JP2006177514A - クラッチのショックトルク防止用バルブ装置 - Google Patents

クラッチのショックトルク防止用バルブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 可動弁体の固定弁体に対する位置ずれを抑制する。
【解決手段】 ポート52bとポート52aとを通路14上に持つバルブ本体59と、バルブ本体59に固定されてポート52aに繋がる大径の絞り孔53aを持つ固定弁体55と、固定弁体55に対して接離可能にバルブ本体59に設けられ、かつポート52bに繋がる小径の絞り孔53bを有するとともにその絞り孔53bが絞り孔53aと対面する位置に設けられている可動弁体57とを備え、両弁体が当接した状態で絞り孔53aを流れる作動液が絞り孔53bのみを通ってポート52bへ流れる一方、両弁体が離れた状態で隙間60bと液通路を通じて絞り孔53aを流れる作動液がポート52bへ流れるように構成され、更に、固定弁体55に、可動弁体57を、両絞り孔53a、53bの軸心位置を合致させるように案内する案内部72が設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明はクラッチのショックトルク防止用バルブ装置に関するものである。
マニュアル操作式トランスミッションを備えた自動車の変速時においては、まず、クラッチペダルを踏み込んでエンジンとトランスミッションとの接続を一時的に断ち、つぎに、変速レバーを操作して変速歯車の変速比を切り換え、次いで、クラッチペダルの踏み込みを解除してエンジンとトランスミッションとの接続を復帰させる、という一連の操作が行われる。
また、上記の変速は以下に説明する機構で行なわれている。クラッチペダルを踏み込むと、マスタシリンダから作動液が吐出され、スレーブシリンダに流入し、エンジンとトランスミッションとの接続が切られる。また、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、スレーブシリンダから作動液がマスタシリンダに還流して、エンジンとトランスミッションとが接続される。
これらの操作のうちで、発進時等のエンジンとトランスミッションの回転軸との回転数の差が大きいときに、前記クラッチペダルの踏み込みの解除を素早く行うと、エンジンとトランスミッションとの接続が瞬時に行われてショックトルクが生じる。このクラッチのショックトルクは、エンジンの停止や、クラッチの異常摩耗等の原因となる。
そこで、従来、上記ショックトルクを防止するために、図7及び図8に示すようにスレーブシリンダ112からマスタシリンダ111に還流する作動液の流れを制限するショックトルク防止用バルブ装置120を、スレーブシリンダ112とマスタシリンダ111との間の作動液の通路114上に配設する構成を本出願人は先に提案している(特許文献1参照)。
この構成による場合には、バルブ装置120がスレーブシリンダ112からマスタシリンダ111に還流する作動液の流れを制限するので、クラッチペダル110の踏み込みの解除を素早く行った場合でも、エンジンとトランスミッションとの接続が瞬時に行なわれることは無く、ショックトルクを防止することが可能となる。
このような作用を有する上記バルブ装置120の構成は、以下のようになっている。即ち、マスタシリンダ111に繋がったポート152bと内孔150と装着孔170とが設けられたマスタシリンダ側本体151と、スレーブシリンダ112に繋がったポート152aを有し、装着孔170に装着されてマスタシリンダ側本体151とともにバルブ装置本体を構成するスレーブシリンダ側本体159と、本体151と159とで挟まれた状態で内孔150に取付けられ、大径の絞り孔153aと逆止弁154とを備えた固定弁体155と、内孔150内に固定弁体155に対して離接する方向に摺動可能に収納された小径の絞り孔153bを有する可動弁体157と、内孔150内に設けられ、可動弁体157を固定弁体155側に弾性力により押圧するバネ158とを備えている。なお、2つの絞り孔153a、153bは、図9に示すように同一軸心上となるように設けられている。また、上記図7は可動弁体157が固定弁体155に接触している状態を、図8は可動弁体157が固定弁体155から離れた状態を示す。
前記逆止弁154は、ゴム等の弾性材料からなる円環状のもので、大径の絞り孔153aとは別に設けられた弁孔155aを塞ぐように固定弁体155に内周側が保持されている。そして、マスタシリンダ111からスレーブシリンダ112に作動液が流れるときには、その作動液の圧力によってポート152a側に撓み変形して弁孔155aを開き、一方、スレーブシリンダ112からマスタシリンダ111に作動液が還流するときは、逆止弁154が元の形状に戻り、弁孔155aを塞ぐ。
