第一実施形態にかかる回転式電子部品1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、第一実施形態と同じである。同図に示す回転式電子部品1−2において、前記回転式電子部品1−1と相違する概要は、弾発手段80−2の構成のみである。即ち弾発手段80−2は、第一実施形態の弾発手段80のようにコイルバネ81と一対の球体83によって構成する代わりに、一枚の板バネ85によって構成されている。板バネ85は、帯状の弾性金属板を略S字状に折り曲げて構成されており、その両端の略U字状に折り曲げられている先端部分を一対の弾接部87とし、その中央の屈曲部分を屈曲変形部89としている。そして弾発手段80−2は回転つまみ90の収納部99内に収納され、同時にクリック用部材60上面のクリック部67の内側に配置され、弾発手段80−2の一対の弾接部87はそれぞれ同時にクリック当接部71に当接(弾接)している。
つまり弾発手段80−2の一対の弾接部87は、弾発手段80−2が回転つまみ90の回転中心軸を通って半径方向に延びており、同時にクリック用乗越え部73(又はクリック用保持部75)は回転つまみ90の回転中心軸に対して対称な位置に設置されているので、図7(a),(b)に示すように、一対の弾接部87は同時にクリック用保持部75に弾接するか、或いは同時にクリック用乗越え部73に弾接する。従って第一実施形態と同様に、回転つまみ90を何ら操作していない状態では両弾接部87は図7(a)に示すように、安定している位置であるクリック用保持部75に同時に係合しており、多少の力を回転つまみ90に加えてもこの位置に安定して保持される。次に回転つまみ90を回動していくと、図7(b)に示すように、一対の弾接部87は同時に対向するクリック用乗越え部73に乗り上げ、これによって主として板バネ85の中央の屈曲変形部89が屈曲することで、板バネ85は同時にその両側から圧縮されて縮まり、さらに回転つまみ90を回転していくことで一対の弾接部87は次の対向するクリック用保持部75に同時に係合して安定する。この一工程によって一回のクリック感覚が生じる。ところでこの実施形態においても対向するクリック用乗越え部73には、同時に一対の弾接部87が乗り上げることで板バネ85が同時にその両側から押圧されるので、弾接部87の一方のみが押圧されて板バネ85が縮む寸法の二倍の寸法縮むこととなり、その分板バネ85の弾発力は二倍に強くなり、その分強いクリック感覚が得られるばかりか、もし回転つまみ90の回転を一対の弾接部87がクリック用乗越え部73上の中央部分(即ち図7(b)に示す位置)に位置したときに中止したような場合でも、クリック用乗越え部73上の弾接部87への弾発力が強いことと、クリック用乗越え部73は円弧状であって安定が悪いこととによって、その弾接部87がクリック用保持部75に導かれ、回転つまみ90は自然に回転して確実に自動的に弾接部87がクリック用保持部75に弾接する位置に移動する。
〔第三実施形態〕
図8は本発明の第三実施形態にかかるクリック機構を取り付けた直線上を摺動するスライド式電子部品1−3を示す図であり、図8(a)は平断面概略図(ケース190の上側部分を切断している)、図8(b)は側断面概略図である。同図に示すようにこのスライド式電子部品1−3は、取付部材110の上に、回路基板(以下この実施形態では「フレキシブル回路基板」という)120と、摺動子150を取り付けた移動体となる移動型物(以下この実施形態では「摺動型物」という)130と、摺動型物130に収納される弾発手段180と、クリック用部材(以下この実施形態では「ケース」という)190とを設置して構成されている。なおクリック機構は弾発手段180を設置した摺動型物130と、摺動型物130の直線状のスライド方向Aの両側面に対向して設置される下記するクリック用乗越え部173を設けたケース190とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
取付部材110は、合成樹脂を矩形の平板状に成形して構成されており、その外周の複数箇所(この実施形態では四隅)には貫通する小孔からなる固定部113が設けられている。フレキシブル回路基板120は、略矩形の可撓性を有する合成樹脂製フイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルム〔PETフイルム〕、ポリイミドフイルム〔PIフイルム〕等)の外周の前記取付部材110の各固定部113に対向する位置に固定部113と同一形状寸法の挿入固定部125を形成し、またその上面の中央付近に下記する摺動型物130のスライド方向Aに向けて延びる直線状の電気的機能部である導体パターン(以下この実施形態では「スイッチパターン」という)129を設けて構成されている。スイッチパターン129には図示しない回路パターンが接続されており、これら回路パターンはスライド式電子部品1−3の外部に引き出されている。