従って、還流する作動液は、大径の絞り孔153aを通るとともに小径の絞り孔153bの周辺部分を押圧する。この際、作動液の温度が高く、作動液による絞り孔153b周辺部分の押圧力がバネ158の弾性力よりも小さいときは、可動弁体157が固定弁体155に当接し、大径の絞り孔153aを経た還流作動液は、小径の絞り孔153bを十分な絞り量で通ってマスタシリンダ111側へ還流されるため、ショックトルクが防止される。なお、作動液の温度が低く、前記押圧力がバネ158の弾性力よりも大きいときは、可動弁体157が固定弁体155から離れた開弁状態になり、大径の絞り孔153aを経た還流作動液は、可動弁体157に設けた絞り孔153b以外の液通路(図示せず)を介して規定量の作動液がマスタシリンダ111側へ還流する。
特開2002−188659号公報
前記バルブ装置では、本体151に対して固定弁体155及び可動弁体157が個別に取付けられており、両弁体155、157はそれぞれ本体151との隙間分だけ径方向に互いに自由に相対変位できる状態となっているので、その分だけ可動弁体157の固定弁体155に対する軸心位置がずれる虞があった。このような位置ずれが発生すると、大径の絞り孔153aに対して小径の絞り孔153bが偏心した状態となり、その偏心量の変化により絞り孔153bでの作動液の流れ抵抗が変化を受けることになる。特に、小径の絞り孔153bの周縁の一部が大径の絞り孔153aの周縁の外側へ外れる程度まで偏心量が大きい場合には、可動弁体における小径の絞り孔153b周辺部の大径の絞り孔153aと重なる面積、所謂受圧面積が正規の面積よりも増大してしまうとともに、絞り孔153bを流れる流量が減少してしまい、開弁状態への切り換えタイミングが適正ではなくなるという難点がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、可動弁体の固定弁体に対する位置ずれを抑制することができるショックトルク防止用バルブ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、クラッチペダルによって操作されるマスタシリンダと作動液の液圧によってクラッチを動かすスレーブシリンダとの間において双方向へ作動液を通す通路に配設され、前記スレーブシリンダから前記マスタシリンダへ還流する作動液の流量を制限することにより前記クラッチのショックトルクを防止するショックトルク防止用バルブ装置であって、スレーブシリンダ側開口とマスタシリンダ側開口とを前記通路上に持つバルブ本体と、バルブ本体に固定されてスレーブシリンダ側開口に繋がる第1絞り孔を持つ固定弁体と、固定弁体に対して接離可能にバルブ本体に設けられ、かつマスタシリンダ側開口に繋がる第2絞り孔を有するとともにその第2絞り孔が前記第1絞り孔と対面する位置に設けられている可動弁体とを備え、両弁体が当接した状態で第1絞り孔を流れる還流作動液が第2絞り孔のみを通じてマスタシリンダ側開口へ流れる一方、両弁体が離れた状態で両弁体間の隙間及び第2絞り孔とは別に設けられた液通路を通じて第1絞り孔を流れる還流作動液がマスタシリンダ側開口へ流れるように構成されるとともに、前記固定弁体に、この固定弁体に当接する可動弁体を、その第2絞り孔の軸心位置と第1絞り孔の軸心位置とが合致する位置に案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内部は前記可動弁体を径方向外側から拘束する形状を有しており、かつこの案内部が設けられている軸方向領域内に、その案内部の径方向内側と外側との間で作動液の流通を許容するように前記液通路の一部が確保されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内部は、互いに周方向に間隔をおいて設けられた複数の案内片を有し、前記液通路の一部が各案内片の間に設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内片のそれぞれは前記固定弁体から前記可動弁体側に向かって突出しており、前記可動弁体は前記固定弁体側の部分に他の部分よりも小径でかつ前記案内片の内側に進入可能な径をもつ被案内部を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記第2絞り孔の固定弁体側の端部周縁が、固定弁体側に向かうに従って拡径する向きのテーパー状に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、第1絞り孔の可動弁体側の端部周縁が可動弁体側に向かうに従って拡径する向きのテーパー状に形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3乃至6のいずれかに記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内片の可動弁体側の先端内側が、先端に向かうに従って薄肉となるテーパー状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、固定弁体に可動弁体を案内する案内部が設けられているので、両弁体の相対位置が確実に決められ、その結果、両弁体の絞り孔同士の位置ずれが効果的に抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、固定弁体の案内部が可動弁体を径方向外側から拘束することによって絞り孔同士の位置ずれが確実に抑制される。しかも、その案内部が設けられている軸方向領域内に液通路の一部が確保されているので、前記案内部の存在に拘わらず十分な液流通面積を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、固定弁体に周方向に間隔をおいて設けられている複数の案内片によって可動弁体が複数の方向から効果的に拘束されるとともに、前記液通路の一部が各案内片同士の間に十分な面積で確保可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、可動弁体に前記複数の案内片の内側に進入可能な被案内部を設けながら、それ以外の部分を被案内部よりも大径とすることにより、当該部分と本体内孔との隙間を極力小さくして当該内孔の内周面による可動弁体の案内機能を確保することが可能である。
請求項5に記載の発明によれば、第2絞り孔の流路面積は小さく抑えながら、その端部をテーパー状にすることにより可動弁体の第1絞り孔側への開口面積を大きく確保することができ、これにより、第2絞り孔での作動液の流れ抵抗変化を抑えることができる。しかも、このように第2絞り孔の開口面積を拡大しながらも、前記案内部による両絞り孔の位置決め機能によって前記第2絞り孔の開口を第1絞り孔の開口の内側に収めることにより、受圧面積の変化及び絞り量の変化を防ぐことが可能である。
特に、請求項6に記載の発明では、第1絞り孔側にもテーパー部を設けて第2絞り孔側への開口面積を増大させることにより、この第1絞り孔の開口内に第2絞り孔の開口をより確実に収めることが可能となり、受圧面積の変化及び絞り量の変化をより確実に防ぐことが可能である。
請求項7に記載の発明によれば、案内片の可動弁体側の先端内側がテーパー状であるので、被案内部の案内片内側への進入が容易になり、両弁体の組み付け性が向上する。
以下に、本発明の実施形態につき説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係るショックトルク防止用バルブ装置の正面断面図であり、図1は可動弁体57と固定弁体55とが当接している状態、図2は可動弁体57と固定弁体55とが離れている状態を示している。また、図3は固定弁体を示し、図3(a)はその左側面図、図3(b)は図3(a)のA−A線による断面図であり、図4は可動弁体を示し、図4(a)はその右側面図、図4(b)は図4(a)のB−B線による断面図である。
クラッチペダル10の操作は、これに接続されているマスタシリンダ11に伝えられ、これから送り出された作動液が配管14及びショックトルク防止用バルブ装置20を介してスレーブシリンダ12に流入する。スレーブシリンダ12の出力ロッド12aには、一端がクラッチ(図示省略)に接続されているレリーズフォーク13の他端が接続されている。
ショックトルク防止用バルブ装置20は、マスタシリンダ11とスレーブシリンダ12との間の作動液の通路14上に配設されており、断面円形の内孔50を有するバルブ装置本体59と、内孔50内に固設された固定弁体55と、内孔50内に固定弁体55に対して離接する方向に摺動可能に収納された可動弁体57と、可動弁体57に固定弁体55側へ向けて押圧付勢力を付与する弾性部材としてのバネ58とを備える。バルブ装置本体59は、2つの本体51a、51bからなり、マスタシリンダ側の本体51aの装着孔70にスレーブシリンダ側の本体51bを装着して構成される。固定弁体55は、これら両本体51a、51bに挟まれた状態で固定されている。