摺動型物130は合成樹脂を略直方体形状に成形して構成されており、その上面中央には操作つまみ133が突出して設けられ、また摺動型物130の両側面(摺動型物130のスライド方向Aに平行な両側面)間にはこれを連通する円形の貫通孔からなる収納部135が設けられている。収納部135は摺動型物130のスライド方向Aに垂直で前記フレキシブル回路基板120の表面に平行な方向に向かって設けられている。電気的機能部である摺動子150は弾性金属板を矩形状に形成してなる基部151と、基部151の一辺から突出して基部151の下面側に折り返される二本の摺動冊子153とを具備して構成されており、基部151は摺動型物130の下面に取り付けられている。
弾発手段180は、弾発部材(以下この実施形態では「コイルバネ」という)181と、コイルバネ181の両端に設置される弾接部となる一対の弾接体(以下この実施形態では「球体」という)183とを具備して構成されている。コイルバネ181は一本のワイヤを複数回コイル状に巻き回して所定の長さにし、その両端を圧縮方向に圧縮できるようにしたコイルバネであり、球体183は金属製の鋼球である。コイルバネ181及び球体183は何れもこれらが前記摺動型物130に設けた収納部135に挿入できる外径寸法を有している。
ケース190は合成樹脂を下面が開放された箱型に成形して構成されており、その内部は前記摺動型物130を直線状にスライド移動させる幅と長さを有する摺動型物収納部191となっており、またその上面には前記摺動型物130の操作つまみ133を挿入してスライド方向Aにスライド自在とする細長矩形状の挿通部193を設け、またケース190下面の四隅には小突起状の固定部195を設けている。そしてケース190の摺動型物収納部191内部の両側面(摺動型物130のスライド方向Aに平行で摺動型物130の収納部135両端が開口している面に対向する面)197,197には、前記球体183が弾接するクリック当接部171が設けられている。クリック当接部171は摺動型物130のスライド方向Aに沿って直線状に複数(この実施形態では四個)の凹凸を繰り返す形状に形成され、摺動型物収納部191の内部からみて山形に凸となっている部分をクリック用乗越え部173、谷形に凹となっている部分をクリック用保持部175としている。特にこの実施形態においては、対向している両側面197,197に設けている各クリック用乗越え部173同士が摺動型物収納部191の内部からスライド方向Aに垂直な方向をみて対称な位置に設置されている。従ってクリック用保持部175も摺動型物収納部191の内部からスライド方向Aに垂直な方向をみて対称な位置に設置されている。
この回転式電子部品1−3の組み立て方法の一例を説明すると、まずケース190の摺動型物収納部191内にその下側から摺動型物130を収納し、その操作つまみ133をケース190の挿通部193に挿通する。このとき摺動型物130には摺動子150が取り付けられるとともに、その収納部135内にはコイルバネ181とその両側に設置される球体183とが挿入されている。従って摺動型物130を摺動型物収納部191内に収納した際、一対の球体183はコイルバネ181によってクリック当接部171の対向する面に同時に弾接される。そして摺動型物130の下側にフレキシブル回路基板120と取付部材110とを配置し、その際ケース190に設けた各固定部195をフレキシブル回路基板120の各挿入固定部125と取付部材110の各固定部113とに挿入し、その先端を取付部材110の下面で熱カシメする。これによって前記各部材は一体化され、スライド式電子部品1−3が完成する。なおこのとき摺動子150の摺動冊子153はフレキシブル回路基板120のスイッチパターン129に当接している。
以上のように構成されたスライド式電子部品1−3において、操作つまみ133によって摺動型物130をスライド移動すると、摺動子150がスイッチパターン129上を摺動してその電気的出力が変化する。