マスタシリンダ側の本体51aには、マスタシリンダ11に繋がったポート(マスタシリンダ側開口)52bが設けられ、そのポート52bと内孔50とが連通している。スレーブシリンダ側の本体51bには、スレーブシリンダ12に繋がったポート(スレーブシリンダ側開口)52aが設けられ、そのポート52aと内孔50とが連通している。なお、内孔50の軸心は、図1において左右方向にしてある。
固定弁体55は、図3に示すように、円板部55bのポート52a側に断面円形の突出部55cを有するもので、軸心部には第1絞り孔としての大径の絞り孔53aが形成され、円板部55bの同一円周上には、弁孔55aが等間隔に複数(例えば12個)設けられている。大径の絞り孔53aは、ポート52aに繋がっていて、スレーブシリンダ12からマスタシリンダ11へ作動液が還流する還流方向とその逆方向の双方向に作動液を通すものである。
また、突出部55cには凹状の環状溝55dが形成され、その環状溝55dには、円環状をした逆止弁54の内周側が保持されており、逆止弁54の径方向部分には弁孔55aが位置するようになっている。逆止弁54は、ゴム等の弾性材料からなり、前記逆方向に弁孔55aを通過した作動液により外周側がポート52a側(図1では右側)に振れるように撓み変形し、弁孔55aを開く。また、逆止弁54は、還流方向の作動液の圧力によって、固定弁体55における弁孔55aの周辺部分に押付けられて弁孔55aを塞ぐ。従ってこの逆止弁54の作用により、弁孔55aを通じてのマスタシリンダ11からスレーブシリンダ12への作動液の流れは許容される一方、弁孔55aを通じてのスレーブシリンダ12からマスタシリンダ11への還流方向への作動液の流れは遮断される。
上記逆止弁54の撓み変形は、本体51bの内壁面に内側へ突出し、かつ周方向に隣合うもの同士の間に液通流用の隙間をあけて設けた複数のストッパ部71により一定範囲内に規制される(図1及び図2参照)。また、固定弁体55の可動弁体57側には、後述する案内部72が設けられる。
可動弁体57は、図4に示すように、筒状部57aの一端側(固定弁体55側)に壁57bが形成されたもので、筒状部57aには、軸方向に延びる溝63が周方向において等間隔に4箇所設けられている。溝63は、本実施形態では流通路として機能するもので、可動弁体57の当接部60と外周との間に形成されている段部62に開口すると共に、筒状部57aの内側にも開口するように設けられている。よって、溝63を介して作動液が双方向に通流できる。また、壁57bには、軸心部に双方向に作動液を通す第2絞り孔としての小径の絞り孔53bが当接部60の軸心位置を通るように形成されている。なお、流通路としての溝63は、等間隔に4つ設ける必要はなく、作動液の通流に支障がない状態であれば、任意の間隔で任意の個数だけ設けるようにしてもよい。
小径の絞り孔53bは、図1に示すように、ポート52bに繋がっていて、大径の絞り孔53aに対し、それぞれの中心軸が一致する位置に対面する状態で設けられている。そのため、スレーブシリンダ12からマスタシリンダ11への還流方向へ作動液が流れるとき、小径の絞り孔53bでの作動液の圧力損失による差圧によって可動弁体57を固定弁体55から離れる向きに付勢する押圧力が、図5に示すように可動弁体57の受圧面(小径の絞り孔53bの周縁であって絞り孔53aよりも内側の面)571に垂直に働き、可動弁体57が内孔50内をスムーズに摺動可能となる。
大径の絞り孔53aの可動弁体57側の端部周縁には、可動弁体57側に向かうに従って拡径する向きのテーパー部53cが形成され、小径の絞り孔53bの固定弁体55側の端部周縁には、固定弁体55側に向かうに従って拡径する向きのテーパー部53dが形成されている。
また、可動弁体57の筒状部57aの内部には、図1及び図2に示すように前記バネ58が収納されている。可動弁体57は、バネ58の弾性力によって固定弁体55側に付勢されている。よって、バネ58の弾性付勢力を受ける可動弁体57の当接部60、つまり絞り孔53bの周辺部は、弾性付勢力が前記押圧力よりも大きい場合には固定弁体55の絞り孔53aの周辺部60aに当接し、弾性付勢力が押圧力よりも小さい場合には固定弁体55から離れる。これに伴い、可動弁体57が固定弁体55に対して軸心方向に接離する。なお、上記当接部60が周辺部60aから離れると、これらの間に隙間60bが形成される(図2参照)。
上述のように固定弁体55に対して接離する可動弁体57を、両絞り孔53a、53bの位置が一致するように案内する案内部72が、図1〜図3に示すように固定弁体55の可動弁体57側に設けられている。案内部72は、本実施形態では、互いに周方向に間隔をおいて設けられた3つの案内片73を有し、各案内片73の間に液通路の一部として機能する開口部74が設けられている。これら案内片73のそれぞれは、可動弁体57の固定弁体55側に設けた被案内部75を径方向外側から拘束する断面円弧形状に形成されている。各案内片73の先端内側には、先端に向かうに従って薄肉となるテーパー部73aが形成されている。テーパー部73aを設けた理由は、両弁体55、57の組み付け性を向上させるためである。上記被案内部75は、複数の案内片73の内側に進入可能な外径をもつように形成されている。その被案内部75よりも固定弁体55とは反対側の筒状部57aは、被案内部75よりも大径としている。その大径な筒状部57aと内孔50との隙間を極力小さくして内孔50の内周面による可動弁体57の案内機能を(上記被案内部75を設けながら)確保している。なお、各案内片73の先端に設けたテーパー部73aは、可動弁体57と固定弁体55との接離に伴って案内部72から軸方向に抜け出た被案内部75が再び案内部72内に進入するときに、被案内部75を固定弁体55に対して同軸心状となるように導くことができる。但し、テーパー部73aを省略する場合は、案内片73の軸方向長さは被案内部75が抜け出ない寸法に設定するのが好ましい。
つぎに、本発明のショックトルク防止用バルブ装置20の動作並びに案内部および絞り孔に設けたテーパー部の働きについて説明する。
まず、クラッチペダルが踏み込まれてエンジンとトランスミッションとの接続が絶たれる際の動作について説明する(図1参照)。クラッチペダルが踏み込まれると、マスタシリンダ11から作動液が吐出され、ショックトルク防止用バルブ装置20のポート52bに流入する。そして、内孔50内の作動液は、小径の絞り孔53bに供給されるとともに、可動弁体57の溝63を介して弁孔55aに供給される。そして、小径の絞り孔53bに供給された作動液は、大径の絞り孔53aを経てポート52aからスレーブシリンダ12へ流入する。一方、弁孔55aに供給された作動液は、逆止弁54をポート52a側に撓み変形させて弁孔55aを開状態とする。このとき、逆止弁54の撓み変形量が所定値以上になると、その外周部がストッパ部71に当接する。これによって、逆止弁54の撓み変形が規制される。そして、弁孔55aを通過した作動液は、逃がし通路72を介してポート52a側へ供給され、スレーブシリンダ12へ流入する。このようにして作動液がスレーブシリンダ12へ流入することによって、出力ロッド12a及びレリーズフォーク13を介してエンジンとトランスミッションとの接続が絶たれる。
次いで、クラッチペダルの踏み込みが解除されてエンジンとトランスミッションとが接続される際の動作について説明する。この場合、可動弁体57が固定弁体55に当接している場合と、可動弁体57が固定弁体55から離れている場合とで、還流する作動液は異なる通路を通る。なお、このように還流する作動液が異なる通路を通るように構成した理由は、作動液の粘度に応じて還流作動液の通路を変更するためである。
まず、例えば作動液の粘度が低いために、可動弁体57の受ける作動液の差圧による押圧力がバネ58の弾性力よりも小さい場合、可動弁体57は固定弁体55に当接している。クラッチペダル10の踏み込みが解除されると、クラッチの図略のリターンスプリングによってレリーズフォーク13が図中の左向きに押され、スレーブシリンダ12のピストンが同じ向きに押される。また、マスタシリンダ11のピストンも図略のリターンスプリングによって初期位置に戻されようとする。これによって、スレーブシリンダ12から作動液が還流方向に吐出され、その還流する作動液はショックトルク防止用バルブ装置20のポート52aに流入し、逆止弁54に到達する。そして、逆止弁54は、還流する作動液の圧力により、固定弁体55における弁孔55aの周辺部分に押付けられて弁孔55aを塞ぐ。よって、作動液は、ポート52aから、大径の絞り孔53aと小径の絞り孔53bからなる通路を通してのみポート52bへ流出し(すなわち十分な絞りを受け)、小径の絞り孔53bに作動液の流れが限定された状態でマスタシリンダ11へ還流される。
一方、例えば作動液の粘度が高く、可動弁体57の受ける作動液の差圧による押圧力がバネ58の弾性力よりも大きい場合、その押圧力によって可動弁体57が固定弁体55から離れる(図2参照)。クラッチペダルの踏み込みが解除されると、スレーブシリンダ12から作動液が還流方向に吐出され、その還流する作動液はショックトルク防止用バルブ装置20のポート52aに流入し、逆止弁54に到達する。そして、逆止弁54は、還流する作動液の圧力により、固定弁体55における弁孔55aの周辺部分に押付けられて弁孔55aを塞ぐ。そして、可動弁体57は固定弁体55に当接していないので、換言すると前記隙間60bが存在するので、作動液は、ポート52a及び大径の絞り孔53aから十分な通路面積をもつ隙間60bと段部62と溝63とを通って(あまり絞りを受けることなく)ポート52bへ流出し、大径の絞り孔53aによって作動液の流れが制限される状態でマスタシリンダ11へ還流される。