一方コイルバネ181によって弾発されている一対の球体183は、コイルバネ181が摺動型物130の摺動方向に垂直な方向に延びており、同時にクリック用乗越え部173(又はクリック用保持部175)は前記コイルバネ181の長手方向の対称な位置に設置されているので、図8(a)に示すように、一対の球体183は同時にクリック用保持部175に弾接するか、或いは同時にクリック用乗越え部173に弾接する。つまり操作つまみ133を何ら操作していない状態では両球体183は図8(a)に示すように、安定している位置であるクリック用保持部175に同時に係合しており、多少の力を操作つまみ133に加えてもこの位置に安定して保持される。またこの状態においては、スイッチパターン129からの出力は所定のオンオフ出力となっている。次に操作つまみ133をスライド移動していくと、一対の球体183は同時に対向するクリック用乗越え部173に乗り上げ、これによってコイルバネ181は同時にその両側から圧縮されて縮まり、さらに操作つまみ133を移動していくことで一対の球体183は次の対向するクリック用保持部175に同時に係合して安定する。上記一連の操作の際にクリック感覚が生じる。このときスイッチパターン129からの出力は前記オンオフ出力とは異なるオンオフ出力となっている。ところで対向するクリック用乗越え部173には、同時に一対の球体183が乗り上げることでコイルバネ181が同時にその両側から押圧されるので、一方の球体183のみが押圧されてコイルバネ181が縮む寸法の二倍の寸法縮むこととなり、その分コイルバネ181の弾発力は二倍に強くなり、その分強いクリック感覚が得られるばかりか、もし操作つまみ133の移動を一対の球体183がクリック用乗越え部173上の中央部分に位置したときに中止したような場合でも、クリック用乗越え部173上の球体183への弾発力が強いことと、クリック用乗越え部173は山形であって安定が悪いこととによって、その球体183がクリック用保持部175に導かれ、摺動型物130は自然に移動して確実に自動的に球体183がクリック用保持部175に弾接する位置に移動する。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記第一実施形態ではクリック用乗越え部73を含むクリック部71をクリック用部材60に設け、弾発手段80を回転つまみ90に設置したが、これを逆にしてクリック用乗越え部73を含むクリック部71を回転つまみ90に設け、弾発手段80をクリック用部材60に設置してもよい。第二,第三実施形態においても同様である。
また例えば上記第一実施形態では弾発手段80としてコイルバネ81と球体83を用い、第二実施形態では板バネ85を用いているが、本発明の弾発手段はこれら以外の各種弾発手段を用いて構成しても良い。また球体83(183)は必ずしも完全な球体である必要はなく、例えば半球状体のように球面の一部を有する弾接体であっても良い。その場合は球面の部分がクリック部71に当接する弾接部となるようにする。また弾接部は必ずしも球面である必要はなく、球面以外の湾曲面であっても良い。一方板バネ85も上記実施形態の形状に限定されず種々の変形が可能である。またクリック部71を構成するクリック用乗越え部73とクリック用保持部75の形状も種々の変形が可能である。また弾発手段80(80−2,180)又はクリック用乗越え部73(173)の何れかを形成する移動体は、回転つまみ90や摺動型物130に限定されず、他の各種部材であっても良い。
上記各実施形態ではクリック用乗越え部73(173)が、一対の弾接部83(183,87)に同時に当接するように対向する位置に設けているが、場合によってはその位置をずらして設置しても良い。例えばクリック用乗越え部73(173)とクリック用保持部75(175)が一対の弾接部83(183,87)に同時に当接するように対向する位置に設けてもよい。この場合、弾発手段80(80−2,180)がその両側から同時に縮むように押圧されることはないのでその弾発力が二倍に強くなることはないが、移動体90(130)の移動距離に対して二倍の位置でクリック感覚を生じることとなる。また上記実施形態では電気的機能部として摺動子50(150)とスイッチパターン29(129)とを用いたが、電気的機能部は他の各種構造の電気的機能部であっても良く、可変抵抗器用の電気的機能部であっても良く、種々の変形が可能であり、要は移動体を移動することでその電気的出力を変化する電気的機能部であればどのような構造・機能のものであっても良い。