以上のように、作動液の実際の粘度に見合った適正なタイミングで開弁あるいは閉弁(つまり、可動弁体57が固定弁体55に当接する場合と離れている場合)が切り換えられるため、還流する作動液は、大径の絞り孔53aあるいは小径の絞り孔53bによって流量を制限されながらマスタシリンダ11へ還流され、確実にショックトルクが防止される。
そして、作動液の差圧による押圧力がバネ58の弾性力よりも小さくなることで、可動弁体57が固定弁体55に対して当接するように移動するが、固定弁体55の案内部72が可動弁体57を案内するので、両絞り孔53a、53b同士の軸心位置の位置ずれを効果的に抑制する。このとき、案内部72として本実施形態では複数(上述の説明では3つ)の案内片73を設けているので、複数の方向かつ径方向外側から可動弁体57の被案内部75を効果的に拘束でき、これにより絞り孔53a、53b同士の位置ずれを確実に抑制することができる。しかも各案内片73同士の間に、つまり案内部72の軸方向領域内に液通路の一部として機能する開口部74が確保されているので、案内部72の存在に拘わらず十分な液通流面積の確保が可能となる。
また、小径の絞り孔53bの固定弁体55側の端部周縁にテーパー部53dを形成しているので、小径の絞り孔53bの流路面積は小さく抑えながら、適正な絞りの有効断面積を確保することができる。しかも、案内部72による両絞り孔53a、53bの位置決め機能によって小径の絞り孔53bの開口を大径の絞り孔53aの開口の内側に収めることにより、小径の絞り孔53bの開口面積の拡大化を図りつつ、受圧面積の変化及び絞り量の変化を防ぐことができる。更に、大径の絞り孔53aにもテーパー部53cを設けて小径の絞り孔53b側への開口面積を増大させることにより、この大径の絞り孔53aの開口内に小径の絞り孔53bの開口をより確実に収めることが可能となり、受圧面積の変化及び絞り量の変化をより確実に防ぐことが可能である。
なお、上述した実施形態ではスレーブシリンダと分離したバルブ装置に適用しているが、本発明はこれに限らず、図6に示すようにスレーブシリンダ12′とバルブ本体が一体化したバルブ装置にも同様に適用することができる。なお、図6中の80はマスタシリンダに繋がる流路であり、81は本体51b′に径方向に複数(図示例では4つ)設けられた流路、82は本体51b′の外周と本体51a′の内周との間に形成された隙間であって、この隙間82にスレーブシリンダ12′側の通路(図示せず)が連通されており、その通路(図示せず)と流路81と隙間82とを介して、スレーブシリンダ12′とバルブ装置との間で作動液が通流するようになっている。他の部分は図1と同様に構成されている。但し、この図6ではストッパ部71が無いタイプを示している。
また、上述した実施形態では、可動弁体に設けた溝を流通路として用いているが、本発明はこれに限らない。例えば、マスタシリンダ側の本体に、前記隙間(60b)に繋がる貫通孔を設け、その貫通孔を流通路として用いてもよい。
また、上述した実施形態では案内部として3つの案内片を設けた構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、2以上の任意の数で案内片を設け、各案内片の間を液通路の一部として機能する開口部とした構成としてもよく、或いは、案内部として、筒状のものに孔または長孔等を開口部として設けた構成としてもよい。
更に、上述した実施形態では固定弁体に逆止弁及びこれにより開閉される弁孔を設けているが、本発明はこれらを省略したものにも適用することができる。その場合には、ショックトルク防止のときに本発明のバルブ装置を利用し、それ以外のときには絞り作用のないバルブ装置と併用する構成、例えば本発明のバルブ装置と絞り作用のないバルブ装置とを並列接続し、作動液の通路を切り換える構成などにより対応させ得る。
本発明の一実施形態に係るショックトルク防止用バルブ装置の正面断面図である(可動弁体と固定弁体とが当接している状態)。 本発明の一実施形態に係るショックトルク防止用バルブ装置の正面断面図である(可動弁体と固定弁体とが離れている状態)。 固定弁体を示し、(a)はその左側面図、(b)は(a)のA−A線による断面図である。 可動弁体を示し、(a)はその右側面図、(b)は(a)のB−B線による断面図である。 両弁体が当接した状態における両絞り孔を示す正面断面図である。 本発明の他の実施形態に係るショックトルク防止用バルブ装置であって、バルブ本体がスレーブシリンダと一体化されたものを示す正面断面図である。 従来のショックトルク防止バルブの正面断面図である(可動弁体と固定弁体とが当接している状態)。 従来のショックトルク防止バルブの正面断面図である(可動弁体と固定弁体とが離れている状態)。 従来のショックトルク防止バルブにおける両弁体が当接した状態での両絞り孔を示す正面断面図である。