第一実施形態にかかるクリック機構を取り付けた回転式電子部品1−1の上側部分の分解斜視図である。 第一実施形態にかかるクリック機構を取り付けた回転式電子部品1−1の下側部分の分解斜視図である。 回転つまみ90を裏面側から見た斜視図である。 クリック機構を取り付けた回転式電子部品1−1の概略側断面図である。 図5(a),(b),(c)はクリック機構の動作説明図である。 第二実施形態にかかるクリック機構を取り付けた回転式電子部品1−2の上側部分の分解斜視図である。 図7(a),(b)はクリック機構の動作説明図である。 第三実施形態にかかるクリック機構を取り付けたスライド式電子部品1−3を示す図であり、図8(a)は平断面概略図、図8(b)は側断面概略図である。 クリックバネ500の平面図である。 クリックバネ510の平面図である。
符号の説明
1−1 回転式電子部品
10 取付部材
20 フレキシブル回路基板(回路基板)
29 スイッチパターン(導体パターン、電気的機能部)
30 摺動型物(移動型物)
50 摺動子(電気的機能部)
60 クリック用部材
71 クリック当接部
73 クリック用乗越え部
75 クリック用保持部
80 弾発手段
81 コイルバネ(弾発部材)
83 球体(弾接体、弾接部)
90 回転つまみ(回転体、移動体)
97 ガイド突起
99 収納部
1−2 回転式電子部品
80−2 弾発手段
85 板バネ
87 弾接部
1−3 スライド式電子部品
110 取付部材
120 フレキシブル回路基板(回路基板)
129 スイッチパターン(導体パターン、電気的機能部)
130 摺動型物(移動型物、移動体)
135 収納部
150 摺動子(電気的機能部)
171 クリック当接部
173 クリック用乗越え部
175 クリック用保持部
180 弾発手段
181 コイルバネ(弾発部材)
183 球体(弾接体)
190 ケース(クリック用部材)

Claims (5)

  1. 移動体を移動する際にクリック感覚を生じさせるクリック機構において、
    前記クリック機構は、前記移動体と前記移動体に対向して設置されるクリック用部材とを具備し、
    前記移動体と前記クリック用部材の何れか一方には、弾発部材と、前記弾発部材の両端に設置される一対の弾接体とを具備してなる弾発手段を設置し、
    前記移動体と前記クリック用部材の何れか他方には、前記一対の弾接体にそれぞれ当接するクリック用乗越え部を設け、
    前記移動体を前記クリック用部材に対して移動することによって、前記一対の弾接体に前記クリック用乗越え部を乗り越えさせてクリック感覚を生じさせることを特徴とするクリック機構。
  2. 移動体を移動する際にクリック感覚を生じさせるクリック機構において、
    前記クリック機構は、前記移動体と前記移動体に対向して設置されるクリック用部材とを具備し、
    前記移動体と前記クリック用部材の何れか一方には、その両端に一対の弾接部を有する弾発手段を設置し、
    前記移動体と前記クリック用部材の何れか他方には、前記一対の弾接部にそれぞれ当接するクリック用乗越え部を設け、
    前記クリック用乗越え部は、前記一対の弾接部に同時に当接するように対向する位置に設けられ、
    前記移動体を前記クリック用部材に対して移動することによって、前記弾発手段両端の弾接部に前記クリック用乗越え部を同時に乗り越えさせてクリック感覚を生じさせることを特徴とするクリック機構。
  3. 前記移動体は回転体であり、前記クリック用乗越え部は、前記回転体の回転中心軸に対して対称な位置に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリック機構。
  4. 前記弾発手段は、前記回転体の回転中心軸を通ってその半径方向に伸びる回転体の収納部内に収納されていることを特徴とする請求項3に記載のクリック機構。
  5. 前記クリック機構は回転式電子部品に取り付けられ、
    この回転式電子部品は、前記回転体と、前記クリック用部材と、前記回転体と一体に回転する摺動型物と、前記摺動型物の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部とを具備して構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のクリック機構。
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