符号の説明
10 クラッチペダル
11 マスタシリンダ
12 スレーブシリンダ
14 通路
20 ショックトルク防止用バルブ装置
50 内孔
53a 大径の絞り孔(第1絞り孔)
53b 小径の絞り孔(第2絞り孔)
53c テーパー部
53d テーパー部
55 固定弁体
57 可動弁体
59 バルブ装置本体(バルブ本体)
63 溝(液通路)
72 案内部
73 案内片
73a テーパー部
74 開口部(液通路の一部)
75 被案内部

Claims (7)

  1. クラッチペダルによって操作されるマスタシリンダと作動液の液圧によってクラッチを動かすスレーブシリンダとの間において双方向へ作動液を通す通路に配設され、前記スレーブシリンダから前記マスタシリンダへ還流する作動液の流量を制限することにより前記クラッチのショックトルクを防止するショックトルク防止用バルブ装置であって、
    スレーブシリンダ側開口とマスタシリンダ側開口とを前記通路上に持つバルブ本体と、
    バルブ本体に固定されてスレーブシリンダ側開口に繋がる第1絞り孔を持つ固定弁体と、
    固定弁体に対して接離可能にバルブ本体に設けられ、かつマスタシリンダ側開口に繋がる第2絞り孔を有するとともにその第2絞り孔が前記第1絞り孔と対面する位置に設けられている可動弁体とを備え、
    両弁体が当接した状態で第1絞り孔を流れる還流作動液が第2絞り孔のみを通じてマスタシリンダ側開口へ流れる一方、両弁体が離れた状態で両弁体間の隙間及び第2絞り孔とは別に設けられた液通路を通じて第1絞り孔を流れる還流作動液がマスタシリンダ側開口へ流れるように構成されるとともに、
    前記固定弁体に、この固定弁体に当接する可動弁体を、その第2絞り孔の軸心位置と第1絞り孔の軸心位置とが合致する位置に案内する案内部が設けられていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  2. 請求項1に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内部は前記可動弁体を径方向外側から拘束する形状を有しており、かつこの案内部が設けられている軸方向領域内に、その案内部の径方向内側と外側との間で作動液の流通を許容するように前記液通路の一部が確保されていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  3. 請求項2に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内部は、互いに周方向に間隔をおいて設けられた複数の案内片を有し、前記液通路の一部が各案内片の間に設けられていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  4. 請求項3に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内片のそれぞれは前記固定弁体から前記可動弁体側に向かって突出しており、前記可動弁体は前記固定弁体側の部分に他の部分よりも小径でかつ前記案内片の内側に進入可能な径をもつ被案内部を有することを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記第2絞り孔の固定弁体側の端部周縁が、固定弁体側に向かうに従って拡径する向きのテーパー状に形成されていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  6. 請求項5に記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、第1絞り孔の可動弁体側の端部周縁が可動弁体側に向かうに従って拡径する向きのテーパー状に形成されていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載のクラッチのショックトルク防止用バルブ装置において、前記案内片の可動弁体側の先端内側が、先端に向かうに従って薄肉となるテーパー状に形成されていることを特徴とするクラッチのショックトルク防止用バルブ装置。
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